週末はJ開幕

今年のオフは2ちゃん改め5ちゃんすら見ていないので、すっかり"一般人"状態ですけど。
ということで、ほぼほぼ自分用に、開幕前に今年のメンバーの再確認をしたいという、それだけのエントリーです。


GK
柴崎、上福元、武田、長谷川
DF
若狭、井林、畠中、平、
比嘉、林昇、、永田
MF
内田、澤井、佐藤優、井上、
田村、奈良輪高井、橋本、
森俊、二川、渡辺、藤本
梶川
FW
アラン、ドウグラス、林陵、カルロス、
菅嶋


・・・郡の契約解除なんてこともあって、ちょうど30人に。(公式)


プレーの記憶の無い選手も何人かいますが、とりあえず開幕前の練習試合のメンバー(スタメン)を見ると。

1/27 桐蔭横浜大学戦

1本目
GK 上福元
DF 田村、若狭、畠中、比嘉
MF 内田、二川、梶川
FW 森俊、ドウグラス、アラン

2本目
GK 長谷川
DF 奈良輪、井林、若狭、林昇
MF 李、澤井、佐藤優
FW カルロス、郡、高井


1/31 川崎F戦

1本目
GK 柴崎
DF 田村、井林、畠中、比嘉
MF 李、澤井、井上
FW アラン、林陵、梶川

2本目
GK武田
DF 奈良輪、若狭、永田、林昇
MF 内田、佐藤優、橋本
FW カルロス、郡、高井


2/5 鳥栖戦

1本目
GK 柴崎
DF 田村、井林、畠中、林昇
MF 内田、井上、渡辺
FW 林陵、カルロス、森俊

2本目
GK 上福元
DF 若狭、井林、畠中、奈良輪
MF 内田、佐藤優、渡辺
FW 菅嶋、ドウグラス、高井

3本目
GK 武田
DF 奈良輪、若狭、田村、比嘉
MF 李、橋本、二川
FW 澤井、郡、梶川


2/8 G大阪戦

1本目
GK 柴崎
DF 田村、井林、畠中、奈良輪
MF 内田、井上、渡辺
FW 菅嶋、ドウグラス、林陵

2本目
GK 上福元
DF 若狭、畠中、李、奈良輪
MF 内田、井上、渡辺
FW カルロス、ドウグラス、高井


2/9 ヴァンラーレ八戸戦

1本目
GK 長谷川
DF 田村、若狭、井林、林昇
MF 李、澤井、佐藤優
FW 森俊、郡、梶川

2本目
GK 武田
DF 若狭、井林、李、林昇
MF 橋本、澤井、二川
FW 森俊、林陵、佐藤優



・・・最後ヴァンラーレ八戸に1-4で負けているのは少し気になりますが、まあ見てもいないし勝敗とかは度外視で。しかしわざわざ沖縄で青森のチームとやったのか、なんか(笑)。しかも負けてるし。

最初の試合以外は"背番号順"でしかメンバーが書いていないので、推測しながらにはなりますが、各ポジションの出場"本数"をカウントしてみると。

GK 上福元(3本)、長谷川(2本)、柴崎(3本)、武田(3本)
CB 若狭(5本)、畠中(6本)、井林(7本)、永田(1本)、李(2本)、(田村1本)
右SB 田村(5本)、奈良輪(3本)、若狭(3本)
左SB 比嘉(3本)、林昇(5本)、奈良輪(3本)
アンカー 内田(6本)、李(4本)、橋本(1本)
IH 二川(3本)、梶川(1本)、澤井(4本)、佐藤優(4本)、井上(4本)、橋本(2本)、渡辺(4本)
FW 森俊(4本)、ドウグラス(4本)、アラン(2本)、カルロス(4本)、高井(4本)、林陵(4本)、梶川(3本)、菅嶋(2本)、澤井(1本)、佐藤優(1本)

・・・うーん、見事に満遍なく使ってますのね。いいのか悪いのか分かりませんが。
とにかくこれを元に、去年の実績も踏まえてメンバー編成してみると。

GK 柴崎、上福元、武田、長谷川
CB 井林、畠中、若狭、永田
右SB 田村、奈良輪
左SB 林昇、比嘉
アンカー 内田、李
IH 渡辺、井上、澤井、佐藤優、二川、橋本
FW ドウグラス、アラン、梶川、カルロス、林陵、高井、森俊、菅嶋

こんな感じですかね。
結局去年の主力は不動で、ダブルアンザイの分スケールダウンという感じではありますが、層は厚くなってますね。見事にというか、綺麗にというか。
ま、十分とは言えないけど、やれることはやったという、そういう陣容。またロティーナの選手起用も、ここまでを見る限りではそういう"浅く広い"感じの使い方。(笑)

他チーム目線でこのチームが"怖い"かと言われると、あんまり怖くはなさそうですけど(笑)、無い袖は振れないので出来ることをこつこつと、"名より実"という感じでやっていくしかないでしょう。


注目選手としては、左SBの林が随分使われているのが、評価されてのことなのかよっぽど人材がいないのか、気になるところではあります。一瞬のセンスは感じなくはない選手でしたけど、去年も。ただパワーとかはあんまりないので、どうなのか。
田村のところはシーズン中には、さっさと奈良輪に抜いて欲しい感じ。田村に"頼る"ようでは少し厳しい。

潮音・こう太はやってもらわないといけない選手ではありますが、特に"コンビ"に関しては実績が無いので、しばらく見てみる必要があるかも知れませんね。内田のバックアップを李が予定通り務められるのか、今のところ順調に使われてはいるようですが。
FWでは高井と森のどっちも知らないけどどちらか(笑)が、ものになってくれるとありがたい感じ。
気にかかるのは菅嶋で、結局FW起用らしいししかも順位低そうだし、今のところは厳しい感じですね。


こんなところ。
確認してみても、結局盛り上がりも盛り下がりもしなかったですね。(笑)
逆に言うと、例年になく安心感・安定感はある、スタート前ではあるかも知れません。
今のところは、それで満足しておきましょう。
という感じで。


