ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
代表関係 &ザック/エイジーニョ「間違ったアプローチ」
2014年07月11日 (金) | 編集 |
最近のバラバラに書いた記事を、改めて1つのエントリーとしてまとめて直してみました。


大仁会長が厳命!9月親善試合に新監督 (デイリー)

日本協会の大仁邦弥会長(69)は、退任するアルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任人事について、技術委員会に対して9月の親善試合を新監督の下でスタートできるように決定することを厳命した。
また、原博実専務理事(55)は7月1日に臨時の技術委員会を開き、ザックジャパンの4年間を検証することを明らかにした。
(中略)
大仁会長は強い口調で言い切った。
 「(新体制は)9月に間に合わせたい。監督代行にはしたくない。(原氏が指揮を執った)前回のようなことがあるので、今回は間に合わせる」

「大仁会長」「厳命」という言葉の、相性の悪さよ。(笑)
なんか権限あったのかこの人。
まあ無いわけはないんでしょうが、そもそもなぜそこにいるのか、いったい誰なのか、実によく分からない人で(笑)。原さんはその"厳命"を、どのような気持ちで聞くのか。(笑)
なぜ"厳命"するかはまあ、もう試合のスケジュールが先に決まっちゃってるからという、それ以上の意味は無いんでしょうけどね。
その一方で、ザックジャパンの検証を、"臨時"の委員会でやるというのも、よく分からない話で。言葉の響き的にというか。
W杯のスケジュールは100万年前から(嘘)決まっていたわけで、別に途中解任されたわけでもないザックのチームの検証は、"臨時"ではなくて普通にスケジュールに入ってないといけないんじゃないの?という。それとも「臨時」というのは手続き上の呼称の問題なだけで、予定通りは予定通りなの?
ただ一方でアギーレの方も"可及的速やかに"交渉中という感じですから、やっぱりせめてその前に形だけでもやっておかなければという、どうしてもそういう印象は受けますが。万事もう少し、ゆったりと必要な時間をかけて、あるいは柔軟なスケジューリングで出来ないものか。
各国そんなに慌ててるようには見えないんだけどな。アジア杯が来年年頭(1/9)にはありますけど、逆にどう急いでも十分に準備出来るようなスケジューリングではないわけですし。


日本流確立を!元代表DF中沢提言「協会が管理して」 (スポニチ)

「99年頃は(前年にW杯を制した)フランスがモデルだった。その後は人もボールも動くサッカー。10年頃からはスペインのパスサッカー。どういうサッカーをするのかというのが、コロコロ変わっている。(W杯ごとに)4年で1サイクル終わっちゃう」と“ジャパニーズスタイル”に継続性がないことを危惧する。
スタイル確立のためには育成年代から一貫した指導が不可欠で「協会が(全年代を通して)管理してやった方が良いし、そういう指導者を出していかないと」と提案していた。

どうも色々と、よく分からない話。
まず"4年で1サイクル"という話ですけど、これは「フランス」「人もボールも」「スペイン」という"移り変わり"を、観察者として言わば評論家的に言っているのか、それとも当事者として実際に協会の言う(協会に言われる)ことがはっきり変わるのを見ているのか。
それから"一貫指導"ですけど、これは当然されているものと認識していましたが、あえて現役選手が言わないといけないほど、現状はされていないのか。
・・・一つの可能性というか絵として見えなくはないのは、加藤Qさんの例の"トレセン改革"とその直接的な成果としてのアトランタ~シドニーに至る育成の成功と日本代表の成長、及びその当時に達成されていた「一貫性」が余りに例外的に上手く行っていたもので、その後も基本的にはやはり一貫させようとはしているのだけど、なかなか上手くは行かないないしは結果として多様性(or遠心性)の方がメインになっていると、そんな事態。それが"幸福な時代"を生きた中澤には、物足りなく見えるという。
どうなんでしょうね。


アギーレ全権監督で立て直し 代表異例「強化部門の権限」要求 (スポニチ)

アギーレ氏は4年間、日本に骨をうずめる覚悟で交渉に臨んでいた。次期日本代表監督としてオファーを受けている同氏が日本協会に対し、18年W杯ロシア大会までの「4年契約」「強化部門の権限」、つまり技術委員長の“兼任”を要望していることが判明した。過去に例のないピッチ内外の全権を掌握し、W杯で惨敗した日本代表を一から立て直すつもりだ。
もちろん日本協会側も簡単には首を縦に振れない。当然、W杯ロシア大会を見据えた契約となるが、従来通り単年契約をベースに延長オプションの締結を目指している。ザッケローニ監督の「後任人事」を最後に原専務理事が兼任していた技術委員長職も解かれるが、従来通りポストを置く方針は変わらない。今後の交渉過程でどこまでアギーレ氏の構想をくみながら、互いの接点を見いだせるかが争点となる。
1日の技術委員会では早速、アギーレ氏の考えを踏まえ、新技術委員長は監督決定後に決める方針となった。

ほう・・・
前回は協会側の"方針"の話でしたが、アギーレからはそれを更に過激にした回答が。
五輪兼任すら拒否した両"Z"氏(ジーコ、ザック)とは、えらい違い。
まあ択一の問題としては、明らかにこっちのタイプの方が、日本にはいいと思います。が。
技術委員長兼任というのは、さすがに驚き。
あとあれですね、「次期代表監督は新技術委員長に選ばせるのが筋」という話がありましたが、こういう事情なら致し方ないかなという。異例ではありますが。何を根拠にそこまで、というか。
まあ全部任せて2年(もしくは単年)、駄目ならバイバイというのも、すっきりはしていいかも知れませんが。ただ以前の「強化委員長」はトップ代表だけ管轄していたわけではないのでどうなのかというのはありますが、今の技術委員長は専らそれということでいいのかな。それならまあ、可能ではあると思いますが。

アギレ日本は多国籍軍 4カ国スタッフ (日刊)

アギレ氏が、2人の仲間を連れて日本にやってくる。日本協会と交渉中の同氏は、年俸や契約期間など条件面の大筋がまとまり、現在はコーチの人選に着手している。新たにスタッフ入りする外国人コーチは最小限にしたい日本協会の要望を理解した上で、ヘッドコーチとフィジカルコーチを探している。コーチ人事は流動的で、1人に絞られる可能性もある。
ヘッドコーチの候補は3人のメキシコ人。(中略)
フィジカルは、アギレ氏の生命線。(中略)02年から13年間支えてきたスペイン人のファン・イリバレン氏(47)が最有力候補。

とにかく周辺環境から、きちっと作りたい人なのは、確かなようですね。
多分協会ともかなり喧嘩しそうですが、そこらへんが一部の人("ペケルマン"派?)に嫌悪される理由か。
まあなんか、見てみたいような気には、だいぶなってます。


続いて。

少し前の話題ですが、ネタも無いので。
あと僕自身も整理出来てないので、この場を借りてメモ的に。

ザック「間違ったアプローチだった」[W杯 コロンビア戦後監督会見] (スポナビ)

を承けての、

ザックの残した「間違ったアプローチ」の本当の意味 (吉崎エイジーニョ)

の内容から。

この長い論の前提にある「キリスト教的個」という一般化の妥当性の程度を筆頭に、ツッコミどころは結構あるというか賛否を俄かに言い難いところだらけの内容ではあるんですが、提示されている命題の一つ一つは示唆的で面白いと思います。

・・・未整理だからこそ、面白いというか。(笑)
順番に羅列して行きます。

・ザック就任時の「バランス」発言は、「組織重視」の宣言である。
・対して「インテンシティ」は、重視、個の奮起を促す趣旨の発言である。
・"ザッケローニは日本人プレーヤーにも、もう少し自国選手のような「個」があると勘違いしていたのではないか"。
・"猛烈な「個」のあるヨーロッパ選手を戦術にあてはめることと、そうではない日本選手をあてはめることは違う。「組織」に頭が行ってしまうと、「個」が発揮しにくくなった"
・"要は、「選手が思ったよりも言うことを聞き過ぎたのではないか」"

あっさり言えば「言葉」の解釈や用語法、「図式」の問題で、この図式にのっとるor取り入れる形で僕が今までやって来た整理をやり直すとどうなるか・・・という興味はあるのだけど、まだインパクトが浸透し切ってないのでちょっと待って下さいというか、そもそもインパクトを受けてるのかどうかもよく分からないというか。(笑)
面白いとは思いました。ただ手間をかける価値があるのかは、まだよく分からない。
"造反"or"(ザック)仕事放棄"論に対する反論、ではあるわけでしょうけどね。


【ザックJ敗退の真実(2)】“忘れられた”遠藤からの助言 (サンスポ)

就任から4カ月余りのザッケローニ監督は練習中にMF遠藤を呼び寄せ、「このチームを率いる上で、注意すべきことはあるか」と尋ねた。
 「日本人はとても真面目で、この代表も真面目な選手ばかりです。どんな要求にも応えようとします。ただし、要求しすぎるとパンクします」
(中略)
コートジボワールとの初戦に向けたミーティング。指揮官はDVD映像を使って守備を、翌12日は攻撃に重点を置いて情報をたたき込んだ。通常の対策会議は1度だけ。徹底されたのは相手の“司令塔つぶし”だ。DF内田が「すごかった」と振り返るほどの熱弁に、選手たちは思いをひとつにした。
しかし、日本は本来の攻撃姿勢を失い、MF本田の先制点後は防戦一方。1-2の逆転負けを喫した。大舞台の初戦とあって相手を警戒し、守備の約束事を刷り込んだことが、選手の意識を「守り」に傾けた。

上と反対のようで、でも関連がありそうな話。
上が「組織重視でやって来たザックが、間際になって個が足りないことに気付いて奮起を促した」という話になっているのに対して、下は「個が足りないことを忘れて組織を俄かに叩き込んだら、なけなしの個がどこかへ行ってしまった」という、そういう話。
最終的に個の奮起を促すという、"対処"は同じになるはずですけど、どちらの見方でも。
まあザックの意思や選手との力関係とは別に、それらの前提にあったはずのそもそもの事態認識の戸惑い・揺れ動きという次元については、もうちょっと考えてみてもいいかな、とは思っています。


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テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
今週のモーニング(’14.6.26) &ザックジャパン資料集(?)
2014年06月27日 (金) | 編集 |
mor140626

オフィシャル

どう使うか(更に)どう総括をするか、特に決まってないんですけどメモ的にここ数日で引っ掛かりの合った報道を。
(個人)"ブログ"とか"コラム"とかは後でいくらでも読めそうですけど、こういうのは結構流れて行っちゃうので。(自分も忘れちゃう(笑))

