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井上潮音とはどういう選手か2023
2024年01月31日 (水) | 編集 |
書いてるのは2024年ですが。
潮音自身については多分1年後にも同じことを書け(き)そうな予感はしているんですが、引き合いに出す"例"の方の旬の問題があるので、今書きます。
"前編"的な、2023シーズンのプレーの振り返りはこちら


改めて井上潮音とはどういう選手か(だったか) ~オスカー・ボブとの比較

周り、ピッチ全体、相手がどこにいるかどの角度から寄せて来ているか、その見え方が素晴らしくて、脳内でピッチ全体のイメージを描いて、ボールが来る前にどう受けるべきか、相手からターンしてどこにボールを出すか、どこに動けばいいか、その判断の速さに正直驚きました。

これはヴェルディでのデビュー年2016シーズンの後半、完全な主力に定着してチームを切り回しまくっていた当時19歳の井上潮音選手のプレーを評した言葉・・・ではなくて!(笑)
2023年のマンチェスター・シティ、直前カラバオ杯ニューカッスル戦で敗戦の中光を放っていたオスカー・ボブ選手(20)

OscarBobb

のプレーについての、プレミアウォルバーハンプトン戦(9/30)解説中のベン・メイブリー氏の表現。
でもこれそのまま潮音のプレーに対しても使えますよね、読んでて違和感無かったですよね、2016年の井上潮音を目撃した同志諸君!(笑)(当時の潮音のプレーには、僕の知る範囲でも千葉・広島などの他チームサポ間にもファンがいた)
ここ数試合いよいよブレイク間近という感じのボブ選手ですが、実際初見から強い"井上潮音"性を僕は感じてはいました。


プレシーズン中のボブ。
遠慮して"名前"自体は出してなかったようですが、脳裏にあったのは。(笑)
ド新人の癖に最初から悠然とマイペースにプレーして("いっちょ前")、特にがっついた絡み方もしていなかった当時のボブですが、それでも"ずっと見てられる"。彼のフィールドの"感じ"方を感じているだけで、退屈しない。井上潮音もまた、そういう選手。(少なくともいい時は)
人並み以上のボールテクニックを持ちながら、決してボールプレーヤーではない、ボールを持って"から"のビッグプレーに狙いの比重が小さい、むしろいかにボールに触るか触る"まで"の流れの方に成功不成功がかかっていてその流れが良ければその後のスーパープレーは勝手に生まれる、逆にそこの機能状態によっては一見"無難"なだけの、チャレンジしない多少イライラさせるようなパスプレーだけを延々したりする、そこらへんも似ていると思います。(同じ"原型"が僕には見えます)
ただ実際問題、潮音のボールテクニックには確実性はあっても華麗さは無いので、それに関してはボブの方が遥かに大きな可能性を持っていますね。シティ加入前の各所の紹介文だと軒並み"天才ドリブラー"的な紹介のされ方をしてた()のは、未だに何の間違いだろうという感はあるんですが。どう見てもパサーだろう、どんだけボブが遊べる余裕のある状況に当時はいたんだという感じですが(子供サッカーなら上手いコは全部スーパーでしょうから(笑))。それともこれから第二形態が見られるのか、それはそれで楽しみですが。
潮音に関しては、"ストライカー"に変態する可能性はあると思っていますが、ドリブラーってことは無いですね。真正"10番"になることも。"ストライカー"ならあり得るというのは、それだけボールプレーがシンプルである、持つこと細工することにこだわらないタイプだということです。それのベクトルの向けようによってはという。

以上、"全盛期"(笑)が8シーズン前の遥かに去ってしまっている選手の"本来の良さ"の説明として、今を時めく(きかけている)世界の有望選手を引き合いに出してみる試みでした。逆にいっとき確かに"世界がその手の中にある"ように見えた潮音のその後のプレーを見た経験から、ボブの未来について少し歪んだ(笑)方の可能性を言ってみると。
上でベンさんが説明しているボブが結果的に行っているプレー自体はその通りだとしても、それが「脳内でピッチ全体のイメージを描いて」「判断の速さ」によって行われているのかについては、若干の疑問というか、"疑問"の可能性があります。つまり今は"マンチェスター・シティ"基準で見てもべらぼうに"賢く"プレーしているように見えるボブですが、それが実は"考え"て"判断"してやっている、"見えて/描いて"やっているプレーではなくて、もっと内部感覚的に何なら"反射"的にやっているだけのプレーである可能性があるということです。ある範囲あるレベルまではそれで十分に状況適合的にプレー出来て"賢く"見えたとしても、周辺状況が大きく変わった時にあるいはより厳格な規律や明示的思考を監督なり戦術なりに求められた時に、対応出来ずに"反射"が空回りする、得意のプレーの有効範囲が大きく狭まる、そしてそれを修正出来ない、(その天才性の元でもある)強過ぎる反射が適応の邪魔をする、そういう未来の可能性はあるかなと。
現在のボブを見てそう思っている訳では必ずしもないです(多少はあります)。潮音がそうだったので、ボブもそうかも知れないな今はそう見えなくてもと、そういうことです。具体的には、2017年に来たロティーナの"ポジショナル・プレー"に基づく要求を消化出来ずに、潮音が輝きを失った、成長が止まった・歪んだ、その辺りを言っています。(ロティーナが潮音の"恩師"だとか平気で言う人が特に神戸で再会した時には沢山いましたが、知ったかぶりもいいとこだと思ってました)
そのプロセスの功罪や意味付けはおいておくとして、実際問題"考えて""全部分かって"やっているように(2016年に)見えた潮音のプレーのかなりの部分が、非常に高次元ではあっても要は感覚的にやっているだけの応用の利き難いものであったというのが、その後の潮音のプレーの観察から得た僕の結論です。表現の程度問題や反論はあるかも知れませんが。潮音は"考える"のは別に得意ではない
ボブに関しては、大きな括りとしての"ポジショナル・プレー"に関しては、既に適応済なのは現在のプレーを見れば明らかですけど。シティの"ポジショナル・プレー"がいっとき程神経質でなくなってるというのはあるにしても。潮音だって"ロティーナ"のポジショナル・プレーには苦戦しても"永井秀樹の"それに対してはそこまでではなかったので、ここらへんは同じ言葉でもかなりのグラデーションはありますね。今季もう一人のシティの"躍進"選手ドク同様、今後本腰入れてペップが仕上げの干渉を強めた時に、今までやって来たプレーが出来るのかという不確定さは、直近の問題としても当然あるでしょうね。ただその時にもボブに関しては、ペップの干渉をはねのけて更に高次元に"自分の"プレーをしてしまうのではないかなという、別の予感もあります。ペップに飼い馴らされる(広義の。輝かしい"協働"も含めて)のでも、消化出来なかったり反発して去る(ザネのように?)のでもない、第三のあり方。それくらいのふてぶてしさとベースの高さは、感じなくはないですが。いずれにしても、他のどの選手に比べても、素直に"改造"される感じはあんまりしないんですよね(笑)。それがいい方に出るか悪い方に出るかはまた別にして。
再度以上、ボブを参考に潮音を理解し、潮音を参考にボブを考える試みでした。



井上潮音とはどういう選手か(補) ~その他のシティ関係選手との比較


・ベルナルド・シルバ

明神智和からベルナルド・シルバまでの狭間(2021年04月13日)

という記事を、神戸移籍初年度の潮音のプレーの"解釈案"の提示として書いて、ごく一部でウケたことがありますが。(笑)

"水を運ぶ"選手としての井上潮音。
・そういう潮音のプレー、プレス/守備のキーマンとして前に後ろに率先して走り回り、攻める時は誰かの走ったコース走りたいコースに対してあくまで従属的に後追い的にそれをサポートするように自分のコース取りやポジショニングを決め、どこかでパス回しが滞っていれば駆けつけてパスを受けてそれを流ししかしそれ以上のプレーはせず、"黒子"というよりはもっとはっきり「脇役」と割り切ったプレーを淡々とこなすその姿。
・それを見ていてどういう選手とイメージが重なるかと言えば、例えば明神智和。(中略)
・あるいは"水"の運び方にも色々あるので、例えば現代を代表する世のサッカー通のアイドル(笑)の一人ベルナルド・シルバは、僕は大きくは"水を運ぶ人"の括りで考えるべき選手だと思いますね。明神の仲間です(笑)。マジで。(中略)
・そしてそこに潮音も入れたいという、そういう話。我ら水運び人仲間。(笑)

というような話。
かつてのイメージからすると、めっきり"決定的なプレー"に関与することの少なくなった潮音のプレーの理解の仕方というか受容の仕方というか。
まあその後ベルナルド氏は、"水を運ぶ"ことの波及効果を怪物的に拡大して行ってしまって、ちょっと今比較するのはおこがましい感じにはなっていますけど。"水を運ぶ"こと即ち"ゲームメイク"みたいな境地に。従を極めて主になる。
とにかくこういい一文が必要なくらい、少なくともこの時期の潮音には、まだ"天才司令塔""ファンタジスタ"のイメージや期待が強かったという事ですね。尚ちなみにそういう("水を運ぶ人"という)解釈が"可能"だと言っているだけで、それでいい、(潮音は)十分だとは、僕も思っていた訳ではないです。


