東京緑、代表、アイドル、二次元、女子バレ
金沢-東京V(’17)、東京V-熊本(’17)、大分-東京V(’17)
2017年08月17日 (木) | 編集 |
久しぶりの連勝。

J2第26節 東京V △0-0△ 金沢 (石川西部)
J2第27節 東京V 〇1-0● 熊本 (味スタ)
J2第28節 東京V 〇2-0● 大分 (大銀ド)

再び"ロティーナ"の季節?


金沢戦

前節水戸戦に引き続いて、田村右WBの守備重視3-4-3継続。
・その部分だけでなく、負けた(2-3)メンバーを一切いじらなかった"期待外れ"に近い意外性と、0-0の塩試合という結果から。
・一般の評判は余り良くはなかったようですが、僕はどちらかというと好意的に見ていました。
・それは水戸戦では「試合運びが落ち着いた」というぼんやりした効果にとどまっていた"修正"が、この試合ではよりはっきりと"守備"の安定のレベルにまで感じられたからで。
・その結果の塩試合は、確かにワクワクするものではなかったですけど、でもそれが"ロティーナ"だろう?という。(笑)
・その"殻"を、僕からすれば無駄に破ろうとして迷走し続けていたのが、"5連勝"後のここまでだと、物凄くざっくり言えば言えるわけで。
・それしか出来ないのならそれをすればいい、ただしちゃんとね!というのが、ロティーナに限らず、僕の「監督」たちに対する標準的な態度で。
・まあ勿論、そんな大きな期待を感じていたわけでも感じているわけでもないですが、少なくとも不愉快ではない。退屈ではあっても(笑)"虚しく"はない。馬鹿馬鹿しくは。
・そんな感じ。(でした)


熊本戦

・ついに4バック移行。
・具体的には、田村右サイド内田アンカーの、4-1-2-3。
・まあほんと、「移行」という感じなんでしょうね。田村右WB3-4-3という、"プロセス"を踏んでの。
「変革」を志向しても、あくまで慎重で漸進的なロティーナ。
・筋金入りの、"塩"体質。(笑)

・ただし試合は開始わずか11分で相手に退場者が出て、その後ほぼ一方的に攻め続けるという、イレギュラーな展開に。
・なので"新システム"の評価はこの時点では保留。
・その中でも分かった、目に留まったのは。
・一つは"4バック"(2CB)にする時に、外すのはストッパー一人ではなくてリベロ(畠中)なんだなということ。
・まあ以前に試合中に4バック変更する時もそうやってて、おや?と思った記憶はありますが。
・だからまあ、基本の発想はやはり3バックの人で、腰を落ち着けてそれこそブラジル的な4バックをやる気はさらさら無いというか、元の構想に無いというか。
・確かに就任早々にもいかにも結論ありきという感じの「3-4-3」を持って来て、そのことに抵抗・疑念を感じたと、そんなこともありましたね。
・その時は"机上の空論革命派"なのか?と、どちらかというとそっちの方の反発でしたが、実際には「自分のやり方」が決まっていてそれしか出来ないという、そっちのタイプの人でした。
・だからまあ、4-1-2-3になってるのも、別に"バルサを真似て攻撃的に"とかいうことではなくて(笑)、3-4-3の元の形をなるべく残す、その帰結としての形なんだろうと、とりあえずは推測出来ます。
・それはいいんですけど・・・とりあえずアランはの方が良さそうに見えますね、ついでの(?)高木大輔右FW抜擢で、気が付くと左に入ってましたが、確か今シーズンやったことなかったですよね?
・カットインは誰でも出来るんで、縦に抜けられる選手は普通に利き足方向で縦に抜けさせて、そこでポイントを作ってもらった方が。
・実際それが、アランの大きな"貢献"だったと思いますし。
・それにしても、カルマルとアランの関係が良くない。中にいて欲しい時にカルマルはそこにいないし、明らかにタイプが違うのにちょいちょいプレーエリアがかぶってる。
・ドゥグの一発で勝ったからいいようなものの、困ったもの。
・基本的には、カルマルが楽をしようとし過ぎるからだろうと思いますが。逃げ回ってる内に・・・という。(笑)


大分戦

・初めてまともに90分やってみたロティーナ4バックの結論としては。
・やはり、4バックだなと。
・...いや、ごめんなさい(笑)、つまり"1-2-3"であることの方には深い意味は無くて、"4"にしてみること自体が企画だという意味です。
・言い方を変えると、「3-4-3の時と同じサッカーを4バックでやる」という、そういう企画。
・だから全然、"攻撃的"ではないです。
・その代わり、最初にロティーナ3-4-3を仕込まれた時に近い、"フレッシュ"な学習をもう一回することが出来て。
・それによって開幕時に近い"秩序"が、戻って来たかなと。
・いつまで続くかは分かりませんが。
・選手たちが無闇に走るのでもだらだらエスコートするのでもなく、確信を持って「ジョグ」していたのが、一つの表れですね。
・あの"ジョグ"感に、ロティーナサッカーの"美"があると言えばあると思います。
・頑張って走っても、全然効率上がんないんですよね。走る前提じゃないから、スタミナも仕込まれてないし。
・これでいいんじゃないですかね、はい。これが見られれば、一応満足というか。


8/5、つまり金沢戦前に突然口走った、僕のつぶやきですが。
・概ねそういう方向に来てるんじゃないでしょうか、
・つまり"イバン"色を排するという方向に。
・あえて排しているわけてはなくて、いちから"やり直し"たのでイバンの口を出す余地が無かったという、そういうことだろうと思いますが。
・このまま消えていいよ、イバン。スカウティングくらいなら、やってもいいけど。
・サッカーは飽くまで「監督」のものです、だから僕はこんなにいつも(笑)、監督にこだわっているんです。
・「コーチ」とか、どうでもいいとは言わないけど、優先順位は高くないし高くしちゃ駄目。
・基本的に監督が自分で出来ないことは、やらないでいいんですよ。

・という"確信"は抱きつつ、しかし今後"4バック"版ロティーナヴェルディに、改めてイバンが余計な付け足しを試みることによって。
・遠からずまた秩序が崩壊して行くんじゃないかなあと、そういう恐れと諦めをも抱いている負け犬サポですが。
・ロティーナも"変わらない"人だろうし、結局同じ失敗のパターンをなぞるんじゃないかなあという。
・その時はまたつぶやこう。
・今日のところは、とりあえず"修正"成功と言っていいと思います。
・大分の謎の「王道」サッカーのヌルさにも助けられつつ。
・千葉との時もそうでしたから、そういうチームなんでしょうねえ、変なの。
・久しぶりの安在は、試合勘のせいか勢いが鈍って、なんか"普通"の選手になってた気がしました。
・元々コンディションで外れていたのなら(真相は謎)、それも仕方のないことではありますが。
・あとアランはやっぱり右がいいと思います、今日も良くなかった。


すぐまた試合ですね。


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
湘南-東京V(’17)、東京V-讃岐(’17)、水戸-東京V(’17)
2017年07月31日 (月) | 編集 |
7月の残り分、3つまとめて。


J2第23節 東京V ●0-2〇 湘南 (BMV)

・例えば直近の徳島戦などを見ても。
・今年の湘南は"受けて立つ"ことを前提とした、相手より少しだけ、必要な分だけ上回って効率よくきっちり勝つ、むしろ「鹿島」的なチームに仕上がっているので。
・この試合のヴェルディも正にそれをそのままやられた格好で、いい時間帯もあったとか無かったとか、ほとんど意味の無い話だと思います。
・何回やっても同じ結果になった可能性が高い、逆にだから、"2点で"済んでるというか。(笑)
・ロティーナヴェルディから2点しか取れないとは、情けないぞ湘南!(笑)
・まあミラーゲーム的でもありますしね、ほんと計算通りじゃないでしょうか。
・ヴェルディの守備崩壊については・・・まあ「知ってたし!」ということで(笑)、それ以上のコメントは差し控えたいと思います。
・最近の本スレとかを見ていると、ロティーナ及びその守備戦術に対するこれ俺が書き込んだのかなみたいなコメントに満ち溢れているので。
・そうなると逆に、僕は書くことが無くなる。(笑)
・残り試合、どうしたものですかね。
・色んな意味で。


J2第24節 東京V △3-3△ 讃岐 (味の素)

・"カルマル"ことカール・マルクス、もといカルロス・マルティネス初登場。
暑そうなひげと共に。
・まずそこからかも知れない。

・いきなりの先発でしたが、それなりに自分のプレーはやれていたんじゃないでしょうか、多分。
「いいボールが来ないと何も出来ない」というタイプではないですしね。
・千葉のラリベイとかを日頃見ていて少し期待していた、だいたいその通りの。
・気の利いたポジショニングからの巧みな落としが一番の持ち味?みたいなタイプかな。
・ただどうもそういう"機転"に頼り過ぎるというか、接触を嫌がる、強引なプレーは滅多にしないタイプのようにも見えますね。
・確率の高い(ように見える)プレーしかしないというか、なんかいつも厄介ごとから逃げてるというか。(笑)
・ロティーナのサッカーを補うのではなくて、ロティーナのサッカーをなぞるようなプレー、そういう意味で正に、ロティーナが欲しがった選手なんだろうなと。
・残念でした。多分大向う的には。(笑)
・まあ悪い選手ではないですけどね、ドウグラスに比べればちゃんと中央にはいますし、共存も可能そう。
・逆にアランなんかは、コントラストで"強さ"と体の"張り"っぷりが改めて印象付けられたりしていましたが。
・とにかくそういう感じの選手。せめてシュートが上手いといいですね。
・この試合ではダブルアンザイの守備の空白がやり玉に挙がっていましたが。
・まあ何というか、あれだけちょこちょこ目先を変えて、こちらも言わば"厄介ごとを避ける"プレーばかりやらされていると。
・そりゃモラルも崩壊するというか、"自己犠牲"というサイドの基本もおろそかにはなるでしょうという、そういう感じです。


J2第25節 東京V ●2-3〇 水戸 (Ksスタ)

・毎試合のように大量失点複数失点を繰り返すチーム状況に対して。
・ついにロティーナから「何か決断を下さないと」発言なども飛び出し、中間では4バック採用かなどという情報もありましたが。
・蓋を開けてみればCBとWBを少し守備的な人選にしたという、その程度の変化でした。
・まあおよそ"ひらめき"や"ばくち"の人でないロティーナとしては、そんなところだろうなとは思いますが。
・それまでのやり方も、ロティーナ的には「論理的帰結としてこれしかないはずだ」という、そういうやり方なんでしょうし。
・まあ(WBで)田村が入ったのは、驚きは驚きでした。
・ベテランとはいえそれまで出場ゼロだったわけですから、それなりに"ばくち"だったのかも知れません。(笑)
・実際には多分、固定されていたヒエラルキーの"下"の方の選手を使ってみたと、そういう感じだろうと思いますが。
・その田村が抑え気味にプレーして、冒険は逆サイドの安西が一手に担うという形は、非対称ではありますが分かり易くはあったかなと。
・全体としては、取り立ててやり方を変えた、(例えば開幕直後のように)"守備的"にしたということは無かったと思いますが。
・ただ最近余りにもふわふわプレーしていたのを、一つ一つ再確認して試合に臨んだ、そういう様子はうかがえたと思います。
・出来もいい方だったかなと。少なくとも攻め・ボール保持に関しては。
・守備の方は結局3失点はしてしまいましたが、組織的"崩壊"というよりも"ずさん"(または単に弱体)というタイプのもので。
・それを「良くなって」いるとは言いづらいですが(笑)、少なくともチームぐるみの"自殺"傾向には、一応歯止めがかかっているというかかけようとしている、そういう気配は感じました。
・まあ中途半端な感じもしますけどね。もっとはっきり守った方がいいと、そういう意見も多く見られますね。
・ただまあやっぱり、"ポゼッション"の人なんでしょうね。
・「組織」のタイプとしては、慎重ではあっても。
・"慎重"だからこそ、いざ動かそうとすると凄く大きな"動き"になって穴が開きやすいわけですけど。

