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アジア杯決勝カタール戦雑感 ~森保ジャパンの"組織"の謎と出来ることと出来ないこと
2019年02月03日 (日) | 編集 |
カタールは"オフト"ジャパンなのか"トルシエ"ジャパンなのかということを言っていましたが、どちらかというと"トルシエ"の方のようでしたね。

 アジア杯2019決勝 日本代表 ●1-3〇 カタール代表(Zayed Sports)

せいぜい"オフト"ジャパン程度のものだろうと、正直そこらへんについては、僕も舐めていました。


GK 権田
DF 酒井宏、吉田麻、冨安、長友
MF 塩谷(→84'伊東)、柴崎、堂安、原口(→62'武藤)
FW 南野(→89'乾)、'大迫



・この感じだとあれですね、準決勝0-4負けのザックも、要するに「時代遅れの監督」としてボコられたくさいですね見てませんが。
・勿論我が軍も。(笑)
・カタールが"トルシエ"だと言うのは、要するに(W杯自国開催を前提として)一人の監督による育成年代からの継続的な強化に基づいた、「アジアの中の欧州」という2000年アジア杯でトルシエジャパンが受けた評価を同様に受けたチームという、そういうことですが。
・その、他のアジア諸国とはあからさまに違った、水際立ったオートマティックな機能性と共に。
・ただ正直言うと、もう少し"差"は大きいかなと、あの時に比べても。
・あの時は要するに"スムーズ"で"効率的"過ぎて速度的に他国の対応が追い付かないという、そういう感じでしたが。
・でも今回の、相手が"何"をやっているのかそもそもよく分からない、どう対処していいか分からないという"立ち往生"感は、極端に言うと遥か遡って、昔"フジテレビ739"(懐)で見た、74年W杯でオランダトータルフットボールと対峙させられた時のブラジル代表の哀れな姿とかの方を、体感的には思い出しました。
・その中でも散発的にはチャンスを作り出してしまう"個人技"の威力も含めて、日本が「アジアのブラジル」になった瞬間というか。(笑)

・...とまあ、つい悲観的になりがちではありますが、ただじゃあカタールの上位互換であろうW杯のベルギー代表に、西野ジャパンがそこまで立ち往生したかというとそんなことはないわけで。
・やはり森保ジャパンの方の準備・対処の失敗、あるいは(西野ジャパンには無い)森保ジャパン特有の問題が存在するはずと、論理的には考えられるはず。
・もうちょっと多分、やりようはあったんでしょう、手持ちのカードでも。
・それにしても、それに関連して、

「なかなか外から指示も出せなかった。でも、もっと言うべきやったかなというか、2失点目が入る前に言うべきやった。ベンチメンバーも甘かった」(乾)。

「ベンチメンバーが俺も含めて『あのプレッシャーのかけ方じゃダメ』ってことを気付いていたのに言わなかったのは自分たちのせいって言いましたし、監督は逆に同じことを『自分のせいだ』と言っていました」。(ゲキサカ)


・と、この記事に見られる「監督」と「選手」の余りにも"対等"な関係は、どういうことかと思ってしまいますが。
・選手の自主性も意見具申も独自対処もそれ自体は必要なことだとは思いますが、この書き方乾の言い方だと、余りに監督と選手の責任が「対等」過ぎる、そんな馬鹿なと思ってしまいますが。
・チーム修正の責任も権限も、明らかに本来は監督のもので、選手側の発露はそれを補うなり監督が決定し切れない間の緊急的時間限定的性質のものだと思うんですが、このチームではそうではないのか。
加部究『日本サッカー「戦記」』より。

取り敢えずリーダーが[例えば]引いて守らせる。それからワンプレー、ツープレー終わった後に、監督が引かないでプレスをかけろと言うなら、それでいいんですよ。とにかく間違ってもいいから同じ方向を向かせる。それが大切です。


・前に紹介した柱谷哲二"キャプテン"による、キャプテンの限定的職責論ですが、これくらいのバランスが正常だと僕も思うんですが、そうではないのか。
・これがいわゆるザックジャパン的な、「監督と選手の関係の崩壊・混乱」の風景として描かれているのならまだ分かるんですが、見たところ至って"平和"な感じなのが悩みどころ。(笑)
・まあ乾は割りと勝手に喋っちゃうタイプではありますけどね。
・森保監督が"寛容"な性格であっても、結果的に選手の意見をよく取り入れたとしても、それ自体は別にいいわけですけど。
・ただ選手が試合やチームに対して監督と全く同等の、あるいは同"質"の責任を引き受けてしまっているとしたら、それはやはり違うだろうと。
・監督の"寛容"は、あくまで「監督」としての寛容であるべきで、そこにある一線については選手監督双方が意識しているべきだと思います。
・勿論全く新しい組織論として、チーム運営論として、それが意図されているのなら僕もとやかく言いませんし、その帰結を見守るだけですけど、ただそう"なっちゃって"るんなら問題な気がしますね。
・森保ジャパンがよく言われるように、部分部分を選手に"委ねる"「方法」を特徴としていたとしても、"どこ"を"どのように"委ねるのかは、ちゃんと意識されているべき。
・そうじゃないと監督がいる意味が余りにも薄い。
・増して森保ジャパンの根幹は森保監督の"戦略"性だと言われているわけですから、ある部分ではむしろ、"鉄の規律"が必要なんですよね、選手が監督の駒として動く。
・そこらへんはどうなんだろう、森保監督自身、「方針」と「性格」の間で揺れていたりするのかなと、少し心配な部分も。
・まあこの試合は特に、監督が"やられ"ちゃった試合だからなのかもしれませんが。
・...いやあでも、上の記事の前後も見ると、乾を筆頭とする欧州選手たちのサッカー知識・見識が、監督と同等かそれ以上であることが、何やらチームの中で公認の事実であるように読めたりもするんですが。
・そうであるなら監督の最高権限、そもそもの"戦略"の決定自体に今後選手の意見が常時対等の重みで入って来る、そんな光景も見えて来なくはないと思うんですが。むしろ論理的には。(笑)
・そんなんありなの?そんな組織論、そんなチーム運営。
・更に言うならば、そんな"革命"すらも「寛容」で森保監督が呑み込めてしまったりとか。
・それは新し過ぎる。独自過ぎるというか。正にジャパンウェイというか。
天皇制ですかという。(笑)
・それで結果強かったら、全然笑い事ではないですけどね。その時こそハリルホジッチ排斥が、完全に正当化されるというか。
・どうなんでしょう(笑)。どうなるんでしょう。

・気を取り直して(笑)、この"惨敗"後の森保ジャパンがどうすべきかということを一応考えてみると。
・まあ大部分は、「何が出来るか」という方の問題な気がします。
・スカウティングについては引き続き丁寧にやる、ただやったとしても、戦"術"的にストレートにはそれに対応出来ない、そういうケースが今後相手のレベルが上がると増える、そういう可能性も低くないと思います。
・監督が替わらない限りね。どんなに批判されても、無い袖は振れないわけですから。
・まあその"袖"を選手が代わりに"振る"可能性を、上では示唆したわけですけど・・・。とりあえずそれは忘れましょう。
・ともかく術で対応出来ないなら略でやる、つまり割り切った戦いで相手の土俵に極力乗らない、そういう方法が一つある、というかまあそれが一つの常識。
・例えばシティと対する時のプレミア中下位のチームのように。
・実際出来るのはそれくらいだろうと思うので、後はまあ頑張って下さいとしか。個別のケースについてはまたその時考えましょうというか。
・それこそサウジ戦は、それに"成功"したと言えばしたんでしょうし。