ザックがパワープレーについて言及「残り2分ならまたやるかもしれない」 (ゲキサカ)

これまでにもFWハーフナー・マイクやFW豊田陽平ら高さのある選手を試してきたが、チーム戦術のオプションにならなかったことにも言及した。「時にヘディングの強い選手を終盤に入れて試してきたが、そういう選手が入ってもグラウンダーでつなぐサッカーをし、戦い方を変えなかった。子供のころからの慣れなのかなと思う」
(中略)
「3日あっても、2週間あっても、そういうことをトレーニングしたところでゲームには出せない。これまで染みついているプレーを選手はやろうとしている

賛否のあったメンバー選考も含めて、ザックなりに考えてのことだというのは、分かりましたが。
それにつけても妙に感じるのが、やはり「監督」と「選手」の関係。これで見る限り、"やらせてもやらなかった"という結構な重大事を、まるで他人事のように語ってるんですけど。(笑)
(練習も含めて)やって出来なかった、だからやめた、なら分かる。
やらせたけど選手が従わなかった、"造反"(笑)した、それで話し合ったとか妥協したとか、あるいは勿論処罰した、そういう話ならそれでも分かる。
でも・・・何だこれ?(笑)。何でこんな曖昧なの?
"戦術と規律の国イタリア"では、これが実は普通なの?ザックが特に(異常に)、選手と監督の関係についてユルユルの人なの?
どうにも単純に、不思議です。本田たちの増長・勘違いも、実はザックの積極的な共犯によって促されたものなのかなという。
ううむ。

日本はサッカーの本質が分かっていない…李国秀 (yomiuri online)

日本が1-4でコロンビアに敗れ、ブラジルW杯グループリーグ敗退が決まった今大会の第3戦を、元ヴェルディ総監督の李国秀氏に分析してもらった。(中略)
「日本は、頑張った、だけ。サッカーになっていなかった。」(中略)
「日本の攻撃は、勢いだけ。あまりに“かみ合わせ”が悪い。お互いの意思疎通が感じられない。」(中略)
「なぜ、守備的MFに青山を先発させたのか。前に出て守るタイプだが、私は、評価しない。中盤で相手にかわされ入れ替わることは、守備的MFとしてはあってはならないプレー。そのリスクがある選手で、ザッケローニ監督も後半途中から山口に代えた」(中略)
――大久保は奮闘した。
「もっと自分のプレーを整理してほしい。シュートが武器のFWなのだから、ゴール前に構え、シュートに対して集中してほしかった。」(中略)
――香川は残念だった。
 「つねに目いっぱいのプレーだった。力の使い分けが出来るのが一流。DFをかわすまでは70%、シュートの瞬間だけ100%の力で――というように」

ジェフサポはオシムの発言を、ヴェルサポは李国秀の発言をメモしなければならないというのは、条例で決まってるんです。(笑)
ではそのガチャガチャな状態にどのように秩序をもたらすかについて、原理主義的なまでに徹底的に個人戦術からボトムアップして行く李さんの手法自体には僕は疑問を持っていますが、今回の現象論としては、おっしゃる通り。
青山を評価しないというのは、少し意外でしたかね。イメージ的には好きそうなタイプだと思うんですけど。
「守備的MF」としては駄目だ、あるいは前に出るだけの("積極的"だけれど)軽率な守り方は気に食わないということなのか。・・・林健太郎が正しいと?(笑)。あるいは例えば、小林慶行を、ここでいう"守備的MF"としては位置付けるのか位置付けないのかとか。
まあ世間話です。(笑)
大久保のプレーは、僕も少し"安く"見えました。まあそもそも元のチームが崩壊している状態で、"活性化"だけしても虚しいという、そういう苦しさはあったと思いますが。

本田 4年間は「大きく間違っていた」 4年後へ「精神的改革が必要」 (スポニチ)

今まで4年間やってきたが、大きく間違っていた。(中略)
しっかり自分を戒めたい。自分のやってきたことを否定するところから始めるぐらいのことをしないと、おそらくダメなんだと思う。(中略)
精神的改革が必要になる

本来なら"衝撃的"発言なんでしょうけど、この前も言ったようにこの人の"反省"は徹頭徹尾手前勝手なものなので、ああそうですかという感じ。
また改革するんですか、忙しいですねという。
・・・なんか段々、どっかの政治家か政党の言うことのように聞こえてきました。(笑)
まあ政治と違って、成功失敗も責任のありかもかなり分かり易いので、頑張って下さい、見てますよということしか、今は言えません。とりあえず"選挙"から、ちゃんと始めましょう。
まあ「当選」はすると思いますけど(笑)。でもただ何となく居座られるのは、さすがに。

合流から1カ月…大久保「チームのスタイルが最後まで分からなかった」 (スポニチアネックス)

合流から1カ月余り。試合後はチームに短期間しかいなかったからこその本音も出た。
「このチームに入ってから選手の距離感が遠いとずっと感じていた。試合でも紅白戦でもみんなスッキリしていない感じ。このチームのスタイルが何なのか最後まで分からなかった」。

まあさっき言ったことですけどね。だから大久保にあれ以上のことが、出来たとは思えませんが。
こういう「王様は裸だ!」ということを言える選手がもっと前から言えば・・・ということも思わなくはないんですが、でも上で見たザックの謎"体質"が筋金入りだった場合(筋金が無いという、筋金(笑))、結局うやむやになることは避けられなかったのではないかという、そういう感じも。
まあどうだったんでしょうね。とにかく、奇妙なチームでした。

過去最多6選手が出番なし 斎藤「4年後を意識していく」 (スポニチ)

GK西川、権田、DF伊野波、酒井宏、酒井高、FW斎藤の6選手が大会を通じて出場がなかった。
6選手が出場機会がなかったのは、日本代表がW杯に初出場した98年フランス大会以来、過去最多

最多なんだ。
まあ"最多"だからどうということは、ないと思いますけど。(笑)
一部で望まれながら使われなかった斎藤とかも、僕から見ると単に能力が足りないというか未熟そのものだと思いますし、ザック自身適当に選んだとは言いませんが、そもそもあんまり関心のある選出"枠"ではなかったように思います。見かけ上のオプション。
この顔触れの中で気になるとしたら伊野波で、言ってみれば細貝高橋秀人も振り落して唯一残った"守備(ユーティリティ)"枠なわけですが、ボランチ陣がコンディションや戦術対応に苦労しても、今野が試合勘に問題を抱えていても、結局全く使われる気配が無くて何だかなという。・・・伊野波を使えということではなくて、23人枠の使い方としてどうにもやる気が無いというか、ぶっちゃけ23人も要らなかったんじゃないの?みたいな。(笑)
西川もねえ、何であそこまで川島と差をつけられなくてはならなかったのか。実質"第3のGK"でしたからね。二人目でも。(笑)
とにかく"挑戦者"の立場のかつCBの能力に宿命的に不安を抱えるチームが、ボランチのコンディションと練度にまで不安を抱えて本番に臨んだのでは、そりゃ無理だよなと、そういうことは言えると思います。
せめて選手交代6人だったらねえ・・・
いや真面目に(笑)。出た選手がみんな頑張るという意味の粒の揃い方なら、なかなかのものなわけですから。次々繰り出せば(笑)。親善試合の時のように。

こんなとこ。


『ほいくのたまご』

いかにも連載の"パイロット版"ですけど(キャラの配置とか)、ちょっと地味かなあ。

『ハルロック』

西餅さん自身がいい女だから、出て来る女の人も自然に"いい女"度が高くなる感じ。(高砂さん)
そんなつもりはなくても。(笑)
簡単に言うと、皆さんツッコミに知性がにじみ出ちゃってるということですけどね。

『サイレーン』

イノの下着姿リアル
ああいう肉の付き方に、実際なると思う。これはモデルがいる。(笑)
それはそうとハンマーで殴って、殺さない大怪我させないように気絶させるって、結構難しい気がします。

『セケンノハテマデ』

そうなんだ。むしろ空気のようなギターを弾く人なのかと思ってた、アラン・ホールズワース。
・・・誰かとごっちゃになってるかも。(笑)

『カバチ』

お、終わり?このエピソード。
どっかからクレームでも入った?


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
最終コロンビア戦
2014年06月25日 (水) | 編集 |
ほれ見たことか、とは言いませんが。

ブラジルW杯Gリーグ 日本代表 ●1-4○ コロンビア代表 (ペドロ プロエンサ)

やっぱりな、という結果にはなってしまいました。


・...これ実は、初戦のコートジボワール戦について途中まで書いてやっぱりやめた時の書き出しなんですけどね。(笑)
・記事番号参照のことというか。(他にも色々書いたので一応保存しておいた)
・回り回って、結局この感想で良かったのかなと、そういう感じになってしまいました。

・とりあえずこの試合は、いい試合マシな試合(内容)、感動すべき試合だったんでしょうか。
・ううむ。まあ感じ方は人それぞれですけど。
・何て言いますかね、最近のザックジャパンの言うところの"攻撃的な"戦いを見ていると、よくある「悪夢」の中で、何かに追われて逃げようとしたり反撃しようとしたりしているのに、頑張っても頑張っても手足が思うように動かなくてアップアップしている、あの感じを思い出してしまうんですよね。
・確率的というより構造的な、絶望的な非効率。
・気持ちは分かるけど、という。姿勢は。希望は。
・むしろ早く目が覚めるのが、現実的な救いの道?夢の怪物を倒すより。
・まあそれはちょっと皮肉がわざとらし過ぎるかも知れませんが、とにかく空回り感が半端無い。
・聴こえて来るのは俺たちは攻撃的なんだ攻撃力があるはずなんだーっという、"心の叫び"ばかりという。
・それに感動するというのも、一つのテかも知れませんが。(笑)
・僕はちょっと。それよりはサッカーを見たい。