安西はしかし、下手するとこのまま「右利きの左サイドバック(WB)」として、プレースタイルが固定してもおかしくない勢い。
・元々の(右サイドを)"縦に抜ける走力"を高く評価している僕としては、少し不本意というか目標を下げた誤魔化したような印象は無くは無いですが、まあ「若い若い」と言っていられる期間もそんなに長くはないのでね。
・それがやり易いというなら、強く止めはしません。
・まさか"ダブルアンザイ"が「両翼」ではなくて、「同ポジションのライバル関係」になる日が来るとは・・・。(来たのか?)
・逆に"どちらか"が取られても安心ではあるかも。(笑)
・"右"はいなくなっちゃいましたけど。
・終盤の「外国人3トップ」は、なかなかの迫力でしたね。
"3人"の方がむしろ、("2人"より)コンビネーションが良くなるという不思議。
・まあある種「覚悟」が決まるというか、日本人を排除した共通言語が働き出すんでしょうが。
・割り切った"お任せサッカー"のイメージはチラつきますが、ロティーナの柄ではなさそう。


次は8月。
希望か、絶望か。


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ジャンル:スポーツ
連敗しないで良かった。/熊本-東京V(’17)、東京V-岡山(’17)
2017年07月10日 (月) | 編集 |
J2第21節 東京V ●0-4〇 熊本(えがおS)
J2第22節 東京V △1-1△ 岡山(味の素)

という感じ。何はともあれ。


・凄く悪いというわけでもないんですけどね。
・概ね底は割れて、後は運任せみたいな感じにはなってるかも。
・ねじを巻き続けないと、すぐ惰性というか。

熊本戦
大敗
・"崩壊"というよりも、仕様の"バイタル使われ放題"を、きっちりないしある程度意識して突かれて、かつ点も取られたその結果という感じ。
・いつこういう試合になってもおかしくはないんだけど、それにしても不調&得点力不足にあえぐ熊本にここまでやられたのには、若干の運の悪さはあったかなと。
・後はやっぱり"仕様"ということで、分かっていても止められない、止める術が具体的に無いという。
アンビョンジュンのように、そのスペースを"一瞬"突くというよりは、"そこ"で踏ん張られて起点を作られ続けたのは、割りと初めてかなあ。
・アンビョンジュンレベルがごろごろいるだろうJ1とか、想像するだに恐ろしいですね。(笑)
・クラシカルで受け身なゾーンディフェンスという「基本仕様」に加えて言うならば、ボランチがあくまでリンクマンで、意識的に"潰す"感じの役割が存在していないのが、回ってる時はいいんですけど回っていない、攻撃に"リンク"出来ていない時は。
・結局何もやっていないような感じになって、そこがねという。
・内田よりも皓太の方にその役割を担わすというのが意外とありかも知れないという気はしますが、今はそこまで意識付けられてはいなくて、"カヴァーに走るけど間に合わない"みたいな割りと痛々しい情景が度々。
・剥き出しの「犯人」感というか。(笑)
・まあ体が小さい上に頭も器用な選手ではないので、ある程度役割は決めてしまった方がいいような気はしますが、それは多分ロティーナのやり方ではない。
・代わりに(?)ロティーナが"決める"のがスカウティングゲームプランなわけですけど、それが外れた時当たっても崩れた時になす術が無いというのが、最近よく言われることで。
・この試合もまあ、その"計算違い"のまま最後まで行ってしまった、そういう一例ではあるかも。
・ちょっと前に言った、「ロティーナは選手をプレーし易くはするかもしれないけど、成長はさせない」という僕の憶断は、そこらへんにも関係しているのかなと。


岡山戦
・少し奇妙な試合でした。
「両チームコーナーから1点ずつ取り合っての引き分け」という結果からは、およそ想像の難しい、「堅く」ない試合。(笑)
・むしろ"外し合い"でしたね。ポストぶつけ合いというか。(笑)
・どちらかというと岡山の攻撃にはヴェルディの守備の緩さが、ヴェルディの攻撃にはヴェルディの攻撃のコンビネーション自体のクオリティの高さが、主に関与していた印象。
・そういう意味では、ヴェルディの独り相撲かも。
・実際岡山はなんか、随分印象の弱いチームになったなあという。
・ちょっと前までは、"ミニ松本"みたいな果敢な攻守と、しかし松本とは違うテクニック濃度の高さで、それなりに魅力的なチームだったと思うんですけど。
・今はなんか、"ゾーン"や"コンパクト"が目的化しているというか、"動き"の予感を感じさせない大人しいチームに。
・矢島が抜けたのが、そこまで影響しているとも思えないんですが。
・正直「岡山の矢島」は、代表で程目立った存在ではなかった気がしますし。
・どちらかというとやはり、3年目長澤政権の"熟成"の行方が、なかなか難しい方に行っているのかなという、そういう印象。
・とにかくヴェルディは、そんなに悪くはなかったと思います。
・特に攻撃は、相変わらず好調をキープしているというか、自信めいたものが育ちつつあるというか。
・一方で守備は、悪い意味で"安定"しているというか、"やられ慣れ"しているというか。(笑)
・元々何かを凄く頑張るような守り方ではないので、いつも通り守っていつも通り時々やられる感じに。
・何度も言っているように守り方自体はもうこれで固定なんでしょうから、後は全体的にもっとテンション上げて頑張るしかなくて、ベンチからもそういうニュアンスの指示が飛んでいるようなんですが。
・なかなか思うように、ねじが巻けないみたいですね。
・そういうのは結局、曲がりなりにもここまでやって来た"蓄積"及び"惰性"の力が、なかなか当事者には覆せない感じになってるんでしょうが。
・難しいですね。
・他の監督なら多分、"猛プレス"指令とか、出すようなタイミング。(笑)
・でもロティーナはそういう思い付きというか、その場の空気でみたいなことはしない人。

・この試合のDAZN解説は、待ってましたの(?)「スペイン博士」幸谷秀巳さんでしたが。
・その幸谷さんが言うにはやはり、スペイン時代のロティーナも、「基本的なシンプルなことを教え込んで、最後までそれでやらせる」"静"の監督だったそうで。
・「どのチームでもそう」だったそうですから、ヴェルディでもやはりそうでしょう。
・だから今(までに)見えているものが全てで、そしてその今の純粋延長上に、"未来"もあると考えるべきで。
・まあ、諦めが肝心(笑)というか、出て来る結果を受け入れるしかないというか。(笑)
・その幸谷さんが言っていたことでもう一つ面白かったのは、(ロティーナ)ヴェルディの攻撃の特徴を、「楽しそうに」攻撃することだと言っていて。
・幸谷さんにしては随分感覚的な表現ですが、これは多分、褒めてるけなしているというよりも「方法論」の話で。
・要するに基本自由に、"個人技の組み合わせ"で攻撃はやらせるということですよね。
・だから"楽しそうに"やっている時が、上手く行っている時。何の説明にもなっていませんが。(笑)
・例えば3トップの組み合わせにしても、あるような無いような感じですしね、今年のチームのは。
・"ポストと2シャドー"でもないし、"CFWと両ウィング"でもないし。
・あくまで今チームにいる"3人"を、曖昧と言えば曖昧に並べているだけで、ある機能性から逆算して誰かを"抜擢"しているわけでもない。
・中野を抜擢したのはあくまで「中野」個人としての能力・資質ですし、レギュラー3トップの一角が「梶川」から「アラン」に開幕早々変わった時も、特段の"戦術変更"のストレスがあったわけではないですし。
・例の"ウィングバックの左右交換"についても、「戦術的手当てをせずに攻撃の変化をもたらす為の施策だ」というのが、幸谷さんの説明。
・要は"戦術"ではなくて"個人技の組み合わせ"を変えるのであって、個人個人が「楽しくやる」ことの結果としてチーム(の攻撃)があるというイメージだと。
・そんな感じの説明でした。
・いったいロティーナは、「固い」のか「柔らかい」のかどっちなんだという感じですが。(笑)
・これは多分、僕が言ったもう一つ、「強迫観念の無い人」としてのロティーナという性格が、関係しているのかなと。
・整理し易いところ(守備)は整理するけど、整理し難いところ(攻撃)は無理に整理しない。
・自分の影響力について、妙な野望は持たない、無理押ししない、深追いしない。
・出来そうなことだけ、手を付ける。
・"手を付け"ている守備についても、そんなに深追いはしていない、守り"切れ"るように詰めてはいないですし。
・逆に攻撃についても出来ることは、分かり易いいくつかのパターン化については、手を付けているようで。
・またはコーチにお任せ?
・なんかほんとに、万事"程々"の人ですよね。「(偉大なる)凡将」だと言ったのは、悪口じゃないんですって。(笑)
・そういうタイプの人なんですよ、ほんとに。
・だからこちら側も、なるべく誇大妄想や強迫観念を避けながら見るべきなんですが。
・ただどちらかというと"サッカーの監督"という業界の相場としては、「誇大妄想」や「強迫観念」を持つ方向に傾斜しているので。
・"ニュートラル"なロティーナは、だからといって"真ん中"にいるわけではないんですよね。
・かなり右寄り、ただし決して極右(ジーコのような)には行かないタイプの、右。
・サンプルとしては、結構珍しい感じもしますね。むしろジェフのエスナイデルさんとかの方が、一見奇天烈なようですが(笑)"似た"人を探すのは、簡単そう。
・それこそ"ヨハン・クライフ"とかいう本尊も、ちゃんといる(た)わけですし。(笑)
・そういう"宗派"は存在しているというか。
・人としては常識人だけど、サッカーの監督としては実は非常識かもしれない、ロティーナさん。(笑)
・意外とだから、気を付けないと評価を間違い易い。
・まあいいですけど。(笑)


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天皇杯を挟んで別の試合?/東京V-愛媛(’17)、町田-東京V(’17)
2017年06月26日 (月) | 編集 |
いや、"別の試合"なのは当たり前なんですけど。(笑)

J2第19節 東京V △3-3△ 愛媛(味の素)
天皇杯2回戦 東京V ●0-1〇 千葉(フクアリ))[未見]
J2第20節 東京V ○4-2● 町田(町田)

ただなんか、いつものように"2試合まとめて"という型にはめこみ(笑)づらい、2試合。


愛媛戦
・結果的に3失点を喫してしまったわけですが。
・解説の渡邊一平氏が盛んに指摘していたのは、"受け渡し"の話。
・ロティーナ監督の元、ゾーンディフェンスを布く今季のヴェルディの、マークの受け渡しが一つ一つどうも遅いという。
・プラスまあセットではありますが、「ファールをするな」というロティーナ監督の強い方針もあって、ボール保持者を捕まえに行く動きも少しずつ遅めになるので。
・ポイントポイント、ゾーンとゾーンの隙間に変なスペースが生まれる、変なフリーな選手が生まれる。
・それである程度以上素早くボールを動かして来る相手には特にバイタルが空きがちで、あるいはこの試合なら河原ですが、そういう隙間を使うのが上手い選手には割りといいようにやられる。
・それが複数だと、岐阜や千葉の時みたいに結構ズタズタにされる、あるいは名古屋の時のように好きにミドルシュートを打たれる。
・そこらへんがまあ、僕が言っている(た)「鈍重さ、"据え物"性」「本当に苦手にしているのは、「細かい攻撃」」「杓子定規なゾーン守備」等々の、言ってみれば中身ですかね。
・最初は僕なりに、ロティーナへの幻想的な信頼(笑)もあったので、"違和感"程度の話だったんですけど。
・こうして明らかになってみると、凄く普通の"ソーン・ディフェンスの弱点"の話で。
・ただ傾向は同じでも李さんの時にはここまで脆くなかった気がするのは、時代の違いなのか手腕の違いなのか選手の質の違いなのか、そこはちょっと僕にはまだ判然としません。
・とにかく言えるのはこれは確立した手法に基づく"傾向"であって、ロティーナが今更変わらない/変われない
と考えられる&見える以上、今後もそれと付き合っていかないといけないということ。
・その"限界"内での、戦いになるだろうというか。
・ちなみに渡邊一平氏は、僕も基本的にはそんなに好きな解説者ではなかった(特に"タレント"的に重宝されているのが理解出来ない)んですが、今季担当する機会が妙に多いせいか、何かヴェルディについて凄く"熱心"に語っている印象で。
・ほとんど「ヴェルディを強くする為に」熱弁を振るっているような、ロティーナへの不満を語っているような、そういう印象。(笑)
・それならそれで、お付き合いいただきましょうかねという。
潮音復帰。パチパチパチ。
・まあプレイは変わらないですね。相変わらず上手いです。
・心配なのは、"惚れ過ぎ"ロティーナの結果的酷使だったりするんですけど。
・さてさて。
永田も復帰。
・外れたのが畠中でも(批判の多い)井林でもなくだったのは凄く意外でしたが、体調不良との情報。
・ということで、この時点では序列はまだ不明ですね。