スポンサーサイト

テーマ : Jリーグ
ジャンル : スポーツ

今号のイブニング(’18.2.13) & 今週のモーニング(’18.2.15)

eve180213



『世界で一番』

がんは遺伝子治療で治るそうですよ、お母さん!!(表紙裏の広告)
"弁当屋"女はどんどん嫌なキャラになって行くし、アッシュはどんどん、こちらは"計画通り"ではあるんでしょうがその計画に従って自分がしんどくなって行くし。どこまで行く気なんでしょうね作者は。受けて立つけどしんどいです。(笑)

『創世のタイガ』

ふーん。面白いですね。
いわゆる「歴史考証」にそんなにこだわってるわけでもなくて、さりとて"伝奇""奇説"をやりたいわけでもない。
何か超状況的な、シミュレーションストーリー。
"好き"でやってる感じが伝わって来るので、いいと思いますが。

『金田一』

あー。こういう少年誌ノリしんどいなあ。
シティハンター系とか、ヤンキー漫画とかによくある「ずっこけ」「お色気」。
古いというか無駄というか。

『少女ファイト』

黒曜谷の"先輩"たちって、具体的に何をやってるんでしょうね。
速いコンビネーションなのか高いスパイクなのか。サッカーほど自由に繋げられるわけでもないので、"動けない"なんてことはそうそう無いと思うんですけど。"いつ"打って来るかはとりあえず分かるので。

『めしにしましょう』

確かに仮想通貨やってそうなタイプ。(笑)
まあああいうのは、"周り"がやってれば自分もやるんだと思いますけどね。
ちなみに「バレンタインチョコ」も、"風土"によって流通量が大きく変わると思います(笑)。学校ごとにというか。(笑)

『学生島耕作』

最後に「立ち直ってくれることを望む」というのが、嘘くさいところ。
思わねえよこの状況で。"言う"かもしれないけど。でも内心の方では。
新人だったら間違いなく、編集に駄目出しされてますよね。(笑)

『妻恋』

兄弟に嫉妬ねえ。
しなかったなあ。(笑)
妹の方は、僕にしてたみたいですけど。
要は親にも妹にも、関心が無かったんでしょうね僕は(笑)。他人にというか。



mor180215



『ドラゴン桜2』

知識の共有という意味での"ジェネレーションギャップ"過酷なまでに(笑)存在していますが、ただ人間がそんなに世代で変わるのかについては、大いに疑問ですね。大部分は単なる自分の世代への"同調"なので、個々に切り離してみれば良くも悪くも大して変わらない気がします。

『グラゼニ』

貯金あんのかよ!終了!(笑)
厚生年金をがっつりもらっている親の世代の「金無い」話も、たまに本気でむかつきます。
"無い"基準がおかしい。どこの貴族様だ。

『ハーン』

なるほど。
結局鞍馬忍法(ないし剣法)の伝奇的修得者と、そういう設定なんですね。
了解。
早く言ってよ。

『ハコヅメ』

警察の戦闘集団性というか、暴力集団性というか。
ナチュラルな。

『VS.アゲイン』

なぜ"地元"が大事かというと、簡単に言えば「近いから来易い」という、つまりは"観客動員"を重視するからで、しかしそのモデル自体がそんなに絶対か可能なのかと、そういう疑問も長年持ってはいるわけです。実際収入に占める割合は、どのレベルでもそんなに大きくはないわけですし。
そりゃいた方が賑やかではありますけどね。
とにかくなんというか、気の滅入る話だなと。しかも成算の無い

『カバチ』

特に民事だと"調査能力"(の負担)は、大きな問題になりますよね。予算の問題もあるし。
大手の事務所だと専任の調査員とかもいるみたいですけど。
なるべくだから、刑事を絡めるのが、ベターな戦略。

『CITY』

アコムの永作博美のCM的なイメージですかね。(笑)


テーマ : 漫画の感想
ジャンル : 本・雑誌

続・"監督がゲームを作る"ということについて

「試論」は試論なので(笑)、書いてからまた色々と気が付いたり思い出したりしたことを、引き続き。



J初年度"オリジナル10"の風景

1993年。本格的にサッカーを"見る"経験としてはほぼJリーグが初めてだった('86W杯や天皇杯決勝等一部特別な試合を除く)僕の、出発点的風景。
その時各チーム(の攻撃)がどうしていたか、またはどのように僕に見えていたか。


トップ下or特定のゲームメーカーに頼っていたチーム

ジェフ市原(リトバルスキー)  監督永井良和
ヴェルディ川崎(ビスマルク[ラモス])  監督松木安太郎
横浜フリューゲルス(エドゥー)  監督加茂周
名古屋グランパスエイト(ジョルジーニョ)  監督平木隆三
ガンバ大阪([磯貝])  監督釜本邦茂

頼ってはいなかったけれどそれらしい選手はいたチーム

鹿島アントラーズ(ジーコ)  監督宮本征勝
横浜マリノス(木村和司)  監督清水秀彦

ゲームメーカーではなくセンターフォワードとウィング主体のチーム

清水エスパルス  監督エメルソン・レオン
浦和レッズ(?)  監督森孝慈

特定のゲームメーカー(選手)に頼らない組織攻撃のチーム

サンフレッチェ広島  監督スチュワート・バクスター


実情はまた別にして、上7つについては基本的には( )内に挙げたような"ゲームメーカー"、通常はトップ下に位置するそういう選手たちのパスワーク(特にスルーパス)が、各チームの攻撃を構成していると、そういうイメージで見ていたわけです。ていうかそれしか知らなかった(笑)。"サッカーと言えばマラドーナ"。
そこに加えてエメルソン・レオン監督率いる清水エスパルスは、背の高いセンターフォワード(トニーニョ、エドゥー)の両脇にドリブラー/ウィンガーが配置された3トップの形を取っていて、両ウィングの上げるクロスにセンターフォワードが合わせる、または後方から縦一本でセンターフォワードの頭に合わせる、これはこれで分かり易い一つの類型で、大きく言うとこの二つがサッカーの攻撃方法なのだろうと、そういう認識。
浦和の3-4-3は本来はまた違う(バルサ由来の)"思想"で形成されていたわけですが、当時はそんなことは分からないですしどのみち大して機能していなかったので(笑)、形だけから概ね清水の仲間なんだろうと、ぞんざいに理解していました。

