一応「人事往来」なんですけど、何せ"入り"が特に無いので、"退団"選手評に。
福井諒司選手契約満了のお知らせ
置いといて損は無い選手だとは思いますが、さりとて積極的に押せるほどの実績でも無しという。福井 諒司[フクイ リョウジ]選手 DF
【生年月日】1987年8月7日
【出身地】兵庫県
【身長/体重】180cm/73kg
【経歴】
ガンバ大阪ジュニア → セレッソ大阪U-15 → セレッソ大阪U-18 → 福岡大学 → 東京ヴェルディ → ギラヴァンツ北九州 → 柏レイソル → 東京ヴェルディ(2013年に加入)
【2015出場記録】
J2リーグ戦 19試合出場0得点/天皇杯 0試合出場0得点
もう28才か。ルーキーイヤー以来、二度目のクビですね。
繰り返しになりますが、安在のU-22やCBの層の薄さを考えれば、(両方出来る福井は)いないよりはいた方がいい選手だとは思います。
高さ強さという意味でも、稀少ではあるし。
まあこのレベルの選手はほとんど常に紙一重で去就が決まるものだろうとは思いますが、強いて意味づけをしてみると、冨樫監督に3バックをする気が全く無いと、そういう意味である可能性はあるかなと。
ブルーノ コウチーニョ選手契約満了のお知らせ
結局リーグ戦1得点か。それじゃあね。ブルーノ コウチーニョ[BRUNO COUTINHO] 選手 MF
【生年月日】1986年6月21日
【出身地】ブラジル
【身長/体重】186cm/82kg
【経歴】
グレミオ → アメリカFC → ナシオナル(ウルグアイ) → ヤギエロニア・ビャウィストク(ポーランド) → ポロニア・ワルシャワ(ポーランド) → ハポエル・テル・アビブ(イスラエル) → FCアストラ・ジュルジュ(ルーマニア) → ECペロタス → ヴェラーノポリス → 深圳紅鑽足球倶楽部(中国) → 東京ヴェルディ(2015年に加入)
【2015出場記録】
J2リーグ戦 21試合出場1得点/天皇杯 2試合出場1得点
細かい好みは別にしても。
まあ期待は大きかったでしょうね、やっぱり。2015年のヴェルディが、少しだけ背丈を伸ばしてみようとしていた、その象徴というか鍵を握っていた選手。
・・・結局鍵は、開かなかったですけど(笑)。むしろ背を縮めることで、上手くくぐっていっとき部屋に入れたというか。(最後には追い出された)
こちらも意味づけをしてみると、切られるのがブルーノだけで、アランとウェズレイは残留するのなら、強化部はかなり細かい"目"で、今年からの継続性を考えているのかなと、そういう感じはします。
アランやウェズレイの、あのレベルの"活躍"すら、可能性として拾って行くという。
キローラン木鈴選手契約満了のお知らせ
ううむ。キローラン 木鈴[キローラン コリン] 選手 DF
【生年月日】1992年4月7日
【出身地】東京都
【身長/体重】183cm/74kg
【経歴】
四六SC → スポーツ会館FC → ヴェルディジュニア → ヴェルディジュニアユース → 東京ヴェルディユース → 東京ヴェルディ → ギラヴァンツ北九州 → 東京ヴェルディ(2013年に加入) → ブラウブリッツ秋田(2015年7月より期限付き移籍)
【2015出場記録】
J2リーグ戦 0試合出場0得点/J3リーグ戦 11試合出場0得点
天皇杯 2試合出場0得点
あんまり見ていませんが、悪い選手ではなかったと思います。守りも線は細いですがそれなりには出来るし、フィードの質は確かに高かった。
ただ井林とかウェズレイとか、はたまた田村とかいう、冨樫監督のCBの起用の仕方を見ると、かなり実利本位というか、コリンのプレーでは少し高級過ぎるかなと、そういう感じはします。
まあ単純に、現時点で実力・実績が足りないと、そう評価されたんだとは思いますが。コンディションの不安定さも含めて。
ただ三竿がCBに入ることもあることからすると、コリン自体がもっとちゃんとしていたら、チャンスが無かったわけではないのかなと、そうも思います。
後はまあやっぱり、福井と同じで、「3バックはやらん」という、メッセージかもなと。
安田晃大選手移籍のお知らせ
まあこちらもいたらいたなりの選手ではあるでしょうが、これはどちらかというと、"愛媛に望まれた"移籍と、考えていいんですかね。安田 晃大[ヤスダ コウダイ] 選手 MF
【生年月日】1989年8月8日
【出身地】大阪府
【身長/体重】165cm/60kg
【経歴】
ガンバ大阪ジュニア → ガンバ大阪ジュニアユース → ガンバ大阪ユース → ガンバ大阪 → ギラヴァンツ北九州 → 東京ヴェルディ → ガイナーレ鳥取 → 東京ヴェルディ → 愛媛FC(2015年8月より期限付き移籍)
【出場歴】
リーグ リーグカップ 天皇杯
チーム 試合 得点 試合 得点 試合 得点
東京V(J2) 10 0 - - 0 0
愛媛FC(J2) 12 0 - - - -
ただ前にも言いましたが、今年のヴェルディでのプレーは、地味に良かったと思います。地味に成長したというか。
軽量級のトップ下だったのが低レベルのユーティリティープレイヤーになって、しかし今年は、渋く利くセントラルMFになりかかっていた。
愛媛での評価はどうなんですかね。レンタルで出したタイミングに既に違和感があったことからすると、あの時も木山監督から、かなり望まれて貸し出されていたのかも。
結果それほど活躍したとも聞きませんが、それなりに期待通りではあったのかなというのと、今年の実績を踏まえて愛媛本気だなと、そういう気配も感じます。木山挙国一致体制というか。(笑)
まあ頑張って。
"まとめ"て見てしまうと、ブルーノ以外は要するに「三浦前監督の」選手ではあって、それを言ってはおしまいよという話ではありますが。(笑)
まあ迷わず切り易いというのは、やはりあるかも。
今年中はもう無いよね?上げちゃうよ?(笑)
(追記12/29)
ポープ ウィリアム選手期限付き移籍のお知らせ
もう一つの噂ともども、はてどうなってんのという話ではありますが。ポープ ウィリアム[William POPP] 選手 GK
【生年月日】1994年10月21日
【出身地】東京都日野市
【身長/体重】191cm/81kg
【経歴】
大和田SC→東京ヴェルディジュニアユース→東京ヴェルディユース→東京ヴェルディ
まあ最終的な陣容を見ないとねという。
行き先が同カテゴリー(岐阜)ということは、さすがに他に(GKが)入って来る当てがあっての話ではあると思いますが。
J2第42節 東京V ●0-2○ C大阪 (金鳥)
・正直論評するほどの内容は無かったと思います。
・試合になってないというか。
・ヴェルディは・・・まあ"一生懸命"はやってたのかも知れないですけど、"食い下がっていた"というより"しがみついていた"という感じで。
・一人では立っていられないから、むしろ相手にしがみつくことによって、戦っているふりをしていたというか。
・クリンチクリンチ。
・対敵競技で良かったねという。
・演技系の採点競技とかだったら、もっと目も当てられないことになっていただろうという。
・とてもじゃないけど、"奇跡"を願う気持ちにもならなかったです。
・もうお眠なんだから、大人しくおウチに帰りましょうという。
・たまに夢遊病のように(笑)束の間目覚めて、何かやろうとはしましたけどね。
・終了。
・あれほど果敢さを誇っていた杉本の"終わり"っぷりが、代表してたかなという。
・長きにわたる非常識な忍耐力によるプレス職人生活を経て、千葉戦の突然の逆噴射→不発を経ての、この抜け殻っぷり。
・どれだけ無理をさせていたかという、出口の見えない我慢をさせていたのかという、最後に来ての証明というか。
・まあチーム全体としても、千葉戦に似てると言えば似てましたかね。
・コンビネーションの死にっぷりが。
・理由はおんなじで、チームの基礎が崩壊している状態で、勝負がかりの試合で"頑張ろう"としてしまった結果の空転ということ。
・もっとだらだらやってた金沢戦は、逆にその分秩序らしきものもなくはなかったんですが。
・力入れるともう駄目。
・せめてもう少し分かり易いメンバーなら、違ったかもしれないですけど。
・ハイプレス用のメンバーか、"ブルーノシステム"的なメンバーか。
・実際は非常に折衷的なメンバーでしたけど。
・真面目に、今の平本だったら、ブルーノ使った方がマシかもしれないという。
・色々出来るようで、特に何も出来ない。
・折衷するなら、バランス取るなら、まだチームの原型が生きてた、"ブルーノシステム"転向時にやって欲しかったよなという。
・アランのサイドって、機能したことありましたっけ。
・周りがお膳立てしてくれない状態での、南の無能さよという。まあこれは使う方が悪いと思いますが。
・と、手当たり次第に色々言ってますが(笑)、まあどうやっても多分駄目だったでしょう。
・納得感を問題にしてるだけで。
・それにしてもせっかくウェズレイ入れたかと思ったら、最終ラインって。
・要はもう収拾ついてなかったんでしょうね。
・結局最終成績は、16勝16敗10分の8位。
・五分の成績で8位というのが例年と比べてどうなのかは、調べてみないと分かりませんが、とりあえず十分な順位だとは、戦力を考えれば言えるのは間違い無いでしょう。
・トータルではね。トータルでは。
・ただ戦いは同時にその時その時のものでもあるので、それを考えた時に、あんまり満足感は、僕は感じられません。
・8月半ばに"5連勝"が終わってからの14試合、つまり3分の1、いったい何をやっていたのか。
・何かやっていたのか。
・別に画期的な戦術を導入しろとか使われていない素晴らしい妙案があったなどと言うつもりは勿論ありませんが。
・人事は尽くされていたのか、十分な創意工夫努力が注ぎ込まれていたのかそう感じたかと言えば、僕にはそうではなかったです。
・"苦労"はしてたでしょうけどね(笑)。それは分かりますけど。
・ただもし冨樫監督が"いち選手"であったならば、つまり逆に「戦力不足」を言い訳に使える立場でなかったならば、もっとはっきり叩かれていたはず、そういうレベルの仕事しかしていなかったと思います。そういうレベルの能力しか、示せてなかったというか。
・最終的には、単純にパニックに陥っていたと思いますし。
・なぜそうなったかについて、これまで冨樫監督について書いて来た以上のことをあえて書く気力は、今は無いですが。
・気が向いたらまとめます(笑)。一応言い尽くして来たつもりですし。要はその合算です。
・単純に現象面で言うと、愛媛(の木山監督)との差はなぜついたのか、ついてしまったのかという話かも知れません。
・プレーオフ圏外に去ったのはあちらが先でしたが、クラブの実績的にも消えたと思った(失礼(笑))そこからじりじり巻き返して、ラスト5試合4勝1敗、その内3-0が3つとはまた凄い。(笑)
・ちなみにその時ヴェルディはというと、1勝3敗1分、5試合で取った得点は僅か2。
・そもそも(愛媛は)どちらかというと守りが取り柄のチームだったはずで、どんな魔法を使ったんだという。
・まあ"魔法"かどうかはともかく(笑)、こちらでは"終わって"しまっていたチーム作りの工夫の作業が、あちらでは何かしら最後まで続いていたのは確かでしょうね。
・戦力的には、特に"決め手"的な選手の質は、向こうの方が多少上かなとは思います。そういう意味での、選択肢は。
・監督としてのキャリアも、勿論木山監督の方が上。
・ただそれを勘案しても、ちょっと差が付き過ぎかなと。
・あくまで"例えば"ではありますが、こうした例も比較対象とした場合、僕としては冨樫監督に「合格」点を付けられるかは、結構微妙です。
・例えば70点が合格点だとしたら・・・60点台のどこかかなというそれくらいの感じですけど。
・機嫌が悪ければ更にその下。
・最終的な"勝ち負け"は戦力によるところが大きいでしょう。しかしその時その時、最後まで"戦えて"いたかという点で、どうにも不満が多いです。
・シーズンが"終わる"の早過ぎたよねという。
・結果的には、惰性から崩壊に至っただけではないかという。
・選手たちを見殺しにしたというか。
・プレーし易いような状況を、最後まで与えられなかった。
・経験不足なのか、そもそもの能力の、特に"幅"の問題なのか。
・結論を出すのは、多分来季になるだろうと思いますが。
・まあ愛媛の"回復"が地味に凄過ぎたという面は、あるかも知れません。
・千葉とかとは、そもそも比較する必要が無いと思いますが。(笑)
・あっちはあっち。
・長崎は掛け値なしに、監督の経験値がちょっと違いますし。木山監督に比べても。
・トータルで言えば8位ですが、更に"トータル"で言えば、(5連勝の)「まぐれ」と「運」による順位だと思います。
・結論としてはね。
・「運」というのは、今年のプレーオフ圏争い自体の、レベルと成り行きということですが。
・というわけで来季ですが。
・ここから"展望"。(笑)
