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2018年中の入退団(ヴェルディ)
2018年12月29日 (土) | 編集 |
年内まだあるかも知れませんが、明日は忙しいのでとりあえずまとめておきます。


まずは勿論、この方。

ギャリー ジョン ホワイト監督 就任のお知らせ

東京ヴェルディではこの度、ギャリー・ジョン・ホワイト氏が、2019シーズンから東京ヴェルディの監督に就任することが決定しましたので、お知らせします。

【生年月日】1974年7月22日
【出身地】イングランド
【指導歴】
1994年 - 1996年 フリーマントル・シティSCアカデミー(オーストラリア)
1996年 - 1998年 MLS(アメリカ)/アカデミーディレクター
1999年 - 2000年 イギリス領ヴァージン諸島代表
2000年 - 2007年 バハマ代表
2008年 - 2011年 シアトル・サウンダーズFC(アメリカ)/テクニカルディレクター
2012年 - 2016年 グアム代表
2016年6月 – 2016年12月 上海申鑫足球倶楽部(中国)
2017年9月 - 2018年9月 チャイニーズタイペイ代表
2018年9月 – 2018年12月 香港代表


一言(ひとこと)、楽しそう
どういう監督なのか、上手く行くのか行かないのか、そんなのはよっぽどの有名人(または手の内の分かった人)でもない限り来てからでないと分かりっこないわけですが、とりあえず"選択"の時点で楽しそう。(笑)
そういう"楽しい"選択をしてくれたフロントに、まずは感謝ですね。これでもう負けても悔いなし(笑)、結果が悪くてもそれ自体でフロントに文句を言うつもりは。(J3に落ちた場合だけ少し言うかも(笑))
実際問題、監督の当たり外れというのはかなり結果論というところがあって、良心的なフロントが大外れの監督を連れて来ることも、その逆も普通にある世界なので、だから監督人事についてフロントのマストの仕事というのは一定の"納得"と"期待"を応援する人に持たせることで、逆に出来るのはそこまでというか。
ロティーナに引き続き、いったいどういうツテで誰のどういう具体的な見識で連れて来たのか不思議なところはありますが、とりあえずご苦労様、ありがとうございますという感じです。(笑)

新しい教育を受けた新しい指導者で、専らサッカーのアウトサイダー国で実績を持っている監督ということで、連想するのはロティーナよりリカルド・ロドリゲスの方ですね。やる気満々だけどそそっかしいという類似点もありそうな雰囲気は伝わって来るんですが(笑)、まあ雰囲気は雰囲気。でもまあ、なんか"前のめり"な感じは既にしてませんか?(笑)
「ポジショナルプレーは引き継ぐ」というコメントもどこかで見ましたが、サッカーの監督の仕事なんてのはあくまで個別的というか"その人"のもので、かつどんな監督の影響もその監督が去った瞬間から割りと速やかに消えて行ってしまうというのが僕のサッカーを見て来た経験則なので、そこらへんについてはあんまり期待しないでおいた方が無難かなと。
下部組織ならともかく、トップチームの継続性なんてのは限りなく"一期一会"で、「気が付いたら」継続しているもの以外は継続なんて出来ないだろうと。

「ロティーナ」+「前のめり」だと、ちょうどロティーナの"弱点"が解消されて良さそうな感じはしますけどね、机上では。(笑)
まあ楽しみです。
しかしイングランドかあ。これから増えたりするのかな。


以下選手の方の、出たり入ったり。
発表順。


退団

林昇吾 DF

プロでやるにはいかにも軽量な左(サイド)バックとして員数合わせという以上の印象は去年まで無かった選手ですが、今年になってロティーナ得意の右サイドでの逆足起用がはまって一気に魅力的な存在に。
ただその割にはある時期以降、極端に出番が無くなってしまいました。ロティーナに見出されてロティーナに捨てられた選手みたいな印象も。(笑)
3-4-2-1全盛のJ2でなら、ウィングバックなり右FWなりで、どこかのチームで居場所がありそうな気はしますが、ただ同レベルの選手が沢山いそうでもあって、とにかく前途に幸あれという感じです。

太田岳志 GK (→富山)

結局全くプレーを見ることはありませんでした。

ドウグラス ヴィエイラ FW
アラン ピニェイロ FW
菅嶋弘希 FW


アランはともかく、ドゥグの方はどこかのタイミングで(契約は別として)"引き抜き"的に出て行くのかなと思ってましたが、当面淡々と契約満了[*]。戦力としてはたいていのどんな戦術でも間違いなくいて欲しい人のはずなので、年俸が折り合わなかったのか他に獲得の予定があるのか。まあここらへんは新監督が動き出してみないと、やっぱり。一方で契約"更新"したレアンドロが、よく言われるように「一年半契約の残り」というだけのことであるなら、ドゥグとアランについても"とりあえず"切る、新監督用に枠を空けておくという、そういう感じなのかも知れません。
アランは契約延長を強く望んでいたらしいですが、それならシーズン中、もう少しやる気を見せて欲しかった気が(笑)。去年ロティーナ下で"覚醒"したものの、一方で途中から、ロティーナのチーム作りについて行けなくなっていた印象もあります。言われたことはやろうとしていたけど、若干渋々というか受け身というか。
菅嶋はロティーナのチームでは、どう見てもポジションが無かったですね。中で皓太・優平・梶川あたりと競るには技術が足りないし、外や前でやるには突破力が足りない。ボックスの中盤(ならどこでも)か2トップのディフェンシブFWというのがこれまで見せて来た適性なので、どこかそういうチームで、また居場所を見つけてくれたらなという感じです。それにしても最後まで、全くロティーナと合わない感じでした。

[*]その後広島への移籍が発表

永田充 DF

チーム発足時点では3バックの球出し役としてチームの中心と言っていい程の存在でしたが、一度故障離脱してからはほとんど完全に出番を失ってしまいました。
そこまでコンディションが悪かったというよりも、橋本さんあたりと同様に、ロティーナのかなり意図的な若返り策という印象が強いですね。畠中が本格化する前から、既に員数外という感じでしたから。
というわけで現状は分かりませんが、またどこかのチームで、あの美しい軌道のフィードを見る機会があればいいな、あるんじゃないかなあと、そういう感じです。

高木大輔 FW (→山口)

レンタル先の山口に完全移籍。
望まれて行くなら何よりです。戦術の当たり外れの大きめな選手なだけに。
これで高木三兄弟全滅。(笑)

香川勇気 DF (→長崎)

こちらはレンタル元の長崎の意向かな?返却。
そんなに器用でもない割りと古典的な"左サイドバック"な気がしますが、その"王道の異質"性含めて、妙にロティーナのチームへのハマりは良かったですね。まあスペインも元々サイドアタッカー王国みたいなところはあるので、ロティーナもハメ方はよく分かっていたのかも知れません。

井林章 DF (→広島)

内外の評価が微妙に分かれる中、晴れて広島に栄転。
ヘディングは強いよ!ということ以外、実は広島サポに保証しかねるところはありますが(笑)、ヴェルディではなんだかんだ色んな仕事を一応こなしながら、ロティーナにも重用され続けました。真価はこれから?


入団

小池純輝 MF (←愛媛)

監督が代わっていないなら、「ああ、香川の替わりかあ」という感じの補強。
左サイドを主戦場とする、パワー型のサイドアタッカー。出戻り。(笑)
"ウィング"という程攻撃の選手ではないし、"サイドバック"を完全に任せられる程守備は出来ないし、この人も戦術によって見え方は変わるので、まあ監督次第ですね。

鈴木智幸 GK (←松本山雅)

上記小池選手同様、出戻り。
GKは4人必要と、とりあえずクラブは認識している感じの手堅い補強?

永田拓也 DF (←横浜FC)

山田直輝、原口元気、高橋峻希らと並ぶ、浦和ユースかつての黄金世代というか、彼らの能力を有効に使った"フィンケ・レッズ"('09-'10)の同窓生というか。
ほとんど守備の印象の無い、(こちらも)かなり軽量の左ウィングバックでしたが、その分攻撃センスは抜群で、何か凄く"新時代"を感じました、当時は。
近況はよく知りませんが、小池加入と並べると、左サイドなんか尻が軽いぞというか(笑)、3バックなのかしらんという感じもしますが、たまたまかも知れません。今のところ、どれだけ新監督の意向が入ってるのかも、分からないので。

端戸仁 FW

マリノスの縦に速い選手。という以上の個体識別が出来ませんが。(笑)
山田隆裕、神野以来の伝統の!(古過ぎる)
アスカルゴルタの話の時にも言いましたが、なんかマリノスって、クラブ自体が人格を持っている感じで、監督や選手の個性は従属的な位置に感じるんですよね、割りといい意味で。入ると染まるというか。韓国人選手ですら。
鹿島もそういうところが無いわけではないですが、マリノスの方が強力。
ヴェルディにも"ヴェルディらしい選手"の類型はありますけど、比較するとあくまで一人一人だと思います。その集合体というか。
とにかく個体識別から始めます。(笑)


とりあえず以上。
奈良輪は実態として"継続"なので、今回はスルーで。


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
(仮説)スペイン人監督の"平面"思考 ~ロティーナ・ヴェルディの総括に替えて
2018年12月20日 (木) | 編集 |
シーズン中には"色々"あった気がするんですが、昇格プレーオフを"勝ち進む"過程で、内容的にも感情的にもあらかた発散・消化・昇華、最後には浄化(笑)されてしまった感じなので、あと何が残ってるだろうと探ってみたらこんなんが出ました。


ロティーナへの期待(予想)と実際

就任当初、2017年のシーズン前、プレシーズンマッチの見聞とその後の複数識者による"あれはポジショナルプレーというものなのだ"という教授を承けて、過去の("ポジショナル"関連の)経験とも照らし合わせて僕が予想・予測したロティーナ・ヴェルディの未来像は、「濃密な組織プレーを堪能しつつ、しかしその濃密さに時に窒息しあるいは密度ゆえの手詰まりに苦しむ状態が長く続く」のではないかというものでした。(『’17ロティーナヴェルディの幻想的予想』 '17.2.20)
クオリティは高そうだけどイライラもしそうだぞと。覚悟を、というか。(笑)

蓋を開けてみたらそれがどうなっていたかと言うと、異論もあるかも知れませんが広く浅く、むしろ「"淡白"な組織プレーの恩恵をそれ自体としては確かに受けつつ、しかし淡白ゆえの詰めの甘さに肩透かしを食らったり物足りなさを覚えることがしばしば」であった、まとめてみるとこんな感じが実際であったように思います。
イライラは確かにした。でもそれは、("予想"で参考にした)李国秀やハンス・オフトのような"頑固さ""融通の利かなさ"にではなく、逆に"意志薄弱"や"優柔不断"に対してという、そういうタイプのものであった。

これが一人ロティーナだけの話なら、ロティーナのいかにも真面目そうな人の良さそうな、目の前の状況にいちいち律義に対応したがりそうな"ケツをまくる"とかいう行動に縁の無さそうな(笑)性格によるものと、理解して済ませたかもしれないんですが。


リカルド・ロドリゲスの栄光と挫折

上のような感じで戦術家・発明家としてのロティーナに割りと早々に興味を失った僕が2017年に専ら熱中していたのが、同じく"スペイン人"監督を迎え入れた、リカルド・ロドリゲスの徳島でした。
ロティーナ同様に"ポジショナルプレー"の基本を踏まえつつ、そのより積極的意志的な活用とそれゆえのディテールの豊かさ、特に崩しのプレーの目を見張る効率性で、僕以外にも(笑)広くマニアを量産した注目の監督でした。かつてのベンゲルやオシムあたりと比べても、ほとんどJ史上ナンバー1クラスのクオリティのソフトを、瞬間瞬間において提供していたと思います。

またスタイルの柔軟性においても、上記識者たちが専ら"ポジショナルプレー"の紹介に用いていたコンテ・チェルシーを地で行く"後方ポゼッションからのハメ手"スタイルに始まり、一転してハイプレスからの攻め倒しスタイル、3バック専門かと思っていたら一夜にしてむしろそっちが専門かとも思えるくらいの熟(こな)れた4バックのチームを披露して見せるなど、ある時期まではほぼ無敵、出来れば今すぐにでもハリ〇ホジッチを追い出して日本代表監督にと、半ば本気で(笑)思わされるくらいの鮮やかな指揮ぶりでした。それが・・・

いつからでしょう、その"万能超人"ぶりが色褪せて見え出したのは。"瞬間"のクオリティは確かに圧倒的だけど、その割に最終結果は大したことが無い場合が多い、取りこぼしも少なくないし、サッカーという(点の入らない)競技の特質でもあるけれど大山鳴動鼠一匹みたいな印象を受けることもままある。あらゆるスタイルを上手にこなすのは確かだけれど、一方でチームの戦闘力の最高到達点は結局どれをやっても特に変わらない、逆に言えば一つしかスタイルが無くてもそのレベルに達することの出来るチームは過去にいくらでもいた気がする。
更に問題なのは、"変化"するのはいいんだけど、総じて拙速というか軽薄/尻軽(笑)にも感じて、なぜそのタイミングでその変化なのかが、見ていて余り納得が行かない。それは恐らくやっている選手たちにしてもそうで、ゆえに段々"変化"が陳腐化して反応が鈍くなって、手を加えれば加える程むしろチームのレベルが下がって行くようにすら、ある時期以降には見えた。最終結果も7位と昇格プレーオフ圏外で、僕が見捨てた(?)ロティーナ・ヴェルディの5位よりも更に下と、何とも予想外の結果となりました。

これは何度も言ってますが、J2の6位にも入れない、各クラブ共通の"第一の目標"としての昇格プレーオフ圏内を逃すというのはどんな運不運を持ち出したとしても言い訳の利かない成績で、とてもこれで"名監督"は名乗れないはず。日本代表?冗談言っては困るよ、やらせてみな?何が何だか分からない内にアジア予選で負けかねないから、と、まあ酷い手のひら返しですが。(笑)
今でも"ときめき"は忘れませんけどね(笑)。人間的にも、好きな監督ではありますけど。
翌2018年は11位、もうほとんどチェックはしてなかったですけど、まあ利かないですねえ、言い訳は。


ロティーナとリカルド・ロドリゲスの共通点

リカルド・ロドリゲスを評した文章の3段落目、特に「あらゆるスタイルを」から「手を加えれば加える程~見えた」あたりは、実はそのままロティーナにも当てはまる話になっていると思います。どっちに言ってるのか分からない感じで書いていたというか。(笑)
違いがあるとすればロティーナの"変化"がどちらかというと障害を回避しよう回避しようという動きであるのに対して、リカ・ロドの場合は挑戦を受けて燃え上がる、"もっともっと"と飽くなき「正解」探求に逸(はや)った末の結果と、そういうあたりでしょうが。結果チームが陥る混乱には、大差は無かった気がしますが。

そうした両者の"共通性"についての、僕のある種の"見切り"コメント。

まずはリカルド・ロドリゲスに対して。

・確かに全方位型全天候型でそれは純粋に凄いと思うんですけど、いくら何でも"秋の空"というか、次の瞬間どんな顔が出て来るのか、未だに予測のつかない感じ。
・いい瞬間は無敵なんですけど、果たしてこのチームがこの先「安定」したり「完成」したりするのか、少なからず疑問なところがあります。
・現在地はどこ?そもそもどこかへ向かっているの?
・(中略)ひょっとしてリカルド・ロドリゲス監督は、ほとんど完全に「理論」だけ「戦術」だけでやってる監督なのかも知れないですね。
(中略)
・だから"ケーススタディ"が延々続くだけで、落ち着きどころが無い。リミットレス。

(『"術"は術、"人"は人。/東京V-金沢(’17)、東京V-横浜FC(’17)』 '17.5.9)


5.9か。そんな早く見切ってたのか(笑)。"フィーバー"は2ヶ月で終わってた。
まあ当初から絶賛しつつも、いやにせっかちな人だなそんな前のめりで"次"に行くことばかり考える必要があるのかという疑問は、口にしてはいましたけどね。

続いてロティーナに対して。
(まあそれ以前から手を変え品を変え言ってはいるんですが)

・そういう人なんでしょう。「平面内思考」の人というか。"成長"や"飛躍"という、(立体的?)強迫観念を持たない人。

(『意外としぶとい。昇格するかも。(笑)/松本-東京V(’17)、東京V-名古屋(’17)』 '17.6.12)



