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その後の潮音 in 神戸
2021年12月08日 (水) | 編集 |
6/1に書いた記事で、最大6人の外国人選手が揃って巨大戦力化する神戸の中で、元々カタログスペック順/個人能力の足し算的に選手を使う傾向の顕著な三浦監督の下での出場機会にかなり絶望的な展望を持っていた訳ですが、その後更に大迫・武藤・ボージャンとビッグネームを追加してほとんど銀河系化するチームの中でのその後の井上潮音。


 6/6 ルヴァンプレーオフステージ第1戦 浦和戦 ベンチ外
6/13 ルヴァンプレーオフステージ第2戦 浦和戦 ベンチ入り
6/16 天皇杯2回戦 鈴鹿戦 先発フル出場

 6/19 J1第18節 ベンチ外
 6/23 J1第19節 ベンチ外

7/3 J1第21節 湘南戦 ベンチ入り
7/7 天皇杯3回戦 徳島戦 後半23分(in 以下同様)

7/17 J1第20節 セレッソ戦 後半19分
7/21 J1第22節 ガンバ戦 後半22分


8/9 J1第23節 柏戦 ベンチ入り
8/18 天皇杯 4回戦 名古屋戦 後半12分

・・・大迫・武藤・ボージャン加入

8/21 J1第25節 鹿島戦 後半43分
8/25 J1第26節 大分戦 後半37分

8/28 J1第27節 FC東京戦 後半45分

 9/5 J1第24節 ベンチ外
 9/18 J1第29節 ベンチ外
 9/24 J1第30節 ベンチ外
 9/29 J1第28節 ベンチ外

 10/2 J1第31節 ベンチ外
10/16 J1第32節 福岡戦 ベンチ入り
10/24 J1第33節 名古屋戦 後半43分

11/3 J1第34節 仙台戦 後半28分

11/6 J1第35節 徳島戦 ベンチ入り
11/20 J1第36節 横浜FC戦 後半13分

 11/27 J1第37節 ベンチ外
12/4 J1第38節 鳥栖戦 後半35分


・・・「イニエスタのバックアップの中坂のその又バックアップ」という順位付けは終始変わらなかったでしたし、9月に入っての5試合連続メンバー外の時はもうこれで今季は終わりかなという感じにはなりましたが、トータルで見ると"後半途中からの消極的交代要員"としての不安定なようで安定した(笑)地位は意外と不動だったなという。
中坂が先発ないし早目投入の時はその後に出場機会があり、そうでない時は無いと、もう分かり切っている感じでしたが。(僕の目で)いいプレーをしても地位は変わらない代わりにそうでもないプレーをしても余程重ならない限り次の"出勤"はあるという、出場給的なものもある契約でしょうし、ありがたいと言えばありがたい(笑)立場。
もっと出られない選手は各チーム沢山いますからね、神戸で言えば天才ボランチ桜井選手のファンなんかは、"井上なんかより桜井を出せ"と、思うことも少なくなかったのではないかと。

正直三浦監督の判断基準は僕にもよく分かりません。誇張抜きに(笑)毎試合、プレーへの疑念の声が神戸サポTLの名物的に並ぶ裏スーパースター郷家選手の先発固定を筆頭に、何か整然とした動かし難い順位付けが自身の中ではあるようですけど。
ちなみにこの間の潮音の具体的な交代相手を見てみると

中坂 4
小田 1
郷家 1
サンペール 1
菊池 1
ボージャン 1
イニエスタ 1
大崎 1

最初の3試合は中坂中坂中坂、天皇杯4回戦負傷交代の小田を挟んでその後一気にバラバラ化しますが、これは要するに大迫・武藤・ボージャンの加入で順位が下がり、より使われ方が場当たり化というかその時に休ませたい選手の代わりでしかなくなったというかそんな感じ。
一方で中坂の地位はむしろ高まって、中坂を替える場合はよりはっきりした意図のはっきりした選手を使うようになったという面もあるかと。前半は(潮音と)どっち使ってもいいから中坂が出て悪ければはい井上ね(その逆も)みたいな場面も多かったですが。
だから役割というのもあるような無いような感じでやり難いと言えばやり難かったでしょうけど。基本は運動量の補充と守備と繋ぎ、(余り無いですが)劣勢だったり余裕があれば出来れば攻撃にも貢献をという感じ。それ(攻撃)もサポの雰囲気としては望まれていても(お陰様で大して活躍しない割には愛されてました(笑))、ベンチが期待していたかというと結構疑問。同種の選手とカテゴライズされていたろう中坂との比較で言えば、生え抜きの若手の中坂を優先的に使うのはまあ分かるとして、特に"決め手""決定的な仕事"をする可能性という点で、中坂の方をより評価していたのは確かだと思います。


そんな状況下での、僕の目に映った潮音のプレーはと言うと。
実は悪くないんですよね。
初っ端唯一のフル出場の天皇杯鈴鹿戦は、長く出ていた割に終始役割を見つけられず右往左往していた印象で、フル出場も単に休ませる必要が無かったからでしょう、案の定その後3試合出場無し。
ただその頃チームがイニエスタ用のトップ下ありのシステムを(イニエスタ不在時も)常用するようになり、おこぼれで場当たり出場の潮音にも前目や中央でプレーに絡む機会が増えたせいか、特にサポ間の評価は微妙に上がって。やっぱり潮音は中央だみたいな持ち上げられ方をするのを(ヴェルディで中央で駄目だったからサイドに回ったんだけどなあ)と複雑な思いで眺めたりする日々が7月中くらいは続き。要は基本技能の再確認をされた感じなんでしょうけど。

明けて8月になると、そうしたプレー機会にも慣れたのか、僕の目から見ても潮音のプレー内容は上がって行って。小田選手の負傷アクシデントでたっぷり30分以上、"緊急"の切迫感にも後押しされて珍しく遠慮のない積極的なプレー関与を貫いた天皇杯4回戦に続き、大迫らの加入で使われ方は雑になってもそれぞれの機会を捉えて落ち着いた状況適合的なプレーをするようになって。
26節大分戦では、某Eiitoさんも満足の今季一番のビッグプレーなども。(笑)

一方ででもそんなことしても首脳陣(監督)には響かないんだろうなあ、具体的な期待の無い選手が偶然の出場機会で偶然の活躍をしただけなんだろうなという諦めもこの頃には出来上がっていて。(笑)
まあアシストしたしないというよりも、それ以前の絡みの良さに、それこそ郷家選手のオルタナティブ的な可能性を見て欲しかったんですけどね。でもそこは固定なので、むしろ"イニエスタの代わり"としてイニエスタばりのビッグプレーを連発することの方が、まだ"現実的"だったんだろうと思いますが勿論そんな事はそうそう起きず。ビッグネームたちの出場機会が安定して来た9月になると、順位通り押し出されてその後5試合連続メンバー外6試合連続不出場の憂き目に遭います。

ところが感心したのは、再び出場機会を得だした(理由は余りよく分からない。その間使われていた選手たちのプレーが不満だったのか)33,34節でも干される(?)前の落ち着きを継続していたことで、まあ何というか基準の曖昧な使われ方にも慣れて自分なりには自信を持ってチームに馴染んでるんだろうなという感じ。使われようが使われまいが。ただ一方でビッグプレーへのチャレンジへの意欲は滅多に見せる事が無く、選択肢があれば常に無難を選ぶという傾向ははっきりしていて、その姿勢が行き過ぎて通常のプレー水準にも悪影響を与えた感じの36節は結構酷いプレーで僕的に今季最低点をつけたりしましたが、最終戦ではそこらへんも多少盛り返した感じで今季が終了
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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
属人にも程がある気が/’21.5月残りの潮音 in 神戸
2021年06月01日 (火) | 編集 |
J1第14節 神戸 △1-1△ C大阪(ノエビアスタジアム神戸)→先発。57分イニエスタと交代。
ルヴァン杯Gステージ第6節 神戸 〇3-0● 徳島(ポカリスエットスタジアム)→メンバー外
J1第15節 神戸 ●0-2〇 浦和(埼玉スタジアム2002)→サブ。不出場。
J1第16節 神戸 〇2-1● 柏(三協フロンテア柏スタジアム)→サブ。不出場。
J1第17節 神戸 △1-1△ 鳥栖(ノエビアスタジアム神戸)→メンバー外


・・・5試合で結局最初の57分以降不出場で、潮音個人についてはほとんど書くことが無く、かつ直近鳥栖戦では恐らくコンディション以外の理由で初めてのリーグ戦ベンチ外と、いよいよ立場が危うい近況ですが。
出てないものはしょうがないのでそれについてはまあ復活を祈っておくとして、今回はその出番減の最大の理由でもあろう神戸の外国人戦力の充実化とそこからある程度結論的に見えて来た三浦監督のチーム作りの特徴を、一回まとめておこうかなと。

振り返ってみて、日本人選手については大きな故障者もなく開幕からほとんど変わらない陣容の神戸ですが、その分外国人選手の出入りで分かり易く戦力・陣容に変化がもたらされています。
開幕時点でいたのは、DFフェルマーレン、MFサンペール、FWドウグラスの3人。
フェルマーレンはベルギー代表で、サンペールはコンデイション的理由でたまに外れますがそれ以外はほぼ出ずっぱり。サブから出発したドウグラスは先発に定着しかかるも、3/17のリーグフロンタ戦を最後にしばらくベンチ外に。(故障でしょうね)

そこから

4/17 ルヴァン湘南戦でMF/FWマシカが初出場
4/24 リーグ鹿島戦でマシカ初先発、FWリンコン初出場
5/1 リーグ広島戦でMFイニエスタが初出場
5/5 ルヴァンFC東京戦でリンコン初先発
5/15 リーグセレッソ戦、ドウグラス久々のベンチ入り、からの
5/19 ルヴァン徳島戦で交代出場
5/22 リーグ浦和戦イニエスタ初先発
5/26 リーグ柏戦ドウグラス久々の先発

と徐々に"集合"が進み、直近5/30リーグ鳥栖戦では、フェルマーレン、サンペール、イニエスタ、ドウグラスと4人の外国人選手が初めて先発で揃い、サブにはマシカが控える充実の陣容に。(リンコンは故障離脱中。)

その過程で見えて来たのは・・・なんか今更に聴こえるでしょうが、三浦監督の"属人"体質。分かってはいたけれど、予想の更にその上の。
"外国人"という分かり易い大駒の増減ごとに、あからさまに見えたそれというか。ほぼそれしかないのねという、基準が(笑)。なんて正直なというか。(笑)
選手で決める(例・戦術古橋)、選手で変わる(例・イニエスタのいる時いない時)、それは勿論そうなんですが。
それとは別に一応ある戦術らしきものの、その遂行自体において特定の選手の能力を極端に頼るので、むしろ"戦術"を遂行しようとすればするほど逆に"属人"性が高まるという、底なし沼のような事態に。(笑)
その"沼"の底に引きずり込まれたが最後、物理的な選手の欠損でもないと、逆転はかなり難しそうだなという、近況の芳しくない潮音にとってのやや絶望的な展望でもあります。(監督にとって)代わりのいない選手の"代わり"は、論理的に出来ないのでね(笑)。"ライバル"になる資格すら、事実上ほとんどの選手には与えられていない。


具体的に言うと一つは勿論、古橋の使い方。
前目に外国人が不在な時は、サンペールや山口蛍や時にフェルマーレンからの縦一本のパスでひたすら裏を狙わせる、1トップ古橋個人の能力と労働量に全賭けするその"威力"含めてある種「名物」感(笑)すら漂うご存知戦術古橋。
それで(見方にもよりますが)それなりの勝ち点を稼ぎつつも、しかしイニエスタがいる時は100%、ドウグラスやリンコンが元気な時も高確率で、"全賭け"していたはずの古橋をあっさり2列目に落として普通に"雑務"を(も)担わせる、変わり身の早さというか何というか。