・だいたいザックジャパンが普通にちゃんと予測して構えている相手を崩した場面て、どれくらいあるのか。
・まああるんでしょうけど(笑)、ちょっと思い浮かばない。少なくともここしばらくは。
・あるいは崩す以前に"ポゼッション"で、ゲームを意図的にコントロールしたりしていた場面は?相手が弱いかやる気が無いので、気が付くとボール支配率が高まってるとかじゃなくて。
・そもそも「自分たちの」スタイルを標榜するなら、最終的に崩せるか崩せないか、通用するか通用しないかは別にして。
・少なくともここまではある程度オートマチックに行ける、邪魔されなければこういう風に出来るという形があるべきなわけですけど、とんとそれがもう僕には思い浮かばない。
・例えば分かり易いところでトルシエジャパンの場合なら、'00年モロッコ国王杯やアジアカップで鮮やかに完成させて見せた「スタイル」が、その後サンドニで叩き潰されたので仕方なくそれを変えて本番に臨んだという、可視的なプロセスがあったわけですけど。
・ザックジャパンにそういうレベルの"ぶつける"べき何か(結果通用しないとしても)があったのかというと、うーんという。
・あったのはたまたま即興的コンビネーションがさく裂した時の、それは確かに鮮やかではあるいくつかのイメージ/思い出だけなのではないかという。

・あー、人の言葉を借りるとだ(笑)。(失礼)
・まあそういうことです。
・ありていに言えば、要は「遠藤」「本田」が良コンディションで揃い踏みした時に自然と生じる何かに、香川や岡崎が時たま何か味をつけて、その周りを終始長友がうろちょろしているという(笑)、そういうことだったんでしょうけどね。
・そこから遠藤を失った、外さざるを得ないチーム事情に陥った時に、あったようにも見えた「スタイル」も失われてしまったという。
・この試合ではそこに青山がもう一回息吹きを吹き込みかけたけど、いかんせん時既に遅しという。
・まあそれも途中で外されちゃったし。
・大久保はむしろ、責めるわけではないけどスタイルの"破壊者"だったと思います。
・ヨーロッパ系メタルバンドに紛れ込んだ、(アメリカ系?)ロックンロールギタリストというか。(笑)
・イメチェンはありだけど、ちょっと文体が違い過ぎるだろうという。
・とにかくこの試合の日本代表が見せ(ようとし)たサッカーは、元々あった「本来」のスタイルの復活などではなくて。
・独り歩きした「自分たちの」「攻撃的な」という言葉・観念が、とにかく手近の材料をかき集めて何とかその内実を自分で満たそうとした、涙ぐましくはあるけれどある種転倒した、いかにも苦しい創造物だったと思います。
・"姿勢"こそが"スタイル"だとか、パンクバンドみたいなややこしいことは言わないでね?(笑)
・まあ本来言葉が主役ではないジャンルで(批評の)言葉が先行してしまうと、よく起きることではありますが。
・救われないのはそうした青少年的な何かに大人の良識を対置するはずの監督が、結果的にまともにそれに飲みこまれてしまったことで。
・元々自身そういう傾向も、無くは無かったようですがそれでもさすがに最初は、対置すべきものは持っていたはず。
・率先するなら率先するで、その中に大人を埋め込めばいいわけですけど、要は追随しただけの立場だから。
・まあ最後は駆け込みで色々と頑張ったようですけど、どうも錯綜しててよく分からない。何が何に対する何なのか。
・ま、お互い、整理の時間は必要ですね。(笑)

「言葉」問題のまとめとしては。
・負けたのはいい。"通用"しなかったのも、まあいい。
・でも、「優勝」とか抜かしてたのは、どうしても許す気になりません。
・"勇気"どころか"身の程知らず"ですらない。それくらいの「大海」は、しっかり知っている蛙(かわず)だったはずで。
・ただただ、ふざけてる
・この件に関して、僕がよく申し訳ないなと地味に(笑)思っていたのは、(オシムを筆頭とする)日本通/贔屓の、あるいはただ通りすがりに儀礼的に日本代表についてのコメントを求められた外国のサッカー人の、戸惑いを見る時で。
・こんなのフォローしようがないよなあという。どのレベルから見ても。
・ごめんね?無茶ぶりして。(笑)
・安心して?日本でも、一部の教団の方たちが、内輪の符牒を外に持ち出しちゃっただけの話だから。
・日本語としては、普通には成立してないから。
・真面目に、要は「本田圭祐」という特殊なパーソナリティを持った個人においてなら、何かしらは成立する、場合によっては状況にプラスに働く可能性はあるというくらいの「妄語」を。
うっかりチームレベルで取り上げてしまったという、そういう事態だったと思います。
・正確には多分、"チームの半分"くらいかも知れませんが。(4割?3割?)
・当日のプロホガソンでは西部さんは、「本田自身が最初半分ネタとして言ったことを、メディア・世論(の異常性)がマジにしてしまった」と(いう意味のことを)言ってましたが。
・とにかくまあ、異常な状態で。
・元がネタですから、別にその為の準備があるわけでもなく。
・当然比較されるだろう、岡田監督の「世界を驚かす」「W杯ベスト4」とすら、比べるのが失礼な妄想性、非具体性。
・だいたい「自分たち」主義であるのなら、結果については"人事を尽くして天命を待"つべきでは?
「相手」に勝ちに行くわけじゃあ、ないんだから。
・実際問題としても、そういう"無欲"とそれによる"集中"こそが、ジャイアントキリングの非常に主要な源泉であるように見えるわけですし。
・それどころか恐ろしく「雑念」の多い、爽やかさに欠けるチームだったように、他の出場国と比べても感じてしまいましたが。(対抗出来るのはカメルーンくらい?)
・そしてその通りに、負けた。いかにも負けそうなチームが、負けそうな風に。
・とても僕には、このチームを誇りに思うことは出来ません

・例の"ジーコジャパンとの比較"としてはですね。
ジーコジャパンでは、監督がふざけてた、舐めてた。
ザックジャパンでは、選手がふざけてた、舐めてた。
・その違い。
・プラス勿論、8年分の強化の蓄積。(無きゃ困る(笑))
・やはり本質的には、似たようなチームとして、僕の中には残りますね。
・チームの背景とかより何より、実際に見せた戦いの印象として。
・あえて違いを見出す情熱を、感じないというか。
・一言で言えば、リスペクト不足ですね。強い弱い以前の。
・サッカーへの、あるいは勝負への。
・日本代表だって努力はしたけれど、それは他国がやっている努力の、一部しかカバーしていないのではないかという。
・その範囲で、延々と結論の出ない話を。(笑)
・スローガン合戦というか。
・とにかく"全力"を尽くした感じがしない。出来る準備を尽くして臨んだ。
・それが何より、恥ずかしい。美しくない。
・だからナンバー1"グッドルーザー"内田篤人は、代表から身を引こうとしているのか。
・というのはまあ、現時点では想像過多ですが。
・うんざりしてるのは確かでしょう。
・「海外」で身に付けるべきなのは良識なのか、挫折経験の補償としての誇大妄想やルサンチマンなのか。
・まあ本田がほんとに「妄想」してるとは、僕は思いません。
・本田独特の"身振り"に、周りが馬鹿馬鹿しく振り回されてしまっただけで。
・本田をきちんと一部と出来るようなチームを、次回は作れればいいんですけどね。
・やはり得難い才能だとは思いますし。香川も部分的には。長友の走力は言うに及ばず。
・ああ、勿体なかった。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
今号のイブニング(’14.6.24) &決戦?前夕
2014年06月24日 (火) | 編集 |
eve140624

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自力じゃないので「決戦」は微妙におこがましい感じ。
まあ日本がコロンビアにちゃんと(2点差以上で)勝てるなら、十分に現実的な可能性だとは思いますが。

この間(かん)にもいくつか面白そうな記事は出ていますが、ザック批判を気分的に封印している現状、意外と使えるネタが無い。(笑)


ザック監督 パワープレー続ける 協会介入も聞く耳持たず (スポニチ)

周囲の声も意見も突っぱねた。
例えば、試合終盤まで相手DFを崩せなかったとする。(中略)パワープレーを再び導入するのか?日本代表のザッケローニ監督の答えは「YES」だ。
(中略)
選手の声を吸い上げた日本協会の原専務理事から「このチームに合っていない。違う策を模索するべき」と注文を受けた。W杯期間中に協会役員が現場介入するという異例の事態に発展したが、それでも指揮官はかたくなだった。
(中略)
残り2日間、パワープレーの練習をするつもりもない。それでも土壇場に必要となれば、迷うことなく吉田に前線に上がるよう指示を出す。

全体的にザックへの悪意に傾いた記事ですが(特に全文を読むと)、それでもここ数日の出来事のいいまとめにはなってると思います。
ていうか記者も、やや無理やり"編集方針"に従って書いてるような、ぎくしゃくした感じもありますね。良心と、保身と。(笑)
ともかくここへ来ての協会の介入(どの程度かは分かりませんが)は、あり得ないというか論外というか、それどこのアフリカか南米の協会?という感じですが。その"異例"さをザックdisに使うなんてのは本末転倒・・・ということは、結局記者も分かって書いてるわけでしょうね。(笑)
それをザックがはねつけるのは当然というか、こんなことをされると逆に腹が据わるというか、「正気」の透明度が増すのではないかと思いますが。ただそれが戦いにプラスになるのかどうかは定かでないというのが、現在の日本代表の混沌とした状態なわけですが。監督が強い方がいいのか、弱い方がいいのか。
"練習しない"というのは、どう受け取ったらいいんだろう。どうせ選手が真面目にやらないから?せめて本番で、追い詰められた状況にならないと。
・・・おっと、つい手癖で"dis"の方向へ。(笑)
ま、とにかく。原さんも辞めて下さい。辞めるよね?今回の件の"失点"も、大きい気がするし。
別に次の代表監督なんて、慌てて決める必要無いと思うし。この4年を見てても。

ザック異例の練習中止「メンタルのため」 (日刊)

W杯を戦う日本代表が21日(日本時間22日未明)の練習を急きょ中止した。
アルベルト・ザッケローニ監督(61)が、会見を開き「まず皆さんにおわびを申し上げないといけない。午前の遅い時間に休みにすることを決めた。フィジカルのところは問題ない。メンタルのところをいい状態にするため。(中略)いい状態で次を迎えるため」と理由を挙げた。

これは・・・どうなんですかね。ドタバタなのか、腹括りなのか。
まあザックの言うことに逆らうようですが、意外と"フィジカル"の(休養)効果あるような気もしますけどね。どうせ練習することも無いんでしょうし(笑)、いいのかも。


「韓国ならではのプレイに適任」サッカーW杯終了後に韓国がザッケローニを引き抜く!? (日刊サイゾー)

韓国では、日本代表監督であるザッケローニが電撃移籍する可能性があるという記事もいくつか出ている。
(中略)
02年日韓ワールドカップで4位に入ったときに作られた早い攻守スイッチのサッカーも今は昔、韓国ならではの俊敏性に長けたプレイにザッケローニは適任という声がある。

ちょっと気分変えて。(笑)
まあタイトルほどセンセーショナルな内容ではないですが、どきっとはしました。何となく、見てみたいような気もするし。
条件的には、「縦に速い」「3バック3トップ好き」というザック本来の属性は、言われてみれば韓国に合うような気はしないでもないですが、実際にはどうかなあ・・・
選手も協会ももっとうるさいし(笑)、ビディンクを期待するのはタイプ的にもかなり無理がある感じ。
まあ色々と違う一面は、見られそうですけど。それもただこの成績では、韓国国民的に難しいかも知れませんが。

【オシムの提言3】組織で耐え忍びカウンターも日本らしい (スポニチ)

日本らしいスタイルとは、かならずしも攻撃的ということではない。日本人の特長を生かし、組織的かつアグレッシブ(積極的)にプレーを続けることだ。コロンビアの攻撃の圧力を組織の努力で耐え忍び、チャンスがあればカウンターという流れも、それは格上を相手にするときの日本らしいサッカーの一つだ。

その通りだとは思いますし、この件は後でまた論じたいとは思っていますが、ただ"オシム"というアイコンが日本のサッカー(の歴史)に刷り込んだ残して行ったものの内容からすると、あなたが言うかみたいなところもあります。
まあ本人あずかり知らない部分は大きいでしょうが。でも現実として、代表でそういうサッカーをやって見せたわけではないですし。
勿論オシムにそれが望まれていたわけでも。むしろその"限界"を打ち破ることが、求められていたのであるし、今もって"オシム幻想""追憶"の内容であるわけですし。
ま、やっぱりあずかり知らないか。(笑)

では明朝。(?)