・そして概ねサブメンバーで臨んだ未見の天皇杯戦を挟んでの、町田戦
塩試合とか言って

すみませんでした。(笑)
合計10得点の千葉の試合に負けず劣らず、こちらも十分にスペクタクルでした。
・"多ければ多いほどいい"(?)千葉の試合とは違って、出来れば0封して欲しかったですけどね、その方がロティーナ・ヴェルディらしい"スペクタクル"だったと思います。
・愛媛戦に引き続いて攻撃陣が好調だったわけですが、要因はあっさり言ってしまえば、ドウグラスの奮起でしょうね。
・そこがちゃんとすることで、俄然"回転"が良くなって来た。
カルロス・マルティネスのおかげか、はたまたトッティのおかげかはともかく。(笑)
・トッティて。わらい。
冗談はともかくとして、再三言っているように僕の今年のヴェルディの理想像は"06ギドレッズなので。
・3トップのきっちりした存在感はとても大事。
ワシントン+ポンテ+日本人(小野伸二or山田暢久)が揃って相手に圧迫感を与えることが、チーム全体の安定感の元。
・"後ろ"の重さとの釣り合いというか。
ドウグラス+アラン+次男or梶川
・ポンテとアランの比較は格的にもタイプ的にも若干無理がある気はしますが(笑)、まあ「万能のアタッカー」「機動力もある」という意味では似てますね。ポンテには無い高さも、アランにはありますが。
・とにかくまあ、得意かどうかは別にして、一通り「型」はロティーナは仕込んであるんだなというのが、"回転"してみるとよく分かるは分かりますね。
・はまる時とはまらない時の割合がどれくらいなのか、はまらない時にどうするのかあるいは最高到達点がどれくらいなのかは、やはり不安ではありますが。
・実況席の無責任な絶賛を、そうそう真に受けるわけにもいかないというか。(笑)
・相手関係によってはそうも見えるだろうけど。
・"安心"する為には・・・カルロス・マルティネスがドウグラス以上にドウグラスの役割をやってくれる選手か、"トッティ"のお金でトッティじゃないタイプの大物を別のポジションで獲ってくれるか。
・"トッティ"じゃないのは、少なくとも確か。(笑)
・せめてピルロにでもしてくれ。
・とにかく出来は良かったですね。
・愛媛戦の優勢一転薄氷の引き分けから天皇杯を挟んで、なんかすごく"リフレッシュ"した印象でした。
・その間やることの確認を済ましたというか。
・実際の試合間隔は同じ一週間でも、"休む"試合が挟まると気持ちが違うものなんですかね、レギュラー組にとって。
・まあ正直町田に怖いところは、全くと言っていいほど無かったですけど。
・山口ほどじゃなくても、"2年目"の停滞に苦しんでいるのか。

・点も取った皓太がきっちり役割をこなしていただけに、後半早々の潮音との交代は、少々急ぎ過ぎな印象を受けましたね。
・天皇杯も出てるし、やっぱ単に使いたいだけなんじゃないのかロティーナという。(笑)
・結果直後に無関係のところで点が入っちゃって、"攻撃の活性化"要員に送り出された潮音は、その後若干手持ち無沙汰な感じに。
・アランへのスルーパスの時は"さすが潮音"と思ったんですが、どっこい内田でした。(笑)
・あれはしかし、えらく無造作に出しましたね、改めて上手いな内田も。
・この日はロングパスも冴えてましたし、やっぱり天皇杯休みで随分楽になったのか。
・"リードしてから"ということで言うならば、5バック気味にするなら左右のサイドバックは、普通に戻した方がいいと思うんですけどね。
・逆足は攻撃では面白味はあるでしょうが、守る時は単にやり難いのではないかと思うんですが、違うのかな。
・この日も大活躍の安在ですが、この選手は下部組織のある時期までは"昇格候補"ではなかったと聞くように、基本的には"センス"のあるタイプではないんですよね。
・ただ逆にそれを自分で分かっているので、出来ることをきっちりやることに専心する中で、今日のクオリティを得たというか、うさぎたちにリードする亀になり得ているというか。
・例えば同じ左足武器のカズ(そういえば安在も"カズ"だ)なんかとも、似ているところがあると思います。
・"不器用"ゆえの"大成"というか。
・今のところは、ですけどね。
・"天才"安「西」の方の巻き返しも、期待したいところ。
・この日の4点目なども、自分の左足をほとんど"道具"のように使っている感じの、不気味な冷静さというか"割り切り"感が、なかなか凄かったですね。
・実はこれが出来ない日本人、ここまで行けない日本人が、非常に多い。代表選手レベルでも。
・だから未だに誰もある面、カズを越えられないみたいなところも、あるかと思いますが。
・自分の才能を愛している内は、まだまだというか。(笑)
・そのくせ肝心なところで、"信じ"てないような弱さを見せるし。
・信じ切るか、割り切るか、どっちかに到達して欲しいと、思う次第。
・DFラインは、結局戻して来ましたね。
・永田の扱いはともかく、やはり平の優先順位が低いわけでは、ないらしい。
・次負けるまでは、そうそう変えないかな?

・なんか今日はフワフワしています。(笑)
・ヴェルディと、続けて見た徳島の大勝に、あてられたかも。(笑)
・軽い熱中症に、さっきなりかかったというのもあるかも知れない。
・切り込み不足だったら、ごめんなさい。(笑)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
意外としぶとい。昇格するかも。(笑)/松本-東京V(’17)、東京V-名古屋(’17)
2017年06月12日 (月) | 編集 |
J2第17節 東京V △1-1△ 松本(松本)
J2第18節 東京V ○2-1● 名古屋(味の素)

まさか勝つとはね笑。(名古屋戦)


・必然偶然、色んな要素が重なってはいるわけですが。
・ああいう変な負け方をするチームには、何か凄く上手く行ってないところがあるんだろうなと、名古屋の立場に立ってみると思いますが。
・まあ川崎時代も含めて、風間監督に積極的な興味を持ったことは無いので、特にそれ以上言うことは無いんですが。
・形はどうあれ、ドウグラスに2点取られるのはおかしい。何か"空気"の抜けてるところがチームにある証拠。
・それでも今4位なのか。で、福岡が首位で湘南が2位?へえ。
・今年はほんと、強いチームが見当たらないですね。今のところどこが上がっても、J1では手も足も出なさそうなチームばかり。
・唯一抜けてるのはやはり徳島の戦術力だと思いますが、いかんせんボタンの掛け違いが止まらない。
・あれは多分、たまたまではなくて監督の持病なので、なかなか完治するとも思えない。
・というわけでドのつく混戦模様ではありますが、ただし同じ調子でダラダラやってると、結局は大宮やセレッソなどのように地力・金力のあるチームが頂いて行ってしまうので、特に名古屋を沈めるには(笑)もっと何か/どこか、積極的に抜けて来るものが必要ですね。
・頑張りましょう、J2同志諸君。自分のところはまあ、ともかくとして。(笑)
・去年清水に昇格されたのは、未だにショックです(笑)。"リーグ"として、屈辱を感じました。(何の立場?)
・あんなチームを取り逃がすとは。
・名古屋はそれよりは"逃げ"そうに感じるんですけど。腐ってもJ1で実績のある監督ですし。

・それにしてもほんと助かったというか、九死に一生というか。
・不思議なくらい、「これで今年の戦いは終わりかなあ」というしみじみとした感慨にかられる、名古屋戦の逆転する前までの時間でした。
・まだ一回りすらしていないのに終わりもくそも数字的には無いんですが、余りにも何も通じていない感と、同じことですがやっぱり強いところには従順にやられている感が。
・しかもそれが半ば以上"予想通り""予定調和"で、それだけにこれにて「格付け終了」という意気阻喪感が。
・名古屋が強いんじゃなくてウチが弱い。
・名古屋に勝てないというよりは、"競争"に参加する資格があるのかという、そういう脱力感無力感。
・まあ暑かったというのも、あるでしょうけどね。(笑)
・いや、マジで。暑い時に試合内容が悪いと、しおしおーとなりますよねどうしても。(笑)

・構造的には最大の問題は、やはり"守れない"ということ。守備の脆弱さ。
・ヴェルディの、ロティーナの、まとめて言うと「ロティーナがヴェルディに与え得る守備力」は、J2でも一定レベル以下の相手にしか通用しないものであることが、いよいよ明らかになったということ。
千葉戦の時にまとめた、"細かい"、つまり技術的に一定レベル以上の攻撃に対しては、ひたすら木偶の坊になるという顔が、この名古屋戦でもあからさまに出ましたね。
・突破に無抵抗なのは今までにも見た傾向ですが、更なる新味としてはミドルシュートのレンジや"隙"の概念の1レベル上の長さ細かさを持った相手には、打たれ放題だということが、この試合では分かりました。
・強い相手に弱いのは当たり前なんですけど(笑)、何かこう、きっちり一本の「線」が引かれたように、ぴたりと反応しなくなりますよね。(笑)
・そういう意味では、皮肉でなく(笑)、ディシプリンは確立しているんでしょう。
・ディシプリンに従って、粛々と守備を破られて行く。(こっちは皮肉)
・凄く簡単に言えば、杓子定規なゾーン守備、ということなんでしょうけどね。
・そして恐らくそれが、スペインでも古いとされて、"オワコン"視されて、ここ日本の二部リーグに流れて再起を図っているという。
・まあ代表のザックにしてもそうですし、そうでもなければ欧州で一定以上の実績のある監督が日本に来る理由は基本無いですからね、そこらへんは諦めが肝心というか。(笑)
・ただそれにしても、「コンテ」と比べるのはだいぶ勇み足だったのではないかと、改めて見ると思いますが。
・それこそ手前味噌ですが、"李国秀"(2000年当時の)の方が、よっぽど比較対象としては相応しかったような気がします。
・そういうなんか、動きの重さ。反応の鈍さ。組織としての。

・とはいえスペイン1部ならぬ日本の2部のチームが、そうそう"新しい"攻撃新しいサッカーをしているとも思えないわけですが。
・つまりロティーナの"古さ"を決定的に浮き立たせるほどに。
・いや、満更捨てたものではないというか、なんだかんだ"同時性"は共有しているとは思いますけどね、意識的無意識的に。
・ただそれほど徹底してないだろうことは確か。
・だからヴェルディの"無力感"をロティーナの"古さ"だけに帰すのは、厚かましいことであるとは思います。
・勿論去年までのヴェルディの守備とは違う特徴、違う弱点を示しているわけで、基本構造の責任(or功績)がロティーナにあるのは、それはそれで確かだとは思いますが。
・で、むしろ問題なのは、僕が見出したロティーナのもう一つの特徴、最低限の枠組だけ作って、後は選手(の能力)に委ねる、それで足りなかったらもう仕方がないというタイプ」の方。
"ビッグチーム向き"とも評したその特徴が、ヴェルディの選手の能力の限界を忠実に残酷に剥き出しにしている、そう感じられるんですね。
・同じ足りないのでも"多くを求めて足りない"のならまだチームは動き続けるあがき続けるんですけど、ロティーナは要するに放り出すのでね、そこで力が足りなければ、単にチームが止まるんですよね。
・同様に、あるいは事態を更に深刻にしていると感じるのは、ロティーナの"教育力"の無さという問題。
・...なんてことを言うと現時点では方々からクレームが来そうですが(笑)、まあ聞いて下さい。(笑)
・確かにここまでの間に、ロティーナの指導によって目が開いた鱗が落ちた的な声が、現場からは聴かれているようです。それは勿論、嘘ではないでしょう。
・ただそれは要するに初歩の話というか、それまでのヴェルディの指導レベルが低過ぎたという方が大きいのであって、読み書きそろばんを教えてくれる親切な小学校の先生が来たという、それだけの話である可能性があるわけです。
・それでも無いよりはある方がいい、無かったものがあるようになったというのはそれ自体は良いことなわけですけど。
・ただそれとチームや選手を"刺激"して、創造的な成長を促す「教育」力は別なんですよね。
・そして経験的には、"基礎"の"正しい/正しくない"よりも、絶えず刺激して成長・変化を続けることそれ自体の方が、チームが一年を戦い切る為の力としてはメインなんですよね。
・"正しい"ことによって"止まった"ら、そこからチームは確実に弱体化して行くというか。
・多少雑でも何でも、動き続ける方が強い。
・勿論程度問題はありますけど。雑過ぎれば成長以前に崩壊しますし。
・あるいはその「正しさ」そのものが圧倒的であるというケースも、無くは無いでしょうけど。
・とにかくそういう意味での成長・変化の感触も予感も、僕はここまでのロティーナのチームにさっぱり感じないんですよね。
・基礎のおさらいによる「頭の整理」によって、プレーし易くなった選手は複数いると思います。
・でもそれはそれだけの話ですし、基本1回で終わりの"効果"ですし。
・"し易い"こと"楽"なことは、必ずしも"成長"の契機にはならないということは、一般的にも言えると思いますし。
・...まああのう、かなり先走った予見を述べているということには、自覚があります。今の時点でぴんと来る人がどれくらいいるのか、覚束ない感じはしますが。
・とにかくまとめると、「個々の能力を剥き出しに問う」チームスタイルであるにも関わらず、「能力の成長を促す刺激に乏しい」タイプの監督であると、そう感じている、危ぶんでいるという、そういう話です。
・ヴェルディ自体の元々の平均能力の低さと合わせた、二重の危険性というか。
・なぜ"刺激"に乏しいかというと、簡単に言うと常識家だからですね。選手に創造的時に破壊的変化を促すような、強迫観念というか何かしら"過剰"なものを持っていない。
・例えば戦術的には共通点も少なくない李さんの場合、その慎重居士な方法論とは裏腹の人格的な"過剰"が、衝突を引き起こしつつもそれを受けて立った石塚啓次のような飛躍的に成長する選手も生み出していた。
・ここらへんはだから、「選手に圧を与えられていない」と批判した冨樫前監督の時と似たような状況が、色々とレベルは違いますが生じる可能性があると思っています。