この流れの問題は、まずは勿論"全賭け"した時の古橋の負担の重さとチームとしての選択肢の少なさがあるわけですが、ただそれはそれで一定の結果は出ていたわけですし、能力に限りのある監督の選択・割り切りとしては無くはないとは言えたと思います。"狭い"ことによってかえってチームが集中したいた結束していたという面も、見えなくはなかったと思いますし。
ところがそれを、駒が増えて来たことによって、あっさりとひっくり返してしまう。ほとんど無かったことにしてしまう。特殊な責任感によって過大な負担に耐えていた特別な選手だった筈の古橋に、はい今日から普通の仕事をしてね?でも仕事量は今まで通りね平均キャパ110%でお願いと申し渡すような、僕から見ると"非情"な采配。それでもそう簡単にへこたれない古橋ではありますが、心身のバランスが崩れて変な怪我でもしないかと、冷や冷やしながら見ていたりします。
ただ恐らく三浦監督の関心はそういうところに無くて、では何にあるかと言えばそれは"イニエスタ"。シンプルに。イニエスタが帰って来たから、イニエスタに合わせたサッカーを今度はしようポゼッションだ、戦術古橋から戦術イニエスタだ、それはそれこれはこれなので、古橋の役割も自動的に変わってその意味とかは別に気にしない。まあちょうど使いたい外国人FWも増えたしと。
チームの機能性や今季のここまでなどを総合的に見れば、イニエスタが加わったからと言って(FW)古橋の"縦"を捨てる必要は無い、上手く組み合わせればいいじゃないかというか普通にそうするもんだと僕は思っていましたが、あっさり古橋のポジションごと変わってしまってびっくりしました(笑)。調整や融合を、試す気配もない。古橋との"心中"に一面の割り切りと覚悟の美を見ていたのは、だったようで(笑)。熱く愛は語るけど、相手は誰でもいいのね、義理も人情もないのね。

よりサッカー的に問題だと思うのは、要は「イニエスタ」がいないと「ポゼッション/パスサッカー」は出来ないという、そういうシンプルな思考なようなこと。だからこそいきなり"別"のチームにするわけで。チームとしてボールを運ぶという発想がハナから欠けているらしいというのと、それにしても"イニエスタ"かよという。高齢でもあるし、一方で余りにも"天下の"イニエスタであるし。徹頭徹尾"代わり"がいなくて、またもや結局全賭けなのねという(笑)。まあイニエスタへの全賭けは意図的、古橋のは成り行きという性格が強いとは思いますが。何にせよ1点突破の属人手法。
「司令塔」がいるから「パス」を繋ぐという、言語的にも実感的にも、冗談でなく15~20年前くらいのサッカーの感覚だなという。そしていなければスーパーFWにお任せ。誰か少し真面目に論じてる神戸サポがいましたけど(名指しできるけど面識ないので(笑))、あえて言えば"イタリア"的な感覚なのかもしれない。セリエA的な。まあそういう世代の選手ではありましたけどね、一応イタリア留学経験などもありましたし。(笑)
往時イタリア金満チーム(特にインテルかな)のようなサッカーを、たまたま金満チームの監督に就任しちゃったのでやっている/やれているという。いずれにしても、"バルサ化"に是とか非とか言えるような立ち位置に、"時代"感の中にはいない感じ。

話戻してもう一つの、「戦術」が「属人」を深めるという話。
要はなぜかこだわりがあるらしい、"最終ラインからのビルドアップ"の話ですけど、フェルマーレンがいる時はとりあえずフェルマーレンにお任せ出来る、でもいない時は小林友希や菊池流帆や大崎玲央といった日本人CBとしてはそれなりの能力のある選手でシステム的にやりくりするのではなくて、単純に中盤のサンペールを下ろして来てやらせる。そしてサンペールもいない時は・・・山口蛍を下ろす。(笑)
蛍を下ろした時は、のけぞりましたね。既にサンペールを下ろした時点で下ろした後の中盤に特に手当てがなされずに、仮に最後尾の組み立てが向上したとしても差し引きプラスなのかという問題があからさまに出ていたわけですが、更に蛍にまで下りられると・・・。そして誰もいなくなった状態で。(笑)

こだわり自体の理由や効果への疑問も頻繁に呈されているわけですがそれは置いておくとして、僕が"興味"があるのはそれを実現する為の三浦監督のやり方。基本的には"ポゼッション"には"イニエスタ"が必要であるというのと同じパターンの思考ではあるわけでしょうが、フェルマーレン→サンペール→山口蛍と次々と"依存"相手をリレーして行く三浦監督の振る舞いを見ていると、何かより切ないというか切実な"本能"のようなものが感じられて、苦笑いしてしまいます。ある意味やむにやまれぬ行動なんだろうなと。
基本的に、もうどうしようもなく個人の能力しか信用出来ないというかそれを基にしてしかサッカーを見られない人なんでしょうね。"方法"意識とかいう以前に。恐らく自分自身が怪物的な天賦能力を持った選手であったことと、関係してるんでしょうが。そこらへんの"どうしようもない"感じとして思い出すのは、やはり(日本代表監督としての)ジーコですか。そういうレベル。ラモスよりもむしろアツの方が、業が深いというか"業"任せでやってる部分は大きい気がします。

細かいことを言うと、中盤から前線にかけての"その他大勢"の中では郷家友太選手の優先順位が常に高いのも、要はガタイがいい(183cm74kg)/身体能力が高いことから来る漠然とした信頼感なのではないかなと。潮音や中坂など他の便利系選手の中で。広義の(深層の?)個力主義の一環としての。
(後ろの方も含めて)大駒と大きい/強い選手だけで、出来れば11人を埋め尽くして安心したい志向。
外国人選手が出揃って来て、ほぼ実現しつつありますが。

とにかくそういう人だというのが、今の見え方ですね。"属人"的と言ってもそれを"方法"として意識してやっている監督もいますが(アルディレスとか)、アツは多分違って自分をそういう人だとはあんまり思ってない。別の自分的には"戦術"的な配慮の中でチーム運営をしながら、しかし気が付くと"引力"としてどうしようもなく属人的な決定因に引きずり込まれる感じ。


そうした中での潮音の立場は将来はということを書き始めるとまた長くなりそうですし、一方で今後ますますここで書くことは欠乏しそうでもあるので(笑)、また今度にでも。次いつ出番があるのか、かなり心許ない現状ですが。
一つだけ言うとすれば、これまでの起用法を見てもまた例えば最も最近のサンペールの欠場試合(15節浦和戦)においてそのポジションで使われたのが郷家であることからも分かるように、基本的に中央/ボランチで使うというイメージは監督の中には無い、従って同じく中央でイニエスタのバックアップ的に使われる予定も無いわけでしょうから、ポジション的には結局サイドで頑張るしかないということは言えるでしょうね。
頑張ったとて、という感じもしなくはないですがそこらへんはまた新たなデータ(?)も出来れば加えてまた今度。

辛い。(笑)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
3つの全く異なる試合/神戸-広島(’21)、ルヴァン神戸-FC東京(’21)、横浜FM-神戸(’21)[潮音in神戸]
2021年05月12日 (水) | 編集 |
ベスト、エキストラ、ワースト?

J1第12節 神戸 〇3-0● 広島(ノエビアスタジアム神戸)
 ルヴァン杯Gステージ第5節 神戸 △0-0△ FC東京(ノエビアスタジアム神戸)
J1第13節 神戸 ●0-2〇 横浜FM(日産スタジアム)


広島戦。
・今のところ、今季のベストゲーム
・主にチーム的に。
・潮音はスタメンで75分間出場し、今季初出場のイニエスタと交代。
・で、何が"ベスト"かと言えば、今までで最も個々の選手の役割が整理整頓され、潮音自身も"自由"ではないけれどプレーエリアややることがはっきりしていて無駄のない"頑張り"が出来た、神戸サポの評価も"自由"時代より高かった、そういう試合。
・具体的には11節鹿島戦以来・・・いや、"続いて"か、間にルヴァンが挟まってるのでそういう印象が無いですがとにかくリーグ戦2戦続けて右のサイドハーフとしての先発出場。
・鹿島戦では右ボランチのサンペールがほとんど最終ラインにビルドアップに下がりっぱなしで、かつ本職CBの肉体派右SB山川との間に全く意思疎通が無くて、絡む相手も助ける相手もいなくて途方に暮れていた潮音でしたが。
・広島戦ではベルギー代表CBフェルマーレンが最終ラインに復帰することによって、サンペールが本来の中盤での仕事に専念出来、また山川との相性自体はそのままでもチームとして「山川の攻め上がりを潮音が助ける/邪魔しない」という役割分担・優先順位がはっきりしていたので、だいぶ仕事はやり易くなっていました。
・後者は鹿島戦途中で潮音とのコンビを解消した"後"の山川が、活き活きと豪快な単騎攻め上がりを繰り返してキーパーからのロングボール等を受けての攻撃の起点として活躍した、そこからの流れだろうと思いますが。
・聞けば去年から得意なプレーだったらしくて、すいませんね新参者が邪魔しちゃってという。まあ新参者と不器用者が、ついお見合いしちゃって(笑)初デート失敗という感じだったんでしょうね。
・ただこの日は逆の左サイドハーフでも潮音と大まかには同タイプの小兵MF中坂が、似たような(左)サイドバックの攻め上がりサポートメインの仕事をしていたので、単に潮音と山川の一対一関係ということではなく、より大きなチームとしてのプレーデザインの変更・整理が行われた結果なのだろうと思います。
・そうした変化がなぜどの程度の深度のヴィジョンによって起きたものなのかははっきりしないんですが、とにかくサンペールがあっちこっち行く必要が無くなり、今まで潮音も含めて各々が勝手に仕事を探しながらやっていたサイドハーフの仕事が特にサイドバックの動きとの関係を軸にある程度決まって来たことによって。
・目に見えてチームの動きには安定感が出て来て、それ自体は不動の(笑)戦術古橋もより冴え渡り、1点目2点目と面白いように古橋への一本のパスで広島守備陣を切り裂くことに成功していたというそういう試合でした。
・そうした中で潮音も本質的にはいつもと同じ繋ぎと守備を中心としたよろずサポートプレイを、専ら右サイドのいつもより限定したエリアでよりピンポイントにより労働効率高く行うことが出来ていて、楽そうでしたし評価も軒並み高いようで結構ではありました。
・ただチームに秩序が無いからこそそれを"人力"で繋ぎ合わせる潮音のプレーにも、地味ながら(笑)の("個人"としての)面白みを見出していた部分が僕にはあったので。
・あるいは「監督は当てにしない」という前提で(笑)、このチームでの潮音の最高到達点の可能性を探るというのが基本的なスタンスではあったので。
・これくらいちゃんと"チーム"になって来ると、逆に言えば潮音含む個人が"駒"化して来ると、ちょっと前提が変わって来るというかいい悪い別にしてまた評価基準を設定し直さないといけないかもしれないなあと、そんな物思いにふけっていた試合後でした。



・明けて中日のルヴァンF東戦。
・広島戦で評価を上げただろう潮音は、ほぼフル稼働させられた前節大分戦とは対照的に、めでたく(?)スタメンを外れてかつしかしベンチには入るという、いかにも"主力"扱い。
・実はスタメン確認の時点ではスカパーのルヴァン(の生中継)を見られる契約は切っていたんですが、ツイッター実況での途中出場潮音の活躍やイニエスタとの初競演の報を聞いて(見て)、改めて契約し直しての後日のチェック。
・蓋を開けてみると潮音の投入は76分・・・は別にいいんですけど、交代相手は先日紹介した高卒大型ボランチの櫻井で、潮音のポジションもそこ。
・正直リーグ戦ではほぼ無いだろう起用なので、"イニエスタと競演"と言ってもあんまり参考にならないなあという感じでそこは残念。
・ちなみにイニエスタの基本ポジションは1トップ下。そこはだいたい常にそうなよう。
・それはそれとして、9節清水戦途中の前回ボランチに下がった時は、正直ふわふわしていたというか久しぶりでもあって"ボランチってこんな感じだったっけ?"みたいな手探りのプレーぶりだったんですが。
・この試合は・・・何というか、とりあえず迷いだけはなかった。
迷いの無い猛犬プレー(笑)で中盤を走り回ってました。
・余りにも清水戦と別人なので、その後、ボランチとしてプレーすることも想定してすり合わせでもしたのかなとも少し思いましたが、このポジションでプレーする他の選手、サンペール安井櫻井も、誰もそんなプレーはしていないので、単に2列目でやっているプレーの自発的な応用なのではないかと、とりあえずは思います。
・蛍も猛犬と言えば猛犬ですけど、少なくとも神戸では限りなく"司令塔"に近い有力なラストパスの出し手としての面も強くありますし、何よりも"猛犬"潮音のパートナー自体が、他ならぬその蛍であったわけで。(サンペールとかではなく)
蛍の横で、蛍より猛犬な潮音。
・何やねんというところもありますが、それがまあつまりは現状の神戸での潮音の、言ってみれば"慣れ親しんだ"プレーだったんだろうなと。"応用"出来る。
・首脳陣からのリクエストとかは、例によって特には無いだろうと思います。
"ボランチも"出来る潮音をボランチで、ルーキー(櫻井)の体力を心配してか、あるいは半ばルーティンと化している中日の主力選手の起用法として、終盤だけ少し出したという、それだけのことかなと。
・タスクが明確でない中"猛犬"プレーの延長で、サイドハーフの時には余り見ないような分かり易い攻め上がりからチャンスに絡むシーンなどもなくはなく、そこらへんが一部神戸サポに褒められていたところかなと思いますが。
・ちなみにこちらはリハビリ半分、均衡状態の打開の為半分くらいで出されたろう、イニエスタとの"初競演"ですが。(笑)
・まあほんと、挨拶程度でした。パス交換としては。
・あえて言えばイニエスタのポジショニングに、"秘書"のように付き添っている時間帯がちょこちょこあったのは少し面白かったですけどね。何かを打ち合わせていたのか。(笑)
・ただいずれにしても"本来"のポジション(サイドハーフ)ではないので。まあ何というかという。