『DEKOBOKO』

『赤灯えれじい』の人かあ。セックスするんだろうなあ。(バカ)
初回としては、もうちょっと情報量欲しかったなという感じ。
なんかいかにも連載のいち場面という、風情。
正攻法と言えばそうなんですが。

『オールラウンダー廻』

運動選手は、全身敏感でいいよ?(ゲス)
まあセックスもスポーツも、"神経を全身に行き渡らす"というコツは、同じですからね。
あと大学体育会系とかのコは、やっぱ飢えてる傾向あるし。(笑)
加えて言うならば、"上下関係"慣れしてるので変に素直というところもある。
オールラウンド!

『たんさんすいぶ』

ふん。面白いよね、多分。
多分というのもなんだけど(笑)、作者の"天然"度合いがまだ読み切れない。

『湯けむり球児』

イブニングの編集方針が分からん。(笑)
なんか最近、ヤンジャンとか思い出すことがある。『幼なじみ』とか。(笑)
『廻』が『タフ』ね。(笑)

『海賊と呼ばれた男』

なるほどね。
全体として、"GHQの不条理を描く"という裏テーマが、ありそうですね。

『少女ファイト』

設定覚えてないんだけど、犬神さんて処女なの?
そんな彼女に"アタック"No.1!

『将太の寿司2』

でも「回転寿司」の成功は、値段は勿論だけど職人とコミュニケートしないでいいのが、革命的だったんだと思います。
まあ逆に"指名"制にするというのは、ありだと思いますが。一方の極として。

『ADAMAS』

結局アニメ化されないまま終わるのか。
内容は面白いけど絵も演出も好きじゃないので、是非誰かにどうにか(笑)して欲しい。

『狼少年は嘘をつかない』

"キャラづけ"というより、"狂言回し"の都合の為に酷使されてる感じの主人公。(笑)

『山賊ダイアリー』

料理&味付け自体は結構手がかかってるので、あんまり"野趣"は感じないですね。
最初から惣菜買って来た方がいいような感じ。
山で取れるものでやれ!(笑)


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
本大会ギリシャ戦+(ザッケローニ総括)
2014年06月20日 (金) | 編集 |
ちぐはぐ。

'14ブラジルW杯Gリーグ 日本代表 △0-0△ ギリシャ代表 (エスタジオ ダス ドゥナス)

時既に遅しというか。


・コートジボワール戦の"準備"も、この日のメンバー変更(香川外し等)も。
当たったか外れたかは別にして、本番に来てのザックの采配は、そんなにおかしくないというかありうるものというか。
・十分に理性的というか。
・それは悪評紛々(ふんぷん)たる"パワープレイ"も含めてね。
・対策して展望して、工夫を凝らして。
駄目でしたけど。(笑)
・駄目だったけど、本来監督がやるべき仕事は、今までになく、やっていると思います。

・ではなぜ無茶苦茶駄目駄目に見える(なる)かというと、それは正にその、「今までになく」という部分。
・大会前、少なくともメンバー選考までは、朦朧とした脳みそで妥協に妥協を重ねてだらだら"監督"していたのに。
・ここへ来て急に目覚めて、本来の自分を取り戻した、世間並みの仕事をし始めた。
・そのギャップに、チームが耐えられなかった応えられなかった、編成したメンバーが適合しなかった。
・香川に難しいタスクを課すしかなかった吉田を上げるしかなかった。(その他もろもろ)
・要はそういうことではないかと。

・そういう意味では、今まで怠けていた自業自得ではあるし、なるほど一貫性は欠くしチャレンジングな爽やかな戦いとも言い難いですが。
・直接の一試合一試合についての評価、"批判"点としては、こういう感じで僕は落ち着かせようかなと。
・それならば今までの「この監督仕事しとらんクソだ」という(意味の(笑))自分の批判にも、「攻撃的も守備的もあるか、とにかくこのチームはまともにマネージされとらん」という自分の評価にも、合致するものですし。(笑)
・一方でそれなりの実績のあるイタリア人監督が、どうしてここまで無為でいられるのかという、当然僕だって抱いて来た疑問にも答えてくれる見方ですし。
・まあ落ち着く。ゆっくり寝られる。(笑)
・後はどこまで遡って、修正すべきかですけどね。
・どこから妥協は始まったのか、あるいは最初は様子見で妥協的であったとしても、どこらへんから本格的にやるつもりが予定が狂ったのか。
・あるいはどこらへんの「評価」まで遡って、"真の姿"ではないと、修正すべきなのか。
・つまり例えばジーコもかくやの"セレクター"タイプ"ベスメン"馬鹿(笑)というのは、性分なのかそれとも妥協・無為の副産物なのか。
・元々は"統制"派だったという証言は、既に得られているわけですが。(+僕の自伝の印象)
・というかビアホフの言い方を延長すると、ビッグクラブ行脚で苦労している中で、悪い意味でも身に付い(てしまっ)た"柔軟"性が。
・今回の見知らぬ国での慣れない(代表監督という)仕事で、尚かつ軽く頭のイッてる中心スター選手(たち)にぐいぐい迫られてつい度が過ぎてしまったとか、そういう風景も見えては来るわけですが。
・とはいえ選手の資質の見方に洞察性がある方とも育成力があるとも、それはとても思えないので、少なくとも一部は本性でもあるんだろうとは思います。
・そこらへんの謎は、"次"の仕事(笑)ぶりで明らかになるのかな。
・出来ればジーコみたいに、そんなにレベルの違わない国で監督やってくれると、比較はし易いですけど。
・さようならアルベルト・ザッケローニさん。また会う日まで。(笑)
・変な最後っ屁かましたりしなければ、別に名前も聞きたくないような存在になったりはしないと思いますが。

・とはいえ仕事の評価としては、駄目でしたねとしか言いようがない。
・それは勘弁して下さい。
・仕事の内容の薄さの、比較の対象としては、やっぱりジーコ氏しかいない。
・ファルカンでも失礼だ。
・だから言ったじゃないですか、もうごちゃごちゃ言わずに3-4-3やっちゃっていいよ?と。出来るものならば。
自分(たち)のサッカーを。(笑)
・それで評価されるなら、いずれにしても本望でしょうに。
・その方が"造反"云々も、見え易かったでしょうしね。
・主導権のありかがはっきりして。
・ま、そちらの(造反側の?)評価は、コロンビア戦の後にでもやりましょうか。
・そこで何を見せてくれるかによって、まだ位置づけが変わりそうというか。
・正に目指したタイプの、「個人」の集まりに対して。

以上ちょっと短いですが、リハビリがてら。
僕も自分を取り戻しました。(笑)


(追記)
ところでではなぜザックは正気に返った(笑)かですが。
直接的には、例のザンビア戦の"怒り"がその答えになるわけでしょうが、要するに本番が近付くにつれてそして本大会の空気を吸う中で、アジアの迷蒙から抜け出したというか本○の洗脳が解けた(おい)というか、要するにそういうことかなと。簡単な解答ですが。
"恥"を思い出したというか。
意気軒昂だった選手たちが、力を発揮出来なかったのと、ちょうどみたいなところも、ありますか。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
今週のモーニング(’14.6.19) &WW(ワールドカップウィーク)進行中
2014年06月19日 (木) | 編集 |
mor140619

オフィシャル

引き続き、情報洪水の中で。(笑)


2014ワールドカップGLコートジボワール戦の私的雑感まとめ (note)

コートジの戦略に対して日本は十分な準備をしてこれていました。ワイド攻撃のしくみも全般にしっかり抑えられており、前からハメにいっても、HL付近を中心に下げていった状態でも、最終ラインを押し上げて全体の組織をコンパクトにできている状態であれば、(中略)しっかりと対応できています。とくに前半25分くらいまでは我慢の展開で局面としては均衡も、戦略的には主導権を握れていたのではないかと思えます。

日本の組織に破綻が見え始めるのは、前半26分の日本攻勢から一気に切り返されたシーンからです。ここから、最終ラインの押し上げに迷いが見られるようになり、(中略)
攻撃でミスを重ねたこともあいまって、時間を経るにつれ最終ラインはより慎重になっていきます。けれどもその判断は縦のスペースを欲している相手に欲している物を与える結果となり、


【コラム】「理想と現実の狭間で」 ザッケローニを苦しめた3つの問題点。 (Qoly)

本田と大迫が2枚でDFラインにプレスをかけ、香川と岡崎はどちらかというとセンターハーフのように守備時には中央をカバーするポジションを取る。とにかくヤヤ・トゥーレの持つスペースを狭めてしまうことに集中する形だったのである。

ザッケローニは理想と現実の間で決断を下せなかった。理想を追って攻撃的なメンバーに守備のタスクを課した結果、ドイツで得点を量産した岡崎を自陣で守備に走り回らせ、攻撃の中心として輝かせたい香川を失点の原因としてしまった。