・"チーム"のスケールの話をすると、松本戦でクローズアップされた"CBの攻め上がり"や、名古屋戦で導入したらしい新システムと、恐らくこれからも"手札"は増えて行くのだろうと思います。
・そのようにあるレベルでのバリエーションが増えて行くことと、チームのレベル自体が上がることはしかしイコールではなくて、そのことに僕は不満を持っていてかつそれでは戦えないと考えているわけですが・・・
・うーん、まあもういいかな。所詮無いものねだりかな。なんか疲れちゃった。(笑)
・そういう人なんでしょう。「平面内思考」の人というか。"成長"や"飛躍"という、(立体的?)強迫観念を持たない人。
・観念の無い人と、観念的には戦えないので。(笑)
・結構ごちゃついたので、とりあえず論点整理だけしておきますね。

1.「守れない」問題

その理由として考えたことを、時間順に整理すると。
 (1)守備組織の完成度もしくは精度が足りないから。(いずれ上がる?→否定)
 (2)守備組織はややアバウトではあるがこれがデフォルトで、ただそれで守り切る為の個力が足りていない。
 (3)(2)の否定ではないが、守備組織自体に元々特有の弱点があって、それがJ2レベルでも露呈している。

と、いうのが今の考え。

2..「育てない」問題

(1)チームを育てない
 常識と最低限のメソッドで戦う、本質的には個力勝負型ビッグチーム型の監督であり、相対的に個力が劣勢の現在のヴェルディの監督としては、後になればなるほど微妙な部分がある。
(2)選手を育てない
 (1)で見たように特段の強い理想や方向性は無いので、監督のそうしたものとの格闘で得られるタイプの選手の成長刺激要因には欠ける。
 そして選手が育たないと、"個力"も補充されずに従って「個力型」では勝てないという理屈。



それ以外は、いい監督です(笑)。またはそういうタイプの監督としては。
・ただいかんせん伸びしろを感じないので、負け始めたら一気に緊張感が切れそうなところを、勝っちゃったのでまだ調子こいてるという、そういう記事タイトルでした。(笑)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
東京V-京都(’17)、長崎-東京V(’17) メモ
2017年05月29日 (月) | 編集 |
ふわっと連敗しちゃいましたね。

J2第15節 東京V ●1-2〇 京都(味の素)
J2第16節 東京V ●0-1〇 長崎(トラスタ)

どうにも印象が。薄い二試合。


・得点力が無いのは相変わらずなんですけど。
・少しヤバいかもしれないのは、選手たち自身が凄くそれを気にしている感じが出だしていること。
・特に数少ない得点源の、次男の"孤独感"が深刻ですね。
・無理くりのミドルシュートなども多いんですが、それだけ他にやりようが無い、自分がやらなきゃという気持ちの表れではあると思います。
・梶川も特に先発だとパッとしませんし、同レベルでプレー出来る、自ら状況を動かそうと「意図」出来る選手が他にいなくて。
・かつそのことを次男自身がはっきり自覚している感じ。そういう"孤独感"。
・潮音がいれば、また違うんでしょうけど。

・というわけで強力FW補強の必要性の声も、これまでにも増して高くなったりはするわけですが。
・さて現状だとどうか。
・少し前までならば、一通りは機能しているチーム/攻撃の中での、"最後の一押し"としてそういう補強もイメージし易かったと思うんですが。
・どうもそれ以前のレベルでの崩れが見え始めているので、そこにただFWを放り込んでも頭が重くなるだけor穴の開いた風呂桶に無駄にお湯を注ぐ的な事態になりかねないというか。
・少なくともそのFW用に戦術を再構築する必要も同時に出て来そうな感じで、それは"補強"というより"くじ引き"に近いというか。
・ようやく(京都戦で)二川も復帰して来たところで、またぞろ去年同様二川トップ下でもやった方が、同じ"変更"でも計算は立ちそうというか。
・まあ"薦め"ているわけではありませんが(笑)。余りにも今年のここまでを否定する感じですから。(笑)

・そういう"崩れ"が実際に起きている、問題の本体はむしろ守備面に見えると思っていて。
・京都戦にしろ長崎戦にしろ、失点の軽さ、失点シーンのあっさり感こそが気になるというか。
・先制"されない"ことが第一の条件で逆に先制がマストの勝ちパターン(同じことか(笑))のチームにしては。
・京都戦の被逆転も長崎戦の被先制も、いかにも軽かった。
・コーナー、外国人FWのゴラッソ(京都戦)、混戦からの流れ/紛れ(長崎戦)と形は違うし必ずしも崩された失点ではないんですが。
・共通するのはずれと空白、キープレーヤーへのマークやそこにボールが渡るまでのプロセスの中で、ふっと"抜けた"時間空間が生じていることで。
・そのミクロの軽さが、マクロの軽さにも繋がっているというか。
・だからこそ、点を取られた後にちきしょう取り返すぞという感じにならずに、ああやられちゃったか、もう駄目だとそこで力尽きたような試合になってしまう。
・"油断"して失点したのなら気を引き締め直せばいいわけですが、ある意味必死で取り繕っていた状態なので、それが破れると緊張が切れてしまう。
・要は何というか、今年仕込まれたロティーナの守備メソッドの、効力というか影響力求心力が、ここへ来て俄かに低下している感じ。
・それによる不安感とムラ。
・攻撃はこのチームにおいては、結局それに付随するものなので。
・守れれば攻めれる。"チーム"状態が良ければ、攻撃もついでにスムーズに出来るという。
・単純にカウンターのめりはりと言ってもいいですけど。

・...一つ"心当たり"と言えなくもないものとしては。
・京都戦で、やけにディフェンスライン(周辺)でのパス回しを、今更丁寧に、明らかに意図的にやっている場面が散見出来たんですが。
下手でしたけど(笑)。何だよ今更と、思って見てましたけど。(笑)
・あれはひょっとして、直近千葉戦の前半の内容に衝撃を受けたらしいロティーナが。
・この間(かん)の練習で、改めて基礎のおさらいでもしようとしたのかなと、そしてその指導が、"一回目"(開幕当初)ほどは染みずに、かえってぎこちなさ不信感の源にでもなってしまったのかなと、そういう想像。
・いや、全くの当て推量ですけど。別にロティーナ恒例の非公開練習に、僕のスパイが潜り込んでいるわけではないですけど。(笑)
・とにかく仮にもライバルに3-0で"快勝"した後とは思えない、変なマインドの落ち方をしていた気がしますね、この二試合は。
・僕としては(守備の)不安は抱えつつも、結果をポジティブに受け止めて戦い方を固めてこれから歩んで行って欲しいと、前回はまとめたわけですが。
・どうもそうはならなかったようで。
・ロティーナが水をぶっかけたせいで?(笑)
・その推量と、選手が自発的にメソッドに不信感を抱いたあるいは刺激不足によるメソッドの単純な経年(経試合?)劣化が起きているという可能性と、どっちがマシなのか微妙ですが。(笑)
・まあ一つの可能性です、違和感ポイントというか。
・とにかくどうも、今までにないタガの緩み方をしている気が少しします。簡単に連敗していいような相手では、なかったはず。
・このままずるずる行ってしまうのか。

・それとはまた関係なく、一つ現時点で結論めいたこととして思っているのは。
・例の"逆足サイド"、または"WB左右交換"について。
・ここのところはあれを、"変化"の為の"作戦"として、一定の評価をする見方が定着していますが。
・ただそれはそれとして、本質的にはあれはやはりロティーナの"思想"、"変化"ではなくて基本的な好みなんだろうと思います。
・別な言い方をすると、「交換」ではなくて「逆足」が本当にやりたいことで、「交換」による変化はその副産物というか。
・その一つの証拠としては、"スタート"でありまだ"変化"の必要の順番ではなかった開幕戦に、いきなり中野右三男左の"逆足"で臨んでいること。二人のそのポジションでの"実績"(の無さ)を考えれば、明らかにあれは"成算"ではなくて"理想"が先に立った形だと思います。
・言わば"本心"というか。
・ではその"本心"が何かと言えば、それはやはり"ポゼッション"でしょう。
・それはただし必ずしも華麗なパスサッカーをしたいということではなくて(したいのかも知れませんが(笑))、もっとこう、"生理"的な部分。
・(順足で)縦に突破したりすることに代表される、何か"裂け目"を作ったり"解放"したりするのではなくて、円く、堅く、破綻なく、無理せず穏当に、何か事を運びたいという。
・その方が落ち着くという。
・逆足とそこからのインスイングクロスの多用も、あれだけやると"変化"というよりも好みの問題なので。
・縦に抜けてボンと上げてドカンと合わせるスリル感よりも、インスイングで定められた軌道で吸い寄せられるようにFWに入れる方が、落ち着くという。
・そこには更に、縦に突破しづらい状況で無理したくないという気持ち・理由・一応の合理性も、加わっているわけですが。
・そこで何とかして縦に行ける状況を作って、相手を破壊するというよりも。
・まあペップにしろペトロヴィッチにしろ、円~くチームを作りたがる監督は今時は結構いますが、ここまで"縦"と"角"を嫌う監督は、珍しいかもですかね。
・静観するカド。
・それこそリカルド・ロドリゲスとかは、縦大好きですからね(笑)。破壊大好きというか。
・李さんなんかもドリブル嫌いでしたが、その分SBの選択で冒険してましたし、何とか領域を限定して投入して、自分の体質に欠けているものを補おうと努力しているのは見て取れました。
・ロティーナの場合はなんか、四角いものも円いものも、結局全部丸にしてしまう感じ。(笑)
・まあいいんですけどね、別に。基本得意なことをやればいいので。
・後は成果を出してくれれば。
・とにかく方法意識というよりは好みと体質でやっているというのが、僕の"判定"です。(笑)
・せいぜい上手く"方法"化して下さいというのが、今のところの言えること。
・幸か不幸か、"ドリブラー"不足でもありますしね、今年の選手編成は。

・なんか随分"円い"言い方にとどめているように見えるかも知れませんけど(笑)、まあ"カド"を立てればいいというものではないので。
・しかるべき時が来たら、ニョッキとまた出て来ますよ。(笑)
・最後に徳島さんはどうなっているかというと・・・
vs水戸△1-1vs讃岐△1-1
・引き分け続きではありますが、なんかもう、"破壊"されちゃってる印象です。(笑)
・ここ2試合、なぜかキーパーも"ブラボ"(梶川)から"ハート"(長谷川)に戻しちゃってますし、もう何のチームだかよく分かんなくなってます。
・"動"のロドリゲスと"静"のロティーナ、それぞれの性格に応じた"危機"が、今両チームに訪れている?感。
・いやあ徳島の方は、ほんとにヤバい感じ。ヴェルディはまだ様子見ですけど。
・そしての再逆転はあるのか?
・いよいよ次からは6月、夏です!(どうした?俺)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
このまま。このまま。/讃岐-東京V(’17)、東京V-千葉(’17)
2017年05月18日 (木) | 編集 |
J2第13節 東京V △0-0△ 讃岐(ピカスタ)
J2第14節 東京V ○3-0● 千葉(味の素)