・目標としては、今季初頭に掲げられたのと同じ、「一桁順位」とするのが妥当だと思います。
・今季も含めて、それが実力だというのが勿論一つ。
・そして出来れば今季を"ベース"にその上を狙いたいところだろうとは思いますが、終盤の戦いを見るにそれはもう崩壊している、あるいは既に"使って"しまっている(そして失敗した)と、そう見ているからです。
・実質的には、また作り直しじゃないでしょうか。
・勿論"モデル"としては既にありますから、真似るだけならそう苦労はしないでしょうけど。
・ほんとに"ベース"になるかは、何とも言えないと思います。やる方の新鮮味や期待値という、意味も含めると。
・そういう戦いを、今季してしまったというか。時間の過ごし方を。
・逆に言えば、"作り直す"くらいのつもりでいた方が、速いのではないか効率的なのではないかという。
・今季のことはいったん忘れて。
・自然に残るものはあると思いますが、それは後から"発見"されるくらいでちょうどいいというか。
・もう一つは、今年一年見ての冨樫監督の能力として。
・"積み上げ"たり"成熟・工夫"したりする能力に、結構根本的な疑問を感じているということ。
・「別々のチームをとっかえひっかえしてるだけだ」という性格付けを、ちょっと前にしましたが。
・まあそういうことです。
・ある一つのプランを、最初にあらかた決めてしまった通りに愚直にやるというのが、基本的な手法なのではないかという。
・その"当たり外れ"で、勝負するというか。
・だから来年はまた来年という。
・あんまり"今年をベースに"とかは、考えない方がいいという。
・どういうメンバーが揃うのか、それ次第というか。
・あとは個々の自然成長分。
・ちなみに選手の去就に関しては、言い方は悪いかも知れませんが、正直どうでもいいです。
・いなくなって困る選手とかは、ほぼいないと思います。
・井林くらいかな。代わりを見つけるのに苦労しそうなのは。
・後はまあどんぐりなので、一遍に沢山抜かれたりしなければ、どうってことはないと思います。
・むしろ入れ替えが多い方が、冨樫監督の手法的にはプラス幅が大きくなる可能性が高いかもという。
・勿論戦力アップ、クオリティアップしてくれれば、それに越したことはないですが。
・そこは経営の問題が絡むので、出来る限りで、頑張って下さいという。
・期待しないで待ってますという、そういう感じです。(笑)
・以上、若干悲観に流れたきらいはあるかも知れませんが。
・これが現時点での、偽らざる僕の"展望"です。
・ま、現時点は現時点ですし、今年ヴェルディとそれを取り巻く雰囲気が大きく変わったように、来年もまた変われるかも知れませんが。
・皆さん一年間お疲れさまでした。
まだ1戦残ってますが、そこでもし勝ち残っちゃったらその後の印象が強くなるだろうし、結果論にならずに一番フラットに回顧出来るのはこのタイミングかなと。
・・・まあ金沢戦、書くこと無いってのもあるんですけど。(笑)
パワープレーわっしょいというだけで。
前半戦
8勝6敗7分。23得点21失点。3月
第1節 △1-1 C大阪
第2節 ●0-3 金沢
第3節 ○2-0 水戸 ・・・澤井初先発(以後レギュラー)
第4節 △1-1 長崎
4月
第5節 ○2-0 北九州
第6節 △1-1 札幌
第7節 ○4-3 岐阜
第8節 ●0-2 磐田
第9節 ○2-0 群馬
第10節 ●0-1 横浜FC
5月
第11節 ●0-1 讃岐
第12節 △0-0 千葉
第13節 △1-1 京都
第14節 △0-0 徳島
第15節 ○1-0 大分 ・・・ブルーノ前半最後の出場(以後離脱)
第16節 ○3-2 栃木
6月
第17節 ○1-0 岡山
第18節 ●1-2 愛媛
第19節 ●0-2 熊本
第20節 ○2-0 大宮
7月
第21節 △1-1 福岡
澤井はもうちょっと冷遇されていた印象があったんですが、3試合目からもう先発入りしてるんですね。
よっぽど待望していた、あるいは意外な冷遇(非重用)だったのか。
3-0から大逆転の岐阜戦は第7節、結構最初の方なんですね。
点が取れないという印象は、どこらへんから始まったのか。第10節からの3連続無得点あたりからか。
総得点自体は、前半分11得点、後ろ半分10得点と特に変わらないですが。
後半戦
8勝9敗3分。20得点18失点。7月
第22節 ○2-0 岐阜
第23節 ●1-2 大分
第24節 ○1-0 北九州 ・・・次男加入、三男初FW起用
第25節 ○1-0 熊本
第26節 ○1-0 京都
8月
第27節 ○2-0 讃岐
第28節 ○6-1 横浜FC
第29節 ●0-1 徳島
第30節 ●0-1 愛媛
9月
第31節 ○3-1 群馬 ・・・ブルーノベンチ復帰
第32節 ●0-1 長崎
第33節 ●0-1 大宮
第34節 △0-0 福岡 ・・・ブルーノ&アラン先発起用
10月
第35節 ●0-2 札幌
第36節 △1-1 岡山 ・・・4-3-3採用
第37節 ●0-2 水戸
第38節 ○1-0● 栃木 ・・・4-4-2復旧
11月
第39節 ●0-3○ 磐田
第40節 ●0-1○ 千葉
第41節 △1-1 金沢
第42節 ??? C大阪
1試合残してはいますが。最終戦勝ったとしても、後半の方が成績は悪い。
ただ失点が減ってるのはともかく、得点ももうちょっと減ってるかなと思ったんですが、1試合残して3点マイナス。そんなもんか。単にどっちも少ないとも言えますが。(笑)
もう一つの"指標"として、「ブルーノ入り」と「ブルーノ抜き」で比べてみると・・・
入り 7勝10敗9分(1試合当たりの平均勝ち点1.15)
抜き 9勝5敗1分(1試合当たりの平均勝ち点1.87)
と、一応手元集計(笑)では、『ブルーノ・コウチーニョ疫病神説』は立証された形。(笑)
なぜ手元集計かというと基準がアバウトだからで、要はブルーノがどれくらい出場したかを問わず、ベンチに入ってる(外れてても"チーム"には広い意味で入っている)期間、1~15節と、31節以降を「入り」として計算しています。このアバウトさの一応根拠(笑)としては、ブルーノは単に個々のプレーの成功不成功にとどまらず、存在が与える何とも言えないモラルハザード効果というかオーガニセーション曖昧化効果というか、それをもって"疫病神"と認定しているということですね。
・・・修正するとすれば、1回外れて影響力が低下して後、"ベンチ入り"(31節)ではなくて"先発復帰"(34節)からを再度「入り」と計算するという考えはあって、その場合は
入り 6勝8敗9分(1.17)
抜き 10勝7敗1分(1.72)
となって若干差は縮まります。
ちなみに総勝ち点だとどういう差になるかというと・・・
入り 47.3 or 48.1 点
抜き 76.5 or 70.6 点
となって、結構差が付きますね。
ただ41節終了時点での2位磐田3位福岡の勝ち点(J公式)が79ですから、仮にブルーノ抜きでも、自動昇格圏は最高に上手く行って届くか届かないか。直接対決での勝利が必須になりますね。
そういう意味では、最終節とプレーオフでブルーノが大活躍でもして(笑)結果昇格に導いてくれれば、少なくとも帳尻は合う格好に。
頑張って下さい。(笑)
大雑把ですが、現時点でだいたい確認したかったのはこれくらいですかね。
次男加入と三男転向は"相前後して"という印象でしたが、実際は同時だったのか。見事にそこから、"5連勝"は始まってますが。
他に見てみたい指標とか、事実誤認とかあったら、お知らせ下さい。(笑)
参照公式。
[追記]
最終セレッソ戦は ●0-2 でした。
なので後半の最終成績は、「8勝10敗3分。20得点20失点。」となりました。
"ブルーノ入り成績"(笑)は、6勝9敗9分(1.12)。
J2第40節 東京V ●0-1○ 千葉 (フクアリ)
粛々と、敗戦の弁。
・なんかもう脱力しちゃって、敗因の"分析"というより、"描写"という感じになると思います。(笑)
・斬り込む"刃"は当方も持ち合わせておりませんというか、うっかり斬るとそのまま血が止まらなくなって死んじゃいそうなチームというか。(笑)
・もしくはもう斬り込む実体が無くて、斬るに斬れないというか。
・悪いのはこんなチームに"昇格争い"をさせる、J(2)リーグの方。
・今回とりあえずは"爆弾"を千葉さんに押し付けることに成功しましたが、油断してるとまた戻って来そうで(笑)それが怖い。
・そこへ行くと愛媛さんの復活は凄いね。
・一番先に脱落しかかったのに、逆にそれが良かったか。
・強いて言えば、前節磐田戦で結果的に0-3で大敗したことが、トラウマというか自信"喪失"のタネにでもなったのかな。
・あんまりそういう気がしないんですけどね。そんな真っ当(笑)な理由ではなさそうというか。
・そもそも"喪失"するような自信は、無かったのではないかという。
・逆に自信を"つける"機会を逸したというくらいの位置付けは、可能かもしれませんが。前節について。
・ま、いずれ言い訳ではある。そもそもが仮想の話でもあるし。
・とにかく前半は酷い出来でした。
・"ブルーノ・コウチーニョ"関係の試合以外では、今季最低ではないかと。
・ロングボールを蹴られて劣勢に立たされた、プレスがかからなかった、それはそうなんですけどね。
・そんなの今に始まったこと(対策)ではないし、あそこまでバラバラになった、"自分を見失った"戦いになってしまったのは、どういうわけか。
・一つはまあ、相手関係。
・磐田のようにはっきり格上で、無心にチャレンジしていけるような境遇の差は現在無くて。
・とはいえ外国人を筆頭に個々の能力が与える威圧は、やはり他の普通のJ2チームとは少し違う。
・絶好調福岡あたりと比べても、裸で向き合った場合の気後れ感は大きい。
・特に個力に大きな不安というか劣等感を、改めて感じる機会の多い最近のヴェルディにとっては。
・一方で千葉は千葉でおよそ好調とは程遠い近況で、千葉なりに"必死"にやって来ることは予想出来て。
・心構えの持ち方としては、ちょっと難しいというか予想し難いところはあったかなと。
・強いのか弱いのか、上なのか下なのか同等なのか、はっきりしてくれという。(笑)
・直近のチーム状態も、開き直れるほどどん底ではなかったし、しかし自信を持って臨めるほどでも勿論上昇中というわけでもなかったし。
・継続でいいのか変えなくてはいけないのか、磐田戦の評価も含めて、かなり不透明というか宙ぶらりんな部分はあったと思います。
・で、回り回ってチームがどのようにこの試合に入ったかというと・・・。
・実は凄く「意欲的」だったのではないかなと。今までにもなく。
・...ちょっと説明が必要ですね。(笑)
・つまりやる気はあった。"気"はね。
・言ったってこれ以上無いくらいの"昇格ライバル"との直接対決、「血戦」だったわけですし。
・内実はともかく(笑)、シチュエーション的には。
・更に言うと、これは純粋な憶測ですが、相手の近況的にも"昇格ライバル"の中では場合によっては一番「勝てそう」な相手でもあったかもしれないですし。
・いや、憶測ですけどね(笑)。可能性。
・ともかく凄く"勝とう"とした、勝ちを取りに行ったのではないかと。
・今までになく。・・・つまり、黙々と"自分たちのサッカー"をやるだけではなく。
・やや低いレベルで良くも悪くも安定していたスタイルを、なぞるだけにとどまらず。
・上ではあんまり重視しない可能性としていますが、磐田に大敗した少なくとも悔しさくらいは、あったでしょうしね。
・モチベーションのプラス要因として。
・または「これじゃ駄目だ」という気持ちか。
・とにかく"いつも"通りではなかった。
・その象徴が、今季これまでにないくらいに仕掛けと得点の意欲を全開にした、杉本のプレイ。
・それ自体は勿論駄目ということは無いわけですけど・・・
・今?というか。遅いよというか。
・ことここに至っては、それはもう、「杉本のプレイ」ではないのではないかというか。
・ずっと求めて来たプレーではあるんですけどねえ。
・いかにもむしろ、「よそ行き」というか、「地に足のついていない」印象を受けましたね。
・実際空回りする場面が多かったですし。リズムを乱す要因というか。
・前節駄目出しした安西のカットインプレー共々、やはりどちらかというと意欲というより焦り、"準備"の足りないビッグプレー狙いと、そう評価するのが酷なようですが妥当なプレーなのかなと。
・とにかくそれを筆頭に、どうも全体的に意図の繋がらない、あるいは個々が狙い過ぎのプレーが目立ったと思います。
・解説に褒められていた三竿の"意欲的"なプレー、攻撃参加も、逆にいかにチームがいつもの機能性を持ててなかったかの、証明ではないかという。
・三竿が目立つという、異常事態というか。(笑)
・結果何とハーフタイムに、監督から「省エネプレーをしようとするな」と叱咤されるという、正に"異常"事態。
・'15ヴェルディが、省エネ?それどこのヴェルディ?