詳しいこと正確なところは、元の文章を読んでもらうとして。
どちらも要するに、日本代表は守備の準備はしていた/監督の指示はあったという、そういう観察・分析の一例ですね。
前者はそれが、色々な成り行きで機能不全に陥って崩壊した、後者は正にその"準備"の隙を戦術的に衝かれて崩壊させられたという、そういう説明になっているようです。
共通してるのは、ザックのある種の「転向」と、その無理や付け焼刃という、認識。
各誌が報道した、試合後のザックの"采配は失敗した"という発言も、これを裏打ちするのかなと。


まともにトラップもできない“にわか”は黙ってろよ (anold)

まともにボール蹴ったことないような奴がえらそーに「アタッキングサードの動きが…」とか語ってんじゃねぇよ。
(中略)
マスコミは一応、元代表選手とかの評論家を使うからいいけど、ネットメディアは本当にひどい。「観戦試合数なら誰にも負けません(キリッ」みたいな奴が「ザックの采配はありえない」とか言ってるわけよ。お前はゲロ吐くまでシャトルランしたことがあんのかと。
そういう“にわか評論家”がワールドカップの時にこれでもか!と出てくる現状が元プレイヤー的には許せません。

一部で話題になってたエントリー。全体としては短絡のそしりを免れない文章にはなっていると思いますが、実は言いたいことは結構分かるというか、同意してしまうかも知れないというか。
勿論僕なんか真っ先に"黙"る必要がある素人評論家になってしまうのかも知れませんが(この前ツイッターで"フットボールジャーナリスト"として某アカウントでリスト入りさせられて、冷や汗が出ました(笑))、ただ僕の場合、自慢じゃないですが素人丸出しというか、間違っても「専門家」であるという誤解をさせるような書き方はしていないつもりなので、割りと別に痛くはないんです。(笑)
むしろ普段、いかにも「客観的」という風情で真偽の分からない「解説」をとくとくとしてくれるある種のネット評論の型に対する違和感・抵抗感を代わって晴らしてくれた部分があるというか、まあ他人のことはいいんですが(笑)素人は素人に徹しよう、その方がいいんだという「初志」を改めて確認させてくれたというか。
・・・ま、ちょっと褒め過ぎですけど(笑)。どちらかというと、反論の方がやはり書き易い文章。ただまあ、素直な分、許せるかなという。
原子力関連とかでもそうですけど、「専門家」に嘘つかれても僕ら分からないですし、彼らは彼らで結局自分たちの心地よい主観の中で暮らしてるのが、見え見えですし。悪気の無い"嘘"も含めて、どう付き合っていくかねという。(少し大げさ?)

まあとにかく、これだけ様々な論が飛び交う中で、どこに自分のスタイルを置くか存在価値を見出して行くか、それともいっそやめるかと、そういうことをあれこれ考えざるを得ない、ワールドカップウィークではあるわけですよ。
ここんとこ"振り返り"過ぎですね、僕(笑)。どうもすいません。出来ればもう少し、覇気のある文章も。
必要ならね。
ヴェルディなら、とりあえず創設以来ほぼ全ての試合を見ている、今やネット上の天然記念物的な位置づけで割りと勝手なことも書けるわけですが。その需要があるというか。
代表の場合、どうなのか。他にも沢山いるしなという。でも僕の(サッカーの)情熱は、基本的には代表の方にあるという。
まあ比較論と例え話だけやってる分には、それなりに形になるとは思うんですけどね、ある程度以上内容に突っ込もうとすると・・・。ショートスパンのことを書こうとすると・・・という。

振り返り企画、やらなければ良かったなあ。目が見えなければ怖くないのに。(笑)
"責任"の取り方としては、面白いと思ったんですけどね。
多分"総括"までは、今大会死んでるんじゃないかと思います(笑)。期待してくれてる人すいません。(笑)


『グラゼニ』

相変わらず"ナッツ"はかっこいいけど、結局肩は完治しなかったという設定なのか、それともしたけどプロだと変則技巧派として生きるしかなかったという、そういことなのか。
持田の"才能"の分析の深さとか、こんな高校生いるんかいなという感じはしますが、"ポジション別"スポーツである野球の場合、早くから「職人」としての成熟が進むので、年齢に関わらずこういう傾向は顕著だという、そういうことなのかも。
このレベルでのプレー経験など全く無いので、推測ですが。

『カバチ』

警察も含めて、法律の"専門家"たちでさえ、ストーカー関連法のややこしさには手を焼いているという、そういう話?
まあ「恋愛」自体が、治外法権(?)とは言いませんが、民事の中でも特にプライベート性の高い特殊領域ですからね、そもそもが。刑法がどう関わるべきなのかという。
"厳格"化以外の、対応能力の確保法は無いものか。
やっぱり"犯意"の無い犯罪というのは、難しいというかやたら罰してもなという。

『いちえふ』

ひゃー、苦しそう。
読んでるだけのこっちも、頭痛が起きそう。(笑)

『サイレーン』

"男の子"というのは、"性転換"なんですか?そうなんてすか?

『ハルロック』

でも佃くん、なんかかっこいい。
メガネ男子というか理系(違うけど)男子的というか。

『楽園のスキマ』

いかにもありそうな話いそうな女で、。(笑)
まあ実際に実話みたいですけど。
さっさと引いたダンナが面白いですね。こちらはこちらで、いい人。

『コンプレックス・エイジ』

いい話、なのか。
なんか意外。
このまま終わると、ただの友情物語ですけど。

『妄想少女』

そんな終わりかい。
・・・という"妄想"とかいうオチは?(笑)

『インベスターZ』

思わぬ方向に、話が。
言いたいことは、分かるけど。
でもまさかそっちの方向に、このままこの作品が行くとも。

『36歳の女子高生』

"解決"の仕方としては、結構上手くやってるかなという。"解体"というか。(笑)
ラスト"前向き"にする必要性は、ちょっと?ですが。ありがちというか。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
コートジボワール戦回顧とその後
2014年06月17日 (火) | 編集 |
自分の中で、なんか物凄い勢いで過去の出来事となっているんですが。

'14ブラジルW杯Gリーグ 日本代表 ●1-2○ コートジボワール代表 (アレナ ペルナンブーコ)

別に未来(ギリシャ戦)志向になってるからという、ことではなく。(笑)


・1つはここのところ、勝手に「回顧」というモチーフで代表を語っていたので、ついついその同じファイルの上書き的保存をしてしまったこと。(笑)
・いやいやそこは、出来ればフォルダも変えとくべきやろ。
・こら、馬鹿、そこは"ジーコジャパン"のフォルダや。
・それからもう一つ、情報化・・・つうか本格的な(サッカー)ネット論壇の活性化によって、1日2日空けるだけで大量多様な情報や見解が、ほっといても頭の中に流れ込んで来てすぐパンパンになってしまうこと。
・こうした状況下では、むしろいかに"自分の"立場から書くかというのが問題になって来るけですが、一方で並列性・対称性も無視するわけには行かず。
・そんなこんなで、こんな書き方はどうだろうかなとか。


テーマ : なぜザックジャパンは前からプレスに行かなかった/行けなかったのか。

あの試合最大のキーですが。

(過去の)みどりのろうごくの見解

・そこらへんのもやもやというか非効率は、本番でどう出るのかやはり小さくない不安材料ではあって。自力の(主体性のある)ゲーム運びに不安のある ('14.5.27キプロス戦)
・相変わらず立ち上がりが悪いというか、目が覚めるのが遅いというか。これははっきり言えば、監督の統制が利いてないチームの特徴 ('14.6.4コスタリカ戦)

その前提としての

・一番の、あるいは総括的な感想としては、ズバリ「ザックジャパンの組織力不足」。それも含めての「完成度不足」。フランス代表のプレス&ハイテンポサッカーに沈黙させられたのも、ブラジル代表にまともに”お付き合い”する羽目になったのも、要するに準備が出来ていなかったから。 ('12.10月フランス&ブラジル戦)
・一言で言うと、チームになってない。求心力不足。 ('13.5.30ブルガリア戦)

つまりそもそもチームになってない、意志統一や団結とは無縁のチームなので、前プレだろうが何だろうが、いかなる戦術もゲームプランもまともに遂行出来る状態ではなかった、それが出ただけだという話。
増してそもそも勇気と団結が必要な戦術であるし、高温多湿という枷&言い訳はあるしという。
言い訳も(初戦の)プレッシャーも、バラバラになった個人には、殊に効き目が抜群だしという。

基本的にはこの観点から当日も見ていたんですが、ただそれにしても行かな過ぎというか、特に両サイドハーフのポジショニングには意図的なものも感じていて、それに関する後情報。


選手惑わせた…ザック監督大失態逆転負け (日刊)

6日の親善試合ザンビア戦サイドを崩され失点を重ねた「トラウマ(心的外傷)」からか、この日はサイドの守備を徹底。「ある程度、引いて守ることを意識した」(FW岡崎)。選手たちは主導権を握り攻める日本のサッカーと、ザッケローニ監督の指示との間で揺れ動く結果となってしまった。


内情ボロボロ ザックに3つの誤算 (東スポweb)

主将のMF長谷部誠(30)は「守備のやり方に関しては監督が指示を出していた」と話したうえで「自分たちは1点を守りきるチーム作りをしてきたわけではないので、もっと攻めていかないと」と話し、攻撃サッカーを掲げてきた指揮官の指示に混乱した。

ネガ系記事ではありますが、やはり何らか、事前の指示的なものはあったと考えて、間違いないようですね。

こうした"(裏)情報"系の記事の他に、より外部の「見方」「観察」系の記事としては、

ドイツメディアが見た日本。「アフリカ人は引いた。ザックジャパンは前に行く必要があった」。 (フットボールチャンネル)

Kickerは序盤について、まず「Langes Abtasten zu Beginnen(始めるまでの長い手探り)」とし、「ザッケローニは明らかに選手たちに『イタリア式の戦術』を指示した」と記した。日本代表はディフェンスに専念しながら手堅くゲームに入ったと見ている。

といったものが、
また「説明」「解釈」系の記事としては、

香川真司はなぜ試合から“消えて”しまうのか? 劣勢の中でも存在感を示す本田圭佑との違い (フットボールチャンネル)

序盤からプレスがはまらず自陣に下げさせられた。そうなると下がって守る選手と攻め残る選手が出る訳だが、左ウイングの香川は下がる側に回った。
特に前半の終わりごろからは本田と大迫だけが前から追い、香川と右サイドの岡崎は引き気味にポジションを取って相手のウイングを味方のサイドバックと挟み込みながら、サイドバックの上がりにも対応する形を取っていた。