・リーグに戻ってのFマリ戦。
・今のところ、今季のワーストゲーム?
・主に潮音個人的に。
・全体としては、初めて"J1"仕様のプレスに出会った試合ということが、言えると思います。
・正直ここまでのところ、J2の試合の方が遥かにプレス自体は平均的に厳しかったですけど。
・そういう話はJ2(観戦)時代から聞かないではなかったですが、本当にそうなんだなと。
・この試合のマリノスは特に、広島戦で機能していた両サイドバックの攻め上がりを引き出すコンビネーションを早くも読み切って寸断して来て。
・再び潮音は孤立気味に。
・それ自体は言わば"チーム"としての負けなので、それをもって潮音を直接批判する声は目にしませんでしたが。
・結果何も出来なくなったという、事実は残る。
・結局この試合、潮音は先発では今季最短の45分間、前半限りで交代させられ、しかもその交代のさせられ方も結構屈辱的なものに僕には見えました。
・同時交代のサンペール(故障)の交代相手は同じボランチに入った郷家が当たるわけでしょうから、潮音の交代相手はリンコンということになります。
・リンコンは(当面)ポストプレーが得意なFWで、これだけ見ると戦術的な交代or戦術変更で直接的な優劣ではなさそうですが、問題はその相手がなぜ潮音だったのか。
同じFWの佐々木大樹でも、左サイドハーフの中坂でもなく。
・リンコンが入った後佐々木は下がって来て潮音のいた右サイドハーフに入っているわけで、つまり潮音は"サイドハーフ"として佐々木にも中坂にも劣ると格付けされた格好。・・・佐々木を右で使うだけなら、潮音を元々やっていた左に戻してもいいわけですからね。(中坂との比較で言えば)
・まあ冷静に考えると事実はそこまでセンセーショナルでもなくて(笑)、この試合中坂の左サイドは後述する理由もあって右サイドほど壊滅的ではなかった(だからいじるのは右サイドが自然)ですし、またいずれにせよコンビネーションが死んでいた右サイドに、よりアタッカータイプ単騎打開タイプの佐々木を持って来たということであって、別に"サイドハーフ"としての総合力を問われたわけではないとは思いますが。
・ただそれにしても、サンペールは別として前線で潮音"だけ"が代えられた感は強くて、特に佐々木のスライドは屈辱的に感じましたね。それで済む(と考えられた)んかいという。
・佐々木→リンコン、潮音→マシカor初瀬みたいな交代なら、はた目にも分かり易くて諦めもつき易いんですけど。
・なんか一気に"順位"が落ちた感じで、結構落ち込みました。多分に考え過ぎだとは思うんですけど。

・ともかくそうしたこの日の潮音のプレーに対し、「プレスに対抗するスピードや孤立した状況からの個での打開が持ち味の選手では元々ない」と基本的には神戸サポは同情的なようですが、逆に期待の低さも感じるのでそうそう許されて安心している場合でもない。
・一方で"右サイド"の不利というのは確かにあって、山口蛍と酒井高徳が積極的に絡みそこに最近ではフェルマーレンのフィード力まで加わった左サイドに対し、比べればその点では見劣りせざるを得ない菊池(CB)に依然ポジションが低くなりがちのサンペール、そして不器用で連携力の低い右SB山川で構成される右サイドは、誰がサイドハーフに入っても孤立しがちではあるわけですよね。
・だからこの日の潮音が苦境に陥ったそのこと自体には僕も神戸サポと同様十分に理解同情はするわけですが、ただそうした状況下でももっと出来る、もっと出来るプレーがあるのを長年見ている僕は知っているので、むしろ神戸サポより厳しい評価に、ならざるを得ないですね。
・全然不満足です。正直怒りに近い感情を持ちました、この試合では。
・具体的にはこの前も言ったように、積極的な狙いを持ったプレーが出来る状況ではちゃんとそれをやれ、習慣づけろということですけど。パスであれドリブルであれ、体の向きであれ。
・この試合、苦しかったのは潮音だけではなくて、チーム全体が苦しかった。孤立気味でマリノスのプレッシャーにまともにさらされることの多いせわしない展開に、苦しんだのは分かるけれどそれでもその中で、前を向ける打開を狙える場面は多くはなくてもあったはず。しかしそのことごとくを潮音はスルーして、ただただ受けて逃げてを繰り返していた。
苦しいからこそそうした機会は捉えるべきで、チームもそれを必要としていた。潮音に対して、なぜ今出さないと古橋が珍しくいら立ちをあらわにした場面なんかもありましたよね。
・苦しいからしょうがないのではなくて、苦しいからこそ許せなかったですねこの試合は。このままでは駄目だと、改めて思いました。"スタイル"とか"タイプ"とか言って、済ませられるレベルの問題に見えない。
・「成長しろ」と言ってるんじゃないんですよね。今すぐ出来る筈のプレーをやれと、言っている。要は選択の問題でしかなくて、頭の中の問題。頭の中を整理し直せば、今持っているものだけで普通に出来る筈のプレー。
・...ヴェルディサポ向けに言うなら、'17-'19あたりのポジショナルプレーへの適応に苦しんでいた、あんな高級(?)なレベルの「頭」の問題ではないんですよね。相手関係はありつつほぼほぼ思うようにプレーしながらの、最後のピンポイントの選択だけが常におかしい感じ。なぜ?という。
・"消極的"とは言ってもイップス的なものではなくて、ただ単にやらない感じ。むしろ平常心で。(笑)
・だからやれよとしか言いようが無くて、つい口が悪くなる。
・まあ何か簡単そうで簡単じゃない「頭」の問題/限界が隠れている可能性もあるとは思うんですが、それを認めてしまうと本当にここまでの選手という事になりそうなので、今はまだ希望を持って。
・一つ思うのは、「選択肢」を選ぶ/比較検討するというタイプの思考で動いてない選手なのかもしれないなということ。じゃんけんはやらない。(だからポジショナルプレーも苦手)


で、まとめなんですけどね。本題というか。(今?)
3試合全くばらばらで、困ってしまうなという。
マリノスにやられたのは確かなんですけど、マリノス並みにやって来る相手がそこまでいるとも今までの試合経験からは思えなくて、だとすれば広島戦の安定も満更幻とは言えない気がします。どこらへんに基準を置いたらいいやらという。
勿論ルヴァンF東戦は、形からして違う試合ですし。
結局それぞれに"描写"してるだけで、意味あんのかこれみたいな気にもなって来ました(笑)。・・・まあ「観察日誌」と銘打って始めたものなんだから、それでいいのかも知れませんが。(笑)
勿論究極的には、チーム状況いずれにおいても"足りない"の一言なので、個人としてもっと遥かに頑張れという、今回の苦言は何にせよ有効ですけど。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
若干首筋が・・・笑/湘南-神戸(’21)、鹿島-神戸(’21)、ルヴァン神戸-大分(’21)[潮音in神戸]
2021年04月30日 (金) | 編集 |
J1第10節 神戸 △0-0△ 湘南(レモンガススタジアム平塚)
 [ルヴァン杯Gステージ第3節 神戸 ●0-1〇 徳島(ノエビアスタジアム神戸)]
J1第11節 神戸 △1-1△ 鹿島(県立カシマサッカースタジアム)
ルヴァン杯Gステージ第4節 神戸 △0-0△ 大分(ノエビアスタジアム神戸)

 湘南戦・・・先発。66分、新外国人マシカと交代。
 ルヴァン徳島戦・・・メンバー外。
 鹿島戦・・・先発。71分中坂と交代。
 ルヴァン大分戦・・・先発。81分酒井高徳と交代。

二つのルヴァンの試合、"メンバー外"の徳島戦と"81分間出場"の大分戦。
一見すると重要度が増しているようですが、実際には"盤石のリーグレギュラー"(ゆえにお休み)から"当落線上"へ、チーム内地位が下降している、そちらの方の現れですねこれは。笑

その事情を以下に。


新戦力続々台頭

ケニア人ストライカーアユブ・マシカ
10節湘南戦でデビュー。
"アフリカ人ストライカー"に期待される通りの爆発的なスピード&身体能力と柔軟なテクニック、まだ色々とチームに慣れないところがある中でのしかしいきなり全開での前向きなチーム関与に見られる性格の良さで、あっさりチームの一員になった感じ。自分でガンガン仕掛けるのは勿論、いいタイミングでクロスも上げるしラストパスも狙うしと、正直古橋孤軍奮闘状態だったチームの攻撃に"欠けていたピース"感は鮮烈で、潮音も含めた前目の既存選手たちの尻に大いに火をつけましたね。出て数分間で、「あ、やべ」と思いました。笑

レフトウィンガー初瀬亮選手。
同じく湘南戦で今季リーグ戦初先発、続く鹿島戦では再びベンチスタートとはなりますが、再度潮音と先発競演したルヴァン大分戦では、完全にチームの攻撃の中心として潮音も従える格好に。

ブラジル人FWリンコン
リーグ鹿島戦で79分から初出場。ルヴァン大分戦も71分から途中出場。
シーズン前話題になった補強でしたがコロナでようやくの来日。まだ21歳のブラジル次代のホープ的な触れ込みでしたが、自分でグイグイ行くタイプではなく細かいポストからの捌きでどんどん人を使って行く感じの選手で、球離れが良過ぎて逆に周りもまだ戸惑っている感じではありますが、さすがに能力は低いはずがありませんしプレイスタイル的に潮音と"カブ"る可能性もありますし、難敵には違いありません。笑

高卒新人ボランチ櫻井辰徳
ルヴァン大分戦で先発で潮音と初競演(多分)。こんな選手いたんだと、何より僕が驚きました。
左足のロング展開の足の長さと正確性が強烈で、前へ出ての起点プレーもセンスは十分、178cmとサイズもあるし、これは物が違うわ神戸サポがむしろさっさと海外行ってくれと言うのも分かるわという。これと勝負するという事になると、同型で一歳上の緑の山本理仁も、そうそう"長い目"で見ているわけにもいかないな的な、余剰の感想も。
潮音的に言うならば、仮にサンペールがいない時でもこいつがいるのでは、やはり活路は前だなと現状認識せざるを得ない感じ。(元々そのつもりではありますが)

・・・と、ここ二週間くらいで急に色々来たので、おいおいというか話が違うよというか(笑)。イニエスタはまだ"都市伝説"の闇の中とはいえ。怖いわ金持ちチーム。(笑)

更に細かく比較をすると、マシカは初出場が潮音と交代だったことからも分かるように、サイズが無いせいか(167cm)最初は中盤で使う気だったようですが、特に現チームの生命線のプレス組織への馴染みに大いに問題があって当分の間はFWかスーパーサブ的にのみ使われそうで、直接はかぶらないかなという。
今季最初から"潮音の途中交代要員"として最も直接的にライバル関係にあった初瀬ですが、ガンバユース出身という割には緑の安在あたりと比べても妙に職人的なサイド専業選手で、"中盤"として潮音と先発を争うには余りにタイプが違うというか、もっとはっきり言うと能力範囲が狭過ぎて現状のチームでは機能的に問題があるだろうなという感じ。突破とクロスの能力自体は高くても。ではなぜルヴァン大分戦では・・・という話はまた後で。
リンコンは正直まだよく分かりませんし、見た目通りの"チームプレイヤー"だとしても当面その座を争うのは(FWの)郷家選手だろうとは思いますが、逆にそこで機能し出すと中盤での"水を運ぶ"潮音の機能自体の必要性が減る可能性があるので、そういう意味ではライバル。
櫻井選手については既に言った通りですが、"ボランチ"や"ゲームメイカー"としての強力なライバルである一方で、神戸ミウラ男塾チームの中での貴重な"文化系"仲間でもあり得て、ルヴァン大分戦でも一本繊細なスルーパスをくれて久しぶりに"サッカー"してるなという気分を味合わせてくれました(笑)。むしろ味方にしたいですね。


