ヴェルディ、代表、二次元、女子バレー 他
今号のイブニング(’19.9.10) & 今週のモーニング(’19.9.12)
2019年09月13日 (金) | 編集 |
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『少女ファイト』

割りと女子バレーの世界は"学閥"が強いような印象はありますね、コーチングがプロフェッショナル化し切っていないので、「習慣」メインで教えているというか。
つまりそう簡単にOGは裏切らない世界ということですが。(笑)

『世界で一番、俺が』

面白かったんですけど今何の話をしているところなのか、正直分からなくなって来ました。
まずは「表」の話を終わらせて欲しかった、舞台裏はいいから。

『ストーカー浄化団』

深刻ではあるけれど割りとありそうな"ネットストーカー"の話なのかなと思っていたら、登場。(笑)

『インハンド』

事件はともかく「腸内細菌」の話は今本当に注目なので、この際に色々知りたいです。
"自分"についての、「免疫」以来の、以上の、理論的な示唆性を感じる新分野。

『幕末イグニッション』

好調"剣豪"漫画。
かな?結局。

『Op』

前回までを長い長いと文句を言っていたら(笑)、一気にショート回。
それともここからまた発展するのか。

『感情ステッカー』

良い意味で「漫画」的な分かり易く奇抜な設定と、同じく分かり易い「教訓」に導きつつもそれを予定調和に感じさせない説得力。なかなか有望に感じました。

『ふたりソロキャンプ』

結局プロセスをコントロール出来る、自分なりの"意味付け"で染め上げることが出来るのが"シンプル"ライフの良さなので、そういう意味では(ソロ)キャンプも「晴耕雨読」「清貧」の仲間と言えるかも。

『代原パード ピピ』

ちきしょう、面白い。(笑)
これが代原とはもったいないというか、ポテチさん売れてないのかというか。

『妻恋』

(編集者にばれたと)言っているそばからこんなことを書いてと、そういうつっこみはやはりヤボなのかそれとも待っているのか。(笑)



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『グラゼニ』

"打たれるから試合が動く"というようなことは経験則的にある気はするんですが、そこら辺を一応合理的に説明してみるタイプの努力が、始まった頃のグラゼニにはあった気がするなと今更思い出しました。
今はほんと、ただのあるある漫画ですが。
ダーティの"契約"話くらいですかねそれこそ、知的な快感があるのは。

『ハコヅメ』

これで一応、今回は「解決」ということなのかな?
それはそれでいい気はしますが、実際藤さんは信用出来るし。
突然変異的に知能の高いゴリラ(笑)。いるんでしょうしいて欲しいですけどね。
そういう人材に、意外と社会は支えられているのかも。

『カバチ』

ふうん、どうなるんでしょうね、これ。
つまり"防衛"の質としては、要するに「自分の所有物」を守るという目的が本質なわけですから、それが貴重品かとか動物かとかは、多分関係無いので正当だということになるんじゃないかと思いますけど。

『アイターン』

結構強引な(伝達)方法でしたね。(笑)

『個人差あり〼』

本線に帰っては来たけどなんかややこしいぞ?
「行為」自体をしたかどうかではなくて、「気持ち」によって異性化したり戻ったりするという事?

『もシモ、君と話せたら』

"下半身は別人格"というアイデア一発で作ったような気はしますが(笑)、悪くないと思います。
ちゃんと"コミュニケーション"の話になっている。
このまま連載出来るアイデアなのかというと…ですが。
もっとギャグ寄りにするのか、それともむしろリアルに、「上半身と下半身」の対立の問題を扱う感じにするのか。
とにかく気を付けないと馬鹿馬鹿しさが、やはり。(笑)


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テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
ただただ現状。/パラグアイ戦 & アジア2次予選ミャンマー戦 メモ
2019年09月11日 (水) | 編集 |
キリンチャレンジカップ2019 日本代表 〇2-0● パラグアイ代表 (カシマ)

GK 権田
DF 酒井、冨安、吉田、長友
MF 橋本、柴崎、堂安、中島
FW 南野、大迫

交代選手・・・植田、原口、久保建、安西、永井、板倉

カタールW杯アジア2次予選 日本代表 〇2-0● ミャンマー代表 (ヤンゴンThuwunna Stadium)