などがあります。
後の記事は主に、プレスがハマらなかったことによる結果、連鎖という立場で書かれていますが、多分まあ、両方だったんでしょうね、指示と、成り行きと。

ただその"指示"ですが・・・

コートジ戦から教訓 最終ライン、引いて守る“現実路線”も (スポニチ)

森重「プレスがはまらず試合中に修正できなかった。前から(プレスに)いけなかった時に、後ろでコンパクトに守る時間も必要だったかな」
(中略)
やみくもに前に行くだけでは勝ちきることはできない。全体で引いて耐える時間も必要だということが、逆転負けから得た教訓の一つだ。「自分たちの良さを出そうという気持ちがある中で、結果にこだわらないといけないというのもあった。それをコントロールできなかったのが初戦だった」と川島

何というかですね、指示はあったけど中途半端だった、あるいはその指示を実行する為の訓練は施されていなかった。
だから指示による(守備力の)強化よりも、混乱と分裂による弱化の方が遥かに大きくなってしまったみたいなそんな状況が見て取れますが。
それに対して、この記事だとDF陣はその"指示"の方向性の徹底化本格化を目指している感じですが、

本田&長友が“緊急会議”!ザック戦術こだわらず現状打破へ (サンスポ)

(本田)「コートジボワールが学ばせてくれた部分はある。ああいう戦術にどう対応するか。ゾーンだけでは世界相手にはちょっと厳しいと感じた。僕らは体格もないし、マンマークまではいかないけど、人を見る(相手選手をマークする)のも必要という意見も出た」
(中略)
その打開策が(長友が)得意とする相手キーマンの徹底マークで香川を攻撃に専念させる作戦。ザッケローニ監督の代名詞「ゾーンディフェンス」に固執しない、マンマークの導入に意欲を示した。

何かまた独創的な方向に話が。(笑)
なんというか、監督が最近には珍しく指導力を発揮しようとしたら、それきっかけでむしろどんどん選手が自己主張に輪をかけ始めたという、そんな風景。

そう言えばこの件について直接的には沈黙しているみどりのろうごくですが(笑)、強いて探せば

試合中も試合後も、怒るザック。さすがにこの「勝ち」に"乗る"ほど、恥知らずではなかった。 ('14.6.7ザンビア戦)

という認識、つまりザンビア戦の内容に対するザックの動揺は本気であると、それが本番に及んでのあえての指示、方針変更に帰着したと、それを予言したということにして、収めといて下さい。(笑)


あと細かいことは色々あるんですが、まあ後2試合ありますし、それは追い追い、機会があったらという感じで、もう一つ、面白かった記事の紹介を。

本田圭佑「虚像と実像」(10)全裸で立ち尽くしたのも束の間… (日刊ゲンダイ)

「負けん気が強く、失敗しても絶対に弱音は吐かない。今も昔も同じ。あの頃、そんな本田を見て、僕たちはただ呆れるしかなかったんですけどね(笑い)」
大言壮語して人を驚かせ、結果が出なくても意に介さない失敗を認めた上で「糧にして這い上がってやる」と前向き発言を繰り返す

色々とつぎはいだと思しきゲンダイの連載ですが、とりあえず読み応えはあります。
上はガンバのジュニアユース時代の話ですが、まあ何というか、通して読んで思った、気が付いたのは、本田の言うことをまともに批判したり反論したりするのは、時間の無駄とまでは言いませんが基本的に余り意味は無いんだなということ。
あくまで本人の本人の為の、本人の文脈の話でしかないし、問題は正誤ではなくていかに本人の成功物語の肥やしになるか、その文脈の強化に役立つかという観点で全ての出来事が受け止められてしまうので。
利用される日本代表は、いい面の皮というか(笑)。(ACミランも?)

いや、まあ、結果十分に役に立つ"戦力"を日本代表も手に入れてるので、後はwinwinの関係を築けばいいという話ではあるんですが、なかなかねえ。
とりあえず、ザックへの同情心は少し増しました。(笑)
素行不良系エゴイストではないだけに、尚更扱いにくいというか分かり難いというか。
しかもストライカーじゃなくて司令塔希望だし。(笑)

なお記事のインデックスが凄く不便なので、下にこれまでのリンクを全部張っておきます。
ちなみにまだ連載中です。
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)


ではギリシャ戦で。(笑)


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
回顧&懺悔:ザック・ジャパンと僕の4年間(結)
2014年06月14日 (土) | 編集 |
その1その2


2014年 4試合

3/6 ニュージーランド戦 ○4-2

・強いとか弱いとか以前に、この守備あかんのじゃないか&本番(まで)にどうにかなる気が全然しない
・例の自伝を読んでも、余りザックに特別な守備の素養があるようには見えないですし。
・日本の"JFA"系指導者のような、頭でっかちさ前のめりさの方を、感じます。"薄さ"というか。


5/27 キプロス戦 ○1-0

・ザックのチーム作りにはもうトータリティを感じさせるところがないので。"チーム"として"良い"状態というのがそもそもイメージ出来ない
・そこらへんのもやもやというか非効率は、本番でどう出るのかやはり小さくない不安材料ではあって。自力の(主体性のある)ゲーム運びに不安のある
・"ブラジル人"監督ネルシーニョが作るチームより更に、イタリア人ザックが作る現代表にはブラジル的なところがある


6/4 コスタリカ戦 ○3-1

・ここへ来ての選出メンバーのコンディション不良/回復途上&所属チーム事情による試合勘不足の嵐(?)により、否応なくマメに繊細にメンバー入れ替えをやり続けた結果。コンディション調整も満遍なくかなり全体最適的に出来て、いつの間にやら短期決戦向きの色々と柔軟性のあるいい集団が出来上がっている気がしないでもない
・適度な冷却期間と本田の苦境により、何となくチーム内の一時な変な緊張感は取れてるような気がします
・相変わらず立ち上がりが悪いというか、目が覚めるのが遅いというか。これははっきり言えば、監督の統制が利いてないチームの特徴

6/7 ザンビア戦 ○4-3

・基本は初戦コートジボワールを睨んでの"ベストメンバー"だろうけど、西川と斎藤学はさすがに全く使ってないことに気付いて駆け込みで使ったか。
・その中で期待外れの選手(柿谷とか)と期待以上の選手(大久保・森重とか)が錯綜して、コートジボワール戦のメンバーがやや混沌として来た。
・試合中も試合後も、怒るザック。さすがにこの「勝ち」に"乗る"ほど、恥知らずではなかった。

・・・ザンビア戦はそう言えば書いてなかったので、ツイッター実況を下敷きに急遽構成。


さて"結論"はこれから出るという今の時点で、どうまとめますか。
とりあえず各主要な論点が、どこらへんで(初めて)出たのかだけでも、チェックしておきましょうか。
総試合数は'10年2試合、'11年14試合、'12年12試合、'13年16試合、'14年4試合の、計48試合

[続きを読む...]
テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
回顧&懺悔:ザック・ジャパンと僕の4年間(その2)
2014年06月10日 (火) | 編集 |
その1'10.10月から'12.6月まで。


2012(後半) 6試合

8/15 ベネズエラ戦 △1-1

・このタイミングで、”FW本田”
・試合直後のインタビューは、珍しく露骨に不機嫌(ザック)
・「ベストメンバー」ザックの、いいところと悪いところが順番に。上手く行ってる時は華やかでも少し機能性が落ちると、途端に鈍重に。”銀河系”レアルを思い出す。強者(きょうしゃ)のサッカー。


9/6 UAE戦 ○1-0

・「課題」はある。けど、それは”やり方”の問題のようでいて結局は”人”の問題なので、後はザックのやり方でのザックの要求に合う”人”が出て来るかどうか使った選手が働くかどうか、ほとんどそれだけの問題。
・思うように”人”が働いていない人がいないところはあって。でもそこまで”問題”が滞っているのは、ザックのやり方が固まり切っている/過ぎている、”やり方”を工夫することでその問題を解消したりずらしたりとか、そういうつもりがザックには全く無いようであることにも大きく由来。
・正直そろそろ見てられません。香川には反省(自虐?)よりは、むしろ反逆を望みます。それで先発落ちやメンバー落ちということになったとしても、チーム/事態としては今よりは正常化すると思います。

9/11 W杯最終予選イラク戦 ○1-0

・本田のプレーぶりがなんか謎。「王様宣言」した割りには、あんまりデンと真ん中で構える感じではなく。マークを引き連れて積極的に(?)前線や(右)サイドに出張して、真ん中はどうぞ好きに使ってというそんな感じのプレーぶり。
・ていうか本田の右悪くないなと。岡田ジャパンの時は、正直箸にも棒にもかからない感じでしたが。トップ下かトップか、とにかく真ん中専門で。
・清武はもう、”上手い”の一言。ある意味一番上手いんだけど、どうしても脇役キャラ。どちらかというと、カウンターサッカーの起点とかの方が、活き易い気もする。


10/12 フランス戦 ○1-0

・”やられた”とも”やれた”とも、どちらもそんなに思いません。やられてる割には余裕があったし、やれた部分もあるけどさすがに”部分”過ぎるし。
・普段低いレベルで何となくでやっていたやれていた部分が、相手のレベルが上がった時にやはり通用しなかったというか、馬脚を現したというか。ザックの”ポゼッション”サッカー。勿論、本田の不在というのは大きかったわけですが。
・ただし”やられ”加減の時のタフさ、懐の深さという意味では、このチームが最強。

10/16 ブラジル戦 ●0-4

・えらくまともに付き合ってしまった、相手の土俵で戦ってしまった。単に理念的な”真っ向勝負”という以上の、馬鹿正直さ。そして律義に後手を踏み続けたという。
・本田1トップだと、距離が離れる分、"司令塔"としてのボランチ遠藤の存在価値が上がるというメリットがある。
・前線のメンバーの中に、”犠牲”になれる、シンプルなプレーをする選手が最低でも1人、高い可能性で2人、やっぱり必要だよなという当たり前のことが、確認出来た。となると結局”クラッキ”枠は基本的に残り二つが限度。

[遠征総括]

・一番の、あるいは総括的な感想としては、ズバリ「ザックジャパンの組織力不足」。それも含めての「完成度不足」。フランス代表のプレス&ハイテンポサッカーに沈黙させられたのも、ブラジル代表にまともに”お付き合い”する羽目になったのも、要するに準備が出来ていなかったから。
・(ザックは)能力があるとか無いとか以前に、自分の能力やカリキュラムの内容の置かれている位置を、十分に相対的に見た/試した経験は無い。下手すると日本代表以上に子供。イタリア人がイタリア人のままやっている。
・「ある意味裸」で「集大成」的に戦う上での、最低限の基盤をもたらすザックの能力・プログラムそのものに、ここに来て大きな疑問を感じている。