"戦術だけでやっている"リカルド・ロドリゲスと"平面内思考"のロティーナというのは、ほとんど同じことを言ってます。
戦術があるだけでマネジメントが無い、"色々な状況"や"色々な戦術的要素"が並置されている一つの次元、一つの「平面」があるだけで、それらを俯瞰する視点やまとめ上げて一つの全体像やベクトルを形成するような「別の次元」ないし「立体」的な思考の局面が無い。
・・・まあ全然"無い"ことはないんでしょうけど、薄いというか"独立"した要素、監督の仕事の独立した局面とは、ほとんど考えられていない感じ。言い換えると「戦術要素」や「状況」の寄せ集まったものが即ち(サッカー)「全体」であり「チーム」であるという感覚。・・・やや揶揄的に例えると、グーとチョキとパーの閉じた円環(平面)を永久にぐるぐる回っているイメージ。それがリカ・ロドやロティーナのチーム(作り)から、僕が受けていた印象。

日本の、あるいは世界的に見ても通常のないし伝統的な「監督」の仕事とは、むしろ俯瞰する方まとめる方、まとめてチームをある方向に導いたり諸要素の雑多な集合体という以上の何かに"完成"させたりすることの方だと暗黙の裡にみなされていて、戦術的知識などはあるに越したことはないけれど無くても、あるいは多少粗くても出来る、逆に知識だけあっても監督は出来ない、それは"コーチ"の方の仕事だと、そういう認識がむしろ普通なのではないかと思います。
どれをするかというよりも、"最終的"にチームを仕上げるのが仕事で、責任を持つのもその部分、その為にある戦術要素が必要なら使うし、必要でなければ使わないし、必要であっても手元に無ければ別の要素で代用する、とにかく問題は仕上がりと。

"考え方"自体は色々あるでしょうし、"manager"や"coach"という用語法の問題含めて、現実に色々なケースはあるだろうと思います。また昨今のサッカーの理論的緻密化によって、"coach"ingの重要度が増す傾向にあるのも確かなんでしょう。
ただ問題はそういう一般論ではなく、現実のリカロド徳島やロティーナヴェルディを見ていて、僕が欠落している・足りないと感じたのが、そういう"まとめる"メタ的な要素だったということ。(彼らが専ら住まっている"平面"や"単一次元"に対して)

"勝つ"為に。より強くなる為に。優勝や昇格を勝ち取れるレベルにまでチームが成長する為に完成する為に。
逆に言うと、リカ・ロドやロティーナ程のソフト力があって、何であんなに徳島やヴェルディは弱かったのかという話でもあります。その違和感。もっとショボいソフト(笑)でもあの程度の強さのチームなら作れるし、逆に例えば岡田監督のような剛腕マネージャーや反町監督のような勝負師がリカ・ロドやロティーナ並みのソフトを手にしていたら、もっと悠々と勝っていた遥かに強いチームを作っていただろうと、身贔屓抜きで思ってしまいます。(日本人監督の範囲で言っても)

効率悪っ!という。やっぱり大山鳴動鼠一匹だなという。(笑)


[補]
何が監督の仕事の"通常"かというのを僕が決めてしまうのもあれなところもあるので、少なくとも二つの(or"二段階"の)別な職能があり得るという視点は、例えばこういう話。

浅野「そのアトレティコは西部さんの『シメオネは創業者後継者の一人二役をやっている』という視点が面白かった。クライフやサッキといった改革者よりも実はシュテファン・コバチやカペッロといった後継者が結果を出しているという法則。Jリーグも川崎フロンターレで風間監督の後の鬼木監督、サンフレッチェ広島でミシャ監督の後の森保監督が結果を出していますが、厳しく詰めた後にゆるめるといいバランスになる」
(『代表の森保は広島の森保に非ず。「世界」を追いつつ「日本」を見る』footballista)


"サッキの後のカペッロ"の印象は強烈でした。"勝たせる"ってなんだろうと、考えさせられました。
国内だと磐田におけるオフト("創業者""改革者")とその"後継者"たち(スコラーリ、バミール、桑原隆)の関係性が、印象的でしたか。
今回の文脈に引き付けて言うと、戦術で勝つのではなくて、戦術を"使って"勝つということ。戦術"も"と言った方が分かり易いですかね。監督の仕事は戦術を作ることではなくて、勝たせること。当たり前ですが。


話戻して・・・

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燃え残りのある"完敗"/J1参入プレーオフ決定戦 磐田-東京V
2018年12月10日 (月) | 編集 |
納得が行くような行かないような。

J1参入プレーオフ決定戦 東京V ●0-2〇 磐田(ヤマハ)

負けたのは納得だけど負け方には不納得?


GK 上福元
DF 田村、井林、平
MF 梶川(→46'渡辺皓)、井上潮、奈良輪(→64'李)、香川
FW 林陵、ドウグラス(→46'レアンドロ)、佐藤優


試合展開

・立ち上がりは案外余裕な感じで見ていました。
・どちらかというと攻め込まれてはいましたが、"攻めさせていた"(柱谷幸)とまでは言えなくても、圧迫感は特に無かった。
・むしろ"見下ろす"ような、少なくとも設計図のレベルではウチの方が高級品だよなやっぱりと、そういう高揚感の方が、意識を占めていたというか。
・("戦術"の)「"魔境"J2の面目を見せる」という、ある意味宣言通りというか。
・ただし思い出していたのは、(リベンジの対象としていた)「天皇杯浦和戦」ではなくて、かなり遡っての今季開幕二戦目の甲府戦、つい最近までJ1だった相手に引き分けはしたけれど終始"格上"感すら感じながら戦っていた試合。
・確かにJ1上位ランク、"個力が高いゆえの大雑把"の浦和よりも、J1/J2境界線の甲府の方が、今回の対戦相手の磐田の比較相手としては、状況的に相応しい。
・それで言い直すと少なくともJ2に落ちて来るか来ないかのレベルの"崩れた"J1"チームが相手なら、基本設計だけで単に理論的にではなくて体感的にも"優位"を感じることが出来るだけのポテンシャルはロティーナヴェルディにはあると(あったと)、それを確認しながら見ていたと、そういう感じでした。
・途中まではね。(笑)
・その内あれ?と思い出したのは、中盤でかなり負けが目立つことに気付いてから。
・計算"外"な感じの負けが。
・「磐田のプレッシャーが効いた」ということでまとめられる試合ではあったんですが、ただ「前線からの意識的圧力」、戦術的狙いをもろに感じるそれという意味では。
・松本なり町田なり、この前の横浜FCの方がよっぽど感じました。
・だからこそ最初は、割りと余裕を持って見られたわけで。
・そもそもこの日の先発の潮音・梶川というセントラルに"耐久力"が求められないのは自明なわけですが、しかし"負け"たのはそれだけが原因という事でもない。
・むしろそこから出るパス、とそのパスの受け手が作る関係性や、あるいは中盤に"入る"パスのというところの必要レベルが、普段やっている相手とこの日の磐田とでは少しギャップがあって。
・そこをさらわれたりそこらへんのずれをカバーしようとしたりする時に尚更耐久力不足が問題になったりという、そういう回転。
・磐田は磐田なりにこの日は特に中盤のプレッシャーの意識は強めだったようなんですが、それによってというよりもそれを行う選手の質、技術だったり身体能力だったりというもの、それ自体は本人が"意識"して持っているものではないわけですが、とにかくそれらの合算として、予想外のタイミングでボールを取られたり拾えなかったりというプレーが、次第に目立ってくるようになりました。
・サイドにボールが出た時にはまだ息をつく余裕も少しはあったと思いますが、真ん中とそこからの展開は段々どうしようもない感じに。
・僕自身がそういう気持ちだったからそう見えただけかも知れませんが、やっている選手たちも"段々"不安に陥って行ったように見えましたね。
・そんなに"完璧"に封じ込められていたわけではないんですが、いつ取られるか分からない不安感が、当初の落ち着きを奪って行ったというか。
・対照的に磐田の選手たちは自信を付けて行ったわけですが、それでもそんなに効率的な攻めをしていたわけでもなくて、大久保の"プライド"を感じる踏ん張りと、田口のプレースキックの質くらいですかね、正味単独でおおと思ったのは。
・それだけに前半終了間際のPKの先制点は痛かった。ある種偶発的な類のプレーにも見えただけに。
・大事な試合で優勢なチームが憎々しくも(笑)"PK"で先制点を取るというのは、意外とよく見る光景には思いますが。
・原体験は'90年イタリアW杯決勝西ドイツアルゼンチン戦の西ドイツですかね(笑)。アルゼンチン(マラドーナ)を応援していた僕は、「あんたらの方が強いけど、強いんだからちゃんと流れの中から点取ってくれよ、"一発"は弱い方に譲ってさ」と、恨めしく思ったものでした。(笑)
・ただその点が入ってしまって以降は、元々が「引き分けなら負け」というレギュレーションだったこともあり、劣勢がより目に見える形で固定されたというか、絶望感が徐々に広がって行くのを止められなかったというか。


個人能力、パススピード (&レギュレーション)

・今回この試合を見た内外のサッカーファンから、両者の「個人能力」の差とヴェルディのこのレベルでやって行く上での「パススピード」の足りなさという2点の指摘が、特に多く挙がったと思います。
・それ自体はほぼ"事実"として、否定は出来ないと僕も思いますが、ただいくつか言い足したいことも。
・まず「個人能力」と「パススピード」ということでの典型というか究極的な状況としては、一定以上の速く鋭いパスを当たり前に受けて処理する、その為の個人能力、基礎技術であるとかそういうハイレベルなプレーへの慣れや意識の高さ、そういう点においては明らかにヴェルディの現在所属している選手たちには磐田の選手と比べても足りないところはあって、だから速いパスを出したくても"出せない"、そういう可能性はあるだろうと思います。究極的に。
・ただどちらかというと指摘されているのは、そもそも出そうとしていない、出来るだけ速いパスでボールを繋ごうという意識が低い、習慣づけられていない、要求水準が低い、そういうことのように思えて、それについて上で言ったような文字通りの「個人能力」という要因の比重がどこまで高いかというと、それについては僕は疑問が無くは無いです。
・つまり究極的には個人能力の限界が待ち受けているとしても、その"限界"一杯のプレーをヴェルディがしているとは思えない、それを引き出されているとは。
・誰に。まあ、監督に。監督のチーム作りに。
・ロテイーナが監督になって折に触れて色んな選手がサッカーが面白くなった分かって来たというようなことを口にしていて、それは別に嘘ではないんでしょうが。
・...嘘ではないでしょうが信じてるわけでもなくて、それについてはまた別の機会に書くつもり。
・ともかく個人レベルでそういうことがあったとしても、"チーム"としてああ何か一つレベルが上がったまたはレベルの高いことをやっているなと僕がロティーナヴェルディに感じたのは、せいぜい最初の2,3ヶ月なんですよね就任初年度の。
・その後はそれを基にああでもないこうでもないと要は"配置"を工夫しているだけ、レベルは別に上がっていないどころか時に落ちたり忘れたり、そこから盛り返したり、せいぜいそんな感じではないかと思います。
・その"レベルが上がっている"と感じていた時期にしても、確かに面白いように効率的にボールは回っていましたが、それも必ずしも"パススピード"が速くなったとか速いから通っていたとか、そういうタイプのものではなかったと思います。
・だからそもそも今回ヴェルディのパス回しが磐田に寸断されていたのも、どこまでスピードの問題なのか疑問なところもありますが。
・"ポジショナルプレー"自体、要は相手の"虚"を効率よく取って「容易」にボールを動かすプレーだという言い方も出来て、"容易"なんだから頑張ってパスを速く出す必要は本来ないというかそれはあくまでその後の"プラス"される要素に過ぎないというか。
・話逸れましたがとにかくヴェルディの選手の個人能力とは別の話として、ロティーナ自体がそういう意識付けを強くしていた基本プレーの高度化を根気よく目指していた様子は、僕には見えませんでした。
・勿論ヴェルディの選手のレベルがもっと高ければ、より容易に速いパススピードのサッカーも実現出来て、ならばとロティーナももっとそちらに努力を向けていた可能性もあるとは思いますが。(というかそういう"諦めていた"面は確実にあるでしょう)
・ただ僕としては、レベル向上よりも手練手管にかまけていたという不満は、トータルではありますねロティーナに。サッカーの古めの見方かも知れませんが。
・...あ、あと芝の悪さも不利に働いた面があるという指摘を複数の人がしていました(Pinkさん、五百蔵さん)が、僕はあんまりそういう周辺状況に気を配る人ではないので(笑)、見ている時には特に考えていませんでした。
・芝とか審判とか、いつも人に言われて初めてそう言えばそうだなと思うくらい。(笑)
・なるべく自分の中に原因を見出したいタイプというか。"自分たちの"原因。
・審判も他人も基本石ころ。
・そしてもう一つの面というか留保事項としては。
・差はある、or足りないところはある。が、それはどこまで絶対的なものなのかという疑問。
・相手はマンチェスター・シティではなくてジュビロ磐田なわけでね、"所詮"と言ってはなんですが。
・川崎フロンターレですらない。
・要はそのレベルへの"慣れ"の問題であるという面も少なくなくて、どれくらいで対応出来るかは何とも言えないですが、仮にJ1に上がって1シーズン毎試合こんな体たらくになるとは思えない、どれくらいのレベルがどんなプレーが必要なのかは自ずと修正される部分も多々あるだろうと。
・ぶっつけで1試合ではそれはきつい、でも2試合、ホーム&アウェイとかになるだけでも、変わらなくはないのではないかと、そうも思います。
・あるいは、これは相手のことなので余り言うべきではないかもしれませんが、仮に別の形で今年の磐田がJ2に落ちて来て、"ロティーナヴェルディ"と同じカテゴリーで一年間競ったとして、必ずヴェルディより順位が上になるとは全然思わないし、勿論シーズン終わりには確実にこの日の"差"は縮まっているだろうと、そういうことも思いますね。
・専ら磐田が、J2のレベルに"慣れて"しまうことによって。
・実際はその程度の差ではないかと思うところも。
・というわけでこれ自体は余談ではありますが、レギュレーションにも不満はありますよ、僕は。
・J1に上がるのに試練があるのは当然ですが、現状ではJ2チームにJ1の厳しさを味合わせるというレベルを越えて、これで落ちたらそのJ1チームどうかしているという、そういうレギュレーションになっているように思いますね。
・それでも落ちるチームは落ちるでしょうけど。(笑)
・今回たまたま芝の問題も指摘されましたが、単に"アウェー"という以上に、スタジアム自体も不慣れなわけで。ちょっときつ過ぎない?という。
・更に感情的なことを言うと、一年間同じカテゴリー同じ条件で競って来て最終順位が上のチームに、トーナメントで有利な条件が与えられるのはそれは当然だと思いますが、競ってもいない別に負けたことがあるわけじゃない(笑)磐田がJ1"出身"というだけでハナから格上面してくるのは、余り納得が行きませんね。
・優勝劣敗じゃなくて身分差別(笑)だろうそれという。
・と、こんな感じで"完敗"した相手ジュビロ磐田に、余り素直なリスペクトを抱けないのも、今回の敗戦の辛いところ、"燃え残る"ところ。


