みどりのろうごくblog

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©Plug-in by ASIA SEASON

今週のモーニング(’21.2.25) & 今月のアフタヌーン(’21.2月)

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『GIANT KILLING』

椿の「感情が動かない」というのは、面白い表現ですね。
恐怖やパニックで感情的になる、のではなく。
シンプルに"抑うつ"状態だということでもあるでしょうし、より細かく言うなら成功の自信が無いから前向きにプレーすること未来へ感情を"投資"することを恐れて、ブレーキがかかっている、そんな状態でしょうか。
あるいは何にせよ熱狂の欠如によって、"状況"に対して距離を感じている"自分"の問題ととらえることが出来ない。
まとめて要するに、「感情移入」の欠如ということですね。逆に「感情移入」がどのように人間の行動を支えているかという、話でもあると思います。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』

どう展開するんだろうと思ってたら、一回きりのエピソードとは。
子供の「恋愛」がどのような病理の話に繋がるのかなと思ったら、むしろ相談される側の病でしたし。(笑)
とはいえ"自分なんかじゃ申し訳ない"からと恋愛に関われないのはそれなりに病理(一般的ではありますが)でないことはないですし、逆に「私は可愛いから」と自信満々言い切る幼児も場合によっては(笑)問題がある気もしますし、流しちゃっていいのかどうかいつもとはまた違うもやもやが残る回でした。

『上京生活録イチジョウ』

むしろイチジョウがこのまま普通に良い勤労者良い管理職になる未来の方が、見えて来た気がします。(笑)
まあ"管理職"には実際にもなるわけですけど。(笑)

『ハコヅメ 別章アンボックス』

今回どちらかというと、(女)記者の仕事の方に大変だな感が強いかも。
どんなに嫌われても警察の"大義名分"は一応安泰ですけど、記者はねえ。
善良な人ほど、ひねくれそう。

『アンメット-ある脳外科医の日記-』

主人公(記憶障害の女医と)知り合いだったのか。
ちょっと興醒め。
むしろ純粋に科学と公平性の見地から受け入れてサポートする方が、行為としての価値は高いですよね。
贔屓かよ。愛かよ。

『相談役 島耕作』

コロナ隔離ディテール乙。
ただ舞台がシマコーだと、"弁当不味い"がコロナのせいなのか口が奢ってるせいなのか、どうにも微妙で(笑)。実際後者に見えなくもない描写だと思いますし。(笑)
何度目かの主張ですけど、今日びコンビニ弁当は貧者にとっては十分にご馳走のはずです。カロリー的にも自炊との値段の比較から言っても。(まあ今回出されたのは多分弁当屋のですけど)

『きのう何食べた?』

そして「弁当」ネタ。(笑)
まあ食材の高い安いはともかく、「弁当箱」によって美味しさが変わるのは事実なので、そこは毎日のことなら少し贅沢していいと思いますね。

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

誰もが(笑)まず心配したろう、ストレートに"セクハラ"系の話ではないようですね。
もっと実利的に"搾取"系、行きがけの駄賃でセクハラもあるにはあるでしょうけど。



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『メダリスト』

"成長"したからこそ"足りないもの"も自ら分かって行くという、素晴らしい描写でした。
あと"フィギュアスケート"を構成する各パートの関係が、してもよく分かった回でした。
でも今回は棄権ですかね。単純に"頑張らす"作品ではないだろうと思いますし。
てっきり体力切れで失敗→脱落するのかと思ったら、その"後"に悲劇が。

『ブルーピリオド』

"遊び"が苦手な人も苦手なりに、それを噛み締めて思い出に残すということは、実際あるんですよね。僕も割りとそういうタイプです。
もう一回やりたいとは別に思わない。でもそれは嫌な思い出だということではない。
勿論単純にな思い出も、一方ではあります。(笑)

『プ~ねこ』

"猫の駅「やまうちさぶろう」"声出して笑った。(笑)

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『友達として大好き』

スマホの動画機能がこれほど輝いて見えたことがあったろうか。(いやない)
サナコの天使の羽は、そろそろ彼女を地上にとどめていられない気がします。

『おおきく振りかぶって』

いやあ、なんつうか。
この漫画もだいぶ前から、臨界突破したままそれが通常になってますよね。
"コーチング"論、"データ分析"流行りの時代の中にあっても、この突っ込みの深さは。地に足の着き方は。

『波よ聞いてくれ』

最近はむしろ"見直され"論の方がよく聞く気がするので若干今更な感じもする"ラジオの危機"話ですが、そもそも"震災"も今更な感じからそれなりに展開したので何か考えはおありになるんでしょうね。

『スポットライト』

"カメラマン"論、そして恐らくはその観点からの主人公の意外な"プロデュース"力や一方で陽キャイケメンのこちらも"意外"な悩みと、色々出て来ていてそれぞれ面白くはあるんですが、どうも全体としては少しごちゃごちゃした印象。ここから何かクリアなものが立ち上がるのか。

『イサック』

とても今から予定通り銃が奪える予感は無いんですが、とりあえず「銃剣」の効能解説面白かったです。
銃身に負担がかかりそうなオプションだなあとか思ってたんですが、立派な"発明"なんですね。くっつけることに意義がある。

『フラジャイル』

岸先生の非社会性と、森井の危ういポジティブさは、同じ"変人"性でも全く次元の違うものですね。
後者は本気で怖い。
なんか小泉進次郎とか思い出しますが。
根本的に自分にしか関心が無さそう。
孤高(岸)と独我(森井)の違いというか。

『石読み』

見るからに"ジャンル"作品で、手本は沢山ありそうではあるんですけど、それでも「破格」な感じはします。
余りに自然に、ジャンルの形式を呑み込んでいるというか。
「石読み」というアイデア自体には、元ネタはあるんですかね。
とにかく本物感満点です。


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Theme:漫画の感想
Genre:アニメ・コミック

comments(0)|trackback(0)|漫画(雑誌)'21|2021-02-26_15:45|page top

’20-’21シーズン女子V1リーグNECレッドロケッツまとめ

まだVCupとやらは残っているようですが(ファンでもよく把握していない)、DAZNで見られるNECレッドロケッツ(以下NEC)の試合はともかく終了したので、一応まとめておきます。
・・・なるほど代表非選出メンバーによる、新設のカップ戦なのね。(VCup Wiki)

レギュラーラウンド3位、その4位以上で行われるファイナルステージでも3位で、恐らくは妥当な結果で(笑)終了


開幕

バレー界のほとんど唯一絶対の大目標である2020年東京五輪のコロナ禍による延期、更には翌年の開催自体も危ぶむ観測もある中、勿論国内リーグも日程変更や短縮、一部チーム不参加のニュースなどが相次いで、だだでさえバスケのBリーグにも押されて元々気勢の上がらない中、正直モチベーション競技レベルの心配も少なからず抱きながら迎えた20-21シーズンの開幕でしたが。

始まってみれば特段おかしなムードも無く、むしろ例年よりゆっくり練習時間の取れたリラックスや充実感を感じさせる場面なども少なからずあり、拍子抜けしたというか安心したというか。
と同時に、前々から特に春高バレーの高校チームとの比較で抱いていた、Vリーグのチームは練習不足なのではないかそれで熟成や個体化の半端なまま、往々にして緊張感の欠ける"国内最高峰リーグ"を漫然と毎年消化し続けているのではないかという疑いが、ますます強くはなりました。2,3年前までの絶対王者だった頃の久光などを除けば、"チーム"としての強さや個性を感じることはほとんどなく、ただただ個人技の足し算で決まる面の強い、薄味なリーグ。これでプロ化とか言われてもねという。
まあ比較対象は春高とJリーグなので、例えばBリーグの現状はどうなのかとかは、僕は知りませんが。


古賀紗理那の復調

その怪我の功名"ゆったり調整"の恩恵を、少なからず受けたのではないかと思われるのが、NECのエースにして全日本のエース候補、アウトサイドヒッター("ウィングスパイカー"の方がいいなあ)の古賀紗理那選手。

kogasarina210224

今季はゆっくりコンビ合わせをすることが出来たというコメントがDAZN実況でも紹介されていましたし、また開幕前にはこんな記事も。

古賀紗理那「痛いところもない」新シーズン抱負語る(日刊)

シーズン開幕戦となる来月18日の岡山シーガルズ(佐賀県総合体育館)に向け、古賀が調子を上げている。「ケガも痛いところもないです。今の調子をさらに上げていきたい」。


何てことの無いコメントのようですが、メンバー外になる程のはっきりした怪我でもない限り、過去どこかが痛いとか痛そうにしているのを聞いたことや見たことのない選手なので、逆に"痛"かったんだろうなあ、痛いところが常にあったんだろうなと、改めて想像させられたコメントでした。