内情は結構グラグラしてるけど(笑)、結果正しい道を歩んでいると思います。


悪評渦巻いた讃岐戦(まあ無理もないですが(笑))ですが。
・僕的にはそれほどのストレスは無かったです。
・「守れるのは分かったから後は攻め」と素直に思っている人には、引いた相手に攻め手を失った(というか双方全く得点の気配がない)じりじりさせられる試合だったかもしれませんが。
・僕はヴェルディの守備力をそんなに信用していない、このチームをまだ全然信用し切れていない状態なので。
・とりあえず「守れる(た)」というのは、"スタート"ラインではなくて"プラス"ポイントなんですね、どこが相手だろうと。
・"攻め"というのはそこに更なる"プラス"ポイント、"ボーナス"とまでは言わないにしても。(笑)
・だから守れた0封出来ただけで、とりあえずは満足して眠りにつけます。(笑)
・その"満足"の更に背景としては、これは後半の"チーム"に対する「信用」部分ですが。
・今はとにかく、"守ってナンボ""受けてナンボ"というチームスタイル、文化・風土を確立すべきされるべき時期だと思っているので。
下手に点取って3-2とかで勝たれるよりも、0-0塩漬けで"文化"を堅持してくれた方が、長い目で見て絶対チームにとって為になると思ったからです。
・さすがに"負け"は喜べませんけど。(笑)
・とにかく「攻撃的」とか「主導権」を取って勝つとか、勇敢とか玉砕とか、綺麗さっぱり忘れて卑怯者(?)に徹することが、今年のチームの生きる道だと思いますし、僕が(今年)見たいチームの姿です。
・"玉砕"した湘南戦後のロティーナの「今年一番の試合」というポジティヴコメントの真意が今だ不明、その後しばらくのチームの低迷を見ると結構本気なのではないかという疑いが残る以上。
・ロティーナ自身も含めての"勘違い"を一掃してもらう為には、讃岐戦のような「日常」の風景は決してマイナスではないと、これでも(笑)祈るような気持ちで見ています。
・というわけで讃岐戦は、"安眠"試合でした。
"寝落ち"試合でも若干はありましたが、若干ですよ若干。(笑)
・とにかく今年のチームのゲーム目標は、まずは0に抑えること。少なくとも先制点を取られないこと。
・それが出来れば、その先はほっといても転がって来ますし、"転がって"来るもので、とりあえずは満足すべきだと思います。
・それが本当に出来るようになった時には、改めてそれ以上を考え・・・るか考えないかまで含めて(笑)、その時また考えましょう。


・そして"転がって"来た千葉戦。(笑)
・...というのはちょっと、我田引水気味ですね。(笑)
・何せ"守れた"試合とは、とても言えないですし。
・たまたま点は取られませんでしたが、岐阜戦湘南戦に続く、"守り"的には「やられた」試合だったと思います。
・誰か(今年の)ヴェルディはハイプレスのチームに弱い的なことを言っいる人を見かけましたが、僕はそうは思わなくて。
・本当に苦手にしているのは、「細かい攻撃」の出来るチームだと思います。
・攻撃の細かいコンビネーションのあるチーム。
・まるで日本代表が相手にする巨人DFの外国チームみたいですが(笑)、ロティーナの身につけたサッカー文化がそうなのか、なぜか今年のヴェルディのディフェンスには、そういう傾向がはっきり見られる。
・ガンと来られても対応出来るけど、チョコチョコ来られると駄目なんですよね。
・ほとんど棒立ちで、間を割られるのを見送ることになる。
・岐阜の"細かさ"は言うまでも無いですし、湘南は"細かさ"も含めて全てのクオリティが一つ上のレベルでしたし、千葉にしても清武・町田・船山らの繰り出す細かいコンビネーションのクオリティは、チームの印象の悪さに覆い隠されがちではありますが、間違い無くJ2では抜けたものをがあると思います。
・実際この日もほぼ完全に崩されて、後は祈るのみという場面が二度三度。
・まあ幸い祈りは"通じた"わけですけど。(笑)
・ここらへんのヴェルディのDFの欠点について、僕は最初は、特に徳島のリカルド・ロドリゲスさんとの直接比較から、ロティーナの守備組織・指導の精度密度の"足りなさ"が理由ではないかと思っていたんですが。
・だからこそ"改善""向上"を望んでいたんですが。
・どうも見てると、そうではなくて体質というか(こればっかですが)文化というか、要するに"こういうもの"なのではないかと、こういうものとしてロティーナの中ではもう確立している固定しているものなのではないかと、最近は思っています。
・だからこれ以上の向上はおそらく望めない(ロティーナ"発"では)だろうという結論そのものは、多少困りものではあるんですが。
・ただまあ、諦めはついたというか、"比較"してじりじりすることはもう無いだろうと。
・守備とか攻撃とかいうよりも、ロティーナは基本的に、最低限の枠組だけ作って、後は選手(の能力)に委ねる、それで足りなかったらもう仕方がないというタイプの監督さんで。
・駄目なものをあえて"発明"でどうにかしようとはしない人だと思います。
・そう自分の"領分"を、最初から引いている。
・だから指導歴だけを見ると、何となく"足りない"チームを工夫して何とか勝たせる監督のようにも見えるんですが、実際にはむしろ戦力の揃ったチームにこそ、相応しいタイプの監督なのではないかと。
・今までの比較で言えば、それこそ'06浦和レッズとか。
・ギドのところに置けば、いい仕事しそうです、多分ギド以上に。
・だからチームの雰囲気が、似て来るのかもというか。
・ついでに関連して、ヴェルディ界隈では好成績の多幸感も含めて"日本代表監督ロティーナ"の可能性がちょいちょい語られますが。(笑)
・全く反対です。お断りです(笑)。向いてないと思います。
・強いて言えばザックがあの時やった仕事なら、ザック以上のクオリティでやる可能性があるかと思いますが。
・そもそもザックの仕事内容・方針、"選手主導のオールスターチーム"という企画自体が大いに疑問であったわけですし。
・増して今の"負け犬"日本代表でそれをやるなど。
・まあそれでもハリルよりは向いているかも知れませんけど、それは比較の対象が特殊なので。(笑)
・とにかくまあ、そういう監督さんだと、僕は思っています。
・「名将」とかいうより、「偉大なる平凡」というか「(偉大なる)凡将」というか。
・大外しはしない、良くも悪くも奇は衒わない、成果はそれなり。
・別の言い方をすると、"果実"をもぎ取りに行く(例・リカルド・ロドリゲス)のではなくて、"落ちて"来るのを待つタイプというか。やることやって。
・その"やること"の内容が、日本人の感覚で言うと少し大雑把な傾向はある。「選手」の能力に委ねる部分の大きさと、それとも関連しますが若干"剛"直なサッカー観と。(バスク的な?)
・そこらへんが、今後"ヴェルディ"の監督として、どう出て来るのかなと。
・あるいは"Jリーグ"の。
・ここまでのところは、"軟弱"ヴェルディの、いい毒消しにはなっている感じですが。
・きっちりはしてます。でも細かくはないんですよ。逆に細かくないからきっちり出来るのであって、細かい部分に手を伸ばそうとすると途端にどたばたする傾向が、これまででも見える気がするんですけどね。

・話戻して。
・そのように"細かい"攻撃の苦手なヴェルディ・ディフェンスですが。
・押されること圧力をかけられること自体は、割りと平気なんですよね、そこらへんは時間と共に根負け傾向にあった去年までとは、明らかに違って。
・本当に困ったのは、開幕の徳島戦だけで。
・あれは徳島が単に"押す"チームではなくて、その"押し"方に細かさがあったからで。
・その細かさに、体質的に対応出来なかった。
・勿論開幕したてというのもありましたし。
・湘南でさえ、怖いは怖かったけど、"勢い"の方が勝ってるんでそれに比べれば、大して怖くなかった。
・まあリカロド徳島というのは、今のJ2では特殊なクオリティのチームですね。
・とにかく押されるのは平気だし、押され続けるのも平気です。
・"剛"の守備なんで、"幹"はしっかり張ってるんですよ。
・ただ枝葉はザッとしてるので、細かく来られると対応出来ない。
・というわけで千葉の「やりっぱなし」"ハイプレス"で崩れることは無かったですけど、一瞬のパスワークでは崩されかけた、そういう試合内容だったかと。
・その千葉に対する対策ですが、どうもよく分からないところがあって。
・開始早々からパスの出どころへのかなり意識的なチェックと、いつにも増してはっきりした"無理せず蹴る"ディフェンスで。
・これは相当千葉対策をやって来たなロティーナ気合入ってるなという感じで見ていて、放送席もそういう意見だったように思いますが。
・ところがハーフタイムのロティーナのコメントには、「恐れずビルドアップしていこう」との言葉が。
・どういうこと?むしろあえて"ビルドアップしない"戦略だったんじゃないの?
・後半これからそうしようという意味だと解釈出来ないこともないですが、ちょっとでもそれは"ハーフタイムコメント"の通例とはずれる感じだし。
・言われてみれば確かに、前半のピッチ脇のロティーナは、見たことが無いほどカリカリしっ放しでしたし。
・馴染みの相手との"スペイン"対決で気合入ってるだけかとも思いましたが、やはり"押されてる"ことを気にしていたということなのか。そんなニュアンスのピッチレポもあったように。
なぜ?(笑)
・ここらへん、たまによく分かんないんですよね、ロティーナは。
・やっていること達成していることは割りと明快だと思うんですが、やれて"いない"ことへの未練というか、最終的にどれくらいを理想として描いているのかが。
・割り切ってるのか割り切ってないのか。
・ついでに言うと、コメントも毎度よく分からない。
・遡れば「シオンは我々のメッシ」発言あたりも含めて(笑)、実は分かるような分からないような発言が多い。
・何となくは分かるけれど、"状況"との適合性がずばっとは来ないというか。
・情報量があるようで無いというか。
・韜晦してるのかどうかも含めて謎で、どうも参考にならないので、あんまり最近は読まない。(笑)
・この試合に関しては、覚悟していた以上に押されていた、"抑えた"つもりの箇所を更にすり抜けて攻められていた、それに対する焦りの反応だと、そういうことで一応収めておこうかと思いますが。
・ただもっと根本的な"怒り"のようにも見えたんですよね。見えただけですけど。
・やっぱり屈辱だったのかな、いざボールポゼッション30%なんて試合になってみると。
・僕はふーんとしか思ってなかったですけど。
・というわけでまだ信頼し切れていない部分があるので(笑)、心の手綱を手放せなくて、讃岐戦の塩試合ぶりをかえって喜んでしまうようないささか慎重居士な観戦態度になってしまうわけです。(笑)