唯一分からなかったのがバクスターの広島で、

Jリーグで初めてダブルボランチ(風間・森保)の4-4-2を採用し、(中略)DFラインを高く保ち(中略)中盤がコンパクトに(中略)攻守に整った組織的サッカー
(サンフレッチェ広島Wiki)


と今ではお馴染みの用語が散りばめられるようなスタイルを標榜していたわけですが、当時4-4-2と言えば"ダイヤモンド"であってダブルボランチのボックス型とかどう機能するのか全然イメージ出来なかったですし、当然"トップ下"はおらず二列目には盧廷潤のような非パサータイプの選手が配され、一応元日本代表のテクニシャン風間八宏(笑)がボランチにはいるわけですが、"中盤の底からゲームメイクする"なんて発想もほとんど無かったので、いったいどうやってるのかポカーンという感じでした。(笑)
長身FW高木琢也が前線にいるとは言え、清水ほど単純な放り込みをしているのではないらしいことは、さすがに分かりましたし。ここらへんから、"誰かが"やるという以外のサッカーの(攻撃の)仕方があるらしいということを、分からないながらも考え始めたわけですね。
ネットも無かったのでそんなに他人の意見を聴く機会は無かったですが、それでもだいたい当時の日本のサッカーファンなんて、この程度のものだったと思います。

鹿島のジーコとマリノスの木村和司は、基本的には年齢的な理由で、フルには出られなかったのだとは思いますが、多分それだけではないんですよね。
鹿島のカウンターサッカーがどういうメカニズムで行われていたのか当時の僕にはよく分からなかったですが、仮にジーコが出た時でもどちらかというとストライカーというか後に言う9.5番的な位置づけで出ていたように見えて、所謂"トップ下のゲームメイカー"ではなかったように思いますがどうだったんでしょう。
木村和司の方は"出た"時にはそういうプレーをしていたわけですが、ただチーム組織としてそれに頼っていたわけではない、いなくてもそれなりにやれて木村和司が出た時にはその基礎構造がむしろそれを"支える"ように機能しているように感じて、なんか違うな、大人だなと。かっこいいなと、漠然と思っていました。(笑)

広島だと余りに理解の外ですけどこの2チームはちょうどよく"上級者"で、"チーム"について、僕に色々と考えさせてくれました。後はレオンのサッカーも単純なようで機能美があるなあと、興味を持っていました。特にエドゥーがセンターに入った時は、エドゥー自身が割りと技巧派だというのもあって、面白かったですね。

こんな感じがまあ、とにかくスタートライン



Jリーグの"名"チームたち(一部"迷")

その後特に、攻撃の構成のされ方に関して、僕が興味を惹かれた印象に残った、Jリーグのチームたち。
新たな「類型」形成の試みというか下準備というか。


1990年代

1994ニカノールコーチ時代のベルマーレ平塚 (監督古前田充)

右名良橋左岩本テルの超攻撃的サイドバックの攻め上がりを特徴とする4-3-1-2で、しばしば両方同時に上がってしまうところを3ボランチのアンカーが下りて来て疑似3バックにして対応。粗いっちゃあ粗いんだけどみんな伸び伸びやっていて、さほど厚くない選手層である意味"効率よく"Jリーグを掻き回していました。
深くはないけど即効性。こういうのはまあ、センスですね。オジーとかとも似た。

1994-1996オフトジュビロ(第一次)

既に何度も書いている、厳格なポジショニング指示による"パスが回る"為の基本構造構築の地道なプロセス。成果が出て来て選手に自信が芽生えたところで、"厳格さ"への鬱憤爆発で追い出されたような印象(笑)。ちなみにドゥンガの得意技ロングパスは、チーム戦術には特に融合されずに単発に終始していたと思います。

1995第一次オジェックレッズ

ウーベ・バインのスルーパスからの福田正博の抜け出し。潔い一芸サッカーでしたが、初めてレッズに"形"らしきものが生まれた瞬間だったと思います。それまでがあんまりだっただけに(笑)、印象的なチーム。

1995ベンゲルグランパス

出ましたヨーロッパの風。「4枚CB的なDFライン」、(その代わりとしての)「岡山・平野両ウィングの"MF"での機能性」、「"セントラルMF"2枚による渋ゲームメイク」、「"10番"ストイコビッチのFW起用」(+小倉とのムービングストライカー2枚コンビ)。まとめておしゃれフラット4-4-2。
"ポジション"と"役割"の概念を根こそぎ革新してしまったというか、つまりは「全体の動き」からそれは決まるんだという、当たり前の話ではあるんですがそれこそがこの時点で、日本で理解されていなかったこと。

1996"三羽烏"フリューゲルス

サンパイオ・ジーニョ・エバイール。3列目2列目1列目、それぞれに配置されたブラジル代表クラスの選手たちによって形成された、分かり易い秩序というか分かり易いチーム作りというか。これはこれでありというか、一つの究極というか。監督?誰だっけ、ああオタシリオ。覚えてない。(笑)

1998レシャックフリューゲルス

右永井秀樹左三浦淳宏の両ウィングが暴れまくる3-4-3クライフバルサ流ドリームサッカー。のはずなんですけど・・・。酷かったですね、野放図で。"暴れ"っぷりが、自由というより下品に見えました(全体としてですけど)。これ以後しばらく、僕は"3トップ"やウィングプレーを、一切信用しなくなります。(笑)
大きく言えば、個人プレーをかな。"自由"なだけでは、天国には行けないんだと。

1998"中田"ベルマーレ (監督植木繁晴)

中田が長いスルーパスを通しまくるだけのサッカーですけど。ヴェルディは一切防げなくてひたすら殴られ続けて(笑)、忘れられないですよこのチームは。これくらい出来る選手だけが海外に行くものだと、ある時期までは思ってました。今はもう、比べると謎移籍だらけ。それでまた通用したりするから、時代は変わった。


2000年代

2001-2002N-BOXジュビロ (監督鈴木政一)

凄い、単独のWikiがある(笑)。対戦時に"N-BOX"であることを意識していたかというと別にしてなかったと思いますが、とにかく"どこにでも人がいるなあ"という印象でした。"振った"はずなのに振れてない、"止めた"はずなのに止まってない、その脇からまた人が出て来る。どうなってるんだろうという(白痴的感想)。