潮音のチーム内役割と神戸サポ間のイメージ

前回の記事では明神やベルナルド・シルバまで引っ張り出して"水を運ぶ"選手、裏方の汗かき役としての潮音のイメージを新たに打ち出してみたわけですが、そこでも書いたようにそれはチーム戦術というよりも既存選手たちとの関係性からある種なし崩し的に落ち着いた結果的秩序であるので、こうしてピース自体の構成が揺れ動くと途端に立場が変わり得る割と危ういものではあって。(笑)
と同時にそうした潮音の機能を良しとする、そこに一定の満足を見るにはそれでチームが上手く行っているという前提があるわけで。9節から数えて△△●△△という戦績、そしてこの間の得点数が1,0,0,1,0となると、当然これは特に攻撃面においての物足りなさは指摘されざるを得ない。水だけ運んでていいのか、酒も必要なのではないのか、はどうしたというような話にも。(笑)
倉庫にはあるんだろ?という。(まあ潮音個人というよりチーム全体の話という面が大きいとは思いますが)

で、そういう事情もあって神戸サポの潮音の評価を改めてツイッター上で色々と見てみると、また微妙に軸が違うというかどこから話を始めたらいいのかなという部分が。
FWポジション起点に同じく"便利屋"的働きをしている郷家選手ともども、「監督が何をさせたいのか分からない」的な同情・擁護も寄せられていたりはするんですが、ただその前提にあるのはあくまで「中盤のゲームメーカー」としての潮音の、より従来的一般的イメージなんですよね。直近の永井ヴェルディでのメインである、守備的ワイドストライカー(?)[左FW]のイメージではなく。そこは思ったよりも知られていない。だから凄く同情されている(笑)、根本的に不本意なプレーをしているように、思われている。それ含みの留保的評価であり、一方で不満・期待でもある。ボランチで使えとかトップ下で使えとか、若干ありがたくも懐かしい(笑)提案などが、されている。
ここらへんは公平の為に、少し神戸首脳陣を擁護しておかないといけないだろうと思いますが。さすがに獲って来た当人たちは直近のプレーをちゃんと見ていて、ポジションはボックス中盤のサイドではあっても、去年のプレーを前提とした大きくは"予定"通りの起用法ではあるんだろうと思います。・・・少なくとも予定の一部。
ぶっちゃけ去年も、それと分かるゲームメイクなんて、ほぼしてませんからね。だからこそ僕の"水を運ぶ人"論みたいな割り切りも、割とすんなり出て来たわけで。(100%本意ではないにしても)

とはいえではどれくらい「予定」通りなのかどこまで明確な指示・サジェスチョンを与えられて潮音がプレーしているのかには、僕も大いに疑問はあります。開幕戦のプレーなどを思い出すと少なくとも最初はもっと盛大に(?)司令塔プレーを期待されていたフシはあるし、そこからここまで潮音が自分を殺す方に殺す方にプレーをまとめていったのには、やはり現場任せのチーム構成の無秩序へのセーフティファーストの結果的対応・適応という面が大きいように、これはまあ何度も言っているように思いますが。
ただ狭義の"ポジション"としては、最初からサイドで使うつもりだったのではないか中央、ボランチなり4-3-3のインサイドで使う予定はほとんど無かったのではないか、そういうようには思います。


潮音が個人として努力すべきこと

とまあ、チームとしての意図のやや不明瞭な中で、出た試合では守備に繋ぎに、それなりに仕事を見つけながら一定水準のプレーをし続けている潮音ではありますが。
その努力や価値を認めつつも、基本デザインは肯定したとしても、それでもやはり不満というか、もう少しやれるのではないかいくら何でも身を引き過ぎではないかという場面は少なからずあって。
やはり選択肢のの中で、安全というか"下限"を選択する頻度が余りに高過ぎると思いますね。前か後ろかだとほとんど100%後ろを選択する印象ですし、逆サイドや一人二人飛ばしたパスが可能な場面でも8割方近くの味方に預けてお茶を濁してしまいますし。
個人的に一番気に入らないのは、そもそも体の向き自体が(後ろ等)一種類のパスしか出せないような方向を向いていることが多いことで、余りにも緊張感無さ過ぎというか、"デザイン"以前に一人の選手としてそれは駄目ではないかと、いらいらしますねそういう時は。

こういう潮音の"遠慮"や"妥協"は、チームの為という基本目的に反してチームメイトとの連携に問題を起こしている面もあって。簡単に言うと、余りにも主張しないので逆に使いづらくなっている。
彼なりに潮音を気遣ってはいるらしい酒井高徳が結局潮音を(軸的に)使うことを断念気味だという話は前にもしましたが、これがまあ、ある種チーム内スタンダードにはなっているわけですね。潮音"から"プレーが生まれることは、ほとんど計算されていない。あくまで途中で関わるだけ。
鹿島戦、マシカ先発中盤起用の影響で右サイドで先発した潮音が前半右サイドバック山川との連携が壊滅的だったのは、そもそも右のプレーの実績が薄くていきなりは無理があったのと"剛直"一本の山川との個人としての相性が最悪だったという問題はありましたが、逆に普段(の左サイド)よりも"任される"立場になった時に堂々と十分な起点/作りのプレーが出来なくなっているという、情けなさはありましたね。
それから直近のルヴァン大分戦。この試合、左サイドバックとして潮音と同時先発起用された初瀬が、盛んな攻め上がりからのクロスで多くの時間帯チームの攻撃をリードしました。そこに潮音も普通に絡んではいたわけですけど、ただ二人の関係性に注目した時に、"初瀬"が起点になって潮音にボールを渡す時よりも、"潮音"が起点になって初瀬にボールを渡す時の方が、明らかに、明からさま(?)に、プレーのスピード感が上がる、攻撃全体のクラス感が上がるんですよね。初瀬"大活躍"の試合だからこそ逆に(それでも)それを強く感じたというか、そこはやはり、ぶん殴ってでも(笑)「起点」の地位は潮音が奪うべきだろう、"チームの為に"と、見てて強く思いました。遠慮している場合ではない。改めて「起点」としての、(あえて言えば)「司令塔」としての潮音の良さを実感したというか。現在のチーム構成の中で、潮音の"司令塔"要素が増した場合の、チームの可能性が改めて垣間見えたというか。

とにかく監督が何を考えているかは置いておくとして、やれることやるべきことはまだまだあるよなと。・・・やらないと生き残れない感も俄かに出て来ましたし。(笑)
そうですね、例えば"ミドルシュート"や"ドリブルで切り込む"的なプレーは、試合状況やメンバー編成によって多くはないにしてもたまに出したりはするんですよね。だから"ハイライト"的な見方だとそこまで消極的に見えない可能性がありますが、それよりも"普段"の日常のパスワーク内での消極性がかなり酷いんですよね。多分そこの匙加減の方が、たまにやる"思い切った"プレーよりも難しいんだろうと思いますが。
あ、そうそう、そう言えば何人かの神戸サポが(最近の)潮音の「不調」について言及されていましたが、ぶっちゃけこの選手、「好不調」ってほとんど無いんですよね(笑)。見かけによらずタフですし、そこらへんは何か機械みたいな選手。問題が生じてるのはあくまでプレーの「方針」や「デザイン」のレベル、その選択や調整自体に、問題があったり評価が分かれたりという、そういう感じだと思います。まあそれを不調と言えば不調なのかもしれないですけど。狙ったプレーは今でも基本的には出来てる筈。ただその狙いがどうなのかという話。


もう明日試合ですか。
明日の潮音はどうなる。(先発じゃないとベンチにも入らない可能性はある気が)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
明神智和からベルナルド・シルバまでの狭間/仙台-神戸(’21)、神戸-大分(’21)、神戸-清水(’21)
2021年04月13日 (火) | 編集 |
"水を運ぶ"選手としての井上潮音

J1第7節 神戸 〇2-0● 仙台(ユアテックスタジアム仙台)
J1第8節 神戸 〇1-0● 大分(ノエビアスタジアム神戸)
J1第9節 神戸 △1-1△ 清水(ノエビアスタジアム神戸)

各々
 佐々木大樹選手の負傷交代による29分からの出場
 スタメンから84分まで出場しての初瀬亮選手との交代
 90分フル出場


・コンディション不良によるメンバー外2試合から復帰しての、水曜開催を挟んだ3連戦。
・"不良"の詳細は不明ですが、復帰試合でいきなり60分も緊急出動して(させられて?)ますし、その後も連戦の中普通にほぼ出ずっぱりなので、大きな故障ではなかった模様。
・見だ目でも全然分からない。
・元々分かり難い選手ですけど。(笑)

・プレー自体も、離脱前の通常通り。
・もう実に"盤石"の通常通りというか、圧倒的な「日常」感というか。(笑)
・では何も"変わって"ないのかというと、見方によってはそうでもない。
・その「日常」感が、固定した確定したプロセスとも、言えないことはないかなと。

・具体的に言うと、離脱前の5節フロンタ戦で問題にしていた、(特にハイインテンシティ試合において顕著に見られる)「酒井高徳-山口蛍ラインを中心とするチームの既存の骨組みとの関係性」の問題。
・それが"解決"した、具体的には「潮音が完全に"脇役"に回る」という形でという、そういう話。
4節名古屋戦などでは垣間見えた、チームの能動的コントローラーとしての井上潮音の顔、そういう可能性は、ひとまずお預け、倉庫行き。
・いつか状況が変わったら使うこともあるかも知れないねという、そういう位置づけに。
・良くも悪くも(笑)、"葛藤"は消えた。
・見てる側が、それを受け入れさえすればね。
・で、まあ、割と僕は受け入れているという。

・そうなった理由は離脱して少し席を外したこともそうですが、何よりその期間も含めてチームの成績が良いこと、良い結果が続いていること、それが最大の理由かなと。
・離脱直後の6節札幌戦で、(3点取られたのは問題ですが(笑))"井上潮音抜き"で大量4点を取って大逆転勝ちしたのは鮮烈でしたし、その後も潮音自身は"大人しい"従属的なリアクションプレーに終始しながらの、勝ち勝ち引き分けの無敗。
・はっきり言って、変える理由が無い、役割分担を。
・象徴的だなと僕が思ったのは、直近の9節清水戦
・清水のポジショナルな防壁の打開に終始苦しみ、1点先行もされて矢継ぎ早に攻撃的選手が投入される中で、てっきりいつもの終盤のように潮音はお役御免なのかと思いきや交代相手常連の初瀬が投入されても尚潮音自身はピッチにとどまり続け、ボランチに下がってまでフル出場したこと。
・これは(劣勢の試合において)潮音の攻撃力が評価されたというよりも、むしろそもそも"攻撃"の選手として潮音が勘定されなくなった、逆にそれゆえの残留だとそういう風に僕には見えました。
"物足りない"から(交代相手によって)"追加"されていたのが、最初から別枠にされた。
・そういうチーム内地位が、"確定"したことを示す試合というか。

・まあそもそもサンペールがいない試合だったというのも、あるかも知れませんけどね。(それもあって代役的に残された)
・ただしそれを言うには、"ボランチ"としての潮音は冴えなかったというか(笑)、改めてこのチームでのそのポジションでの振る舞いは、模索しないといけない感じでしたけど。
・正直"久しぶり"なぎこちなさもありましたし。今更感(笑)というか。
・ともかくこの試合での潮音は、攻撃は他の選手に任せてその他の仕事をみたいな性格が、今までにも増して強かったと思います。
・ボランチに下がるまでの時間帯全体の中で攻撃的なチャレンジのプレーはほぼ皆無だったと思いますが、それは"消極的"だったとかではなくてそもそもそういう積極消極の"選択"の場面自体に潮音がいなかったということ。
・他のことをやっていて。単純な優先順位の問題。
・チームのプレーの流れ自体が完全にそうなっていて、この試合に限りませんが最近神戸で最も"ラストパス"を狙う立場にいるのは、潮音でないのは勿論サンペールですらもなく、実は山口蛍だと思うんですよね。
・その山口蛍がラストパスを出すそこまでのお膳立てを、潮音(など)がする感じ。そういう役割分担。
・手が空けば潮音にも、その役回りが回って来たり来なかったりという、そういう現況。(笑)