ロティーナの采配、選択

・この試合のロティーナは、良くも悪くもかなり印象的な選手選択をして来ました。
・筆頭は勿論、出場停止から復帰した今季不動のアンカー内田を使わず潮音と梶川のドイスボランチでスタメンを組んで来たこと。
・まずこの「潮音・梶川」コンビ自体は、僕は決して無しだとは思いません。
・例えば仮に内田抜きで"一年"現有戦力で戦えと言われたら、セントラルの組み方としては最有力の可能性のあるものだと思います。
・勿論冒頭で言ったように耐久力や高さに問題があるのは分かり切っていますが、一方で内田の"代わり"は全くと言っていい程見当たらない(少なくともロティーナの戦力判断を信じるならば)以上、割り切って捌きメイン、ハンドリングメインで最初から組む、チームもそのように組み立てるというのは、有力なやり方の一つだと思います。
・他だとあれですかね、今季何回か試した潮音アンカーの、別の形の"捌きメイン"スタイル。あるいは僕は今いちピンと来ていないんですが、アンダー代表での藤本のボランチプレーがそれ程いいなら、潮音と藤本の"夢"ボランチとかも、考慮対象なのかも。(笑)
・別路線だと皓太・梶川コンビとかもありだとは思いますが、この場合戦術的機能性をかなり厳密に考えないとぎくしゃくしそうで、安定性や潰しの利きという点で潮音・梶川コンビより劣るか。
潮音・皓太コンビは、この前言った理由で僕は望み薄だと思いますね。機能するイメージが浮かばない。
・とにかく本質的にはそこまで奇策ではないと思う潮音・梶川のスタメンボランチですが、他ならぬこの日にあえてこの実質初コンビをわざわざ選択して来たのは・・・
・どうなんですかね、消去法、苦し紛れなのか、それとも磐田の中盤制圧力に技術で対抗しようという積極的意図だったのか。
・いずれにしても失敗でしたし、いずれにしても"無し"だったと思いますね。
・内田が使えるならば、内田を使う一択だったろうと。
・結果がどう出たにしろ、途中でどのような変更をするにしろ。
・まずは使い慣れた組み合わせでチームの基準点を確保することを優先すべきだったと思いますし、内田個人の能力の幅も、状況への対応可能性としてともかくも置いておくべきものだったと思います。
・まあもっと単純に、内田を使えるのに使わないという衝撃・違和感を正当化するはっきりした理由を考えるのはなかなか難しいですし、いずれ未知数にしても潮音・梶川コンビに何を期待出来るのかも。
・今季のここまでの実績、及び大宮戦の内田退場後とその次の内田不在の横浜FC戦の戦いを見ても。
・コンディションで選んだ、とのロティーナの弁ですが、怪我で退場したわけでもないですし、一般論で言葉を濁したという以上の内部事情が何かあるのか。
・本当に"捌き"を優先したんですかね、内田を外したいくらいに。
・代表から帰還後の皓太の復帰のさせ方を見ると、割りと一回チームを離れた選手については扱いが慎重になるのかも知れませんねロティーナは。
・"日替わりスタメン"の印象が強いですが、日替わりなりに直前の試合との継続性を重視しているのか。
・正直分かりません。
・とにかく意外でしたし、結果的に内田を使ってたらどうなったかという、後悔は残ってしまった気はします。
・勝負の一戦で、ちゃんと"ロティーナヴェルディ"を見せられたと言えるのかというか。
・"継続性"と言えばもう一つ、横浜FC戦でやってある種物議を醸した後半開始直後での二人一気交代を、この日もロティーナはやって来ました。
・あの時は要は錯乱したのか危機感のままに衝動的にやったのか(笑)と思いましたが、判で押したようにまたやったということは何かの"作戦"であり目算のあるものではあるんでしょうね。
・これも正直具体的には分かりませんが。
・どんな作戦かにせよ、少なくとも横浜FC戦の試合内容を踏まえて、もう一回繰り返すだけの有効性をどこに見出したのかは、これも(内田外し共々)非常に謎というか疑問ではありますね。
・後はまあ、ドウグラスとレアンドロの使い方ですかねえ、やっぱり。
・横浜FC戦の、林も加えた"CF総突っ込み"も異様は異様でしたが、まあ意図としてはある種分かる、ないし分かり易い"スクランブル"戦術と理解は出来たわけですが、"勝つしかない"追い込まれた状況と併せて。
・ただこの試合の、ドウグラスを先発で出してそのドウグラスにレアンドロを(後半早々)代えてしまうという選択は、恐らくは復帰して来たばかりでドウグラスがフルには難しいという事情はあったんだろうと推測はしますが、それにしても勿体ないというか、1点ビハインドで逆転勝ちが必要な状況にそぐわない、交代しても余り"盛り上がらない"「攻撃的」交代になってしまっていたと思います。
・むしろ勝っているチーム優位なチームがやりそうなものというか。
・これもまたしつこいですが、同じ時間帯に投入された横浜FC戦のレアンドロが、余り効率的にインパクトを与えていたとは見えなかっただけに。相手強化で同じ起用法で、レアンドロに何を期待したのか。
・時間帯含めて1試合の組み立て方としてどうだったのか。仮にドウグラスが45分限定なのだとしたら、前半死んだふりで後半機を見て投入の方が、融通が利くしゲームプランとして分かり易いのではないか。
・強引に考えると、「潮音・梶川」のテクニカルボランチコンビのスタメンと併せて、ドウグラスも最初から使って前半からクオリティで磐田を押し込んで点を取ってしまおうというプランだったとも考えられますが、考え"られる"だけで自分でも書いていてリアリティを感じられないですし(笑)、逆に本当だったとしたらロティーナの見込みの楽観性に驚くことになると思います。
・最後の切り札としてヨンジを入れるのは選択肢として分かるとして、その交代対象が内田と並んで今季のヴェルディの外せない軸であった奈良輪であったのは、この試合だけを見ると奈良輪の個人的突破力が、このレベルの相手だと役立たずだからだという、そういう見切りにも見えなくはないですが。
・ただ実際にはその前の横浜FC戦でも同様に3枚目の"攻撃的交代"の対象として奈良輪は選ばれているので、恐らくはチームを攻撃的に4バックにシフトする為のパターンとして、事前に準備・用意されていたものなんでしょうねあれは。相手関係無く
・"CF総突っ込み"の時に感じた誰がクロス上げるんだ誰がボールを運ぶんだという危惧も、一応ロティーナの中では成算のあったものだったということでしょう。(実際はともかく)
・逆サイドで居残る香川の能力をどれだけ評価しているのか分かりませんが、奈良輪のこれまでの貢献・存在感を考えても、何か違和感のある、あるいは"準備"はいいとしてもどうも作為的にも感じる、そういう交代策ではあります個人的には。
・増して"相手関係無く"、かつ前の試合で特に有効だったわけでもないのに、判で押したように二試合繰り返しているわけで。
・"錯乱"はしていなかったようですが(笑)、追い詰められて頑なになっている、逆に落ち着き過ぎている殻に閉じこもっているようにも、見えなくはないですね。
・上がれなくても上がれなくても"手順"通りの打牌みたいな。(麻雀ね(笑))
・ドウグラス同様、コンデイション的な時間制限でもあったんですかねえ、うーん。
・まあ実際のところ何を考えてのことなのかは勿論分かりませんが、結果として見るとどれも余りハマっていたようには見えない、いったいこれはどういうスタメンでどういう交代なんだろうという、チームに落ち着きの無い感じをもたらすだけに終わったような、そんな印象のあるここ二試合のロティーナの用兵でした。
・スタメンも落ち着かない後半早々の交代も落ち着かない、最後の交代も落ち着かない、どこで落ち着いてどこで集中すればいいのか、どうも拠り所の無い感じに見えました。
・自らアップアップというか。
・個人的には、横浜FC戦と磐田戦の用兵が細部を除いて"コピー"に近い感じだったのは、結構がっかりしましたね。
・同じ失敗するにしても、上手く行かなかった横浜FC戦を踏まえて新たに頭をひねって来た、そういう手応えが欲しかった。
・チームの「育成」「完成」の担い手としては諦めても、残る「策士」としての部分にまで肩透かしを食らいたくはなかったというか。
・最初から横浜FCを磐田ないしJ1該当チームと同格に考えての、二試合用のプランだったとか?いやあ。
・どうもやっぱり、力を出し尽くした感じがしないんですよね。
・ロティーナが知恵を"出し尽くした"感じがしないというのは今書いた通りですし、一方でロティーナの中途半端なやり慣れない"策"、選択によって、チームが落ち着いて持っているものを全てぶつけられたようにも感じない。
・町田戦の研ぎ澄まされた"必死"も無かったし、勿論大宮戦の居直った(?)"王道"も無かった。
・ちょっと残念ですね。
・色々考えた挙句、凄く中途半端な姿で終わってしまった感じ。
・これで退任ということなので(書いてる途中で知った)、残念ながら"悪い"方のロティーナの印象が、最後になってしまったなという。


試合については、こんな感じです。
ロティーナヴェルディの総括や今後については、改めて別に。
思ったより発表早かったな。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
諦めたのにそこで試合終了しなかった。/J1参入プレーオフ2回戦 横浜FC-東京V
2018年12月04日 (火) | 編集 |
申し訳ない(笑)。でも諦めるっしょ、あれは。(笑)

J1参入プレーオフ2回戦 東京V 〇1-0● 横浜FC(ニッパツ三ツ沢)

アディショナルタイムの物理的長さは、確かに望みではあったかもしれないですど。


GK 上福元
DF 田村、井林、平
MF 李(→49'レアンドロ)、井上潮(→49'梶川)、奈良輪'→74'ドウグラス)、香川
FW 渡辺皓、林陵、佐藤優


・いやあしかし、誰か何かいいことしました?(笑)
・僕なんかあれですよ、ダウンタウンDXで風水師が言っていた"西枕の弊害"が気になって、俄かに部屋の模様替えを始めてしまったのを。
・それでツキが変わっちゃったのかなあ、俺のせいかなあと、試合中にメソメソクヨクヨしていたくらいで。(笑)
・いや、なんか色々申し訳ない。(笑)
・そりゃ「内容で押されまくっていたチームがセットプレー一発で勝利を盗み取る」のはサッカーの風物詩だし、"AT7分"という数字自体になにがしかの"風雲"感は漂うものではあるけれど。
・それでもあんな虫のいい想像は、僕には出来ませんでしたね。
・伝統的にはむしろ、盗み"取られる"立場が常態のチームに思うし、あんな素敵(笑)なことがこんな土壇場で起こるとは。
・...まあ割と"アディショナルタイム"に強い印象は、近年無くはない気はしますが。
・それくらいかなあ、"フリ"としては。"当て"というか。
・いやあしかしやってくれましたね、えーと・・・誰だ
ドウグラスか。(笑)
・こんなに影の薄い"劇的ゴール"の得点者も珍しい。(笑)
・5年後には多分、「上福元」の名前しか誰も覚えていないでしょう。
・実に見事なヘディング"アシスト"でしたね。
・日本人"FW"にあんなの出来るのどれくらいいるのかなというか、あのワンプレーにひょっとしたら"足元の上手いゴールキーパー"上福元の、「フィールドプレイヤー」としてのセンスが表れているのかも知れないというか。
・これからも普通にオプションとして使いたいくらい。
・手の怪我でもすることがあったら、その時はよろしく。(笑)

・申し訳ないと言えば横浜FCにも、ある意味申し訳ない試合でした。ある意味ある程度。
・ゲームプランを完璧に遂行し、この試合の"勝者"(広い意味での)に相応しかったのは、誰が見ても横浜FCの方だったでしょうからね。
・それも"いい試合をしたけど健闘及ばず"的な「惜しさ」ではなくて、むしろ賢く勝ち点を"盗み"に来て、九分九厘それに成功していたのが横浜FCの方だったわけで。
・ほんとあのワンプレーですよね。あり得ることとはいえ、無残
・"AT7分"を招き寄せることになった時間稼ぎの罰だという説もありますが(笑)、含めてそれもゲームプランと言えばそうだったわけで。
・「勝負の世界」的に、いかにも"勝者"っぽいのはやはり横浜FCの方だったでしょう。
・それにウチが対抗出来ていたかと言うと、正直贔屓目でもそうは言えない。
・それこそあのまま敗退していたとして、「よくやった」とか「いい試合だった」とは、言いづらい戦いでした。
・そもそも僕自身が、軽く舐めてましたしね。
「大雑把」とか「圧倒」したいとか。
・いやあ申し訳ない。(笑)
・何で横浜FCが3位なんだろうと密かに思っていましたが、今回対戦してみてなるほどこりゃ3位のチームだわと、納得してしまいました。
・複数の突出した個人を抱えたチームが、これだけ割り切った訓練された戦い方が出来るなら。
前回対戦時との比較としては、レドミがいないのがかえって良かったのかなという気はしますが。
・やっぱりイバとレドミと二人いると、いかに"チーム"として戦おうとしても、やっぱり少し緩むというか、ボケるところが出て来ますよね。
・イバ一人だと、俄然典型的な"勝利至上主義"的バランスが作れるというか。昔のセリエA的な。
・代わり的に入った野村という選手も、前の試合の時に嫌だな鬱陶しいなと思っていた選手でしたし。
・ヴェルディ側の事情を言うと、あの試合は「皓太レスヴェルディの完成」と僕が評した、むしろこちらの方が"割り切った"戦いをして勝利をもぎ取った試合だったので。
・その"引き立て役"というのが、9月初頭の横浜FCの役どころで。(笑)
・ついつい舐めてすいませんでした。3ヶ月ぶりに会ったら、見違えてました。
・という感じで懺悔終わり。(笑)

・さてヴェルディ。
・うーんまずい試合でしたね、シーズン中にも何度も見たような。
・最終節町田戦、プレーオフ一回戦大宮戦と連ねて来た「開き直って新生」感が消し飛んで、悪い意味で"いつも通り"の'18ロティーナヴェルディに、戻ってしまってました。
・単純に"非常事態"のカンフル効果が切れたというのもあるかも知れませんが、やはり内田の欠場が大きかったか。
・それによる戦力的穴と共に、その穴を塞ぐ為のあれやこれやの工夫や調整が、ロティーナメソッド自体の"あれやこれや"体質を呼び起こして、"いつも"の文脈に戻ってしまったかなという感じ。
・駒落ちついでにがっつり守る(町田戦)、潮音中心にバンバン回す(大宮戦)みたいな、シンプルな集中態勢に、今回は入れなかったというか。
・そもそも"穴"自体も、塞げなかったですしね。
・システム等は同じまま、内田に代わる潮音のパートナーは、皓太だったりヨンジだったり。
・まあ基本は皓太なのかな?いずれにしても、"パワフルな突進型"
・繊細なゲームメーカータイプとこの型の選手を組み合わせるボランチペアには、僕はいい印象が全く無くて。
・意図としては"パワー"の部分で相方の繊細さを補完しているつもりなんでしょうが、この"計算"はまず机上のもので終わって。
・実際に何が起きるかというと"突進"の方の"カバー"に追われてゲームメーカータイプがやたら汗を搔く感じになるか、単に何のコンビネーションも生まれずにバラバラになるか、どっちか。
・ジーコの時の小野&稲本、森保ジャパン(U)初期の潮音&神谷、レアなところでは去年ちょっと見かけたシティのデブライネ&ギュンドアンとかも。(笑)
・"体が強い""パワーがある"ことと、"第一ボランチ"の役割が出来ることは、関係があるようで関係が無い場合も多い。
・だいたい"前"に行く強さと"受ける"強さは、別ものですしね。第一ボランチに必要なのは、後者の方。
・とにかくこの組み合わせで何とかやるには、ゲームメーカータイプが腹を括って第一ボランチをやるしかない。
・実際に潮音は奮闘していましたが、この大舞台で相手のプレッシャーも特にきつい中で、やっぱりちょっと無理があるところは否めませんでした。
・攻撃の絡みも難しくなっていましたし、イエローも早々にもらってしまった。
・後半開始直後という交代のタイミングは少しびっくりしましたが、交代自体はありかなあと、僕も思いました。
・ゲームプランとしては、明らかに失敗ですけどね。無駄の多い交代カードの使い方というか。
・この前書いたように、僕も(内田の穴埋めの)妙案があったわけではないので、一概にロティーナの選択を責めるわけには行きませんが。
・ただこの組み合わせはあかんやろというのは、スタメンの時点で思ってはいましたね。
・梶川を絡めた方が誤魔化しは利き易いだろうとは思いましたが、いくら何でも使われなさ過ぎる梶川の近況への不安(まあこれは内部の人にしか分からない事柄)と、潮音中心で回って来たここまでの流れをどうするかという問題が。
・結局は"両方"試すような形になって、まあなかなかロティーナも決断が難しかったんだろうというのは分かりますね。
・ある種機械的に潮音中心で誤魔化しを試みようとして、駄目で梶川投入。
・「潮音・梶川」だとどうだったのかなあという気もしますが、まあいずれにしても"J1"を意識出来る強度の話ではない。
・選手層的には、いいアンカーはどこもそうそういないとしても「CBから回す」という選択肢が欲しかった気はして、畠中がいたらどうだったのかなとか。
・そこらへんの補強は、来年は必ず必要でしょうね、上でやるとすれば尚更ですが。
・よく内田一人で持ちましたね、一年。逆に言うと。