11/14 W杯最終予選オマーン戦 ○2-1

・酒井高の異常な元気さ。酒井宏もまだ余りチームとして有機的に動けている感じではないですけど、そういう時に自分を出し切るのは大切なこと。”ダブル酒井開眼の日”?
・あんまりザックは、”守備的FW”みたいのは使わない人みたいですね。日本での層の厚い。あくまで直接的な攻撃力前提で、+の汗かきという。だから岡崎が、孤高の存在(?)になってしまうという。
・本田はまあ、久しぶりにこの話をしますが、フィジカルコンディションありきの人なので。駄目だとこんなもんか。ただ段々以前(南アあたりをピークに)よりも踏ん張りは効かなくなってきている感じは。



2013年 16試合

2/6 ラトビア戦 ○3-0

・岡崎1トップは、良かったとは言えないけど、いずれにしても対強豪用なのでこの相手ではあんまり。
・それよりもやっぱり、”サイドハーフとしての岡崎”を失う痛手の方が明らかに問題
・”遠藤の不在”の件も、確かにあからさまではあったわけですが、あれは「いつものメンバー」とそうでない場合の、安心感というか空気感の違いという、全体的な問題の方が大きい
・・・(番外)なんか本田がやつれてる気がしたんですけど、気のせいでしょうか。


3/26 W杯最終予選ヨルダン戦 ●1-2

・日本人選手が自立したとかいう話は、どこへ行ってしまったのか。本田以外はザコか。
・逆に本田の弧絶した存在感が、「日本代表」の現状を見誤らせている気も。そういう意味では、ザックも不幸。
・なんかどうも違うらしいと、最近では気付いてる気もしますが。(そしてイラつく)


5/30 ブルガリア戦 ●0-2

・一言で言うと、チームになってない。求心力不足。
・Jの”3バックリバイバル”を見ていると、気が付くとむしろ、代表の3バック下手の方が、突出している
・要は監督がヘボいから。イタリア人相手ならいざ知らず、少なくともこと日本人相手にサッカー(3バック)を指導するという目的において、そこらのJの日本人監督にはっきり劣るんじゃないの?という。


6/5 W杯最終予選オーストラリア戦 △1-1

・本田はとにかく圧巻。Jが”年金リーグ”だった時代の、各チームの”スター”外国人たちもかくやという。
・完全に兜を脱いだ香川。2人のコンビネーション美し過ぎ。むしろ”舎弟”キャラの方を極めたらと。
・”岡田ジャパンリスペクト”というのが、今のところの、ザックのほとんど唯一最大のポリシーなのかなという。岡田ジャパン単体というよりも、そこに集約されている日本サッカーのそれまで十数年の営為の蓄積。それに対する、リスペクト。その過剰。

6/12 W杯最終予選イラク戦 ○1-0

・ザックにあるのは”オリジナル11”の偶発的な機能性だけ。”コンバート”をしないというのが、一つの象徴。コンバートの基準になる、イメージが無い。
・逆に、強いて言えば”コンバート”である今野のCBのところにだけ、辛うじてザックの生理が出ている
・多分こういうの(守備の約束事)って、最初から言っていたことだと思うんですよね。そしてむしろ”最初”は、ある程度問題無く出来ていた。それがいつの間にか出来なくなったのは・・・・要するに監督の求心力が落ちたから


6/16 コンフェデブラジル戦 ●0-3

・まさかブラジルとの対戦で退屈しようとは。何もしなかったというか何も準備してなかったというか。そもそも戦える十分な状態に無かったというか。
・「差が開いた」と長友らは言うわけですが、それは実力が落ちたとか進歩の相対速度の差とか、そんな大層な話ではなく。ただ単に”チーム状態が悪い”んだと思います。こちらのね。根本的には、このチームがもう終わってるから。
・カウンター狙い”裏”狙い含みで岡崎1トップというそれ自体は分かるわけですが、そんな当たり前の作戦を、それまで上手く行っていた中盤の構成を大きく動かさなくては取れないという、選手構成。”スピードのあるFW”を、一切準備していない中堅以下のチームって、そんなんある?

6/20 コンフェデイタリア戦 ●3-4

・壮絶なゴール前のミス合戦。
・しかし直前のメキシコ戦のブラジル代表は凄かった。特に前半のラッシュの迫力は、日本戦なんてほんの接待試合という、言わんばかりのものでした。
・今大会での本田のプレーは、はっきり言えば、フィットしてない、し切れてない。普段プレーしているレベルとのギャップ、その調整に、苦しんで戸惑っていた。”俺様”プレーが、相手のレベルが上がったことでそのままではなかなか上手く行かない部分があった、力ずく/アバウト過ぎて空回りする部分があった。


7/21 東アジア杯中国戦 △3-3

・(デビューの柿谷は)僕は全然物足りなかったですね。得点に絡んだプレーのクオリティはさすがでしたけど、それ以外の時間帯の存在感というか持続性というか、あえて言えば気迫というか。もうちょっとテンション上げろよという。悪い緊張だけして、いい緊張はしてなかったなという、印象。

7/25 東アジア杯オーストラリア戦 ○3-2

・ザックが"A代表"に比べてより積極的・直接的に指示を出しているように見える。
・本来はもっと結構指示の細かい監督で、それを"A代表"相手にはスタートから、前にも言ったように南ア等の実績を"リスペクト"して遠慮していて、その半端な態度がめぐりめぐって現在の状態になっちゃってるのかなという。


8/14 ウルグアイ戦 ●2-4

・下らないor軽率なミスのオンパレードによる失点を積み重ねた、わけですが。そもそも"失点"してはいけない、失点は防ぐべきもので一つ一つが恥であるという、緊迫感自体がこのチームには無い。
・それは「攻撃的戦術」を取っているから、ではなくて、チームとしてのモラル、それに基づいて互いのプレーを監視して"基準"を突き付けあって高めあう、そういう基本的な繋がりが存在しないから緩み切っているから。
・繰り返し言っているように、今のチームの"問題"の中心は、どういう形であれチームが"チーム"の態をなしていないということであって。だからこれは"日本サッカーの危機"でも何でもなくて、単なる一人の監督による一つのチームの形成の失敗、それ以上でもそれ以下でもないのではないかと。


9/6 グアテマラ戦 ○3-0

・森重を入れるにしても、今野を外して吉田麻と並べて来たのは意表を突かれました。ザックの守備(CB)に対する考え方に、変化が見られたということなのか。ある程度は"受ける"事態も、想定するようになったとか。
・本田と香川と柿谷のトライアングル。確かに魅了はされました。"3人"になることで、一つまたレベルが上がったというか。ただなあ、それも良し悪しで、特に本田からは、いっそもうこの3人だけでやりたいというような、キラキラビームが濃厚に。
・なんかこう、逆に引くわというか、本田が"擁護"する「攻撃スタイル」って、そういう意味なの?という。やっぱりこう、何かしら大きな、バランスの歪みは感じますね。監督が頼りにならないことと、かつまともなライバルがいないことで、本田が何もかも背負って追い込まれていった感じは、それは分かるんですけど。

9/11 ガーナ戦 ○3-1

・指揮官は「(システム変更の)一番の理由はガーナが4―2―3―1から4―4―2に変更したから。相手の2トップに対し(4バックより)3バックで守る方がより安全だったからだ」と説明。


10/11 セルビア戦 ●0-2

・惨敗。
・セレッソではいざ知らず、代表では柿谷使うと、"ポゼッション""パスサッカー"にはならないと思います。瞬間の感覚で簡単に点を取るというイメージの誘惑に、抗し切れなくなる。(特に本田が)
・といってこの試合の柿谷が特に悪かったとも、(代表から)外すべきだとも、僕は全く思わないんですけど。使える選手だし、柿谷にしか出来ないプレーも確かにあるし。ただ"そういう"選手だと、見切って自覚して使うべきだと。


10/15 ベラルーシ戦 ●0-1

・しかし凄いですよね、毎度お馴染の 4-2-3-1 → 3-4-3 、そして再び 4-2-3-1 への徒労感。
・"3-4-3"まではまだギリギリ緊張感は保たれていなくもないと思うんですが、そこから4-2-3-1に戻す指令が出た瞬間に、またかよ~という不平不満の声が、一気にこちらにも漏れ聞こえて来るような感じ。
・山口蛍の能力は、さすがに認めてもらえたか。能力というかね、あんなに無指示でもどんな状況でも、それなりに自分で仕事を見つけてやれる使いやすい選手を使えないのでは、新戦力の発掘とか言ってもほとんど時間の無駄ではないかという。


11月 オランダ&ベルギー戦 △2-2○3-2

・2試合とも普通に良かったと思いますが、ただそれは(駄目だった時と比べて)"課題が克服"されたからどうだとかいうよりも、要は単なる"好不調"の問題と、そのように感じられます。いくつか変化はあってもそれは"微調整"の範疇で、良くも悪くも居座ってる場所はそれこそアジアカップ以来ずーっと同じで、そこを動く気はさらさら無い。
・それにしても今回の選手起用・入れ替えはハマりました。("本職"山口蛍を軸とした)当たり前のボランチの組み合わせが、こんなに安心感を生むかねという。「長谷部・遠藤」コンビの、長さそのものからも来る"閉塞感"の打破という要素は、あったにしても。
・一戦目の香川・遠藤、二戦目の遠藤の途中投入でのプレーは、とにかく痛快でした。大迫の(得点場面での)プレーは、掛け値なしに凄かったと思います。やや空回り気味でもあったこれまで(の大迫)から考えても驚きを禁じ得ない、今回の溶け込みぶりでした。



結構疲れる。(笑)
2014年編&回顧・総括で終わりです。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
回顧&懺悔:ザック・ジャパンと僕の4年間(?)
2014年06月08日 (日) | 編集 |
これだけ書いてると、結構自分でも一貫性が疑問になったり前後関係がよく分からなくなったりするので(笑)、強化試合も全て終わったところで、本番突入前にまとめて整理しておこうかなと。
戦いの前の、身辺整理というか。"形見"を受け取って下さい。
始まったら、恨みっこなしで。(笑)

具体的には、結成以来の全試合についての自分が書いた感想を、主に現在の観点から重要と思われるものを中心に各3項目で抜粋・要約して行こうかなと。
ありそうで無い企画でしょ?(笑)
では。まずは前半として、'10年末のチーム立ち上げから、おおよそ任期の折り返し、本大会まで残り2年の、'12年6月まで。