GK 権田
DF 酒井、冨安、吉田、長友
MF 橋本、柴崎、堂安(→66'伊東)、中島(→81'久保建)
FW 南野(→77'鈴木武蔵)、大迫


"無風"というかある意味無抵抗な相手に、2戦続けて同じ(ベスト)スタメンで「基本形」を示した2試合。
・その基本形はやはり、大迫+ワンダー3+柴崎の"人"の資質にほとんど全面的に依拠したものであり、また相手・状況関係無く、あくまでワンダー3が"中"に入って行く攻撃をいかに出すかという、そういう焦点で出来上がっているものでありました。
・「最終的に"人"である」「最終的に"中"である」ということ自体は、どのレベルのどの時代のサッカーでも起こり得ることなので、それ自体は駄目とは一概に言えない。少なくとも言語的には。(笑)
・ただそれにしてもやはり余りに一本槍であり裏も表も無い薄い構えであり、相手が強かろうが弱かろうが常に"全力"で"決死"の勝負を挑む、挑まざるを得ない「基本形」というのは、いかにも不安な感じはします。
・「基本形」と「最終形」の区別が無いというか、必殺技はあるけれど必殺技以外の技が無いというか。
・別な言い方をすると、最終的に"人"であったとしても出来ればそれはある程度まで"組織"に乗っかって楽の出来るものであるべきであるし(注・風間理論等は除く)、最終的に"中"であるとしても、出来ればそれは何らか"外"が入り口やコントラストとしてあるべきであると思いますが、そういう前振りが無い。
・...なんて議論はほぼほぼ10年前の議論のはずで、今更力説するようなものではないわけですが。
"モダンサッカー"事始めというか。(笑)
・ただ現実に、その議論がまだ十分に有効であるような状態に、目の前のチームはあるように見える。

・日本リーグ時代に出発点を持ちJリーグで活躍した森保監督と、僕のようなJリーグ開幕と共に本格的なサッカー観戦を始めた世代のファンとの見るサッカーの"経験"は、多分ほとんど同じはずだと思うわけですが。
・だから加茂監督やトルシエのサッカーに目を開かされ、(予選までの)ザックのサッカーの整然優雅を堪能して、あれくらいが最低限というかスタートラインであるべきだと、多分森保監督も個人としては思っていると思うんですよね。
・オシムは特殊でハリルは時期尚早だったから、別にしても。
・しかし現実には、それよりだいぶ後ろに"スタートライン"が置かれてしまっている感じ。
・ただ別にそれは森保監督が考えがあってそうしているわけではなくて、単にそうなっているんだと思います。要はトルシエやザックの"ライン"を実現する能力・引き出しが、単純に無い。
・それは個人というより世代的に。
・少し前の世代ではありますが、岡田監督がそうであったように、勿論西野監督も。
・森保監督の世代ならもう少し何とかなるのかなとも思いましたが、まだ駄目らしい。"評論"くらいなら、いっぱし出来ても。
・岡田監督もオシムの引き継ぎ→接近展開連続を経て、南ア本番スタイルではそれなりに「組織的」に出来ていたようにも見えるわけですが、あれは要するに「守備」であり「守備的」であったからなわけで。
・つまりある世代までの標準的な日本人監督にとって、「組織的」というのはほぼイコール「守備的」ということなのであり、攻撃に関してはひらめきと自由としか言いようが無いのであり、あるいは"攻守一貫した"チーム作りなどもまだ無理。
・逆に言えば「守備的」にやればそれなりに「組織的」に見えるチームも作れるわけで、サンフでの森保監督がそれなりに見えたのも、そういう理由。
・とにかくまあ、出来ないことは出来ないのであり、出来ることをやっているだけなんだと思います。
・別にポリシーではない。

「和式」という言葉が妙にヒット(?)してしまったおかげで、和式なりジャパンウェイなりについて、割りと善意でその内実や本意を探ったり推論したりする人は最近ちょいちょいいて、僕もたまにはそういうことを言ったりもするわけですけど。(笑)
・はっきり言えば、別に何も無いと思います。意図的なものは。
・「計画」や、増してや「陰謀」は。
・田嶋会長なり現協会なりが何にせよそれほど具体的なことを考えているとは思わないですし、考えていたとしてもそれが森保監督を拘束しているとは思わない。
全ての「責任」ひっくるめて(笑)、要するに森保監督が一人で背負っているチームだろうと思います。
・拘束があるとすれば、「スポンサーの為になるべくベストメンバー/有名選手を毎回揃える」、くらいかなと。(あればですけど)
・まあとにかく、"現状"なんですよ。ただの。

・しかしこうして見ると、就任が'94年ですから25年前ですけど、加茂監督の規格外ぶりは今更目立つなと。
・あくまで"あの時点"でのですが。
・今のところ、トップ代表レベルを指揮した日本人監督で外国人監督と比較し得るのは、加茂さんだけではないかと。
・北京の反町さんが忖度抜きで"本気"でやったら、分からなかったと思いますけど。
・岡田監督の"視点"は常に概ねいい線行ってると思いますけどね、技量の程はちょっと。(笑)
・いい編集だけどライターとしては一流とは言えない的な。
・反町さんとの比較で言えば、一切の"忖度"吹っ飛ばしてやり切れるのが、加茂監督の異質なところだったかなと。日本人だけど全然和式じゃない
・はっきり言って、対話は成立し難い人だと思いますが、解説を聞いても。
・余談でした。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
今週のモーニング(’19.9.5)
2019年09月05日 (木) | 編集 |
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『望郷太郎』