・とにかくそういった"やりくり"の、一年の中でも実はかなり顕著な"失敗"を大事な試合でやらかしてしまった感じで。
・ヴェルディの球出しを抑え込む横浜FCの注文にはまってしまったことと相まって、前半はほとんど手も足も出ない状態に。
・特にその"つもり"もない横浜FCにポゼッション率の数字を持って行かれたのは、かなりの壊滅感がありました。
・まあ内田がいても苦労したとは思いますが、潮音の負担が減る分、もう少し中盤で持ち堪えることは出来た可能性はあるかと。
・もっと持てたか、あるいは(内田潮音が両方いた)町田戦のように、持てないまでも秩序だった・カウンターの狙いをしっかり持った"耐え"方が出来たか。
・ゲームプラン的には、多分町田戦程は耐久モードではなくて、大宮戦の"ポゼッション"スタイルの延長な感じだったのではないかと思いますけど。だからスタメンの変更も、最低限で済ませた。(内田の不在を"スルー"しようとしたというか)
・その目算を横浜FCに外されて、後半開始直後に一気に二人、ある種(潮音中心のゲームプランの)"選択"の失敗を認める形の潮音下げての梶川と、こちらもこの日"内田の代わり"としてある意味入ったヨンジを下げてのレアンドロと、もう前半は忘れて後半から「試合」やり直しという感じの、大変化。
・どうにも追い詰められた感が露骨で、かつ試合"途中"で必死モードに入ったロティーナ采配に余り結果が良かった記憶が無いので、嫌な感じがしたというかもうちょっとそこらへんは何とかならなかったかなという気はしましたが。
・粛々と後半最初から代えておくか、あるいは二人目の投入に時間差を置くか。
・梶川による中盤のテコ入れの成果を見定めてから、切り札レアンドロの投入。
・レアンドロによる前線のキープ力アップという策自体は多分必須だったんでしょうけどね、ただ上手いけどコンデイションも含めて肉体的パワーがそこまである選手ではないので。
・あくまで狙いすましての"贅沢"要素というのがこれまでの主な使われ方で、ここまで後半丸々「お願い!」という感じは初めてだったと思います。
・色々含めてだから一つ一つの施策としての合理性はあっても、"窒息"感自体は前半と余り変わっていなかった気がしますね。
・"必死"になるのが少し早過ぎたというか。"修正"飛び越えて最終手段感が濃厚だったというか。
・そしてそのまま打開も出来ないまま、むしろ横浜FCのカウンターの脅威の方が高まった感もある中何とかかんとか凌いで、71'分に今度はドウグラス投入。代わるのは林陵平かなと思ったら奈良輪。
・これで何とレアンドロ、ドウグラス、林陵平同時投入という異常事態。もう必死。
レアンドロ投入時点でも林外すのかなと僕は思っていたくらいなので、まあ苦しい苦しい。フォームも糞も無いというか。(笑)
・どうやったら上手く行ったとまでは僕も言えませんが、試合運びとして余り上手く行かなかったのは確か。
・横浜FC側も、特に脅威は感じていなかったのではないかなと思います。
・アディショナルタイムまでは。"なって"もかな?アディショナルタイムに。
・だからほんと、"あの"ワンプレーだけだったと思いますね。
・恐ろしいというか、今でも信じられないというか。

・というわけでドタバタした試合を幸運にも拾って、かつ中長期的に見ても調子がいいわけでもない我が軍が、磐田との最終決戦に臨むことになりました。
直近の試合のメンバーだけ見てもわあすげえな、J1だなという感じですが。大久保嘉人、中村俊輔、川又堅碁、山田大記。田口泰士までいるのか。アダイウトンが控え?
・こっちも見栄張って、二川さんでも呼び戻しますか。(笑)
・まあヴェルディの方はヴェルディの方で、内田が戻って来て、レアンドロとドウグラスの"リハビリ"もドタバタ試合なりに行うことが出来て、+要素は無いわけではない。
・泉澤はまあ、無理なんでしょうけど。
・下げられた潮音も別に調子が悪いわけではないし、それなりの選択肢のあるメンバー編成は出来そう。
・後はまあ、ゲームプランを組んで心を整えて(笑)、悔いの無い戦いの出来る状態で臨んで欲しいと思うのみですね。
・"いつもの"モードに入りかけたところを、もう一度「この一試合」ないし新しいチームというフレッシュな緊張感でもって、臨んで欲しいというか。
・これから始まるのは、「入れ替え戦」という新しい"大会"ですから(笑)。「参入プレーオフ」はもう終わり。(笑)
・磐田が"やっぱり"強くても文句は言えないですが、天皇杯の浦和みたいに、ぬるい感じで来てくれるといいなあ。無理かなあ。(笑)
・どうなんでしょうね。"魔境J2"の代表として、戦術密度の(意外な)濃さは、磐田や衆目に見せつけたいところではありますが。
・それで何とかならんですかね。
・やっぱり結構、天皇杯浦和戦勝ちたかったなという思いは、今でも残ってたりするんですよね。
・あの(J1ってこんなもん?という)"拍子抜け"感をもう一度!
・今度はベストメンバーで!
・そうですね、ともかくもそれなりに揃った今のメンバーが、"よく"編成された姿を見たいというのが一番ですかね、やっぱり。
・泣いても笑っても今季最終戦。
・別にプレッシャーのある立場でも無し。思い切って全部出して欲しい。
・..."ロティーナの"最後になるかもしれないですしね。
・ロティーナの悪いところ、ではなく、良いところを最後に覚えていたい。

・という感じでいいでしょうか。(笑)
・久しぶりに「毎週」書いてるんで、なんかテンションがよく分からなくなってる。
・それもあと1試合。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
上昇機運?/J1参入プレーオフ1回戦 大宮-東京V
2018年11月26日 (月) | 編集 |
なんかやけに"面白い"感じになって来たじゃあありませんか。

J1参入プレーオフ1回戦 東京V 〇1-0● 大宮(NACK5)


GK 上福元
DF 田村、井林、平
MF 内田、井上潮、奈良輪(→71'レアンドロ)、香川
FW 渡辺皓(→64'李)、林陵(→74'若狭)、佐藤優


・シーズン終盤の戦い方からして。
仮に勝ち進むにしても一戦一戦何とかやりくりして行く、息も絶え絶えの戦いが続くものと覚悟していたわけですが。(笑)
・年に一度、J2チームが全国のサッカーファンの注視を一身に浴びて行われるこの晴れの舞台(?)で、我がヴェルディが披露したのはやけにリフレッシュした、"華麗"とも言えるポゼッションスタイルでした。
・いつもこんなんだと思われると困るというか、これでは僕の日頃の愚痴が、ただの身の程知らずの贅沢、いちゃもんだと思われてしまうと、逆に心配になるくらいで。(笑)
・分かる分かる、ボールは持てるけど決定力不足なんだよねありがちありがち、いやそうじゃないんだそういうことでは、それ以前の問題として色々と・・・
・まあいいや。どうだ、かっこいいだろ。(開き直り)
・とにかくほとんどシティの試合を見ている時のような気分で、70%になんなんとする"ポゼッション率"の数字を眺めていた、途中まででありました。

・勿論大宮のロープレッシャーや布陣のミスという問題はあったわけですが。
・それにしても、レギュラーシーズン後半にも時々は現れた、"持てちゃってる""ボールが快調に回っちゃってる"状態に比べても。
・やけに堂々としてリラックスした、「これが自分たちのサッカーだ」感の漂う、ヴェルディの戦い方でした。
・前の試合、最終節町田戦についての僕のまとめとしては。
「何が出来て何が出来ないのかの再整理」を行った試合であり、また次の大宮戦については恐らくはその延長というよりも「対大宮」の戦い方をまたセットして来るのではないかということでしたが。
・後者については、引き分けで良い大宮に対してこちらから仕掛ける戦いという一般的な意味ではそういう面も無かったわけではないでしょうが、ただそういう"一戦一戦"というよりも"スタイル"感の強い戦いだという感想に、既に裏切られたわけです。
・一方"前者"のまとめの方を引き取ってみると、"出来ることと出来ないことの再整理"の結果、"出来ること"のミニマムが残るのではなく、"出来る"はずなのに"出来なく"なっていたことが改めて発見された、そういうことなのかなと。(ややこしい(笑))
・それがこの"オリジナル"ロティーナスタイルに近い、秩序だってポジショナルな、ポゼッションスタイル。
・ある種「理想」の。
・3-4-2-1で内田と潮音のドイスボランチでというのは2017年最初の連勝時の形ではありますが。
・あの時はどちらかというとリベロの永田とアンカーの内田がチームの軸で、潮音はその周りをうろちょろしていた形。
・だから今のようにがっつり潮音が中心になったロティーナサッカーというのは、過去には存在していなくて、そういう意味ではありそうでなかった理念型いうか、綺麗に言えば"完成"型なわけですが。
・ただしそこに向けてずっとチームを作っていたわけではなく(笑)、ここ最近の潮音に依存せざるを得なかった緊急スタイルとここに来てのチームメカニズムの復活が、結合した結果突如出現した理想形という感じ。(笑)
・これも前回言ったことから強引に引き取ってみると、「ミニマムな構えの中でロティーナの二年間の仕込みの底流的な力みたいなものが立ち現れて来た」と言えないことはないかも。
「出来るはずなのに出来なくなっていたこと」「二年間の仕込みの底流的な力」ということで。
・こんなロティーナヴェルディの姿を最近見たかというとまず見なかったわけですが、では"らしく"ないかというとそんなこともないので、どうですか全国のサッカーファンの皆さん!と、ぎりぎりではありますが胸を張れなくは、まあないかなと。(笑)

・一つのドライなパターン認識の問題としては。
・これは前にも言いましたが、ロティーナの場合、2017年シーズン当初、その後半の4-1-2-3への変更当初、そして今年の開幕当初("藤本"シフト?)と、チームが最も鮮やかな機能性を見せるのはいずれも"新チーム"の立ち上げ当初という傾向があるので。
・今回のこのチームの機能性も、インターバルは僅かではありますがレギュラーシーズンが終わって一区切りついて仕切り直した、その"新チーム"効果という面は無くはないんだと思います。
・こういうのを見ているとロティーナって本当に"変幻自在""柔軟"が持ち味なのかな、むしろ本当は一つの理想的な機能性を追求する方が本来の人なのではないのか、真面目で知識もあるのでついつい目の前の事態にいちいち"対応"してしまうんだけど、やってる内に段々頭がこんがらがって来て気が付くとチームもぼんやりして来てしまうのではないか、そんなことも思ったりするんですが。(笑)
・ハリルなんかは本当に、"いちいち"チームを作るのが性に合ってるらしいのは、見ていて伝わって来ますけどね。
・まあロティーナにも代表チームをやらせてみないと、本当の比較は出来ないかも知れませんが。
・とにかくこの試合を見て改めて思ったのは、一つ一つの変化に細かく対応することと、チームの"基準線"や"基本形"を意識しながらチームを作ることは、どちらが重要とかはとりあえず置くとしても公平に見て二つの別のレベルの作業だよなということ。
・後者の作業によってしか、達成出来ない仕事はあるというか。
・選手のレベルや監督の手腕にもよるはよるでしょうが、ただどうも変化への対応作業だけを繰り返していると、一つ一つのプレーの基準をどこに置けばいいのかどれくらいを求めるべきなのか、自分たちは何をどれくらい出来るのかが分からなくなって、気が付くと全てが低レベルに安定するというか選択肢だけが増えて強度が高まらないというか、そういうことになりがち。
・人間の頭も心も、今のところはそこまで器用に出来ていないというか。(笑)
・一般に、"選択肢"に溺れると人は無気力になりますしね。
・最低限のことしか見なくなるやらなくなる。
・まあロティーナのチーム作りが大きく間違っていたなんてことは、成績を見ても言えないわけですけど。
・ただ多分もう少し一つ一つの作業を一つ一つの"チーム"の育成を、我慢強くやるべきだったのかなと。
・開幕4戦目大分への対応でいきなり放り出してしまった、それまで上手く行っていた藤本右FW4-3-3のシステムの機能性を、(その後の試合でも)もう少し追求してみるべきではないのかというのが今年最初の僕のクレームでしたが、まあそこらへんから始まって。
・やっぱりどうも、「何をやってもどうせ暫定」という無気力は、ある時期以降チームをむしばんでいた気はしますね。
・そもそも割りと最近まで、「すぐやり方を変える」監督というのは、"駄目な監督"の代表例だったわけですよ、サッカー界において。僕の記憶では。ごく一部の奇才監督を除いて。
・ただ近年のサッカーにおける分析やディテールの言語化の進化によって、「変える」内容の充実と説得力が大幅に増したことで、"良い監督"像も少なからず変わったわけですが。
・それによって変わった部分と、でもやっぱり変わっていない部分と、両方あるとまあそういう話。とりあえずは。
・とにかく"原点回帰"してみたら、あ、ヴェルディ強いじゃんというかそうかこんなことが出来るチームだったのか今でもと、そんな高揚感に駆られたこの試合の特に前半でありました。

・で、"問題"(笑)の後半、59分の内田の退場の前後とそれ以降。
・まずその退場の前に、既に内田にはレアンドロへの交代が用意されていたという事実。
・基本的には"勝たないといけない"ヴェルディの状況からの、ロティーナの積極策ではあるわけですが。
・ただそこまで押し詰まってはいない時間帯的にも、今季一貫してほぼ不動の軸だった内田を代えるという選択にしても、随分と"積極的"な決断だったとは言えると思います。
・そのまま実現していたらどうなったのかを見たかったという気もしますがそれはそれとして。
・やっぱり内田のプレー自体に問題があるという、判断ではあったんでしょうね。
・僕の目にも、ここ最近ずっとではありますが内田の攻撃関与への意欲とその割になかなか高まらない効率と、裏腹の"本業"の若干の不安定化というのは、映ってはいたかも。
・ならいっそいなくてもいいかな"本物"の攻撃の選手を入れた方がと、"準備"を見た時には思わなくはなかったです。
・一応計3試合弱、潮音アンカーで今季戦った経験もありますし。
・ただどうでしょう、退場というアクシデントを挟みつつ内田交代後のヴェルディの戦いぶりを見ていると、やっぱりちょっとリスキーかなと、"基本形"の崩れる怖さの方が大きいかなというのが、この日の感想。
・人数が減ったことよりも、そっちの方が本質に見えましたね。
・守備が攻撃がというよりも、"ボタン"の穴が一斉にずれちゃった感じで、何をやってるのか俄然よく分からなくなってしまった。
・なまじ「基本形の立ち上げor再現」というのが、結果的なこの試合のチームの性格だっただけにね。(僕の考えによれば)
・つまり「全体」で一つの機能だったので、一個ずれるとまとめてずれる。
・そこらへんは逆に、"変化への対応"の一環ならば、割りとどうってことなかったんでしょうが。
・とにかくやっぱり"腐ってもうっちー"(笑)で、最初からそれを欠かざるを得ない次の試合は、覚悟しないといけないなとは思いました。
・どうすんでしょうね、やっぱり潮音アンカーで行くんでしょうか。
・2枚?3枚?
・せっかく"司令塔"潮音が乗って来ただけに、変に変えたくないのは変えたくないんですけど。
・でもほんとにいないんですよね、今更橋本さんを使うとも思えないし。田村ボランチはとっくにぺけにされてるっぽいし。
・まあ相手(横浜FC)が大雑把なチームなので、割りとどうにでもなるような気はしないでもないですが。攻め倒せば勝てるんじゃね?というか。
・なんか考えて、ロティーナ。(こんな時だけ(笑))
・とにかく次の次には、やっぱり是非とも戻って欲しい内田選手ではありました。

・とまあ暢気なことを言っていますが、0-0で一人少なくなった時には、これはやばいなとは思いましたよ。
・大宮の修正も利いて来て、正直流れの中で点取れそうなイメージは余り無かったですからね。
・それだけに、優平選手の神キックには感謝感謝。
・この試合はそれまでも相当気合の入ったプレーをしていましたからね、セットプレーとはいえその"流れ"のままにという感じでした。
・去年おととしは猛威を振るった平の得点力も、今年は最近ようやくスタメン復帰して来たこれもその"流れ"、上昇基調のままにという迫力で、痺れました。
・"チーム"力やねえという。強いじゃないかという。意外と。(笑)
・まあ実際大宮よりは強かったと思います。
・前半のボール支配にしろ、数的不利後の防戦にしろ、大宮の迫力不足に助けられた面は大きい。
・うちもそこまで充実したチーム状態ではないので。ただ"この一戦"の集中力では、勝ってたと思います。
・若狭の神クリアとシモビッチのシュートのポスト叩きは、"計算通り"とはとても言えないですけど。(笑)
・有難いとしか言いようが無い。
・若狭はなんかあれですよね、出場機会は多くないですけど、ロティーナは妙に上手く使っているというか、ロティーナの"期待"分の働きを、出るたびきっちりした感じの今年でしたよね。あれ以上の"期待"には、多分応えられないんでしょうけど。
・でも"成功"補強の一種かと。振り返って(笑)。まだ終わってませんが。