・ジャック・グリーリッシュ

ベルナルド氏が前人未到の謎の領域に到達してしまった現在、こちらの比喩の方がむしろ直接的にはやり易いかも。
上で言ったように、ロティーナ下の2017-2018シーズンの2年間で、期待されたボランチ(2CMF)インサイドMFとしての戦術適合的活躍が出来ずにすっかり輝きとコンスタントな出場機会を失ってしまった井上潮音選手をある種復活させたのは、間にギャリー・ホワイトを挟んで2019シーズン後半にヴェルディの監督に就任した、永井秀樹監督でした。
バルサ/シティ風4-1-2-3を主に使った永井監督でしたが、永井監督がそこで井上潮音に与えたポジションは、前任者たちが与えた"2"(特例として"1"。後述)のところではなく、"3"の左サイドというもの。167cmで細身の儚げな(笑)小兵選手&ヴェルディ・ユース伝統の細かいプレーが得意な"テクニシャンMF"というイメージが自明的前提にあった井上潮音選手からすると、3の左、つまりは左"FW"というポジションは、なかなかショッキングというか意外性に満ちた転身でありました。(本人がどうだったかは知りません。見てる方はという話です)
象徴的な意味でしょうけど"我々のメッシ"と就任当初ロティーナが潮音を評したのに対して、どちらかというと"イニエスタ"だろうと当時ユース監督だった永井氏は言っていたそうなので(笑)、バルサでの"左FW"イニエスタのイメージが先にあったのかなと、振り返って思わなくはないですが、少なくとも現実に左FWとして潮音に与えられた仕事は、イニエスタのイメージとはだいぶ違うものでした。(ちなみに"比喩"競争に僕が参戦するなら、"体質ブスケツ役割シャビ"みたいな選手だったかなと2016年当時は)
左サイドから切り込んで攻撃のアクセントや仕上げに関わるよりも、まずサイドに張り出してボールの一時預け所になり、自己犠牲的なフリーランで味方にスペースを作り、プレスの先兵となりその他攻守様々な面でサポートに駆け付けと、言ってみれば"攻撃/前線"の選手としての"メイン"どころ「以外」のプレーを全てやるみたいなそんなプレースタイル。別に"メイン"に近いプレーを禁じられていた訳ではないんですが、そもそもがボールプレイヤー的な分かり易いエゴが希薄で、勿論新しく与えられた大量の仕事にエネルギーを回していたこともあって、そうしたプレーが可能な場面が回って来てもなかなか積極的な選択はせずに、安全を取ったりあるいは単純に立ち遅れたりする、そういう傾向が強く見られました。その前の2-3年間はチーム戦術に馴染めない苦しみを味わってはいましたが、馴染んだ上でしかし積極性が弱い決定的なプレーが少ないという現在に至る"特徴"の出発点は、この時期だろうと思います。
繰り返しますが、"復活"の時期ではあったんですけどね。このプレーの延長で、神戸移籍初期にはレギュラーポジションを掴んでいた訳ですし。ポジティブ、でも物足りない。逆もしかり。
で・・・。
何が言いたいかはもう分かるでしょう(笑)。この"かつて勇名を馳せた右利きのファンタジスタが、前線左でメイン「以外」の仕事を全てやって、それで評価はされるんだけど一方で決定的なプレーが少な過ぎるという不満を言われ続ける"という状況が、シティ移籍(21/22シーズン)以降のグリーリッシュとよく似ているということです(笑)。役割とは言えファンタジスタの匂いが消え過ぎじゃないのか?シティ移籍当初には確かにあったそれを、もう思い出すのも難しくなってるぞと昨季あたりのグリーリッシュを見ながらは思ってましたが、メンタリティあるいは基本設計的に潮音と近い部分があったりするのかなと、思ったり思わなかったり。とにかく"寂しさ"の似ている2人(笑)。(顔面偏差値も?笑)
"左FW"井上潮音が完成するのは2020年、グリーリッシュが現在のプレースタイルを確立するのは2021年以降ですから、海外サッカー好きの永井監督も、グリーリッシュのプレーを参考に潮音の起用法を決めた訳ではない訳ですけどね。ああいう役割自体が、何らか必要となることの多い戦術だということなんでしょうけど。タイミング的には、"神戸の井上潮音"(2021)のプレーの理解にも、"シティのグリーリッシュ"という例は間に合わなかった記憶。神戸では左"MF"がメインでしたが。


・コール・パーマー

シティ下部組織出身で現チェルシー。
ちなみに現在僕は潮音と並んでパーマーを"個サポ"対象として挙げてチェルシーの試合もフォローしていますが、特に2人を"似ている"とは思っていません。190cmのパーマーと167cmの潮音、左利きと右利きと、身体的特性も全然違いますし。細身で力感の無い、流れるようなプレーをするという意味では、似ているかも知れませんが。・・・力感が"無い"選手が好きなんですよね僕は(笑)。後でする話とも関係して来ますが。右利き左利きで言えば、右利きの方が好き。これもまあ関係がある。
さてそのように、グリーリッシュに比べても然程似た特徴が無いと言えば無いパーマーですが、特にチェルシー加入('23.9.1)当初の、新入りながら何でもかんでもやってチームの面倒を見てしまうようなプレーが、"思い入れ"という共通性にも助けられて、ある時期の潮音を一瞬連想させたかなという話。


9/27カラバオブライトン戦のプレーに対する、チェルシーサポ氏のコメント。具体的な状況は余り覚えてないんですけど、まあ似たようなことはこの前後ちょいちょい言われていたような記憶。
継続的な選手大幅入れ替え&若返り、ついでに監督(ポチェッティーノ)も新監督でしかもどちらかというとモチベーター型というこの当時の(今もかもしれませんが(笑))チェルシーは、"いい選手は沢山いてその組み合わせである程度は何とかなるけれどこれといった基準が無い"という状態で、シティ仕込みの(というだけではないでしょうけど)オールラウンドな能力を持つパーマーが、目一杯職域を広げておせっかいを焼いて、生きた"基準"となるのを、むしろ歓迎するような状況にありました。それにしてもこれだけ色々な事が出来る、特に低い位置に下りても出来る選手だとは、シティ時代には分かりませんでしたが。
そしてかつて潮音も似たような役割を負っていたことがあって、それはロティーナ2年目2018シーズンの末期、J1昇格プレーオフに進んではいたものの、"ポジショナル"ロティーナのチーム作り自体は袋小路というか打つ手無し上がり目無し的な状態で、そこでお鉢が回って来たのがそれまで埋もれていた潮音の個人能力、個人的"感覚"的部分で、中盤の底、時によっては1枚アンカーポジションに据えられた潮音は、守備から攻撃からチームビルディングをいちから自分のイマジネーションで作り直し作り上げ、昇格プレーオフの最後の最後、決勝まで行ったチームを支えました。(参考1参考2)
その仕事ぶりを、"インフラ"作りと評したのは、ふかばさんでしたが。

"生きた基準"のパーマーと、人間インフラ潮音。
潮音の場合は逆に、"人間インフラ"くらいさせてもらわないと、なかなか上手くプレー出来ないという問題が大きい訳ですが。多分感覚的過ぎて&その感覚が包括的過ぎて、部分的に他人に説明したり協調したりというのが、難しいんでしょうね。どうすればいいのかは全体として分かるんだけど、なぜそうなのかは自分でもよく分からない。だから切り取り不能。"全盛期"(しつこい(笑))2016シーズンのヴェルディも、冨樫監督の下チームは崩壊気味で、逆に潮音は好きに出来た。この時は二列目左を出発点に、前後左右あらゆるところに顔を出して、流れないチームのプレーを流していた。その"一部"として、華麗なアシストなども決めていた。
そこら辺に関して面白いと言えば面白いのが、2023シーズンの横浜FCでの使われ方で。前後分断的なロングカウンターチームの、"攻守の唯一に近い繋ぎ役"として膨大な仕事量を任されるという使われ方は、かなり"人間インフラ"的なところはあったと思います(だからこそ結果に関わらず固定されてたんでしょうし)。ただとはいえ基本的な設計図は監督が引いているので、自由はありつつも潮音のチーム関与・イマジネーションの発動(の深度)にも一定の限界は予めあり、そこら辺が"2016"Ver.や"2018"Ver.に比べての、特に攻撃関与のスムーズさに欠ける部分に、反映されていたのかなと。(ほとんど)"0"から始まるイマジネーションの流れに乗って一気に攻撃の最終局面まで行く(2016や2018)のではなく、途中で何か我に返って遠慮したり変に自分のプレーを意識し(て他人の基準でプレーし)たりと、そういう場面が多々見受けられました。
・・・という潮音とパーマーとの間に、言う程の共通性は無いような気がするというのは冒頭で言った通りですが(笑)、とにかく2023年のパーマーのプレーの記憶の力を借りて、井上潮音という選手が過去に見せていた顔の一つを、説明させてもらったという、そういう話です。まあ任されれば誰でも人間インフラになれる訳ではないので、そういう意味での技術的内面的共通性は、何らか無くは無いんでしょうけどね。(ただしパーマーは"駒""部分"としても十分に優秀)
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井上潮音と横浜FCの2023シーズン+退団選手たち
2024年01月11日 (木) | 編集 |
2021年から2年間在籍した神戸ではおよそ主力選手とは呼べない扱いで、"当事者性"の問題で書き難かったこういう"普通"の記事を、晴れて(と言い切るにはチーム成績的に微妙なところもありますが)不動のレギュラーの座を勝ち取った2023年の横浜FCについてなら書いてもいいだろうと、少しガードを緩めてみる個サポの図。
元々は"井上潮音論"的なもののマクラ部分として書き始めた内容ですが、全体が思ったより長くなりそうなのでどうしようかな、要るのかな要らないのかなとまとめて放置していたものを、少しだけ書き直して再利用。尚今回のメインはあくまで"横浜FC"の方なので、"井上潮音"論の方はこの後別稿で、改めて。(多分)


横浜FC、J1残留ならず

ますば横浜FCのJ2降格/J1残留失敗、残念でした。
自身主力選手として出続けていただけに、もし残留に成功すればこれまでプロ選手として優勝にも昇格にも関与したことの無い潮音にとって、一つのそれなりに"タイトル"的経験になるかなと期待していたんですけど。
チームとしても、実力的に妥当な面も大きいとはいえ、別にずっと最下位(今季唯一の"降格圏")に沈んでいた訳ではなく、逃れる可能性も十分にあったように見えていただけに、残念でした。
1トップとしてJ1水準でもスペシャルな能力を示していた小川航基選手がいてくれていた開幕当初はチームの戦い方が全く安定しておらず、ようやく安定した時には小川選手はオランダに旅立って(7月)しまい、代わりに台頭した"スペシャル"なFW山下諒也選手も終盤の肝心な時期に故障離脱してしまいと、それでも最終節の一つ前までは残留の現実的可能性を残していた訳ですから、何かもう一つかみ合わせが良ければな運に恵まれればなと、そういう思いは残ります。これまでに見て来た数多のJ1リーグの"降格"チームたちと比べても、「崩壊」感は希薄な方で、それたけに惜しかったともシンプルに実力不足だったとも、両方のことが言えるでしょうけど。
戦い方としては、4バックでポゼッション志向の序盤と、3(5)バックで走力勝負のカウンター、(カタール)"森保ジャパンスタイル"ともみなしうるかもしれないそれ以降と、大きく2つの時期がありました。その中で潮音自身は前者ではトップ下/2列目とボランチ/3列目を行ったり来たり、後者ではボランチ固定で攻守の唯一に近い繋ぎ役として、結果としてほぼ1年通してスタメンとして出続けました。チーム内の立場も最初は先発でとりあえずは出るものの後半点を取りに行く時は決まって真っ先に替えられるような立場から、替えられるとしても最後の最後、フル出場の方が基本という立場まで、地位を上げたシーズンでした。・・・(同様のポジション適性の)三田(啓貴)中心のチームから潮音中心のチームへ、はっきりと変わった時期が一つありましたね。
四方田監督の用兵も、上の"スペシャルな"FWとボランチ潮音(と、一応GK。後述)のところはチーム構成の前提として固定で決めてあって、後は時々の調子の良い選手や多少の味付けの変化の為に替える/選択するという、誰の目にも分かり易い方針で行われていました。結果として岩武、ユーリ・ララ、山根永遠あたりも、ほぼ固定ではありましたが。(特に山根永遠は"固定"感が強かったですか。潮音に次ぐアンタッチャブル感というか)