山田芳裕の新作ですが。
うーん、どっかで見たような感じの題材の嵐。
まず入りでかまさないと、駄目なタイプの人だと思うんですけどね。
変に"理性"的な『へうげもん』の後半は、僕は全く面白くなかった
まあ年を取ったという事でしょうかね、この人も。

『相談役島耕作』

めまいは突然やって来る。
だからめまいであるとも言える。
でもやっぱり来る度不意を突かれる。

『カバチ』

こういう証拠取り作業が面倒だからこそ、探偵という"職業"が成立するわけでしょうね。

『ドラゴン桜2』

やはり作者の主張も、"通信教育化"側にあるようにはどうしても見えますが。(笑)
それはそれとして、「理事長」と「理事長代行」で2票あるのおかしくないですか?
"代行"ならば議決権も"代行"すべき。つまり1票でいい。
自分とは別に代行を送り込めばいいなんて、こんな手前味噌な議決権の増やし方ありますか。

『アイターン』

主人公の腹が据わってここからが本番・・・な気もしますが、よくやってくれたがヤクザはヤクザ、堅気は堅気で、意外とあっさりという気もします。

『ハコヅメ』

また"続"いた。
じゃあ藤さんの最後のびっくり顔も、ギャグじゃなくてもっと深刻な衝撃なんでしょうね。

『個人差あり〼』

うーん。
正直ただの「夫婦」(の性的危機)の話は、別に読みたくない。
他に色んな作品あるし。
とりあえずはモー2の『1122』

『診断の多い育児マンガ』

パッと見るとやっぱり発達障害・自閉症系の何かには見えますけどね。
一方で変に魅力的な気もする。
ただ"自閉症かと思ったら耳が遠いだけだった"みたいなケースも実際聞くので、それなのかもしれない。


テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
"右"と"左"についての個人史的考察:大学生編 [3] ~"学生"的正義感の右と左?
2019年09月03日 (火) | 編集 |
大学生編の残り。

(はじめに)(小学生編)(大学生編[1])(大学生編[2])


大学生編目次

PMRCとポリティカル・コレクトネス 
上野千鶴子とフェミニズム 
( 渋谷陽一の音楽批評 "左""右" 双方 )
栗本慎一郎と現代思想 であり
呉智英の「封建主義」 
大本教等への興味 
"市民運動家"との出会い 反左


5.右寄り神秘主義への興味

大本教と復古神道

ここまでのところで何度か「本屋でのタイトル買い」の話が出て来ましたが(笑)、普通の真面目な少年(?)だったある時期までの僕にとって、本というのは「大きな本屋の立派な書棚で定価で買う物」であってそれによってある程度"ちゃんとした"本だけが自ずと選別されて来るところがあったわけですが、とはいえ貧乏大学生のこと、いつからか"古本屋"で買うという知恵を身に付けます。
・・・大した知恵ではないですけど(笑)、でも気付くまでは意外とすっぽり盲点でした。
それによって本の購入価格は一桁下がり、外れて結構、多少下らなそうないかがわしそうな本も含めてかなり雑食的な読み方に変化して行って、入って来る知識のタイプも良くも悪くも広がって来ます。
まあ大げさに言うと、"インターネットに繋がった"くらいの感覚です、当時的には。

その中にあったのが、例えばこういう本。

出口王仁三郎の霊界からの警告出口王仁三郎の大降臨

武田崇元
『出口王仁三郎の霊界からの警告 - 発禁予言書に示された破局と再生の大真相』(光文社・カッパホームス、1983年)
『出口王仁三郎の大降臨- 霊界の復権と人類の大峠』(光文社・カッパホームス、1986年)

戦前戦中に一世を風靡した神道系新興宗教大本教とその2代目教祖出口王仁三郎については、名前だけは知っていたんですかね。"霊界からの警告"や"大降臨"と銘打ってはいますが、これらの本は所謂「霊言」本ではなくて、大本教の歴史とその意義や持っていたかもしれない可能性を、若干の神秘的エピソードと共に紹介した学術的とまでは言えないけれどそこそこ真面目な本。
その中で大本教自体と共に僕が興味を惹かれたのが、大本教(というか出口王仁三郎個人)もそのソースの一つとしてるらしい、古神道」(復古神道)というものの存在。
一言で言えば江戸時代後期に専ら学者主導で立ち上げられた("古"の名とは裏腹の)"新"神道・神道ルネッサンスであり、神降ろし等の秘教的体系を前面に出した裏神道であり、しかし"裏"と言いつつ近代日本における国家主義と神道の結びつきの端緒の一つとなって戦前戦中の国家神道は勿論、遠く現代のネトウヨや"安倍首相のお友達"系宗教勢力にまで直接間接に影響を及ぼしていると見ることも可能な、宗教思想・運動です。