・他に目立ったのは、一つはやや悪い意味で上福元、頑張ってはいたけどハイボール処理には特にこの試合は不安が。
・正直上に上がったら、その部分では苦労するかも知れないなと。
・後は香川かな、少し難しかったのは。
・戦術的には凄く利いててプレー機会は多かったですけど、ボールを持ってからのクオリティは正直チームの中で一番くらいに不安というか、11人の中で少し落ちるというか。
・クロスの精度も物足りないし、ボールを離すタイミングの判断も終始見ていて少し納得の行かない感じ。
・もう少し早く離すか、むしろもっと持ち込むか。
・ていうか左利きの左サイド(ウィング)バックとして、シンプルに縦に抜けられる能力こそがそもそもの起用理由だと思うので、それをもっとやってくれないと使う意味が余り無いというか他の部分の不器用さが目立ってしまうというか。
・相手関係別にすれば、こんな時こそ奈良輪を(本来より得意な)左に回しての右で逆足起用とかの方がいいんじゃないかと、そんなことも思いながら見ていました。
・その場合は多分、香川じゃなくて林昇でもいいのかも知れないですけど。
・まあ得点に繋がる凄くいい突破もありましたし、この試合のヒーローの一人ではあると思いますけどね。
・向上して欲しい部分も多いと、チームメイト相対でと、そういうことは言えます。

・まあよく勝ちました。乗り切りました。
・レアンドロの投入も少し間が悪くて、リードしたなら本当はアランの方を前線に張らしたかったですけどね。
・レアンドロが洒落たプレーをしようとする度、少し冷や冷や。(笑)
・1点リードの数的不利での林陵との2トップ状態はかなりナンセンスで、勿論ロティーナはすぐに解消させましたけど。
・まあ含めてロティーナはでもやること全部やってくれたし、チームも最後までまとまってよくやってくれました。
・満足だし、勝ちに値した試合だったと思います。
・あれで負けてたら(分けてたら)マテウス夢に出て来そうでしたけどね。(笑)
・速い上手いもそうなんですが、動きが結構行き当たりばったりで、それが逆に何かが起こりそうで本当に嫌だった。
・やられた時に納得行きそうにないという意味も含めて。(笑)
・良かった良かった。
・次負ける気は特にしないですけと、安心出来るほど強いわけではないので、まあまた頑張りましょう。
・圧倒して勝たないかなと密かに思ってるんですけど、それは秘密で。(笑)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
総緑結集。/町田-東京V(’18)
2018年11月19日 (月) | 編集 |
柄にも無い煽りだしどこかで聞いたようなあれですけど。(笑)

J2第42節 東京V △1-1△ 町田(町田市立陸上)

とにかくそんな感じの、"搾り出した"試合でした。

GK 上福元
DF 田村、井林、平
MF 内田、井上潮、奈良輪、香川
FW アラン(→71'李)、林陵、渡辺皓(→86'佐藤優)

・昇格プレーオフ進出のかかったこの大一番に。
・レアンドロ・泉澤が間に合わないばかりか頼みのドウグラスまで故障でベンチ外という緊急事態。
・ただ幸か不幸かどのみちずっとチーム状態はぼんやりした感じだったので。
・"計算"違いの痛手よりも、特徴的な戦術で向かって来る難敵相手に、限られた戦力で"この1試合"を戦い切ることに特化したことによる集中のメリットの方が、どちらかというと上回った感じ。
・ギリギリのバランスの苦しい試合ではありましたが、久しぶりに充実したいい試合でもありました。
・レアンドロ泉澤はともかくドウグラスのいないヴェルディというのはおよそ考えられないので。
・メンバー落ちが幸いしたとまではさすがに言えませんが、"相手が町田で良かった"という可能性はあるかも。
・最終節に変な試合をした挙句プレーオフ圏を逃すという、最悪の結果を避ける上では。

・町田のプレスをある程度割り切った人海戦術(の、町田のサイド寄せに合わせた集合離散)で耐えつつ、攻撃はほぼ縦一本。
・前線の駒落ちの影響ややりつけない少人数カウンターのぎこちなさで、得点の予感自体はかなり薄めではありましたが。
・ただ渡辺皓太離脱以来のかなり"放置"感のある不格好な前後分断に比べると、急ごしらえの割りには相当程度に訓練された感じの動きで。
・極端に言うとロティーナ就任以来初めて、まともな(笑)"カウンター"の臭いのするチームに仕上がっていたと思います。
・本来ならばこういう相手にこそ、去年の就任当初に見せていたような"コンテ式"ポジショナルで根気よくプレスを外して展開するプレーなどを見せたいところではあるんでしょうが、今の(最近の)チームにそういう面影はほとんど残っておらず。
・言ってみれば本当にただのカウンターのチーム、ただのよくある3-4-3(3-6-1)のチームだったと思いますが、それで良かったというかそれしか無かったというか。
・僕の言うところ「井上潮音の復活を可能にしたチームのフォームの崩れ」が、"未練を残さない""幻想を抱かせない"という意味では幸いしたかなと。
・基本的には"対町田"シフトではあるんでしょうけど、慣れないなりに役割分担はすっきりしていましたし、90分間集中も途切れず、ゲームプランを完遂出来たいい試合でした。
・駒が落ちてるなりに交代は本当は3人使う予定だったんでしょうが、スタメンが保っていた試合のバランスはかなりぎりぎりのもので、"交代"そのものが難しい試合だったかと。
・結局後ろやセンターラインには一切手を付けず、一番"消耗品"の2シャドーのみ交換という、最低限の動きに。
・正直勝ち越しが必要な状況でも手があったかと言うと難しいところで、そういう意味ではラッキーではありました。
・高さの効いていたアランを外すのさえ、結構怖かったですからね僕は、代わりがヨンジとはいえ。
・動きのタイプが違うので、バランスが崩れるのではないかと。
・アランの動きも久々に良かったし。
・"放り込む"ターゲットとしては、アランの方がいいと思いますし。
・皓太→優平は、同タイプの交代という感じなのかなあ。やはりバランス重視。
"攻撃"という意味では、梶川の方が分かり易い気がしますし。
・田村と奈良輪のコンディションが間に合ったという意味でも、ほんとこう、ギリギリのメンバーギリギリのバランスで迎えた試合という感じ。

・その中で益々輝いていたのは潮音で、これまで必ずと言っていい程途中交代対象だったのに、この厳しい試合でついに最後までプレーを許されたのが、その一つの証明かなと。
・まあ潮音が何とかしないと、他に打開の手がほとんど残らないという、そういうメンバー構成だったというのもあるでしょうが。
・それにしても前の試合に引き続いて、いやそれ以上に、完全にチームの中心として働いていましたね。
・相変わらずポジショニングは効いていましたが、特に左サイド高いところに思い切り良く張り出してそこで起点になる、好調時にはよくやっていたプレーを自信を持ってやっていたのが、嬉しかったというか懐かしかったというか。
・"ハーフスペース"じゃなくて"大外レーン"?(浅い・・・)
・だいたいにおいて潮音は、張り付きでパスをただ出すというよりも、"動いた"瞬間にさっといい仕事をすることが多い印象。
・位置の有利不利というよりも、動きの意外性とタイミングので、起点を作る。
・空間より時間の選手だと、僕が主張するゆえんですが。
・最初から"時間"の概念を含み込んだ"空間"というか。
・更に言うと"時間"を潮音主導でコントロールしている範囲内なら、むしろ"強い"。"勝てる"。
・相手が後手に回ってるので。
・意外とボール奪取が上手い(強い)のも、基本的にはそういう相手の"虚"をつくアクションが出来るから。
・やはり"組み込む"のは少し難しい選手なのかも知れないですね、極端に主体性が強いので。
・いつか戦術と"ハーモニー"を奏でているところも、見てみたいですけど。
・その潮音を筆頭に、コンビネーションはやや即席ながらスタメンはそれぞれに躍動の、少なくとも気配は見せていて、単純にもう少し見てみたいなと思わせるチームになっていたと思います。
・昇格プレーオフがあって良かった偶然なことに!(笑)
・林のところはちょっと、ドウグラスの不在は感じさせましたが。
・でも点取ったし。
・潮音と皓太も、普通に"仲が良い"感じで、楽しかったです僕は。(笑)
・いっとき何となくチーム内(というかサポ内に)に、"皓太派"か"潮音派"かみたいな分断の雰囲気があって、まあその時は皓太派が圧倒的な優勢だったわけですけど、どうやら喧嘩の必要は無いようで。(笑)
・とにかくカウンターにもっと慣れたら、この日のチームの延長上に、普通に強いチームも作れなくもない、そういうイメージは僕はありましたが。

・ただどうなんですかね、チーム(作り)の流れとしては。
・基本的には上で言ったように、あくまで"この日"の為のチームで、それゆえの集中という面は大きかったと思いますし。
・次どうするのかこれからどうするのか。
・単純に続けると、多分遠からず根気は切れる
・僕の言う"未来"のイメージは、この試合の結果的な姿、"戦略"から来たそれを、改めて「スタイル」として固有の機能性としてとらえ直した場合の話。
・それはまた事実上、ロティーナ流"ポジショナル"からの決別でもありますし。
・残っているものはあるでしょうけど、少なくとももう看板ではない。
・J1勢はよく分かりませんが、次以降に当たる大宮と横浜FCが、特殊な対策が必要なチームなのかというと、レギュラーシーズンの経験から言えば必ずしもそうとは言えないと思います。
・"トーナメント"だから徹底してトーナメントの戦いを続けるのか、それとも"本来の"形に戻すのか。
・戻すとして戻れるのか、あるいは戻る"形"が本当にあるのか。
・別な言い方をすると、"戻した"時にこの日のような集中を継続再現出来るのか。
・続けるのも戻すのも、それぞれに不安ですけど。
・別な観点から言うと、ドウグラスが戻るのか戻らないのか、それ以前に町田戦はドウグラスが使えないことが分かったからああいう"弱者"の戦いを選択したのか、それとも予定ではドウグラスも組み込んだ形で、あれを準備していたのか。
・ここらへんは一つ、大きな変数でしょうね。
・これまでの通例としては、大宮戦には大宮戦なりのやり方を準備して来る可能性が高そうには思います。
・その時形は変わっても同様の緊張感をキープ出来るかどうか。
・言い換えると町田戦の緊張感があの"形"ゆえのものなのか、それとも一戦集中の"時""状況"によってもたらさらたものなのか、そういう問題。
・後者ならば"再現"も期待出来ようというものですけど。
・いずれにしても"久しぶり"のいい試合は、ロティーナヴェルディの「復調」を意味するというよりは、あくまで緊急シフトの賜物、あるいはチームの形の緩やかな崩壊後の新局面というのが僕の見立てですが。
・起きているのはとにかく、何が出来て何が出来ないのかの、"幻想"抜きの再整理、そういうことだろうと。
・そういうミニマムな構えの中で、逆にロティーナの二年間の仕込みの底流的な力みたいなものが立ち現れて来たりしたら、ストーリー的には感動的ですけどね。
・それと"井上潮音"との合流というか。
・あと最大3試合、正直しんどいですし楽観的な予測も出来ないですけど、まあ楽しくはあります。
・願わくば町田戦のように、"搾り出した"納得出来る試合で、今季を終わりたいですね、結果はともかく。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
とりあえずあと1戦。/松本山雅-東京V(’18)、東京V-讃岐(’18)
2018年11月12日 (月) | 編集 |
J2第40節 東京V ●0-1〇 松本山雅(アルウィン)
J2第41節 東京V 〇1-0● 讃岐(味スタ)

"あと1戦"頑張らなければいけないんですけど、むしろ"あと1戦"という状況までたどり着いた感の方が大きい。
それだけ何か、取り止めなく手応えなく過ごした終盤戦でした。


松本戦 ●0-1

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、平、香川
MF 内田、梶川(→75''渡辺皓)、佐藤優(→52''李)
FW 林陵(→52'レアンドロ)、ドウグラス、泉澤

・潮音外れる。
・何でや。
・アルウィンの芝?
・でも上手く行くにしろ行かないにしろ、今は潮音に賭けてるんじゃなかったのか。
・駄目だったら外せばいいけど、"駄目"だったのかな前の試合は。そりゃ僕も不満は言ったけど、少なくとも"これから"という内容ではあったはず。
・代わりに入るのが例によって梶川。
・いつも何となく外されて、でも必ず戻っては来る梶川。
・この「日常」感。
肩透かし感というか。

250: 名無しさん :2018/11/06(火) 18:58:08 ID:2QO0acIA0
ロティーナは最近ずっとそうだけども
思いついた策略中心で最適化された形で選手に任せてみるって事をやらない
いっつも変わったメンバー布陣で窮屈そうにやらせて、後半ある程度交代選手にまかせたら
(というかヨンジ)ようやくうまくいく、ってのばかりな気がする
なんというか選手を信じてないなって

・・・したらばより。まあそんなところもなくはなく。
・ちなみに僕は、5chは見ないですけどこっちのしたらばの方は、いつもじゃないけど結構見ます。
書き込みが少ないのがいいですね(笑)。ちょうどよい。
・基本ブログを書く前に人の意見は余り見たくないんですけど、一応普通の人(まともな人?(笑))の意見も、一つくらいは見ておきたい。
・あえて書く以上、なるべくなら他の人が書きそうにないことを書こうと心掛けてはいるわけですが、でもそればっかりやってると、たまに"表"の意見というか基準点みたいなものが分からなくなることがあるので。
・昔は13-gazeさんにその役を(勝手に)お願いしていたんですけど、最近は滅多に書かないし写真中心になっちゃいましたね。
・なんてネタばらしを、シーズンも終わりの時にやってみる。(笑)

・...ネタばらしついでに、例えばこの試合についての僕自身のメモ。

・防戦一方のままやられた。
・チームが持っている諸要素の公倍数ではなくて公約数的なチーム。
・千葉の4トップごり押しに少し似ている。
・試合している気がしない。

・少な(笑)。この試合は特に少ないというか、具体性が無かったかな。余り役に立たない。(笑)
・まあ"総評"とかではなく、あくまで特に気になったことについてなので。言わずもがなのことは書いてないし。
・2番目みたいな感想は、ほぼ毎試合持つんだけど、具体的に試合のどこについてというのが書き難いので、たいていは書かずに終わってしまう。
・今回ならば、したらば書き込みの「いっつも変わったメンバー布陣で窮屈そうにやらせて」あたりが、感想としては重なって来ますかね。
・3番目が面白いですね、何を言ってるんだろう。(たまに忘れる)
・多分こちらの目論見・構えを反町監督にピタっピタっと全部抑えられて、窒息させられたまま何も出来ずに終わった感じを、言ってるんだと思いますが。
・押し込められて、出口なし。
・千葉のは時間制限付きだったけど、松本のは最後まで。
・そしてチーム≒目論見みたいになっちゃってるので、それを抑えられると反発する力が無い。
前期は勝ったんですよねそういえば、松本に。
・新機軸を模索してフォームを崩していた松本に、フォームの安定性を利して。
・時代は変わったかと、思わせましたが。
・その後"本来"の形に戻して来たらしい松本に、今度はこちらのフォームの弱体化を突かれて、再び地位は逆転。
・いつもいつも"反町"にやられるJ2リーグ自体も、困ったものだというところもありますが。あーあまた昇格させるのか。(笑)
・石崎さんとか小林さんとか、"色々"なチームで同じ手法というケースは今までもありますけど、反町監督の場合は同チームなのでね。
・あれえ?その"井戸"はもう枯れたんじゃなかったの?という。
・反町監督が偉いのか、他のチームがだらしないのか。
・とにかく盛り上がらない試合でした。
・乏しい生命力でただ耐え続けたというか。
・挙句無理がたたったか、泉澤とレアンドロが故障でぐぬぬという。
・ただし"上がらない"代わりに"下がらない"のがロティーナヴェルディなので、特に悲観的な気持ちにも、なりはしなかったですけどね。
・どうあれ以降の試合でも、似たようなレベルではやってくれるだろうと。