2023横浜FCでの潮音の"実際"の存在感

このように、出場機会/時間的に、そして役割の唯一性という意味でも、外面的客観的には押しも押されぬ中心選手であった2023シーズンの井上潮音選手ですが。それに相応しい充実したシーズンという手応えが、2016年のヴェルディでのデビュー以来毎年プレーを注視して来た僕にあったかというと、残念ながらそうでもない。また横浜FCサポの間で、潮音の評価が高かったか、そのフル稼働の中軸性に相応しい"貢献"への言及の声が多かったかというと、僕の知る限りではそれも当てはまらないように思います。
評価が低かった、批判の声が大きかった、というのとは、少し違うんですけど。どちらかというと高い低い以前にそもそも言及自体がほとんどされない、関心自体を持たれてない(笑)のでないかという、そういう印象。・・・そういう役割と言えばそうなんですけど、"黒子"にも程があるというか。(笑)
ぶっちゃけ出場機会の限られていた神戸時代の方が、遥かに言及されていたしあえて言えば"愛されていた"、期待されていたという手応えはありましたね。批判も(個サポの立場から見れば)誤解も勿論ありましたけど、前提として"熱"を感じたというか。そういう意味での寂しい思いは、正直感じることの多かった一年でした。今日も出勤して、9時5時で帰った来たなあという感じの毎試合。次もまたそうなんだろうなあという。(笑)
では横浜FCサポが神戸サポに比べて熱量が低いのか、井上潮音のような選手に対して特別に関心が低いのかというと、少なくともそう考える理由は特に無い。在籍時期がそれぞれのチームの概ね不調期であるという条件も共通なので、そこら辺でバイアスがかかっていたとも思えない。
ならば何が理由かと言えば、一言で言えばそれは潮音のプレーが、良くも悪くも"無難"に終始していたからでしょうね。・・・"終始"。本当に"終始"。見ていた人は分かると思いますが(笑)。特異なくらいに無難というか。無難なのに特異というか。
試合ごとにやや流動的だった4バック期を経て、主軸に完全定着した3バック移行後の潮音の基本的役割は、後ろに重い撤退守備と前線のスピード頼みのカウンターアタックの間で、上でも言ったようにほとんど唯一に近くそれらを繋げる存在。DFラインの補助から攻撃の最終局面への顔出しまで、仕事の範囲は膨大と言えば膨大で、逆に攻守の"両極"の間でプレースタイルの表現の可能性には大きめの幅があったと思いますが、それを潮音はかなり守備寄りというか、安全寄りに表現していたと思います。それが証拠に・・・という訳でもないですが、ある時期以降2ボランチのパートナーとして定着したユーリ・ララ選手は、デュエルが趣味(らしい笑)で潰しの得意な、本来は"守備"的なタイプの選手の筈。だから彼の定着によって三田などがパートナーだった時に比べてより潮音は解放されて、攻撃関与を深めて行くという予想をした人も当然多いでしょうが、最終的にどうなったかというとむしろユーリ・ララの方が攻撃のスイッチャー役になっていた感。それは多分そう決めたとかいうのではなくて自然にそうなったので、潮音がやらない仕事を潮音がやらない分、ユーリ・ララがやるようになったと、そういうことのように見えました。
勿論潮音も低い位置にへばりついている訳ではなくてボールを受ければ普通に上がっては行く訳ですけど、それで自ら決定的な仕事を狙うというよりはまず味方に無難に繋げることが第一というか、これは特に神戸移籍以後に強まった傾向ですが、位置に関わらずプレーの優先順位としてバックパスや横パス、あるいは一人味方を飛ばせそうな時でも飛ばさずに安全に繋げるという選択がほとんど"機械"的に多いので、段々と周りの味方もチャレンジングなプレーを潮音に期待しなくなるというか、DFラインの選手も含めて基本フィールド上で一番セーフティなプレーを選択するのが井上潮音みたいな相対状況が、むしろ常態化していた感があります。
で、その"味方の認知"ということに絡んで言うと、そういうプレーをある意味頑固に続ける(その内実については"井上潮音論"の方で書くかと思いますが)潮音が、上で言ったようにほぼアンタッチャブルな感じで勝っても負けても固定起用されている訳で、それはつまりそれでいいと監督が言っている、それが監督の求めるプレーだと解釈せざるを得ない訳で、ならばとサポの方も沈黙するしかない、不満はあってもあえては言及せず、かといって興奮して声を上げるようなプレーもほぼしないのでそういう意味でも言及せず、とにかく言及"されない"選手になってしまった(笑)んだと思います。

言及される場合もありますけどね。それは限度を越えて"不満"なプレーをした場合(笑)。代表的にはセットプレーのキッカーとしてですけど。あれは無しだわと、僕でも思いますが。多くはないチャンスを活かさないといけないランクのチームのキッカーとしてはかなりあんまりな"無難"ぶりで、多少恣意的にでも三田なりカプリーニなり(近藤なり)の期待感のあるキッカーを常時"11人"の中に入れておくメンバー選択をすべきではないかと、つぶやいたことも何回かあった記憶。
あるいは潮音が完全主軸化する時期のには、その"消極性"への批判ももっとあからさまに言われることも多かった。だからやはり、四方田監督の無言の断固とした支持を背景に、変更したチーム戦術と一体化することによって、ある意味"個人"でなくなることによって個人としての言及が沈黙させられることになった、そういった面は強いのではないかなと。別に嫌われてるとか(笑)あるいは"不当な贔屓だ"という批判がある訳ではないようですが、黙認/承認されているだけで積極的に愛されている訳ではないと、そういう感情のありようは広くあった気がします。
・・・ルヴァンのどれかだったと思いますが、数少ない完全欠場試合の後に、"井上がいないと全くボールが落ち着かない"的なコメントが複数人のサポの口から出ていたことがあって、あれが一番"熱"が生じた瞬間というか、2023年のハイライトだったなという。(欠場試合ですけど(笑))
挙げた3ゴールの中になかなか鮮やかなものも複数含まれてはいたんですが、日頃の行い(笑)との関係でどうも"浮いた"感じに見えて、余り"代表的なプレー"感は。
念の為に言っておくと、チームメイトとの間に冷たい空気が流れている的な様子は、全く見られません。終盤の残留争いの白熱していた時期には、潮音なりに感情を強く出すシーンなんかも、それなりに増えていましたし。2023シーズンの横浜FCにとって、替えの利かない貴重な選手だったことは間違いないでしょう。ただ稀少性の割にはそれほど高い値段はついてない的な、"お店"の中での存在感だったという。(笑)
具体的なプレー面で言うと、"シュート意識"に関してだけは、シーズンの中で結構強化されたように思います。仕掛けの意識も、僅かながら。一番変わらないのはパスですかね、長いのも短いのも、もう少し"狙う"意識を持てる余裕は、基本の役割との兼ね合いで見てもあるように思いますが、本人の意識はまた違うようで。
とにかくカテゴリーを変えて今度は"昇格"を目指す立場のチームの中心選手として、2024シーズンも更なる活躍を期待したいところ。(と、一応締めておきます。"無難"に(笑))



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「今まさに聞く」~セレッソ大阪 水沼宏太篇~ より/パパとロティーナと"リサイクル"
2020年01月10日 (金) | 編集 |
番組公式

岩政大樹氏がインタビュアーとして気になる選手に「今まさに」("岩政"に)聞きたいことを聞く独自のインタビューシリーズの、当時セレッソ→現F・マリノスの水沼宏太篇。
何回目かの再放送をBSスカパーで視聴。いつも面白いシリーズですけど、この回は特に面白かった。


「水沼宏太」という選手

まず僕はこの水沼ジュニア、水沼宏太という選手が昔から特別に好きで。
初めて見たのは、マリノス時代のU-17代表の時(2005-2007)だったか、U-20の時(2008-2009)だったか。(Wiki)
とにかく年代別代表での、同年代の選手たちと比べての、"エリート"性でも特に見劣りしないもののそれ以上に妙に地に足の着いたプレーが印象的でした。

特徴としては、そこそこ上手い、まあまあ速い、結構強い、パンチ力もある、かなり走れる、頭が良くて献身的で、その時々のチームの機能性にその時々で大いに貢献してくれる選手と、そんな感じ。
「万能」と言うほど華麗な感じではなく、あえて言えば「線の太い器用貧乏」。(笑)
褒め言葉です(笑)。"線の太い"というところが、味噌であり、個性かな?

そして更に特徴に感じるのは、それらの多様な能力や時々の機能性が、前提的な知識や訓練というよりも、その都度必要に応じて身に付くor引き出される、順々に学習されて行く妙に"素直"な感じ。ある意味「世代」やそれに伴うイデオロギー的な刻印から自由な。(その分"エリート"的には地味で、それほど注目を集めるタイプの選手ではないのかも知れませんが)

そこら辺に関して今回のインタビューで成程なと思ったのは、彼が「水沼貴史の息子」である事に全くと言っていい程ネガティブなストレスを感じていなかったらしいこと、それどころか親父のプレーが大好きで、子供時代は他のどんなテレビ番組や遊びよりも、親父のプレーが収録された"ビデオ"をデッキが壊れそうになるほど(笑)繰り返し見ていたと語っているエピソードの辺り。
何て幸福な父子関係だろうというのと同時に、「水沼貴史」という選手・人物自体の独特の風通しの良さ、それこそ"世代の刻印"から自由な、だからこそ今もって日本リーグ時代のサッカー人でありながら、現代のチャンピオンズリーグの解説に担ぎ出されても若いファンに失笑や不快感を特に買わずにそこにいることが出来る語ることが出来る、そういう事を思いますが。

・・・例えば「木村和司」や「金田喜稔」との比較においてね。プレースタイルとしても、彼らのような"金看板"ではない、それなりに天才的ではあってもせいぜい"銀看板"(笑)くらいの存在感にとどまって、隙間隙間で淡々とプレーしていたのが、逆に良かったのかなという感じもしますが。またはそういうパーソナリティだから、"隙間"プレーが上手だった。

水沼宏太は"遺伝"としてそういう柔軟性や軽みを受け継いでいるのか、あるいは"環境"として、父親のようなそういう前世代(前々世代?(笑))の選手のプレー(映像)とも融和的に育ったことが、"世代"の枠にとどまらない、普遍的なプレー感覚を身に付けるのに役立ったのか。・・・親父よりはだいぶ堅実ですけどね(笑)。でもその気になると、結構上手いと思います。
"環境"という事でもう一つ言うならば、彼がマリノスを飛び出して最初に受けた指導が栃木の松田浩監督だったというのは、言われてみると成程なというところがあります。彼のプレーの底堅さと、4-4-2や"サイド"MFとしてのプレーの"本職"感を見ると。"マリノスではほとんど戦術的なことは教わらなかった"そうですし。(笑)


ロティーナ&イバンの"リサイクル"

そんな水沼宏太が松田栃木の後、ユン鳥栖や城福東京を経てセレッソ大阪で出会ったのが、ロティーナ&イバンの"ポジショナル"伝道ユニット。
そこで彼は、他のセレッソの選手たちと共に、ポジショナルプレーの原理に基づいた、ビルドアップ&崩しに関する独特の"哲学"の洗礼を受けます。それは簡単に言えば"飽くなきやり直し"の哲学で、それを表す端的なワードとして、「リサイクル」という言葉をセレッソ時代二人(言葉数的には主にイバンからのようですが(笑))から繰り返し、水沼宏太選手は聞かされたようです。
・・・ヴェルディでも使われていたのかも知れませんが、(二人の)言葉としては個人的には初耳でした。