そして開幕したそのリーグ戦には、実際にここ数年とは別人の古賀紗理那がいました。
プレイスタイルが特に変わったわけではないんですが、持ち前の硬軟自在な広角スパイクの、幅やギャップやメリハリや思い切りが、恐らくは気持ちよく腕を振れることに支えられてでしょう、ここ数年より一回り二回り大きなスケールで展開されて、最初から最後まで安定して、日本人トップクラスの得点数や決定率をキープ。長らく続いていた"代表エース候補"という期待に対する名前負けや、「いい時はいいけど・・・」という頼りなさを、完全に払拭して見せたプレーだったと思います。

これに関して古賀の"成長"とコメントする解説者も多いわけですが、僕は全然そう思わないんですね。ただただ、コンディションの問題だろうと思っています。

全部言ってるな。もういいか。(笑)

一応話戻すとなぜそう思うかというと、今季古賀がやっていたプレーというのは、基本的に2015年のワールドカップにおいて、まだ19歳だった彼女が既にやっていた/出来ていたプレーだからです。この大会については去年だったかCSで全試合再放送した時に再度確認しているので、決して"思い出補正"の類ではないと割りと自信を持って言えます。この程度のプレーなら、6年前に既にこの選手は出来ていたよと。
だからこそ、その後の凋落がよく分からなくて、それに対して彼女の才能を疑ったり月並みな"成長"の必要性を語る声に、僕は耳を貸す必要をほとんど感じていませんでした。逆にそれゆえより深刻に身も蓋も無く、「早熟」だったのかな、単純にピークを過ぎて衰えたのかなと、悲しい諦念も抱きかけていたんですが。
そこからの復活。プレーは特に変わっていない。有効性も同じく。ならば要するに、体調がいいんだろう、良くなったのだろうと、そういう話です。(笑)

勿論変わったというか、"付け足"された部分もありますけどね。
一番は勿論、サーブレシーブの向上。これはまあ古賀に限らず、高校バレーの各校の絶対エースが普通は高校時代には身に着けない(優先順位が低い)プレーなので、卒業後に上達するのは当たり前ではあるわけですが。ただそこから2,3年経ってもまだ結構苦戦していた記憶が割りと新しいので、すっかり上手くなった安定したなと、改めて"今年"のプレーについて言うことは出来るかなと。
それからこれは恐らく中田ジャパンに呼ばれるようになって意識付けが進んだものだろうと思いますが、コンパクトな腕の振りによる(トスからの)速いタイミングのスパイク。本来は少し余裕のあるタイミングと大きな腕の振りの中で最大限に自在性を発揮したいタイプなので、いかにも余所行きのぎこちないプレーもしばしば見せていたんですが、今年はもう完全に物にした感があります。"得意"プレーとは違うにしても、自分なりの工夫・細工を加えられる余裕も出て来たというか。

ただ今年NECがチームとして取り組んでいるという、"速いタイミングのバックアタック"については、チーム自体の練度の問題もあって少なからぬ"余所行き"感はまだまだありますね。やはり"持ち味"ではないよなという、感。
よく分からないのが今季は切れ切れのサーブで、こちらも"ここ数年"はむしろ弱点というか代表で古賀のサーブ番になると毎度冷や冷やしていた(笑)ものでしたが、仮にコンディションが悪くてもそこまでその影響が出るタイプのプレーかなと。別にジャンプサーブの打ち手という訳でもないのに。ちなみにこれも、"2015年"には全然問題がありませんでした。定期的なボールの変化に合わせる必要はあるとはいえ、それはみんな同じ条件ですし、ちょっと極端過ぎるんですよね古賀の場合、差が。不思議。

とにかくそもそも僕が(女子)バレーを常時見るようになった理由そのものである"古賀紗理那"が帰って来てくれて、本当に嬉しかったし本当に楽しかったです。
相変わらず大して内容の濃い"リーグ"では今季も無かったとは思いますが(笑)、何せ「理由」が健在なので、疑いはなかったです。見る「理由」に。(笑)
古賀の古賀らしい(変幻自在なので"らしさ"の種類は多いんですけど)スパイクが決まったその瞬間には、"試合"や"リーグ"への不満など毎回どこかへ行ってしまいます。サッカーならどんなスーパーストライカーでも1試合に決まるのは1,2本がせいぜいですけど、バレーなら10本20本ですからね、お得です。(笑)


NECのチーム内関係の変化

その古賀の復調にも間接的にですが影響していたと思われる、"チーム"としてのNECの変化について。
目につく大きな変化としては、
・大物外国人、ネリマンの加入
・レギュラーセッター、塚田→澤田へ
・レギュラーライト、山内→曽我へ
というものがあげられると思います。
その内ネリマンについてはまた後で書くとして、後ろ二つというのが結構"古賀"にとっても大きな変化かなと。

まず古賀加入以降のNECの主な選手構成の変化(と成績)を追ってみると。(参考)

14-15 高校三年生の古賀が"内定選手"として加入。優勝。
15-16 4位。
16-17 優勝。近江あかり引退。
17-18 山内美咲(東海大)、塚田しおり(筑波大)、加入。5位。
18-19 山田二千華(豊橋中央高)加入。6位。山口かなめ、大野果奈引退。
19-20 曽我啓菜(金襴会高)、澤田由佳(東北福祉大)加入。8位。
20-21 ネリマン加入。3位。


まず'14-'15シーズンの優勝時は古賀の出場は内定選手としての限定的なものに過ぎず、主力となっていたのはキャプテンの近江を筆頭とする山口、大野といった既存選手たち。古賀も翌年からは、代表と行ったり来たりはしながらも常時出るようにはなりますが、代表時と比べてもパフォーマンスには余り冴えはなく、またその理由でもあるでしょうがどうも既存選手たち特に近江には遠慮というか距離感があるようなプレーぶりに僕には見えました。
その近江も'16-'17シーズンで引退し、"顔"的にもまた近江が担っていたサーブレシーブを含むアウトサイドヒッターの軸としても、いよいよ古賀がチームの中心になる・・・はずだったのが"17-"18シーズン(以降)。しかしここで問題となったのがその年加入した山内・塚田の大卒選手たちとの関係性で、NECでの歴では古賀が上ですが年齢的には二つ上、大卒選手としてそれなりの完成度を持ちまたカルチャーも共通する二人を当時の山田監督が積極的にレギュラー起用したことで、"新リーダー"古賀の仕事は何ともやり難いものになってしまったように見えました。自身の調子も余り良くなく、また特にセッターである塚田との相性あからさまに悪く、故障がちのベテランセッター山口に出て来てもらってようやく一息つくということを繰り返していました。

監督が現金子監督に代わってからもしばらくそうした状況は続いていたと思いますが、変化が出て来たのが山田二千華、曽我高卒の"純"後輩選手たちの台頭と、新セッター澤田の登場。年も少し離れていますし"高卒カルチャー"というものがあるのかどうかは知りませんが(笑)、ともかく遠慮なくリーダーをやれるメンバーの比重が増えて来たことと、相性の悪い塚田中心のセッター体制の縛りが緩んだことで、随分古賀にとっての快適さは向上したように見えます。
金子監督にどこまでそういう意識があったのかは分かりませんが、特に今季"20-21シーズンは、多少強引にも見えるくらいかなり意図的に山内から曽我へ、塚田から澤田への、主軸の移動を行っていましたね。山内のプレー自体は悪くなく(むしろ序盤はかなり冴えていた)、一方で高校バレーのスター曽我の方はまだまだ開花途上という感じだったので、山内については結構気の毒/不公平に僕には見えていましたし、また塚田と比べた澤田の技術には問題ないとしても、それでも"身長"(ブロック)という明らかな考慮要素(澤田158cm塚田175cm)と周到に組み立てを考えるタイプらしい澤田のセットアップが時々歯車が狂って盛大に混乱する"持病"を見せることからすると、もう少し塚田の起用機会はあったのではないかなとこちらも公平に見て思いはしますが。

ともかく久しぶりの上位進出に成功した今季のチーム内関係はこんな感じで、古賀にとっては良好にはなりましたが、山内・塚田両選手の心境には、心配な部分も少なからずあります。
僕は好きだよ、山内。頑張ってくれ。(笑)

yamauchimisaki210224

もう一人の"元"主力選手、後半ずっとベンチ外だった柳田選手は・・・やっぱり退団するんでしょうね。彼女も何か、同い年の"スター"古賀との関係は終始微妙だった気がします。総じてなんだかんだ、"古賀中心"のチーム作りを、金子監督は意図的に行ったという推測は成り立ちそうではありますが。