2002エンゲルス京都

天皇杯優勝チーム。右朴智星左松井大輔が抉りまくる3-4-3ウィングサッカーで、レシャックのチームとは違って随分きっちり機能していたように見えましたが、理由は分かりません。後の浦和でのエンゲルスを見ても。ただまあ、機能することもあるんだと、機能するとこうなるんだという、モデルチームではありました。

2002-2003清水ベガルタ

特に画期的なことはやってないと思いますけど、身の丈プレッシングサッカーと「岩本テル」「財前」の"ロマン"要素の使いこなし・融合の仕方が見事だったと思います。マリノス時代も含めて、人の気持ちの分かるいい監督だと思いますよ清水秀彦さんは。"粋人"というか。一部で評判の悪い解説も、僕は好きです。

2002-2004西野ガンバ"マグロン"時代

問題作その1。ただのマグロン放り込みサッカーかと思いきや、放り込んだ後の多人数殺到による"数的優位"をてこにした、西野流「攻撃」サッカー、あえて言えば"ポゼッション"サッカーのつもりでもあったと思います。効率は恐ろしく悪くて、パスサッカーの伝統の無いチームが"攻撃的"にやろうとすると大変だなあと、上から目線で見てました。(笑)

2004-2011西野ガンバ"パスサッカー"時代

問題作その2。ところがその後はご存知の通り、西野ガンバは"パスサッカー"の王道を歩む、担っていくことになるわけですが、なぜどのように出来るようになったのかが、外から見てるとよく分かりません。ガンバユースの新たな"伝統"がベースになったのは確かだとしても、他での仕事では一切パスサッカーの資質を見せない西野監督で、あそこまでのものが出来たのはなぜなのか。西野監督自身の貢献はどこにあるのか。今も謎。

2003-2004岡田マリノス

"攻撃"っていうかね。個人能力・人材の活かし方と、それに対する規律の与え方、それらを最終的に"チーム力"として結実させる力、やっぱり凄いと思いますよ。本人談によると、この時期はかなり細かくプレーの指示を出していて、それに飽きてスタイルを変えようとして、後に失敗したらしいですが。

2003松永ヴァンフォーレ

前任大木監督の"走れ走れ""ポゼッション"を引き継ぎながらも、それをヴェルディ時代の上司李国秀譲りの(?)端正なボックス4-4-2に成形し直し、かつ走りのピンポイント的な効率(特にサイトバックの攻め上がり)を目覚ましく向上させて見せたこのチームは大好きでした。小倉隆史の9.5番的な使い方も上手でしたね。

2006ギドレッズ

圧倒的な陣容もさることながら、それぞれの選手たちの3-4-3の配置へのハマりの絶妙さで、特別なことをしなくても無理なくいつでも、どんな形かで点が取れる感じがたまらなかったですね。"リトリート"の印象が強いと思いますが、'04年の就任以来ギドが志向していたのは実はプレス&ショートカウンターで、このチームも基本はそうだと思います。ただ強過ぎるのと攻撃的GK都築の離脱で、徐々に後ろに落ち着いた感じ。

2006-2007あたりの鳥栖(訂正)

2006年は松本育夫監督(岸野コーチ)、2007年は岸野監督(松本育夫GM)と主導権が分かり難いですが、一つの同じ流れのチームと見ていいでしょう。驚異的な運動量と追い越しプレー、かつ走り込むコースの的確さで、かなりヴェルディもアップアップさせられた記憶があります。そこに選手個々の技能も、上手くミックスされていました。「人もボールも動くサッカー:神風版」という感じ。純粋に褒めてます。(笑)

2007大木ヴァンフォーレ(クローズ)

基本的なスタイルは'02年の最初の就任時に確立していたと思いますが、やはりここは悪名高い(笑)"クローズ"時代を。まああんまり興味無いんですけどね僕この人。"走り"なのか"ポゼッション"なのか、そこらへんが曖昧に折衷されている感じで。代表の岡田監督は、走りで粉砕する意図が明確だったと思いますけど。

2008城福F東初年度

何となくそういう"日本的"こだわりポゼッションの流れで見られがちな城福監督だと思いますけど。本質的には四角四面の合理主義者というか、むしろ"中心"の無い人というか。初年度F東では、4-3-2-1クリスマスツリーから、1を2が、2を3が、更に4の両脇がと、順々に無理なく追い越して行く流麗な"ムービング"フットボールがよく仕込まれていて、対戦時ヴェルディは判断スピードで完全に上回られて往生しました。

2008ストイコビッチグランパス初年度

後には"劣化版ギドレッズ"みたいな現実的なチームでリーグ優勝にこぎ付けますが、監督デビューのこの年は、確かにベンゲル(名古屋時代の監督)に影響を受けたんだなと感じさせる端正で機能性の高い4-4-2パスサッカーを披露して、"ベンゲルに振られた"傷を抱える(?)その筋のファンからは早くも代表監督待望論などが持ち上がっていた記憶があります。いや、なんか一瞬ですけど、外人さんて違うなあと僕も感心しました。

2008シャムスカトリニータ

3-5-2メインの役割分担サッカーで守備の堅実さと攻撃における個人技能の活かし方のスムーズさで、あれよあれよと"地方クラブ"をナビスコ優勝まで導いてしまいました。何をやってるという感じでもないんですけど、随分サッカーを簡単にやる人だなあという印象。若き"達人"というか。(笑)

2009フィンケレッズ

マニアックな学者肌のパスサッカーの人だと思いますが、山田直輝・原口元気・高橋峻希・永田拓也といったユースから上がって来たばかりの選手たちの"筋目"の良さにも助けられて、およそクラブ文化に無かった繊細なパスサッカーを一年目にしてはかなりのレベルで実現していたと思います。最後は"文化"に屈した形でしたが、当時の育成との相性の良さを誰かが断固として守り貫かせていたらと、少し夢想します。


2010年代

2014鈴木淳監督のジェフ

およそパスサッカー向きとは言えない当時の人材を使って短期間で一から忍耐強く重厚なパスサッカーを構築して見せた仕事ぶりは、ひょっとすると"李""オフト"のそれに並び立つものではないかとも思いますが、何でそんなことをやっていたのかフロントの指示や支援はあったのか、また出来たと思ったら間もなく解任されて遺産もすぐに捨てられてしまったので歴史的意義も不明と、色々と謎と疑問に満ちたチームでした。(笑)