リサイクル。廃物利用・・・ではなくて(笑)、"サイクルのやり直し"ということでしょうね文字通り。
ビルドアップの。あるいは崩しの。
具体的には、特に"バックパス"の積極活用あるいはそれ以前にある種の"タブー"性の解除によって、ビルドアップ~崩しのプロセスが満足の行く水準に達するまで/達しそうになるまで、何度でも"やり直す"こと。プレー。

ヴェルディでも特に就任当初は、あからさまに不自然に見えるくらいに強い意識付けで、"バックパス"の使用頻度の高いパスワークが指導されていたのは記憶に鮮明ですが。
基本的に同じことがセレッソでも繰り返されていたらしく、それに対して水沼ら選手たちはやはり少なからぬ違和感を感じながら、「行こうとすればまだ前に行けるけどな」と心残り(?)を感じながら、指示通りバックパスの活用に重点を置いた練習・プレーをしていたようです。

で、ここからは具体的な文言というよりも主に僕が水沼選手の話しぶりから汲み取ったニュアンスに近い話になるんですが、彼の話を聞いていてまたそこで使われている"リサイクル"というキーワードが与える印象から僕が感じたのは、どちらかというと「試行錯誤」的な理解・イメージのされ方をすることが多いだろう(少なくとも僕はそうでした)、一般的にもそうかもしれませんがとりあえずはロティーナ/イバン的な"ポジショナル"、特にビルドアッププロセスの「洞察」的想像的な側面。
端的に言うと、やってみて(試行)、失敗して(錯誤)やり直すのではなくて、途中までやってみて行けそう(想像・洞察)ならそのまま進めるし、駄目そうなら行けそうなイメージを持てるまで、途中でも何度でもやり直す。直線的に、行って・戻るのではなく、"サイクル"を回し続ける、そのサイクルの「何周目」かが、"たまたま"敵との具体的な接触の機会を得て成功したり失敗したり、破壊したり退けられたりする、そういうイメージ。

ロティーナ/イバンがそういう意味であえて「リサイクル」という言葉を使ってるとまで主張するわけではないんですが、「リサイクル」という言葉のある種淡々としたというかルーティンな響きや、あるいは水沼選手の言葉で言えば「まだ行けるのに」やり直すという、そういう(初期段階での)プレーヤーたちの内部感覚の表現から、僕が抱いたイメージという事ですけど。
ドラマチックに(直線的に)成功したり失敗したりするのではなく、サイクルが回り続ける、成功しても失敗してもそれでも人生は続くサッカーは続く、ビルドアップのプロセスは続く的な。(笑)

なぜこういう事をあえて言うか言うと、ヴェルディ時代のロティーナのチームの、時に慎重過ぎるように見える失敗を恐れ過ぎているようにも見えたプレーへの不満や、あるいはそのチームからも影響を受けているはずの現在の永井監督のチームの"ポジショナル"プレーの、逆に行くだけ行って詰まってなすすべなくなる事の多い時に愚直過ぎるようにも見えるプレーやあるいは「行く」と「戻る」の余り粘りの無い関係性、それら両者の形は違えど「成功/失敗」のある種直線的な対立に引き裂かれた手詰まり感に、積年の不満(笑)というか現実の"ポジショナル"な指導への不信感みたいなものが、僕の中にどこかあるからです。
なんかつまんねえなあという。サッカーってこんなつまんなかったっけという。ポジショナルプレーって要するに頭の固いつまんないプレーの事なの?という、少なからず投げやりな。(笑)

去年のセレッソをちゃんと見ていたわけではないので、ヴェルディとセレッソで違いはあるのかあるいはロティーナ/イバンは変わったのか、僕が誤解していたとすればどのように誤解していたのか、確かな事は言えません。
ただ水沼選手の言葉の端々に感じられた、試合中に/やりながら、先々を見通しながらイメージしながら飽きずにやり直すサイクルを回し続ける、それによって"成功しそうな"ビルドアップや崩しのイメージ・予感を洞察的に探り続ける、レベルが上がり続ける、更に勿論それはチームメイトとのある種即興的阿吽の呼吸的な共同作業ですし(一人でイメージしててもしょうがない(笑))、その中でまた成功失敗を繰り返しながら、"シーズン"単位でも"リサイクル"の熟達が進んでチームがチームとしてレベルが上がって行くイメージ。
"新戦術"や、新たに仕込んだ"パターン"などは特に無くても。

なんだ楽しいじゃないかという。(笑)

いや、まず間違いなく「リサイクル」という言葉自体にそこまでの意味や意図は無いはずです。ここまで書いて来てナンですが、他ならぬ僕が保証します。(笑)
ただ"直線的"ではないプレー進行やチーム作りとその進化のイメージの中から、そういうものを一部担う形で生まれて来たor選ばれた言葉ではあるのではないかなと。
"去年"セレッソに来てから使われるようになった言葉なのかどうか、それについては場合によっては証言が取れるかも知れませんが、そうであったら話としてはより面白いですけどね。

大きく言えば、これは現実としてどうしても"決まり事"に従う面が特に低レベルでは印象が強くなってしまうポジショナルプレーにおける、"自発性"や想像性やプレーの広がりのイメージのありか、居場所の話ではあるかも知れません。
ポジショナルプレーを創造的にやる為に。規則性の逸脱ではなく、遵守しつつの運用やコミットメントという面からの。

学習という面でとりわけ"素直"な、その分も入れての"賢さ"に信用のおける水沼選手の言葉だからこそ、刺激された思考ではあるかと思いますが。彼の"疑問"と"体得"の、それぞれ双方から。


まああれなんですよね、実はこういう"やり直し"のしつこさや忍耐力や自発性というのは、別に"ポジショナル"に限らずまだ"ポゼッション"という言葉が無かった時代にまで遡っても、「ボール保持」型のプレー全般に必要なものだろうとは思います、あっさり言ってしまえば。
ただそれらが伝統的には技術自慢の選手たちの自負心に基づいたそれこそ「自発的」な回路で専らなされていたのに対して、近年はなまじ「ポジショナル」というような形で理論的に整備され過ぎてしまった為に、非自発的で機械的盲目的な"回路"に誘導されることが増えてしまった、それゆえの新たな"設問"、難題というか。大した覚悟も無く、手間のかかるビルドアップ等に手を染める輩(言い方(笑))が増えてしまったというか。そういう所はあるかも。

パパのプレーの"リサイクル"経験によって培われた伝統的普遍的感覚をも備えた水沼選手ならではの、活きた「リサイクル」理解。・・・と、調子良く持ち上げて終わらせられる程、セレッソでの水沼選手のプレーは見てないんですが。(笑)
ともかく今後の健闘を祈ります。ついでにロティーナイバンコンビも。(笑)


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平本引退に寄せて
2017年12月11日 (月) | 編集 |
平本一樹選手引退のお知らせ(ヴェルディ公式)

この度、平本一樹選手が、今シーズンをもちまして現役を引退することが決定しましたので、お知らせします。
平本選手のプロフィールおよびコメントは下記をご参照ください。

平本 一樹[ヒラモト カズキ] 選手 FW
【生年月日】1981年8月18日
【出身地】東京都八王子市
【身長/体重】180cm/75kg
【経歴】
南大沢中 → 読売日本SCジュニア → 読売日本SCJrユース
→ ヴェルディユース → ヴェルディ川崎/東京ヴェルディ1969
→ 横浜FC → 東京ヴェルディ → FC町田ゼルビア → ヴァンフォーレ甲府
→ 東京ヴェルディ
(以下略)


というわけで何か書かねばとは思ったんですが・・・。
一番書きたいことは8年前、2009年に既に書いてしまっているんですよね。
今読み返しても特に書き足すことが無いのは、その後の平本の選手としての"現役"度が結構ヤバかった(笑)ということかも知れませんが、とにかくもう一回掲げておくので興味のある人は読んでみて下さい。

 平本のプレイスタイルの変遷(メモ)[2009.4.4]

・ユース/プロデビュー前
・’99/’00李総監督体制下
・’00-’01西村ユース代表
・’01~’02.4月松木&小見体制下
・’02.4~’03.5月ロリ体制下
・オジー体制下
・バドン体制下(’05.8-12)
・’06J2ラモス体制下
・’07年(横浜FCレンタル)
・’08J1柱谷体制下

の各時期での、平本のプレイスタイルの変遷を追った記事。

若いor新しいサポに、とりあえずこの複雑な選手の履歴を語っておきたかった


と当時既に書いていますが、今回も趣旨は変わらず。
8年経って、更に"若い"サポも出て来たでしょうし。

一応その後の経歴も確認してみると、

・’09~’11 J2東京ヴェルディ
・’12 J2町田ゼルビア
・’13 J1ヴァンフォーレ甲府
・’14~’17 J2東京ヴェルディ

となっています。
町田と甲府時代は、ほとんど見てないですね。
最後のヴェルディ時代も、別な意味で見ていないです。(笑)

こうして見ると長いですね。
その間サポの世代が、少なく見ても3巡くらいはしている感じ。


何か付け足すとすれば・・・。
馬鹿じゃないと思います、この人。
いや、誰も馬鹿だとは言ってないかも知れませんが(笑)、"八王子のヤンキー"風の見た目と時折のズッコケ発言で、本能と感情の人と思われているフシは無くはないと思うので。

馬鹿じゃない、むしろ変に頭が切れるからこそ、上っ面の無難なことが言えずに変なことを言う、そういうタイプの人かなと。
今回の引退コメントも面白いですね。(笑)

試合中にも関わらずブーイングしてくれたこと、本物のプロ意識を感じました。
今まで応援してくださった皆様には、選手として大成できなかったこと、申し訳なく思っています。(中略)
今後は、強化部長という職に就くことを目標に、理想を追い求めていきたいと思います。


一文目は本気なのか冗談なのか。(笑)
二文目は結構本気度が高いと思います。照れ屋なので「代表を目指す」的なことはほぼ言わなかったですが、むしろ客観的に、自分が"大器"であることを少なくとも途中からは、気付いていたのではないかなと。
多少不器用なところもありましたが、あれだけのスピードとテクニックがあってかつ頑強な体を持ったFWというのは、現代表でもほぼいないのではないかなと。大迫よりスピードはありますし、原口より細工が利きますし。もう少し後に生まれてより注意して育てられたら、"日本"というレベルでもかなり貴重な存在になれたのではないかなと。・・・本人にやる気があればね(笑)。そこらへんは、少し不明です。(笑)
最後の三文目はまあ、冗談は冗談だと思いますが、公式コメントでこんな冗談をぷっ込んで来る"照れ屋"ぶりの「本気」度に震えます(笑)。これはこれで、馬鹿では出来ない所業だと思います。(笑)

その「頭」が"指導者"みたいな方面に向くものなのかは、疑問が無いわけではないですが。
でも"玉乃"的な解説者になら、なれるのではないかと。
または岩本テル的?
ところでサッカーに興味があるんでしょうか平本氏は。そこさえクリア出来れば。(笑)
"ヴェルディ"にしか興味が無いという可能性は、少なからずある。

何にせよ肉声が聴いてみたいですね。
絶対面白いと思うんだけどな。(笑)