讃岐戦 〇1-0

GK 上福元
DF 田村、井林、平、香川
MF 内田、渡辺皓(→77'アラン)、井上潮(→83'梶川)
FW 林昇(→66'奈良輪)、ドウグラス、李

潮音戻される
・1試合空いてどうかなという感じでしたが、ちゃんと(一つ)前の試合の"延長"上という感じで、復調が続いていましたね。
・色々いいところはありましたが、基本的にはポジショニングがいい。
・いるべき所にいるべき時にちゃんといれていて、そこにいること自体が効いていたというか、チームを動かしていたというか。
・この前言った、「予備動作のメッセージ性」みたいな話ですが。パスが通る通らない以前の問題としての。
・あと個別によしと思ったのは、バックパスの無駄感が無くなっていたことですね。
・悪い時は本当に無駄なバックパスが多くて、それは単純な"逃げ"のプレーというよりもポゼッションの為のある意味では定式的・模範的なプレーではあるんですが。
・その頻度や必然性の度合いがチーム全体の基準からずれていて、単なる"遅い"、リズムを崩すプレーにしかなっていなかった。
・かつ一番上手い選手が一番楽をしているというようにも見えてしまって、正直いらっとさせられました。通常かなり贔屓目で見ている僕さえも。
・繰り返しますが別な状況別なチーム状態でならそれは"正しい"プレーで、だからそのイメージで潮音もやっていたわけでしょうけど。
・昔はこれで上手く行ったよなと。
・まあそれだけ乗れていなかったというか、チームを"感じる"ことが、潮音が出来ない状態にあったということだと思いますが。
・更に細かいことを言うと、コーナーキックの勘も戻って来たように見えますね。
・ピンと来ない人も少なくないかも知れませんが(笑)、潮音はそりゃフリーキックは昔からヘナチョコでしたけど(笑)、コーナーに関しては目を見張るような精度を誇っていて、遠藤保仁の次くらいに上手いんじゃないかと、いっときは思っていたくらいで。
・球質も少し似てましたしね。すーっと味方の元に吸い寄せられていくようなキック。
・それがある時期から単なる非力なふんわりキックに堕してしまっていて、とても任せてくれとは言えない感じに。
・"プレースキックに好不調は無い"はずなんですけど、実はあるんですかねえ、流れの中のプレーが復調するにつれて、コーナーの精度も戻って来た。
・不思議です。多分「型」ではなくて「感覚」で蹴ってるからかなと思いますが。
・後はシュートかな。"打たされてる"感が酷い。(笑)
・別に強く蹴らなくてもいいから、自分なりのシュートの打ち方を、今からでも確立すべきだと思います。
・名波あたりを参考に?

・そして皓太も復調気配。
・まだ多少ぎくしゃく感はありますが、攻守に"前"に突っかける基本的な持ち味を発揮出来る状態には、戻って来た模様。
・割りと単純にサイクルの問題で、つまり代表での高揚感から上って落ちて迷って、底を打って素になって、チームへの適応をやり直したような感じに見えますが。
・一回通った道なので、始まればそんなに時間はかからない。
・直前松本戦での途中出場でのプレーには正直相変わらず感が否めなかったので、何かきっかけがあったというよりも本当に帯同時間の問題というか、"時間が解決した"感が強いですが。
・まあロティーナが辛抱強く使ったとも言えます。または上で言った"とっかえひっかえ"の起用法に、個人的不調が紛れて幸いしたというか。
・と、何となく引いた感じで書いてはいますが、実は「潮音&皓太」の"コンビ"感としても、今まで見た中でベストというか、唯一に近い実効性を感じた試合だったりします。
・これは"ロティーナ"に時期を区切らず、それ以前も含めて。
・この誰もが夢見るだろう"コンビ"の。(そしてこれまでは名前だけだった)
・まあ何ですかね、それぞれがそれぞれに別の時期にチーム内で"ピーク"を持ってしまって、それゆえすれ違いもしていた二人が、共に不調の時期を経ることによって初めて、改めて、本当に"組み"始めたと、そういう風な感じもしますね。
・ついでに言うとこの前二人が効いていたことによって、ここ数試合積極性がやや空回り気味だった内田のプレーも、ようやくはまったというか"アクセント"として機能出来ていたという、そういう試合だったと思います。
・井林の決勝点に繋がったクロスは見事でした。"積極性"が前提にあったから出たプレーだとも思いますし。

・...と、こう書くと、何やら凄くいい試合というか、ロティーナヴェルディ自体が"復調"しているような印象になるかもしれませんが。
・どうなんですかね、全然違うというかある意味逆という感じも、しないではないです。
・例えば潮音の"ポジショニング"が良かったということを言いましたが。
・それはつまりロティーナの"ポジショナルプレー"にようやく潮音が馴染んだということを意味するのかというと、どうもそうでない気がします。
・あれは潮音が元々出来ていたプレーで、ロティーナの指導下で、むしろ出来なくなっていたプレーではないかと。
・ポジショニングの"有効性"自体はポジショナルプレーの目指すところとずれているわけではないんですが、ほら思い出して下さい、ここ1,2年の"ポジショナル"プームの最初期に、「例えば遠藤が個人的感覚として実行している有効なポジショニング(ハーフスペースの活用)を、チームとして意図的に誰にでも出来るようにするのがポジショナルプレーだ」というような説明がありましたよね。(footballistaかな?)
・あるいは"ラモスもハーフスペースを活用していた"なんて記事もどこかにあった。
・つまりそれは彼らの輝かしき後継有力候補の潮音にも当然出来るプレーで、潮音はそれを改めてやっただけではないかと、そういう風に見えました。
ひとりポジショナルというか(笑)(そう"メモ"ってある(笑))。チームとしてのそれというよりも。
・"感覚"(天才)と"戦術"の融合は、今もって果たされてはいないのではないかと。
・潮音がダビド・シルバじゃないのかいけないのか、ロティーナがペップじゃないのがいけないのか、それは置いておくとしても。

・話戻してではなぜ今潮音が昔やっていたようなプレーを出来るようになったかというと。
・むしろチームが壊れたから?ロティーナのプレゼンスが低下したから?
・遡ると約2ヶ月前あたりから、僕はロティーナがなりふり構わないチーム運営をするようになって、ある種どこにでもいる"普通"の監督になりつつあるということを言って来ましたが。
・そこらへんについてふかば(@VCB_25)さん。

・「僕の知る」というのはつまり、"スペイン"時代ということですね前後を見ると。
・"ポジショナル"の伝道師になる前。"普通"(?)の監督だった頃。
・僕はスペイン時代は知らないんですが、なるほど。
・"新たな顔"というより、"戻った"という感じなのか。
・まあだから今潮音は、"普通"のチームにおけるかなり更地に近いところからプレーを組み立てていて、それもあって皓太のプレーとの"足し算"なども、自然に出来ているんじゃないかなと、そういう感じです。
・ぶっちゃけこの試合などは、讃岐の攻撃の方がよっぽどポジショナルっぽい気がしたりしましたし。
・勿論全然ポジショナルじゃないことはないんでしょうけど、潮音の個人的感覚の"邪魔"にならない程度に、影響力が弱まっている。
・どうなんですかね、戦術による打開が行き詰まりというか停滞していたところに、なまじ泉澤やレアンドロという存在自体が戦術みたいな選手が入って来て。
・それが"質的優位"を加えるという以上の「効果」をもたらしてしまって徐々にバランスが"個人"の方に傾いて。
・そのとどめ兼救済としての潮音のフィット。そんな現状なのかも。
・まあ泉澤やレアンドロに頼るよりは、潮音に頼る方がチームが安定する可能性は遥かに高いですし。
・正直ロティーナもかなり弱ってる(笑)とは思いますが、何とかもう一度現状を前提に展望と全体観を保持し直して、入れ替え戦までのそれなりに長い道のりを戦えるチームを作ってもらいたいですね。
・"全体観"が無いのかも知れないというのが、ある意味ロティーナの問題ですけど。
・「意志」の不在というか。
・まあでも去年後半の皓太梶川のインサイドを擁した4-1-2-3へのモデルチェンジとかは結構スパッと鮮やかなものでしたし。
・"人"のハマり感だけに着目してそれをロティーナの対応力で補助するだけでも、それなりのチームは作れると思います。
・レアンドロはともかく、潮音と皓太と泉澤が同時に機能するチームを作るだけでも、十分にドリームじゃないですか。(笑)
・...泉澤はそんな重傷ってわけではないんですよね?そこが心配ですが。
・さすがに泉澤抜きだと、多分厳しい。個人ベースでは。
・かと言って今更"崩し切る"チームを作る根気が、ロティーナにあるとは思えないし。
・潮音の体力に不安はありますけど、でもいなくなった時の"何も無い"感の方が恐怖ですね、今は。
・何とか上手く使って。
・とりあえず次戦の"潮音&皓太"コンビの出来栄えはいかに。(両方いなかったりして。あり得るのが怖い)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
風吹けど進まず。/東京V-徳島(’18)、愛媛-東京V(’18)
2018年10月29日 (月) | 編集 |
J2第38節 東京V 〇2-1● 徳島(味スタ)
J2第39節 東京V △2-2△ 愛媛(ニンスタ)


・なんでしょうね。
・自動昇格を望めるポジションにいて、毎節激しい順位争いをして。
・徳島戦のヨンジ、愛媛戦の泉澤と相次いで"神"も降りて来ているのに、この手応えの無さ。
・それはそれ、これはこれ感。
・どちらかというと悪い意味で、"一試合一試合"を戦っているだけというか。
・こんな感じで優勝や昇格にたどり着いてしまったら、それはそれで"新しい"経験ですけど。(笑)
・「チーム」という幻想、「成長」という神話の、終わりの始まりというか。


徳島戦 〇2-1

GK 上福元
DF 井林、平、香川
MF 内田、井上潮(→79'李)、奈良輪、泉澤
FW アラン、レアンドロ(→62'ドウグラス)、佐藤優(→71'渡辺皓)


・フォーメーションは色々変わったし、てきとう。J公式に準拠。
・あんまり自覚無かったんですけど、メンバー自体は次の試合も全く同じで、つまりレアンドロ・潮音・香川・アランを新たに固定したこの新スタメンは、それなりに"勝負"のメンバーだったということかな?と。
・勝ったから(次の試合も)変えなかったという単純な可能性もあますが、この所謂"セオリー"(野球用語(笑))の優先度はロティーナの中では余り高くないように、この2シーズンの起用法からは感じますよね。
・それだけに逆に、なぜ今このメンバーなのかあるいはなぜあの選手は外されたのか(特にしばしば梶川(笑))みたいなことが、余りクリアでない印象を受けることが多くなるわけですが。
・その"印象"を選手も受けていたりすると、ちょっと問題なんですけどね。
レアンドロと潮音を同時起用した今回のこのスタメンの意図としては・・・
・やはりボールキープの改善?
・潮音一人だと、"色々使う"内の一貫という印象で終わりそうですけど、二人だと結構色は変わる。
・田村も特段怪我ではないようですから、田村→香川も基本的には同じ理由か。
・アランはあれですかね、コンディションがまあまあ向上したのと、中盤に下がりがちなレアンドロに代わって、前線で体を張る役?

・試合の入り自体は、悪くなかったと思います。
・千葉戦なんかもそうですが、大きく同一カルチャーで"噛み合う"徳島のような相手だと、特にモチベートしないでも自然にテンションが上がる感じ。
・"戦術"以前の呼吸というか、細かい反応がいちいち即時に返って来て、その繰り返しでチームに流れが生じるというか。
・逆にそれ以外の試合は"孤独"な戦いを、ロティーナヴェルディは続けている可能性が。
・ヴェルディでのロティーナに僕らが感じている特有の"物足りなさ"も、スペイン時代には特に問題にならなかったのかも。
・まあ想像です。
・一方でこれはお互い様な話でもあるので、この時点で3連敗中、その後5連敗にまで至る追い詰められ状態の徳島も。
・この試合では何か久々に本領を発揮したというか、リカルド・ロドリゲスここにありみたいな顔を覗かせていたと思います。
・ロティーナとの知恵比べはむしろ楽しそう(笑)でしたし、畳みかけて来る攻撃の集約した組織力も、ああこれだったよねリカロドはという、そういう感じでした。
・あと表原がやたらとうるさかったですね。
・愛媛時代から知ってはいましたが、あれこんな上手かったかなという。リカロドの指導の賜物でしょうが。
・とはいえ今年も昇格プレーオフ圏外では、さすがに来年はどうなのかという感じですが。
・GMとの絆は固いらしいですが。

・まあよそのことはいいとして、今回の"新"ヴェルディ(この時点で残り5試合ということからすると、"最後の"ロティーナヴェルディかもしれない)自体も、まだまだ模索中という感じ。
・潮音はいっときよりはやれていましたが、アンカー起用の時と比べても色々と遠慮している感じで、不満が多いというかファンである僕から見ても、どうしても使わなければいけないプレーではなかったと思います。
・またこの試合交代の2番手として渡辺皓太が投入されましたが、え、ヨンジだろう、何を悠長なというのがその瞬間の僕の反応。
・実際これといった変化は起こせず、その後今度こそ投入されたヨンジがまたもやロスタイムに大仕事をして、貴重な貴重な勝ち点3を得ることになったわけです。
・思うにあれは"渡辺皓太"だからという、"復活"の願いをこめたというニュアンスが強めの起用だったように感じて、そしてこの試合を承けた次の愛媛戦では出番が無かったことで。
・何となく僕の中では、今季の渡辺皓太は終わった感も無くはないんですが。
・"がむしゃら"な選手ではないので、調子が悪い時は"最低限"も計算出来なくて使いづらいんですよね。
・なんだかんだベンチ入り枠含めてメンバーは固定されつつあるので、少なくとも寛也が帰って来るまでは、代わりに入れる選手も見当たらないんですけど。


愛媛戦 △2-2

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、平、香川
MF 内田、井上潮、佐藤優(→73'李)
FW アラン(→73'林陵)、レアンドロ(→62'ドウグラス)、泉澤


・その"同一スタメン"の2試合目。
・上で言った「レアンドロ-潮音」ラインが、より鮮明に出た試合というか。
・ちょっとトゥーマッチな感じもしましたけどね。(笑)
・調子がいい時に調子に乗ってるだけで、苦しい時にそれで持ちこたえたわけでもないですし。
・そこらへんはまあ、チームとしての統一性の不足という問題もあるんでしょうけど。
・起用の意図としてはやっぱり、"落ち着いた試合をしろ"ということなんだろうと思いますが。
・前半途中で実況が、「まだレアンドロにいい形でボールが出ていません」というコメントをしていましたが。
・ところで"レアンドロへのいいボール"って、いったいどういうボールだろうと、少し考え込んでしまいました。(笑)
・どちらかというとレアンドロ自身が、"いいボール"を出す側になってますし。
・あんまりレアンドロに点を取らそうという意識は、チームとしてまだ無いですよね。
・レアンドロのことだから何かの時に取ってくれるだろうと、漠然と期待しているだけで。
・アランも"体を張る"以外の役にはあんまり立っていませんし、それもあってか結局この試合は、泉澤が若干"俄かに"という感じで得点意識をむき出しにして、スーパープレー二発で2点をもたらしてくれました。
・同じ感じで狙った3発目の惜しいカットインシュートもありましたが、さすがに相手も馬鹿じゃないので読み切られてキーパーがストップ。
・あれはいいプレーであると同時に"苦しい"プレーで、あそこらへんがこの試合のチームのピークというか、"伸び切った"限界というか、そういう感じでした。
・泉澤が頑張りでもしないと何も起きない。
・(泉澤を筆頭に)個々にいいところはあるけれど、チームとしてはバラバラとまではいかないけれど何とかかんとかやってるだけで、隙間だらけな感じ。
・ここんところ毎試合そうですが、相手の方がいいチームに見えてしまうんですよね、結果や順位は別にして。
・愛媛のサイドへの圧力のかけ方とか、神谷の活かし方とか、すっきりしていて分かり易いなという。
"ボランチ"じゃない神谷は怖いですね。ここはやっぱり、森保監督が間違っていた所かと。(笑)
・ヴェルディの方は結局、厚みで誤魔化しているだけというか、"一定範囲"の守備の堅さと散発的に出る攻撃のクオリティで、ここまでのところは勝ち点を拾って来ている。
・「結果的に」勝っているチームにはたいていは何かしら一見分かり難い"正義"が隠れているものですけど、今年のヴェルディの場合は本当によく分からない。(笑)
・強いともいいチームとも思えない時間帯は長いけれど、そうはいっても徳島や山口といったライバルたちが遥か圏外に去る中で、自動昇格圏内を射程に捉え続けているわけですから、理由はあるはずなんですよね。
・そろそろ"札束"という陰口も聞こえて来そうではありますが(笑)、もう少し身も蓋もあるように言うと、中間も含めた積極的で効果的な補強とその戦力の万遍無い慣らし・組み込み作業、それからなかなかまとまった太いベクトルは描いてくれないけれど、その都度仕込んだ戦術的な準備たち。
・それらの"プール"が、一種の「統計」的な効用としてその都度利いて、少なくとも崩壊や脱落は防いでいるという、そういう感じ?
統計的な正義。(笑)
・"チーム"ってそういうもんだっけという違和感は無くはないですけど・・・。ともかく今は、それでやるしかない。残り試合も。