2014曺貴裁監督の湘南

現任監督は扱わない方針ですけど、何せチョウさんは長いので、昔話くらいはいいでしょう(笑)。"1点に抑えた"ことが自慢になるくらいJ2で圧倒的爆発的な強さを誇った2014年の湘南でしたが、オシム式ムービングとクロップ的切り返しの合成、かな?超簡単に言うと。チョウ。「ノータイム・フットボール」、とか。
この人も何というか、"簡単"にやるのが上手な人だと思いますね。サッカーを「簡単」に見せる人というか。

2015J3優勝時のレノファ山口 (監督上野展裕)

このチームも好きでね。一気呵成の攻め達磨ではあるんですけど、人数のかけ方が凄く効率的というか整理されている感じで、運動量は必要だし後ろが薄くなる瞬間はあるんですけど、"無理"してる感じがしないんですよね。財政的理由でJ2では散々な目に遭ってますけど、出来ればもっと高いレベル十分な人材で試して欲しいサッカー。出身選手たちが一人一人賢く見えるのも、"プログラム"の優秀さを感じさせます。


・・・他にオリヴェイラ、ペトロヴィッチ、風間八宏など気になる監督もいますが、"見て"感じたことよりも"読んで"感じたことが上回ってしまっているケースなので、責任が持てないのでパスしておきます。


続きを読む

テーマ : Jリーグ
ジャンル : スポーツ

久保史緒里さん(’18)





久保史緒里さん。乃木坂46三期生

まだ明らかに子供で、論ずるも何も無いという存在だとは思うんですが。(笑)
ただ大器ですよね、間違いなく。
時代感を吹き飛ばす圧倒的に正統派な"美少女"ぶりもさることながら、その"真っ当"さ、感情の一本一本の「太さ」が、子供ながらズシンと来る瞬間がちょいちょいあります。

デビュー前から乃木坂マニア、アイドルマニアだったそうですが(Wiki)、本来はこんな場にいるタイプのコではないというか少なくとも一山いくらで芋洗いされるには相応しくないというか(笑)、そういう場違い感はたまに醸し出してはいると思うんですが、逆にそれが乃木坂/坂道の力というかグループアイドル狂気の黄金時代を逆に象徴するコ・・・と言えなくはないけれど、やっぱりでも違和感があります。(笑)


その"違和感"を最初期の段階で最も「悲痛」な形で表現してしまったのが、『NOGIBINGO!8』#1&#2「乃木坂3期生バラエティー入学式!(秘)ドッキリで大号泣!」の回。(参考動画1)、(参考動画2)




3期生のTV本格初登場ということで、かつて1期生も行ったバラエティの定番ドッキリの洗礼を受けるという分かり易い企画でしたが、#1イジリー岡田の裸芸に対して示した「定番」を遥かに越えた全身全霊の本気の生理的拒否

久保史緒里bingo1久保史緒里bingo2


そして#2、個人アピールタイムの時に駄目押しで敢行された再びの、今度は集団裸芸に対する、

「何でいつも裸なんですか?」

という真っ当な、余りに真っ当な抗議の号泣。


久保史緒里bingo3

バラエティって何だろう、俺たちは普段何に笑っているんだろうと、根本的な問いを突き付けられてしまって、ちょっと笑えませんでした。(笑)
あそこであの一言をあの重さで発することが出来るのが、彼女の人間としての格というか器というか、幹の太さというか。まあ場違いではあるんですけど。(笑)

演出自体も、多少行き過ぎだったとは思いますけどね。

加えてあのシーンの悲惨さを浮き出させてしまったのは、彼女がその直前の"アピールタイム"に、それ単体でも十分に成立する、十分な意外性と爆笑を提供する部活パフォーマンスを成功させていた

久保史緒里bingo4


ことで、その"やり切った"彼女に対する結果として全く必要の無い再度の"仕掛け"が「予定通り」敢行されてしまったことで、何とも後味の悪いものになってしまいました。

フォーマット的に多分無理だろうとは思いますが、むしろあそこは予定変更して"蛇足"を避ける、仕掛けを取りやめるというのが、真の意味での「演出」として正解だったのではと思いますが。
あのシークエンスの焦点は「久保史緒里個人のパフォーマーとしてのポテンシャルの高さ」として答えが出てしまっているので、そこに「ウブな新人アイドルのドッキリリアクション」なんて月並みなものを付け加えてぼやかす必要は無かった。まあ結果論だとは思いますが。

とにかくその"リアクション"の生(なま)さも一応含めて(笑)、彼女のポテンシャルを大いに印象付けた回ではありましたね。
古典的正統派美少女ではあるけれど、その中に本人も自覚していない「少年」の活力というか、"アニムス"的なものの活動を感じられる、彼女のそういう魅力は、その後も何度かバラエティ番組(『乃木坂工事中』)中の"演技"シーンで見られていると思いますが。


こうした初期の"混乱"を経て(笑)のその後の彼女ですが、グループ自体には特に悪目立ちすることもなく馴染み、楽しくやっているようです。・・・目立ってはいますけどね。同じ"田舎素朴"系の同期大園桃子あたりからも、「何だろうこのコは」みたいな視線を、ちょいちょい向けられているように見えますが。(笑)
単に"素朴"なんじゃないんですよねこのコは。"大きい"ので、やはり。浮き方の質が違う。

頭もいいですし、いいコちゃんですし、嫌われたりハブられてもおかしくない要素は同年代の女の子の集団の中ではありそうにも思いますが、本人の自意識がそうでもないのとやはり"大きく"ていいコ過ぎるので、毒気を抜かれてなかなかそういう対象にはなりそうでならないかなとも。勿論乃木坂自体、そんな暇なことをする質の悪い集団ではないでしょうし。むしろ芸能界に入って良かった部分もあるかもというか。(笑)

将来的にはやはり、"女優"の道で開花しそうな気配はぷんぷんしていると思います。
いつまでも"アイドル"(歌手)と言われても、見てるこっちが落ち着かないというか。




雰囲気ありますよねえ。普通のコとは違う。搭載エンジンが。内蔵プログラムのお値段(笑)が。

まあ乃木坂というお花畑で遊んでいる時間も、貴重は貴重だと思いますが。
ただ個人人気の割りには、運営もそんなに"中心"として押して行こうとはしていない感じがします。そこらへんはやはり、何か"違う"んだろうなと。同じ"超絶美少女"齋藤飛鳥に対する、初期からの扱いに比べても。
なんか乃木坂が「預かってる」感じのコ。特にそういうつもりは本人無いでしょうが。(笑)
まあ不思議な風景で、時代だなとは思います。