主題となっている大本教自体はむしろ国家神道体制に"潰された"側の、神道タームを用いつつも見ようによっては左翼的コスモポリタン的でもある宗教で、本の構成も戦前の日本の"失敗"に焦点を当てたものなんですが、それはそれとして"復古神道"という近代的かつ秘教的な神道の存在とそれが持ったらしいそれなりに現実的な影響力の示唆は、それまで「神道」や日本神話などを真面目な思考の対象にした経験が無かっただけに、単純にインパクトがありましたし、「ひょっとして自分は(知的に)大きな落とし物をして来たのではないか」的な妙な"焦り"の感情を掻き立てられた部分もありました。・・・"全く知らない"というのは危険なんですよね。色々と。
勿論そこには、神秘主義全般のロマン的な魅力や、神道タームや日本神話の神々の名の"活躍"を見る時に否定し難く刺激される、日本人としての自意識や自己愛の高揚のようなものも、伴っていたと思います。

雑誌『月刊アーガマ』

"復古神道"によって何か変な物が開きかけて(笑)しばらくして、こちらは正規の(?)本屋の店頭で手に取ったのが、「アーガマ」という雑誌。ガンダムともアニメとも全く関係はありません(笑)、そうではなくてそもそもの"アーガマ"、つまり「阿含」宗の出版局が発行していた商業誌です。
いよいよヤバいところに行ったと思うかもしれないですが(笑)、そうではないんです。確かに密教系新興教団阿含宗の発行している右寄りで神秘主義寄りな思想誌、ではあるんですけど、別に阿含宗の宣伝誌ではなくて、仏教は勿論扱いますが同じように神道もイスラムも扱いますし、執筆陣も神秘思想や右翼思想プロパーの人は勿論いますが、一般に知られた"表"の論者・学者も普通にいる。

・・・例を挙げると栗本慎一郎、橋爪大三郎、伊藤俊治、秋山さと子、山下悦子、大塚英志、中沢新一、芹沢俊介、竹田青嗣と、このまま『現代思想』誌のある号を構成していてもおかしくない顔ぶれが揃っています。
鎌田東二とかは、"表"でありつつ"プロパー"な存在ですかね。
あと突然石原慎太郎が降臨したりするのはやはりならではではあって(笑)、確かこの人と栗本慎一郎の対談という妙なものが載っていた号が、僕がアーガマを手に取ったきっかけだったと思います。

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ついでに目次も載せておいたので、それを見れば誌面のだいたいの感じは掴めるのではないかと。
「神秘思想」とは言っても、例えば『ムー』読者が好んで読むようなタイプのものとは思えないですし、やはり"裏『現代思想』"みたいな位置づけが、一番相応しいような気がします。実際「あれ?お前も読んでたの?」みたいなことが、思想友達との間であったこともありますし。
読んでいて阿含宗を意識したりすることも全くと言っていい程無くて、逆に阿含宗信者はどう考えていたんだろうと、聞きたいくらいでしたが。経費はお布施なんでしょうし(笑)。不思議な雑誌でした。

で、この雑誌を読むことが僕にどういう影響を与えたか、ですが。
一方では確かに、芽生えた右寄り神秘主義への関心を強化した固定したという面はあるわけですが、と同時にそうした関心を孤立したトンデモ本とかではなく、それなりの形式の整った論文群によって構成された誌面という形で視野化することによって、増して上記のような執筆者群によって"表"の思想との接続性も自然に確保することによって、ある種の沈静化というか現実への着地を可能にした、そういう面も大きいと思います。
怪しい論文はちゃんと怪しかったですから(笑)、両方ではあるんですけど。制限付き認定というかブレーキ付きアクセルというか。"こういう言論空間があり得る"ということを、ともかくも知ったという感じ。

まあ面白い雑誌だったのは確か。面白過ぎて、毎月隅々まで読もうとすると他の読書に差し支えるので、読むのをやめたくらい(笑)。さすがにこういうのばっかりじゃまずいだろうとは、思ったので。(笑)
今何が残っているかというと実はあんまり何も残ってないんですけどね。"右"自体がありきたりなものになってしまったのもあって。案外仏教やイスラムについての地味な連載の方が、記憶に残っていたりします。