"ネリマン"の功罪

他Vチームとは違って外国人の大砲を置かないことに長らく定評のあった(岡山も勿論そうですが)NECですが、今季は久々の大物選手ネリマンをアウトサイドに迎え入れて、フル活用しました。
それが上位進出に貢献しなかったとは言いませんが・・・結構微妙な感想を僕は持っています。
まずネリマン自身の能力&タイプに、最初から少し疑問があります。例えば'16-'17シーズンの優勝時にも、ニコロバという大砲が実はいましたが、彼女は所謂打ち屋、攻撃専門のスポット選手であり、近江と古賀らで形成するチームの中心線(レフト)に付け加えられたりられなかったりする、"エキストラ"な選手で、実際に活躍機会もポストシーズンに集中していました。ポジションはライト。
対してネリマンはレフトのレギュラーであり、サーブレシーブの要の地位こそ古賀に譲るもののプレー自体は総合的で、パーソナリティ的にも外国人ながら堂々たるリーダー的な選手。彼女が出続けることで本来古賀に次ぐサブリーダー的な存在になる筈だった"総合"選手山内の存在感が曖昧になり、ライトのポジションを若手の攻撃的選手曽我に譲る一因にもなったと、そういうことは言えると思います。(それでも山内の方が戦力としては曽我より上だと僕は思いますが)

それはそれで仕方のない事だとも言えるかもしれませんが、ただそもそもの選手構成的に見たネリマンの必要性適材性に僕は疑問があって。外国人大砲を入れることにした、それ自体は方針だからいい。ただ既に古賀と山内という計算の出来る"総合"アウトサイド、ダブルリーダーがいるチームに加えるならば、むしろ打ち屋タイプ、別に守備や繋ぎが出来てもいいけど(笑)とにかく問答無用の爆発力が特徴の選手の方がすっきりするのではないかと。一つしかない外国人枠を、山内とタイプ的にかぶる選手なんて入れてどうするんだろう、効率が悪いなと、そういう感じはします。
それによって山内に代わって出場機会を増やした曽我が圧倒的な攻撃力を見せてくれたりすればめでたしだったわけですが、現実には山内とどっこいがいいとこ。山内の守備と繋ぎが消えた分むしろマイナスでは?という収支。ひょっとすると最初から曽我を育成するつもりで、山内のライトのレギュラーの座を取り上げるつもりで"ネリマン"を選んだのかも知れないですけど、ただネリマンも所詮は大型の外国人選手でありその割には器用というだけであって、仮にそうだとすれば随分リスキーな計算だなという。

一方、実は上の"収支"には欠けている要素があって、それは山内と曽我の比較に付け加えての、山内とネリマンの比較。ポジションは違いますが。ここで山内とネリマンの攻撃力の差が山内の守備と繋ぎの欠損を大きく上回るものであれば、曽我を使った上での最終的な帳尻を大きくプラスと算定することも可能ではあるわけですけど。そこがねえ、微妙でした。
本人の調子と小兵セッター澤田とのコンビネーションの不安定のどちらの原因が大きいのかは分かりませんが、ネリマンの攻撃力決定力は敵として前所属トヨタ車体で見ていた時にはなかなか及ばず、打数は多いだけに"ネリマンで負けた"と言いたい試合も2.3ありましたし、チームが今季の新機軸として推していた"速いバックアタック"の際のライン踏み越しの勇み足の多発癖も、最後まで治らず。最終的に勝負のファイナルステージで故障発生して今季を終えたわけですが、急遽出場の万年レギュラー"候補"廣瀬でその穴が十分に埋まってしまうという始末。(ちょっと悪意のある言い方ですが(笑))

まあ人格者なので余り悪口は言いたくはないんですが、結果微妙な補強ではありましたね。満を持しての方針変更の割りには。逆に"方針変更"ゆえに、「中」を取ったのかも知れませんが。少し半端だったなと。
最初に言ったように、どうせ外国人獲るなら素直に打ち屋で良かったと思います。ニコロバなら優勝出来た、なんて無責任なことはさすがに言えませんが。(笑)
もっと感覚的なことを言うと、古賀/山内/ネリマンでは、スパイクのタイプ自体も似たり寄ったりなんですよね。勿論さすがにネリマンのパワーは頭一つ抜けてはいるわけですが、決して"不条理"なパワーではなくて、"条理"が残ってしまう。外国人大砲独特の、一瞬で空気が変わる、やられた方どん引き(笑)みたいな解放感突破力が、ネリマンのスパイクには無い。古賀も山内も、最終的には上手さが目立つ選手ではありますが決してパワーが無いわけではないですしね。そういう意味でも、効果の薄い"補"強だったかなと。
結論、山内が可哀想だなと。(笑)


ニチカは面白い、曽我ちゃんはまだまだ、川上雛菜は・・・謎(笑)

上の"勢力図"とはさほど関係のないところで島村・上野のリーグでも屈指の先輩ミドルブロッカー陣と健全なポジション争いを繰り広げて、先ほど発表された日本代表候補にも順調に名を連ねて成長を続けている大型ミドル山田二千華(にちか)選手。
"大型"と言いつつ身長は183cmとミドルとしては普通ですが、ただ何か"大きい"(笑)。体の厚みがありパワーがあり、日本人には珍しく上から"爆撃"するようなクイックが打てる。ブロックの高さ感も同様。
加えてプレー同様のスケール感のある、がさつぎりぎり(?)の大らか豪快なキャラクター(笑)で、外国人不在もあって割りとちまちま息苦しかったNECのムードを、一つ変えてくれた選手だと思います。最初なんだこの雑な感じのコはと思っていなくはなかった(笑)僕も、今ではすっかりファンです。呼びやすいですしね、"ニチカ"って。"山田"だと前監督の印象が強過ぎるし。
まとめて頑張れ"クマ"ちゃん

yamadanichika210224

という感じの選手(笑)。いや、マジ大物だと思いますけど。代表基準でも。

一方、高校時代はその怪物的な運動能力からの驚異の滞空時間とスピード&パワーで金蘭会高校の黄金時代の一翼を担い、僕も密かにこちらは"おサルちゃん"として愛していた(笑)曽我啓菜(はるな)選手。

sogaharuna210224

ただVデビュー後は割りと苦戦しているなという印象。身体能力・ジャンプ力には疑いは無いわけですが、何せ土台が172cmなので、高校ならともかくトップカテゴリーor国際的に高さ勝負は分が悪い。Vでも既にそれは。
それもあってでしょう、NECではポジションを高校時代のミドルからアウトサイドに移されましたが、現状そこでも特に大きな長所は発揮できていない、見えていない感じがします。それぞれ優れてはいるスピード・パワー・ジャンプ力、全てかき集めてようやくぎりぎりレギュラークラスのプレーが出来ている感じ。勿論守備や繋ぎは当然まだまだですし。これから何でどう勝負していくのか違いを出して行くのか。そんな中でも代表に呼ばれたりはしているので、将来を嘱望されているのは間違いないわけですが。
まあ全体的なレベルアップ、トップレベルへの適応を待つ感じなんですかね。一応調子のいい試合では切れのあるクロスやブロードをばしばし決めたりはするんですけど、ただそれって"機動力のあるミドル"の選手でも普通に出来る部分の大きいプレーなので、何か"アウトサイド"の枠を無駄に使ってる感もしないでもない。昨季までいた同じMB/OH兼用選手の荒谷栞選手の方が、まだ"アウトサイド"ならではの得点力を発揮していた場面は多かったと思います。
まだまだですね(だから山内が可哀想(笑))。明らかにまだ、"期待"先行の選手。

最後におまけで筑波大からの内定選手、ポジションはアウトサイドの川上雛菜(ひな)選手。
早速盛んにピンチサーバーで使われていますが・・・です。(笑)
大学までピンチサーバーはほとんどやった事が無かったと言う通り、お世辞にも威力のあるサーブの打ち手とは言えない。とにかく出番を作って試合に慣れさせる意図があるとしても、そもそもではどういう将来性を見込んでいるのかも、少ない出場時間ではまだ謎。パワーがあるようにも見えないし、守備が上手いわけでもないようですし、身長も普通(178cm)ですし。
結構可愛いので、目の保養にはなるんですけど。(笑)

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本格参戦の来季には分かるんでしょうか。可愛い以外の理由が(笑)。一応楽しみにはしてますが。


以上。
この後はいよいよ代表シーズンですが、本当にあるんですかね東京五輪。(笑)
何となく"幻の五輪代表"が似合いそうな雰囲気も無くはない気がする、古賀紗理那選手ではありますが。いや、縁起でもないことは。(笑)