2001年7月14日生まれ。蟹座のO型。
AっぽいけどOなのがミソかも。蟹座は分かる。
身長159cm。宮城県出身。
『Seventeen』専属モデル。('17.8月から)

齋藤飛鳥・寺田蘭世と並ぶ乃木坂での僕の推しだということはこの前言いましたが、改めて共通点としては何でしょうね。"世界への違和感"、かな?
ただ前二人のそれが、自己生理へのこだわり、つまり世界への"拒否"感に割りとストレートに根差しているのに対して、久保さんの場合は本人意識としては"受け入れる"気満々で、でもその穢れの無さにむしろ「世界」の方が逃げてしまうという、そんな感じ。(笑)

いつまでこんな(無防備な)感じなんでしょうね。その感じの"保存"には、「乃木坂」に居続けることが役に立つ感じはしますが。特に"3期生"という、"見上げる"立場だと。
なるべく長く、楽しんでいたいとは思いますが。

含めて、ご活躍をお祈りしています。(笑)


テーマ : 乃木坂46
ジャンル : アイドル・芸能

今週のモーニング(’18.2.8)

mor180208



"地上波アニメ"はもう、ラインアップが固定されたので、ここでは書きません。


『酒場探訪記』

音響監督儲かるのか。(笑)
というか、声優出身の人がやってるんですね。(この場合)
確かに特に古い声優さんは自己演出力が高いですけど、どちらかというとそれは"田村正和"的な「ブランド」化「固定」化という方向のもの、別の言い方をするとあくまで"俳優"目線の演出なので、監督主義者の僕としてはあんまりそういう方向で芝居つけて欲しくないんですよね。
まあ実際にその人がどうやってるのかは、知りませんが。

『グラゼニ』

今時人前で太宰治を読んでる女なんて、絶対気ぃ強いですよね。自意識高いというか。(笑)

『ドラゴン桜2』

前回っていつだったっけ・・・。2003年か。
まあ随分経っていると言えば経っていますが、"白け"ということに関してそんなに根本的な変化があったとは思えないんですよね。前回でも既に、"逆転"の物語というか。
とりあえずここからどうするのか、楽しみにはしています。(笑)

『ハコヅメ』

警官は聖人君子でも人格者でもあるわけはありませんが、「犯罪者」や特に「被害者」を前にして、義憤に駆られるというのはそれ自体としては、自然な感情だと思います。だから実際にそうなんだろうとは、アメリカの刑事ドラマなどを見てても思いますが。
ただその正義感は、"冤罪"とか"身内の不祥事"とかには、すんなり適用されないタイプの、要は反射的なものでしかない。そこから先は結局、真に人格的な問題になるというか。

『会長島耕作』

乃木坂のコたちを見る限り、肉はとにかく大好きみたいですけどね(笑)、今時の若いコも。
まぐろはそうでもないのかな。
確かにサーモンの方が、飽きないは飽きないですけどね。
僕はある時期から、サバの方がメインになりました。"おやつ"的にまぐろ。

『カカオ62』

うーん。ちょっと期待外れ。
この人は"他愛無い"ものを描こうとすると、駄目ですね。絵は可愛らしいですが全然"他愛無"くない人なので。(笑)
あとぶっちゃけ"男"には興味ないでしょ(笑)。舞台装置という以上には。

『ハーン』

鉄が無くて骨角器をまだ使ってるとか、こういう描写は楽しい。
"本格的"でないこともないのかな。期待していいのかな。(笑)

『VS.アゲイン』

体育館の確保には協会も苦労しているようですが、個別のチームがここまで努力しないといけないとは知りませんでした。
逆にそんなの、プロでもないのに人気スポーツでもないのに、出来るの?という感じですが。
体育館が確保出来なくてリーグ不参加とか、とりあえず聞いたことは無いですけどね。
読み応えはありますがどんどんな話になってますね。(笑)

『カバチ』

今回はとにかく、おじいちゃんおばあちゃんがかわいそうで辛いです。(笑)
150万、払っちゃうんでしょうねえ。


テーマ : 漫画の感想
ジャンル : 本・雑誌

"監督がゲームを作る"ということについての試論

一度書きかけてうっちゃってたものですが、まあ何とかなるかなと思い直して書き上げてみました。
ご笑読(笑)下さい。


少し前になりますが、footballistaの浅野賀一編集長と川端暁彦氏のこの対談は、凄く面白かったです。

遠藤保仁やピルロの時代は終焉?「ボランチ=司令塔」はどこへ行く(footballista)

表題にある"ボランチ論"ということにとどまらず、所謂"ポジショナル・プレー"を筆頭とする「現代サッカー」の様々な問題を、日本の現状や歴史と上手く接合・着地させた議論になっていると思います。
僕自身も割りとそういう目的意識で(サッカーについて)物を書くことの多い人なので、刺激される部分が大きかったです。

だから書こうと思えばこれを肴に何本でも書けそうではあるんですが、今回はとりあえず一つのテーマに絞って、書いてみることにします。

該当箇所としては、ここらへん。

浅野「貴族と労働者もそうなんですが、もっと言えば労働者もAIによって働く場所を奪われているというか……今の欧州トップレベルのサッカーは職人の巧みな技や経験からくる判断よりも、プログラミングされたコードで動くサッカーみたいな感じです。ただし、一つひとつの駒はスーパーな特長、絶対的な武器を持っている」
川端「そうですね。貴族が倒されて労働者の時代が来たわけではなく、『中産階級の勃興』が起きているんですよね。ちゃんと教育を受けて頭脳労働できるんだけれど、同時にハードワーカーにもなれる。求められているのは、頭が良くて、なおかつ24時間戦える猛烈系というか(笑)」
浅野「単純なブルーカラーではなく、ブラックなホワイトカラーというか(笑)、ハードワークできる頭脳労働者ですね。だから本当の司令塔はプログラミングのコードを書く監督なんです。最近はその傾向が加速した気がします。