以上です。
要は変わり者の多い各クラブのバンディエラの中でも、多分飛びっきりの変わり者だったと思います。(笑)
ヴェルディの歴史にどういう影響を与えたのかは、正直僕は分からないです。(笑)
不可欠なのか、そうじゃないのか。いかなる意味でも、「典型」的な選手だったとは思えないですし。
いったい何を体現する運命にあったのか。
ただ、面白い(笑)。それは確か。


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永井についての追記
2016年11月13日 (日) | 編集 |
本記


永井の"ヴェルディ愛"について

'16シーズンホーム最終セレッソ戦後の引退セレモニーで、多くの人の涙を誘っただろう、余りに素朴な永井のヴェルディへの愛情吐露でしたが。

一つ思うのは、彼のヴェルディへの"愛"純粋さは、一つには彼が一度も、ヴェルディの「主力選手」にはなっていないことにも理由があるのかなと。(再び永井秀樹Wiki)

 レジェンドメンバーたちに阻まれて、交代&ナビスコ要員だった'92-'97の第一次在籍時代。
 東京移転直後、松木監督下での大混乱の中で、愚かにもむやみにかき集めたボールプレイヤーたちの一人でしかなかった'01-'02の第二次在籍時代。
 プレイヤーとしての貫禄は十分だったものの、入団時点で既に35歳、43歳で、そもそもフル稼働は期待されていなかった第三次第四次在籍時代。('06-'07、'14-'16)

いずれもチームのメインの流れ・骨組みからは、少し距離をとった位置に、永井はいつもいました。

そのことによって、プロ入り前からの「讀賣クラブ」及び初期「ヴェルディ」への憧れの感情が、さほど汚されずに生々しくならずに、ある意味では"保存"され、年月によっても風化よりは象徴として"結晶化"される形で、45歳の今日まで至ったのではないかと、本人の元々のパーソナリティとは一応別の問題として、思うわけですけど。
別な言い方をすると、いったんそのチームの「主力選手」になると、いい時にはいいだろうけれど悪い時には主力選手である、"自分の"チームである立場ならではの屈託が生じるでしょうし、いずれ時が来てその立場から外される時は、"愛している"というだけでは収まらない、この野郎ふざけるなという類の感情がどうしても濃厚に生じるでしょうし。その時点で、最初抱いていた"愛"の純粋性は、どうしても失われる、あるいは「現実」の重みを抱え込むことになる。

引退スピーチでも、何度かの契約解除時にはやはり悔しい思いをしたということが語られていましたが、それでももしそれが「主力選手」としてのものだったら、それはもっと激しく生々しいものになっただろうと思います。例えば読売新聞撤退時に、まだまだ日本のエースでもあったのに切られたカズや、レオン監督就任に反発して自ら出て行った時のラモスなどのように。

そういう意味では、そういう偶然にも助けられている永井とヴェルディは、"添い遂げる"特殊な運命にあったのかなと(笑)。近過ぎず、遠過ぎず、それゆえにいついつまでも。お前が俺には最後の女。俺にはお前が最後の女。(山本譲二/みちのく一人旅)


いや、ほんとね、「所有」の感覚の無い、特殊な"愛"ですよね、永井のは。濁りがというか。
勿論、ご本人の人徳に負うところは大きいでしょうが。
まさかこんな関係になるとは、"若手"の時には想像もしてませんでした(笑)、僕は。
少ない出場機会に、不満をため込んでるだろうなとしか。
最初のものが最後になる、最後のものが最初になる。(新約聖書/マルコ伝)


永井の"技術"

そのセレッソ戦の試合後、永井のセレモニー開始までの"繋ぎ"として高木聖佳さんが紹介していたエピソードで、面白いものがありました。
永井が若手選手たちを集めて"塾"のようなものをやっているらしいんですけど、そこで永井が「基本技術」の大切さを説き、それが足りなかったから自分は"代表選手として活躍する"という夢を果たせなかったと、そう語っているという話。

まずそもそも、永井にそんなにストレートな"代表"願望があったとは知らなかったので、少し驚いたというのが一つ。
それから勿論、永井の「基本技術」の問題。

なるほどなというか、それが永井の選手人生の不思議さへの、一つの分かり易い答えではあるかなと。


つまり前回、永井が結果的に見ると"天才"と称してもいいんじゃないかというくらいあらゆることが上手いのに、それでもどこか「代表」選手としてのランク感はひいき目で見ても感じられなかったと言ったこと。
それから永井の、その時々次々とスタイルを変化させて行き、新しい「永井」像で驚かせてくれた発見的な選手人生。

それらの共通した背景としてあるのが、彼が一種の"野人"である、日本サッカーの正規の育成・強化ルートには微妙に乗っておらず、ある種素質に任せて"我流"で自己開発を繰り返して来た、そういうタイプの選手であったという事情だと思います。
あれほど豊かな素質が無ければ、大人になってからでも何かの誰かの"鋳型"にはまることもあったでしょうが。幸か不幸かそういう機会も、どうやら発生しなかったようで。

そうした"我流"の天才豊かさと、同時に限界が、彼の選手人生を形取った、決定づけていたんだろうなと、本人の"回顧"を承けて改めて認識したと、そういうことです。


まあ見てる方としては、そういう"不思議"も含めて大いに魅力ではあったわけですが、本人的にはもう少し、"普通"でありたかった、すんなりフォーマットに乗れて時々の代表の戦術にも器用に対応出来るようなそういう素養も身に付けたかった、身に付ける機会が欲しかったと、そういうことみたいですね。(笑)
今だったら斎藤学なんかも、近い"悩み"を抱えてるのかも知れません。凄く上手いんだけど、なんか"違う"。「A級」の臭いが足りない。
技術というか戦術というか、戦術に沿うた形の技術というか。

でもまあほんと、興味深い選手でした。色々考えさせてくれる。
技術を突き詰めるということについて。"自分"を掘り下げるということについて。
前に(晩年の)永井のプレーぶりについて、「セレソン(ブラジル代表)のOB戦とかに出ても、普通に見劣りなくやれそう」という意味のことを書いたと思いますが、そういうなんか、ブラジル人的というか南米人的というか、日本人やひょっとしたら欧州の平均的一流選手がやらないようなタイプのオープンな、無限定で勝手な(笑)追求の仕方自己形成の仕方を、それと意識せずにやり切った選手なのではないかなと、そういう感じです。
"意識"してないからこそ、"無限定"というか。

そこに何か、"日本サッカーに足りないもの"を見出したりすることは可能だと思いますが、まあ足りないものは色々あるので(笑)、優先順位的にはよく分からない。
永井自身一方で、自分の方に"足りない"ものを、痛感してもいたわけですから。そこをカバーする為の"我流"の努力が、今日に至る「永井秀樹」を作った?


まあこれくらいで。
"伝説"終幕。
「偉人伝」「本伝」というよりは、「外伝」中の登場人物という、感じですが。(笑)
歴史に残る戦功はそれほどでもないけど、"1対1なら最強"説は根強い的な。(笑)
見られて楽しかったです。


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相馬の引退、永井の引退
2016年11月12日 (土) | 編集 |
神戸DF相馬崇人が今季限りで現役引退「14年間、やり切った」 (スポニチ)

J1神戸は10日、DF相馬崇人(35)が今季限りで現役引退すると発表した。(中略)
「今年限りで14年間続けてきた現役生活を引退することに決めました。育てていただいた南百合ヶ丘少年サッカークラブ、ヴェルディの下部組織、国士舘大学に心から感謝しています。東京ヴェルディ、浦和レッズでそれぞれ3年間、ドイツ、ポルトガルの海外でもプレーすることもでき、色々な経験やリーグ優勝などタイトルも獲ることが出来ました。この14年間を振り返って思い残すことも無く、自分自身のなかではやり切った思いがありますので、今まで関係していただいた全ての皆様には感謝の言葉しかありません。本当に今までありがとうございました。」

もう35ですし、ポルトガルに行って以降はそんなにプレーも見てませんが、思いの外ショックを受けてしまいました。
惜しい?悔しい?よく分かりませんが、とにかく残念。
引退がというより、"相馬崇人"が残念。
35までやれば一般的には十分ではあるんでしょうけど、しかるべきプロサッカー選手人生を歩んで、"ベテラン"として晩年を迎えて全うした、そういういい意味の予定調和感がどうも無い。
そんなに好きだったわけでもそんなに凄い選手だと思っていたわけでもないんですけど・・・。何ででしょうね。不満だ。

基本的にはやはり彼のスケール感、スピードとスタミナとパワーが高い次元で結び付いた身体能力(長友と比べ得るレベルだと思います)、ヴェルディ仕込みのテクニック、"レフティ"という希少価値、そうしたスペックが予感させるもの夢想させるものからすると、彼の競技生活がいかにもパッとしない、大きな故障をしたという話も聞こえてこないのに不完全燃焼感が残る、"ピーク"がはっきりしない、そういう印象を受けるからだろうと思います。・・・全く駄目ならあるいは平凡なら諦めもつくんですけど、一応海外にまでは行ってるんでね。そういう範疇の選手としては・・・という。
ヴェルディでの「若手選手」としての活躍は、アルディレス監督の行き届いた起用法もあり、目覚ましかったです。当時やや無理やり彼にポジションを譲らされた三浦アツとの比較論では、僕は一貫して彼(の起用)を支持していました。
しかしその後のレッズでの「中堅選手」としてのプレーには、いいところもあったけれどいかにも粗い、完成度の低い面が多々見られて、レギュラーに定着し切れなかったのも、レッズサポから批判を受けがちだったのも、仕方のないところがあったと思います。
そこで本当は、レッズでとは限りませんがよりプレーの内実を深めて、固めて、"Jリーガーとして"一流と認められる選手となって、あるいは代表に常時名前が挙がるような選手になって、それで海外なり何なりに行くべきだったと僕は思いますが、そうする代わりに彼は"海外へ行く"ことありきの、買い手ではなく売り手側の意思先行の海外移籍を選び、行き先でもどうやら大きな成功を収めることは出来ず、帰って来てからの「ベテラン選手」としてのプレーにもさほどの成長・成熟感も見せられず、結局は『スペック』だけの選手として"一生"を終えてしまったという、そういう印象。
酷い言い方かも知れませんが、それだけ失望というか、"納得"感が個人的に持てなかった選手だということです。

若くして才能を認められて"買われて"しまうことはあるでしょうし、Jリーグでは年齢も含めて少しピークを過ぎた選手が、やりがいと新たな可能性を含めて多少無理にでも海外リーグに行ってみる、これもまあありだとは思います。
しかしそうではない、本来年齢的には完成形でもおかしくない選手が、純粋に技術的戦術的要因でそこに至ってない場合、そこですべきはまず"Jリーグ"での完成であって、それが成った後に環境を変えることで負荷を増やしてスケールアップするというのは狙いとして合理的ですが、(言い方は悪いですが)壊れてる機械が環境を変えたからと言って直る理屈は無いので、後は行った先でたまたま親切で腕のいい修理工にでも出会う偶然の可能性が残るのみで、そんなのを"挑戦"と称える気には僕にはなれない。相馬がやったタイプの"移籍"というのは、そういう性格のものに僕には思えます。