Theme:バレーボール
Genre:スポーツ

comments(0)|trackback(0)|女子バレー|2021-02-24_20:53|page top

今号のイブニング&今週のヤンマガ(’21.2.22) & 今月のモーニング2(’21.2月)

evening_2021_06



『烏は主を選ばない』

せっかくの"表紙"登場回にこの薄い内容。(笑)
「総仕舞」とは何ぞや。

遊郭で、その店の遊女を全部買い揚げること。


だそうです。(goo国語辞書)

『ふたりソロキャンプ』

もう"漫画"としてはほとんど何の期待も無いですが(笑)、キャンプ場経営事始めは単純に興味深いし、多少は(笑)わくわくします。

『異世界紀元前202年』

劉邦を悪くしただけか。
でも元々小悪党なのは周知のことだしな。
正直かなり底は見えた気がしますが、それでも"馬鹿話"の先は一応読んでみたいです。
・・・ひょっとして東西決戦までやるのかな。

『相続探偵』

嫌な話だなあ。
あれくらいのケースの契約の"自由意思"性って、どれくらい認められるんですかね。
心神耗弱とかではあきらかにないですけど、落ち着いて"契約"について考えられない状態なのも確かなわけで。特に日本の社会風土では。

『創世のタイガ』

こっちもなあ。"底"がなあ。(笑)
ナチスて。
白人至上主義て。
現代でやれ。

『松井さんはスーパー・ルーキー』

この前も言った気がしますが、すっかり"二人"を応援するモードに入っています。(笑)
あえて言いましょう、これは「野球」を手掛かりにした「ジェンダー(解放)」漫画だと!(大げさかもしれないし本当にそうかもしれんない)

『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』

「自転車で10分で田んぼ」が近いというのは、感覚がちょっと田舎慣れし過ぎている気がします。(笑)
結構遠いでしょ。(笑)
草取りしないならしないなりの収穫で満足する人がいるというのも、それはそれで面白いなと。
それが農業じゃないとも、言えないかと。

『リーガルエッグ』

え?次で終わり
これはさすがに打ち切りっぽいですね。
一応各修習ひと通り読みたい気はあったんですが。
依頼人の思い入れと弁護士のプロフェッショナリズムがすれ違うのは避けられないこととは言え、直接の論点ではなくても一応全ての一次資料は見てみるべきだとは思いますね。「整理」も「解釈」も所詮恣意というか、ある意味「偏見」なので。一回は"直接"触れてみないと、見えないもの取り落とすものは出て来る。



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『オペ看』

この漫画の怖いところは、ある意味医者(の手術)を信用できなくなるところですね。(笑)
結構段取りワイルドだなあ。(笑)
"気付いたことを言い出せない"という状況も、実際ありそうですし。

『虎鶫 とらつぐみ‐TSUGUMI PROJECT‐』

ほんとじわじわ面白くなって来ました。
"サバイバル"とか"ディストピア"を描く事に、作者が過剰にはしゃいでないところがいいと思います。
とにかくハードに残酷にしておけばかっこいいと思ってる輩も、少なくない中。

『カイジ』

てっきり隣家も買っちゃうのかなと思いましたが、それだと金持ちなのがパレ過ぎますね。



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『ひらばのひと』

忠臣蔵は"すれ違い"を描いた物語。なるほど。
決して"優しい"作品ではないと思うんですけど、なんかしみますねえ、いちいち。
いちいち怖いしいちいちしみる。
まとめて登場人物たちの感情や葛藤が、いちいちリアル。全体的には、"伝統芸能"を扱ったある意味「定型」的なストーリーなんですけど。
これが技術なのか作者の"資質"なのか、今いちまだよく分からない(笑)です。

『銀河のカーテンコール』

1話にして疲れた。
なんか色々まとめ過ぎぶちまけ過ぎで、"読み切り"で良くない?という感じ。
もう出し切ってるでしょ。

『ゴールデンゴールド』

結局今おばさんとフクノカミの関係はどうなってるんでしたっけ。
化かされてるのか化かされてないのか。

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こういう"批判"をどこまでストレートに受け取っていいのか、なかなか難しい"ゴールド"な作品ではあります。(笑)

『天地創造デザイン部』

いつもにも増して怖かったですね。ほぼパニック映画。(笑)
コイって胃が無いのお?怖っ。(笑)

『ブラックガルド』

なんか急に文体が変わったような。
ユルキャラが出て来たからばかりでなく。(笑)

『傀儡戦記』

今回の文体/作風はどうだろうと思いながら読み進めましたが、最終的にはきっちり『傀儡戦記』になってたと思います。
強い物語ですね。
そろそろ何が言いたいのかよく考えたい頃なわけですが、どうもまだあんまり。
「自己犠牲」と「愛」の物語なのは分かりますが。
"様々"な愛。(の形)

『リスタート!~34歳ゲームディレクターのつよくてニューゲーム~』

"青池"さんは嫌な奴なのかと思ったら、違った。
全然違った。
ライバルですらなかった。
ただただみんな、ゲームが好きな人たち。
これといった熱源が見当たらないまま、とにかく始終、熱くて溶けそうな感じの作品だなと。もう溶けてるのかも。(笑)
主人公は熱いですけど、でも別にそれだから熱いわけではないんですよね。
作品そのものが熱い。
「ドラレジェ」は「ドラクエ」でいいんですかね。「5」は当たったけど傑作は「4」?


Theme:漫画の感想
Genre:アニメ・コミック

comments(2)|trackback(0)|漫画(雑誌)'21|2021-02-22_12:05|page top

今週のモーニング(’21.2.18) & 今月のマガジンエッジ(’21.2月) 他

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『ハコヅメ 別章アンボックス』

結局(まだ終わってませんが)テーマは何なんですかね。
"多数の正義"がトラウマのようですから、メディア+警察内他組織で、「世間」?
・・・ああ公式が一応答えを。

ちなみにアンボックス(unbox)の意味は、"箱から出す"
"白日の下にさらす"という、(一応)いい意味なのか、それとも身内からの"暴露"でもあるのか。
異分子が"弾き出される"みたいなパターンもありそうですけど。

『インビンシブル』

まだキャラに馴染みが無いのもあって力学が分かり難いですが、「過去の栄光"名門意識"ベテラン」「現状追従"負け犬"若手」がいて、そこに主人公は「名門復活」のポジティブ指向で入っては行くんだけど若手は勿論、ベテラン側にもまだ受け入れられる様子が無いという感じか。
"腐ったことなかれベテラン"とかが相手だと、構図としてはもっと単純なんですけどね。(笑)
とりあえずどちらを先に味方につけるんですかね。個人単位で一人一人、という可能性もあるか。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』

いやあ。
ネタとしては色々切なくてクるものはあったんですけど、結局また序盤かと思ってたのに終わっちゃったという、相変わらずの(笑)もったいない作り。

『上京生活録イチジョウ』

それにしてもゲームの話が多いなと思ったら、福本さんは"原作"ではなくて"協力"という位置なんですね。
さすがに世代的に、やや不自然には思ってましたが。
まあ本人が描いてても、びっくりするというレベルの違和感ではないですけど。

『アンメット-ある脳外科医の日記-』

お、"記憶"ねえさん登場。(名前はまだ(笑))
なるほど、体は覚えているから(見まねという)きっかけを与えればその場でも出来るのか。

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

今回はアイドル業界がテーマ。
なるほど、"スクール"に通ってるからと言って"プロダクション"に所属しているとは限らないのか。
確かに自らスクールを開ける程体力のあるプロダクションばかりではないでしょうからね。
・・・あ、違うな。逆にプロダクション経営のスクールに通うことは(お金を出せば)出来るけど、だからといってそのプロダクションに所属出来るとは限らない、の方か。
何にせよ、怪しい業態ではあります。(笑)
昔は多分、"自分の所のタレント"をプロダクション主導でスクールに通わせるのがメインだったんでしょうけどね。今は活動そのものを自力でやるアイドルも多いでしょうから、そこらへんがややこしくなる。"スクール"はスクールになる。



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『虎鶫 とらつぐみ‐TSUGUMI PROJECT‐』(週刊)

まだ面白いまではいかないですけど、意外と読めるなという感じにはなっています。
主人公が"一人"で一つ一つ確かめながら行動している感じが、話への入り易さに役立っている感じ。

『カイジ』(週刊)

定住への道。
まさかまさか、ただの"ロードムービー"無駄エピソードだと思っていた童貞おじさん軍団が、ここまで直接的にカイジたちの"新展開"に関わって来るとは。(笑)
いや、でも主眼はあくまで、"無駄"の方だったと、今でも思いますが。(笑)

『渡くんの××が崩壊寸前』(月刊)

どうも今回は、紗月本気で怒らせてしまったみたいですね。
"鬼"と見せて実は"仏"の。
その"仏"っぷりにも助けられて、これまで危ういバランスで"うざい主人公"領域に浸からずに優柔不断キャラで泳いで来た/機能して来た主人公も、今回ばかりは何か"答え"を出さないと許されない感じ。
女の子たちにというのもそうですが(笑)、「作品」的に。



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『左手のための二重奏』

今月も何かつまんない"ガヤ"的な出方をしていましたが(笑)、結局"左手"の女の子の方をこれからどう生かすかが、決まっていない感は強いと思いますね。
・・・最近ちょうど『ヒカルの碁』のアニメを見直したりもしてたんですが、そこでも(左手ならぬ背後の(笑))「佐為」をどう消すかに、随分苦心はされていたわけですが、参考とすればやはりああいう感じ?