・やる気はあったんですよ、多分。無いわけない。
・誰も省エネしようとか、思うわけが無い。
・ただ狙い過ぎの結果手数が減ったのと、連携崩壊で手持ち無沙汰が増えたのとで、結果的には労働量が減って見えてしまったという。
・悲しい。(笑)
・勿論単純に、行きかうロングボールを見送るシーンも多かったんでしょうけどね。
・いざボール持った時の反応が、いちいちおかしかった。
・"おかしく"なるきっかけには、ジェフの作戦はなったでしょうけど。
・ここまでおかしくなってくれるとは、あちらも期待してなかったはず。
・参った参った。
・ジェフなら勝てると、思わされたところまで、作戦?(笑)
・"蹂躙"とか、僕が書いちゃったのもいけなかったか。(笑)
・後半はそれなりに押し込む時間も増えましたが、連携のぎくしゃく感は最後まで変わらなかったですね。
・平常心だったのは安在くらいか。
・あんなに怒る中後も初めて見ましたし。
・大輔はある意味平常心だったけど、要はいつも通り、誰とも満遍なく、少しずつ噛み合わないプレーをしていただけだし。
・2トップのコンビネーション出来ないですねえ。
・だいたい杉本が単騎追い回してる場面が多過ぎるんですよ。
・"取り返し"に行ってる、敵の攻撃を遅らせてる時ならそれでもいいんですけど。
・"取りに行ってる"時も結局動きとしては同じなんだもの。
・それじゃ疲れるし、攻撃の余力も無くなる。
・いざこの日のように「攻め」に行く時は、"普段"のプレー外のプレーという位置づけになっちゃう。
・まあ"空回り"してる選手(ばかり)を責めるのも酷なんでね。
・要は"チーム"が成長・変化していないから、いざ頑張ろうとした時に頑張るよすがが足りなくなってるということでもあるわけで。
・後は個人で、という形に。
・あるいは今まで惰性でやってた分を、一気に取り返そうとしてこういう試合になっちゃったか。
・結局連勝終了後からここまでの、なんだかんだ2ヵ月以上。
・事実上、チームとして何ら改革や上乗せは行われていない訳でね。
・"ブルーノ""アラン"絡みのいくつかの試行錯誤は勿論ありましたが、ただでさえ唐突でそれまでのチームとの繋がりが薄いやり方だった上に。
・結果としても単なる失敗というか、その中で起きたことが何らその後還元もされていないわけで、純粋に"試行"というか"仇花"というか。
・道楽というか。(笑)
・アランが先発候補として定着しなかったどころか、ブルーノを交代の駒として位置付けることにすら、全く成功していない。
・どう贔屓目で見てもここらへんは、上手くやったと評価することは難しいですよね。
・結局ほんとに、限られた11人の限られた形と機能性だけで、数か月間やり続けていることに。
・変えればいいということではないけど、同じリーグの平均から見てもかなり異例な運用に見えるし、実際選手は煮詰まってるし。
・その煮詰まりへのある種の"防衛"として、例えば杉本の"プレスマシーン"化のような機能特化もあったんでしょうね。
・「考えない」ことにすることによって、「感じない」「心を無にする」ことによる。
・自分を守る為に、心を閉ざすというか。
・いざ久しぶりに"開い"たら、こんなとっ散らかっちゃったわけで。
・心を開くにも慣れが必要というか。
・まあ"変えない"と決めてたわけでは勿論無くて、結果的にそうなってしまった面は大きいんでしょうけど、監督も。
・ただ上手くはなかったですよね。交代策全般含めて。
・とにかく「定番」「ルーティン」であることで何とかクオリティを保っていたチームが、いざ土壇場で"それ以上"を求めた時に空中分解してしまったというのは。
・罰が当たったとまでは言いませんが(笑)、やはりこう、因果応報感というか、準備不足仕込み不足からの自業自得ではあったと、現象としては言えると思います。
・若い選手たちの未熟さを責めるよりもね。
・確かに今季一番、「若さ」を感じた試合ではありましたが。(笑)
・更に言うならば、この試合に個々の選手たちが見せた"逸脱"は、単に「意欲」(の空回り)のなさしめたものというよりも、心の底ではもうそれまでのやり方を信じていない、信じられなくなっていた、そういう面の表れでもあったかなと。
・戦術的な評価というよりも、変わらないままやり続ける辛さが限界を突破したという感じだと思いますが。
・代案は無くても嫌なものは嫌、自分にその辛さを与えるものをとにかく恨むというか。
・まあ追い詰められた選手たちは、割合そういう風に反応するものですけどね。
・代表でもちょいちょい見ますね。(笑)
・蒸し返すようですが、複数のシステムを使い分ける程度のものは、あっても良かったんじゃないかなあとは、やっぱり思います。
・"ブルーノシステム"とかいう、企画ものじゃなくて。(笑)
・目先が変わるだけでもね、人間というものは随分。選択肢があるだけでも。
・ちょっと頭も心も固定され過ぎたというか。
・とにかく少なからず意外な試合でしたね。
・"粛々とやるヴェルディ"に"右往左往するジェフ"で"蹂躙"という、そういうイメージだったんですけど。(笑)
・逆に"右往左往するヴェルディ"と"狙いがはっきりしていたジェフ"という試合に。
・跳ね返されるかもとは思ってたけど、こけるとは思わなかったあ。(笑)
・参りました。
・まあ弱いってことですね。"仕込み不足"も含めて。
・ここぞという時に、それまでに無い弱さを見せるようでは。
・出直します。(笑)
J2第39節 東京V ●0-3○ 磐田 (味の素)
残念でした。
・ブルーノ・アラン同時起用→アランのみ起用→4-3-3ブルーノシステム2試合と試行錯誤4試合を挟んだ後、改めて元の形に戻して一応勝利を収めた前節栃木戦の後のこの試合。
・初心に帰ったというか"サイクル"のやり直しというか。
・特に(試行錯誤前から)クオリティが向上したわけでも課題が解決したわけでもありませんが、何となく憑き物が落ちたというかいい意味で緩んだというか。
・"やらなきゃ""やれるはずだ"と力みながら空転していた状態からは少し距離が取れて。
・久しぶりに攻撃に可能性が見えたというか、コンビネーションの自然発火がある程度発動可能な状態に戻っているという印象がありました。
・改めて"点の取れない""攻撃の上手く行かない"ヴェルディの状態の言語化を試みてみると。
・自分たちが実現しようとしている攻撃の、プレーの"速さ"に。
・自分たち自身が追い付いて行けなくて、単純に人数が足りなくなってるか、あるいは頭の中が"速さ"に占められて雑なプレー、味方の動きを感じられないプレーに終始する、こういう状態かなと。
・速さは「客観」的にはいいこと、速ければ速いほど敵には脅威なわけですが、「主観」的に、自分たちにとっても"速"いまんまだと、それは単に余裕が無いというか焦ってるというかそういう状態で、必ずしもいいことではない。
・ある意味「主観」的には、逆に遅ければ遅いほどいいというか。
・今季のヴェルディの場合、若さに任せた猛烈なプレスから素早いショートカウンターというプレースタイル自体は(少なくともブルーノ離脱後は)基本のものであって、それを実行する運動能力自体にも問題無いはずなわけですが。
・それがどうして(恒常的に)"焦った"状態に陥っていたかというと。
・シーズンが進んで他チームが色々と迷ったり疲労したりしていく中で、若さの特権&コケの一念(笑)で、一切迷わず、衰えの気配すら見せずに猛進するヤング・ヴェルディに対して。
・対戦相手が辟易する、びびって勝手に崩れる中でゲームを制圧する、攻撃も小気味よく決まって時にまとめ取りも出来たりする、それが5連勝時にかけての状態だったと思います。
・それに対して、対策を立てられた相手が慣れたという、それもそうなんでしょうが。
・それ以上にその"成功体験"があだになったというか自分を見失わせたというか。
・要は"たまたま"相手が崩れた、それによって実現された(攻撃の)スピード感が。
・MAXやスペシャルではなくて当たり前のもの、無いと駄目なものとして独り歩きして、イメージの中に刷り込まれたというか。
・"結果"としての速さが、手段として誤認されたというか。
・粛々と「自分たちの」サッカーをやっていたところが、いつの間にか「相手」(の状態)ありきのものにすり替わっていたというか。
・必然的なプロセスを連鎖させて行くのではなく、幻想的な何かに"合わせて"行くようなプレーになって行った。
・"幻想"の速度を実現しようとする余り、ポイントに早く着き過ぎて必要なスペースを消したり、味方の実行可能なスピード&有効なタイミングに全く合わないプレーを繰り返したり。
・それぞれがそれぞれに、そんな感じに。
・速くプレーすることは出来る、体的には。
・しかし頭も働くことを考え合わせると、到底"出来"ていない速さに、チーム全体が追い込まれていたというか。
・まあ簡単に言うと、メリハリがつかなくなっていたということかも知れませんが。
・"速さ"の空洞化というか。
・同じ「客観」的な速さでも、プロセスが違えば意味や難度は大きく変わって来るので。
・"メリハリ"ということでもう一つ言うと。
・味方の意表すらつく(笑)ひたむきな爆走で、いっときチームの新たなギアになっていた高木大輔が。
・チームのデフォルトとして馴染むことでその効果を失った、更に言えばその"ひたむき"さを"闇雲"さとして悪い形でデフォルト化してしまった、そういう面もあったかと思います。
・とにかくそういう状態だったヴェルディが、負けが込むことで当然自信を失って、一方で(速さの)"強迫観念"の方も自然低減して行って。
・結果的な"気分転換"の4試合なども挟んで、おずおずと元々のスタイルの確認作業にいそしんでいた前節。
・そして今節、今やはっきりと総合的には格上の相手である磐田との対戦で、チャレンジャー的な気楽さと、"受けて"くれる("引く"という意味ではなくて)相手との噛み合わせの良さで。
・その"確認作業"に身が入ったというか、そもそもどのように有効なプレーだったのかというのをかなり思い出すことが出来て。
・攻撃のスムーズさは、いつ以来だろうというレベルだったと思います。
・PK奪取に至るプレーなども、ほんと良かったですね。
・互いの距離感やタイミングに、自然な秩序が形成されていた。
・それを南が外しちゃったのは・・・。うーん。
・一般論として責めるのは酷としても、かなり厳しかったのは確か。
・そうそう得点チャンスのあるチームではないですし。(笑)
・ていうか南が蹴ったこと自体、少し驚きましたが。
・PK取った選手か、一番安定している中後あたりが、普通だろうと思いますし。
・今まで蹴ってましたっけ。余りにも点が入らないので、記憶がはっきりしませんが。(笑)
・とにかくその千金のチャンスを逃してしまった後は、一人少なくなってかつエースジェイの負傷交代という大きなハンディで結束した磐田に。
・"格上"の鷹揚さが無くなって上手く"チャレンジ"させてくれなくなって、掴みかけていた"スタイル"確認の手応えがまた曖昧になってしまって、最後までふわふわしながらやってしまったなという、そういう印象。
・とはいえ磐田の3点はえげつなかった。川辺とアダイウトンの個人技は。
・攻められた時の守備のアバウトさという、連勝終了後にちょいちょい見え隠れてしていた弱点が、集中的に抉り出されたという面もありました。
・余りにもいいタイミング&立て続けにやられてしまったので、"試合"として後半をまとめるのはちょっと難しいですけどね。
・1点目か2点目をもう少し失点しないで持ちこたえていられれば、また違う展開にはなったかも知れない。
・"0-3"というほど悪い試合ではなかったとは思いますが。
・ただ後半はやはり、"いいところ無し"ではあった(笑)。結果的に。
・交代策も相変わらずぴんと来ませんし。
・次男をボランチ的に途中投入するという策は、一回でも当たったことありましたっけ。
・川勝時代なら、あったかも。(笑)