・試合としてはでも、万々歳でした。
・3-0なんて結果になったことについては、敵失・自滅の部分が大きいので余り喜ぶ意味は無いと思いますが。
・大きく見れば、ドウグラスを温存しての「前半凌いで後半勝負」の形が物の見事にはまった会心の、"予定"通りの試合であったわけですし。
・"ポゼッション30%"なんて、数字的には異常事態を発生させながら問題なく勝ったという経験も、「勝ちパターン」を「戦いの型」をチームの無意識にDNAに刷り込む大いに意義のある事だったと思いますし。
・結局"勝った"型が定着していくものなので。そうであって欲しいし、あるべきだと思いますし。
・たまにそれでも逆らう1%の天才と99%の愚か者監督がいないことはないですが、ロティーナはそのどちらにも当てはまらないと思いますし。
・このまま、多少じりじりとしでも、結果を積み重ねて行って欲しい。
・個別にも、色々といいところがあったと思います。
・1トップ中野は決定的な仕事は出来ませんでしたが、でもこれは最初の練習試合の時から思っているんですが、中野が1トップに入ると、なんか風通しが良くなるんですよね、チームがリラックスするというか。
・何らかロティーナの"剛直"と相補的関係にあるのではないかと思わないでもないんですが(だから無意識に重用している?)、とにかく今後もクオリティを高めていくべき有用なオプションだと思います。
・ドウグラスの恐らくはもう改善されない、CFとしての軟弱さと鈍重さとの兼ね合い含めて。
・身体能力的な"おつり"は、むしろ中野の方があるくらいですし。潰しが利いて使い易い。
・いずれも鮮やかなアランと次男のカウンターからの3ゴールですが、"カウンターから"という部分、それぞれの"出し抜けの一発"感に、何か「解答」を見た気が僕はしました。
・二人の能力を最大限に生かす為の。なけなしの得点源である。
・アランは前にも言ったようにオールマイティな能力の持ち主ですが、頭も心もそんなに強くないので、ああいう"えいやっ"という感じの方が迷わず能力を発揮出来ていい。
・次男は頭はともかく体は足りないのと、ああ見えてエゴイストなので、こちらも割りと単独行動向きなんですよね。
・だからカウンターの火事場感というか、"一発狙い"感が二人をより怖い選手にするので、もうチームとしてそういう雰囲気を作る、「ウチの攻撃は一発狙い」という"無責任"を共有するというか。
・失敗してもいいやという感じ。(笑)
・そうなった時に、ヴェルディは「攻撃も怖い」チームになれるかなと。
・そういう将来像が垣間見えたというか。
・"ちゃんと"攻撃する必要なんてないですし、やっても怖くはならない。
・やってもいいけどそれは"義務"ではなくて、かさにかかった時の"勢い"としてやればいい。非日常というか。
・という風な"成り行き"を、望んでいます(笑)。監督の"つもり"はよく分からないので。
・"つもり"ということで言うならば、多分選手たちも言われるままに半信半疑にやっていただろう、お得意の"左右WBチェンジ"。
・この試合では、大まかに言えば「ドウグラスがいない前半」は逆足で、「入った後」に順足配置にチェンジしたような格好で、これだと「高さが無い時はトリッキー」で、「ある時はストレート」という形になって、切り替えとしては分かり易いですね。
・ここに関してはもうちょっと何か細かい状況判断というか、監督のインスピレーションで(珍しく)やっているようにも見えるんですけど、やらされる方はやはり微妙に身体的負担はかかりますし、出来ればある程度心の準備が出来るようなパターン化が確立された方が、いいとは思いますね。
・今後も使っていくんでしょうから。
安在・・・はまあ、別の機会に褒めようか。安定しているのでいつでもいい感じ。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
"術"は術、"人"は人。/東京V-金沢(’17)、東京V-横浜FC(’17)
2017年05月09日 (火) | 編集 |
J2第11節 東京V ○2-1● 金沢(西が丘)
J2第12節 東京V △1-1△ 横浜FC(味の素)

アーンド"国"は国


・あんまり試合の感想という感じでもないんですけど。
・だいたい状況が見えて来た気がするので、ここらで一回まとめておこうかと。
"スペイン"狂騒曲"コンテチェルシー"イデオロギーの、沈静化というか落とし前というか。

・結論から言うと、"ポジショナル"よりも"ポゼッション"よりも何よりも、"イタリア"をコンテチェルシーの背後に見た、自分の直観は正しかったというか、一貫したというか。
・使われているメカニズムはメカニズムとして、コンテチェルシーがコンテチェルシーである、後方ポゼッションで相手を"ハメ"る、限りなくノーリスクで自分のところの果実だけを極大化するイヤらしくも厳密に効率的なチームであるのは。
コンテがコンテである、あるいはイタリア人であることに、その大部分を負っているのだなということ。
・理論的親近性はあっても、それを用いるのが"リカルド・ロドリゲス"や"ミゲル・アンヘル・ロティーナ"であると、あるいは少し遠いけれど(笑)"ファン・エスナイデル"であると、結果出て来るものは全く違ったものになる。
・"色合い"が違うとかだけでなく、"目標"そのもの、"目標"の持ち方そのものが、変わって来る。
・従ってその為の"手段"であるメカニズム/術も、その使われ方・位置付けが変わって来て、あるいは時には使われなくさえもなる。
・"教養"としては存在しているから、ゼロにはならないとしても。

・ことは結局、その監督がどのように"チーム"や"ゲーム"を、全体的なイメージとして把握するか認識するかという問題で。
・個々の術やメカニズムについてなら、選手もあるいはコーチ(日本的な意味での)も、それぞれに持っているし持てるのであるけれど。
・しかし「全体」としてイメージする、それを決定するのは監督であり、またそれこそが監督の仕事であって。
・そしてその「全体的イメージ」は、「戦術」と重なる部分も多いけれど、イコールではない
・イコールであるならば、(一通りの説明が出来れば)誰でも/どんなネット評論家でも(笑)監督が出来ることになるし、あるいは監督そのものが、要らなくなるかもしれない。
・実際イングランドにおける初期のカレッジフットボールにおいては、"キャプテン"しかいなかったという歴史的事実があるようですし、現在でもブラジル人の一部などには、そのようにサッカーを認識している人もいなくはないようですし。(笑)
・ただ現実問題としては「監督」がいないと、「全体」を「全体」として認識してある種独占的に"担う"人がいないと、ある程度以上のレベルのサッカーではほとんど戦闘力という点で太刀打ち出来なくなるわけで。
・それは恐らくは、"チーム"としての動きの"機動力"の問題だろうと思いますが。
・とにかく"誰か"の全人格的関与というのが、無人格的理論・論理とは別に、決して見落とせない要素として存在しているわけです。

・今のはある種の「集団力学」的な問題ですが、より理論的にもそういうことは言えて。
・つまり"ショートカウンター"か"ポゼッション"か"ロングカウンター"か的な大雑把な「全体戦術」的なレベルについては。
・そんなにヴァリエーションがあるわけでもないというか誰がやっても大して変わらないので。
・"違い"が出る/出せる、"新戦術"が提案提示されるのは、ほとんどはより局面というか、「グループ戦術」的なレベルなわけで。
・そのレベルじゃないと、"厳密さ"も出せないというか。
・従ってそうして出された戦術やアイデアを胸に抱いてある監督がチームを全体として構成しようとする時は、どうしてもそれ以外の、それを含みこんだ別の構造を用意しないといけない。
・「理論」だけでは、チームを作れない。
・まあ"戦術"によっては、その"局面"を論理的に延長・展開して行くだけでも、ある程度の全体像を形成出来なくは無い場合もあるとは思いますが。
・ただ結局は"単純延長"以上の積極的意志や工夫を加えられて、初めてそのチームは動き出すというか戦闘力も極大化するというか、そういうプロセスは避け難いように、経験的には思います。
・その時込められる「意志」というのはそれ自体は理論ではなくて、むしろ"好み"とか"体質"とか"生理"とか、そういうものに近い、あるいは由来するものだと思いますが。
・正に人格というか。
・それが無いと、理論が示す"可能性"の中から、何かを選んで決定することは困難。
・色々言って来ましたが要するに、出発点や立脚点がどこだろうと結局は、監督の「個性」がチームの形を決定するという酷くありふれた結論。(笑)
・同じくポジショナルなポゼッション、同時代にコンテチェルシーという完成度の高い好例を目の当たりにすることが出来るそのコンセプトを基にしていても、リカルド・ロドリゲスはリカルド・ロドリゲスらしいチームを作るし、ファン・エスナイデルはファン・エスナイデルらしいチームを作るし、ミゲル・アンヘル・ロティーナもまたしかり。
・そしてそれらは結果的に、素直に見れば別に/あんまり(笑)、コンテチェルシーとは似ていないし、参考になったのかどうかもよく分からない、それぞれをそれぞれに虚心に受け止めた方が、むしろ実り多かったかもしれないとそんなことも思ったりはしますが、まあいいです。(笑)
・あれが無かったら、少なくとも徳島をあんな熱心に見ることは無かったでしょうし。
・ただより広く、それこそ虚心に視野を広げて見てみると、少し前からの"3バック"ブームとも相まって、J2の他のチームでもあるいは日本人監督のチームでも、多かれ少なかれ似たようなことをしているチームは結構あるんですよね。
・だからもう、"スペイン"にこだわる必要はあんまり無いというか、かえって思考を硬くするかなと、そんなことも最近は感じていますが。
・勿論その中で、特にリカルド・ロドリゲス監督のそれのクオリティが柔軟性含めて突出しているのは確かで、そういう意味で「本場」のアドバンテージというのは、依然存在はしているわけでしょうが。
・ただ"チェルシー"はもういいと、チェルシーの試合自体も最近特に興味は持てないと(笑)、そういう現状ではあります。

・ちなみにロティーナ監督については、本当はもっと"チェルシー"なチームを作ってもおかしくないはずだと、色々な監督が今J2にいる中では、思うんですけどね。
・ただ資質的問題か能力的問題かで、余りそこらへん、突き詰めてやっている感じは無い。やった方が強そうなんですけどね。
・勿論ヴェルディの選手の方の能力的限界という問題は当然にあるんですが、しかしそれを"限界"まで試してみた気配、それによって与えられるチームの緊張感みたいなものも、どうも僕には感じられないんですよね。
・だから最近は、'06ギド・レッズの方に、"手本"を切り替えているわけですが。(笑)


・関連しての、付帯的な総括&"反省"としては。
「ポジショナルなポゼッションサッカー特有の膠着感にイライラさせられるだろう」という予測(当該記事最下部)については、ほぼ完全に外れましたね。
・ロティーナ単体についてだけなら、上で言ったように逆に"徹底"されてないゆえという理由付けも可能かと思うんですが。(笑)
・リカルド・ロドリゲスも(広くはファン・エスナイデルも)含めて考えると明らかに何か予測の前提に誤りがあった、あれのどこに"膠着"があるんだという、そういう話になるかと思います。
・まあ前節の数的不利で引きこもったケースなどでは若干それらしい姿も見られなくは無かったかも知れませんが、それはちょっと典型とは言えないし。
・ハンス・オフトや李国秀や、あるいは日韓予選のオランダ代表時のファンハールなどが"毎試合"に近く与えてくれたそれ(参考)(参考)とは、比較するわけには行かない。
・結論はこちらも酷くあっさりしたもので、要はあの"膠着"感の源は、"ポジショナルなポゼッション"そのものではなくて、それを実行している"オランダ"(系)のサッカー文化の方に、大部分が存在していたのだろうということ。
・オランダ人の、重厚長大な身体特性や広義のゲルマン的論理性や、あるいは"埋め立て"文化?(笑)
・何だか分からないですけど、とにかくオランダ人がやることで、あの"糞詰まり"状態の常態化が、発生していたらしい。
・それが"スペイン"(系)人がやると、全然テイストの違うものになる。
・オランダ人なら立ち止まってうんうん考え込むところを、スペイン人はささっと通り抜けてしまう。
・"解決"するというよりも、半ば問題を無視するんだと思いますが。「情熱」で。(笑)
・あるいは軽量な体で。
・その分安定感は無いけれど、流れるはとりあえず流れる。
・グアルディオラとかは、ちょうど"中間"な感じですけどね(スペインとオランダの)。流れるけど、逼塞もする。
・...実は今更言いますが、"コンテチェルシー"を最初に学習材料として見た時も、なんか違うなとは思ってたんですよね。
・意外と素軽いなというか。
・「手本」にあんまりグラグラされても困るので(笑)、無視して黙ってましたが。(笑)
・結局はこれも「監督の個性」の問題と同じで、オランダはオランダ、スペインはスペイン、そしてイタリアはイタリアと、それぞれのお国柄で同じようなことをやっても、生まれて来るものは相当に違って来ると、そういう話です。
・これも結論は、当たり前ですけどね。(笑)
・なみに日本はまだ、この"土俵"に乗っかれてないですね。
・"個性"以前の、"出来る/出来ない""正しい/間違ってる"の次元の話に、終始しがち。
・それは実際に"出来ない"というのと、出来ないゆえに"間違う"ことを恐れ過ぎているのと、両方だと思いますが。
・「習う」のではなく、「手の内に入れる」というプロセス、アティテュードが、もっと必要。
・まあこれは余談。