・そういう潮音のプレー、プレス/守備のキーマンとして前に後ろに率先して走り回り、攻める時は誰かの走ったコース走りたいコースに対してあくまで従属的に後追い的にそれをサポートするように自分のコース取りやポジショニングを決め、どこかでパス回しが滞っていれば駆けつけてパスを受けてそれを流ししかしそれ以上のプレーはせず、"黒子"というよりはもっとはっきり「脇役」と割り切ったプレーを淡々とこなすその姿。
雨ニモマケズ風ニモマケズ
・それを見ていてどういう選手とイメージが重なるかと言えば、例えば明神智和
・所謂"水を運ぶ人"の代表選手。
・オシム語録としてこの言葉が一般に登場したのは(代表の)鈴木啓太に対してだったと思いますが、多分に武骨で不器用だった&"守備的MF"という固定ポジションの印象が強い鈴木啓太よりも、その前のトルシエ時代も含めて中盤サイドを中心とした全領域でよりスムーズに広範にその役割を果たしていた明神の方が、潮音との比較においても一般的ロールモデルとしても、相応しいように思います。
・あくまで例えばで、"似てる"とかいう話ではないですけど。
・でもその内本当に、"似て"見えて来るかも知れない(笑)。気がする。(笑)
ソウイウモノニワタシハナリタイ
・と、潮音が思ってるかどうかはともかく。(笑)

・ただ実際、見てて全然ストレスは無いんですよね。
・"葛藤"が無くなって。半端な"色気"が無くなって。
・"チャレンジ"してもいい場面で消極的だとフラストレーションが発生しますけど、そもそも最初からそういう場面がほぼ無いので。
・そして試合は楽しい"水を運ぶ人"としての潮音の存在を、プレーを、その視点を通して見る試合は、チームは、とても味わい深い
・そこにおいて潮音が"目立つ"かどうかは、「井上潮音ファン」という立場を前提とした上でも、綺麗ごとでなく割とどうでもいい
・それによって批判されたり"目立たない"からとメンバーを外されたりしたら、話は変わって来るわけでしょうけど。
・現状確実に頼りにされているし、清水戦のようにむしろプレー時間が増えたりもしているわけですし。
・実際便利ですよね、潮音は。
・プレスはほんと上手いですし。最近つくづく上手いですよね、むしろ攻撃より楽しそうにやってる気が。(笑)
・そして前も言ったかも知れませんが、潮音の一つ特徴的に"便利"なところは、そうした"勤勉"なプレーに無駄な力感が無く、無理してる感じも周りが気が引ける(笑)ような負担がかかってる感じも薄いところ。それはそれで、一つの"貢献"だと思います(笑)が。
・疲れてる様子も滅多に見せないし、実際使い減りもしないし。少なくとも見た目では。
・使い易いし使いたくなる。"そういう"プレーヤーとして。
・今後も重宝はされ続けるでしょうし、そうそう代わりも見つからなそう。
・明神と違って、いざとなれば"攻撃"の駒としても使えるわけですしね。便利だあ。
・..."いざとなれば"というのも本来のイメージからすると変ではあるんですけど(笑)、でも変じゃないんだよなという。

・まあこんななんか能天気結果オーライみたいな言い方で状況を定義出来るのも、繰り返し言っているように潮音の黒子体質、一応"ファンタジスタ"に分類されるような選手としては特異なくらいな"チームプレイヤー"体質が、前提にあるわけですけどね。
・攻撃専の選手になれと言われればなれるでしょうし、元々は"王様"プレーで名を上げた選手ではあるわけですけど、それは全てチームの為チームの機能性の必然との関係の上でであって、何かもうどうしようもなく"チームプレイヤー"であるというのか゜、潮音の本質だと思いますね。
・だから勿論、"目立たない"こと従属的であることをチームが必要としているのならば、迷わずやる。喜んでやる。自分自身の積極的遣り甲斐として。
・逆に苦手なのは、「個人」を要求されることではないかなと。
・「個人」として、もっと積極性を前面に出せとか、「個人」として、個人の単なる適応の問題として、戦術に合わせろと言われたりすると。
・潮音が駄目な時は、概ねこの2パターンかと。
・もっと大きな(非個人的な)ヴィジョンや必然性が見えないと、潮音は反応出来ない、イメージが湧かない。
・「個人」になんかなれない。

・今後の問題としては。
・そうは言ってもやはり"決定的"なプレーも見たいわけですが、それもだからスタイルの"変更"ではなくてあくまで付け足しとして、期待するのがいいのかなと。
・水を運ぶプレーを100%でこなしつつ、そこにより"狙う"プレーを加えて行く。
・明神だって、後年は結構ミドルシュートやスルーパスの頻度が、増えたりしていなくもなかったですからね(笑)。増してや井上潮音。
・あるいは"水"の運び方にも色々あるので、例えば現代を代表する世のサッカー通のアイドル(笑)の一人ベルナルド・シルバは、僕は大きくは"水を運ぶ人"の括りで考えるべき選手だと思いますね。明神の仲間です(笑)。マジで。
・彼もそれこそ、「個人」としてプレーするのは大いに苦手な選手だと思います。だから技術・能力は申し分なくても、新参というのもあってシティでウィング等、スポット的に使われていた時期は、正直パッとしないな、物足りないなと思いながら見ていたものでした。
・"チームプレイヤー"として"献身"して、初めて全能力が開放される選手というか。
・勿論明神もそうですね。そしてそこに潮音も入れたいという、そういう話。我ら水運び人仲間。(笑)
・この中で言えば潮音は、一番"個人"の色合いが強い選手だとは思いますが。
・とにかくだから、潮音なりの水の運び方を、あえて言えば明神よりはベルナルド・シルバに近いような(笑)形のそれを、これから開発して行く未来だってあるかもしれないと、それがもう一つの"+α"プレーの可能性。

・まあ僕も最初からそんな目で今季の潮音を見ていたわけではないですし、繰り返しますが潮音がそういうプレーで落ち着いている前提としては、何よりもチームがそれで上手くいっている成績が上がっているというのがあるわけです。
・だからそれが崩れたらまた話が違って来る可能性は、高いわけですけど。
・ただまあそれはそうなった時というか、その時までにはチームにもより馴染んて具体的な爪痕プレーや実績も重ねているはずですから、"神戸の潮音"としてどうプレーするかはその時また考えればいいかなと。
・このままの調子でチームが最後まで行く可能性も、満更無くはないようにも見えますし。


・おまけとして。
・"個人昇格"の結果実現した、ロティーナ清水との初の"師弟対決"でしたが。
・冒頭言ったように清水の効果的なポジショニングに終始神戸は苦しんでいたわけですが、潮音個人としては、特にそういうこともなかったかなと。
・変な言い方ですけど、(ヴェルディ時代に)"ロティーナのチーム"の一員としてプレーするより、"ロティーナのチーム"を相手にする方がだいぶ楽だったなと。(笑)
潮音vsポジショナルプレー問題という括りで言うと。(笑)
・ただこれはそんな厳格な戦術的問題というわけではなくて、単なるプレースピードの問題、つまり潮音が苦手なのは単純に速い流れのプレーに追われることやせっつかれることなのであって、そういう意味で"効果的"ではあっても基本的に慎重でゆっくりしたロティーナのサッカーのプレーテンポは、敵として特に怖いものではなかったなとそういうとりあえずの結果でした。
・これはいっちゃん最初、5年前に言ったことですが、潮音のプレーの大きな特徴は"時間"把握の柔軟性にあって、逆にそれさえ確保出来れば時間的な余裕さえあれば、"空間"の問題は割とどうにでも解決出来ると、そういうことなのではないかなと思います。
・多少空間的に詰められても、時間的にずらしてすり抜けるから大丈夫という。
・まあ長々述べてきた事情で、さほどビッグプレーが要求されない立場だったというのも、あるとは思いますが。
・それにしても、楽そうに見えました。


以上です。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
今更神戸-川崎F (’21)メモ [井上潮音in神戸観察日誌]
2021年03月29日 (月) | 編集 |
次節札幌戦とルヴァンF東戦のメンバー外は、故障が理由のようですね。

J1第5節 神戸 △1-1△ 川崎F(ノエビアスタジアム神戸)

という訳で当面の"最新"試合のメモを、取り急ぎ。


・チームとしては、集中した守備とロスタイム執念の同点ゴールで最強フロンタの連勝を止める上々の結果でしたが、潮音個人としては若干消え気味の試合でした。
・理由は一言で言えば、チーム内の位置/地位の未確立によるかなと。
・もう少しテンポのゆったりしたor強度の低い試合なら、前回言ったようにチームメイトの動向に巧みに合わせて"積極的受動"のようなプレーが出来るようになっている潮音in神戸ですが。
徳島のJ2仕様強プレスとはまた違いますが、"最強"フロンタの全局面的圧力の下でより端的なプレーがチームとして求められる(またはそういう雰囲気になる)中で、潮音の存在をどう位置付けるのかが改めて問題となり。
・結果恐らくは"現場"の判断としてより古くからいてプレーの分かっている、より分かり易いプレーをする酒井高徳山口蛍のプレーの方を基準としてチームが動くことになり。
・潮音が何かをする余地はかなり小さくなっていた、そういう試合だったと思います。
・混雑して騒がしい状況の中で、より声の大きい人の声(高徳や蛍(笑))が通ったというか。(笑)
・そうでないプレーの仕方も可能性としてはあり得て、実際当の高徳らにもさてどうするかという葛藤は試合中にも見られたように思いますが。
・元々さほど組織的でも意図的でもない関係性の中で、分かり易い方安全な方が選択されたのも、それは無理のない事かなと。
・一方の潮音の方にも、「こういうプレーをするからボールをよこせ」という積極的なイメージの発信は見られず、あくまで日和見が基本のスタンスだったと思いますし。
・ここらへんは多分、ここまでの試合でも既にそうであるように、チーム内のキャリアを潮音が重ねて行く中で、ある程度自然に変化して行く解決されて行く問題だとは思います。
・ただ恐らくは特に高徳"分かり易い"プレーをしたいタイプで、それもあって前々から潮音との激し目の話し合いや指示出しもあったんだろうと思います。
・それに対して潮音も、何らか流れに任せる以上の意思表示もしないといけないのかなという、気はしますが。
・"話し合い"においてか、あるいは実際にプレーにおいてか。
・よりはっきりとした"キープ"のポイントを示すなり、繋ぎ以上の前向きなプレーを、このタイミングなら必ずやるというような信頼感を、高徳(を筆頭とする他のチームメイト)に与えたり。
・それがインテンシティの高い試合における、潮音の位置づけの新たな"基準"となって行くでしょうから。
・まあもっと自然な、"全体"的な信頼性を高めるという、方法もあるかもしれませんが。
・現状は確かに、少しボールを出し難い雰囲気は、この日のような試合においてはあるように僕の目にも見えました。
・他の平均的な試合においては、特に何の引け目もJ1においても感じはしませんでしたけどね。
・散見する神戸サポのツイートなどでも、潮音の"キープ力"やボールを回す能力自体は、十分にここまででも認められて(逆にいない試合では待望されて)いるようですし。
・ともかく早く復帰して、"続き"を見せて欲しいですね。

・ついでなので、"ツイート"ではないですけどここまでの潮音の最大公約数的な評価と思える文章を引用しておきますか。

大久保嘉人らJ1に個人昇格した10選手、東京ヴェルディは「優良銘柄」輩出(小林智明 SPAIA '21.3.20)

左の攻撃的MF井上は、ここまでのリーグ全5戦(先発4戦)に出場。通算シュート数「1」が示すようにビッグプレーこそまだ少ないが、攻撃を円滑にまわす卓越したボールさばきに、才能の片鱗がうかがえる。普段はクールガイだが、ここぞという局面では、意外なほど熱くボールを追う姿も好印象。3節・FC東京戦では、古橋亨梧の37回に次ぐ、30回のハイスプリントで攻守にわたって走り、白星に貢献した。

ただし、井上の定位置の座は、まだ安泰とは言えない。なぜなら、アンドレス・イニエスタがケガによる離脱中だからだ。戦列復帰は4月以降の見通し。その際にポジション的にかぶる井上は、世界的名手と共存できるだろうか。現在1アシスト止まりなので、結果が求められる。


実に過不足なくポイントを押さえてあると思います。"イニエスタ"の件も含めて。(笑)


以上です。
PCの不調で文書作成がかなり不自由な状態なので、最低限で失礼。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
FC東京-神戸(’21)、神戸-名古屋 (’21)[井上潮音in神戸観察日誌]
2021年03月17日 (水) | 編集 |
先週のが今更(笑)少し読まれているようですが、明日もう試合なので次のを書かなくてはいけない。

J1第3節 神戸 〇3-2● FC東京(味の素スタジアム)
J1第4節 神戸 ●0-1〇 名古屋(ノエビアスタジアム神戸)

F東戦は82分まで、名古屋戦は後半から出場。


・まず訂正があります。
・前回の最後で、潮音の"自由"なプレーは位置づけ的に、要はイニエスタの代わりなのかということを書きましたが。
・F東戦のDAZN実況で古橋の猛"運動量"が話題になった時に、解説の戸田氏「イニエスタがいる時に比べればこの程度は古橋には楽なものなはず」という言い方をしていたので、それは余り当てはまらないようですね。
・むしろ相対的に、"献身的"な選手が一人加わったくらいな方の受け止められ方なのかも。(笑)
・まあ少なくとも守備はきっちりやりますしね。
・"自由"とは言え運動量は十分で、あちこちマメに顔を出して繋ぎに入るタイプのプレーですし。
・ただイニエスタにそういう機能が無いとも思えないので、じゃあどうやってたんだろうという。よっぽど絶対的に運動量が無かったのか。(笑)
・まあお目見えを楽しみにしておきますが。
・その時ポジションを失わないようには、願いつつ。(笑)
・"戦術潮音"なのかしらんと思ったら、"戦術古橋"を可能にする為の"支え"の方に、潮音の"献身"が役に立ってた?