・で、それはそれとして、森保ジャパンが森保ジャパンとしてやるべきこと考えるべきことも、まだあるにはあると思います。
・"任せる"のはいい。ただ"任せる"領域の確定・制御については、もう少し詰める必要があるでしょう。
・どこからどこまで任せるのかが分からなくて結果それがなし崩しに広がってしまったのかザックジャパンの"崩壊"だったと、それはまあ今まで何度も示して来た認識ですが。
・それはやめてくれと。
・そしてプレーの細部についても、もう少し詰める必要があるというか"詰める"領域を広げるべきだと思いますね。
・具体的には、"縦に速い"のはいいんだけど、その縦パスの出し方、パサーとレシーバーの関係が、余りにてきとー過ぎると思います。
・毎度毎度即興でえいやーでは、結局"必殺スルーパス"に頼った中盤サッカーと同じことになって、「縦の速さ」が本来持つはずの"リスク回避"のメリットが無くなってしまう。
・結局はだから、「組み立て」の問題になると思いますけどね。
・中盤サッカーではない、ポゼッションサッカーではない、それはまあいい。
・ただそれはそれとして、チームとしてのビルドアップ、縦パスを出す受ける通すメカニズムの構築自体は、必要だしする余地があると思います。
・このサッカーであっても。
局面のプレーがチームとしての良さを裏切っているようで、凄く見ていて勿体なく感じるんですよね。
・あるいはせっかくの個々の選手のスキルの高さを、"活かす"のではなく"頼る"形になっちゃってるのか。
・それなりの発射台を用意してあげれば、たいていの相手を破壊出来る威力の武器を、いくつも持っているわけですから。
・そこらへんで多分、当初から「青山敏弘」の起用に僕は難色を示していたんだと思います。嫌な予感を感じていたというか。

それにしても、青山本気で使う気なんですかね。
歳も歳だというのと、U-21ではああいう形で"キープレイヤー"を想定するようなチーム作りをしていなかった気がするので。ボランチはあくまで、"コンビ"として考えていたというか。
たまたま監督との個人的繋がりもあって、青山が目立っただけなのかな。
ちょっとそこは違和感がありました。良くないタイプの"属人"の臭いというか。
(森保ジャパン初戦コスタリカ戦記事)


・そこは"任せ"ちゃいかんところだと思うぞ森保監督という。致命的な歪みの元になりかねないところというか。
・むしろ青山も柴崎も"使わない"前提で、組み直してみるべきではないのかなと。少なくともフラットに。
・はっきり言って、ボランチのところが一番駄目というか"古い"んですよね、ある種突出して。
・上で書いているようにU-22の時はそれほどそういうことは感じなかったので、注目度が高くてなるべくすぐに結果が欲しいフル代表が始まって、少し焦ってしまったのかなと思わないでもないですが。
・だから初心(&虚心)に返ってアンダー代表で一回頭の整理を・・・とまた言いかけましたが、それぞれの次の試合が両方とも3/22からなんですね。(キリンチャレンジコロンビア戦とAFC U-23選手権タイ2020予選)
・良くない日程だなあ、その場合は当然フル代表の方に行くんでしょうし。
・何の為の「兼任」だよ。
・まあコパアメリカもあるので手は抜けないんでしょうけど。


・最後にこの試合のエキストラな感想。
・ポジショナルって、やっぱりちゃんとやれば効くのね?(笑)
・いや、こういうことを書くとまた緑サポの機嫌を損ねるかもしれませんが(笑)、ロティーナに二年付き合った後だと、逆にどうも有難みが分からなくなっているところがあったので。(笑)
・万能でも究極でもないとしても、とりあえず手がかりとしてやはり十分に頼れるものではあるらしいと、少しほっとしました。
・いざとなればハイプレスショートカウンターやっとけば格好がついたように、いざとなればポジショナルやっとけばとりあえず形にはなるらしいと。
・色々一緒にするなと言われそうでけど。(笑)
・サウジやカタールに出来る程度のことは、日本だって状況が整えば出来ますよね当然。そんな大騒ぎするほどのことでは、本質的にはない。
・その"状況"の一つについて。
・確かに日本は"ハリルホジッチ"を拒絶しましたが、一方でハリルの「縦に速く」「相手に合わせる」という発想自体は、クオリティに不満はあれど今の森保ジャパンにも受け継がれてはいるわけです。"提言"は受け止められたというか。
・どこまでが「計画」なのかどこからが「森保監督」個人の資質なのかは、おくとしても。
・ただスルーされたのはそのハリルホジッチのサッカーの"背後""前提"にあった、ポジション中心のサッカーの捉え方で、ではそれを直接的に日本サッカー(とあえて言いますが)が拒絶したのかというと、そんなことは別に無いと思うんですよね。
・単に隠れていた、よく分からなかったんですよ。
・その後ペップの英名と共に「ポジショナルプレー」という形で主題的に入って来た時に、初めて理解する経路が開かれたということでもありますし。
・またハリルホジッチ自身、"常識"だと結論的に臭わせるだけで、主題的にこちらに分かるように語っていたとは思えない。
・更に言うと世代的にも(ペップより)一回り古い監督ですし、理解や位置づけもより限定的なものだったのではないかと、思ったりもします。
・あるいは"相手に合わせる"というあえて言えばハリルの個人的"好み""目的"に対して、従属的手段的な範囲での理解・位置づけ。
・ここらへんについては正確には詳しい人に聞いてみないと分からないですが、とにかく別に「主題」的に、日本人は"ポジション"を拒否したわけではないと思います。
・当座出来なかったから何言ってるかよく分からなかったから、スルーしただけで。
分かるように言ってくれれば、分かる。(笑)
・だから「今」なら、「これから」なら、また話は別ではないかなと。
・それでどうなる、やるのか出来るのかどうやるのか、やったら何が解決するのか、それはまた別として。
・誰かの明確な"悪意"を想定しなければ、そういうことではないかと。
・"嫌悪"はあったでしょう、感情は。反発は。ハリルホジッチ個人に対して。それを感じるから、しつこく(協会を)恨む向きも未だ絶えないわけですけど。
・ぶっちゃけどちら側の気持ちも僕は分かってしまうんですが。反発もしたし、一方で恨んでもいる。(笑)
・でもまあ、そんな動機でいつまでも物事が動くとは思えない。
・そういう少し、楽観的な話です。


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テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
アジア杯準々決勝ベトナム戦&準決勝イラン戦 雑感
2019年01月29日 (火) | 編集 |
二試合の"色"がだいぶ違うので、あくまで"それぞれ"の試合の感想として読んでもらった方が、いいと思います。


アジア杯2019準々決勝 日本代表 〇1-0● ベトナム代表(Al Maktoum)

GK 権田
DF 酒井宏、吉田麻、冨安、長友
MF 遠藤航、柴崎、堂安、原口(→79'乾)
FW 南野(→89'塩谷)、北川(→72'大迫)



サウジ戦に続いて守勢を凌ぎ切って勝った試合でしたが、サウジ戦に続いて、不満&不安の残る試合に。
・問題は主に守備面。
・引いて守る、場合によっては持たせる、人数で守る、それはまあいいんですけど。
・その安定感が。
・サウジ戦に続いてベトナム戦でも、特にドリブルへの脆さというのがどうも気になります。
・サウジの選手も(最近の)ベトナムの選手も、それぞれそれなりにドリブル能力は持ってはいるわけですが。
・そうは言っても所詮サウジとベトナムなので。
・今からこれでは後が心配。
・最終ラインの個人能力自体は歴代でも屈指なはずなので、問題は守り方の方だと考えられるわけで。
・引き方が雑、つまり引いた状態での構え方が雑、人数任せというのと。
・同じく引き方が雑、今度は"引く"に至るプロセスや中間が無くて、敵に楽をさせ過ぎている、味方が"裸"で受け身になり過ぎているというのと。
・事前に敵の攻撃を遅らせられていない、かけられる圧力もかけられていない。