・アラン、平本はいいとして、その対象がそのまま2トップで、結果的に南・澤井がフル出場というのもいかにも無能。
・彼らの有効性は、あくまでカミカゼ2トップのフォロー役としてのもので、普通に「中盤」「2列目」としては半人前もいいとこですからね。
・もうちょっと何か組み合わせを考えて欲しいというか、結果的な布陣のイメージが曖昧な気がするというか。
・(FW増やしての)"パワープレイ"ですらないし。
・まあ最近ほんと冨樫監督は、試合中に悩んでますよね(笑)。悩んだまま、手を打ってるというか。
・無い解答を探してるというか。
・もっと気楽にやって欲しいというのは、無理な注文かも知れませんが。それにしてもどうも、"ノレ"ない交代が多い気はします。
・上手く運を天に任せられないというか。
・こういう駄目もとの時こそ、ブルーノ使ってもいいんじゃないかとか。
・中野とかも見てみたいなとか。
・まあこの試合の結果を覆すのは、難しかったでしょうけど。
・展開が全てだったというか。
・残念でした。
・前半の"手応え"を信じるならば。
・次節ヴェルディ以上に状態が深刻な千葉相手なら、蹂躙してもそんなにおかしくないような気もします。
・でも一方で決め切れないでいるところに、言ったって磐田とそんなに大差ない個人能力を抱える千葉に、あれよあれよと逆襲を食らう絵も、同時に見えなくはない。(笑)
・どうなるでしょうね。まあ弱いどうし(笑)、どんな試合になってもおかしくないとは思います。(笑)
・プレーオフサバイバルというよりも、プレーオフに出る「資格」査定試合という感じに、なるかも知れません。
・"どちらか"が合格するとも、限らない。(笑)
・試合中にもちょっと言いましたが、安西のプレー選択がちょっと混乱してる感じ。
・川勝解説にもなんか、駄目出しされてましたね。シュート打ちゃあいいってもんでもないと。
・一言で言うと中に入り過ぎ、ゴールを見過ぎということだと思いますが。
・ただそれは仕方ないところもあって、要するに安西を上がらせるシステムが出来上がっていないので。
・何とか参加したい、チームの苦境や得点欠乏を救いたいという気持ちが行き過ぎて、そういうプレーになってるところが大きいと思います。
・縦に行ってる時すら、中への意識が早過ぎるというか、見え見えというか。
・とにかくちょっと、上手くいってない。
・間違ってるとまでは言わないけど、バランス的にやり過ぎ。
・"バランス"という、余裕が感じられないというか。
・一回外して落ち着かせるのもいいかも知れませんね。
・チーム自体も再構築中ですし。
・後感じたこととして、この試合に限った話ではないんですが、さっきの大輔の話のついでに言うと。
・杉本が今年、去年のように点が取れなくなったのは。
・プレスの負担が大きくなったことそのものよりも、チーム内での位置づけが変わったことが大きいかなと。
・今年の大輔(去年の杉本)のようにプラスアルファ的にではなくて、最初から軸としてプレーしてるので。
・特にゴールに向かうプレーの"入り"に、意外性や瞬発力が無くなっている。
・本人の意識の上でも、連続性が強過ぎる。
・敵からすれば"見えて"いる状態から入って来るので、そうなるとやはり、体格の無さが無視出来ないハンディとしてのしかかって来るというか、振り切るまでに力を使い尽くしてしまうというか。
・去年は抜き切れたものが。シュート態勢に余裕を持って入れたものが。
・まあまだ力が足りないと言えばそれまでなんですけどね。
・ただ"点取り屋"としてはやはり、物理的にも心理的にも1回は"消える"プレーというのは必須なので。
・使い方や位置づけを変化するだけで、また取れるようになるとは思います。
・今年はちょっと、難しいかもしれませんが。
・取れない続きで、若干錆びてもいるでしょうし。(笑)
・アランあたりに、もうちょっと負担を軽減してもらえないかなあと、思うんですけどねえ。
・割りと使うか、使わないかなんですよねえ、冨樫監督は。両外国人に関しては。
・ちょうどというのが、あんまり無い。
・もういい加減こちらもヘタってはいるんですが、それでもプレーオフ出ちゃうかも知れないですからねえ、今年の場合。
・なかなか終われない。(笑)
J2第38節 東京V ○1-0● 栃木 (グリスタ)
なんか長いシーズンだなあ。
・予想に反して、すっきり戻して来ましたね。
・戻した、のか、"プラン1"を今回は採用したという感じなのか。
・"プラン"と"プラン"との間にあんまり関連性や時間的脈絡が無くて、「別物」として区分けしているのが冨樫流というのが、この前の仮定でしたが。
・このごに及んで大事な最後の交代枠に、ブルーノを持って来るのは・・・
・"惚れた弱味"というのが、まあ一つ。(笑)
・もう一つは、前の試合の4-3-3の不発を、あくまでシステム全体の問題でブルーノ個人の比重は小さいと、システムはやめた(変えた)けどブルーノを見切ったわけではないという、そういうことなのか。
・色々含めて、やっぱり"惚れた弱味"だとは思いますが。(笑)
・あれでまたブルーノがとぼけたプレーして追い付かれでもしたら、さすがにとんでもない空気になったんじゃないかと思いますが。
・大過無く終わって良かった。
・しかし信頼してるんですねえ。
・「攻撃力」があるにも関わらず、ボランチも出来る「守備力」もあると、スペック的にはやっぱりそういう評価なんでしょうけど。
・これは開幕から一貫して。
・ある意味では、機械的に選手の能力を評価している人なのかなと。
・スペック本位というか、分かり易い"パラメータ"主義というか。
・良く言えば"客観的"で、余り感情は乗せない。
・だからブルーノが馬鹿野郎なプレーをしても、僕らのように(笑)カーッとなって切ったりしない。
・"惚れてる"のではなくて、単にパラメータの値を信じてるだけなのか?
・持ち前の妙に達者で無碍なマネージメント術も、別に腹芸を使ってるわけではなくて感情を乗せずに機械的にやっているゆえの、"不動心"なのかも。
・あえて言えば、マネージしようと"しない"ゆえの、安定性というか。
・試みなければ"失敗"することも無い。(笑)
・策じゃないから溺れないというか。(笑)
・まあ全体としてはそれで了解するとして、もう一つでは個人の評価は?
・ブルーノに対する評価法が、(当然)全選手に対しても適用されて。
・それが例えば中後に最初から躊躇せずに全託するという"勇気"や、いっときまでの澤井の不遇や、ウェズレイの妙に根気の良い起用のような、我々を驚かせたり不思議がらせたりする、起用法に繋がっていたのかなと。
・ある意味選手を「評価」していないというか、少なくともいちいち細かくどういう選手なのかというニュアンスを見て取ったりせずに、大雑把に「タイプ」と「パラメータ」で決めてしまうという。
・理系脳?(笑)
・「ブルーノと南と中後は要は"好み"で使っている」という、前回の説の真逆のようですが。(笑)
・今回はこちらの方向から網をかけてみるというか、仮説を提示してみました。(笑)
・皆さんてきとうに好きなのを選んで下さい。(笑)
・...勿論伊達に仮説立ててるわけではないので、基本的には"最新"の仮説が、一番その時点での僕の本心には近いわけですけど。
・でも過去のも"否定"はしない。(たまにはするかも(笑))
・まあブルーノはブルーノとして、大輔はここ2試合外されたことに怒ってたらしいですけど。
・それは君、単にプレス要員としてしか評価されてなかったからではないのかい?という。
・単純に攻撃力アップが課題とされてのシステムチェンジの時に、"FW"の頭数に入れられてなかったというか。
・まあ怒れるメンタルというか、ポジティブさは買いますが。
・早く実力を追いつかせてねという。(笑)
・ともかく形を戻してゲームの入りを安定させることには成功したものの。
・その安心感はすぐに"停滞感""閉塞感"に変わったというか戻ったというか。
・大輔・杉本・澤井・南がそれぞれに普通にやってるだけでは、およそ得点の気配はやはり見えず。
・コンビでやるにしても、勢いのままひらめきが繋がっていた状態の再現は望めないので。
・ここからはやはり、もっと意図的なコンビネーションや組み合わせの工夫をすべきかなと。
・まあ連勝が止まったあたりから、言っていたことではありますが。
・例えば見慣れた形のままに、右に南、左に澤井と配しているわけですが。
・個人としての南の持ち芸はシュートであり、澤井は縦への突破なわけで。
・フラットに考えれば南は逆足側に、澤井は利き足側に置いた方がいいはず。
・つまり南左、澤井右。
・自然にコンビが発動していた時は、そういうジャストの配置じゃないのが逆に味だったわけですけど。
・今はもう、ミニマムに考えて、限られた(笑)持ち芸が発揮し易いようにすることを優先すべきかも。
・あるいはむしろ連勝終了後にコンディションを戻して来た選手である安西。
・停滞する攻撃陣の中で、現状数少ない自ら仕掛けて変化を付けられる存在なわけで。
・チームとしてもっと、意図的積極的に活かすパターンを考えるべきではないかと。
・ほんと両SB、ダブルアンザイはね、ここんとこご苦労様ですよね。(笑)
・中盤やチームが機能しない中、独力で頑張って上がって仕掛けて。
・今日なんかも、"戻した"はいいものの、二列目がほとんど二列目として機能していないというか、4-2-4みたいに見えるというか。
・"FW補助"みたいな感じ。
・やはりもうちょっと、"戻す"だけでなくそれぞれの機能性を、改めて見直す必要があると思います。
・人を変えるか変えないかは別にして。
・ちょっと惰性に過ぎる。
・2トップの動きを整理すべきだというのは、色んな解説者に言われまくってる気がしますし。(笑)
・あれで上手くやれてると思うなよ?大輔。
・ただなあ、あんまりそういう細かい改善や工夫や発展は、得意そうじゃないというか視野に入らないようなんだよなあ、冨樫監督は。
・そういう監督だという、"説"でしたが。(笑)
・一つの形による一つの機能性を一直線に目指して行って、駄目ならやめる。
・またはその"機能性"用の、選手の入れ替えをする。
・やってることはある意味それだけかも。
・チーム作りを"楽しんでる"感じはあんまりしない。(笑)
・ニュアンスをというか。(笑)
・とにかく現象としては、何か新しい指示が無いと、今の並びでの個々の選手の動きは、これ以上良くなりそうには見えない。
・単なるプレスマシーンというか。(笑)
・まあ正直こうやったら上手く行くなんて手がそう残ってるとは思えませんが、ちょっとこの試合の"途方に暮れ"感は酷かったですからね。
・次の試合は更に悪くなってもおかしくないし。
・一方で上で僕が言ったような"改善"策も、それ自体は間違ってないというか、実際欠けてるから必要だと思うから言っているわけではあるんですが。
・実現可能性としては覚束ないところがあるというか、微妙に中期的方策であって、例えばもう10試合前、ある程度"チーム作り"の時間が残ってた時なら、より強く言えるよなというそういう類のものだとも思っています。(笑)
・何もしないよりはマシというか、当然すべき工夫だとは思いますが。
・現実には、これもちょっと前、ブルーノが復帰した頃に言いましたが。
・点が取れないのは覚悟で途中まではお馴染みスタイルで耐えて、ゲームを整えて、ある時間帯からはっきり"攻撃"モードに切り替えて続々カードを切って行くと、それぐらいしか無いかなあと、残り試合を考えると。
・切ったからと言って確実に点が取れそうな"カード"なんてウチにはありませんが、少なくともそういう了解、ゲームプランを共有することには、意味があるかなと。
・人事を尽くしたと言えるというか。(笑)
・その際には間違ってもこの試合の安西→善朗のような、分かり難い選手交代は無しでお願いしたいという。
・安西のところが田村になって三竿のところが善朗になるのが、どういう風に"攻撃力アップ"になるんだ?