『童貞絶滅列島』

童貞喪失の"辞世の句"笑った。(笑)
そんぐらいやってもいいかもしれませんね、結構それくらいのイベントというか。
死ぬ時に一句、その前に男になった時も一句。(笑)

『くにはちぶ』

なかなか簡単にハッピーエンドとはいかないようで。
割りと何か深奥のテーマみたいなものが、見えたような気がした回でしたが。
つまりこれは(近未来)"ディストピア"ものというより、既に存在している"無視"を可視化した世界だということ。

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更に言うと実は"被害者"方も、加害者を無視している。
加害者とのコミュニケーションの断念という形で。

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的な。


以上。
マガジンの『ヒットマン』最終回は、なんか中途半端というか盛り上がらない感じでした。
逆に"続編"の予定が既に?とか思っちゃいましたけど。


Theme:漫画の感想
Genre:アニメ・コミック

comments(0)|trackback(0)|漫画(雑誌)'21|2021-02-19_16:43|page top

2021年開幕2週間弱前ヴェルディ雑感 ~永井監督の発想とペップの発想

例年開幕前にやっていたプレシーズンマッチの出場時間まとめは、手間がかかるばかりでほとんど本番の予測の役に立たない(笑)ので、もうやめます。
代わり・・・というわけでもないんですが、Jの終了と入れ替わるように調子を上げて[12/19サウサンプトン戦から連勝スタート]、今や第二の全盛期と言えそうな状態に達してJオフ中の僕の関心をくぎ付けにしたマンチェスター・シティ、永井ヴェルディも有力な手本の一つとしているだろうペップのチームの観戦経験などから、永井ヴェルディの現状とここまでについて最近出たサカマガwebのインタビュー記事を叩き台として少し書いてみたいと思います。
それをもって、今季の"展望"にも。
別に上げ足を取っているつもりはないですが、種類としては"言葉尻"に近い内容なので。ぴんと来ない人は気にしないで下さい。


佐藤優平が喜び挑む「脳内猛レース」。「監督の進化に追いついていかなければ」('21.2.14)

"進化"

「監督が永井さんになって1年半ぐらいで、最初に言っていた基本ベースは変わりませんが、監督が求めることは進化しています。だから選手としては、常に向上心を持って練習からプレーできています。(中略)監督の頭の中はどんどん進化しているんです。だから早くその頭に、僕たちの技術と頭が追いつかなければいけないんです」


その"進化"とは。

「永井さんは最初は『80パーセント以上のボール保持』ということを言っていましたが、いまは『80パーセントのゲーム支配』に変わっているんです。最初は保持するのが80パーセントというところからこのサッカーを始めることが大事でした。非常に分かりやすくスタートしたんです」


うーんこれは、「進化」というよりも教授法とその"方便"の、「変化」ですよね。教授内容自体が変わっている(進化している)わけではない。そうでないと困るというか。
つまり、永井監督自身が、最初は『80パーセント以上のボール保持』が目的でそれで勝てると思っていたのが、その内いやそれでは勝てない、『80パーセントのゲーム支配』に目標を変更しようと"進化"したのだとすれば、余りに素朴過ぎてそこらの素人サポ以下みたいな話になってしまいますから。
佐藤優平自身も("ボール保持"で)分かりやすくスタートした」と言ってますから、そんなことはないだろうとは思いますけど。さすがに言葉尻(笑)というか。"方便"だということは分かっている。(はず)

ただやはり、言い方としては正確ではないと思いますね。
変化しているのは方便としての目標の設定の仕方であって、元々の内容ではない。「監督の頭の中」は進化していない、元々知っていた事の伝え方が変化しただけ。・・・むしろ"好意"として(笑)、"進化"説は否定したいですね。(笑)
その伝え方の変化によって、監督の生産物としての「チーム」は"進化"するかも知れませんが。『ボール保持』から『ゲーム支配』へ。でもそれを監督の"進化"と言ってしまうのは、むしろ監督を馬鹿にしていることになる。(なりかねない)

まあ軽いインタビューの言葉尻を記者が編集しただけのものですから、別に優平を批判しているわけではないですけど。ただ文字として"残る"言葉ですから、一応修正はしておきたい気がします。

と、選手側の理解問題については一応それで決着をつけたことにして、一方監督側は・・・


永井秀樹監督の「異常なほど高い」理想。ロティーナ監督の称賛も「現状維持は後退の始まり」('21.2.13)

"理想"

「選手の取り組みの部分では80点ぐらいは与えたいと思います。僕の理想異常なほど高いですが、それを差し引いて75点ぐらいかな。選手はみんなよくやってくれました」


うーん・・・・
これはかなり、ストレートに監督自身の言葉、強調点という感じですね。余り誤解の余地なく。
そして多少引っかかりますね、僕は。
「理想」なのか?。そしてそれは、「異常なほど高い」のか?

まずたかだか極東の2部リーグの中位チームでやっている自分の作業を、"異常なほど"高いと言ってしまう自負心に、どうも引っかかりがあります。恥ずかしげもなくとまでは言いませんが。舞台のレベルや現在までの1年半の客観的成果(主観的にどう思うか自体は止めませんが)を踏まえた上で、そんなに"高い"ことをやっていると思っているのか、あるいは舞台も成果も度外視していいくらいに、世界的にアヴァンギャルドorオリジナルなことをやっていると思っているのか。
まあ思っているのかもしれないし、本当にやっているのかも知れませんけどね。
ただ普通に聴けば、やっぱり違和感は感じます。
逆に"Jリーグとしては"というくらいなら、まあ定期的に褒めてくれる人もいますし、ぎりぎり言えなくはないのかもしれませんけど。
それにしても例えばロティーナやリカルド・ロドリゲスよりレベルが高いと、言えるようなものなのか、まあ別に言っているわけではないので(笑)ロティーナやリカルド・ロドリゲス"並"でもいいですけど、では彼らは自分のやっていることを"異常なほど"高いなどと言うだろうかという。
あるいは"舞台や成果を当面度外視出来るほどオリジナル"ということならば、今治岡田メソッドなどというものもありましたが、あれをどう評価するかは別にして岡田氏があれを言う為にどれだけの状況設定や理論的言語的準備をしているかを考えれば、いかにも"軽い"印象は受けてしまいます。
とどめとして言うならば、北九州なり何なりも含めた2020年のJ1/J2の各チームのサッカーを見て、永井少年/青年が吉武先生と構想を温めていた(らしい)数年前ならともかく、永井ヴェルディがやってることやれることが、"Jリーグ"水準でもそこまでレベルが高かったりレアだったりするのだろうかという。ちょっと何か、内向きに固まり過ぎているのではないか自画自賛に過ぎるのではないかと、そういう印象は受けます。

そしてより実践的に言うならば、「"異常なほど"高い理想」という認識・性格付けは、ゴールやタイムリミットを曖昧にする、無限延長するという"効果"を、場合によってはもたらしてしまうことになると思います。予防線だなんてことは言いませんが、ある種の弱気や不安の無意識の表れなのかなくらいのことは、まあ。
そもそも「理想」という言い方自体、実は少し気に入らないんですよね。永井ヴェルディのチーム作りのプロセスに感じていたもやもや感(詳しくは後述)と、リンクもするし。どういう"プロセス"感なのか、どういうスピード感なのか。
・・・つまりですね。あくまで例えばではあるんですけど、ペップ・シティを日々&数年間見ていて、ペップが「理想」を追求していると感じることは、実はほとんど無いんですよね。もっと端的に、日々の課題目前の状況を、遥か先の問題としてではなくて今この瞬間解決しようとする、そういうある意味刹那的な作業の実は積み重ねに見える。そういう"切迫"感の方が、ペップとそのチーム作りが帯びているアトモスフィアのメイン。そういう意味では、そんなに例えばモウリーニョと大きな違いがあるようには感じない。立派な勝利至上主義者というか。日常的には。
別な言い方をすると、ペップは自分の作業を「理想」とは位置付けていない気がします。むしろ勝つ為にどうしても「最低限」今やらなくてはいけないこと、その繰り返し。だからこその"切迫"感スピード感。