・"プロセス"が無いというのは要するに、「伸縮」しているわけではなくてケースごとにやっているだけということですよね。"前に行く時"と"後ろに下がる時"が、二つの別のチームになっているというか。
・発想としては真ん中が無い、サッカー的には中盤が無い。
・支配率が高い時もあるにはあるけれど、決して「中盤」や「ポゼッション」を軸に考えられているチームではやはりない。
・焦点は「後ろ」と「前」。正に"イタリア"的というか。
・同じことの言い換えになるかも知れませんが、試合中に僕が考えていたのは、結局「"縦に速い"チームとポゼスのチームでは、引き方自体が違う」んだなということ。
・ポゼスのチームは"中盤"によって接着・接続された一体としての機能性が先にあるから、縮む時(つまり引く時)にも間に皴々(?)がいっぱい出来て、プロセスが生まれる"ディレイ"が出来る。
・逆に縦に速く攻めるチームは引く時も"縦に速い"ので(笑)、間は無い。いきなりが最終ラインが焦点になる。
・至って雑な整理ではありますが、チームの「生理」としてはこういうことだろうと思います(語呂合わせ)。
・こういうことになるというか。
・だから僕が西野ジャパンならともかく森保ジャパンにディレイの標準装備や"プロセス"を求めるのは、多分無理筋というかお門違いというか、無いものねだりなんだろうと。
・ちなみに"イタリア的"でありながら"プロセス"も備えていた(ポジショナルによって)のが、「ポジショナルプレー」の代表として称えられていた頃のコンテチェルシーで、あれはほんと究極。
・ロティーナにもそのままあれを期待したんですけど、ちょっと違いましたね。
・より"ポゼッション"を標榜しつつ、しかし結果としてより"前"と"後ろ"のサッカーに。
・実はコンテに比べても、ロティーナに"ポゼッション"の体質は薄いのではないかと思わないでもないんですが、まあそれは置いておいて。

・話戻して僕の希望は希望で別にいいんですけど、問題はそれ(最終ラインありき)で守れるのかということで。
・アジアでならともかく、個人能力が対等かそれ以上の相手に。(現状守れそうには見えない)
・そして守れなかったとして、その時森保監督はどう対処するのか。
・最初にも言ったように、やり方はそのままでももう少し整理・手当てが必要&可能な部分はあるとは思うわけですが、それが出来るのかそして出来たとしてどれくらいなものになるのか。
・うーん、イメージ的にはちょっと覚束ないんですけどね、僕は。
・ハリルの時も、引いた守備がそんなに強固だった記憶は無いし。
・色々と言われてますが、なんだかんだハリルのチームと似たところは多いですよ。長所も短所も。
・逆にじゃあ、南ア岡田ジャパンの守備にはなぜあんな安心感があったのか、今思うと少し不思議ですけど。
・同じく最終ライン(闘莉王、中澤)頼みではあっても、何かもう少し余裕があった気がする、"間"がというか。
・まあ単純に今のチームより丁寧にプレスをしていた気はしますが、遅らせるプレス含めて。
・そういうのって今のチームだと構造的に難しいのかしら。僕は"やって"みてもらわないとよく分からない人なんだけど。
・やれないのかやる気が余り無いのか。
・まあそれは"その時"(強い相手と当たった時)に分かるのかな?
・とりあえずコパアメリカではありますが、なんかあそこは"沼"過ぎて、果たして判断材料になるのかまた別の話になってしまうのではないかと、そういう感じも。



なんだかんだ、みなさん点が入ると機嫌がいいですね。(笑)

アジア杯2019準決勝 日本代表 〇3-0● イラン代表(Hazza Bin Zayed)

GK 権田
DF 酒井宏(→73'室屋)、吉田麻、冨安、長友
MF 遠藤航(→60'塩谷)、柴崎、堂安(→89'伊東)、原口
FW 南野、大迫



・なーるほどね、という。
・森保さんが意図的に死んだふりをしていた力を溜めていた、イランに"奇襲"をしかけたとまではあんまり思わないんですが。
・ただこの試合のそれまでと打って変わった"本気"モード"特攻"モードを見ると、サウジ戦あたりの"引き"方ははっきり戦略的に引いたんだなというのは、よく分かりますね。
・例えば相手が韓国でもこんな感じの試合になったのではないかと思いますし、要するに相手次第で引き出されるものが違うのは当然なんですけどね。
・あるいは格下相手に凡戦して大敵相手にいい試合をするというのも、ありがちな話ではあるんですが。
・ただそういう"あるある"のレベルを越えた、極端な変わり身ではありました。(笑)
・積極的なというか。
・そこから思うのは、例え"いつも"使うわけではなくとも、この前がかり激トランジションスタイルを、とりあえずは"自分たちのスタイル"(笑わない方)と森保さんは定義しているらしいなということ。
・それをいつ、どのように使うか、それを中心に思考しているというか。ケースバイケースではあっても、フラットではない。
・そのことを更に思うのは、いつもこれですが(笑)アンダーカテゴリーのチームを立ち上げて以来のプロセスを見て来た印象からで。
・後ろに重く、ポゼッション志向でもあるスタイルから、徐々に徐々に、前がかりな縦に速いスタイルに移行して行って、フル代表の"成功"で確信を深めた、そういうプロセスのように見えます。
・「相手強化で守備に比重が傾く」みたいなよくあるプロセスでは全くなく。
・そこらへんを確認する為にも、そろそろアンダーでの指揮がまた見たいとこの前も言ったわけですが。
・改めて整理されて、多分もう少しプランの"全体像"が見える感じになるのではないかと思います。

・イランは弱かったというか、基本の部分で"差"が埋まって来たんだなということを、強く感じた試合でした。
・かつてイランに独特の怖さがあったのは、今でもオーストラリアや定期的にやるブラジル代表との試合で感じるような、体格(オーストラリア)や技術的特性(ブラジル)によるプレーの"レンジ"の差懐の深さ
・突っかけても上手く引っかからない、こちらの頑張りが空転したり向こうのワンアクションで無化されたり、そういう掴めない感じがアラブのチームと比べてもイランにはあったからで。アリ・ダエイを筆頭に。
・スケール感の差というか。
・それがあちらが縮んだのかこちらが伸びたのかよく分かりませんが(笑)、恐らくは体格の向上とヨーロッパ的な"大きな"プレーの出来る選手が増えて来たことで、もうほとんどアラブとやるのと変わらない感じになっていると思います。
・"アジア"に引きずり込んだというか。(笑)
・そしてこちらは("アラブ"とも)共通する、「中東」特有の根気の無さ。今後はもう、特別なマークは必要無いかなと。
・残るはオーストラリアとウズベク?
・体格的には中国は潜在的には怖いですけど、果てして本格化はいつになるのか。

・大活躍の南野ですが、定番となった"シュート外し"とはまた別に、すばしこく走り回るけれど意外と1対1は抜けないというのも、一つ特徴というか限界という感じで、今のところは見えている気がします。
・それが少し、前線の"混戦"を強化しているというか、チャンスの形を不明確にしているというか。
・香川に比べても、そこらへんは物足りない。勿論特徴は違うわけですけど、"質"対"量"というか。
・一方で"余計なことはしない"という判断のソリッドさでは、香川に勝っている部分もある。
・いずれにしてもドリブラーではあっても"突破"屋ではなくて、そこは堂安や翔哉とは違う。
・あくまで"FW"のドリブルと、考えるべきというか。
・というわけで今後も"4-4-2"の表記を、貫きたいですね(笑)。3シャドーと言い切ってしまうとちょっと違う気がする。
・毎試合出て来る塩谷の優秀さというか使い易さよ。
・ああいう"速さ"を軸とした"強さ"(+底々の高さ)という身体特性は、量産可能な日本人選手としてはかなり有望なものだと僕は考えていて、昔から好きというか注目しているんですよね。
・"怪物""規格外"まではいかない、しかし最高水準。「高さ」そのものに注目してしまうと、選考から漏れがちなんですけど。
・それこそ高橋祥平とかもそのタイプだし、少し前だと青山直晃とか、更に前だと鈴木秀人とか。
・たいていは"足の速いCB"というカテゴリーにいる選手かな?その中で塩谷の場合は、キックの技術が特別にあるのがここまで脚光を浴びている+αなんでしょうけど。
・中西永輔やバウル土屋だと、"怪物"の域に入っちゃうか。とにかくそこらへんの人材を上手く代表選手にコンスタントに仕上げられれば、地味に戦闘力が高まる気はしているんですよね。
・CBでもいいし、アンカーでもいいし、FWでもいい。
・なんか"速いCB"って、落ち着きが無い感じがするのかどうもtkqさんあたりにネタにされてそれっきりみたいな傾向があるので(セレッソの山下とか(笑))、もうちょっと真面目に何とかしたいなと僕は考えています。
・勿論(底々以上に)"高い"に越したことは無くて、冨安の場合はむしろ"日本人最高級+α"と見るべきなのかなとか思いますが。