・なるとしても、それ凄く複雑高尚な中盤の機能性の話だよね。
・何となく"スターティング"候補の一つとして、練習していた形なのかなあと思ったりしますが、逆にそれくらいしか考えられないというか。
・善朗入れて安西の上がりを引き出すというなら分かるけど、下げちゃってるからなあ。
・あそこは単純に、前の4枚のどれかに代えて行くのが、妥当だったのではないかと。
・どのみちもう、複雑なことを出来るチーム状態じゃないでしょ。
・勝ったから良かったけど。
・ほんとに。(笑)
・試合としては、かなりマズい部類の試合でしたよね。
・それでも1試合1試合やってくしかない。"心がけ"でもあるし、特に展望が無い(笑)ということでもあるし。
・"やってくしかない"モードになってから、なんか随分長いような。(笑)
・なぜか結果的に昇格戦線に生き残り続けてるのが理由でしょうが、これで更にプレーオフまで考えると・・・
・長いなあ。
・という感想でした。(笑)
J2第37節 東京V ●0-2○ 水戸 (味の素)
自縄自縛というか。
・ブルーノ・コウチーニョという、この悪魔の触媒。
・"名将"冨樫監督の、悪いところばかりをピンポイントで引き出す。(笑)
・悪魔、ないしは悪女。(笑)
・気を持たせてばかりの。
・まあ実際には冨樫監督の方が、自ら積極的に、好んで深みにはまりに行っている感じですが。(笑)
・試合開始当初の形を見て、解説の樋口氏は「三竿中後ドイスボランチの4-2-3-1か?」と言っていましたが。
・中後の自主判断によるポジショニングだろうと、その後修正。
・試合前のインタビューでも、冨樫監督は「リスクは覚悟している」と語っていましたから。
・やはり基本的には前節と同じ、三竿1ボランチ(アンカー)の4-3-3なんだろうと思います。
・ただ実際の形としては、中後が下がり目でブルーノがトップ下の、4-2-3-1に見える時間が多かったということで。
・それが監督の意識づけなのか、"リスク"を気にしての中後の微調整の結果なのかは定かではないですが。(はたまたブルーノの独走か)
・ともかく前節の「中後・ブルーノ」の(インサイドMF)"セット"感が薄れてしまったことで。
・左足無宿ブルーノの面目躍如というか、"ブルーノの"試合になってしまったというか。
・とにかく前節では一応保たれていた"バランス"が、見る影も無く崩壊してしまいした。
・まあブルーノの"浮浪"体質は筋金入りなので、仮に"維持"を旨として試合に入ったとしても、どっちみち2試合持たずに崩壊していただろう気もしないではないですが。
・まずはやらかしてしまったと、およそ昇格争いを繰り広げている"チャレンジャー"チームが、やってはいけない類の試合を。
・いよいよ「違うチーム」というか、チームになってなかったというか。
・"昇格レース"という夢のさなかに、うっかり目が覚めてしまってでもまだ朝まで少しあるなみたいな(笑)居心地の悪さを、かなり楽観的な類の人でも味わった試合ではなかったかと。
・...たまにありますよね、目が覚める前の眠りが浅くなった時に、それまで見ていた夢と急にトーンの違った夢が展開されて、なんだこりゃと違和感を感じている内に結局目が覚めるみたいなこと。
・無いですか?(笑)
・最後の方のはあれ、純粋な夢とは言えないんじゃないかなあみたいな。ただの見苦しい、直接的な願望投影というか。
・まあこの試合の"失敗"については、ブルーノは原因というよりも、単に拍車をかけただけみたいなところはあると思いますが。
・"失敗"した試合の中で、プルーノの持ち前の役に立たなさ、方々に負担や脱力を波及させる持ち味が、際限なく垂れ流されたというか。(笑)
・始まりとしてはやはり、新シフトによるプレス力の低下が、限界を越えたというかタガが外れたというか。
・その基礎であった連動性や流動性が、この日の布陣では確保出来なかったというか。
・直接的にはアランの欠場、orアランも杉本も三男も誰も先発にいなかったことによって。
・率先してつっつく人、あるいはプレスのスイッチを入れる人が存在せずに、それを前提とした(いつもの)連携や役割分担が、全く発動出来なかったということだろうと思います。
・それによってブルーノだけでなく、南の"足りなさ"なども露わになり。
・まあ前節も良かったとは言い難かったわけですが。
・今節はいよいよ自発的にやれることが無くなって、そのヤバさは早々に左の安在との配置転換を命じられたことにも表れていたと思いますが。
・せめて(左に移って)カットインシュートでもやっててくれ、それくらいしか出来ないんだからと、そんな感じでしょうか。
・やはりチーム全体が機能してる中での、"おまけ"としての、受動的な役割としての南。
・あるいは澤井あっての南と、そういう本質は変わってなかったというか。
・基本的にはブルーノと同じで、自分の目に見える範囲の仕事しか出来ないタイプですからね。
・走ることは出来ても。走れと言われれば。
・違いはそれくらいというか。
・そういう南を、しかしこの日も先発で使って77分の最後の交代策までプレーさせるところに、冨樫監督の偏愛と嗜好は表れてると思いますが。
・カテゴリーとしては、やはりブルーノと同じというか、同種の感情の元にあるというか。
・更に言えば、中後についても実は広くは同じで、ただ当たり外れに差があるという。
・中後は当たり、南は程々、ブルーノは大外れという。
・ブルーノが嫌われてるのは、ある意味での結果論というか。(笑)
・上手い選手好きなんですね、若干浮世離れした。
・中後がたまたまいい選手で助かったというか。(笑)
・そういう危険性は、秘めてる監督さんでもあるんたろうなと。
・まあ誰でも色々"秘めて"はいますよね。
・その"秘め"てるもののブルーノの「引き出し」方が、どうにもピンポイントでヤバかったと、そういうシーズンではあったかも知れません。
・ブルーノで始まって真ん中ずーっといなくて、でも最後は結局ブルーノというか。
・まあまだ終わってはいませんが。(笑)
・とにかくプレス役引っ張り役がいなかったことと、中後とブルーノがユニットとして動けなかったことで、ただでさえ即席だったヴェルディの中盤から前のコンビネーションは大混乱に陥り。
・水戸に恐らくは狙ってもいなかったろう(笑)、ほとんど完全な支配を与える時間帯も度々に。
・ただなんか、逆に(ロング)カウンターの間合いは結構掴み易そうにも見えましたけどね。
・皮肉なことに。
・やっぱり「空白」や「休憩」も、攻撃には必要なのかなと、そんなことを改めて思ったり。
・それはそれとして、先発メンバーの不発を受けての、冨樫監督の交代策もいかにもマズかったと思います。
・前の方でうろちょろしてるだけで内外の"代えろ"ムード(笑)びんびんのブルーノを、ボランチに落としてまで残して三竿から交代させたのに。
・結局数分でそのブルーノも代えてしまって。
・どうしたいねんという。心中するならしろ、とまでは言いませんが。
・まずブルーノ交代で癌切除、荷物下ろしで"戦闘態勢"を整えて、その後更に圧を高める為に三竿を交代、なら、流れとしては分かり易かったと思います。
・気合が乗せやすいというか。
・態勢不十分なままこの日のメンバーでは"切り札""目玉"的存在の杉本を入れてしまって、仕方ないからそれでも何とかギアを上げようとしているところでバタバタとブルーノ交代では、走り出してから気が付いて"忘れ物"を取りに行ったような感じで、気勢を削がれること甚だしい。
・単純に"人"の問題としても、「ブルーノ」→「高木善朗」では、攻撃力が"アップ"してるのか分かり難い(笑)し。
・「ブルーノ」は誰かに代えることそのものよりも、"下げる"こと自体に効果があるので、下げ方が肝心というか。
・まあ追い詰められてはいたんでしょうけどね、0-2でもあったし。
・それにしてもブルーノが絡むと、冨樫監督の判断力が2割引き3割引きになっちゃうような感じはありますね。
・悪女め。(笑)
・傾城め。(?)
・しかしここまでチーム状態が落ちても、まだ6位の千葉と得失点差なのか。
・これでは諦めるわけにもいかない。
・もっと言えば、"開き直る"程にも落ちていない。
・となるとまだまだ、ブルーノと冨樫監督の道行きは続きそうというか、ブルーノの"能力"(の見てくれ)に冨樫監督が期待をかけ続ける様子は、繰り返し見せられそうな感じはしますが。
・こうなったらむしろ、"成就"する様を見たいような気もして来ました。(笑)
・どこかに正解はあるでしょ。全部試せば。(笑)
・悪女が仏性(ぶっしょう)を覗かせる瞬間が。
・言う程悪いやつでは別にないし。タチが悪いだけで。(笑)
・次どうすんでしょうねえ、ほんと分かんない。
・連勝時のスタイルにとりあえず戻せというのが、恐らくは一番多い意見なのではないかと推測しますが。
・でもあんまりそういう予感は無いな。
・単純にアラン戻して4-3-3に再トライとかが、なんだかんだ一番ありそうかな?