・とはいえね、どうなんだというところはありますけどね。
・この試合、ほとんど同じパターンで性懲りもなく一気にバイタルを突破されてゴール前に迫られて。
・そこだけ見るとどう見ても、"弱い"チームのそれですけど。
・基本的にはやっぱりまだ"分断"気味で(というか"繋がって"いても突然"切れる"ことがちょいちょいありますよね)、境目での振る舞いが整理出来ていないということがあるんでしょうけど。
・ただそれにしても、サッカー選手の"本能"として、相手がスピードを上げて来たらそれに反応してこちらの思考や意識もスピードアップするという、そういう自然なはずの機構がほとんど働いていないように見えることがあるのは、どういうことなんだという。
・何が蓋をしているんだという。
・答えは多分もう出してしまっていて(笑)、"整理"に頼っているから整理されていない部分については、何も反応出来なくなっていると、そういうことだと思いますが。
・秩序志向の強いチームにありがちなこと。
・次の試合には、多分それはそれで対応して来るんだと思いますが。
・でもその時には多分、また別のところに穴が開く、その繰り返し。
・"全体"が全体として動き出すまでは、その同一平面をうろうろし続けるんだと思いますが。
・それでも"プール"の恩恵で、乗り切ることが出来るのか出来ないのか(笑)、それが残り試合の問題。

・評判の良かった潮音ですが。
・うーん、75点くらいかな、僕からする(笑)と。
・守備は良かったと思います。頑張っていた、というのもありますが、それ以上にちゃんと"チーム"の流れに乗りながら守れていた、そこが良かった。
・対して攻撃の方は、目立ってはいたけれどそれは"悪目立ち"という面もあって、あくまで個人の、しかも割りと刹那的なひらめきに頼ったプレーで、ヴィジョンとしても深さが足りないし、チームのリズムも作り切れていなかったと思います。
・僕からすると潮音のプレーの良さ、天才性は、むしろ"目立たない"ことにあって。
・薄ーい感じの存在感でチームに溶け込みながら、さりげなく、"気が付いた"時には既に完了していて対処出来ないような間合いで変化をつける、そういうプレーだと思うんですよね。
・プレーの始点や輪郭の見えづらいプレーというか。
・だから逆に批判される時も、僕からすると問題は批判されているそのプレーの、2,3手前のプレーの方にあると思えるので、悪いプレーなのは認めても批判自体には賛同できないみたいなそういう感じに、よくなります。
・めんどくさいですね。(笑)
・褒める場合も同じで、最終的なプレー(やその一手前)は余り問題ではなくて、そこまでの流れのスムーズさと隠密性(笑)が問題で、逆に言うとそのレベルで潮音はチームをコントロールする。予備動作のメッセージ性というか全体との呼応性というか。パスのテクニックではない。
・そういう"深さ"が無いと、あんなひ弱で芸の幅の現状余り広くない選手は、そんなに重視する対象にはなり得ないわけで。
・ただ後半は前半よりは良くなっていたと思うので、次あたりは"本物"の潮音かそれに近いものが見られるかもしれないと、一応楽しみにしています。
・90分出してもらえましたしね。またいきなりベンチ外とかも、ないでしょうし。
・でもアルウィンの松本戦かあ・・・うーむ。
一回休みましょうか。(笑)
・まあゲームプラン次第ですね。
・また知らない内に、レアンドロも故障してるかも知れないし。(笑)
・蓋を開けてのお楽しみ。

お楽しみじゃないんだよ。
もっと緊張感持て俺。(笑)
選手はしてるんでしょうか緊張。泉澤の"火"の点き方などを見ると、してないわけはないとは思うんですが。


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
現状認識あれこれ。/栃木-東京V(’18)、東京V-甲府(’18)、水戸-東京V(’18)
2018年10月15日 (月) | 編集 |
特にサボった記憶も無いんですけど、知らない内に3試合溜めてしまいました。

J2第35節 東京V 〇1-0● 栃木(グリスタ)
J2第36節 東京V ●0-1〇 甲府(味スタ)
J2第37節 東京V 〇1-0● 水戸(ケーズデンキ)

なんか気が抜けてるんですかね。


栃木戦 〇1-0

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪
MF 内田、渡辺皓(→アラン)、梶川
FW 佐藤優(→林陵)、ドウグラス、泉澤(→李)

・待望の渡辺皓太帰還
・の、はずでしたが、前節の潮音の"帰還"に比べても、効果のはっきりしない結果に。
・チーム全体の出来が相当に低調だったので、皓太一人の責任を問うような内容ではなかったとは思いますが。
・ただ離脱前の圧倒的な"皓太のチーム"感と比べると、あれこんなんだったっけかなという印象は否めず。
・特別コンディションが悪いようにも見えないので、いない間に美化し過ぎたかとも思ったりはしましたが。(笑)
・自分自身の主張に従えば、"自分の"チームでない時の皓太がプレーに余り絡めないのはいつものことなので、それがその通りに出ただけと言えばそうなんですが。
・一方で「先発で出れば大丈夫じゃね?」とも言っていたその楽観的な期待は裏切られた形。
・なんすかねえ、しはらく都会に出ていて帰って来た彼氏と地元の彼女(ヴェルディ)が別に喧嘩するわけでもないんだけどなんかしっくり来ないみたいな、そんな双方"お見合い"感。(笑)
・縁が薄くなっちゃった感。
・彼氏彼女と違っておいそれと"別れる"わけにもいかないので、もう一回関係の作り直しですね。
・かつての「関係」が素晴らし過ぎたのと、例えば試合で不調でレギュラー落ちしたみたいな、そういう必然的な"プロセス"を踏んで距離が出来たわけでもないので、意外となんか、面倒な事態だなと。
・厳しいことを言えば、"蜜月"ではあっても本当に意志的に"掌握"していたわけではない、皓太のチーム関与の仕方が甘かったと言えば甘かったんだとは思いますが。
・潮音ないしゲームメイカータイプでは多分こういうことは起きづらいだろうし、皓太と同タイプで言っても例えば北澤が代表から帰って来て、戸惑い気味にプレーしてるのとか見たこと無いですから。(笑)
・そういう意味でね。アツアツではあってもフワッとした愛でしかなかったという。(笑)
・互いのどこに惹かれていたか、実はあんまりよく分かっていなかった。(笑)
・という気持ちの悪い比喩はこれくらいにして、DAZN実況で語られていた皓太の(帰還後)「なぜ先発で出られないのか全然分からない」という発言。
・その時点では「へええ皓太もそんなこと言うようになったんだ、やっぱり代表含めて自信つけたんだな」と素直にポジティブに受け取っていたんですが。
・実際の試合でのプレーを見た後では、一転して"驕り"(おごり)の発言に聞こえて来て。(笑)
・まあ驕りというかね、要は"無心"の状態を脱したということだと思いますが。
・ロティーナの指導に無心に従っていた状態から、代表で同年代の選手たちの未熟なプレーと比較の機会を得て、あれ、俺凄いんじゃね?と。
・ただその"凄さ"が恐らくは下部組織時代も含めて専らコーチングへの順応という形で獲得して来たものだっただけに、芽生えた"自意識"の収まりどころがはっきりしないという、そういう状態かなと。
・てっきりその段階は一応通過済みなのかなと思っていたんですが、思ったよりもまだプリミティブな学習段階にいたらしい。
・最終的にはやっぱり、"考える"ところに皓太の個性は無いような気はするんですが。
・それが皓太の現代性というか。(参考「タスク化・人工知能化する個人戦術――考えないサッカーの時代へ」)
・以上、次の試合での再びの不発も含めた、感想になりますが。
・とにかくこの試合に関しては、今まで通り優平を使った方が多分良かったなと、思わせる場面があちこちに。
・皓太がいない間に優平がチームと築いた関係歩んだ"歴史"の堅固さを、再認識させられたというか。
・遠距離恋愛は難しいですね。(笑)

・それはともかくチームは・・・
・何すかね、この粘りの無さとテンションの低さは。
・"引いた相手を崩せない"も勿論そうなんですけど、それ以上に気になったのは相手の攻勢の時に簡単に攻め込まれ過ぎること。
・プレスとか守備とかいうよりも、"中盤"の弱さというかクッションの無さという感じ。
・まとめて有機的なボールキープが出来なくなっているという問題?
・皓太はその"原因"というよりも、チーム全体の強度の低さに巻き込まれた印象の方が強い。
・「OFF」と「強」しかスイッチが無いようなところのある選手なので(笑)、"弱"でのプレーの仕方が分からない。
・ただ前節までの"途中投入"にしろ今節の先発にしろ、チーム側の期待としては正にそのスイッチを入れて欲しいプレー強度を上げて欲しいというのが主なものであったはずなので。
・結果として期待外れだったには違いない。
・いっそDAZNの試合前予想が勘違いしていたように、「3トップの右」で使った方が、良かったような気もしないではないです。最初は。
・そこでまず比較的単純な仕事でチームに"入れ"て、その後また中盤に。
・まあ結果論ですけど。僕もそこまで慎重に考えていたわけでは、実際に無い。(笑)
・とにかく見事なまでに、"林の一発"だけの試合でした。ありがたや。
年一(ねんいち)声が出ました僕も。(笑)


甲府戦 ●0-1

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪(→林陵)
MF 内田、渡辺皓、佐藤優
FW 藤本(→泉澤)、ドウグラス、アラン(→李)

・前半0-0で終わった時点で、凄く負けそうだなと。
・普段試合中は基本オフライン(DAZN以外は)なんですが、ライブじゃなかったのでそんなつぶやきなども。
・攻勢の時間帯の形は悪くなかったですし、前節ほどはっきりした綻びも見えなかったんですが、それだけに逆に全体的な淡白さというか"勝つ気"の無さをあからさまに感じてしまいました。
何となくやってるよねという。それで負ける"機会"を座して待ってるというか。
・後半に入っての皓太の退場も、"原因"というよりは"とどめ""象徴"みたいな印象でした。
・何でこんなことになってるのか。

・メンバーは前節から皓太据え置きで、一方梶川がベンチからも外れて代わりに優平がパートナーに。
・何かいかにも梶川が悪かった風ですが、多分そこまでの意味は無くてそれなりに厚い選手層の中でのポジションごとの取捨選択の結果、ある意味たまたまそうなった感じではないかと思いますが。(怪我とかでなければ)
・今節は藤本の代表出向前の最後の出場機会試合でもありましたし、そこにレアンドロのベンチ復帰も重なって。
・皓太についてはまあ、やはり何としても慣らす時間を与えたい、戻って来てくれという、そういう思いがあったことでしょうし。
・それにしてもまあシーズンも終盤に来て、中盤から前のメンバーがえらく固まらない印象はありますね。
・DFラインについては選択肢もそんなに無いので、逆に試合ごとの変更意図はかなりはっきりしているように思いますが。
・対して前の方は何か、色々やってどれか当たってくれというか、"苦慮"している感じが非常に。(笑)
・ただ少しやり過ぎて、いつも"暫定"感が漂って、それでプレーが軽くなってるみたいなところはあるのかも知れません。
・でも少し前まではそれが(ロティーナが)"必死に勝ちに行っている"姿にも見えていた、そうチームに影響していたようにも思うので・・・
・難しい。"チームは生き物だ"という言い方で逃げるしか。(笑)
・まあロティーナヴェルディのプレー強度の低さというか時間かけても余り"煮詰まらない"感じというのは、一試合二試合の選手起用の結果ではないですよね。
・web版footballistaの陵平インタビューでは、「モチベーター」ロティーナが強く推されていて、ええっ?という感じでしたが。

『どちらかと言うとモチベーションを上げる言葉とかがうまくて。(中略)戦術的なことよりは自分たちのチームの姿勢とかメンタル面とか、そういう話をよくしますね。その話し方がすごくうまい。言葉でチームをまとめる力がある、すごいモチベーターだと思います。ヴェルディはコーチのイバンがトレーニングを主に見る、どちらかと言うと海外スタイルなんです。』(林)

・ピンと来ないなあ。おじいちゃんが孫に甘い顔をしていい気持ちにさせる、そういう"モチベート"じゃないの?とか。(笑)
"腐る"選手を出さないという方の手腕は、確かにある気がしますし。
・ただピンポイントでまとめたり駆り立てる方は・・・疑問。
・イバンとの"分業"が行き過ぎてサッカーの内容と関係が薄くなってるとか、色々と悪い想像もしてしまいますが。
・まあ分かんないですね。紙ボリスタにも分析記事が載っているらしいので、今日明日にも読んでみようと思いますが。
・字小さくて辛いんですよね、紙のは。(笑)
・話戻して"この日"の布陣ということで言えば。
・佐藤優平の良いところと悪いところの、両方が目立った試合だったかなと。
・既に言ったように"ポジショナル学校"の屈指の優等生なのは間違いのないところで、だからこそ梶川を外して優平などというこの日の選択もあり得たわけでしょうが。
・ただ山形時代には"長髪のチャラ男アタッカー"という印象が主だった(僕だけ?(笑))ように、基本的にはひらめきの選手なので潤滑油までは出来てもベースを作るには、余り向いていない。
・梶川や潮音の作り出す、プレーの連続性や文脈性とは、性格の違うプレーというか。
・皓太が盤石ならそれでも何とかなったかも知れませんが、逆に皓太を気遣いながらやがては皓太が"いなくなって"しまった状況では、頑張るんだけれど空回りという場面が時間を追うごとに増えて行った印象でした。
・一つ一つは必ずしも悪いプレーではないんですけど、全体の中での機能としてはどうも不安定。
・結論としては"無い"かなという、この組み合わせは。少なくとも今は。


水戸戦 〇1-0

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、平、香川
MF 内田、梶川、佐藤優(→潮音)
FW 李(→アラン)、ドウグラス、泉澤(→林陵)

・悪くなかったと思います。
・ここ数試合の中では一番"締まった"感じの印象のプレー。
"負け"効果かなあという気は凄くしますけど、前節の。
・なんだかんだ・・・おお7試合ぶりの負けだったか、天皇杯を除けば。
・実際的には"勝ち点"で考えるべきなのかもしれませんが、やっぱり"負け"ってショックですよね(笑)、そんなに負けないチームではありますし。
・とにかくこれくらいが最低レベルでお願いしたいですね、時期も時期ですし。
・梶川が戻ってそこに関しては安定感が出て、そして本来の担当の"ひらめき"に専念した優平がいい仕事をして、チーム状態への疑心を除けば比較的順当勝ちという内容ではあったと思います。
・やれば出来るじゃんというか。
・ただ凄く良かったというわけでも課題が解決されたわけでもなくて、意外と書くことが無いので一つ現在の状態の整理にスペースを割いてみると。

1.皓太の代表選出での長期間の離脱決定を承けて、"皓太のいない"状態への適応を強いられた。
2.基本的にそれは、後ろを重くして、皓太が担っていた縦断的な連携機能をある程度諦めた、"前後分断"的な状態への妥協という形であった。
3.その中で代わりの選手たちの台頭や能力の発見もあり、戦術的にはややいびつなからもそれなりに戦える状態にはたどり着いた。
4.人材的にも戦術的にもやや"軸"を失った状態下で、ロティーナの選手起用試合運用はこれまでにない"なりふり構わない"様相を呈し始め、それはよく働くこともあったが疲弊や"変化"の陳腐化という傾向も見て取れなくはない。
5.また"前後分断"に悪い意味で慣れてしまった選手たちが、攻守におけるポゼッションや繋ぎの感覚や根気を失ってしまったという印象も。(新説)
6.渡辺皓太は戻って来たが、戻って来ていない。