こうした飽くまで例えばなんですが、二つの読書体験の例が示すものは何かというと、行きがかりはどうあれ、結局当時の僕の中にこうしたタイプの知識や思想への、潜在的な飢えがあったということですよね。
埋められるのを待っている"欠落"が。"死角"の予感が。

という流れで、次項のある"欠落"と"死角"の話に。



6."市民運動家"との出会い

"ある市民運動家"ではなくて、"市民運動家"的なタイプの人との、今思えば初めての出会いの話。
と言っても物理的な"出会い"はそれよりも更に2,3年前で、要は大学の後輩だったんですけど。
ちなみに女子です(笑)。付き合ってはいませんでしたけど、仲は良くてちょいちょい一緒に出掛けていた、そういう間柄。

そのコがある日突然、本当に突然でそれまで政治の話なんて一言も二人でしたことは無かったんですけど、「ジュウグンイアンフ」がどうこうということを言い出したんですね。単語自体初耳で、ぽかーんとしてしまいましたが。とにかく戦時中日本軍がこんな酷い事をして、その被害者を支援する活動を今しているとかしていないとか(いや、してたと思いますけど(笑))、そういう話を滔々とし出した。僕にどうしろという話ではなかったので、はあとか腑抜けた相槌を僕は繰り返していただけでしたが。
その後もいくつか"戦時中の日本(軍)"ネタを彼女は披露していたように記憶していますが、ほとんど覚えていません。松代大本営がどうとかそこに見学に行くとか何とか、多分言っていたと思います。

で、その場はそれ以上の話にはならずに、また別の日。
とあるバーで、二人でカクテルを傾けながら。(いや、マジで(笑))

その時彼女が振って来たネタは、一つ目は"小沢一郎"
時期的にはどうでしたかね、『日本改造計画』('93)が世間で話題になる前だったか後だったか、世事に疎かったので覚えてませんが、とにかく彼女が言うには小沢一郎という悪い政治家がいて、あれやこれやで日本を戦争に導こうとしていると、許せないと、どう思いますかとその時は一応僕の反応を求めるような態勢だったと思います。酒も入ってましたし。(笑)
そう言われても僕は小沢一郎の発言を特に見たことは無かったですし、さりとて彼女の言い分を鵜呑みにするわけにも行かないので、素朴な疑問だったか論争のテクニックだったかよく覚えてませんが、とにかくそもそもその小沢一郎とやらのモチベーションはどうなっているのかということを逆に彼女に聞いたんですね。どうして戦争がしたいのか、あるいは戦争をするとどんな得があるのか、もしあなたの言う通りだったとしたらと。
それに対して、今度は彼女がぽかーんとする番でした。答えは何も無し。そんなことは考えたことも無かったと。小沢一郎に"モチベーション"なんて人並みのものがあるとは。ただただ悪い事を考えている悪い政治家で、そこに理由を考えるという発想は持ったことが無かったと、具体的に言いはしなかったかもしれませんが要するにそういう反応でした。

何だかなあと思いつつ、でもバツの悪そうな顔をしている可愛い後輩(笑)をそれ以上は責めずに(そもそも興味無えしそんな話題)またグラスを重ねて(笑)いると、しばらくして再度彼女が話を振って来ました。
今度のテーマは何かというと、"満州事変"
これも具体的な話は全然覚えていないんですけど、一応"小沢一郎"よりは一般的な歴史知識の話なのでそれなりに対応していましたが、とにかくやっぱり、基本的にはいかに日本軍が悪いかという話ではありました(笑)。ただその中で彼女の語る因果関係背後関係に、何か奇妙な欠落が感じられたので、念の為という感じで「それはだから石原莞爾が・・・」と満州事変の高名な、一般には首謀者の一人とされる人物(石原莞爾Wiki)の名を挙げたところ、再び彼女の反応はぽかーんでした。賛成でも反対でも意見でもなくて、まさかと思って聞いてみると単に名前を知らないとのこと。

「は?」と今度は僕も軽くキレ気味になりました。自分からわざわざ満州事変について議論を吹っかけて来る人が、石原莞爾の評価はともかくとして名前自体を知らないというのはどういうこと?何の冗談?と。
でも本当に知らないようだったので仕方なくいちから説明すると、なるほどそんな重要人物だったんですか、それは知らないのはマズいですね怒って当然ですすいませんでした勉強しますと素直に謝られたので、そこはやっぱり可愛い後輩なので(笑)それ以上は追及せずに、またグラスを傾けましたとさという馬鹿みたいな実話です。