・どうも終わったような気になってますが、まだ決勝があるんですね。
・まあ一応ここまでで、現状の森保ジャパンのデータはあらかた出尽くした感じがするので、決勝の結果では余り評価は変わらない気はしますけど。
賛側からも、否側からも。
・まあ、勝ちそうですけどね。(笑)
・相手も決まってませんが。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
アジア杯ウズベク戦&サウジ戦 メモ
2019年01月22日 (火) | 編集 |
いつ負けてもおかしくない感じですけど、どっこいまだ勝ってますね。(笑)
同じ辛勝続きでもジーコの時(2004年)と違うのは、「もっと出来ることがあるだろう」と、一応はまだみんなに思われているところ。アンチも含めて。

・・・改めて当時の記録を見てみると、ジーコの時はもうW杯(一次)予選始まってるのにアジア杯やってたんですね。
そりゃ遅すぎるだろう。一方で今回のは、早過ぎますけど。
ほんとそこらへんは、何とかして欲しい。本来の位置づけとしては、EUROと同じなはずなわけで。


アジア杯2019予選リーグ 日本代表 〇2-1● ウズベキスタン代表(Khalifa bin Zayed )

GK シュミット・ダニエル
DF 室屋、三浦弦、槙野、佐々木翔
MF 塩谷、青山敏、伊東純、乾 (→81'原口)
FW 北川 (→90+3'冨安)、武藤 (→85'遠藤航)


・前の試合で決勝トーナメント進出を決めたということで、北川以外は全取っ替え。
・その北川にしてもそれまでの二試合ではおよそ不本意なプレーに終始していたわけで、試合に飢えていた選手たちがその通りに出られた、割りと幸せな消化試合ではあったかと思います。(笑)
・特に"大迫仕様"下のチームで窒息気味だった北川と武藤にとっては、意味のある調整試合になりましたね。
・それぞれが少しずつ、それまでよりは持ち味を出せていたと思います。
・戦術的には特に何かをしたという感じではなかったかと思いますが。
・塩谷と青山敏のボランチセットは安定していましたし、伊東・乾の両サイドハーフも前二試合の両翼と比べるとサイドで幅を取るようにプレーしていたようですが、それも単にそれぞれのプレー特性の反映ということでしかないようにとりあえずは見えました。
・いつものように(ハリル時代からそうだったように思いますが)割りとフリーにポジショニングして、前半は活躍後半は混乱&息切れしていた乾はともかくとして。
伊東はどうなんですかね。
・ほんと速いだけで、"サッカー選手"としてのレベルは野人岡野と大して変わらないように僕には見えるんですけど。
・プレー選択はシンプルにけれん味なくそれなりに効果的、でもボールに触ると素人な岡野に対して。
・伊東は攻守にいったい状況が見えているのか見る気があるのか、盛大な無駄をまき散らしつつしかし圧倒的なスピードと運動量でそれを補填し、どこかで何かでいい目のサイコロが出るのを待つ、そんなプレーに見えます。(笑)
・まあ約束事の少ない森保ジャパンだから、特にそういう特徴が強調されてしまうのかも知れませんが。
・とりあえず先発で使える選手ではないようですね。
・セレッソに貸し出して、ロティーナに教育してもらったらどうだろうと、結構真剣に思いました。(笑)
・セットプレーを任されるくらいだから技術自体はあるんでしょうし、もったいない。
・ウズベクは、強かったというかちゃんとしていたというか。
・そしてやっばり、"アジア"人ではない。
・どんな戦術を与えられてもどうも"お仕着せ"っぽくなってしまう特に西アジアの選手たちと比べると。
・DNAがよりサッカー向きに出来ているというか、サッカー的組織に従う様が板に付いているというか。
・勝っても何か、劣等感が。たいがい。
・勿論"ヨーロッパ"を基準として言っているわけですけど。
・何が違うんでしょうね。本当にDNAなのか。

中央アジアで最大の人口を抱えるテュルク系民族で、容貌的にはモンゴロイドを基本としてコーカソイドが濃厚に入り混じっている。(ウズベク(人)Wiki)

・"テュルク"というのは物凄く雑に言えば"トルコ"で、そのトルコがサッカー的にUEFAの中で異彩を放っていないわけでもないわけですが、その差異も東西アジアを尺度としてしまった場合は些細なものになるのか。
・コーカソイドがそんなに偉いのか、クソ。(笑)
・そんなに勝たなくても良かったようですが、勝ってグループ1位で予選通過となりました。



色々と複雑な気分になった試合

アジア杯2019ラウンド16 日本代表 〇1-0● サウジアラビア代表(Zayed Sports City)

GK 権田
DF 酒井宏、吉田麻、冨安、長友
MF 遠藤航、柴崎、堂安(→89'塩谷)、原口
FW 南野(→77'伊東)、武藤(→90+2'北川)


・なーにが4-1-2-3だ、サウジの分際でと、スタメン表を見た時は思っていたわけですが、結構ほんとにちゃんとしてましたね。(笑)
・おおむねポジショナルなポゼッション。
・それでもまだ前半は余裕があって、サウジがボールを持ったからそれが何だと言うんだ、ポステコグルーのオーストラリアに技術的限界があったように、サウジ(ないし西アジアのチーム)には精神的限界がある、どうせ三日坊主だよと、基本的にはそういうトーンで"感想"も考えていました。(笑)
・ただ後半の攻められっぱなしには、さすがに理の支配の優位を認めざるを得なくなるところがあって。
・サウジのボールの持ち方の理と、対する割り切ってボール保持を放棄した日本の対処と、双方のではありますが。
・ちなみに一応言っておくと、何人かの人が「ハリルを切っておいてこのサッカーかよ」的なことをおっしゃってましたが。
・ただ協会の公式的な理由付けとしては、「ハリルでは勝て(そうに)ないから」首を切ったということだったわけで、要は勝てばいいわけですよ、協会の"正当性"の問題としては。
・別にポゼッションサッカーをする為に監督を替えたとは言ってないし、スタイル選択の問題という理由はあるとしても一部でしかない。
・勝つ為の"手段"の一部というか。
・いずれにしても森保監督に言ってもしょうがない。森保監督自身、就任当初からポゼッションに特にこだわるというような言動も行動もしていないはずですし。
・...とは言うものの。
・あそこまで釘づけにされるとさすがに。
「人数で守ってゴール前のコンビネーションで攻める」という僕のイメージを越えた事態だったのは確か。
・セカンドボールの回収も運任せでは、さすがに"プラン通り"とは言えない。
・一方で・・・

・広島サポや森保サンフとの対戦経験が豊かな方面からは、これでいいんだいつものやり口だという落ち着いた感想も少なからず見られてはいました。
・僕自身がはっきり知っているのはあくまで(兼任)代表監督就任以降なので、ここまでは落ち着いていられなかったんですが。(笑)
・いや、この試合自体については割り切ってやっているのは分かりましたが、どこまでがチーム作りの構想内なのかということ。
・例えばアジアでこういう試合をやることまで、想定されていたのか。
・僕はしてなかった。(笑)
・まあでも"間"(あいだ)が無いなというのは、アンダー代表の時も感じてはいたか。
・"下がるところまでは下がる"という押し引きが余り無くて、行くか下がるか二通りの傾向があるとは。
・それはあんまり歓迎出来ないかなあ。"リスク"と"消耗"の両極端になってしまうというか。
・例えば西野さんはもう少しぼかすやり方が出来て、それがアトランタやブラジルでの西野さんのチームの良さの重要な部分だったと思いますが。
・森保さんはそういう意味では"はっきり"している。ぼけない。
・CBとFWに強みがあるチーム(国)なら、それでもいいのかなと思うんですけど。
・この守り方からどうやって計画的に、ゴール前での人数の集中使用に持ち込むのか。
・ちょっと見えなかったかなあ。
・ロングカウンターか放り込みになっちゃいますよねえ、どうしても。