・さてそのF戦。
・徳島のJ2的な(?)強プレッシャーに慌てる場面も少なくなかった前節に比べて、割りと何事も無かったように、開幕戦のガンバ戦の方を引き継ぐ感じの、悠々プレー。
・これがJ1仕様なのか?ひょっとしてJ1ってちょろい?(笑)
・ガンバもF東も、J1では強豪の部類な筈なだけにね。
・やってみなければ分からないものだなという。
・まあ自分で仕掛けて打開するタイプの"個人昇格"プレーヤー(例えばヴェルディに出戻って来た井出とか)だと、また違う苦労もあるんでしょうけど。
・これからいずれJ1の"本気"とぶつかる場面も、出て来るのかもしれないですけど。
・ただ実際J2の方が"厳しい"面も、あるにはあるんだろうなとは思いますね。
・まあ単純に「アタッカーとディフェンダー(CB)は苦労するけど中盤の選手はそれほどでもない」という、"日本人の海外移籍"的な嚙み合わせなのかもしれないですね。"J1"と"J2"が。

・とにかくそういう"無風"プレーを淡々と続ける潮音を見ていて改めて思うのは、これ神戸にとって結構既に欠かせない選手だよなということ。
・欠かせない"一部"というか。
・ぶっちゃけヴェルディでの時よりも遥かに相対的な価値が高まっているので、給料は上がるわ価値は高まるわついでにチームにも多少の収入にはなった筈(笑)だわで、移籍しない理由が無かったような移籍になってるなという。(笑)
・より無形の難点、(ヴェルディOBが仕切る)神戸だから呼ばれた、神戸に捨てられたら潰しが利かないのではないか的不安もなくはなかったんですが、ここまでのプレーを見ていると十分にどこのチームでも居場所は見つけられそう。
・やれやれ(笑)という。
・...そうね、「ヴェルディ系テクニシャンと神戸」という意味では、実際林健太郎現神戸HC'98年神戸移籍時を、思い起こさせるところはあるかも。
・ウチではそこまで目立ってなかったけど、あっちではえらい重宝されてるようだなあ的な。(笑)
・まあ森田も井出もいない今季のヴェルディの現状からすると、むしろ今年こそ潮音にいて欲しかったという、可能性はありますが。(笑)
・でも揃って来たらどうせすぐ邪険にするんでしょう、ふん。(いやそこまで特に邪険には(笑))
・まあお互い前を向いて、行きましょう。(立場難しい)

戸田さん潮音好きですね。
・ていうかよく見てますね。
・明らかにJ2時代のプレーを、マメに見ていた感じの解説でした。
・潮音が"とりあえず"出来る事と、それが神戸ないし一般的サッカーチームで果たす役割と、そこに現状足りないものと、一方で足る足らないとは別の次元での潮音個人のポテンシャルへの、理解と期待感と。
・"通りすがり"の遠慮と語り過ぎないようにという抑制を利かせながら、色々と透けて見えるというか分かる人には分かる感じの、解説だったと思います。(笑)
・将来性についても、本気で期待しながらも楽観はしていないという、"分かる"微妙な感じ。それもあって、ああいう意図的に中立的な語り口になってるんでしょうけど。
・潮音の基本特性として定義づけているらしい"ポジショニングの良さ"について、"センス"の部分とポジショナルプレー的"原則"の部分と、区別の難しい感じで語っていたのも印象的でした。
・実際そこらへんは、現在も流動中というか落ち着き方を探している感じなのでね、潮音は。
・全センスでは限界があるのは確かだけど、"原則"が邪魔にならないようにという配慮の必要性・価値もある、センスの持ち主なので。
・難しいところです。
・そういう意味でも、永井ヴェルディの"ドグマ"からいったん解放されて&上のカテゴリーで色々試している現状は、価値のある時間だと思いますが。
・1試合1試合見所があるというか。
・だからつい、こっちを書いてしまうんですけど。(笑)


・続いて名古屋戦。
・過密日程の中先発はお休みで、サンペールと共に後半から出場。
・良かった。楽しかった
・いや(笑)、チームとしては、最近巷で話題の名古屋式カテナチオを最後まで破れずにゼロウノ負けという試合だったので、その中で潮音にももっと決定的なプレー、形になる結果が求められる試合ではあったのかもしれませんが。
・その責任自体はワンオブゼムとして受け止めつつも、少なくとも井上潮音ファン的にはなかなか見応えのあるプレーぶりだったと思います。
・後半8分の左足シュートが、入ってれば良かったですけどね。
・ただあれもいいプレーでした、利き足でない左足での抑えの利いた強シュートという技術的な意味でも、そこまでの流れのスムーズさやシュートの瞬間の落ち着いた感じも、気持ちがきちっと前を向いていて準備された状態にあることが見えるプレーだったと思います。
・特に練習した形であるとか、"シュートの意識"を強く持っているとかいう、個別の話ではなくて。
・全体的全時間帯的にね。

・(劣勢の中の)途中出場ではありましたが、基本的なプレースタイル/タスクは、これまでの先発試合と違いは無かったと思います。
・サンペールとセットということは、「中盤を作ってくれ」という交代でもあったでしょうしね。
・ただその中で、潮音自身の咀嚼、神戸でいかにプレーすべきかの探索は、着実に進捗しているなという感じ。
・割と即興的にプレーしているのは同じですが、それが味方のプレーをサポートする、あるいは当の味方選手すら気付かないのでは(笑)というさりげなさで、味方のプレーのいい意味で"裏"を取るようなポジショニング、ランニングが、目に見えてスムーズに効率的積極的に出来るようになっていました。
チームを"手の中に入れ"つつある?という。味方も気付かない内に?(笑)という。
・...多少は"途中出場"の押しの強さみたいなものも、あったのかもしれないですけどね。より遠慮せずに踏み込み深くプレーしていたという。
・そういう意味では次の先発試合がまた注目なわけですけど。
・とにかく今までと同じようで、"噛み合う"歯車の数がより多くなっていたというかあるいはより"大きな"歯車が噛み合うようになっていたというように、僕には見えました。
・ヴェルディファンにしか分からない言い方で申し訳ないですが、"2016年"のプレーに、かなり近づいていた感じ。(彼のここまでの"全盛期"(?)の)
・その時からここまでに色々出ていたいびつさが、この試合ではそれぞに取れて来ていたなあという感じ。
・例えば'18ロティーナ下(のアンカーポジション)で終盤委ねられた、自己実現には違いないんだけど余りに非戦術的な"大"ゲームメーカープレーのその場限り感や。
・'20永井ヴェルディで切り開かれた新境地、4-3-3左FWでの、確かに現代サッカーへのそれ自体は幸福な適応ではあるんだけど、一方で"適応"でしかない受動性消極性が最後の最後まで取れ切れなかったよそ行き感や。
・それからある意味それらの折衷である、今年の神戸での、戦術的な緩さを感じる自由の中での、しかし創造的というよりは受動的な繋ぎを第一とするような"無難"プレー。
・言い換えれば"自由"への偏り"規律"への偏り、もしくはそれぞれの中途半端下手すると悪いとこ取りとも見えなくなかった状態から、いい感じに遠ざかりつつあるのかなという印象でした。
・ポジション的には大きく言えば4-4-2の左サイドハーフで、2016年と同じと言えば同じ。
・そこからプレーエリア的にはやや前側に広くて、根本の組み立てというよりは前線の中での繋ぎと時々の切れ込んでのシュートと、こちらはやはりというか依然としてというか、"永井ヴェルディ"でのプレーの延長にはあると思います。
・ただそれを与えられた"タスク"というよりも状況や他の選手との相対の中での必然的な"発見"というか、より自発的なものへと書き換えが急速に進んでいる感じ。
・見かけは同じでもね。
・それによって上で言ったような"積極性"能動性が増しているように思いますし、また自ら発見する余白の中での"ゲームメーカー"要素の比重も、じりじり増しているように見えます。
・やっぱり見たいですからね、"司令塔"潮音。(笑)
・その2021年バージョンのお目見えまで、あともう少し?みたいな。

・まあ何度も言うように、"目立つ""手柄を立てる"方向には余り自己実現や満足の基準が濃くない"黒子のサッカー"体質選手ではありますし、基本的にはあくまで他の選手との相対で、プレーが決まって来るんだとは思いますが。
・2016年のあの時期の"崩壊"富樫ヴェルディでは、潮音が何かしないとほとんどチームがチームとして成り立たなかったですから、ああいう大車輪プレーになったのだろうと。
・比べるまでもなくより選手の粒の揃った2021神戸で、同じプレーをすることになるとは思えませんが。
・それこそイニエスタがいたらさてどうするのかと、逆に今から悩ましかったりもしないではないですが(笑)、そこらへんはまあ、海外進出の予行演習のつもりも兼ねて、お待ちしておりますという。
・とにかく悪くない現状には見えますね。予想以上に。予想以上のペースで。
徳島戦が無ければなあ、もっとほくほくなんですけど(笑)。あの試合はまずかった。急に不安になった。
"実質J2"相手の試合として、勘定に入れないという手もあるけど。(笑)
・まあいいや、いずれまた困難な試合は訪れるでしょうから、その時改めて色々査定しましょう。
・...て次フロンタですか。うひゃあ、早速水ぶっかけられそうな。
・それはどうなるか分かりませんが(笑)、それはそれとしてやっぱり対神戸サポ用にor対"外"的に、もっと目に見えて決定的な仕事は必要でしょうね。
・そういう場面自体は既に結構出て来ているので、時間の問題という気はしますけど。
・でも実際に仕事して、認めてもらいたい喜んでもらいたいとは、やはり思いますね。

まあこんなとこかな。
これ以上独りよがりやっててもしょうがないので、いずれ試合での"実績"を基に、もっと語っていければと思いますが。
"数字"というだけの意味ではありませんが、たださすがに"気配"だけでは。(笑)


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徳島-神戸(’21) [井上潮音in神戸観察日誌]
2021年03月09日 (火) | 編集 |
タイトル微妙にめんどくさいな。

J1第2節 神戸 △1-1△ G大阪(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)

早く定着して、"新しい生活様式"になあれ。(なるのか?)