で、結局彼女は何なのかという話ですけど。
まず一応言っておくと、彼女は某国内トップクラスの私立大学に現役合格した、一般的には十分に"頭のいい"カテゴリーに属している女性で、また見ての通り社会問題にも関心のある真面目な学生であるわけですね。
それがどうしてこういう奇妙な欠落のある、空転した思考・知のありようを見せるのかというと・・・。

直接的には恐らく、この時期なにがしかの"刷り込み"を、彼女は受けた状態だったんだろうと思います。善悪・結論の固定した、一連の"ストーリー"的な知識の。
そこにおいては"悪役"と決まっているキャラクター(小沢一郎)の動機を考える必要は無いし、史実にはあってもシナリオには無い重要な人物(石原莞爾)の存在も、知らないでいられる。
"誰か"なのか"何か"(団体)なのか、具体的な主体は分からないですけどね。恐らくは「従軍慰安婦」問題についての"運動"の周辺に、出発点なり中心があるんだろうと思いますが。
それら自体を肯定も否定も当面僕はしませんが、問題は彼女が正常な思考や学習のプロセス外でそうした"ストーリー"に身を委ねていただろうことで、そうでなければあんな空転や欠落は生まれないはず。
他の話題については全然そんなコじゃないですし、また僕に指摘されればその時には気付くことの出来る知性は持っているわけですし。

これらは一般的な"洗脳"の描写と言えないことは無いわけですが、では彼女が一方的な"被害者"なのかいちから深い洗脳を受けたのかというと多分そんなことは全然無くて、結局は"ストーリー"によって強調された、彼女自身の"思想"だったんだろうと、リアルタイムの印象としても感じていました。
彼女やそして勿論僕も受けた、生まれ育った「戦後」(民主主義)的な教育や思想や常識に、安住し切ることによる油断、そこからこぼれ落ちたもの見えなくされたもの、例えば「戦前戦中」や「軍事」的な事柄に対する全般的な侮り、当事者の"動機"について考えることも基本的な"事実"の確認をすることも易々とスキップすることを自分に許してしまう、他の事についてなら当然なされる知的配慮が気楽に飛ばされてしまう。そういうある種の知的な"死角"の存在。

彼女のことはともかくとして本筋に戻って、そうした彼女の振る舞いに接することが僕にどういう影響を与えたかですが。
言い方難しいですが、"戦後民主主義"的な常識・正義感を、戦後50年前後経った時点においてストレートに延長して正義を組み立てることの危うさの体感、かな?そして更には、そうしたものへ"信頼"に基づいているのだろう、彼女も参加していたらしい市民的な「運動」の独特のいかがわしさの目撃というか。
一例でしかないと言えば一例でしかないんですけど、殊更そういうものに関心のあるわけではなかった僕には十分に強い影響と言えて、その後より世間的に目に触れる機会の多くなる、日本における様々な「市民運動」的なもの全般に対する、これはこれで一つの「偏見」と言えなくはないんですけど(笑)避け難く懐疑的な態度・心情を構成したと、そういうことはあると思います。


最後に5,6合わせた今回全体のまとめとしては。
一言で言えば、極右やリベラル嫌いの心情・動機には、実は僕自身も理解・共感出来るところは少なからずあるという事です。あった。気持ち自体は分かるところも多い。神秘(道)主義や陰謀論的なものまで含めて、広い意味で極右的なものに惹かれた時期は、少なくとも大学生時代にはあった。
逆に「極左」に惹かれたことは基本的に無いので、そういう意味で言うなら僕は"右"寄りなのかも知れません。ただ"極"まで行かない範囲だと結構左寄りだと思うので、そこらへんは難しい。
まあ"難しい"とは言っても、そもそも"判定"する必要自体、別に無いと思いますけど(笑)、「右」か「左」かなんてことを。

ともかく大事なのはこれは単に僕個人の遍歴の問題ではなくて、戦後的な教育や思想自体が持っている偏りや欠落、それらがかなりの部分構造的に引き起こした反応ではないかと、そういうこと。僕という、フラットとは言いませんけど基本的にはノンポリないち学生に。だからある程度普遍的に同じ構造が、今日の問題にも当てはまる部分は少なくないように見えると。

"穴"はある。後はそれにどう反応するか。
僕は僕なりに、彼女は彼女なりに反応していた。それだけと言えばそれだけなのかも知れません。


以上で大学生編は、終わりです。


テーマ:右翼・左翼
ジャンル:政治・経済
今週のモーニング(’19.8.29)
2019年08月30日 (金) | 編集 |
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漫画エントリー3連続あんまりなので他のを一生懸命書いてたんですが、どうしても終わらなかったので仕方なくこちらで。(笑)
8割方は書けてるんですけどね。最後の仕上げ&チェックをする精神的スタミナが今日はもう無い。
でも明日は試合日だしな。