・状況的にはこんなところでしょうか。
・"5"は新説というほどではないかも知れませんが、あえて言挙げしたことは無かった内容だと思います。
・「昇格争いのプレッシャー」という別の"根本的"な要因については、ちょっと僕にはよく分からないです。取り立てては感じていないというか。
・他チームとの相対で、特に弱いという認識も。(ただし"この1試合"には余り強くないのは確か)
・やはり"チーム作り"の混沌の海に溺れているという方の印象が、僕は強い。
・それはそれとして、この現状を承けての直近のロティーナの考えをどう見るかと言えば。
・ここ2試合の皓太の先発起用には、離脱前の"原状"回復への望みはやはり感じますが。
・一方で最新水戸戦でもひときわ趣向を凝らした、いつにも増してフォーメーションの確定に諸説が出る(笑)やり方をしているように。
・はずれたたがを嵌め直す気は無いというか、遮二無二勝つんだという決意は高レベルで維持されているように感じます。
・それとチームがあんまり連動していない感じがするのがなんですが、とはいえ監督が進もうとする方向に進むしかないので。
・残り5試合頑張りましょうと、まとめとしてはそうとしかならないですねはい。
・多少の混乱は蹴散らす勢いで、一つ。(笑)
・アラン覇気出してくれー。(突然)


テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
"必勝"モード継続、井上潮音帰還、だが・・/東京V-熊本(’18)、岐阜-東京V(’18)
2018年09月24日 (月) | 編集 |
潮音がある程度余裕を持って"首を振る"姿を見ているだけで、何とも言えず幸せな気持ちになります。

J2第33節 東京V △2-2△ 熊本(味スタ)
J2第34節 東京V △1-1△ 岐阜(長良川)

それだけに、勝ちたかった。勝つはずだった。


熊本戦

GK 上福元
DF 若狭、井林、平
MF 梶川、内田、藤本(→レアンドロ)、奈良輪、李(→泉澤)、佐藤優(→渡辺皓)
FW ドウグラス

・寛也(藤本)を右WBに、ヨンジと優平を2シャドーに配した、何か久しぶりな気がするガチな3-4-2-1。
・そのココロは・・・
前節でそれなりの"完成"を見た「前後分断」スタイル(というか現状是認(笑))を、やはりそれではまずいと改めて修正を図ったということかなと。
・前に張っての攻撃力が持ち味の寛也をWBでスタートさせ、一方でインサイドやボランチもやる"中盤"的な機動力連携力が持ち味の二人をシャドーに配して。
・よりぎゅっと前後"凝縮"というか、"チーム"として攻めるぞ守るぞというイメージが、わきやすい布陣になっていると思います。
・ちゃんと「中盤」があるというか。
・まあ元々そんなに長期間維持できるバランスとも、思えなかったですしね。
・それでも(不格好でも)勝つんだという、覚悟の表現ではあっても。

・一方で前節で成功したヨンジと優平の"属人"的相補性セットは、そのまま維持。
・ある意味より分かり易く、"2シャドー"として。
・そしてそれも含めたこの試合の3-4-2-1への"修正"作業は、何かこう、目の前の問題を目の前の材料を使って何やかんやガチャガチャ必死にいじくった結果として出て来たものという印象が強くて。
・より「現場」主義的というか、"カイゼン"的というか。(笑)
・何かの原理や理論から来るものというよりも。
・言い換えるとロティーナ以前のあらゆる監督が専ら施して来た見慣れた"伝統"的な監督術で、そこにロティーナも踏み込んで来ているという、印象は引き続き。
"勝ちに"来ているロティーナ。
・当たり前と言えば当たり前なんですけど。
・でも李国秀が"勝ち"に来たことがあったかというと、ほとんど僕は記憶が無い
・常に、いつも、自分の奉ずる原理の表現の方が大事で、というかそれ自体を目的として、「監督」作業を行っていたという印象。
オフトは代表では、"高木琢也のポストプレー"を捨ててゴン中山の動物的勘と長谷川健太の豪脚ドリブルへの依存を割り切った時にはっきりと「現場」主義に舵を切ったと思いますが、クラブではもっと頑固だった。
・結果ジュビロでもレッズでも、"作業途中に追い出された"という印象の強い辞め方に。
・...念の為に言っておくと、Jの歴史で印象的な、"広い意味でのポジショナル原理をベースにした、秩序型固守型の監督"どうしの比較いうことです。ロティーナも含めての。
・比べるとここのところのロティーナには、随分と心境の変化みたいなものが、僕の目には映ります。
・正直に言うと、「覚悟を決めた」というよりも「不安に押されて流されている」という印象の方が、若干強い"変"わり方なんですけど。
・ただ"現場"的な効果はまずまず出ているので、出ている内に勝ち点獲得も伴って行けば、本当にチームは変わるというか"昇格"モードに入って行く可能性はあると思うんですけど。
・さあてね。(笑)

・というかまあそれ以前に、アジア大会から帰国後約1週間の休養を挟んで、まず何事もなく復帰するだろうと予想していた渡辺皓太のスタメン落ちをどう考えるべきなのか。
・結果の出ていたチームを動かさないというセオリー(日本語英語(笑))だけで説明するには、この日の布陣は顔ぶれは同じでも前節と変わり過ぎですし。
・"前後分断"自体が渡辺皓太の離脱を契機に表面化したものであることを思い出せば、復帰することによって解消するという超分かり易い(笑)計算も、出来なくはないわけですし。
・まだ調子が悪いのか、練習での挙動に疑問があるのか、この"問題"は更に次節にも持ち越されることになるのでまたそちらで。

・とりあえずこの試合のハイライトは何と言ってもヴェルディの2得点目、泉澤と優平が左サイドで絡んで中央のドウグラスが決めた、鮮やか過ぎる"ハーフスペース"活用の崩しのプレー。
・シティみたいだなあと言おうと思ったら先に完璧に言われてしまったのでやめましたが。(笑)
・前節あたりまではまだ"気の利く""目の届く"プレーという一般的な視点で評価していたところの大きかった佐藤優平ですが。
・1点目にも絡んでいるこの試合に至って、ようやく戦術感度の鈍い僕も、要はもっと端的に、ロティーナ戦術(ポジショナルプレー)の理解が際立って高いのが佐藤優平なんだということに気が付いた次第。
・例えば梶川なんかも"気の利く"選手ですけど、別な言い方をすると"気が利く"という個人的な属性の延長でロティーナのチームでやっている面もあって。
・そこらへんが今一つ、活躍の割りに完全な主軸起用をされない理由なのかなとも。
・あるいは渡辺皓太なんかの場合は、素養は仕込まれているしフィットはしているようですけど、それはある意味機械的なプレーであって適応しているだけで"理解"しているわけではないという面も、あると言えばあるのではないかと思います。
・あくまで最近の佐藤優平のプレーの出色さと、比較しての話ですけどね。
・ロティーナの"申し子"は、実は渡辺皓太ではなくて佐藤優平だったらしいという、そういう話。
・ただその優平のプレーが時に逆にチームの不安定要因として働くというところに、「ロティーナのチーム」の見た目より複雑な性格が表れているような気もするんですけど・・・
・うーん、まだ未整理。(笑)
・とにかく佐藤優平の"ポジショナル"理解の進捗と、泉澤の瞬間的にはプレミアリーグレベルにも思える圧倒的なクオリティによって、ヴェルディの"崩し"のレベルがまた一つ上がった、少なくとも違う次元が一つ加わったと、そんな気にもなる試合でしたが、引き分け。
・シュン。(笑)
・いやあでもほんとにね、勝っておけば「悪いなりに勝てる」「勝てる"決め手"がある」という、いかにも"勝つ"チームらしい看板の設置に成功したのではないかと思うんですよね。
・惜しかった。残念だった。
・ただ"悔しく"はない(笑)。ありていに言って、いい試合ではなかった。(笑)


岐阜戦

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、平、香川
MF 井上潮、佐藤優(→渡辺皓)、梶川
FW 藤本(→アラン)、ドウグラス、泉澤(→レアンドロ)

・前節でパスミスの目立った不調の内田に代えて、あれまびっくり井上潮音のアンカー起用。
・豪雨中断の1stレグ岡山戦で僅かながらの"実績"があったはありましたが、不調とは言え不動の軸である内田に代えてまで使って来るとは、まあびっくりはびっくりでしたねやっぱり。
・それだけ内田のずばりコンディションが悪いという可能性。
・それから当初"代役"として期待された李ヨンジの"正体"が、フライングコリアンマンだと判明してしまった誤算。(笑)
・後は・・・ロティーナの潮音への"愛"?(笑)
・まあいないっちゃいないんですよね、実際。
・意外と寛也とか?それじゃ潮音と変わらんか。(笑)
・と、とにかく"意外"だったのは確かですが、プレーとしては、満更ポジティブでないこともなかったと思います。
・「内田の代わり」というよりは、潮音の配球力を利した「ニューヴァージョン」という感じでしたけど。
・そのテストケースというか。
・ただじゃあ内田のところにロティーナが配球力を求めていないか、内田と潮音が戦術要素的に全く別かというとそんなことはなくて。
・出来れば内田にも、潮音並みの配球力があればいいとは、潜在的にはロティーナも求めているんだろうと思います。
・それを含んだチームの組み立てを、本来の理想として持っているというか。
・色々優先順位的に、さほど表面には出ていないだけで。
・だからこそ前節のパスミスの連続に、"キレ"たのかも知れないという。
・ただまあ現実的に本当に潮音アンカーで戦って行くとなると、色々とケアしないといけないところ組み立て直さないといけないところは、多いでしょうけどね。
・やはり"新チーム"に近いニュアンスはある。
・そんな根気や覇気が、ロティーナに残っているとはあんまり。
・それでももしヴェルディの監督がロティーナではなくてペップだったら(笑)、最初から内田ではなく潮音が1stチョイスだったかもしれないと、それくらいのことが言える"正当性"は、(この日の)潮音のプレーにはあったと思います。
・それで"回転"するチームのイメージは、ちゃんと見えるというか。別に"奇策"ではない。

・とりあえずまあ、楽しかったですよ、井上潮音ファンとしては。(笑)
・久しぶりに、本当に久しぶりに、「井上潮音」を見た。
・やっぱりこう、ある程度自由に処理出来るタイミングの"幅"が必要なんですよね、この選手には。余裕がというか。
"時間の魔術師"には。
・そして少しの"幅"さえ与えてもらえれば、そこからどんなパスでも出せる。
・どこに出すか一見見え見えのパスが、特にパススピードが速いわけでもないのに妙にするすると通ってしまう。
・潮音の時間の「支配」に、相手がインターセプトのタイミングを見出せない、そんならしいパスを何本か久しぶりに見ることが出来て、この日は幸せでした。(笑)
・ドイスボランチ(2人)か、アンカー(1人)ならいい。でも3センターのインサイドだと駄目。
・そんなに混雑が嫌いか、潮音。
・"最後尾"がいいということかな?後ろからせっつかれるのが嫌というか。(笑)
・上のおととしの考察でも、"散歩"というのを一つキーワードとして使っていますが。
・"独り"になる時間がどこかで必要というか。
・今後"向上""改善"を望む部分と、ある程度諦めるというか割り切って許す部分と、どこらへんで区分けすべきなのか、まだ僕も迷っていますね、この選手については。
・3センター(のインサイド)で"出来ない"というのは、やっぱりちょっとまずい気がするしなあ。
・とりあえず他の監督でも見てみたいですが。
・ペップとか。(笑)

・さてもう一人のヴェルディの誇る"若手有望MF"渡辺皓太
・チーム復帰後もスタメン落ちを続けている本当の理由は分かりませんが。
・とりあえず途中出場のこの2試合では、大方の期待をかなり裏切るプレーに終始していますね。
・"救世主"になるはずだったのに・・・(笑)
・らしくないパスミスや、得意のノータイムリアクションの不発。
・大活躍していたアジア大会でのプレーに比べても、かなり存外なプレー。
・"代表に行って下手になった"などという声もちらほら耳に(正確には目に)はしますが、さてどうか。
・とりあえず僕が言えるのは、この選手は基本的にスタメンで使ってナンボの選手だということです。
・だから"スタメン落ち"の理由に、しつこくこだわったわけですけど。(笑)
この前評した時にも言いましたが、割りと昔から、"消える"時は消える選手なんですよね。
・言い換えると、決して「試合に入る」のが上手な選手ではない。増して途中出場では。
・むしろ"入る"ことを要求するよりも、試合を"与える"チームを"与えて"しまった方が、有益な選手。
・ひとたび"与え"られれば、時に100%を越えるような徹底的な適応の仕方をして、十分なお返しはしてくれますから。
・アジア大会での離脱前、広く取れば去年の後半から今年の中盤までの「ロティーナヴェルディ」と「渡辺皓太」の関係は、正にそのようなものでした。
・アジア大会もまあ、オーダーメイドではないですが、"頼られた"という意味ではそうでしたし。
・潮音には自由を、皓太には荷物を?(笑)
・とにかくまずはもう一度皓太がいる前提のチームを編成し直して(勿論スタメンで使って)みて、それでも駄目だったら本格的に"ロボット"の不調(笑)を疑ってみるべきで。
・今のところは単に作業環境が合わないだけではないかと、割りと僕は楽観しています。
・アジア大会で既に"不調"だったというならともかく、違うわけですから。

・さて試合ですが。
・"必勝モード"というテーマに沿って言うと、60分前後の矢継ぎ早の選手交代とそれによって実現した"ブラジル人トリオ"には、"なりふり構わない"最近のロティーナの顔は、見えていたと言えるかも知れませんね。
・矢継ぎ早だったというのもあって、正直一人一人の交代理由も、そこまで明確ではなかったのではないかという疑いも、従来のロティーナのそれと比べると無きにしもあらず。
・"トリオ"にどれくらいこだわっていたかはともかく、最近のアラン自体は、戦術的にも心理的にもどんどんチームの"中心"から遠ざかっている感じで、ほとんど"体の強さ"くらいしか取り柄が無いようにすら見えたりします。
・泉澤も余り利いてなかったし、藤本も割りとことごとくやりたいプレーを邪魔されていたので、交代という選択自体は分からなくはないんですけど。
・なんかこう、「えい、やあ」という感じには見えました。
・泉澤を先に出して利かない時は、ベンチに泉澤がいないので辛いですね。やっぱり残しておく方が、無難は無難か。
・その為にもアランあたりにはもっと頑張ってもらいたいわけですけど。
・レアンドロもねえ、毎試合となると、どうしても「安易」というニュアンスは出て来てしまいますよねえ。
・レ安易ドロ。
・ちゃんと先発で使う形なら、また別なんでしょうけど、同じ「能力」でも。

・まあそもそもが、「内田」の問題をことここに至って「井上潮音」で解決しようとするのも、「えい、やあ」と言えばえいやあですよね。
・回り込んで回り込んで"正解"を探すというよりも、もっと前のめりに"解決""打開"を求めていく感じ。
・その意気を悪いとは余り言いたくないというか、"責める"モードでは今僕はないんですけど、ここ2試合は残念ながら結果が。
・連勝時の前後分断を"受け入れる"覚悟も、その後それを遮二無二解消しに行く思い切りも、基本的には同じ(新しい)心理状態のあらわれだとは思うんですが。
・やっぱりどうも、動くのは余り得意ではないというか。あるいは動かすのは。
・文字通りの戦術的な整合性以外で、チームをまとめる力には乏しい人というか。
・動くほど統一性がほつれて、その紛れから失点し、また意気込みの割りには攻撃が散漫になりという、そんな感じのここ2試合。
・"相手"を考えるととても痛いわけですけど、一方でロティーナの"変貌"の行く末を見届けたいという興味と楽しみも、変わらず持ってはいます僕は。
・そんなに成算は無いけど、"化ける"ところを見てみたいというか。(笑)

・で、どうすんでしょうね、次節以降は。
・"前"に出続けるのか、いったんまた落ち着くのか。
・渡辺皓太の扱い方も含めて。
・アンカー潮音は・・・今回限りかな?(笑)
・でも皓太復帰の予想は外れたし、分からんぞ?(笑)
・というわけで何の解決にもなっていませんが、再び次節に期待して、終わり。
潮音皓太梶川の3センターとか、わくわくするはしますけどねわくわくは。(笑)
・一応"ピルロガットゥーゾセードルフ"で、役割的には整ってますし。(笑)


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