・それを直接的に肯定しないとしても(笑)、武藤がフィットして来たのは好材料ではありますね。
・ウズベキスタン戦の"調整"を経て。
・本来そこまでそういう持ち味の選手ではないにしても、スピードでの裏取り、それこそ"ロングカウンター"要員として、大迫との差別化がようやく出来たという感じ。
・チームスタイル的には、むしろそっちの需要がメインになる可能性すらあって、大迫の方が"変化""加算"要員になるかも。
ドログバ的に使われるというか。(笑)
・まあ大迫に依存するよりは、柔軟性のあるチーム編成にはなると思いますが、その方が。
・ワンダー3的なものとの兼ね合いをどうするかは問題ですが。
・ワンダー2か、ワンダー1になるかも知れない。
・ロングカウンター・・・と、言っていいのかなあ。
・結局佐藤寿人はどう使われてましたっけ。
・"裏取り"なのはそうだとしても、何かもう少し曖昧なやり方をしていて、だから"ポゼッションカウンター"と森保サンフは言われていたはず。
・この日の姿はそのイメージに沿ったものなのか、それ以上(または以下)のものなのか。
・うーん。
・一つの"極"なのは確かで、いつもこうするつもりは無いんでしょうけど。

・最初の話に戻ると、サウジが怖かったかというとそれは全然怖くなかったです。
・どんなにボールを持てても、結局日本のミスか偶然からしか、シュートまでは持ち込めていませんでしたからね。
・オーストラリアがパワーサッカーの時の方が怖かったように、サウジも結局、横着カウンター(笑)の時の方が怖い
・今のところはね。
・ちなみにそういう感想は、ハリルジャパンも持たれていましたよね。
・日本は弱くなった、ボールを回さない日本なんてと。
・"最終予選"後にどういう評価になったかは、結局確認出来なかったわけですけど。
・この試合はむしろやっぱり、そんなサウジにたまにチャンスをやってしまう、引きこもった割りに"堅守"じゃない日本の守りの方が、気になりましたかね。
・プレスや回収との兼ね合いというか"割合"の合理性連続性が、どうもやっぱり足りなかった気がするんだけどなあ。
・結論ありきの引き方になっていたというか。
・それで守れるのは、サウジ相手まででしょう。
・だから総論反対では必ずしもないけど、内実やディテールには少なからぬ疑問があるというのが、僕のこの試合ないし今大会ここまでの森保ジャパンへの評価です。
・"スタイル"もむしろ、ディテールを精査することによって固まって来る気がします。必然的なバランスが。
・次ベトナムですか。
・手頃な相手でしょうからここらで"強者(きょうじゃ)のカウンター"でも見せて欲しいと言いかけましたが、武藤いないのか。
・大迫が復帰するとポゼッション気味に、北川だと・・・どうなるんだ?結局。(笑)
・まあ考える時間が欲しいので、とりあえず勝って更に試合したいですね。(そんな理由)


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
アジア杯オマーン戦雑感
2019年01月15日 (火) | 編集 |
うーん。

アジア杯2019 日本代表 〇1-0● オマーン代表(Zayed Sports City)

色々問題があるのは分かり切ってるわけですが、要するに"何"を問題だと思っているかが問題かな?


GK 権田
DF 酒井宏、吉田麻、冨安、長友
MF 遠藤航、柴崎、堂安(→84'伊東)、原口
FW 南野、北川(→57'武藤)



・オマーン弱かったですね。
・守備力はトルクメニスタンより若干マシな程度、そして攻撃力はトルクメニスタンの3割減くらいの感じ。
・ドリブル等の個人能力は、ひょっとしたらトルクメニスタンより上なのかもしれませんが、組織力、ないしトルクメニスタンが持っていたような攻撃の要領・コツのようなものが特に無いので、日本が変なミスをしない限りやられる気配は無かった。
しない限りね。するわけですが。(笑)
・ともかく何というか、いつもの"アジア"クオリティで、監督がファーベーグと言われてもふーんという感じで、別にハンバーグ師匠(by井戸田)とかが監督でも、結果変わらなかったんじゃないのという。
・なかなかね、ただ"外国人"監督なんて連れて来ても、容易に変わらない様子は見えますよねアジア各国は、ヒディンクくらいの影響力があるか、トルシエくらい懐に入って来るか、ポステコグルーは・・・と思ったら、"オーストラリア人"なんですねあの人、だから言う事聞かせられたのか。
・外国人監督の"目を盗む"なんて簡単ですからね、多分。どうせすぐいなくなるんだろう?という、「大臣にたいする各省の官僚」的な心情というか。(笑)

・それはそれとしてそれにしてもの、我が軍の放埓ぶりでした。
・森保監督の守備が必ずしも"堅く"はない、細かい約束事は無いというのは、初期のアンダーカテゴリーでの仕事を見ているだけで割りと早々に分かることではあるんですが。
・だからと言って特に"崩壊"しそうな様子があったわけではないので、つまりは現状は、要するに攻め過ぎ、攻めに引っ張られた結果のバランスの崩壊、"細かい隙"が"大きな亀裂"になっているという、そういうことでいいんだろうと思います。
・最終的にはだから、(最初そうだったように)3(5)バックで人数揃えることによって解決することになるのかも知れませんが、それだとワンダー3を使い切ることも難しくなりますし、ぎりぎりまでやっぱり4バックで、何とかバランスを模索することになるんだろうと思います。
・ここらへんは何というかねえ、例えば岡田監督も、"守ろう"とすればかなり堅いチームを作れるのに、守ろうと"しない"と途端に穴だらけのチームになってたし、西野監督は言うに及ばずだし、日本人監督の"伝統"というか限界みたいなものは、今のところ感じてはしまいますね。
・こうすればいいという処方箋や教科書は、ちょっとネットを見るだけで(笑)そこら中に転がっているようではあるんですけど、何が"言うは易し行うは難し"という状況を、ここまで温存させているのか。
・根本・・・というか"先行"する条件として日本人「選手」の方の問題があるのはあるとして、どちらが先に"変わる"べきかと言えばそれは多分、「監督」の方なんですよね。
・先に"変わった"監督が来て選手の違和感や不満を押さえながら言う事を聞かせて成果を出して、その成功体験を見てその国の世論や伝統も少しずつ変わって選手も変わって行くと、各国そういう順番で事が動くのが通例に見えますが。
・当然ながら、どんなに"意識の高い"選手がいたとしても、現役選手一人二人の影響でチームが変わるなんてことは、まず無理。
・"壊す"方なら出来るでしょうけど。「監督の言う事を聞かない」という形で。