一般的な目標設定の問題としても、「理想」と「最低限」では、やることは基本的に同じでも作業のスピード感切迫感は全然違って来ると思います。いつか達成すべき素晴らしい理想ではなくて、最低限出来てないと成り立たない立ち行かないと認識しているのでは。人間が死に物狂いになれるのは後者の目標設定ですよね。余程規格外に情熱的な理想主義者じゃない限り。少年漫画の主人公的な。(笑)
ペップにも「理想」はあるでしょう。ただ日々の監督業を駆動しているのは、それとはまた別の次元のタイム感のように、僕には感じられるのです。
ちなみにペップにも"理想を追求している"と感じられる時はあります。それは調子の悪い時です(笑)。就任初年度とか今回調子が上がる前の長めの停滞・不調期間とか。そういう時には、自分の過去の幻や未来のなりたい姿に向けて、果たしてたどり着くことがあるのかなと思わせるスローペースや空回り気味であがいているペップの姿も見えたりします。だから単に調子よく作業が進んでいる時は「理想」モードはかき消されて後退して、上手く行かないと浮かび出るだけ(笑)かもしれないですけど。

ペップ・シティの不調期≒永井ヴェルディの通常運転?
なんて酷いことを!(笑)
いや、まあ、今書いたことを繋げてみたらそういう話になってしまって、あれ困ったなとなっているところです。(笑)
まあそういう嫌味はともかくとして、永井監督よりも天下のペップの方に、より"必死さ"を感じることが多いというのは、別に嘘ではないです。


「開幕してからも、現状維持は後退の始まりだと言ってきているように、毎試合毎試合バージョンアップが必ず必要です。そこはこだわっていきたい」


うーん。これな。
いや、何が問題なのかと思うと思うんですが、例えば去年の年末こんなことを書きました。
>・仮に2分するとしたら永井監督がどちらなのかは、難しいところがあるかもしれませんが。
>・"狂気のポゼッションサッカー"の人として「自分たち」派の究極として、特に"批判"される場合も多いですが。
>・ただその"スタイル"の構築自体の中に「対策」「対応」の思想が色濃く入っているとも思うので。
>・僕自身は、あえて言えば「対策」「対応」派の監督だと思っています。


永井監督は大別するとどういうタイプの監督なのか、スタイル構築派なのか対策・対応派なのか。
いくつかの理由でこの時点では僕は後者という性格付けを一応しておいたわけですけど。
うーん、なんか怪しくなって来た。(笑)

それこそ今言ったばかりの"ペップ結構場当たり主義"論の中では、逆に永井監督を"遠大な目標に向けて気長にスタイル構築"をしている人として描き出したわけですし。
今回の個所で引っかかっているのは、「毎試合バージョンアップ」という言葉なんですよね。
つまり"場当たり主義"論で言うならば、問題となるのは"毎試合のバージョンアップ"ではないんですよ。その都度の行き詰まりや困難を打開する為の努力や工夫が問題なのであって、逆に言えば行き詰まらなければそのままでいいわけです。別に"バージョンアップ"は必要ないわけです。少なくとも"毎試合"は。勝つ為にやってるので、勝ててるなら変える必要は無いわけです。
"不断のバージョンアップが毎試合必要"というスケジュール感というのは、要するに究極理想のスタイルの構築に向けて遠大な努力を続けるというチーム作り像、プロセス感のものだと思います。勝つ為というより理想の為。到底「対策・対応」型のものとは言えない。

勿論二分する必要ないと言えば必要ないんですけどね。"不断の努力"自体は、どうあれ必要ですし。一般論として。(笑)
そういう"一般論"を述べているという部分は当然ありつつも、しかしそれ以上に/それ以外に、どうも永井監督の"チーム作り"の一つの傾向というか性格というか偏りというか、そういうものを言葉のニュアンスとして、今回僕は感じてしまったという話。
最近新たに強化された"ペップ・シティ"の印象と、それとの比較での永井ヴェルディのある種の悠長さというかスピード感の不足の実感と疑問への、一つの答えとして。彼はやはり"スタイル"派なのかなという。

"スタイル"派にしてはチームを全体として形成しようとするグリップ力が弱いなという印象から、"対策・対応"派という結論も出してみたんですが、違うのかな。"弱いスタイル"派の方だったのかな、その後で書いている。


・・・3つ目として、再び2.14の方の記事(『佐藤優平が喜び挑む「脳内猛レース」。「監督の進化に追いついていかなければ」』)から。

"ギュンドアン"という一つの解答

「いまはシュートの選択肢が最優先だと監督は言っています。打つところは打つ、チャレンジするパスは出す、というようにどんどん変わっていっているんです。ボールを持つだけではないんだよ、ということは、選手の頭の中にどんどん入ってきています」


「去年までは決めきるところで迫力が欠けていました。ゴール前の迫力、人数のかけ方、ボールの運び方で少しずつチャレンジが増えてきています。ゴールに直結するプレーが求められていますね。結果を出さないと試合には勝てないのは、1年半やってきて全員が分かっていること。得点に直結するプレーが最優先で求められています」


「自分たちはつなぐことがメーンとされていますけれど、裏でフリーになるならそこを選択するし、ドリブルで運んでシュートを打つことも選択肢になります。きれいなサッカーと言われてきたけれど、強引さも必要だし、ゴール前の迫力に欠けているのは明らかで、もう少し泥臭く変わっていかないとこじ開けられない」


監督の/チームの進化という話の流れで出て来た、最近の重点ポイント。
とにかくシュートだゴール前だもっと強引に泥臭くと言ったワード(標語)が並んでいるわけですが、さてどうなのか。
それが"進化"なのか。少なくとも永井戦術の。

点が取れるようになること自体は、どんなチームにおいても「強化」には違いないわけですけど、その為に"ゴール前"や"最後のところ"に力点を置くというのはアプローチの可能性の一つであって、そしてあんまり"永井戦術"そのものの延長に見えるものには思えないんですよね。「強化」ではあっても「進化」ではないのではないかというか。だから駄目とは言いませんけど。

かたや今回のもう一方の主役ペップ・シティがどのように復活したかというと、周知のように別に"ゴール前"が強化されたからではない。頼みの綱のアグエロは長らく欠場したままですし、ジェズスやスターリングの"宿題"は一進一退ですし、代わりの"ストライカー"が新たに補強された訳でもない。あくまで"崩し"の質を高める、チャンスの数を無限に増やすという、基本方針は変わらないままに、カンセロのような新要素を加えつつの全体の機能性の良化によって、基本的には復調したはずです。(それ以前に守備の強化が先行しているという話はまた別にありますが)

ただそういう「正論」は正論として、もっと端的な誰にでも分かる(笑)"新要素"としてやはり無視できないのが、アンカーorボランチから新たにインサイドMFとしてフル活用されるようになって開花した、ギュンドアンの得点力。・・・開花というか、狂い咲きというか。(笑)
そこにおけるギュンドアン個人の改めての確認された能力の高さは勿論として、もう一つやはり「端的」に印象深いのが、中央からゴール前に出て行く得点力の高い選手(MF)という要素の、分かり易い有効性。ペップのチームの歴史においても、これまでさほど目立っていなかった要素としての。
個人的な感慨として非常に印象深いのは、なるほどギュンドアンみたいな選手が中盤にいれば、別に殊更「戦術」として「偽9番」のような仕掛けを用意しなくても、勝手に/自然にセンターフォワードはいかにギュンドアンの為にゴール前のスペースを"空ける"かということを考えるし、ポジションチェンジはスムーズに行われるよなということ。

勿論そうした「仕掛け」自体も基本戦術として用意はされているわけですが、ギュンドアンの存在がそれに命を吹き込んだというかより説得力を持たせたというか。それゆえの威力。
"戦術"的に言うならば、従来メイン的に使われて来た3トップの"横"の入れ替わりに対して、(無かったわけではないですが)"縦"のベクトルの強化、再設定。