ヴェルディ

・●○○○○〇●●〇●の後の、○△。
・ミッドウィーク金沢戦は連戦の疲労もあったんでしょう、弱い相手にかえってボケボケの試合をやってしまいましたが、続く"首位"横浜FC戦では福岡戦で思い出した(想像)「受けてナンボ」のロティーナヴェルディの本領を、より充実した形で実現出来ていたと思います。
・何より違ったのは選手たち一人一人の落ち着きで、これは"5連勝"時以来のもの、やはり選択肢が限られて頭の整理が出来る状況が、このチームには現段階では必要なんだなと。
・そして恐らくは、監督自身のキャパ的にも。
・横Fがある意味"手頃"な相手だったのは確かなので、あの落ち着き感が偶然のものではなく、監督の意識転換を伴ってのものであるその結果であることを、望みたいです。
・全方位型のリカ・ロドの真似は無理。コンテの真似なら・・・真面目にやるなら止めませんが。(笑)
・"ストライカー"三男の「再発見」は、朗報ですね。
・ただチームが固まれば固まるほど、梶川の"運動量"が浮き気味になるのは、これは開幕当時から持ち越しの課題。
・相性良くないっぽいですねえ、監督と。まあ何とかやってもらうしか無いですが。

ヴォルティス

・○●○○○●△△○●の後の、○2-1福岡●2-3岡山
・こちらはなんか、混沌とした感じ。
・福岡戦は出たとこ勝負の殴り合い、岡山戦も"3失点"という結果から分かるように、試合の中でいい時と悪い時の差がかなり大きい感じでした。
・"守備"が緩んでいるのか全体が不安定化しているのか。
・確かに全方位型全天候型でそれは純粋に凄いと思うんですけど、いくら何でも"秋の空"というか、次の瞬間どんな顔が出て来るのか、未だに予測のつかない感じ。
・いい瞬間は無敵なんですけど、果たしてこのチームがこの先「安定」したり「完成」したりするのか、少なからず疑問なところがあります。
・現在地はどこ?そもそもどこかへ向かっているの?
・...どうも今日書いたことをまとめてちゃぶ台返しするようですが(笑)、ひょっとしてリカルド・ロドリゲス監督は、ほとんど完全に「理論」だけ「戦術」だけでやってる監督なのかも知れないですね。
・根底に"情熱"や"勇敢さ"という、豊かな「人格」はあるにしても。
・だから"ケーススタディ"が延々続くだけで、落ち着きどころが無い。リミットレス。
・更に更にひょっとすると、そういう意味ではハリルホジッチのお仲間、"高級なハリルホジッチ"である可能性もある。ガクブル。
・まだ徳島を見切れそうに無いなあ。(笑)


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ジャンル:スポーツ
これでいい・・・はず。(?)/福岡-東京V(’17)
2017年05月01日 (月) | 編集 |
J2第10節 東京V ●0-1○ 福岡(レベスタ)

戦いのイメージとしてはね。


・●○○○○〇の後の、●●〇●。
・また負けちゃったわけですが、内容的には連勝を止められた湘南戦以降の4試合の中では、一番まともだったというか、見るに耐えたというか。
・ぶっちゃけ前節は、勝ちはしましたが今季初めて、寝落ちとの戦いになっていましたから。(笑)
・この試合は結構面白かった、攻められっ放しでも、ニヤニヤワクワクしながら見られたというか。
・ちょっと攻められ過ぎてあと10分というところで失点してしまったわけですが、あのまま抑えられた可能性も十分にあったと思います。
・完敗とは思わないですね、僕は。福岡の攻撃が怖かったかというと、特にそんなことは無かったというか。
・こう言ってはなんですが、なるほどJ1では勝てなかったチームだなというそのままの印象でしたし、単純比較で岐阜や湘南のようには、"破られた"わけではなかったと思います。
・ヴェルディが"良かった"とか、前節までと比較して何かを"変えた"わけではないと思いますが。
適度に攻められることによって、「堅守速攻」の良かった時のイメージを、体が思い出したというか。
"適度"以上だとやられてしまう(岐阜や湘南)ので、あくまで「J2での戦い」を前提とした話ではありますが。
・どのみち多分ロティーナは、選手の身の丈以上のものを引き出すタイプの監督でも、引き出すつもりもないように見えますから。
・あくまで「今年のチームのベスト」を望むなら、やはりこういうイメージでいいと思います。イメージ"が"いいというか。
・それ以上は出ればラッキーで、あえては望まない、少なくとも"掴みに"行ってはいけないと思います。
・むしろマイペースを守ることによって、"出る"可能性も高まると思いますし。
・それくらい何というか、微妙なラインの選手の質。
・かつ指導の質。

・ありていに言って、"攻め"に行ったロティーナヴェルディなんて何の魅力も無いというか特徴も無いというか。
・絶対ダメとは言いませんが、色々なチームの一つであって"あらゆる可能性"が開かれているだけであって、要は「開幕前」のチームみたいなものだと思います。(笑)
・むざむざここまでの「成果」と「実績」を、捨てるだけというか。
・攻めに行って攻め切れるだけの力は現状無いですし、守りが緩くなるだけ収支が確実にマイナスというか。
・ただそこを少し"控え"ればそれなりの守備力はありますし、"守備的"なチームとしてはそれなりの攻撃力も持ってますし。
・だからそういうバランスでやれれば、J2上位に踏みとどまれないことも無い、そういうチームかと。
・ロティーナの"攻撃的"なチームを作る手腕も、ここまでを見る限りでは、例えばリカロド&エスナイデルと比べて、秀でているとはとても思えない。
・長年サッカーを見ていれば、ある監督の言う"これから"というのは、余り信用してはいけないというのは、分かると思います。(笑)
・手順はあるとはいえ、どんな要素も萌芽的なレベルでは、一定期間の間では必ず見えているはずだというか見えているものがたいてい全てというか。
・トルシエの「私のサッカーの教科書は2000ページある」発言くらいまでは、僕も素朴にプロの監督を信じる心情も持っていましたけどね。(笑)
・あれに裏切られて以来、もう自分の見たものしか信じなくなったというか。(笑)
・勿論ロティーナの建前としては、優先順位としてはまず確実なポゼッションであり、後ろで慎重にボールを回す見た目"引いた"スタイルというのはそれに付随した現象でしかないということになるわけでしょうが。
・そうはいっても、というか。結局は、というか。
・まあ別に「引く」必要は無いですが、確率分布的なチームの"標準"的なスタイル・状態というのは、やはり意識されるべきというか共有されるべきというか。
『本音』としてね。
・ここらへんの微妙な感じは、やはり'06ギドレッズが一番手かがりとしてはいいように思うんですが。
・あのチームも特に(フィード力のある)GK都築が負傷離脱するまでは、そこまで"リアクション"のチームというわけでもなかったんですよね。
・そもそも就任した当時(2004年)のブッフバルトは、ハイプレスショートカウンターを指向していた監督だったと記憶していますし。
・小野伸二とワシントンを加えて、むしろ"ドリームチーム"を作らんとする意気込みの中で、都築を失って堅実一路の山岸が正GKになって、かつJリーグの相手関係から変に真面目にやるよりも省エネリアクションの方が遥かに効率的に勝てるという"現実"と付き合う中で。
・自然とああいうスタイルに落ち着いて行ったということで。
・確かギドも最後まで、リアクションだとは認めなかったと思いますし。(笑)
・だからロティーナも別に、"認め"なくてもいいんですけどね。(笑)
・ただ「攻撃的」なチームを作る手腕としては、実際のところギドと大差ないというのが、ここまでの観察から見えて来るものですし。
・守備の組織作りには、大きめの差があっても。
・まあウチには最初から"山岸"(柴崎)しかいないという事情もありますし。
・いいんじゃないのかな、"そういう"ことで。(笑)
・ゆるーくゲームに入って、安全かつなるべく省エネで敵の攻撃をいなしながら、ここぞという時にタレント一気投入("交代"という意味ではない)で点を取って、勝ち逃げという基本イメージで。
・そのバランスが一番強そうというか、それ以外だと弱そうというか。
・勿論いつもいつも先行逃げ切り出来るとは限りませんし、それ以外で勝てないというのは困りものではあるんですけど。
・そこらへんはスタイルを変えることではなくて年季を積む、成熟させることで、克服した方がいいというか。
・まず"平常心"を確保して、その中での工夫と試行を、重ねるべきというか。
・一応"勝ってる"わけですし。

・この福岡戦についても、例えば"5連勝"中に当たっていたなら、同じ力関係の中でも守り切れた、あるいは1-0で勝てた可能性は、結構あったのではないかと思います。
・「永田」と「潮音」の問題をどう勘定に入れるかは、ともかくとして。
・とにかくその程度の"誤差"の範囲の結果であると、そう僕は受け止めています。
・だからあんまり深刻にならずに、早く割り切って通常営業に戻って、勝ち点を拾いながらキャリアを重ねて行くこと、それが僕が今チームに望むことの全てですね。
・ロティーナに期待することの、でもありますが。
・多分"教科書"の内容としては、もうそんなに残っていないと思うんですよね。
・後は理解度と、"テスト"に向けての度胸と経験値というか。(笑)
・答えの分からない問題でも、"中間点"は取るんだ!単語が全部分からなくても、文脈で6割くらい点を取る実戦力を付けるんだ!
・ちょっと諦め良過ぎでしょうか。(笑)
・まあなるべく"解ける"よう、努力はしますけどね。単語力も増やすようにはしますけどね。
・なぜ僕が努力する話になってるのか、よく分かりませんが。
・とにかくまあ、ロティーナの"指導"というよりは"舵取り"に、期待したいところです。
・永田が戻って来ることは大事だし潮音が戻って来ることは望ましいし、出来れば補強して欲しいポジションも2,3はありますが。
・ただそういう「上積み」や「高望み」以前のベースラインの確保、堅固化こそが、今やるべきことで出来ることで、多分今シーズン最後までの問題としても、そうではないかと。
・ちなみに補強ポジションとしては、僕の優先順位としては後ろが先ですかね。
・それはロティーナの守備戦術自体の、厳密性の限界・疑問視という意味も含めて。
個人の守備力がもう少し無いと、「堅守速攻」にするにしても、不安が。
・やっぱりちょっと、リカルド・ロドリゲスとは差が・・・。そういう意味ではね。
・だからこそ、"舵取り"の方に、"鈍感力"の方に期待したいと、言っているわけですが。希望を込めて。
・攻撃については、勿論リーサルウェポンがいるに越したことは無いですけど、それを言っていても仕方ないというかそういう意味ではJ2全チームが同じことなので。(笑)
は違うかな?ラリベイ以上を望むのは罰当たり。(笑)
・とにかくヴェルディ独自の問題としては、安西幸喜を"切り札"として前線で使わなければならない、簡単に言えば"ドリブラー"ないし"シャドー"タイプの不足。
・ここについては日本人でもやりようがあるレベルの話なので、何とか物色してみて欲しいという。予算は知りませんが。
・その安西を含む右WBも、見ようによっては"弱点"ポジションというか、そこがバチっと(左並みに)決まって来ると、チームが1レベル上がる可能性があるかなと。
・それこそチェルシーでもトッテナムでも、そこが生命線であるように。
・安西も三男もそれぞれいいところはあるんですけど、ポジションの重要性から見るとどうも"本格"感"本職"感が足りないというか、"変化"手の範疇に見えるというか。
・三男はともかく安西は本来はもっと"本職"感があってもいいんですけど、今年のロティーナの使い方だとむしろどんどん遠ざかりそう。
・ボランチについては困ってるのは確かなんですけど・・・。いるにはいるんでね。
・他チームに比べても。
・潮音、中後、梶川、橋本、二川・・・etc、少なくとも「素材」としては。
・だからなるべく、自チーム内で何とかすべきかと。余程金が余ってるのでなければ。
・内田の代わりは・・・いませんよ、はっきり言って。Jリーグ全体の問題として(笑)。このタイプは。そうそう。
・今内田がいてくれることに感謝して、祈りましょうという。(笑)