・南のとこくらいは、代えて来るかも。
J2第36節 東京V △1-1△ 岡山 (味の素)
・・・なんてことは、ないとは思いますが(笑)。残り6試合。
・ここへ来ての、大胆な布陣変更。
・三竿アンカー、中後・ブルーノのインサイドに、南・平本・アラン3トップの、4-3-3。
・平本やブルーノを再度使う為にというよりは、4-3-3という形を先に考えての、その後の選手のチョイスかな?
・良くも悪くも計算出来る平本はいずれにしても都合によって(笑)召喚される位置付けの選手でしょうが、プルーノについては何とか活かせないかと、まだまだ心に引っかかってはいるんでしょうね。
・そういう意味では、ありきの布陣変更というニュアンスもあるかも。
・"一石二鳥"的な。これならブルーノも持ち味を出し易いかも知れないしという。
・"自分の為にしかプレー出来ない選手だ"という僕の評価のベクトルからすると、例えばこのシステムならば、右FWに使って好きに暴れてもらうみたいなやり方が、より考えられるかも知れない。
・ついでにこの際だから杉本左FWとかも見てみたかったかなという気はしますが、まだ出停中でしたっけ?
・ちなみに南はあんまりハマってなかったと思いますね。
・今のところ"一瞬"芸の選手なので、最初からFWに張っちゃうと"持"って考える時間が長くなって、どうも並みの選手にしかならない。
・やはり今季については、中盤で労働しながらひょいと顔を出す感じだから、これだけ点を取れたのではないか。
・覚醒初期には僕もFWで使おうか的なことを言っていた記憶(笑)はありますが、あの時は2トップでバリバリチェイスしながらその流れでというイメージで言っていたので、それだとまた違うニュアンスになっていたのではないかと。
・とにかくあんまり、考える時間は与えてはいけない選手。
・まだというか。(ずっとかも)
・話戻してプルーノですが。
・最終的にこういう(インサイドMFという)ポジションを選んだのは、やはりボランチも"出来る"という基本設定と、あくまで"中心"選手候補であるという、今季最初からの監督自身の起用方針に従った結果かと。
・"設定"に入ってない癖が大きな問題なのだと、それが外野たる僕の見立てなわけですが。
・まあ当事者としては、そうなるかなという感じ。
・それでも"トップ下"で完全に任せる感じにはしなかっただけマシというか工夫はされているというか。
・または4-4-2のサイドとか。
・メンバー発表時にはそのどちらかしか浮かばなくて、一瞬かなり見る気を失ってたんですけど。(笑)
・結果悪くは別になかったと思います。
・中後とゲームメイクを分担することで比重を下げて、たまに"出て来る"迫力の方に、上手く焦点を当てることに成功していたというか。
・まあ、言う程の「成功」ではなかったかも知れないですけど(笑)、リスクを抑えつつそれなりに活発な試合にはなっていました。
・いい意味で、"ブルーノの"試合にはなってなかったというか。ならずに済んだというか。
・ではこの布陣変更が何か大きなエポックを形成する契機になりそうかというと・・・
・うーん。
・まず"思想"的なことを言うと、今回の変更を見て感じたのは、「4バック」の前提性がかなり強いんだなということ。
・このチームを形成する基軸イメージとして入ってるというか。
・僕から見ると4か3かというのは大した違いには思えなくて、むしろ「2トップ」であること、ついで2ボラ・2センターであることの方が、今季ここまでのチームを構成している基本の機能性のように感じるんですが。
・そこを一気に変えて来た、変わるような変更を行って来た。
・僕自身、少し前システム変更を提案した身ではあるわけですけど、それはあくまで、なるべくそれまでのチームを機能性を維持しながら、そこにもう少し風を通す、あるいは焦点を絞り込むというようなそういうイメージで言っていたわけで。
・今から違うチームを作ろうという話ではなかったわけですね。
・これは結構、"違うチーム"ではないかと。(笑)
・まあ特に"混乱"していた様子も無いので、結果的に"維持"されてる部分もちゃんとあるとは言えると思うんですが、意外ではありました。
・そこにこだわってそこはこだわらないんだ、というのが。
・逆に4バックを維持する前提だと、これくらいしか無いのかなという論理的帰結でもあると思いますが。
・同時にまた、「4-2-3-1は危険」という認識は、多分共通してると思いますが。
・まあ1回試しもしましたしね。
・となるとやはり、残るのはこれかも。少なくとも形としては。
・しかしブルーノ(をあそこで)とはね。諦めないね。(笑)
・まあ悪くはなかった。やはり上手いなとは思いますし。
・アランも躍動してましたが、それはシステムというよりも、単に調子がいい、能力が高いということのように思えます。
・今まで通り2トップでも、これくらいやるのではないかと。
・いい選手ですよね、来季いるかどうか分かりませんが。
・2年後くらいには、どこかでとても手が出ないようなレベルの選手になっててもおかしくないかと。
・更に言うとヴェルディという環境で自力でブレイク出来るほどのあくの強さは感じないので、まあ出た方がいいのかなという気も。
・昇格したらしたで、上で苦戦するだろうヴェルディを"救う"程の力は、すぐには無いだろうし。
・(今のように)"準日本人"としてなら、置いておきたいですけど。
・好きは好きです。高原あたりと、組ませてみたかったなあとか。
・本筋に戻しますが。
・そのように、結果シュートも24本も打ちましたし、色々と楽しげな雰囲気(笑)もあった試合だとは思いますが。
・ただあんまりそれ以上の可能性は感じられませんでした。
・"違うチーム"なので継続性が謎というか比較が困難というか、だから"プラス"されたのかどうかが分かり難いというもありますし。
・勝てはしなかった綺麗な点も取れなかったという、結果的な問題も勿論ありますし。
・ただより根本的には、仮にもっと早い時期にこんな感じのチームを作ったとして、それで今この位置にいられたかと言うとそれは無いだろうなということですね。
・来季についても、どうかなという。
・平本の年齢とかは、置いておくとしても。
・要はここ最近は極度の得点力不足に陥っていた、しかし"あの"チームでしか、今季の躍進はあり得なかったし、来季(以降)についても基本そうだろうということですね。
・まあまあのメンバーではあるけれど、これといった武器も無い。
・今季最初がそうであったように。
・...ただし"そういう"チームとしては、今までで一番出来は良かったかなと思います。
・そこはやはり、"別の"チームによるとはいえ、ここまで登って来たことによるスケールアップはあったのかなと。勿論随所での細かいコンビネーションの蓄積と。
・"実績"を背景にした、"変化"ではあったというか。
・今年残り試合の問題としては、その効果が続く可能性はあるかも。
・ただ(仕切り直しとなる)来季の問題としては疑問だし、それ以前にプレーオフ用のチームとしてもちょっと手ぬるい感じはする。
・理想的にはこのチームでそれなりに爆発の実績を作っておいて、状況によって使い分けが出来たらなと、そんなところでしょうか。
・"スーパーサブが用意されていれば、閉塞気味の前半もより楽に戦えるのではないか"的な話に戻るかも知れませんか。
・プランBを保険にしたプランAというか。
・そんな感じに展開でもしないと、"おまけ"で終わる可能性が高いよというのが、冒頭言の意味でした。(笑)
・どうなんですかね。
・ちょっと前から、言おうとしてやめてた(笑)ことなんですけど。
・冨樫監督のチーム作りの、更なる"癖"論。(笑)
・例えばちょっと古い話ですが、連勝終了後の愛媛戦、杉本も三男も交代させちゃってから、永井を投入した場面とか。あるいは既に散々疑問を呈した、アランとブルーノをいきなりまとめて先発で使った福岡戦とか。そしてこの日の、メンバー大幅変更とシステムチェンジを同時にやった試合。
・冨樫監督って、意外と「継続性」にこだわっていないというか、あるやり方をあるやり方の中で工夫・発展させたりということにはそれほど興味が無くて、あるやり方で駄目ならあっさり違うやり方をする、その時その時で「別なチーム」を用意する、それを使い分ける代わる代わる使う、そういう傾向があるのかなと。
・象徴的に言えば、杉本・三男たちによる(ガチガチの)チーム、「永井」のチーム、「アラン&ブルーノ」のチーム、全部別々に存在している感じ。
・思い付きという以上のものではないんですけど、割りと繰り返されてる気がするので一応言っておきます。
・まあ一人一人の選手起用について、独特の緩さ、こだわりの無さがあるという話は、前に何回かしましたよね。(例)
・その緩さ変わり身の早さが、「チーム」や「ユニット」単位でもあるのかも知れないと、そういう納得の仕方も出来るかも知れませんが。
・どうもこう、"流れ"で追っていくとおや?と意表を突かれる瞬間がままある。
・"メンバーをころころ替える"と、主に悪い意味で言われる監督は沢山いるわけですけど。
・そういうのとも少し違う。そういう監督共通の、正解や魔法を求めてカリカリセカセカしてる感じとは。(笑)
・どうなるんですかねえ。どう"出る"というか。それが。
・更に言うと、来季以降どうするのかというのも、結構読み難い監督だなと。(笑)
・まあ編成にもよるでしょうが。
・あえて言えばやっぱり、"華やかな"チームを作りたいんだと思いますが。それこそこの日のようなタイプの。
・度々そういう癖は顔を出す。
・しかし今季躍進したような禁欲的なチームも作れるという、奥が深いのかまだ定まってないのか。
・興味深い人ではあります。
・(この日の)"ブルーノ"のポジションは、本来なら次男のジャストポジションのはずですよね。
・それを奪われたことを反省すべき、とも言えるんだけど、目下のところはやはり、"切り札"としての活躍の方が期待されますかね。
・都並さんによる「親父さん譲りの腰の強さ、反転の素早さ」という説明は、なるほどなあと。
・あれがあるから、パサーながら"瞬発力"的活躍も期待してしまうんですよね。
・惜しいは見飽きた、いい加減点取って。(笑)
・取れそうなんだから。
・アラン出停で、今度こそ杉本?