まあ別に相馬に限った話ではなく、ちゃんと"獲得"されて行った移籍でも、最近は怪しいのが少なからずありますが。そもそもJリーガーがかなり安いという、事情もあって。
なんだかんだ目安としては、4大リーグ(英・西・独+伊or仏?)以外への移籍は本当にステップアップなのか疑わしいというか、別な言い方をすると4大リーグからちゃんと買われるレベルに無い日本人選手は、Jリーグでやるべきことがまだまだ沢山残されている場合が多いように、今までの日本人選手の移籍を見て来た感想としては思います。
まあ何せゼニが違いますから、それを理由に移籍しますと言われたら、止めようがないですけどね。ただ「Jリーグで駄目な選手はどこへ行っても駄目だよ」というじじくさい"原則論"は、まだまだ十分に通用するように、現状では思います。"引き留める"理由にはなるというか。

・・・と、ここまで書いて来てアレですが(笑)、相馬崇人個人に関しては、結局は残ってるプレーが全てであって、"限界"だったのかなと、思わなくもないです。
"見える"スペックは凄くても、"見えない"部分のスペックに、一流になるには足りないものが、決定的にあったのかもと。
要は頭と心ということですが。
と言って別に、例えば長友がそれほど相馬と比べて目から鼻へ抜ける戦術眼があったとも思えないんですが(笑)、ただ"成長力"の重要なソースとしての"素直さ"には、無視出来ない差があったかなと、未熟で不器用なのに、変に凝り固まった変に"意識高い"(笑)レッズ末期のプレーぶりなどを思い返すに。その"一徹"ぶりが、ヴェルディには天皇杯タイトルをもたらしてもくれましたけど。

まあなんか、やっぱり残念です。もっと良い選手人生があり得たはずと、むしろ相馬の為に、思っておきたいです。
(相馬崇人Wiki)


永井、今季限りで引退 8カ月間ピッチ立てず「選手として失格」 (スポニチ)

49歳のカズに次いで現役Jリーガーで2番目に年長の東京V永井秀樹(45)が今季限りで現役を引退することが10日、発表された。ホーム最終戦となる12日のC大阪戦で引退セレモニーを行う。
ドリブルを武器に攻撃的MFとして活躍した永井は練習後、「自分の中ではまだまだやれる自信があるし、やりたい気持ちもあった。だが、今年は8カ月もピッチに立てず、自分が考えるサッカー選手としては失格だと決断した」とスパイクを脱ぐ理由を説明した。

一方でこちらについては、いい意味で余り感慨は無いというか、"残""念"が無いというか。
辞める必要は別に無いけど、続ける必要も特に無い(笑)、全くどうでもいいというかどうとでもなるというか、そういう感じ。
カズ以上の、「仙人」選手というか。(笑)
本人の"限界ではない"というコメントも、特に誇張の無いものに思います。

そのプレーヤー人生も、不思議な感じでしたね。
どこがピークかよく分からなくて「完成」はしてない気がするけど、「未完成」とも違う。特に"行き詰っ"たりしている時期は無かったように思うけど、じゃあ"成長"してたのかと言うとそれも良く分からない。
どちらかというと"中の人"ないし守護霊が、時に応じて入れ替わっていたような印象。(笑)
勤勉なサイドMF(初期ヴェルディ)から放埓なウィンガー(横浜F)ヘ、更には奔放な万能アタッカー(横浜FM)へ。
加齢で動きが落ちてからは、一転叡智を湛えた"人間国宝"的名人パサーへ。(笑)
そのどれもが、本物と言えば本物。
"スタイルを確立して行く"というよりも、ひたすらたがが緩んで行く方向で(笑)、自己発見を繰り返して行ったというか。
気が付くと本当に何でも出来る、底知れない天才だったような気もするんですけど、キャリアのどこの時点で切っても多分ズバリ「代表」級だったことはない。せいぜい"候補"止まり。たまたま選ばれなかったわけでもなく。
じゃあただの器用貧乏ないし一流半選手だったのかというと、それもうなずけない。特に晩年のパサーとしての風格は、尋常のものではなかった。

いや、ほんとね、若い頃は走力もあったし、40を越えても年寄りなりに(カズとは違って)余裕があったし、身体能力も含めて物凄い素質の選手だったんだと思うんですよ。弟(永井篤志)に見える血統の優秀さという意味でもね。今だったらもっと遥かに、騒がれていたはず。
その素質が、まだ育成や選抜が整い切ってない時代に割りとランダムな感じで磨かれて、それゆえに閉ざされなかった可能性が、永井の息長く多彩な、そして"発見"的な選手生活を可能にしたのかなと、とりあえずはそんな風に理解してみますが。

それとも最初から全部分かっていて、その都度小出しにしていたのか。(笑)
後年の各クラブの管理側に一歩も引かない、「社会人」としての妙な貫禄も含めて、頭は多分、かなり良かったんだと思いますし。
まあ、変わった選手ですよ。カズにも石塚にも、"奇人"度では勝ってると思います。(笑)
何だったんだろうなあというのが、結局一番の感想

井上潮音なら、勝てる可能性は感じますけどね。奇人度で。(笑)
競技生活は、あんまりなぞらないで欲しいですけど。
随分"放浪"していた印象ですが、何で海外へは行かなかったんでしょうね。時代でしょうか。どこの国でも、それなりに馴染んでやれた気がするんですが。

面倒だったのかな。(笑)
たかがサッカーで、ムキになるのが。
そういう印象の選手。

ほんとに引退するんですね。
(永井秀樹Wiki)


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”海外”系サッカーネタ
2012年09月27日 (木) | 編集 |
妙にあるのでまとめて。


口とがらせた内田「勝てばいいでしょ、ブーイングされても」 (スポニチ)

シャルケは格下の相手にボールを保持され、守備的になる展開だった。6万近い本拠地のサポーターはブーイングで不満を表したが、内田「勝てばいいでしょ、ブーイングされても」と口をとがらせた
(中略)
攻撃参加を最小限に抑え「DFで出たときは無失点じゃないと評価されない。俺を攻撃の人って言う人はサッカーのことをよく分かっていない」と言った。

言いたいことは分かりますが、なんかますますヒネた感じの妙なキャラになりつつある気が。(笑)
ほんとに”口がとがって”いたかは、ともかくとしても。
元々なんですかね?名うての二枚目で10代から代表入りを果たして海外にも出られて、何をそんなにヒネることがあるのやら。(笑)
基本的には”素直さ”が日本人選手の特徴/価値なはずなので、そうじゃないというのなら精々ヒデやホンダさんに負けないくらいの、立派な変わり者になってもらいたいものですが。


長友 新布陣3バック導入で中盤でプレーも (スポニチ)

26日のキエーボ戦に向けた25日の会見で、ストラマッチョーニ監督は「攻撃時に後ろが空くのがウチの問題。アイデアを温めている」と3バック導入を示唆ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「長友らは守備よりも攻撃に特性を持つサイドバック。3バック(のサイドハーフ)で起用した方が攻撃に専念できて良いのでは」と報じた。

同じく(?)守備/攻撃問題。
やっぱり長友は、今はそういう評価なんですね、日本代表の時とは少し違って。
いずれ相対評価ではあるわけですが、長い目で見て、あるいは特に足技が器用ではない長友の限界を考えても、ちゃんと守備で信頼されるようにならないと、この先のあちらでの選手生活に支障が出て来かねないので、何とか対処して欲しいですね。
まあインテルの雰囲気もなんか冷えてる感じですし、ここらで違うリーグに移籍してみても、評価を見極めるという意味では面白いかも知れませんが。


トップ下で先発も…岡崎のプライド「FWで勝負しにきている」 (スポニチ)

シュツットガルトのFW岡崎は無得点。中盤、FWと目まぐるしく位置を変え、終盤に退くまで主にトップ下でプレーしたが「自分のペースでサッカーができなかった」と苦笑いを交えて語った。
ドイツに来てからは中盤での起用が多いが、最近は本職であるFWの感覚を取り戻すため、居残り練習もしているという。「海外にはFWとして勝負をしにきている」と点取り屋のプライドをにじませた。

こちらはこんなことに。
ふうん、そうなんだ。代表でのプレーを見てる限りでは、”FW”として研ぎ澄まされつつ、その自信を背景に”中盤”的なプレーも安定して(来て)いると、そんな風に見えますけどね。それら全て、専ら自主練習の成果?まさかね。(笑)
「中盤」と言っても代表のようなサイドならまあ分かるんですが、トップ下というのはどういうことか。確かに岡田ジャパンでは特にデビュー当時はやってましたが、あれは全体的な戦術との絡みでの特殊起用であって、不調で形の出来てない(らしい)チームが岡崎に”任せ”たからといって、どうにかなるとは思えない。
渡独当初は守備面の貢献が目立ったとかいう話はありましたが、それとはまた別の話ですよね、ふうむ。
・・・・と、見てもいないのに色々考えてても仕方ないのかも知れませんが。(笑)
まあ一時の高原(や柳沢)が、FW”失格”的に中盤に回されたようなネガティヴなニュアンスでは、ないように思うので、そんなに心配しているわけではありませんが。頼りには、されている。


麻也が守備リード コーチ「吉田の加入は大きなインパクト」 (スポニチ)

サウサンプトンの吉田は手堅いプレーで守備をリードした。当たりに強そうな相手FWらをしっかりと抑え「難しい試合だったが、しっかり勝てた」と納得した。
吉田が移籍後初先発した22日のリーグ戦でチームは今季初勝利を挙げ、この日は無失点勝ち。リーグ戦で開幕4連敗した悪い流れが変わりつつある。クロズビー・コーチは「吉田の加入が大きなインパクトになった。4バックが良くなった」と喜んだ。

そう、なのか。
日本でもようやく(笑)”本職”感が出て来たくらいのところなので、言ってくれるのは有り難いですが今いち現実感がありません。
別にスーパーな活躍までは、期待してませんけどね、他のポジションとは違って。
大過なくやって、たまに球出しの良さで特徴でも出してくれれば、それで十分。
まあ頑張って。引き続き。


松波監督、残留争いキーマンに家長指名…G大阪 (報知)

J2降格圏の16位に沈むG大阪・松波正信監督(37)が、残留争いのキーマンに元日本代表MF家長昭博(26)を指名した。
韓国の蔚山現代から8月に復帰後、今月22日の浦和戦に初先発し、5―0の勝利に貢献。指揮官は25日、大阪・吹田市内での練習後「非常に良かった。簡単にボールを奪われず、攻撃の起点となっていた。これからの戦いでも重要になるポイント」と絶賛。次節(29日)の鹿島戦(万博)での先発起用も示唆した。

”元”海外選手の話題。(笑)
下手すると元ガンバの選手だというイメージが無いくらいに、西野監督とは相性の悪かった家長ですが。
・・・・むしろセレッソ/クルピが、誰とでも相性がいいのかも。(笑)
とにかく家長が今更大活躍してくれるというのなら、多少はガンバ(の残留)を応援してあげてもいいかなと思わなくはない・・・・んだけど、その前に出戻りレアンドロが当たり前のように大活躍するのはJリーグ的に少し舐められてる感じもあるので、やっぱり微妙。(笑)
まあ両方同時に出る/大活躍するのは、ポジション的に多少難しいのかも知れないので、自然に解決/選択される問題かも。(なんの話だ)