・ナビスコでもないのに水曜にすぐに第3節があるんですね。
・改めて見てみると凄い日程だな。
・そう言えば今年のJ1の日程は地球一過酷とか、誰かが言っていたような気がする。
・僕も書くことがある限りは、お付き合いしたいと思います。
・まあその内には無くなるだろうと思いますが(笑)。良くも悪くも見切りが付くというか。

・対戦相手が他ならぬジョエルの徳島ということで、開幕戦にも増して緑系視聴者が多かったろう、この試合。
・タイムラインには、盛んに"親心"の投げ銭が飛び交っていたような。(笑)
・僕はまあ、結局潮音の方しかほとんど見ていないという、正直な体。
・もう少しあっちも見るかと思いましたが、まあジョエルは基本手のかからないコですから。
・はらはらさせる長男の方が可愛い。
・そして実際はらはら

・ポジションは前節と同じ左サイドハーフのもよう。
・立ち上がり目立ったのは、同じ左サイドのサイドバック、酒井高徳との意図のずれ
・潮音に、あるいは潮音を使ってもっと攻撃的にプレーしたい高徳と、そこまでは当面意図していない潮音との。
・自分が攻め上がる時の潮音からのリターンパスの、タイミングや長さ深さが、思ったほど前がかりでなくていらだつ高徳が注文をつけるシーンが、いきなり続きました。
前節のハーフタイムに高徳が熱弁していたのは、これだったんでしょうか。
・見た目結構ずれはありましたが、"パスミス"とかいうレベルではなくてもっと大きく意図がずれている感じだったので、チーム戦術というよりも高徳独自の創意で、それが今いち潮音にぴんと来ていなかったようなそんな感じ。
・その後それが"合って"行ったかというとそれは今いち曖昧で。
・潮音も含めた3人くらいで入れ代わり立ち代わり左サイドに攻め入るシーンはいくつも見られましたが、"二者"関係が特に変わったというよりそこについては元々チームとしてやろうとしていたやり方が発動していたという、そっちの印象の方が強かったです。
・そこに"更に"高徳は、シンプルな二者關係を加えようとしていた?
・それが潮音には突然の注文だった?
・やたらグイグイ来るなあこの人、でも他にしなきゃいけないこともあるしなあ(笑)的な?
・まあ分かりませんが。(笑)

・今のは当面ローカルというか、それだけといえばそれだけの話なんですが。
・ただこの試合全般的に、"攻撃的"なプレーを求められた時の潮音の選択・判断の周囲や状況とのしっくり来ない感は、目立っていた気がします。
・目に見えるミスがというわけではないんですが、どうも消極的というか無駄に安全志向というか、無難ではあっても広がりに乏しいプレーが、僕の目から見ても多かったし周りの選手からしても"あれ"みたいなところが終始あった気がします。
・元々圧倒的に"パス"の選手ではあるので最終的な選択として戻すプレーやパスという選択が多くなるのは構わないんですが、それでもその前一瞬でもいいから"前"を窺う気配やドリブルするかもというイメージを、相手に与えなければ余りにも怖くないですし。
・潮音の特性云々ではなく、"サッカー選手"のプレーの常識として他の選手はそういうワンクッションや"可能性"ありきで潮音との関係をその場で持とうとしているので、そこでカックンとなったりパスが繋がっても微妙にタイミングがずれたり、潮音の"仮想"のドリブルコースを前提にその選手が展望していた走り込みのコースが潰れたりという、細かい残念プレーが結構この試合は多かったと思います。
・具体的には例えはサンペールが、潮音からのリターンパスにえ?みたいな若干不満な顔をしたことが、左サイドで2回ほどあったように思います。
・大きく見れば普通のワンツー壁パスプレーが一応"成功"はしているわけですけど、余りにも"壁"でしかないというか壁以上のプレーを最初からするつもりが無いというか、仮に壁になるとしても"1"のパスを受けた時点でその位置から敵陣に向かって展開出来る他のプレーやサンペール以外のパス相手の選択肢の可能性を、一瞬でも見せてから最終的なリターンパスを出すべきだと思うんですよね。
・"戻って"来たこと自体はサンペールの基本予想通り期待通りではあっても、"当てた"先で当然挟まれるだろうとサンペールが習慣化しているそういう"プロセス"が欠けているのて、戻って来てびっくりというかまだ準備不足というか、"壁"を使ったことでほぐれる筈の状況や進める筈のスペースが微妙に予想を下回る感じで、まあいいんだけどなんだかなあみたいな顔をサンペールがしていたように、僕には見えました。
・もうちょっと遊べる筈じゃない?という。真面目か!という。
・...それが例えばペナルティア内で今正にゴールを狙おうという局面なら、何も考えずに壁パスの正確性に専念してればいい訳でしょうが、まだ全然その前の段階な訳でね。色々出来るし色々すべき。
・なんか微妙に失望させた感じもするので、次の試合以降のサンペールの潮音の使い方がどうなるのかなみたいな興味&心配も、あったりしますが。

・高徳の件なども一応合わせると、神戸の選手に潮音は、上手い割に妙に控え目なプレーをする選手だなと、不思議がられている可能性は現状あるかもなという。
・もっと我儘でもいいんじゃないという。そっちの方が普通で、むしろ合わせ易いというか。
・そうなっているのには一つは潮音の元々のプレースタイル、ボールを持ってからの/持った時の個人的"チャレンジ"に自己実現の比重が無く、むしろ自分は引くことによって隠れることによってチームを動かす、そこにこそ満足を感じる"黒子のサッカー"体質。
・それからこれはうっすらですが、潮音自身もその一部だったあえて言えば"永井ヴェルディ"体質。("ヴェルディ"体質という説も)
・チームの機能性に真面目なあまり、局面の判断・選択が硬直化して結果かえって"無責任"なプレーになる時がある傾向。
・"戻す"となったら戻すことしかしない。相手の状況余り関係なく、型の遂行第一。
・みたいな面も少し。
・ただそれらを鑑みた上でも、やはり少し、消極的に過ぎるかなと。潮音個人の問題として。
・この先どのようなチームどのような戦術下でプレーするにしても、多分問題となって来る選択肢構成の踏み込みの浅さがあるかなと。
・そう大きくプレースタイルが変わることはもう無いでしょうけど、今持っている技術だけでも、もう少し"重い"プレーをする選手には、なれるはず。

・ただなあ、こんなのはほとんど基本の個人戦術の話で、本人分かってないとは思えないのでね。勿論言われてないとも。
・それこそ永井ヴェルディでももう少し"積極"寄りにプレー構成していた出来ていた時期はあったわけで、それが結局今の状態になっているのは、必然の揺り戻しというか落ち着くところに落ち着いた状態なのかなと、思わなくもないんですよね。
・無理な要求をしているとは思わないんですけどね、技術的には。
・ただ感覚的に、どうしても本人の中でしっくり来ないものがあるのかも知れない、そのバランスに。"常識"的な、その。
・勿論フルに主体的に機能している時の潮音が、"ちょっと運ぶ"以上のドリブルや確率の低いパスなどは一切必要としない、限りなく"100%"プレーの連なりでゲームを支配できる選手なのは、(我々は)知っているわけですけど。
・ただいつもそれが出来る状況には当然ならないわけで。
・何ですかねえ、フル主体/能動の時以外はフル受動に、プレーを割り切ってしまっているのかもしれない。
・それ位ある意味"確信"あってプレーしているようにも見えるんですよね、怯えているのではなくて。
・ただそれがあまり状況適合的には、僕には見えない。
・そして多分、そう感じている人は現場の選手の中にもいる。
・...スペースへ入り込むところまでは、十分に"積極的"なんですよね。
・ただそこでボールを受けた後のプレーが、"入る"時の積極性から予想されるものとずれるので、周りの選手がカックン(笑)する。
・ちなみにプレッシングの方は十分にアグレッシブにやってますが、これは実はデビュー当時からそうで、ボール奪取は凄く"チャレンジ"ングなんですよ昔から。必ずしも誰かの監督に仕込まれたからということではなく。(仕込まれもしたでしょうけど)
・だからやはり、自分なりの要不要の感覚はあってやってるんだろうと思うんですけどね、攻撃の時も。
・それがなあ。
・ううむ。(笑)

・そういう局面以前に全体的にも、"チャレンジ"ングなプレーはこの試合はガンバ戦に比べて多くて、その分ミスも増えたりはしていましたが。
・ただそれはチームや本人のスタイルが変わったというよりも、相手の問題だろうと、とりあえずは思います。
・要はガンバが緩かったということ。比べて徳島はという。
・それでそうそう"ノーリスクノーチャレンジ"でもいられなかった、チャレンジせざるを得ない場面が増えたと、そういうことだろうと。2試合の比較としては。
・...あれおかしいな、確かガンバって去年J1で2位だった筈ですよね。
・そういうもんなのかな、J1て(笑)。それぞれプレースタイル違いとかはあるとしても。
・まあ今後色々当たって行く内に、そこらへんはまた分かって来るでしょう。
・そんな中で右に左にのポジションのフリーな感じは、この試合もそんなに変わらなかったわけですが。
・それは何というか、特に"潮音に"自由が与えられているということではなくて、やろうとすればそう出来る緩さを元々アツヴィッセル(三浦神戸?)は持っていて、ただ潮音は自分のスタイルと永井ヴェルディの経験から、より積極的意図的にその"遊び"を活用できると、そういうことかなと。
・一方で"戦術古橋"なんて言い方もされてましたが、ある意味では同種のプレー。
・そこからそこまで決定的な場面は作れてはいなくても、潮音交代後のチームの秩序脆弱化ぶりを見ると、基本的にはいい方に、今のところ機能はしているプレーには思えますが。
・ただチームとしては、それでいいのかと不安な部分はやはり少なからず。
イニエスタいる時どうやってたんでしょうね。
・今は潮音がちょうど代わりを務めてるとか?
・いや、知らないですけど。


なんか潮音の今の茶髪が遠目だとよく埋もれて古橋あたりとちょいちょい間違える(ポジションもフリーだし(笑))ので、ド金髪にでもしてくれないかなと思う今日この頃。(笑)


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潮音 in 神戸 観察日誌('21.3.3)
2021年03月03日 (水) | 編集 |
ヴェルディについてはまだ余り色々(自分的に)煮詰まっていないので、多分月末辺りにでもまとめて。
とりあえず始めてみたこれも、別に毎試合書くとか定期で書くとか、特に決めてはいません。書きたいことがあれば、書くだろうなというだけで。
・・・毎試合"見る"とは思いますけどね。ルヴァン用の契約までしてしまいましたし。980円は安いわ。(笑)

実際のところ、例えばロティーナとか"監督"目当てで見てみたよそのチームの試合とか、結局すぐ飽きて見なくなってしまうものでしたが、潮音目当てだと普通に見通せるので、やっぱり愛してるんだなと(笑)。意外と情濃いなと。
逆に開幕戦のヴェルディは、潮音や藤田は勿論森田井出も、好みの/目当ての選手が特に誰も出ていなかったので、若干"自分のチーム"感が薄く感じられたというのが。感情移入のスイッチがというか。

それはともかく。



2/27 J1第1節 神戸 ○1-0● G大阪(ノエビアスタジアム神戸)
3/2 ルヴァン杯Gステージ第1節 神戸 〇3-1● 大分(昭和電工ドーム大分)

・前者は先発して80分まで、後者は77分から出場。

ガンバ戦。4-4-1-1の左サイドハーフという基本ポジションのようですが、画像処理で他を隠してついでに潮音に緑のユニフォームを着せれば(笑)、2020年の永井ヴェルディの試合(での左FW出場時)だと言われてもほとんど違和感が無いような、基本的にはそんなプレーだったと思います。
・違うとすれば、永井ヴェルディだと全体戦術の中で、より前線で変化をつける、プラスアルファをもたらすことが期待されている面が強いのに対して、神戸ではそもそものチームの機能性の安定の保証を期待されている感じがすることで。
・去年の特に終盤、プレーが保守的だと疑問視されることの多かった潮音ですが、この試合ではそれを更に上回る徹底的にリスクを冒さないプレーを、やり抜いた感じの80分間だったかなと。
・見る限り本当に、80分間一度もチャレンジらしいチャレンジをしなかった気すらします。その分ミスも、1回か2回か、それくらい。
・それを"遠慮"や"及び腰"とかではなく、確信的に迷いなくやっていたように見えたのが、印象的でした。
・そういうプレーに対する評価も、まあまだあんまりリサーチはしていませんが見た範囲では、概ね肯定的な評価。
・"様子見"や"ご祝儀"はあるでしょうけど、少なくとも期待の方向としてはそうずれていないもよう。
こんなんでいいのかな、と思う部分も少なくない試合ではありましたが、求められているのがそれなら、まあいいのかととりあえずは。(笑)