J2第35節 東京V ●0-2○ 札幌 (味の素)
勝てそうな感じも無くは無かったと思うんですが。
・崩壊・・・はしてなかったと思います。(笑)
・久々の"複数失点"ではありましたが。
・それはたまたまというか。
・ていうかそもそも最初の小野の一発も、たまたまとまではいいませんが、試合的にはイレギュラーな一発で。
・僕がここのところ危惧していた"守備の緩み"とも、余り関連性の深いものではなくて。
・正直僕も小野ナメてましたし。(笑)
・野々村社長は頑張ってはいるけど、"稲本"や"小野"で「スター」を獲ってるつもりなら、それは無駄金だよなと。
・"俊輔"や"ヒデ"ならともかく。同じ「黄金」でも。
・前者は所詮バイプレーヤーでしかない。カテゴリーを問わず。
・小野も好感は高いけど、カリスマは無いから。
・とか言いつつやられましたけど。(笑)
・はいはいどうもすいませんでしたね。
・むしろレ・コンビンにやられたかった。(謎)
・実際どうも、こっちが真剣にやってるところを片手間の選手にやられたようなモヤモヤ感はありますが、まあやられるのが悪いしそれを全く挽回出来ないのは、もっと悪いし。
・残念でした。
・前節不発に終わったように見えた冨樫用兵ですが、とにかく目先を変えたことによるリフレッシュ効果は、あったような気がします。
・どん詰まりの雰囲気はだいぶ和らいでいたというか、前向きな気持ちをやや取り戻していたように見えたというか。
・"攻撃"の際もね。問題の。
・勿論具体的な"問題"を新たに作り出していたプルーノは、きっちり外されてましたが。
・逆に"残"されたアランは、結構良かった。期待以上に。
・交代出場が主だった(長い)期間においては、何と言うか"チーム"の邪魔にならないように溶け込むようにという意識で一杯一杯で、持ち味が薄れていましたが。
・連続先発のこの試合では、かなりリラックスしていたというか何事も無かったように"自分"になっていたというか。(笑)
・他の日本人選手に無いような"遊び"も適度に見せつつ、シュートのひらめきもなかなかで。
・やっぱ結構いい選手だよなというか、気の優しい性格のいい選手ではあるけれど、決して"小心"でもないようだなと、改めて資質が見えたような気はしました。
・勿論"強烈な助っ人"というわけではないですけど、十分戦力になる、杉本と三男と並べてのスタメン候補として、今後も数に入れていいのではないかと、そう感じました。
・願わくばアランに刺激されて、杉本ももっと自由にプレイするようになったりしてくれれば・・・とか。
・まあ、駄目かな、今年は、もう(笑)。今年の杉本はあんな感じで決まり?(笑)
・とにかくささやかながらヴェルディの前線に変化をもたらしてくれる、そういう存在にはなってくれるのではないかと。
・バー直撃シュートは惜しかったですねえ。決まればなかなかの軽業でしたが。
・そのアランのプレーを含めて("中心に"ではない(笑))、点の取れそうな雰囲気、攻撃をする"喜び"感という意味では、ここ数試合の少なくとも「前半」戦では一番だったかなと思います。
・この試合勝てればもう一回いけるかもと、僕も少なからず期待はしていたんですが・・・
・小野の一発で先制されるまでは。
・先制されちゃうと駄目ですね、とにかく。
・追いかける展開になると、1点取らなくてはならなくなると。
・途端にプレッシャーがのしかかるというか、点の取れていない自信の無さが、支配的になるというか。
・自信も無ければ手段も無い。自信の根拠がというか。
・...というといかにも深刻な事態のようですが、元々無いと言えば無かったわけでね。
・元々"善戦"止まりが相応だった今年のチームが、点が全然取れないわけでもないけど少なくとも「狙っての打開」や「困った時の一発」の手段には欠乏していたチームが。
・連勝中はそれでも"必要な"点はスムーズに取れて、あるいは得点と失点の兼ね合いが良くて。
・いつの間にか("善戦"を越えて)「勝つ」のがある意味当たり前になって。
・それとの対照で、その基準を満たす為には、足りないことが多過ぎる、出来ないことが多過ぎる、どうしていいか分からない、それが今の選手たちの、精神状態ではないかと思います。
・実力は特に変わってなくて、見方が変わったというか。
・「コップに半分も」か「コップに半分しか」的な?(笑)
・とにかくピンポイントにはいい状態ではないのは確かだけど、さりとて調子を崩してるという程でもない。
・怪しい時もありましたが(笑)、少なくともこの試合はね。
・やっぱり前節は疲れも大きかったんでしょう、僕の思ってた以上に、リカバリーして来たなあという印象。
・逞しいなあというか。
・弱いけど(笑)。強くはないけど。
・いかんせん弱いチームの頼みの綱、セットプレーすら期待薄ですからね。
・特に中後のコーナーキック、あれは何とかならないのか。
・強さもコースもいつも同じで、あそこまで行くと、多分ああしか蹴れないんだろうなという感じですが。
・流れの中のロングキックには見るべきものがあるので、要はコツとセンスでいいところに蹴ってるだけで、基本的なキック力が無いor強いキックが蹴れないのかも。
・故障癖と何か関係が?
・分かりませんが。
・まあとにかく敵GKは、随分楽そうですよね。
・困ったもんだ。
・ブルーノのキックってどうだったっけ・・・(未練)
・この際だから言うと、三竿の攻撃への関与の少なさも、ことここに至っては注文を付けたくなる時はありますよね。
・若さはどこへやったというか。(笑)
・ほんと"繫ぐ"だけですからね。"中継"するというか。
・たまにそれ以外のプレーをする時は、凄く所在無げな感じになっている。(笑)
・これ僕の仕事じゃないんだけどなあという。
・トータルフットボールを極めたら逆に役割分担になっちゃった的な。
・デビュー直後の"華麗"なプレーを見ても、とても元々それだけの選手だったとは思えないんですが。
・どうしてこんなんなってるんでしょうか。
・杉本の"禁欲"ぶりも含めて、不思議です。
・何かしらこのチーム特有の馴化力みたいなものが働いている感じがしますが。
・強さでもある。
・まあ前の方が詰まってるから、自然にそれ以外のポジションへの要求・期待が大きくなるということではあるんですが。
・ダブルアンザイは頑張ってますよね。
・あんまりバランスは良くなくて、その場その場で空回り気味に奮闘している感はありますが。
・ていうか実際も三竿はいつも真っ先にというか躊躇なく代えられているので(笑)、ヴェルディの(攻撃の)弱点になってるとまでは言えないですけど。
・ただ三竿自身がもっとやれた方が、代えるのに"躊躇"が必要になった方が、チーム力が上がるのは確かなので。
・まあ来年以降の課題。
・課題・・・なのかそれとも実はそういう選手なのか、それもまだ今はよく分かりませんが。
・気が付いたらCBになってたりしてね(笑)。今季もたまにやってるように。
・と、いつの間にか"来年"の話なんかしてしまってますが。
・まあ、今年はここまででしょう。
・昇格を諦めるとかそういうことではなくて、色々文句はあってもでは今年のチームをここまで以上に持って行くチャンスがあったかというと、それは無かったと思います。
・今年の分の"仕事"は、もう冨樫監督はやり終えている。
・恐らく給料的にも。(笑)
・だからまあ、ここから先はおまけ。
・いざプレーオフを当事者として迎えちゃったりしたら、勿論また気持ちは変わるんでしょうけど。
・その時はまた、"不安"よりも"喜び"が、チームを満たしているかも知れないし。
・ご用心あれ!
・と、一応型通り煽ってみたりはしますが、ありていにいえば何でこんなチームがプレーオフ圏にまだいるのか自体が、不思議なような現状なので。
・昇格とか言われてもね。(笑)
・今年は例年より更にレベルが低い感じもしてはいるんですが、それにしても"J2の6位"が昇格してしまうかもしれない今のレギュレーションの不条理は、やはり感じてしまいますよね。
・3位を狙って3位を取れないチームになんて、どんな資格があるのか。
・ああ"J2の3位"、思い出しても胸がキュンとなりますね。
・キューッとというか。
・やはりあれこそが本物の戦い。
・"狙った"ものを取るのが、"決定力"です!(若干意味不明)
・だから"6位"でも、最終戦でそれを自力で勝ち取ったチームとかは、案外強いのかも知れない。
・4位とか5位よりは。
・何となく。(笑)
・まあとにかく、"磐田を抜いて2位だ!"と意気込んでいた時の炎は、もう綺麗に消えてしまいました。
・自分のチームでもこんなもんか、"プレーオフ圏"だと。
・もう少し違うかと思ったけど。
・一回落ちたら、また燃えるかな。(笑)
・一応落ちたくはないです。(笑)
・頑張りましょう。(説得力無い)
J2第34節 東京V △0-0△ 福岡 (レベスタ)
崩壊前夜?
・連戦の疲労、とかだけならいいんですけどねえ。
・ちょっと不穏というか、不安というか、そういう試合に見えました。
・5連勝後は、0点、0点、3点、0点、0点と、否定しようのない得点力不足に陥っている冨樫ヴェルディ。
・直近昇格ライバルとの直接対決となるこの1戦で冨樫監督が選んだ打開策は、連勝を支えた杉本・高木大の2トップを、前節後半に見せ場を作ったアラン・ブルーノの2ブラジル人に丸ごと交換することでした。
・その出来や是非については後でまた書くとして・・・
・僕がこの試合気になったのは、攻撃よりもむしろ守備の方。
・売りの一つである、個々の球際の寄せの"激しさ"・・・などは多分基本的に変わってないと思うんですが。
・少なくとも心がけとしては。
・それに連動する他の選手の動き、カバーリングや、あるいはそれ以前にそのマーク相手を捕まえる戻りの動きや当たりに行くor"激しい"プレーを発動するタイミング。
・こうしたものがどうもちょっと前までと違う、遅かったりぎくしゃくしたり、あるいは唐突だったり不必要に激しかったり。
・どうも同じことをやっているようで同じようにやれていない、このチームの長所であった「注意力」の連携や継続性のようなものが、失われているというか目減りしているというか。
・そういう印象を、試合通して受けました。
・このタイミングでこういう風に人が寄ってくるはずだ、という僕の体感といちいちずれる。
・あるいは例えばサイドを突破されて最終的にシュートを打たれた際に。
・突破のところ、そこから折り返された中、そこから出されたボールをシュートした選手。
・それぞれに人は行ってるし寄ってもいるんですが、ことごとく潰し切れてない、同じように順番に自由を許している。
・誰かがやりそうだけど結果的に誰もやれてないみたいな、そういう場面が目に付きました。
・見ててもどこで止まりそうだな、という予測が立たないというか予感が無いというか。
・よし、そこだ、潰せ、と、気合を乗せるタイミングが無いというか。
・要するに何となくプレーしてるように見えたという。
・守備については前節の時も、危険だったいちいち危なっかしかったと言いましたが。
・その時は、攻撃が上手く行ってないことが守備時の余裕を奪っていると、そういう風に分析したわけですが。
・この試合を見ると、それだけではないのかも知れない、あるいはもっと長いスパンでの乱れの一端なのかもしれないと、そういう新たな不安も持ち上がって来たり。
・まあこの1試合については、他に"昇格争いの緊張感の中での3連戦の疲労"や、"ブラジル人2トップの先発起用による前線のチェイス力の低下"(の影響)などが原因として考えられるわけで。
・この曲がりなりにも(笑)無失点試合を掴まえて、ヴェルディの守備が崩壊していると俄かに言い立てる気は無いですけど。
・この状態が、あるいはこの状態をもたらしているやり方(があるとすれば)があと2,3試合、ひょっとすると1,2試合続けば。
・その時はヴェルディというチームの機能性は大幅に低下しているだろう、それを誤魔化しカバーする個人能力が存在していない以上、不安からそれ以上の崩壊を起こしている可能性があると、割りと自信を持って言えます。
・またはこの後の戦績によっては、「福岡戦で既に崩壊していた」と、後知恵で鬼の首を取ったように言う準備が(笑)。(色々と卑怯(笑))
・とにかく"いい試合"だ"よくやった"とは、僕は全く思わなかったですね。
・正直腹が立ちました、どちらかというと。
・いつ以来だろうという、低レベルゲームに見えたというか。
・シュートの撃たれ方が悪過ぎて、佐藤のファインセーブを褒める気にもならなかったというか。
・むしろ失点してお灸を据えられるべきという。(困るけど)
・さてその守備の、あるいはチームの機能性の低下の原因の一端は確実に担っていただろう、ブラジル人2人による"攻撃重視"2トップですが。