清水あ然…アレックス突然退団 UAEへ (日刊)

オーストラリア代表で清水FWアレックス・ブロスケ(28)の退団が26日、濃厚になった。
UAEの強豪クラブ・アルアインへの移籍が決定的で、この日の練習にも姿を見せなかった。昨年入団1年目からリーグ33試合でチーム3位の7得点を記録。今季も同23試合で6得点を挙げてきたストライカーが残り8試合で9位からの巻き返しを狙う中で失った。

海外”へ”の方の話。
うーん、このクラスまで、という感じですが。
”狩り場”というよりも、単にスカウティングがめんどくさいんだろう?お前らという、そんな嫌みの一つも言いたくはなりますが。(笑)
韓国人選手を育て、中東リーグの助っ人を準備するリーグ、Jリーグ。(別に批判しているわけではないですけどね(笑))
しかしまあ、清水も人が居着かないというか、居てもあんまり染まらないというか、そこそこ若手が育ってる割には”いい回転をしている”という印象のほとんど生まれないチームになってますね、健太後は。
”本体”が無い状況で、”入れ替え”だけ進んでいるという。
こういうのって結局、フロント/強化担当の”人柄”の反映なんですよね、あえて言えば。近年のウチの例で見ても。”間違い”とまでは言い切れないけど、血が通わない。それによって、一つ一つの施策の効果が制限されてしまう。


そういえば小見さんが左遷されたとかいう話を聞きましたが。(ソース忘れた)
上手く行ってたんじゃないのかね。それとも事実誤認?
林陵平は苦しんでるようですねえ。


さすがに反応しておこうか
2012年01月13日 (金) | 編集 |
FC東京 東京VのMF河野を完全移籍で獲得 (スポニチ)

FC東京は前線の補強としてJ2東京VからMF河野広貴(21)を完全移籍で獲得することが決定的となった。

河野は下部組織から育った東京Vへの愛着が強かったが、J1、そしてACL出場というステップアップを考えた苦渋の決断だったという。身長1メートル65と小柄ながら切れのあるドリブルを持ち味とし、U―23代表としてロンドン五輪出場も視野に入れる逸材。近日中にも正式発表される見通しだ。


よろしくないですな。歓迎出来ない、事態ですな。

僕個人はFC東京は好き・・・・というわけでは別に無いですが、好きな選手は多いですし城福体制以来それなりに注視して来た興味はあるので、カテゴリーの違う今季はウォッチを結構楽しみにしていたんですが、また随分余計な雑音が。しかも大き目の。
いやあ、迷惑だ。日常(ヴェルディ)に帰っちゃうじゃないか、全く。

戦力的・移籍的にも、あんまりいいこと無いように思いますし。
ヴェルディにとっては勿論痛いです。
色んな選手がいるようで、河野のキープ力とアクセント力(?)はやはりスペシャルなもので、それは去年の(怪我がちだった)終盤を見れば明らか・・・・ていうか多分、J2他サポの方が実感的に、そこらへんは分かってるんじゃないですかね、欠点や物足りなさが多く見える我々より。
ただし河野がいれば、河野を中心にすれば昇格が見えるかというとそういうことでもさっぱり無い(笑)というのが、複雑なところで。逆にその程度の選手が生意気だあみたいな気持ちも無くは無いわけですが、でも「河野」「菊岡」と、去年"スペシャル"だった選手を二人とも出しちゃって、どういう目算があるのかとはやっぱり思います。
"武者修行"と言ってもFC東京じゃなあ、どうにも中途半端だしなあ。

FC東京にとっても、何だそれは?みたいな補強かと。
タイプ的にもうじゃうじゃいるタイプでしょうし、年代的にも既に田邊というピカピカのホープがいるわけですし。・・・・ピカピカの時期は過ぎましたが(笑)、勿論大竹も。
羽生のポジションでも奪えれば格好はつくんでしょうけどねえ、"大分"出身ということで、何となくドリブラーを使うのが上手そうな感じもする、ポポビッチの育成力にでも期待しますか。
でもなあ、別に"大活躍"してるところを見たいわけでもないんですよねえ。中澤は一人で十分。

それにしても今野出しといて、(タイミング的に)入って来るのが河野では、ほんと何だかなという感じですよね。
僕がFC東京サポでも、どう思うか。金の使いどころは、そこなのか。
ほんと去年から、訳の分からない選手層、いやむしろ選手"団"を構成してるなあという感じ。(笑)
ガラガラポン。誰がどこから、飛び出して来るのか。(来ないのか)
ウチも似たようなもんだとも思いますけど、金が無いのが逆に辛うじて節度になっているか。


ま、今年のウチの選手出入りについては、機会を改めて。
そろそろ最終形が、見えて来る頃でしょうか。

あーあ。


サクサク移動
2010年12月31日 (金) | 編集 |
今年最後。行くよー。
移籍関係特集です。


横浜Mの藤田が期限付きで加入…横浜C (報知)

J2横浜Cは27日、J1横浜MからDF藤田優人(24)が期限付きで加入すると発表した。期間は来年2月1日から2012年1月31日まで。


うーん、なんか無駄な回り道してるなという感じ。
どんだけ給料に差があったのかは知りませんけど、プレー的には、明らかにすべきじゃない移籍でしたよね、藤田の去年のマリ移籍は。

ていうかウチ来いって。横浜"C"とかに行くくらいなら。
"C"って表記、嫌じゃないですか?(笑)。間抜けだし、A・B・CのCみたいだし。(笑)


元日本代表FW永井は清水残留で合意 (スポニチ)

元日本代表FW永井雄一郎(31)が来季も清水でプレーすることが決まった。
27日に契約更改交渉に臨み、09年からの3年契約がもう1年残っていることもあり、残留で合意に達した。今季はケガ続きでリーグ戦14試合1得点に止まったが「まずは自分がサッカーを楽しめるようになりたい」と復活を目指す。


普通に考えたらむしろ真っ先に切られそうな選手ですが、3年契約なのか。
永井に3年も契約しておいて、挙句の今年の大量流出というのは、どんな事情があるか知りませんが、いかにも間抜け。
・・・・案外活躍したり、するかも知れないですけどね。(笑)
「昔の名前」王国で。

小野に高原に永井。"地元"色というよりも"浦和"色が。(笑)
一方で本家浦和は、新潟色に染まりつつありますが。


藤田 既に条件面で合意!来季は千葉に移籍へ (スポニチ)

日本プロサッカー選手会会長で、今季限りでJ2熊本を退団するMF藤田俊哉(39)が来季J2千葉に移籍することが確実となった。

既に条件面で合意し、近日中に発表される見通し。磐田の黄金時代を支え、3度のリーグ制覇に貢献。01年にはJリーグ最優秀選手にも輝いた。05年途中から在籍した名古屋時代と合わせ、J1通算試合出場は歴代4位の419。今季は熊本で25試合2得点。先発はわずか5試合に終わったが「味があるとか、そういうところをうまく表したい」と現役続行に強い意欲を示していた。J1復帰を目指す千葉は藤田を精神的支柱として期待している。


今回の騒動で、ともかくも俊哉会長の男が下がらないかは、心配なところではあります。
古田はヒーローになりましたが。
嫌いな人なんて、誰もいないだろう選手なだけに。
踊らされてるんじゃないの?

の補強としては・・・・よく分かりません。(笑)
別に悪くはないでしょうけど、重点が。
どういうサッカーをするのかも含めて。
"ベテラン"ったって、もうちょっとバリバリの選手を獲れるクラブのはずですし。


成岡、契約延長オファー“拒否”福岡に完全移籍へ (スポニチ)

元U―20日本代表の磐田MF成岡が来季J1に昇格する福岡に完全移籍することが29日、分かった。

クラブから契約延長オファーを、J2徳島からも獲得オファーを受けていたが、29日までに決断した。近日中に発表される。成岡は今季、自己最多のリーグ33試合に出場し3得点を挙げたが、先発は22試合にとどまり、レギュラーには定着できず。主軸としてプレーできるチームを探していた。


U-20時代は"万能"なセンスが光り輝いていましたが、いつしかすっかり"器用貧乏"の類に。器用"貧相"というか。
悪い意味で、近年の磐田を象徴する選手でしたね。
とにかくあのチームは、暗いというか活気が無いというか、誰も幸せそうに見えないのが特徴で、だからこそ入れ替え戦で突然松浦が出て来た時は仰天したわけで。どんな救世主だよと、光の国からやって来たコかよと。(笑)

個が立ってる福岡ではむしろ異彩を放ちそうで、いいかも知れません。
経緯からするといかにも"決意"の移籍みたいですし。
まあここらへんの自由さは、「移籍金」が無くなった恩恵ですかね。ほぼ選手の好みで、移籍先が決められる。本人がうるさいこと言わなければ。

永里もある意味中途半端というか、"狭間"っぽい選手なので、上手く連携出来るいいなと思います。
センスはありますからとにかく、両者とも。微妙にせせこましいリズムも、合いそう。(笑)

・・・・とか言ってたら、何ーーーっ
昇格クラブから昇格クラブへって、なんてエグい。
確かにここ数年のJ2での甲府は、"強奪"型ではありましたが。
永里ってあれで貪欲なのかな(笑)。まあ金を払う価値のある選手では、あると思いますけど。

しかも言った先から松浦も来てるし。なんてシンクロニシティ。(?)