『グラゼニ』

もうそんなに完投はレアなものになってるんですね。
それで(完投を前提とした時に身に付く)各ピッチャーの底力なり完成度が低くなったりしていなければそれでいいと思いますが、見てないので何とも言えません。
・・・そう言えば「打撃技術の向上で昔より投手の負担が増えている」なんて話も聞きますね。仕方ないのかな。世代的には、少し寂しいですが。(笑)

『カバチ』

今週は具体的な"虐待"場面が無かったので、無事全部読めました。(笑)
ひょっとしてですけど今回の"裏テーマ"は、あの天然に厚かましい少女が見せる"世代特有の正義感"みたいなものだったりしますかね。

『ハコヅメ』

珍しく「来週へ続く」展開も気になりますが、山田の"引き継ぎ"の言葉がいちいち面白かったですね。(笑)
"ザ・本質"という感じで。

『ドラゴン桜2』

女理事長じゃなくて桜木が言ったらすんなり通りそうないちいちもっともな話ではありましたが。
>通信教育のメリット
さてどんなからくりが。

『アイターン』

前から思ってましたが、岩切組の同僚とというか特に若い組員の主人公への妙な物分かりの良さが、時代なのか世代なのか、何か面白い描写に見えます。
もうヤクザに幻想を抱いてないということは、一つ言えるんでしょうが。

『個人差あり〼』

"中身男"が風俗嬢として男と接したらどうなるか。難しい。
その前に自分自身が「客」として赤裸々な欲望を表現した経験があるかどうかによっても、許容度は変わる気がしますが。こんなもんだろうと思える可能性があるというか。
似たようなものとして、ノンケの男が初めて男に身を委ねた場合どうなるのか、というのもありますね。その時抵抗感が最初だけなら、結局男も女も余り変わらないという事にはなるかも。"その時"どの立場にいるかの違いがあるだけで。


・・・せめて沢山書こうかと思いましたが、そもそも今号だと今これしか僕は読んでいないので、どうしようもありません。
しかし島耕作は別格としても、『クッキングパパ』『OL進化論』サライネス(『ストロベリー』)が相変わらず載っているという、誌面構成もどうかと思いますよ。しかも『釣りキチ三平』(『バーサス魚紳さん』)まである。(笑)
目指せビッグコミックオリジナルでしょうか。
「中道」ではあっても、ここまで年寄り向けではなかったはず、モーニングは。


テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
今月のアフタヌーン(’19.8月) & 今号のイブニング(’19.8.27)
2019年08月27日 (火) | 編集 |
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『おおきく振りかぶって』

モーニングの『僕はまだ野球を知らない』なんかもそうですが、高校野球の世界ってちょっともう独自に内向きに"成熟"している感じで、少し気持ちが悪くもあります。
"プロ"とは全く別の"アマ"の世界というか、同人・コミケの世界というか。
もう2歩くらい踏み込んで産業化すれば、アメリカの大学スポーツみたいになれるかも知れないですけどね。(笑)
サッカーはむしろ"クラブ"が別にあることによって、"部活"は部活のままでいられるところもあるのかなとか。

『猫が西向きゃ』

これまでも「小さなおばさん」という風に普通に見えていたので、見かけ子供だとか実年齢35だとか言われても、なんか結構今更感(笑)。そういう設定だったのかあという。
「見た目20才で経験35才は夢」というのは、なんか分かります。(笑)
当てはめたい年齢には、多少の個人差はあるでしょうが。

『波よ聞いてくれ』

面白い。どこが面白いのか、人に説明するのは結構難しいんですけど。とにかくいちいちセリフが刺さる&笑える。(笑)
ラジオが"緊急放送が本分"というのはそうなのかあという。&直後の意外な展開。

『来世は他人がいい』

顔と体だけタイプということが、女にとってもあるのだろうということは分かるんですが、明らかに"頭もいい"(しかも相当)男が対象になってるのが男が女を見る場合と比べると分かり難いかな。
女のセックスに男の頭は、むしろ欲情対象なのか。
男も無いわけではないですけどね。「キレ者女上司」とか、「"実は美人"リケ女」的なフェチが。ただやっぱり一般的には、素朴な欲情に(女の)頭は邪魔な場合が多い。

『フラジャイル』

結局円(まどか)さんが何に怒ってるのか、あんまりよく分からなかったです。
"事情を知らない部外者"になら分かるけれど、間瀬はむしろ知り過ぎているくらいに知っているわけですし。
何となくむかつくというのは、それは分かりますが。(笑)

『プーねこ』

ネタ出しの大変さを語りつつ、しかし極上のネタ。
才能って不条理。(笑)