2010年 2試合

10/9 アルゼンチン戦 ○1-0

・意外と(?)開放的
・腐ってもイタリア人で、もう少し「整然とした」印象のチームが出て来るのではないかと
・あれだけ"アンカー"系の選手(阿部、今野、細貝、本田拓)を選んでおきながら。それを一人も(先発で)使わない

10/12 韓国戦 △0-0

・(就任前の)岡田監督が「日本」的なスタイルとして基本的にイメージしていたサッカー、"普通の"チームというのは、大雑把に言えばこういうものだったろうと思います。それこそ"ゾーン""プレス"の、素直に先にある
・明らかに下敷きになっている直前の原監督のチームとのクオリティの差がかなりの部分、ザッケローニ監督個人の手腕によるものだというのは、余り反対する人はいないと思います
・だから「普通」ではある。普通ではあるんだけど、理念としてはともかく現実には、いつでも実現出来る「普通」ではないということ。いちいちザッケローニクラスを呼ばないと駄目な「普通」



2011年 14試合

1/9 アジア杯ヨルダン戦 △1-1

・(世評ほど悪いとは思わないが)不安なのは、他ならぬザックが、何か余りにまともに動揺しているように見えること
・ザックジャパンの"サイド"は、一応両サイドに逆足の選手を置いてはいるわけですが、バルセロナ的な3トップでは全然なく、むしろその少し前の流行の所謂"4-2-3-1"の("ウィング"の)方に近いニュアンス
・(本田は)基本的に"遅攻"向きの選手ではない。ポゼッション向きの。

1/14 アジア杯シリア戦 ○2-1

・相変わらず攻守に呆れるほど駆けずり回っている長谷部
・ザックが求めている、本田にというかあのポジション(トップ下)の選手に求めているのは、窮屈だろうとパッとしなかろうと、むしろ確実で堅実なチームコントロールなんだろう
・松井の重用はこの前言った"両サイドはウィング"という戦術的理由とは別に、曲がりなりにもW杯で結果を残したチーム(岡田ジャパン)への敬意と尊重・継承なのか

1/18 アジア杯サウジアラビア戦 ○5-0

・"本田圭のトップ下"というのは、ザックの今のやり方の軸(香川のトップ下というのは、"無し")
・ボランチがトップ下を支えているというよりは、トップ下本田を「盾」に、後ろの2人(遠藤・長谷部)が有機的に前と絡むという、そういうイメージ
・ザックの選手選考はベストメンバー志向というか、タイプで言えば"セレクター"タイプ

1/22 アジア杯準々決勝カタール戦 ○3-2

・ザックを呼んで良かった。それはザックが何か特別なことをしてくれるからではなくて、特別なことを特に何もしないから
・ちょうどいい時に、ちょうどいい監督を、上手い具合に呼んだ
・大きな流れのとしての「巣立ち」「自立」の機運とそれなりに出来上がっていた準備状態、そこにやって来た信頼性は高いけれど特別・特殊ではない新監督ザック、この取り合わせが、いい感じにこの"逞しい"チーム、タフで柔軟で自立した日本代表というものを、出現させている

1/25 アジア杯準決勝韓国戦 ○2-2(PK3-0)

・(細貝は)日々献身的ではあるんですが、どうもそれでチームを継続的に支えるというよりも、勢い余って風穴を空けるみたいな、そういう"貢献"が多い。"ボランチ"、なのかなあ。それが問題。
・(日本の)見事なパスワークは、基本、思い付き。決してザックがやらせてるとか、チームとして練っているとか、そういうものだとは。
・本田圭下がり気味の"4""3""3"というのは、割と分業+カスタマイズという感じで、いっせいのせで組織的に動くという、そういうサッカーには自然と余りならないようにも思う。

1/29 アジア杯決勝オーストラリア戦 ○0-0(延長1-0)

・ザックの"細部"主義は、ジーコ的な"局面"(の上手さ)主義と、実は共通性があるんじゃないのか。 狭い。小さい。そしてつまり、「全体」を提示したりは特にしない。
・その(全体の)余白に、空白に、選手の自発性が自ずと、または否応なしに芽生える、育つ。
・ある程度以上の相手には、前田より李。 "ポストプレー"ですら、前田よりも李、究極的には。半端な高さ強さなんて要らない。それよりも速さ。


3/29 チャリティマッチJ選抜戦 ○2-1

・話題の3-4-3は、4-3-3(4-2-3-1)との連続性があんまり感じられない
・特に違うのはサイドの攻撃参加の間合いで、中盤があってサイドがあるというよりも、サイドが引っ張るというかサイドが単独で突出して、それに全体がついて行くような感じ
・そんな中で、局面の選手間の関係の有機性そのものは、徐々に(アジア杯並みに?)ちゃんと出て来た


6/1 ペルー戦 △0-0

・"未完成"なのは仕方ないとして、問題は何の為に(3-4-3を)やるのか
・「3-4-3」だと、「3トップ」だと、より攻撃的になるのか攻撃力が増すのか
・本田が使えない時用のシステム?

6/7 チェコ戦 △0-0

・ザックの"4-2-3-1"はシステム(というほどのもの)ではない
・3-4-3で日本代表が躍動しなかったとしても、それは3-4-3だからというよりは、今まで比較的自由にやってたのが、今回はシステムに"はめ込まれた"から、それにより窮屈さが生じた
・何となくやりながら感じは掴んで、少なくともどこらへんでボールを取ってどこらへんでキープをして、どのタイミングで攻めにかかるかという位のイメージは、割りと共有し始めていたようには見えた


8/11 韓国戦 ○3-0

・"パスの質"のグレード感が何か圧巻。遅からずかつ速過ぎない、しっかりしたグラウンダーのパスがむしろ淡々と淀みなく流れるさまは、遠目に見てるとこれはチャンピオンズリーグか?という。
・久しぶりの本気の4-2-3-1でしたが、アジア杯に比べても、更にチームのレベルが上がっていた。
・「トルシエのアジア杯」以来の、"アジア越え"感?


9/2 W杯3次予選北朝鮮戦 ○1-0

・とにかくマヤ。なぜ使われ続けてるのか。結局高さなのか。"対人が弱い"とか言われちゃってますが、多分ザック的には、むしろ"強さ"を期待してるんだと思う。
・一言で言って"中庸"的なチームなので、これで(世界で)勝てるとしたらどんな"過激"な戦術で勝つよりも、大胆というか傲慢な感じはしますが。特に何も、"準備"はしていないですよね、ザックは。特別な意識は持ってないというか。
・若手の登用の一方で、割りと中堅切ってますからね、ザックも。"拾って"ないというか。

9/5 W杯3次予選ヨルダン戦 △1-1

・長谷部トップ下。「本田」じゃなければ「長谷部」というのは、少し極端。"ベスト"布陣の次に控えるのがいきなり"緊急"シフトでは。
・「4-2-3-1で日本代表を作る」という想定をした時に、ここまで"トップ下本田"に依存したチームを作ってしまったのは、これはほとんどザックの責任というか、個人的な嗜好/傾斜によるもの。
・(求められるのは)「強さ」「重さ」「堅実さ」「体を張れる」「"ボランチ"に近いタイプ」。


10/8 ベトナム戦 ○1-0

・アジア杯/4-2-3-1ザックジャパンと、3-4-3のそれとは、どちらがいいという問題以前に、恐ろしく相性が悪い。基本のテンポが、もっと言えば「思想」が、全然違う。
・"少数派"である本田のプレーに、このチームが立ち上げからいきなり、"刷り込み"的に慣れ切ってしまっているというのが問題の厄介なところ
・ザックにとっての「トップ下」というのが、正にそういうプレー。たまたま"一発"で本田を引いてしまったからそれで普通に行けると勘違いした

10/12 タジキスタン戦 ○8-0

・タジキスタン相手にザックの喜びぶりは、逆にちょっと今後の不安を感じさせるところも。あんまり深謀は無さそう。
・収穫はやはり、トップ下憲剛のフィット。憲剛"らしい"スタイルで。
・「本田依存」のチームから、「トップ下依存」のチームに、本質そのままに定義を変えた?



2012年(前半) 6試合

2,3月 アイスランド戦&W杯3次予選ウズベキスタン戦 ○3-1●0-1

・再確認したのは、このチームが"トップ下"(or司令塔)のチームであるということ。ちっとも"コレクティブ"とかじゃねえ。
・負けたのは弱かったから。ウズベクに普通にボール支配で負けたのは、なんだかんだショック。
・チームが緩やかにしかし確実に萎んで来ている、それは就任当初の完成度の高さと裏腹のこととして。


5/23 アゼルバイジャン戦 ○2-0

・それがニュー”4番”本田なのか、なんかこの日はキープよりも球離れの良さの方を、意識していたよう
・CSKAでの”ボランチ”でのプレーから推測すると、プレーの意識自体がそっち寄りに行ってる可能性も
・チームのタイプ的にはむしろジーコジャパンに近付いてると思うので、後は勝つか負けるか、メンバーが揃うか揃わないか。トレーニングマッチに見るものは、あんまり無い。


6/3 W杯最終予選オマーン戦 ○3-0

・やはりベスメンのザックジャパンは違うというか、これだけが”本物”のザックジャパンというか。
・その中でもやはり本田は別格
・チーム内のバランスで言えば、おじいちゃん(遠藤)世代と孫(香川)世代の懸隔を、スポッと埋めて安定させてくれる、お父さん(本田)というか。

6/9 W杯最終予選ヨルダン戦 ○6-0

・オマーン戦+遠藤という感じ。
・遠藤が存在感を出すことによって、本田の効き場所もより前目にかつ多彩に。
・香川は最近ちょっと、単に下手なんじゃないかと思うところもあって、つまりスピードに乗れない時の芸が無さ過ぎるというか、”乗り”方に注文が付き過ぎるというか。本田に比べて

6/13 W杯最終予選オーストラリア戦 △1-1

・序盤のオーストラリアのラッシュには、「駄目だ~」とまでは思わなかったものの、「またか~」とは思いました。結局これでやられるのかと。
・そこを何とか耐えて、少なくともオーストラリアがバテてからは、確かにほとんど一方的にボールは回せましたが。
・結局”強く”なったのかあるいは”変わった”のか、オーストラリアとの関係性に今までとの違いが生まれたのか、今いちはっきりしなかった


以下、後半へ続く。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