・話戻して岡田も西野も森保も"駄目"だとして、ならば次の世代には"変わった"監督たちが待機しているのか、そういうことが"いつか"起こるのかと言うと、どうも僕にはまだそういう情景が上手く思い浮かべられません。
・戦術クラスタが大好きな山口の霜田監督とかも、むしろ"危うい"タイプの監督に、現状見えますし。(笑)
・そういう方向にしか、日本人監督の「先進」性は向かわないというか。
・"ポジショナルプレー"が本当に攻防一体、つまり"攻撃的"先進性の欲求を満足させつつ守備も壊さないものならば、それは本当に有難いものなので是非採用を検討すべきなのかも知れませんが。
・ちょっと派手に流行になり過ぎたので、今からというのもなかなか照れ臭い(笑)というか、むしろ"始まって"なければいけないタイミングというか。("協会"レベルで)
ロティーナがいきなりセレッソで優勝でもしてくれると、タイミング的にはぎりぎりセーフでとんとん拍子・・・みたいなこともあるかも知れませんが。(笑)
・ほんとはリカルド・ロドリゲスがねえ、"突き抜けて"くれる予定だったんですけど僕の中では。(笑)
・言っておきますけどリカ・ロドが駄目だったのは「攻められるけど守れない」とかそういうタイプのものではなくて、もっと全体的にチームが行き詰まる、攻められるし守れるのに、勝てない、安定しないという、そういう現象だったわけです。
・一つ一つのやり方自体に問題があるようには見えなかったので、後は勝てれば良かったんですけどね、勝てないんだなあ。(笑)
・いずれにしても、上で監督"たち"と言ったように、ある程度世代的にというか同時多発的にというか、そういう"変わり"方をしないと、「代表監督」にまで上り詰める為の"くじ"引きは突破出来ないだろうと思います。
・またそういうスケールの変化じゃないと、対応する選手の育成・補充も追い付いていないでしょうし。
・奇跡を待っても無駄だし、奇跡では解決しないと思います。
・これまで"奇跡"の夢を担って来たのは専ら外国人監督たちだったわけですが、特にザック以降の3代を見ていると、外国人監督は"外国人"監督というだけで、ある種の伝達・教育能力の限界というものを、やっぱり感じてしまいますし僕は、上でも言ったように。
・欧州的「正論」に近付くにしても、何か媒介は必要で、それは"日本人"(監督)である可能性は高いと思います。
・「南米」というしばらく忘れられている選択肢にも、ひょっとしたらまだ可能性はあるかも知れませんが。
・"Jリーグ"というワンクッションを経ての。
・一回完全に忘れられたのは、「欧州」一直線という方向を日本が向いたからですが。
・ただその"直線"性の問題、直線の不可能性を、どうしても僕は最近は考えてしまうので。
・何かないかしらと、色々と目を向けようとはしているわけです。
・"南欧"という意味でのスペインには、実際悪くない感触を感じてはいる(た)んですけどね、=ポジショナルという意味ではなく。
・西北東ヨーロッパにはない(日本人への)"汲み取り"能力は、確かに感じるんですけど。
・今も進んでいる交流の中で、何かが起きるのか。

・森保ジャパン単体に関しては、多難と言えば多難ですが、簡単と言えば簡単な気もします。
・バランスを整える、要はそれだけでしょう。
・色々言えば言えるんでしょうが、そもそも森保監督が、そんなに細かいチーム作りを考えていたようには、自分に"夢"を見ていたようには、僕には見えない
・こことこことここを抑える、後は状況次第という、それくらいのイメージだったろうと。
・だから"穴"を直接潰しにかかるよりも、穴が開かないよう、少なくとも大きくならないよう、考えるのはそういうことだろうと。
・平常心ならばね。
・ただ動き出したチームの中で、"上手く行き過ぎた"ワンダー3の夢に、どこまで森保監督が引っ張られるのか欲を出すのか、そして広島ともアンダー代表ともひと味ふた味(笑)違うだろう、代表選手たちのかしましい"エゴ"に、どこまで森保監督が受け身にならないでいられるか。
・それ次第では本当に崩壊する、お先真っ暗な可能性はあるかと思いますが、そうでなければいずれ"程々"のところに戻って来る、微妙な"退屈"を基調とする本来の"森保監督の"チームに、スパイスとしてトップ選手たちの個人技を加えたような、そんなチームに落ち着いて行くのではないかと、そう思いますが。
・完璧も理想も、"原理"も目指していないだろうと思うので、元々。
・現象的に言うと、どんなにバランスが悪くても、"崩せる"というのは実に貴重なことなので。
・崩せる選手の質とコンビネーションを持っているのは。
・持っていないチーム・国がどんなに望んでも、そうは得られないものを。
「アタッキングサードでの崩しは世界一!」だそうですしね。(笑)
・だからその"武器"を、どう全体の中で位置付けるのか。
・例えば「全体」自体を良くすることを諦められなかったザックは、"位置付ける"というタイプの配慮は最後まで出来ていなかったと思います。
・「良いサッカー」をしようとし過ぎていた。それが逆に崩壊を招いた。
・森保監督の場合はそういう意味では、もう少し割り切った思考を出来る人/している人ではないかなと。
・広島での仕事を見ていても。
・「要はこうだろ?」というミニマムな思考を持てる人というか。
・人数で守ってゴール前のコンビネーションで攻める、こう言ってしまうと随分安易な気もしますが。(笑)
・その妥協点をなるべく高くしようと、今は苦心している最中なのかなと思います。
・...なんか逆に久しぶりに、アンダーカテゴリーでの指揮を見たくなって来ました。
・しばらく離れている内に、フル代表での成功と失敗を経て、森保監督がどう変わっているのかいないのか、そっちの方が現状がよく見えるのではないかなと。

・個別で「大迫」問題ですが、基本的には「大迫の代わり」は、多分ハナから森保監督は求めていないのではないかと思いますね。
・そういう人選にはなっていないし、行きがかりは別にして北川も、それを求めて選ばれている使われているわけではない。
・勿論武藤も。
・基本的にはやはり"2トップ"であって、それぞれの組み合わせでやるのであって、必ずしも「大迫ありき」でチームを作っているわけではない。
・前後の細かいことは忘れましたが、一応立ち上げの試合小林悠で始まってますし。
・これもワンダー3の件と同じで、上手く行き過ぎることによって依存が高まった、そういう行きかがりだったと思います。
・アンダーの方では、「ポストプレーヤーを置かない」のが一つの特徴になっていたりしたわけですし。
・そんな形が決まっているわけではないぞと。本来は。
・あくまで本来はですけど。
・大迫が離脱する中で、オーバーアタックが問題になる中で、この大会の中でまた違う顔を出して来る可能性はあるかと思いますが、出して来るほど平常心でいられているかは、僕もあんまり自信は無いです。流されて終わりかも知れない。
・とりあえずやっぱり、原口の貴重さが増してますね。色々頼りになるわ。
・「大迫シフト」と「ポストプレイヤー抜き」の中を取って、原口CFとかやってみたらどうなるのかなという。
・やらないと思いますが。(笑)
・それくらいなら、"北川を諦めない"方に行きそう。
・北川は例えば、武藤あたりとの2トップで使ったら少しは持ち味を出せるのか。
・"虫干し"に使うらしい次のウズベキスタン戦では、実現する可能性は結構ありそうですが。
・とにかく色々行き詰まりが見える中で、上手く使って欲しい"消化試合"ですね。
・乾も久しぶりに見られるのかな?


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
アジア杯トルクメニスタン戦雑感
2019年01月10日 (木) | 編集 |
結構危なかったですね。

アジア杯2019 日本代表 〇3-2● トルクメニスタン代表(Al Nahyan)

そこまで"時間の問題"でもなかったし、(先に)もっと点を取られる可能性も十分にあった。


GK 権田
DF 酒井宏、吉田麻、槙野、長友
MF 冨安、柴崎、堂安、原口
FW 南野(→73'北川)、大迫



・トルクメニスタンはいかにも国際経験は足りなそうですし、"強い"とはそれは言えないですけど、さりとて"弱い"と切り捨てるのも、抵抗のあるチームでした。
・逆に国際経験が少ないせいでもあるんですかね、何か独自の"完結"の仕方をした、面白いチーム。
・何ですかね、あのカウンターの独特の効率性は。トレンド的にどうなのかはよく分かりませんが。
・5-4でベタ引き、のはずなのに、カウンターのスピード感はむしろショートカウンター的というか、"長い"距離を走って来るタイムラグ感が無い
・むしろ森保ジャパンの"2シャドー"(3シャドー)アタック的な、短い距離で一気に爆発する感じの攻撃。
・ワームホールでもあるのかという。(笑)
・直接的にはやっぱり、"インターセプトして一気に加速"という攻撃パターンがかなり染み付いているということなんでしょうけどね。
・同様にいかにトップスピードの味方にボールを渡すのかというイメージも、共有されている感じ。
・そして前を向いたらシュート。ゴールが見えたらシュートというか。
・非常に明快・剛直(笑)という感じですが、しかしその"シュート"を無謀に終わらせない、キック力とキック技術を、しっかり持っている。
・いや、ほんと、キックの質は全然馬鹿に出来ない。
・最初のコーナーキックの時とか、びびりましたよね。(笑)
・恐らくは「国内最強チーム+α」(監督も同じ)という構成の堅実さが、こういう練度を生んでいるんでしょうけどね。
・まあプレスにしろブロックにしろ、一通りの常識は身に付けている感じではありましたが、それ以上にそれらを前提としての"カスタマイズ""適応"、まとめて言えば「個性化」みたいな部分が、凄くしっかりしている感じ。
・常勝単独チームならではというか。
「讀賣クラブ単独の方が全日本より強い」みたいな、そういう時代感なんですかね(笑)、分かりませんが。
・"チーム"好きの僕としては、こういうのは嫌いではない。
・変な中東のチームとやっているより、よっぽど楽しかったですね。