「貴族」と「労働者」というのは、"貴族"系ボランチと"労働者"系ボランチ。ビルロとガットゥーゾ。
ただその分類・択一すらも"古い"というのが、ここで言われていること。
「中産階級」という比喩は上手過ぎて笑いましたが(笑)、それはともかく。

"プログラミング"とか言われると、いかにも「最先端」≒「ペップ」、もう駄目、ギブアップという感じに人によってはなるかも知れませんが、まあ少し待って下さい。
上でも言われているように"加速"しているのは確かなんでしょうが、逆に言えばあくまで"加"速なわけで、それ以前にも無かった話ではないわけです。

それは「欧州」だけではなくて、ここ「日本」でも。


"ゲームメイク"をめぐる伝統的ジレンマ

要は"誰がゲームを作るのか"という問題ですが。
伝統的にはやはりそれは特定の技能系プレーヤーとその周辺に発生する自然的コンビネーションがほとんどを担い、そこに過度の集中の弊害が出て来るようなら補助的な構造を監督が準備し、あるいは最初から構造にはめ込むような形でゲームメイカーを配するように、チームを作ったりする。
定期的に「ゲームメイカーは不要」と唱える監督は出て来ますが、実際にはそうしたチームは十中八九攻め手の欠如に悩み、改めて"ゲームメイカー"を招来するかあるいはゲームメイカー以上の依存度で前線FWの個人能力に依存するか、たいていはそういう結末

という"限界"を突破するかに見えるのがつまり、昨今脚光を浴びている「ポジショナル」なチーム作りなわけでしょうが、とにかくこんな感じで、「ゲームメイカー」(選手)がゲームを作るのか「監督」がゲームを作るのかという二項自体は、例えばJリーグを主体にサッカーを見ている人たちの間でも、普通に共有されて来たものだと思います。
僕自身、「ゲームメーカーを置かないのなら監督が"ゲームメイク"するしかないわけですが」的な書き方は、具体的には思い出せませんが(探すのめんどくさい(笑))何度かこれまでにもした記憶があります。

・・・と、ごちゃごちゃぼんやり書いててもしょうがない気がするので、思い切って図式化してみましょう。それぞれの監督(チーム)における、ゲームメイクについての"選手"要素と"監督"要素の。
具体的には僕がある程度責任を持って書ける、"ヴェルディ"と"日本代表"という、二つのサンプルを使って。
異論反論は受け付けます、というか多分異論反論だらけだと思いますけど(笑)、とりあえずまとめて提示することに意義があるかなと。


(1)ヴェルディの例

上から下に、「構造」性が高まって行きます。


1.ほぼ100%選手にお任せ ・・・松木安太郎('93,'01)

'93年就任時には"オランダ"、'01年就任時には"スペイン"を口にして何やらやろうとしたことはあったんでしょうけど、結局はそうなってたと思います。具体的な依存対象としては、ラモスとか前園とか。

2."選手の組み合わせ"自体が"チーム" ・・・オズワルド・アルディレス('03,'04。天皇杯優勝チームは除く)

"1"に比べると機能性、監督の"貢献度"自体は相当高いですけど、要は選手への"依存"の仕方が複雑高度になっただけとも言えると思います(笑)。好きな監督ですけどね。

3.一応"形"が先行はしているけれどそこに選手を配置するところで仕事は終了 ・・・バドン('05)

3-4-3。という以上の、"中身"は無い感じでした。

4.特定選手の能力を前提とはしているがそこへの寄せ方は論理的。 ・・・エメルソン・レオン('96)

ご存知"マグロンシステム"ですけど、そういうものとして一級品でした。

5.選手の"動き"の具体的なレベルまでコントロールの意識されたチーム作り ・・・松田岳夫('09)

万事機能的でしたが、特に「井上平に点を取らせる」チームに仕上げたのには感動しました。この時以外、井上平は"点の取れる"選手にはなれなかったですからね、他チームでの時含めて。
まあ"ペップのスターリング"含めて、「ストライカー」を作れる監督は概ね成功している監督だと思います。

6."戦術"ありきのチーム作り(の成功) ・・・オズワルド・アルディレス('04年天皇杯優勝チーム)

"3バック"も"ハイプレス"も、事実上初めてこのチームがヴェルディでの成功例だと思います。それまでのアルディレスの(選手本位の)やり方の真逆を成功させたという意味でも、鮮烈でした。つまりはここで初めて、「選手」と「監督」の比重が逆転する。

7.フィールド全面に渡る整然とした選手の配置と動きの構築 ・・・ネルシーニョ('95)

選手の互換性と、特にサイドの選手を使った攻撃パターンの人為性という点で、"6"よりも構造性の次元が上かなと。

8."動き"自体ではなくて動きが生まれる"構造"そのものの構築 ・・・李国秀(総監督。'99,'00)

指示でも誘導でもなく、構造自体が選手の動きを決定し、それが同時に"ゲームメイク"にもなるという理想(像)。ゲームメイカータイプの選手自体は重用していたので、"7"との順位は逆の可能性もあるかも。


一応"5"に置いておきましたが、松田監督が何をしていたのかは、実は僕はよく分からないんですよね、期間が短かったのもあって。ちょっと"整理"と"工夫"が上手かっただけにも見えるし、もっと深い構造を作っていたようにも見える。その"中"を取ったというか。(笑)
"定義"はいかにも直感的ですけど、概ね"4"くらいから、「監督かゲームメイクをしている」と、言い得る要素が出て来るのかなと。
ただ"ポジショナル"云々と比較可能なのは、7,8のみでしょうね。

大雑把な指標としては、「選手の技能・アイデア頼み」「監督の具体的な指示や誘導に従う」「構造や一般原則が選手を動かす」という順番で、構造の深さというか"ポジショナル"的現代性が深まるのかなと。
ただし一般的に"監督のゲームメイク"として期待されているのは、むしろ二番目のイメージが中心ではないかとも思います。それで事足りるというか(笑)。余りにも攻撃"パターン"でしかないと、すぐ手詰まりにはなりますが。


・・・せっかくなので、その他の監督についてもざっと分類してみましょうか。

1.松木型 加藤久、エスピノーザ、'06ラモス
2.原オジー型 ロリ、高橋真、冨樫
3.バドン型 ニカノール、小見、三浦泰
4.レオン型 '991st"林システム"の時の李国秀、"07(フッキ・システム)ラモス、高木琢
5.松田岳型 川勝('10-'12)
6.オジー型改 柱谷哲(?)