京都DF水本が広島と基本合意 近く契約 (日刊)

広島が京都DF水本裕貴(25)と基本合意したことが30日、分かった。
広島の関係者は「ほぼ合意したととらえている」と説明。来季6年目を迎える広島ペトロビッチ監督はシーズン中から「最低でも2つのポジションで補強が必要」と公言し、横浜MF山瀬と水本に正式オファーを出していた。広島はDFストヤノフの退団、槙野の移籍も考慮し、早い段階から日本代表経験もある水本をリストアップ。水本の京都残留の可能性もあったが、細部を詰め、近日中にも広島と正式契約を結ぶ。


山岸に続いて水本か。
ペトロビッチさんは意識してやってるのか、それとも結果的に志向が似て来るのか。(笑)
まあ、いいんじゃないですかね。
いずれにせよ、納得感のある移籍で。

ガンバとか、サンガとか、正直ええ?という感じでしたから。
まあでも、3バックの選手なんでしょうね。・・・・ん?3-4-3?(笑)

山瀬も若い頃なら、結構ぴったりだったと思いますが、今は少し腰が重くなってるから、どうでしょ。
むしろ素軽い山瀬の復活を、ペトロビッチ監督の手腕に期待すべきか。


大宮が韓国代表DFキム・ヨングンを獲得 (日刊)

大宮が、東京の韓国代表DFキム・ヨングン(20)を獲得したことが30日、分かった。
移籍金は推定5000万円で、今日にも正式発表される。キムは今年8月に韓国A代表デビューを果たし、11月のアジア大会でも活躍。センターバックとサイドバックをこなす点を大宮は高く評価。イングランドのウェストブロミッジも調査に乗り出していた。


ん?この場合の"移籍金"て何よ。どこ基準よ。
まあいいや。

まだハタチなんですねえ、凄いな。前途洋洋だな。
まあ今見える少し線の細いところは、多分基本生涯変わらない気がするんですけど、それはそれで。
そういう意味では、あんまりダラダラJリーグという"線の細さ"を許容するリーグにいるのは、どうかと思うところもありますけどね。

にしても大宮かあ。ううむ。面白みが無いな。
毎年何人かの能力の高い選手を軸に、全ての選手の能力を7割ずつくらい使って、残留するだけが能のチームですからね、あそこは。
サポ以外にとっては関心の薄いチームNo.1じゃないでしょうか。キャラが薄いというか、愛嬌が無いというか。
新潟あたりになると、"薄い"のが逆にキャラですけど。(笑)

別にオレンジ色に敵愾心を持っているわけではありませんが。(笑)
清水や愛媛は・・・・て、あの二つはどちらかというとみかん色か。
とにかく、大成して欲しいです。もしくは帰化。(笑)
それなら、線が細いままでも。


・・・・さて我が方は。

喜山 康平選手期限付き移籍加入のお知らせ
深津 康太選手移籍加入のお知らせ

ともに公式より。ともに"緑"系選手。(深津はFC岐阜出身)

森勇介とか坂田とか言ってたところからは、随分渋い補強。その前のキムテヨンも含めて。
深津は182cmのDFということで、これもキムテヨンに続いて分かる感じの狙い。

喜山も一応180近くはあるわけですが、1トップだとむしろまたポランチに回されそうなチーム事情ですね。
誰がどう柴崎の穴を埋めるのかというのが、来季のまず一番先に考えるべき課題なのは、明らかなわけで。
とにかく順調に、やることやってるようで。いや、むしろ予想外の補強ペースか。


東京V、よみうりランドの練習場など来季も継続使用 (スポニチ)

勿論この件も含めてね。
御苦労さま。
というか、こんなに順調でいいのかしらんという。


しかし仲がいいのは結構なことですけど、岡山"から"(テヨン、喜山と)2人も「レンタル」というのは、時代が変わったなあという。
まあ昇格したら、さすがに喜山は買い戻す(or取り戻す。金がかかるかどうかは・・・・)ような気はしますけどね。

よいお年を。岡山の皆さんも。(笑)


何をお?
2010年12月14日 (火) | 編集 |
森 好条件のJ1クラブに断り!東京V復帰へ (スポニチ)

川崎Fから戦力外通告を受けたMF森が、東京Vへ11年ぶりに復帰する。通告当日の7日にオファーを受け、10日の初交渉では羽生社長から「J1に上げてほしい」「君にフェアプレー賞を獲らせたい」と熱く口説かれ古巣復帰を決断した。

感情が表に出過ぎることから誤解を招き何度も規律委員会にかけられた森だが、当時Jリーグ事務局長だった羽生社長にチャンスを与えられる形となった。「ありがたいとしか言いようがない。断る理由はない」と好条件のJ1チームを断った。14日にも発表される。


いつも記事タイトルに直接の選手名を隠してクリックを稼ぐという、"webでもスポ新"(ママでも金)な誘い技を使うスポニチですが、動揺(?)したのかこんなびっくりニュースの割には、芸の無いタイトルで。
・・・・いや、ほんとにびっくりニュースだから、小手先の技は必要無いのか。ああ、びっくりした。(笑)

評価についてはこの前書いたばかりなので割愛しますが、しかしこのサポティタの方のコメント欄を見ると、思った以上に広く評価され、かつ愛されてもいる気配が感じられて、何か我がことのように嬉しかったりしますが。
プレー面はもとより、問題の素行面についても、思いの外同情的な見方が優勢で、これは少し意外。

今年どっかで(探すのめんどくさい)河野や富澤の"キレ"癖について、あれは"いい人"のキレ方だと擁護めいたことを書きましたが、森勇介についてもさすがに"いい人"とは言い辛いにしても(笑)、そんなにネガティヴな印象は僕も持っていません。少なくとも"前"向きな、キレ方ではあると思います。積極的に事態に向かう中の、良いプレーをしようという向上心の果ての、しかし思うようにならない現実に、対処しそびれた結果としての。
もっと冷静に堂々と(悪い意味でね)ラフ・危ないプレーをする選手もいるし、あるいは途中まで安全に確実にプレーするポーズでいながら、追い詰められて突発的に、今までのはなんだきれいごとかという、"豹変"と言いたくなるような見苦しいファールを犯す選手も。そういうのは、腹立ちますけど。"やんちゃ"系はたいてい、しょうがねえなあと思うだけで、そんなには後は引きません、僕は。

・・・・とまあ、弁護はこれくらいにとどめておかないと、実際に来年ヴェルディでやらかした時に、怒り難いので(笑)やめますが。
ただあれですね、もう一つの"弁護"の方向として、かの元名騎手岡部幸雄さんが、シンボリルドルフらを評して「走る馬が秘めている特有の狂気」について語った、あの感じなんかも、森には感じます。"気性難"にも色々あるという話です(笑)。前向きなのと、後ろ向きなのと。
そういう意味で繰り返しになりますが、李国秀"調教師"には理解し切れなかった御し切れなかった素質が、狂気が、森にはあったんだろうなというのは、森のヴェルディ時代とその後の余りに充実度の違いを見ると、感じます。ほんとに、そもそもこの選手はサッカーやったことあるのかくらいの、箸にも棒にもかからないプレーしてましたからね、ヴェルディの時は。
勿論広い意味では李さんも"素質"を認めていて、だからこそ駄目でも駄目でも、チャンスを与え続けたわけですけどね。ただ師弟関係には、向き不向きというものもあるということで。石塚や北澤には、劇的に効いた同じ指導が、森にはいじめにしかならなかったという。(笑)

ともかく望外のレベルの選手を、引っ張って来てしまいました。(しまいました?)
これが同ポジションの福田健介の移籍予定の穴埋めでなかったら大したものですが、そうでなかった場合は・・・・やっぱり前で使うんですかね、一つ。"MF"だそうですし。(笑)
3トップやりてえなあ、それで森と河野が縦横無尽に(ゴクッ)。何か久しぶりに、浮いた話ですが。(笑)
しかしでも、ならぱもう一人くらい、真ん中か後ろの方に、J1レベルの選手を持って来ないと、逆にバランスが悪い感じになりそうですけどね。

あと羽生さん、頑張るのはいいけど、程々にね(笑)。今度こそ後が無いから。お願いしますよ。
今年に関しては過ぎたるよりは及ばざる方がベターかなと、そういう今のところの心境ですが。
実はあしながおじさんがいるというなら、こっそり教えて欲しいですけど。(笑)
非実在的富裕紳士。


磐田DF大井が降格湘南へ完全移籍も (日刊)

磐田のDF大井健太郎(26)が、来季J2に降格する湘南に完全移籍する可能性が浮上した。
13日に磐田と2度目の契約更改交渉を行った後、湘南との交渉に向かった。在籍8年目で今季リーグ戦15試合に出場した中堅に磐田側は残留を打診したが、大井は「チームの中でセンターバックとしての位置づけが下の方にいることが分かった。今の自分がどれだけできるのか試したい」と、初めて移籍を視野に入れていることを明かした。


今日のカテゴリーは"J(1)リーグ"ではなくて"選手"なので、注意。(笑)

これもちょっとびっくりしましたね。
磐田になんか、ナビスコ勝ち進むまでは今年何の関心も持ってなかったんですけど(ごめんなさい)、いくつかの証言によるとその中でこの大井のプレーは、代表に推薦したいレベルのものだと聞いていたので。
そんな立場なんだあというのと、いつの間にそんなに磐田は、"厚い"チームになってたんだと。
それにしても湘南ですか。ふうむ。意外、なのかどうか。
湘南側が、今年の経験からJ1レベルのDFを必要としているのは分かりますが、どこも大して充実しているとは思えないCBのポジションで、大井の選択肢としてそこが来るのかという。まあ同じくJ1レベルのはずの森は、ヴェルディですけど。(笑)

今年のJ2見ても、なんだかんだCBGKのところで、ピンポイントで攻撃の(守備の)成否が分かれていることはとても多いので、"ライバル"としてはあんまり歓迎したい話ではないですけどね。反町湘南にガッチリ守られて、更にそこに"代表レベル"のCBにいられたりすると。ううむ。そういや都築はどうなんだろ。

大井はただ名前がねえ、ちょっとマイナーなんだよねえ。
泥臭いというか砂臭いというか(笑)。(引き続き競馬ネタ)
こんな変な連想してると、東京ローカルついでにFCに行かれたりすると大ごとなので、黙ります。(笑)


元日本代表MF広山らが現役続行をアピール (報知)

日本プロサッカー選手会は14日、大阪市の長居陸上競技場で、戦力外通告を受けた選手を対象としたトライアウトを行い、J2草津の元日本代表MF広山望(33)らが現役続行をアピールした。

各クラブの強化担当者やスカウトが見守る中、試合形式を中心に行われたトライアウト。中盤でポジションを変えながら積極的にボールに絡んだ広山は「選択肢として現役があるなら、プレーしたい。サッカーが好きなので」と話した。

同選手会によると、この日は20歳から36歳までの47選手が参加。トライアウトは15日にも同競技場で行われる。


ううむ、またこんな話になってるのか。近況は知りませんが。
なんかあの移籍はねえ、むしろ「10番」を付けさせられた時点で、あんまり上手く行きそうにないなあと、何となく思ってたものですけどね。
都落ちで中心選手に押し出されるのは仕方ないにしても、それはなんか違うだろうという。

まあほとんど見てないので、これ以上は。
とりあえずこんなリンクを。

J2日記】草津:廣山望からもらった言葉(10.12.14)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00111418.html

何はともあれ、廣山はどこでも廣山でいるらしいですね。
・・・・ただどこかにこう、悟り過ぎて(笑)使い難いとか、そんなところはあるのかも知れないなと、何となくは思いますが。教室にいる、優秀だけど(教師にとって)圧迫感のある生徒。(笑)

戸田の方は元気かい?
やっぱり僕は、こういうタイプの選手たちが好きですが。どうしても。
そこに要所に火の玉ブラジル人でもぶっこんで、プワーッと(笑)。あと透かしたファンタジスタね。


移籍金が撤廃されて、移籍がまあ活発になって。
こうした"トライアウト"の悲壮感も何となく薄れ気味ではありますが、それでも全員に次が決まるわけではないので、当事者一人一人は、やっぱり。
それを考えると、うっかりチーム数が多過ぎるとか、言えなくなる。
多くなる前提で、ここまで来た=雇い続けて来たわけですし。

廣山あたりの"先"を考えた場合、今度は「監督」としての受け皿自体も、やっぱり多い方がいいわけですし。
まあそちらは現状クオリティ的には、「いい監督」の方が、足りないくらいなのかも知れませんが。(笑)