・日本代表の問題としては・・・どう攻めるかなという。
・いや、単純に"攻めあぐむ"ということではなくて、"選択"の問題として。
・この日のように5-4でスペースを消された時に、例えば解説が言っていたように徹底してサイドを突き続けるというのも一つのオーソドックスな方法ではあるんですが。
・ただその"無い"はずのスペースを、意外と得意の細かい中央突破で、崩せてもいた。
・それは一つには、トルクメニスタンのブロック守備が見た目ほど堅くなかったというのがあるんだと思いますが。
・そこらへんはあれですかね、元が「国内最強チーム」なだけに、そんなに守り慣れていないというか基本のマインドが攻撃的とか、そういうことがあったんですかね。
・まあ分かりませんが。
・とにかくまあ、ストレートに即興的に行って崩そうと思えば崩せなくはないけれど、効率や安全性や心掛け(笑)としては、やっぱりもっとサイドアタックというかチームアタックを、徹底してやるべきなのかも知れない。
・これらは勿論、どちらかという問題ではなくて両方でいいはいいわけなんですが、ただその場合は「Aかと思えばB、Bかと思えばA」的な、一つ一つをきっちりやりつつ手口の幅でひたひたと相手を圧迫するような感じが、"引かれる"強いチーム側には欲しい。
・この日の日本代表の場合は、どちらでもやれないことはないから何となくその場その場で思い付きや楽そうなこと(笑)をやったという感じで、結果的なクオリティは見事ではありましたが、戦い方としては少し危ういものを感じました。
・相手が強くなったら通用しないんじゃないかという。
・持っているものは既に十分だと思うんですけど、チームとしてもう少し決然としたものというか意識的なものというか、そういうものが欲しかった気がします。
・今回は勝ちに来ている大会で、一回の"教訓"でそのまま敗退してしまう可能性もありますし。
・そういう場合は多分、まず徹底的にサイドを突くという意思統一が、普通はされるんでしょうね。
・例えばザックやハリルなら、そうするでしょう。
・それ"しか"しない可能性含めて。(ザックは初期のイメージ)
・森保さんは多分そこまでの意思統一も、まだやってないっぽい。
・やってないなりのコントロールというか。
・"縦に速く"という意識付け自体は既にかなり血肉化されている感じですが、その軸の周りは結構ラフというかフリーな感じ。
「意識付け」「意思統一」違いというか。

・その"縦に速い"ことの定着の一つの成果というか派生的に今後面白いかなと思ったのが、中島の代理として入った原口の"サイド"でのポスト
・ボールは出て来る、ただその受けどころとして大迫だけでは負担が大き過ぎるので、そこに原口というバリエーションが加わると、結構いい感じかなと。
・今回はあくまで"代役"だったでしょうが、中島に無いものとしての原口の存在価値という意味でも。
"あえて"原口を使う場面が、増えるかもしれない。
・まあ中島も、"キープ"という意味では預けどころにはなるんですけど、ちょっとまたそれは違う話。
・とにかくこの日の原口は、色々と頼もしい感じでした。
・(駄目押しの)3点目を決めた堂安ですが・・・。
・どうもここまで見て来て、上手いは上手いんですけど意外と肝心なところで急ぎ過ぎて細かいミスをする場面が目に付いて、本当に競った試合とか欲しい1点の場面で、計算出来る頼りになる選手かどうかは、まだまだこれからという感じ。
・南野の意外(?)なミスの少なさや、中島の"不動"ぶり(笑)に比べると。
・年齢の問題もあるかも知れませんが、割りと浅野伊東系"スピードスター"の「そそっかしさ」に、近いものを感じなくはなくて。
・まあ大迫もそうですが南野も結構替えが利かない感じで、休ませたのも分かる気がします。
・大迫も休ませたいところではありましたが、確かにまだそこまで安心出来る感じでもなかった。
・それでも休ますかなと思いましたが、武藤の試運転とかも兼ねて。
・これまでも「親善試合で主力引っ張り過ぎ使い過ぎ」という指摘は森保監督にはあったと思いますが、多分基本的には引っ張る監督なんだろうなと思います。
・試合ごとの入れ替えとかは、積極的にやるとしても。
・それとはまた少し違う話かもしれませんが、柴崎も結構しつこく使うというか期待するというか、重用している感じがしますね。
・まあ今回は期待の守田が離脱して、ベテラン青山のコンディションも不安とか、そういう事情もあるんでしょうが。
・そういう割りと一択的な起用傾向が、逆に"ベストメンバー"の嵌め方の上手さに繋がっていたりするのかなと思いますが。
・つまりあの"3人"の魔法。
・魔法は見ようとするから見えるんですね。心の綺麗な人にだけ見えるというか(笑)。(妖精?)

・まあ、始まりましたね。トルクメニスタンにとっては"W杯の代わりの大きな大会"が。(なんかあの話切なかった(笑))
・現地が暑いのかどうか、画面ではあんまり伝わって来なかったんですけど、どうなんですかね。


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
森保ジャパン(A) '18.11月2戦 [記録用]
2018年11月23日 (金) | 編集 |
後で確認する用。


キリンチャレンジカップ2018 日本代表 △1-1△ ベネズエラ代表(大分スポーツ公園総合)

GK シュミット・ダニエル
DF 酒井宏樹
DF 吉田麻也
DF 冨安健洋
DF 佐々木翔
MF 遠藤航
MF 柴崎岳
MF 堂安律 (→77'杉本健勇)
MF 中島翔哉 (→68'原口元気)
MF 南野拓実 (→77'伊東純也)
FW 大迫勇也 (→68'北川航也)


キリンチャレンジカップ2018 日本代表 〇4-0● キルギス代表(豊田スタジアム)

GK 権田修一
DF 室屋成
DF 三浦弦太
DF 槙野智章 (→61'吉田麻也)
DF 山中亮輔
MF 三竿健斗 (→59'柴崎岳)
MF 守田英正
MF 伊東純也 (→59'堂安律)
MF 原口元気 (→72'南野拓実)
FW 北川航也 (→72'中島翔哉)
FW 杉本健勇 (→59'大迫勇也)


・フォーメーションはあえて言えば、やっぱり2トップなんだろうなと。
・特にプレスをかける時は、分かり易く2枚で行ってますよね。

・全体的に、やり方の"簡単"さのいいところと悪いところが、はっきり出たシリーズではあったかなと。
・"簡単"だからメンバー変わっても問題なく(生き生きと)出来る時間帯があるし、一方で"簡単"だから混乱し始めると歯止めが利かなくなる時間帯もある。
・一軍と二軍の違いは現状明らかではありますが、ただ「一軍」の中に「二軍」が出て来たそれまでの試合に比べると、最初から二軍で始まったキルギス戦は、それなりに見込みがあるように感じました。
・少なくともハリルの東アジア選手権のような、どこまで行っても救いがないような感じではなかったと思います。
・どちらかというと一軍の"出来過ぎ"という色合いが強い、そういう2018年とまとめておけば、そんなに誰も不幸にはならないのではないかと。(笑)
・上手く行ったのはめでたい、行ってない場合も別に絶望ではないと。