翻って永井ヴェルディにおいてここらへんがどうかというと、やはりメインで考えられているのは、その名称が示唆するようにセンターのフリーマンとサイドのワイド"ストライカー"との間の「横」の入れ替わりなわけですね。
「縦」が無いわけではないですが、メンバー編成的にも"前"に出る力を特徴とする選手が中盤に置かれることは基本的に無かった。一瞬澤井直人が置かれたりすることもありましたが。そしてそうした時そのプレー/存在の有効性を指摘・主張する人もいたわけですが、ただそれをチーム全体の中でどのようにどのような比重で位置付けるべきなのか、僕もよく分からなかった。基本的にはやはり、監督の"狙い"の方を、先に考えるべきではあるでしょうし。チーム全体に、まだ未完成感も濃い中で。

それが・・・。まああけすけに言えば、「ペップもやってるんだからいいのか」と、そういう心境になったという話です(笑)。その目覚ましい有効性の例示と共に。
少なくともそこを強化しても、必ずバランスが崩れる基本戦術が揺らぐわけではないんだなと。シティはシティではあるんでしょうけど、最終的に。そして永井ヴェルディは永井ヴェルディで。
一応言っておくと、今のギュンドアンのようなプレーがペップの戦術の中核部分には無かったのだろうということは、他ならぬギュンドアンが在籍自体は5年目でもこれまでほとんどそういう使われ方をして来なかったことに、表れているだろうとは思いますが。ここまでやるとまでは思っていなくても、今のようなプレーが"出来る"選手だということ自体は、シティ・ファンのほとんどが最初から分かっていたことだと思います。少なくともアンカーとかよりは(笑)。フェルナンジーニョの代わりよりは。(笑)

とにかく"ゴール前頑張れ!"よりは、こちらの方が「方法」らしいかなと、自分で考えたわけではないですがシティにおけるギュンドアンのプレーを見ていて、思ったという話です。
凄く当たり前の方法ですけど、気持ちコロンブスの卵というか。
今年加入した選手の中では、梶川諒太なんかは、割りとそういう要素のある選手には思いますが。他にも例えば僕のよく知らない若手の中に、そういうプレーの出来る選手がいたりしないものか。
まあ具体的には、見てからですね。


以上、特にペップ・シティとの比較という視野における、今僕の(心の)目に映る"永井ヴェルディ"という話でした。
開幕前にして妙に悲観的な展望も含まれていたりはしましたが、より"上"を見る上では無視できない側面だとは思ったので。


Theme:Jリーグ
Genre:スポーツ

comments(1)|trackback(0)|ヴェルディ '21|2021-02-16_20:43|page top

’21.1月期の地上波アニメ

純粋な新作(で見ているの)は一つしかないんですけど、一つだから無視していいということも無いですし一方で続編ものの方もスルーするには多過ぎるので、やっておきます。
・・・やっておかないと、後で"歴史"をたどる時めんどくさいんですよね。(笑)


新作

『怪物事変』 (Wiki)

原作 - 藍本松
監督 - 藤森雅也
シリーズ構成 - 木村暢


"けもの"事変と読みます。
原作は漫画。なんか絵に見覚えがある気がしたんですが、過去作に聞き覚えは無いですね、集英社系の人だし(僕は講談社の犬(笑))。単に特徴的なだけかな。



・・・『怪物王女』のアンドロイドメイド"フランドル"を連想したのかもしれない。

怪物王女 フランドル

目を"見開いて"いる感じが。(笑)
まあ同タイプと言えば同タイプの、機械的で従順な感情反応を示すキャラですけどね、この主人公は。
それがいいんですけど。

監督は『トライブクルクル』『終末のイゼッタ』の人ということですが、全く知りません。原画マン/作画監督としての実績は、豊富そうな人。
構成は『刻刻』の人。他にも『ガンダムビルドダイバーズ』や谷口悟朗原作の『スケートリーディング☆スターズ』と、僕は見てませんが最近活躍の目立って来ている人のようですね。

いかにも集英社(ジャンプ系)らしい、"少年少女妖怪バトル"ものですが、ある種の"被虐待児童"である主人公(本人は自覚が薄いようですが)の自己発見自己解放、それを通じた人間の"感情反応"自体の再チェックみたいな作者特有だろう問題意識・センスが面白い作品。まあ普通に妖怪バトルものとして、ツボを押さえていて楽しいですけどね。


続編

『進撃の巨人 The Final Season』 (Wiki)

原作 - 諫山創
監督 - 林祐一郎
シリーズ構成 - 瀬古浩司


スタートは去年の12月なんですけど、12月スタートの作品を『'20."10"月期のアニメ』エントリーでは掬い切れなかったので、こちらで。
原作は・・・まあいいですね。(笑)
監督はこのシーズンから新しく、『ドロヘドロ』『賭ケグルイ』の人に。なるほどドロヘドロね。
構成も代わっていて、『呪術廻戦』『ドロヘドロ』『ヴィンランド・サガ』『BANANA FISH』と立て続けに話題作有名原作のアニメ化作品を担当している近年屈指の売れっ子の人に。『賭ケグルイ』でも脚本に参加していますし、監督とのつながりも深い模様。まあ"万全"を期した体制?(笑)
話の方は、前シーズンの終わり("海"に出てその向こうにみんなで思いを馳せる)からかなり内容が飛んでいるので、しばらくよく分からなかったですし、やはり"巨人"が出て来ないと興趣半減なので(笑)、このままショボショボ終わるのかなあと思ってたらどっこい「居住区に突然巨人出現」のやり返し倍返しで、なるほどと。(笑)
ただその後の陰惨さはそう易々とカタルシスに浸らせてもくれない感じで、特に"それぞれの立場""それぞれの生存権"の構図がかなり極限まで並び立たされていて、どう収拾するのかなという感じです。エレンの行動原理は、どちらからも乖離気味ですし。
それにしても、原作読者じゃないとなかなかアニメだけで設定を飲み込んで覚えておくのは難しい作品ですね。


『約束のネバーランド』(S2) (Wiki)

原作 - 白井カイウ[原作]、出水ぽすか[漫画]
監督 - 神戸守
シリーズ構成 - 大野敏哉、白井カイウ


監督は変わらず。息長く活躍しているベテラン監督で、近作だと『すべてがFになる』とか。
構成には今期から原作者の白井カイウさんも参加。引き続きの大野敏哉さんは実写とアニメ両方やる人のようですが、アニメの代表作は『宝石の国』『ガッチャマン クラウズ』、それから神戸監督の『すべてがFになる』
内容的には・・・どうなんでしょうね。正直1期の時の"名作"感は、だいぶ色あせて僕には見えますが。正直期待外れ。
牧場/園という閉鎖的極限状況での駆け引きや心理描写の精度は物凄かったですが、一方でそこから出た後の「世界」や展開の構想力は割りと普通だなと。戦略名人だけど戦術やマネジメントは・・・みたいな感じ?(笑)
まあ最後までは見ますけど。
・・・そうそう、普通か非凡かといったレベルの問題とは別に引っかかっているのが、園の「食用児童」の描写が要するに「人間」と「食肉用動物」の関係のメタファーになってるのかなと思っていたんですが、

蓋を開けてみたらただの"民族"対立みたいな話になっていて、随分スケールダウンしたなと。そこまで切り込む気は無いのかなと。
ひょっとしたら、"これから"なのかも知れませんが。


『Dr.STONE ~STONE WARS』(S2) (Wiki)

原作 - 稲垣理一郎[原作]・Boichi[漫画]
監督 - 飯野慎也
副監督 - 川尻健太郎
シリーズ構成・脚本 - 木戸雄一郎


割りとついこの前1期を見たような感覚ですが、'19年の7月か。ふむ。まあその時も2クールやってますしね。その終わり(12月)からは、1年しか経ってない。
監督は変わらず。『メイドインアビス』のテレビ・映画両方で助監督を務めている他は、これの1,2期の監督のみ。それを補助する副監督が交代していますが、こちらもこのDr.STONEの演出スタッフの一人であるという以外には大きな実績はなし。なんか"ファミリー"でやってる?(笑)
構成も引き続きですが一応他の実績もある人で、『Infini-T Force』『ひかり ~刈谷をつなぐ物語~』『ガッチャマンクラウズ インサイト』でメインに近い役割を果てしているようですが、作品自体は僕は見ていません。
作品の方は、いい意味で何も変わらずに、相変わらず文句なく面白いです。"劇"としてはかなり単純化された、ギャグっぽいと言えばギャグっぽい大雑把な作りですけどそれが効果的ですし、勿論何よりも"科学"のアイデアに圧倒されますね。


『ワールドトリガー』(S2) (Wiki)

原作 - 葦原大介
シリーズディレクター - 畑野森生
シリーズ構成 - 吉野弘幸


1stシーズンは'14年に日曜朝の子供用アニメの枠でやっていたものが、土曜深夜で望外の続編登場。
当時は僕も今よりもっと丁寧にアニメの新作チェックしていたのでキャッチ出来ましたが、今ならスルーしてたかも。キャッチ出来て良かったあという(笑)、見逃せない傑作。
まあそもそも子供向け勧善懲悪とは程遠い複雑微妙な倫理観の作品だと思いますが、当たりは確かにソフトなので、こういうのを見て子供が育つのも悪くないかもという気も。(笑)
基本的にはジャンプらしい能力バトルものですが、そこに"ボーダー"という人類側組織の妙に実体のある「組織」性が加わっているのが特徴かなと。「仲間」という素朴なレベルを遥かに越えた、「ユニット性」「組織戦術」が戦いの重要な要素になっている、なかなか珍しい少年(バトル)漫画かと。
「監督」表記は無く「シリーズディレクター」表記の人が、今期から新しい人になってますが、演出的文体的変化は何も感じないので本当に調整役程度の役割なのかも。
構成は実績のある人ですが、僕がちゃんと見たのは『アクセル・ワールド』『マクロスF』あたり。"代表作"は多分、『舞-HiME』『ギルティクラウン』とかなのかな?