『マージナル・オペレーション』

新装開店結局"人海戦術"の中国?
それだけでもなさそうですが、それでも怖い。その原始的な割り切りが。

『イサック』

色々とイサックの原点が見える感じの回でした。



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『幕末イグニッション』

なるほど、藤田東湖はやっぱり基本的にはイタいやつで、千葉周作は別に政治理念でそれを守っているわけではなくて、そして主人公の行動原理は最終的には少年漫画的と。

『ふたりソロキャンプ』

なんだ童貞じゃないのか。ちょっとがっかり。(笑)

『インハンド』

なるほど味覚が高カロリー食を求めるのは、人類が万年栄養不足だった時代の名残か。

『めしのあとはやせましょう』

うーん、元々絵が汚いのに、おっさんのダイエットの話でもつんでしょうか。
さすがに。(笑)

『激辛社長』

読み易くはありましたけど、それ以上の魅力は感じなかったですかね。

『狩猟のユメカ』

大胆に割り切った"サンプル"用構成。(笑)
好意で"鹿"を助けたのが、人類滅亡の危機を招いた的な話でしょうか。
二人のやり取り自体は好きでした。「心細い!」めっちゃ笑った

『創世のタイガ』

フェイントくらいは動物でもかましますからねえ。どうなんでしょう。
有段者とかならそれは強いだろうと思いますけど、"常識"レベルでアドバンテージが取れるものなのか。

『妻恋』

"eスポーツ"だって頭は必要でしょうけど、少なくともこういう子の「選択肢」くらいにはなれて欲しいですね。


テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
今週のモーニング(’19.8.22) & 今月のモーニング2(’19.8月)
2019年08月23日 (金) | 編集 |
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『相談役 島耕作』

ちなみに社員じゃなくても「給料」と言っていいんですかね。
基本は「報酬」のようですが。

『きのう何食べた』

天ぷらマジで美味しそうだった。(笑)
これで喧嘩する、かなあ。するかも。
"個人情報"自体よりも、勝手に"紹介"されているのが、二人の空間や合意を壊されているようで嫌なんでしょうね。

『ハコヅメ』

最後カナちゃんの"睨み"は、身内に使っては本来いけない力を使ったことに対する警告ですね。(笑)
身内というか"敵"以外

『個人差あります』

相手が男だと知っていれば見かけはどうでも欲情しない自信は一応ありますが、ただ一方で男"でも"欲情する可能性は常にゼロではないので、合わさるとどうか。(笑)
ていうかあの社員の人は何か感づいているっぽいですね、主人公と先輩の間に起きたことを。

『診断の多い育児マンガ』

お医者さんのやり方が雑だといったんはそんなものかと思うものですが、他のお医者さんに当たった時にやっぱりあの医者雑だったんじゃないかよおとたいていはなります。
かといって不満も言い辛いので、黙って転院かな?

『カバチタレ』

どうもやっぱり内容が辛くて斜め読みです。



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『四ノ宮小唄はまだ死ねない』

MHKはともかく、"ファミレス"の詐欺には僕も普通に引っかかりそうでドキッとしました。(笑)

『とんがり帽子のアトリエ』

ルックス的に、アガット以外が少し同じに見えて来てしまいました。
ブルネット対ブロンド

『天デ部』

ピンチもその切り抜け方も、ちゃんと"オーダー"絡みで成り立っている作りに感心しました。
端的に上手いですよね子の人。

『ひとりでしにたい』

前の作品からそうですが、「一番性格が悪いのは自分だ」みたいな反省を意外とちゃんと入れる人ですよね。(笑)
ナスダくん関係かなり笑える。良いラブコメ。(笑)

『ゴールデンゴールド』

酒巻の推論は当たっているのかいないのか、ちょっとよく分からないです。
あとハルオがモテ始めたことのは、「収入が増えた」からなのかそれとももっと直接的にフクノカミが引き寄せているのか、これもちょっと判断がつかない感じ。

『1122』

結局"性"さえ絡まなければ「いい関係」なんで、結論は最初から出ているんですよね。
・・・ん?でもひょっとしてキスからの流れでシタの?(笑)

『狭い世界のアイデンティティー』

ちょっとよく分からない回でした。
漫画を描く環境を悪くしてまで虐待しても、意味が無いと思うんですが。
目的は"制裁"ではなく"生産"のはずなんで一応。
最後に謎設定も登場。

『モノノケソウルフード』

「曲考察を披露したらバンマスが心を閉ざした」のところが妙におかしかったです。(笑)
あとリアル。
普通の人は思っている以上に、「批評」されることに慣れないんですよね、例え褒められても。


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