・こうした現段階での潮音のプレーが、監督の明確な指示で行われているのかそれとも他の選手の特性・能力との関係からの自然な役割分担でそうなっているのか、あるいは"指示"だとした場合それは基本機能担当だという縛りの指示なのか、それとも結果的に二列目を左右結構自由にポジションを変えていたプレーから一部でささやかれていたように"好きにやれ"という解放の指示なのか、まだちょっと何とも言えません。
・潮音の落ち着き方あえて言えば"見下ろし"方を、ヴェルディ時代のプレーの記憶と参照すれば、特に明確な指示は出ていない、ある種丸投げされた状態だった可能性の方が、高いようには僕も思いますが。
・天才肌のようで生真面目で遠慮しいなので、"指示"が頭にあると割りと分かり易く挙動がそうなる選手なのでね。
・大雑把な支持のもと好きにやって、チームの機能性や他選手のプレーを鑑みて、あれが自分の果たすべき役割だと、そう考えて自主的にプレーしていた可能性が高いかなと。
"ノーリスク"プレーも、"フリーポジション"プレーも、両方とも。
・自分のペースでやっている限り、逆に"個人"的なプレーとかは全くと言っていいほどしない選手なのでね。
・する必要が無いほどの自信というか、無垢な傲慢。その表れとしてのノーリスク、なのかなという。
・その中で、特段の"チャレンジ"もなく可能性のあるシュートにこぎつけた前半12分のプレーは、高く評価できるかなと。必然のプレーというか。
・神戸でに限らず、ああいうのはもっと見たい。がむしゃら"じゃない"(笑)(しかし効果的な)潮音。
・がむしゃら好き系ギャラリーは、無視していいから。

・まあ本当に"お任せ"だった場合、チームの将来性自体には若干不安はありますが、その心配は(本物の(笑))神戸サポにお任せするとして。
・とりあえずは存在感のある、J1でも何ら見劣りしないプレーを見せられたことは安心しました。正直少し心配の方が多かったですし。(笑)
・"お任せ"プレーにしろ"永井ヴェルディ繋ぎ"プレーにしろ、新鮮味は無いというか"新しいことにチャレンジしている"という類ではないのは確かですが、そこはやはり初めてのJ1の舞台であり、J2と同じことをJ1でも出来れば、当面満足すべきというかプレーは同じでも価値は上がっているというか。
・まあJ1自体も、"神戸"(あるいは対戦相手のガンバ)のJ1性自体も、まだあんまりピンとは来てないんですけどね、僕は。
・三浦アツ神戸としては、戦前の大悲観大会からすれば、期待以上の安定性や結果を、開幕二戦で示しているとは言えると思いますが。
・実際のところ、予想以上に良かったと僕も思ったのは確か。
・神戸がやっているプレーに"驚いた"永井ヴェルディサポは恐らく皆無だろうと思いますが、一方でその後に見た永井ヴェルディのプレーが、ちょっと僕には"遅く"見えたんですよね。神戸との体感比で。
・まあ比べるものでもないのかも知れないけど、結局もったいぶって余計な事やってるだけじゃないのか、"J2"という箱庭で遊んでいるだけじゃないのか、そんな感想も改めて。
・まだ1戦ですけど。
・...おっといかん。ついヴェルディのことを。(笑)

・"J1"観光ということで言うならば(笑)、何回かあったサンペールとのパス交換は、そこから特に何が生まれた訳でもないけれど、わくわくしましたね。(笑)
・認めてくれているのか、いるのか?ウチのコを。
イニエスタもはよ。
・後半の入場からキックオフぎりぎりまで、同じ左サイドの酒井高徳が身振り手振りを交えて潮音に物凄い勢いで喋りかけていたのは、何を相談していたのか何を修正していたのか。
・認めてくれているのか、いるのか?ウチのコを。[再]
・認めてくれているからなのか。
・まあ元々そういう選手なのかもしれませんが高徳は。元ブンデスクラブのキャプテンですし。
・一回だけあったコーナーキックのキッカーとしては、古巣サポの心配をよそに(笑)、意外に鋭いボールを蹴っていたような。
・あんなの蹴れたのか。

・まあ頑張って。この高揚が結局ピークだったなんてことに、ならないように。
・"高揚"とは言っても、全くファンタジスタタイプのものではなかったわけですけどね。"ゲームメイカー"ですらもない。
・正確第一の繋ぎマシーン。
・ノーリスクノーチャレンジ王子。
・方向性とその成否、色々含めて、今後に注目。
・少なくとも去年の終盤よりは、幸せそうには見えますけど、現状でも。
・それはそれとして言ったおきたいのは、永井監督ありがとうということ。永井監督が仕込んでくれた(当時は意外だった)"左FW"としてのプレー、その形でのチームへの組み込みが、神戸での今のプレー/J1での起用可能性を開いてくれたのは、間違いのないことだと思います。
・それ自体は最高に本意というわけでは勿論無かったわけですが、何でもやってみるもんだなという。
芸は身を助くというか。(笑)

・...そう言えばこれ。

・まだ"センター"(FW)の潮音にボールを預けるイメージは、チームメートに共有されていないようですね。
・預けてみて下さい、多分(笑)面白いことが起きるから。
・とりあえずは終盤のオプションとしてでも。


こんなもんですかね。
ルヴァン大分戦では投入早々ゴール前でいい受け方をしましたが、シュートせずに田中順也に折り返してしまいました。
それを"上手い"と褒められたりもしていましたが、あそこはとりあえず打ってみるべきだったかなあという。移籍初ゴールは早く欲しいし。いかに日本でも。


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浮浪系サポの見たジェフ千葉
2015年11月26日 (木) | 編集 |
僕は勿論J開幕以来の22年間、ぶーぶー言いながらなんやかやと(笑)ヴェルディの試合を見続けている人間ですが、それ以外にもちょいちょい、折に触れて浮気をしています。

具体的には、

'06~'10 浦和レッズ (参考)
 ・・・ギド、オジェック、エンゲルス、フィンケ時代
'08~'13 FC東京 (参考) (参考)
 ・・・城福、第2次大熊、ポポヴィッチ時代
'13?~'15 ジェフ千葉 (参考)
 ・・・鈴木淳、関塚時代

といったところ。
浦和レッズについては、'06ギド・レッズに惚れ込んでその流れで、別ブログを立てて完全にヴェルディと並行で、ACL等も含めて期間中びっしり、見られるものは全試合見てますね。
FC東京については、積極的に興味があったのは城福時代のみですが、それで生まれた愛着とMX中継の存在によって、少なくともホーム戦に関しては期間中ほぼ全試合見てるはず。
千葉については鈴木淳時代のどこらへんから見だしたのかあんまりはっきりしないんですけど、'13年はちょくちょく、'14年以降はびっしり、くらいの感じですかね。更にそれ以前からも、近隣オリジナル10の同僚(笑)でありかつJ2降格後のズッ友として、他のチームよりは注意して動向や試合を見ていたはず。

とにかくそういう"実績"を元に、つまりヴェルディ・レッズ・F東との比較という観点から、僕が感じたジェフというチームの特徴/特異性を言語化してみると・・・

 "チーム"の実体の不在」

というようなものになりますかね。
これは要するに、ジェフ・サポの口からよく聞かれる「ほとんど毎年ゼロから始まりになる」という嘆きの、言い換えではあるだろうとは思います。
そう分かりつつも言いたくなる、体感的に奇妙(笑)なものがあるということなんですが。


ヴェルディを筆頭に一つのチームを長く見ていると、自然一つの流れの中での多くのチームを見る多くの監督を見る、言い換えると多くの"監督交代"を見ることになるわけですが。
その際に起きる現象・反応が、ジェフの場合独特に見えます。

つまり新しい監督が来た時には当然新しい選手も来る、入れ替えがある、その監督が連れて来る馴染みの選手や新構想に基づいて要望して獲得する選手が来て、あるいはその構想から外れた選手やそもそも"監督交代"が必要なようなチーム状態の中で役に立たなかった選手は、当然契約を切られる、そうして"新チーム"は動き出すわけですが。
勿論新しい戦術新しい方針も、導入される。

しかしその一方で、既存戦力や既存チームも活用しないと戦えないし、また新しい刺激によって既存の要素が活性化されて新たな一面を見せたり立ち上がって来たりと言いうことは、特段新監督が意図しないでも多かれ少なかれ起きて来るものであると思います。・・・少なくともヴェルディやレッズやFC東京ではそうでした、それが当たり前だと思ってそんなに意識したことはありませんでした。
それがジェフでは・・・どうも違うようなんですよね。ほとんど起きないように見える。勿論比較の問題ではありますが。全く無いなんてことはあり得ないと思いますけど。
ただどうも、一言で言うと、監督が交代するごとに、毎回毎回、ほとんど"新監督"と"新戦力"だけで、戦ってるように見える。(でなければ戦えてないか)

僕がマメに見ていたここ2,3年で言えば、今年獲ったパウリーニョ・ペチュニク・金井・水野はそれぞれ十分に主力級の活躍をしたと言えると思いますし、途中加入の安と富澤もそれなりに存在感は示した、更にその後獲った松田などはほとんど救世主的な活躍を一時はしました。"補強"としては、J1J2全クラブの中でも最高クラスに頑張った方だと、普通に見れば評価されるのではないかと思います。
その前年には中村太亮と山中亮輔がいますし、また前年にはケンペスと森本という加入があって、ありていに言って"ジェフ"と言ってまず浮かぶ選手の顔・名前は、毎年ほぼ新加入選手ばかりみたいなところはあると思います。・・・特に2011年のオーロイあたりから、その印象は強くなったですかね。オーロイのインパクトが強かっただけに、いなく(主力を外れて)なってからの空っぽ感が。(笑)

既存選手たちが何もしてないなんてことは勿論ないわけでしょうが、概ね例年力の入った補強をしても思ったようにチーム力が上がらない理由として、既存要素の頑張りや持ち上がりや活用が慢性的に不十分である、そのことを大きな要素として挙げるのは、的外れではないのではないかと思います。
"活用が不十分"というと監督の責任的に聞こえるかも知れませんし、またそういう"目立つ"所以外の編成が下手だという声も例年聞こえることが多いわけですけど、ただより僕の印象として強いのは、(新)監督の"働きかけ"に対する既存選手の"反応"の鈍さなんですね。ぶっちゃけ監督可哀想だなと、孤独だなと、去年の関塚監督や、その前の鈴木監督を見ていて思ってました。
今年の関塚監督の"惑乱"ぶりも、その「孤独」感が一因をなしているのではないか、呼べと応えない選手たちを前にして、"チーム作り"ではなく"策"の切り貼り(と新戦力のさみだれ式投入)で誤魔化すしかないと、そう追い詰められた結果なのではないかと、そう同情している部分も僕はあります。
その前の鈴木監督の異様な忍耐力(笑)と対照的ではありますが、前提となっている事態は同じかと。チームの反応の鈍さに諦めるか、それとも状況度外視していちから再教育を試みるかの違い。

少なくとも僕は、あれほどの"孤独"にヴェルディの歴代(新)監督たちが耐えているのを見たことは、ほぼありません。あれほどの"チーム"の不在を、地盤の不在を。チーム状況は様々なれど、そこには常に必ず、"活用"すべき既存資源がありましたし、働きかければ応えてくれる選手たちがいた。
・・・強いて言えば2006年最初の降格直後の、李組大量脱走による文字通りの寄せ集めのメンバーでシーズンを迎えたラモスくらいでしょうか。まあラモス自体が"地盤"みたいなものなので(笑)、それもそれほどあからさまではなかったと思いますが。
ついでに言うと翌'07年は「フッキ・ディエゴ」等の獲得による、今年の千葉ばりの"新戦力"サッカーで見事昇格を成し遂げたわけですが、しかしその時にも(既存戦力である)飯尾・廣山の両サイドハーフとしての新境地のような"活性化"が大きな助けになっていて、やはり「チーム」の力というのはしっかり活きていたと思います。古井戸の底にも、しっかり飲める水は残っていたというか。ジェフ的に言えば。(笑)
後はまあ、"文化摩擦"に苦しんだ、'09年の高木監督とかかなあ。でもその時にもそれを解決したのは、レアンドロという"既存戦力"でしたし。

そういう意外性や期待感が、ジェフの場合はほとんど無い。あっても低レベル。
だから"新監督"と"新戦力"で常に戦ってると、そういう印象になってしまう。
繰り返しますが比較の問題なので、ジェフだけを主に見ている人にどれだけ通じるかは、よく分からないところはあるんですけど。とにかくヴェルディやレッズやFC東京での経験から得られた"基準"を元にジェフを見ていた僕は、端的にびっくりしたということです(笑)。こんなことってあるの?こんな1から10まで面倒見ないといけないしんどいチームってあるんだと。(ごめんなさい笑)
正直ジェフの監督は、僕もやりたくないです(笑)。成功出来る自信がありません。
・・・補強資金50億用意してくれるなら、やります。(笑)
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