『ログ・ホライズン 円卓崩壊』 (Wiki)

原作 - 橙乃ままれ
ストーリー監修 - 桝田省治
監督 - 石平信司
シリーズ構成 - 根元歳三


こちらも2014年の2ndシーズン以来の復活。主要スタッフは全く同じですね。
原作はラノベで、『まおゆう魔王勇者』の人。『ログ・ホライズン』同様に異世界への"社会学"的な視点が面白かった作品で、そういうのが得意な人なんでしょうね。
"ストーリー監修"の人の役割はよく分かりませんね。学者さんかなと思ったら、ゲームデザイナー、シナリオライター。
監督は『FAIRY TAIL』や『無能なナナ』の人。どちらも作品としては悪くないと思いますが、特徴と言われても(共通点が無さ過ぎるのもあって)ぴんと来ませんね。この作品での演出も無難の一言で、NHKアニメらしい丸みと言えばそうなんですが特に若い視聴者には流されそうな感じ(笑)。内容は鋭いだけに、もうちょっと何か欲しかった気も。
構成は結構キャリア長&多作な感じの人で、過去には『東京魔人學園剣風帖 龍龍(トウ)』『戦う司書』『妖狐×僕SS』『トワノクオン』など。まあ僕はほぼ見てないですけど。
上でも言ったように異世界/ヴァーチャル世界を舞台に社会や人間の集団がどのように成立するのかどのように動くのかを興味深くシミュレートした作品で、主人公は冷血ではないですが完全に"策士"タイプですし、かなり「知性」に寄ったそれゆえ面白いですけど地味でもある作品。でも知的で抑制的なりに人物のタイプ論や感情・行動もしっかりと描いていますし、かなり見応えのある作品だと思います。地味ですけど。(笑)


以上。
"昔ほどはチェックしてない"とは言いましたが、一応21:00以降の地上波アニメの新作は、過去期がつまらなかった作品以外は全部1回は見ている筈です。朝~夕方までのは、ノーチェックですけどね。中にはいいのもあるかも。


Theme:2021年新作アニメ
Genre:アニメ・コミック

comments(0)|trackback(0)|アニメ 2('10~)|2021-02-12_18:10|page top

今週のモーニング(’21.2.10) & 今号のイブニング(’21.2.9) 他

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今週は木曜休日なので、モーニングは前倒し発売。


『グラゼニ ~パ・リーグ編~』

"元メジャー"キャッチャーとの出会いで凡田がどのように復活するのか・・・て、まるで担当のアオリみたいですが実際そう言うしかない回でした。(笑)

『インビンシブル』

(選手じゃなく)トレーナーの話かと思ったと前回言いましたが、満更外れでもないというか何やら"トレーニング理論"的なものが関わっていそうな主人公のプレーぶりでしたね。

『ハコヅメ別章 アンボックス』

現場や警察官の心情描写の迫力はほんと出色というか、二度と出ないかもしれないというレベル。
繊細さと剛直さのバランスがとてもいいというか、多分彼らの振り幅のど真ん中なんでしょうね。ナチュラルボーン警察官的な人というか。
今回の藤の言動の一つ一つ一挙手一投足の、情報量の多さよ。一人の「人間」としての警察官の姿が、圧倒的な迫真性で迫って来る。

『リエゾン-こどものこころ診療所-』

こちらもなんかもう、かなり厳しいというか切ないというか、痛々しい案件で。
「文字障害」の話と「義理親子」の話と、重ねる必要があったのかなと。どちらか一つでも、十分にしんどい。
多分実際の案件を基にしてるんだと思うんですけどね。それゆえの"重なり"。創作的理由というより。

『ドラゴン桜2』

ほお。桜木自身が"勝負"がかりの、「大人」の話とは珍しい。(笑)

『アンメット-ある脳外科医の日記-』

"婚約者"に問題はあるようですが、まさか悪意とは、例えば口実つけての婚約破棄を狙ってるとは見えないので、ではどういう裏があるのか。社会的地位のある家で、一族から別の縁談を迫られてるとか?

『相談役 島耕作』

おっさんたちの話のようではありますが、お水や風俗での疑似恋愛の経験のある世の男性諸君には、老若問わず刺さるエピソードだったかもしれません。(笑)

『未来保険』

新人の読み切り。
笑うセールスマン的なよくある為にする"教訓"設定ものかと思いましたが、最終的には結構爽やかな印象が残りました。
保険会社の女の子の妙に熱いキャラも面白いので、連載のイメージも持てなくはないかもですね。

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

法律的な抑止は一応可能としても、あのクレクレママがただ引き下がったりあっさり"改心"したりするタマかねという。
旦那の常識家ぶりに頼り過ぎというのも、結局前回の印象通りですし。
どうでもいい"田村の恋愛"オチでは、流し切れないぞという。(笑)



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『異世界紀元前202年』

ここまでの展開は、まあそうだろうなという感じ。
問題はやはりここから、「項羽」をいかに説得的に、意義深く描けるかだろうと。
"復活"させる価値というか。
ハンニバルは一応"自由""反帝国主義"ということになるでしょうが、項羽はたまたま負けただけで普通に圧制者ですからね。"旧体制"の寵児というか。

『相続探偵』

うーん。
結論、この漫画下手

『松井さんはスーパー・ルーキー』

なんかほんと段々好きになって来たなあ。(笑)
それぞれに"消極性"の権化の二人が、これからどう接近して行くのか。(笑)
(でもそれがどう"野球"的な展開に繋がるのかは全くの謎(笑))

『紫電改343』

最前線の軍人たちが馬鹿だったとは思いませんが、ことは「特攻」(ないし決死隊)という特殊状況なので、林隊長の"深慮"や合理主義がどう受け止められるのか、際どいラインではあるでしょうね。
・・・ほんとに"臆病者"だったら笑いますが、まさかね。(笑)

『烏は主を選ばない』

ほお。"真の金烏"がはったりである可能性があるのか。
いや、多分それは違うんだろうとは思いますが。政治的思惑は思惑として。
本物は本物だろうと。

『グラゼニ ~夏之介の青春~』

もう読まないでいいですか?
繰り返しますが"野球"そのもの以外のパートは、全くのごみだと思います。
作者の老化、or漫画家としての緊張感の喪失を痛感させる。
"本体"も既にだいぶ緩々なように。

『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』

いい奴だなあ、友達。泣けるぜ。(笑)
真に"出来る"人なんでしょうね、そう"見せたい"タイプではなくて。
育ちのいい人はいい。

『狩猟のユメカ』

やはりどう見ても打ち切りですね。
完全に"第一部完"的な最終回。
才能はある人だと思います。次回作、ないしパワーアップしての続きに期待。
アフタ、モー2、ヤンマガ3rd、good!アフタのどれかがお薦め。(他人事だと思って気楽に(笑))

『リーガルエッグ』

しばらくごちゃごちゃしてましたが、主人公がやる気になると途端に話が動き出す予感満点になるのは、さすが主人公。(笑)



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『オペ看』(ヤンマガ)

ああ。
ただの粗忽者かとも思ったけど、このヒロインの馬鹿素朴さはちゃんと魅力ですね。軽く泣けました。
"大人の決断"に対する、"正しい"「子供」の抗議。



『カノジョも彼女』(少マガ)

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うぅぅ。(苦悶)
一応その後、うっすら疑ってはいたようですけどね。(正常に(笑))
また"もて遊ばれ"モードに、入りつつありますね。(僕が(笑))



Theme:漫画の感想
Genre:アニメ・コミック

comments(0)|trackback(0)|漫画(雑誌)'21|2021-02-10_17:34|page top

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