・最後に当ブログ的な大注目試合・・・のはずだった、千葉-徳島直接対決について。
・なかなか意外な結果・内容になりましたが。
・試合自体の興味の中心は、徳島馬渡選手のイレギュラーな退場劇とそれによる早い時間からの徳島の数的不利の方にどうしても集まってはしまうんですが。
・それはそれとして、"スペイン"どうしのリズムの嚙み合いと、その状況でのエスナイデルサッカーの意外な優位性は、興味深かったですね。
・"意外"というのは、他の試合での両チームのクオリティ差やクラス感からすると、それを全部すっ飛ばした感じで"同次元"の試合になっていたということですが。
・「前半元気が良い」「相手が慣れるまでは優位が保てる」というのは、ここのところの千葉の通例ではあるんですが。
・仮にあの退場劇が無かったとしても、案外ぎりぎりまで優位性が保てたのではないかと、そういうイメージがあるもので。
・まあたらればではあるんですが。
・実際には早い時間の数的不利によって"割り切った"戦いに移行した、徳島&リカルド・ロドリゲス監督の対応力が印象に残る試合になりました。
・ただそれで追い付けなかった負けてしまったという、事実は残るわけで。
・徳島の弱み、足りないところも、出た試合ではあるんじゃないですかね。
・「完璧主義」の弱みというか。
・仕掛けた時は非常にクオリティの高い、コンビネーション・アタックを見せる徳島ではありますが。
・逆にどさくさで点を取るとか、耐えて"一発"みたいな凄み、しぶとさには欠ける。
・...全然取れてないわけでもないんですけど、チームとしての、予感は無い。体質的に。
・ほとんど唯一の"一発"要素は、「途中投入のカルリーニョス」なんですけど、幸か不幸かこの試合では頭から出られるコンディションにあったので(笑)、それも無かった。
・このようにまだまだ隙もあるので、皆さん気長に頑張りましょうという。(笑)
・まあ実際、あれほど"数的優位"側が攻めあぐんでいれば、普通はもう少し「潮目」の変わる瞬間はあるものですけど。
・割りとあっさり、大人しく負けたなあという印象。
・個人的には、島屋の"変化"を付ける力が、これもカルリーニョス同様、むしろ先発に定着することで死んでしまっている感じがあって、そこは勿体無いかなあと思っています。
・"特別"な選手ですよね、結構彼は。
船山の不決定力が、いよいよ深刻ですね。それなりにいいタイミングでいいシュートは撃っているんですが、本人も"入る"と信じていない感じで、いいシュートのようで全部アリバイ的に感じるというか。
・むしろパスした時の方が、得点への"執着"力を感じたり(笑)。最後まで可能性を探るという意味で。
・そろそろチームとして使い方をもっと詰めて、考えるべき選手になっているかもという。
・"待つ"だけでなく。

以上。
すぐ試合ですね。いずれにしろ割りと楽しい、今年のJ2リーグだと思います。(笑)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
”情熱の国”スペイン。/エスナイデル、ロドリゲス、ロドリゴ・・・ロティーナ?
2017年04月25日 (火) | 編集 |
J2第8節 東京V ●0-1○ 山形(NDスタ)
J2第9節 東京V ○3-1● 群馬 (味スタ)

今年はやっぱり、これがテーマか。(笑)


・まず最初に、のエスナイデル監督について、思うところを言わせて下さい。
・その成算の見えない超ハイラインサッカーから、かなりの低評価だった開幕前。
・そこから開幕してしばらくは意外とイケるかもと思わせましたが、徐々にというか"順調"にという感じで(笑)確実に崩壊の気配を感じさせ始め、ついに今節には大決壊
・先のことは分からないとはいえ、控えめに言って多難な前途が、誰の目にも見えていることと思います。

・ただ僕この人、(監督として)全然嫌いじゃないし、この先も多分、嫌いになることは無いと思うんですよね。
・どんな成績になってしまったとしても。なりそうでも。(笑)
・そりゃね、逆にトルシエって有能な監督だったんだなあと、再認識したりはしてますよ(笑)。
・同じくリスキーでアヴァンギャルドでエキセントリックでも、押さえるところはしっかり押さえ、渡ってはいけない一線は、なんだかんだ決して渡らなかった。
・"線"を認識しているのかどうか自体怪しい、エスナイデル監督に対して。(笑)

・ただ何というか、色々駄目な監督はいる/いた中で、エスナイデルさんの"駄目"は、決して不快な駄目ではないんですよね。
・そりゃ惨敗した当のジェフサポさんは"不快"でしょうけど(笑)、それは当面置いておくとして。
・不快な監督というのはどういうのかというと、例えば願望や当為をただ現実に押し付けて、それを理由に必要な努力の必要性を否定する怠惰な監督。所謂ジーコタイプ。
・それからこれは"誰"というのとは少し違いますが、必ずしも"怠惰"ではない、それなりにカリキュラムや努力のプロセスを奉じてはいるのだけれど、それが途中でないし場合によっては最初から空回りした時に、自分のカリキュラムが正しくて現実が間違っているんだと言い張って、目の前の状況や担当しているチーム・選手たちの個別性を汲み取ることを拒否してある種自殺する、"空回り"の方に殉じることを選ぶ監督、そういう状態に陥っている監督。
・前者が"知的"怠惰だとすれば後者は"心の"怠惰、心を開くことについての怠惰と分類出来ると思いますがそれはともかく。
・まあ"失敗"のパターン自体は数限りなくあるでしょうが、こちらに心理的不快感を催させる、「批判」より「否定」「拒絶」という反応を誘って来るのは、大きく分けるとこの二つのパターンかなと。

・共通するのは要するに現実との齟齬の"放置"ということで、それについては今正にジェフサポさん的には、エスナイデル監督に強く感じている不満・疑念だと思いますが。
・それでもなぜか、僕の"不快"回路は発動しない。(笑)
・"パターン"に嵌りましたよという"信号"が、伝わって来ない。チューリップが開かない。
・それはなぜかと考えるに・・・情熱?(笑)。なんだその答えは。
・"情熱"がなさしめる観念と現実の距離感の無化、区別の無効化。
・つまり上の"不快"の例で言うと、前者の例では現実より自分の観念や夢を無前提的に優位において、そこに逃げ込んで閉じこもるという態度が見られるわけです。
・次いで後者の方の例では、現実との対決を嫌忌して、"現実についての"(ものであったはずの)自分の理論の検討でそれに代える、観念で現実を置き換えるという作業がなされている。
・しかし狂的で純粋な"情熱"は、それらとはまた違った振る舞いをする。
・観念と現実の関係を力学的にどうするか、ではなく、そもそもそうした"分離"を認めない。認めたとしても、それは一瞬で意識から飛び去る。
・"あるべきこと"への灼熱が強烈過ぎて、ただ"ある"という(死んだ)状態を独立のものとして認めない、認めたとしても認めた瞬間から、猛烈な勢いでそれは"あるべき"へのプロセスに呑み込まれて行く。
・それが恐らくは、エスナイデルさんの"無謀"の背後にあるもので、更に言えば僕が開幕から首を捻り続けている(笑)、徳島のリカルド・ロドリゲス監督"せっかち"、謎の"即時100%主義"の背後にもあるものなんだろうと、変な納得の仕方をしてしまいました。
・ああいう短気さというのは、普通知的に貧しかったり仕事の誠意が足りなかったり、要は「無能力」とセットで現れるのが通例だと思うんですが、それが明らかに有能なリカルド・ロドリゲスという監督のものとして現れているという、その不思議。
・それが結局は、余り日本人には馴染みの無いタイプの"情熱"("スペイン"の、言わば「枕詞」としての(笑))に由来するものなのではないかという、馬鹿馬鹿しいと言えば馬鹿馬鹿しいような答え。

・...もう一つ僕のスぺイン"幻想"を刺激したものがあって、それは日曜の晩にEテレで再放送していた、元フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴ氏の日本の子供たちへの一週間の熱血指導を追ったドキュメンタリー、『奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~「サッカー編」』
・その中で特に僕の印象に残ったのは、DFの選手(子供)に寄せられても無闇に蹴らずにしっかりボールを繋げという指導を行う時に繰り返される、「恐れるな」という声かけ。
・それは単なる"励まし"の言葉というよりも、"指導"の「核心」のように僕の目には映ったんですが。
・つまり・・・というかそれを見ていて僕が気が付いたのは、スペインサッカーの一つの代名詞的な特徴である、DFから丁寧に繋いで行くスタイル。
・あれは特定エリートチームが志向・主導する"高級"なサッカー戦術でも、技術力を誇示する"優雅"なプレーでもなくて。
・そうしたものが頂点部分には実際にあるとしても、より根底にあるのは「恐れない」ということ、敵のプレッシャーに屈して安全策に逃げることのよりプリミティブな"拒絶"、何かの一部とか何かの為にという計算以前の、それ自体を焦点とする感情。
・意地。情熱。狂気。成算外の。
・そういう性格のものなんだろうなあと。そういうこと。(笑)
・その"後"に戦術が来て、あるいはそういう普遍的な素地に戦術的成形を上手く与えたことによって、バルセロナやスペイン代表は、近年"勝てる"チームになったわけでしょうけど。
・元々は"勝つ"為の直接的に合目的的な行為ではないので、実際のところ余り勝てなかった(笑)。勝てない時期も多かった。
・まあ、紋切型ついでに言えば・・・『ドン・キホーテ』の国ですからね。(笑)
・より正確に言うと、ドン・キホーテという、アウトライン的に言えば"ドタバタ"なストーリーを、世界文学史上の"名作"としてこの世にあらしめてしまう国というか。風刺的とはいえ。
・そういうおかしな説得力を持った"熱"を、持ち味としている国。
・だからしょうがないんですよ、エスナイデルさんが風車に突撃して行くのは。(笑)
・何かそうしなければいけない理由が、そうさせる不可解な熱が、彼の中にはあるんです。彼のDNAの中には。
・広義の"スペイン人"として。(笑)
・ジェフサポさんには、よろしく見守っていただきたく。サンチョ・パンサの役割を、全うしていただきたく。(笑)
・勝てるとは言いませんが、文学史には残るかも知れないじゃないですか!
・まあね、全然駄目というよりやりようによっては同じやるにしてももう少し何とかなりそうにも見えるだけに、ストレスは溜まるでしょうけどね。
・部分的には、決して満更"無能"ではないと思うんですよね。
・ただ、ドン・キホーテだという。(笑)

・で、こうした"類型"にどうにも当てはまらないように見えるのが、我らがロティーナ監督。
・堅実、地道、穏健。
バスク人・・・だからなのか?(ビスカヤ県出身)
・確かにスペイン・リーグにおけるバスク系クラブのサッカーは、歴代概ね質実剛健というか、異質なイメージはありますが。
・ちなみにリカルド・ロドリゲスさんとミゲル・ロドリゴさんは共にバレンシア、ドン・キホーテの作者セルバンテスはマドリードの出身。(ドン・キホーテ自身は勿論"ラ・マンチャの男")
・(アルゼンチン生まれの)エスナイデルさんはまあ、"先祖"の話になっちゃうのでちょっと分かりませんが。
・今までのようにロティーナとリカルド・ロドリゲスの二人だけを比べている範囲だと、単に2タイプの監督の話に見えていたわけですが、改めてこういう視点で見てみるとロティーナの異質さが際立つというか、"スペイン人"として見てしまうと異例の地味さというか。
・他に日本に来た"スペイン"人監督って、カルロス・レシャックですし(笑)。(横浜フリューゲルス)
・あれは結構酷かった。"攻撃的"ではあったけど、スペインの「勇敢」よりもブラジルの「傲慢」の方に、近い印象を受けた。
横着というか。
・それに比べれば志向する戦術が変なだけでエスナイデルさんなんてのは随分"真面目"な監督で、勿論リカロドさんやロティーナは言うまでも無いですし、スペインサッカー自体も随分全体として進歩・充実した、そういう象徴のようにも見える時代ギャップですね。

・とにかく「スペイン人が情熱的である」ということの意味が、改めて理解出来た気がする、理解させてくれた気がする、今年のJ(2)リーグです。(笑)
・道理は通じない部分はある、ただそれはブラジル人のように不真面目で"マリーシア"だからではなく、むしろ真面目過ぎるくらいに真面目なところがあるから。「理想」と「真実」に一途。
・真面目なようで結構不真面目なのが日本人で、それはひょっとすると"熱"の不足に起因するのかもしれない。
・さりとてマリーシアを駆使出来る程、ズルくもないわけですけど。(笑)
・どちらが見習いやすいかと言えば、それはやはり"スペイン"の方か。
・話戻して"熱"の融合力が物事の"分離"(分けて考えること)を拒絶するのが、スペイン的な頑固さ、蛮勇なのかなというのが、リカロドさんやエスナイデルさんを見ての印象。
・まあ別にスペイン人に限った話ではないですけどね、熱い奴は道理や効率の話を、余り受け付けない。(笑)
『ハンターハンター』で言うところの、「強化系」的性格というか(笑)。真面目で熱くて分からず屋。
・リカロドさんはそれを隠し味としていて、エスナイデルさんは前面に出ているという、その違い。(笑)
・そしてのらりくらり、現実家のバスク人のロティーナ。
・...ああ、ほんとにそうなのか。→参考記事
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