そもそもが上の監督たち用の類型なので、少々強引ですが。
ロリはエジムンドを擁していい仕事をしたと思いますけど、やはり"依存"の色合いが強くて「レオン型」までは行けないなと。三浦泰は難しくて、見方によれば"6"かも知れない。高木監督は主に"レアンドロ"システムの時の評価。哲さんは"組織的"にやろうとはしてたんでしょうけど、結果ほとんど出来てなくて"1"の可能性すらあると思います。

ちなみにロティーナは現在進行中なので、ノーコメントとさせていただきます。
ただ少なくとも調子の悪い時には、「単なる"バドン"なのではないか」という疑いを抱かせられたということは、書き留めておきたいと思います(笑)。"ゲームメイク"、まで行けるんでしょうか今季は。


次、代表です。


続きを読む

テーマ : サッカー日本代表
ジャンル : スポーツ

’18.1月のブログ拍手

もう2月ですか。
夜はクソ寒いですけど日の出てる内は意外と暑いので、困りますよね。


1位 ヴェルディの入・退団まとめ17/18 (1/12) 13

2位 読書日記(’18.1.31) ~スペイン、カタルーニャ、グアルディオラ (1/31) 10

3位 テレ朝新海誠特集(と、『君の名は。』) (1/3) 

4位 AFC U-23選手権2018 まとめ (1/20) 

5位 "推し"とはなんだろう ~乃木坂46を例に (1/5) 
5位 齋藤飛鳥さん(’18) (1/16) 

7位 "頂"(いただき)の高さとは ~春高バレーをヒントに(その1) (1/9) 
7位 「高校」バレーの「プロ」性 (1/25) 
7位 はじめてのバレーボール(補) ~サーブレシーブ、外国人枠、ファン気質 (1/29) 

10位 ’17.12月のブログ拍手 (1/1) 


Jリーグが無い分、色々書けたというか書かざるを得なくて、充実したと言えば充実した月でした。(笑)
でもまだ"宿題"だらけなんですよね、サッカーもバレーも国家神道も。
ついつい、テーマを思いついちゃって。

順位的には サッカー乃木坂バレー と、やけに綺麗に(笑)読者の関心の度合いが分かれて出ましたね。
ちなみに"グループ"としての僕の推しは、あくまで欅坂の方です。(笑)
ただちょっとひらがなけやきが甘やかされ過ぎている感じで、最近気に入りません。
一応"先輩""後輩"はもうちょっと意識しよう。その方が関係性に味が出る。


1位はしっかりヴェルディ
いくらバリエーションを追求しても、やはり"パンチ"の重さが違う感じですね。いやあ、なんか申し訳ない。
結局追加の新加入は無いようなので、改めて編成を確認するタイミングも、開幕まで無さそうですねえ。
まあプレシーズンマッチでも見る機会があったら、また。

2位は何とびっくり
ペップ絡みで多少は普段より読んでもらえるかなとは思ってましたが、こんなに熱心に読んでもらえるなら、もっとちゃんと書けば良かった(笑)。結構ルーズですけどね。これで通じるのかなというくらい。
どうですかね、意外と「クライエントセンタード」という話が面白かったとか?
4位のU-23の試合は、潮音が出ているということで思ったよりヴェルディファンも見てたのかなという感じですが。森保監督に対する第一&第二印象も、広島サポのツイートを見る限りそんなに頓珍漢でもないようで、それは良かったですけどただチームは前途多難ぽい(笑)。満更嫌いなサッカーではないですし、潮音を使ってくれる限り、何とか成功してくれるよう祈ってはいますが。まあまずは守れないと。

3位新海誠記事もかなりびっくり&イレギュラーな反響。
このブログの想定読者(年齢(笑))層からすると、そんなに新海誠ファンが沢山いるとも思えないんですが、それだけまずはメジャーな存在だということか。一方で宮崎駿には、僕は全く反応しませんしね。(笑)
後はまあ、"新海誠の方法意識の「サンプリング」性"という指摘に、それなりのインパクトがあったのだろうと、素直に受け取っておきます。
「ブログ拍手」は・・・よく分かんないですね。追加紹介の荒谷栞動画への感謝でしょうか(笑)。ちなみに最近はプレーの方も調子が良くて、動画の高校時代に近いようなプレーをVリーグでも見せ始めています。やっぱり彼女の空間感覚は独特ですね。天才的というか。

乃木坂ネタ二つは、正直もうちょっとウケるかなと思ってました。気持ちですけど。
あと"乃木坂ファン"からどう受け止められているのか、特に目に見える反響が無くて不安。
でも「"天才"認定」というのはいいカテゴリーでしょう?(笑)。贔屓抜きで誰もが賛同しやすい。直近の『乃木中』の"おバカ"決定戦は、ジャストな企画でしたね。僕の「堀未央奈地頭は良くない」説も、ちゃんと証明されましたし(笑)。まあやも新内も可愛かった。

女子バレー関係はどうなんでしょうね。それなりに定着して来たと言えるのか。
なるべくサッカーファンが読んでも面白いようには、心掛けて書いてはいますけど。
とりあえず"「高校」バレーの「プロ」性"での"プロリーグのモデル"案は、それなりに響いていた感触はありますかね。思っていたよりというか。Jリーグへの潜在不満なども今更掘り起こして。


Jリーグ開幕に女子バレー全日本再始動、そして勿論ロシアW杯のスケジュールも睨みながら、適宜"宿題"をこなしていけるよう、今月も頑張ります。(笑)


テーマ : ブログ日記
ジャンル : ブログ

今週の所長さん

弘中綾香 様

画像ブログ1(グラドル)
画像ブログ2(それ以外)
歴代の所長さん(データ)
関連
最新の記事
相互(的な)ブログ
カテゴリー
アーカイブ&検索

01 ≪│2018/02│≫ 03
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

©Plug-in by ASIA SEASON
最近のコメント
最近のトラックバック
自己紹介的な
amazon.co.jp

RSSフィード
QRコード
QRコード
アクセス解析

にほんブログ村