・"何とかしたい"という監督の気持ちは分かりますし、あるいは"変化"が必要なくらいに最近のチーム状態に危機感を抱いているらしい、そのことに関しても多分僕と同じ見方感じ方をしてるのだろうと、評価(というのもなんか偉そうですが(笑))はします。
・ただ・・・無かったかなと。僕的に意外、想定外だったというか。
・"危機感の共有"を前提にしても。
・前節後に考えていたことは、具体的には後半のオプションとしての二人の有効利用と、その"希望"によるチームの雰囲気の良化の期待ということだったわけですが。
・それはまあ勿論一つの考え方であり、更に言えば僕にしては(笑)随分穏健というか慎重な類の提案でもあったと思います。
・だからそれ以上の大胆さを監督が示すことに対しては、必ずしも強く反対はしないわけですが、それでも"無かった"かなと。
・それは"二人いっぺん"はやり過ぎ、ということと、かつその一人が"ブルーノ"であることに対して。
・やり過ぎだというのは一言で言うと、ここに至るこのチームの機能性は、ほぼ今のレギュラーメンバー、限られた組み合わせによってもたらされたものであること、それを忘れるな見過ごすなと言うことですね。
・次男についての試行錯誤で分かったように、南と澤井という、(他のチームなら)正直そこまで絶対的なはずじゃない二人の2列目の組み合わせが代えが利かないのは無論のこと。
・それに比べれば仕事が単純な分多少は融通が利く前線の組み合わせにしても、杉本にはかなりフル回転の無理をさせてますし、相方が三男にしろ誰にしろ、"ポジション"として一定のチェイス力が大前提なのは何度も言っている通り。
・それを一人ずつならともかく二人代えてしまう、外してしまうというのは、大胆と言うより無謀というか、"攻撃力強化"という以上に"別チーム"化というか。
・およそ成功のイメージが僕には全く湧かない、"賭け"に思えました。
・更に言えば、試合前にも言ってましたが、それで仮に結果が良かったとして、今までのチームとの繋がりはどうなるのか、「プラス」(になったとして)材料としての投資効率が悪いのではないかと、そういう運営上の拙劣感も感じました。
・もっと"そもそも"を言うとですね、この組み合わせこの布陣は、"驚き"ではあるけれど、"新鮮"ではないわけですよね。
・つまり、ブルーノが常時出場していたシーズン当初は、ちょいちょい見たような組み合わせなわけです。
・そしてその時、チームは弱かったわけです。
・それから数カ月たって、結果が必ず同じになるとは勿論限らないわけですが、では何が違うから違う結果になるという、目算があったのか。
・あえて問えば、そういう疑問はあります。
・実際には、もっと衝動的なものだと思いますけど(笑)。目の前の状況に対する。
・それについて意地悪を言う気は無いですが。
・ただブルーノがいなくなってから、ブラジル人アタッカー二人を主軸に据えなくなってからチームが強くなった上昇機運に乗ったのは、決して偶然ではないわけで。
・中途半端な個人能力の"足し算"から、徹底的な"チーム"化によって。
・そんな簡単に戻していいものなのか?、戻したつもりは多分無いだろうけど、結果的にそうなってしまったこの布陣は真っ当なものなのかと、そこは考えて欲しいなと、それは強く思います。
・"一人ずつ"なら、まだそんなことも無かった、言うつもりは無いわけですけどね。
・選択肢の限られた中で。
・ただまとめて先発は無いだろうと。二人のこれまでに示した能力と起用の危険、それらの期待値をどう計算したとしても。
・僕は絶対やらなかった、少なくとも。
・高い金払って賞金の安い宝くじを買わされたような、納得の行かないギャンブル感、射幸感。
・"射幸"なのに、さっぱりわくわくしない。
・まあ実際には、"問題"のほとんどは、プルーノの方にあるわけでしょうけど。
・アランの方は、"決定力は足りないけど骨惜しみはしないスピード系FW"として、良くも悪くもここまでのところ"落ち着いて"はいるわけで。
・日本人FW的に。(笑)
・最近になって、改めて高さに注目したりはしましたが。
・しかしブルーノの方は・・・。ブルーノは。
・悪い選手ではない。上手くて体もそこそこあって、中盤から前ならどこでもそれなりにこなせるレフティーとして、今季の10番も背負わされている期待の選手。
・シーズン序盤、冨樫監督がかなりの部分チームの命運を託そう的に重用したのも、分からないではない。
・でも駄目だったですよね。どうやっても。
・あるいはこの選手がいることによっては、チームは強くならなかったですよね。
・いや、いいところもちょいちょいあったと、反論は来るでしょう。
・福岡戦でも、いくつかそういうコメントを見かけたように。
・もううんざりなんですよね、そういうやり取りは。
・開幕からずーっと同じじゃないですか。しかも同レベルで。
・この先もそうでしょう、何か大きな変化が無い限り。
・そりゃいいところはありますよ、能力高いんだから。
・でもそれだけでしょ。それが罠というか、ガンというか。
・色々見ててこの選手の特に駄目なところは、要求水準の低さだと思います。
・自分に対する。
・この試合の交代時にも、こんなコメントを投げかけている人がいましたが・・・(と、責任転嫁(笑))
・自尊心は高いんですよ。でも要求水準が低いんです。
・だから恵まれた能力を使った、一定範囲のプレーにいつも終始して、それで満足してしまうんです。
・まあ"ナルシスト"なんでしょうね、多分。
・伊達にイケメンなわけではなくて。(笑)
・全然冗談ではないんですけど。
・"一定範囲"についてもう少し言うと、どのポジションでどのように使われても、自分のやり易いように・・・という表現ならまだ好意的な方で、あっさり言ってしまうと自分が楽なようにしかプレーしないんですよ。
・それでもなにがしか体裁が整えられるような"能力"は、持っているわけですけど。
・その能力がチームの為に、チームが今正に必要としていることに"反応"して"触発"されて発揮されることは、決して無い。
・たまたま(笑)需要と供給が一致することはあっても。
・よく体の無理が利かなくなった元ファンタジスタとかベテランが、そういうプレーをすることはありますけどね。
・でもあなた無理利くでしょう、結構。利く方でしょう、ウチでは。
・こういう選手の存在がチームに、特に今のウチのようなチームにどういう影響をもたらすか。
・罠?ガン?そんな酷いこと言いましたっけ、僕。(笑)
・まあ、だいたいそんなところです。
・ただしシーズン当初に関しては、チーム自体も必ずしも今のようにはプレーしていなかった、プルーノの"自分"プレーがそこまで浮くようなチーム作りはしていなかったと思うので、それについてはもう責めませんが。
・しかし今は・・・。
・それでも価値はありますけどね。使いようによっては。
・使いたいというか。使えるなら。
・しかしこの日のような"ブラジル人2トップ"、"ワントップの下"(縦ならび2トップの下がり目)なんて使い方では、"俺様"やれと言ってるようなもので。
・ブルーノ特有の、"配下のいない王様"というか。(笑)
・俺って最高、そこでおしまい。
・とにかくそういう意味でも、"無い"と僕は思ったわけです。
・ただし冨樫監督の意図がそういう方向にあったということも、また無いでしょう。
・横並びにしてよりトップに張らせた、後半の指示を見る限り。
・少なくとも前半を見てこれはマズいということは、気付いたというか。
・ブルーノを下げて善朗、そのままFWへという交代策も、いかに彼らのようなファンタジスタ系選手を、2トップの「枠」に収めるのかという、現行のホットな問題意識を感じましたし。
・次また(先発で)使うにしても、今度はもっと"厳しく"使って来るのではないかというか。
・かなり厳しくしていいと思いますね。
・極端な話、"ブルーノが前でその後ろにアラン"というくらいにね。
・仮にまた"2人"を使うとすれば。嫌だけど。(笑)
・それくらい、"FW"だ、"体張れ"、そこから絞り出すように、能力使うなら使えという。
・真面目な話、チーム内でのブルーノのパラメータ特性を客観的に見ると、センターフォワードなりポストプレイヤー的に働いてもらうのが、一番有意義なように思います。
・トップ下?要らねえなあ。間に合ってます。サイドハーフ?ボランチ?南や中後(または三竿)以上のプレーが出来るの?
・体張ってキープして、最前線でのゲームメイクをこなしつつ左足でゴールを狙う。
・来たれレフティモンスター!
・まあ高望みはしないですけど(笑)、それくらいはっきり圧をかけないと、使い物にならないと思います。
・この中途半端な"万能"プレイヤーさんは。
・せめてイケメンじゃなければなあ・・・もっと本人の自覚も。(そういう問題?)
・まあ常識的には、やはり途中交代での有効な利用法を、模索すべきというかすべきタイミングだったと思いますが。
・僕がこの件に関して常識的だったのは(笑)、一つには実際は僕の本命が4-4-2内での工夫ではなくて、新システム導入だったからですけどね。(笑)
・今日の話に絡めてもっと説明すると、つまり有効なメンバーの組み合わせは、現状かなり限られているわけですよ、上で言ったように。
・だから逆に発想して、"メンバーを変えないで"しかし"変化を付ける"為にはと考えると、後はシステムということになるわけです。
・簡単な話でしょ?(笑)
・まあ勿論それは後付けに近い理由の一つであって、実際にはもっと直接的に、システムチェンジによる(攻撃の)活性化のイメージがあったわけですけど。
・それはともかく。
・とにかくこの試合は、そしてもしこの試合をこのまま延長して行ったら、かなりまずい未来は見えます。
・元々連動性に疲労やほころびが見え始めていたところに、2トップの選択ミスによる連動性全体を引っ張るトリガーが失われたと、そこらへんが現状認識の落としどころなんだろうと思いますが。
・単純に2トップの人選を戻せば、回復出来るものなのか。
・それとも露わになった"疲労"の自覚が、それを妨げるのか。
・疲労は自覚することによって、疲労になるので。
・ここで"疲労"と言ってるのは、肉体的疲労もそうなんですけど、メンタル的疲労、広い意味での「飽き」みたいなものも大きく含んでいます。
・同じことの繰り返しに対する飽き、"頑張る"こと自体への飽き。
・怠慢というよりは、やっぱり飽き。作業への好奇心と興味やりがいの喪失。
・いかに奇跡のヤングヴェルディでも、それはあると思います。
・奇跡だったから尚更。
・前回の言い方で言えば、"伸びしろを使い切る"という偉業を成し遂げたがゆえの。
・飽きるというか、今までの作業を"やり切った"「先」が見えてしまったわけですよね、選手に。
・同じ気持ちでは、多分もう出来ない。
・だから変化を、刺激をと、多少刹那的な感はあっても、僕は言ったわけですけど。
・それも今はどうなのかな。
・その後の2試合を経た後で。
・ブラジル人2トップという「自己否定」によって、"今までのやり方"への意味づけ自体が変動してしまった後で。
・なかなか楽観はできませんが。
・それともまた奇跡の団結力で、フレッシュなモチベーションを取り戻すのか。
・とりあえず守備の安定が戻らなければ、どうにもならないのは確かですけど。
・一方で攻撃については、この日の後半は実は結構、可能性を感じていました。
・前節のような「交代策の的中」による論理的な可能性ではありませんが。(笑)
・どちらかというと、先発2トップの大チェンジによって出場の順番がいつもと変わったことによって、よく分からないけどわちゃわちゃして(笑)、"攻撃"に必要な脳の余裕というか風通しが一時的に復活したと、そんな感じでしたけど。
・そういう意味では冨樫用兵は当たったのかも知れないですけど、それにしたって同じ"目先を変えて風を通す"なら、システムチェンジの方が持続可能性があったと思いませんか?
・まあいいですけど。(笑)
・この感じだと、まず今季中には無さそうですね。
・"ある"という根拠があったわけではありませんが。
・オジーなら絶対やったはず!ということくらいしか言えません。(笑)
・まあ何とか頑張って下さい。
・昇格・・・とかもそうですけど、この可愛らしい(?)チームが、変な壊れ方をするのは見たくない。
・余談。
・オジーで思い出しましたけど、この「完成度は高いけど先発レギュラーではぴくりともチーム/ゲームが動かなくて、全ては後半の交代策にかかってる」感じは、いっときの李ヴェルディに似てるなと。
・「飯尾・桜井」の投入までじっと我慢的な。(笑)
・完成度の高い貧乏チームの宿命なのかという。
・またはもっとレベル下がって、「山田隆」と「エンリケ」。(笑)
・中後にも林健太郎ほどの魔法は無いしなあ。
・「完成」された状態から変化を起こせる個力の不足というか。
・"戦術的に似てる"とまでは言えませんけど。
・"4-4-2"にこだわれば、似て来るかも。(笑)
・以上、主に前節大宮戦後の感想でした。書き忘れ分。(笑)