・伊東のシュートの時のテンパり具合は、いっときの浅野を思い出す。
日本型スピードスターの特徴なのか。(笑)
・岡野雅行以来の伝統?(笑)
・体のスピードに、頭がついて行かないというか。(笑)
守田呆れるほど上手い。
・全然知らなくてごめんなさいという感じ。(笑)
・"守田達弥"しか知らなかった。(笑)
・対して三竿のプレーの堅さは、それゆえに永遠のバックアッパーかも知れない感は漂いますね。
・十分上手いんですけど。
・とりあえずアンカー(ワンボランチ)をこなせるようには、育成しといてもらいたいですが。数少ない候補ではあるので。
・ダニエルのキック力
・"キック"って上手いとか下手という以前に、まずは"力"ですよね。
楽に「届く」からこそ、コントロールも楽に出来得るわけで。
・そこが日本人選手の、一般に辛いところでもありますが。

また来年。(笑)


テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
森保監督とは何者なのか。/森保ジャパン(A)ウルグアイ戦
2018年10月18日 (木) | 編集 |
とりあえず順調過ぎて怖い。(笑)

キリンチャレンジカップ2018 日本代表 〇4-3● ウルグアイ代表(埼スタ)


・細かいことは色々あるでしょうし"問題点"も現時点でいくつかあるわけでしょうが。
・それよりも何よりも、チームを"手の内に入れている"感が既に半端ないというか"珍しい"と言うべきレベルというか。
・代表カテゴリーで言えば個人的にはそうですね、ほとんどトルシエ以来ですね、サンドニで挫折する前までの。(ないしは年代別チームでの)
・スムーズ、選手の能力と融和的という意味では同じく初期、アジアカップ優勝時のザッケローニとかもそうでしたが。
・あれは正に"融和"というか"寄せて"いるというか、慎重に妥協点を探った結果の産物であって、比べると森保監督の場合は「本意」感が全然違う。
・かと言ってオシムやハリルホジッチのように、権威でやり慣れないプレーに"従わせている"わけでもないし、勿論逆に、アギーレのように遠慮し過ぎでもジーコのように期待し過ぎでもない。
・やりたいことをやって、それが選手個々の自己表現とほとんどずれなく重なってる感じ。
・プレーのクオリティなんてものにはどこまで行っても不満は尽きないものでしょうけど、監督選手関係含めた"チーム"としてのフォームは既にして出来上がってしまっている感じ。
・あと4年も要らないよというか。
・とにかくノーストレスですね、初戦でもこの言葉を使いましたが。
・西野監督との比較は少し難しい(似てるところも一見多い)ですが、あえて言えばあの方の場合は"やりたいこと"が別に無いので(笑)。そういう意味で、最初から比較の対象では余り無い、同じく選手といい関係を形成していても。
・森保監督はあると思います。先行するヴィジョン的なものが。後で言いますが。
・ただそれが選手のパフォーマンスと、ほとんど同時的に実現しているという魔法。
・従っているという意識無く従っているというか。(まあそう見えるだけでしょうけど(笑)。"監督"は監督ですから。)

・でもほんとに予想外で、困ってしまいますね。
・いや、困りは別にしないんですけど。(笑)
・既に何度も言っているように、去年12月のU-20立ち上げ以来のアンダー代表での森保監督の仕事には。
・いい人だし一応結果も出ているから厳しいことは言いづらいけど、正直見るべきものも褒めるところもほとんど無い、ぶっちゃけどこに興味を持っていいのか分からないという、そういう感想を僕は抱いていました。
・しょうがないのでブログを書く時(笑)は、前半は井上潮音、後半は渡辺皓太という自軍選出選手一人のプレーに専ら焦点を当てて、スペースを埋めていた。(笑)
・ところがその後立ち上がったフル代表では、アンダー代表の体たらくはなんだったのかと皮肉でも煽りでもなく(笑)言いたくなる、ほとんど別物の精彩を放つパフォーマンスがいきなり披露されて。
・それに対して僕もフォーメーションの問題やら攻撃の仕方の特徴やら、ようやく"チーム"についての、より正確にはチームの個別の具体的側面・要素についての言及を、えっちらおっちら始めたわけです。
・そして3試合目、"強豪"ウルグアイを大いに慌てさせたこの試合に至っては・・・
・そこらへんのレベルを更に飛び越えて、「森保一」監督とは何者なのか、いったいどういう監督なのか、何か凄く舐めていたかも知れない一回本腰を入れて改めてこの人のことをこの人の可能性を考えてみないといけないかもしれないと、"見るべきものが無い"というスタート地点から遥か遥か彼方に(笑)、いきなり関心が成り上がって来てしまって、まあどうしましょうという感じになっています。
・基本的に"第一印象至上主義"で世を渡っている僕としては、何とも不覚というかやっぱり困るというか。(笑)
・...いや、待てよ?本当の"第一"印象はサンフでの仕事だった、あれについては確かに内容は余りよく分からないけれどとにかく何か端倪(たんげい)すべからざるという印象を感じてはいたから、そういう意味では"至上"は揺らいでいないのかもしれないと自分を落ち着かせつつ。
・あくまでそれとの比較での、アンダー代表の"肩透かし"だったわけだから、うん。(まだ落ち着かせてる)
・とにかくひょっとしたら本当に凄い、少なくとも異例の監督かも知れないと、思い始めている今日この頃です。

・"評価"はともかくとして、そもそも森保監督が何をしようとしているかですが。
・答えは、"全部"
・何だそりゃという感じでしょうが(笑)、言葉として出ているものとしては、例えばこういうことです。

“代表監督の言葉”が一人歩きする怖さと難しさ…森保監督からメディアへの「お願い」とは(サッカーキング)

「西野朗さんの代表はポゼッションというか、ボールを握って自分たちから攻める姿勢を出すサッカーだと言われていました。でもダイレクトにゴールに向かえるときには、ゴールに向かって素早く攻める。これはサッカーとして絶対にあるところです。そしてボールを保持して主導権を持って戦いたいけれど、ボールを保持する前にはボールを奪い合うところがある」

「守備も前からプレッシャーに行けることもあれば、相手にボールを保持される時間帯もある。奪いに行っても奪えないときは、守備を固めて戦わないといけないときもあります」

「サッカーは攻撃もあれば、守備もあり、速攻もあれば遅攻もあるんだと発信していただきたい」


代表の森保は広島の森保に非ず。「世界」を追いつつ「日本」を見る(フットボリスタ)

浅野「あと一つ言い忘れたのですが、今回の日本代表は『インテンシティ』とか『デュエル』とかわかりやすいキーワードがないじゃないですか。そこも面白いなと。あえて言葉にすれば、『全方位』とか『バランス』がそうなんでしょうけどね」


・全部必要だから全部やる、または全部出来た方がいいから全部やる。
・当たり前と言えば当たり前の話ですし、言うは易く行うは難しという類の話でもあるかも知れません。言葉の上では。
・あるいは「相手や状況に合わせたプレー」というテーマは、ハリルホジッチ時代に散々論じられたものでもあります。
・ただ何でしょうね、「発信していただきたい」という言葉の強さには、そういう常識的正論や直接的な実利以上の何かが、表明されている気がするんですが。
・"バル"の川端浅野対談も、森保さんの一種独特の人物像というか立ち位置を、言語的にはさほど明瞭ではないですが語ろうとしているというか。

・それを探る為に僕が注目したいのは。
・例えば南野、中島、堂安、伊東らが起用された森保ジャパンの1.5~2列目というか3シャドーというか、彼らを駆使して実現された、縦に速く、個人技とインテンシティ(の比重)が高く、ビルドアップやゲームメイクに余り趣向と時間を使わない攻撃スタイル。
・それをもって遅れて来たハリルジャパンだ更には西野ジャパン/JFAスタイルの否定だという言い方をする人も見かけるわけですが。
・確かに現象としては、あるいは現象の一つの側面としては、そういうことは言えると思います。
・ただその一方で僕はそうした彼らの姿に躍動に、何とも懐かしいというか慣れ親しんだというか、あえて言えば"日本的"なものを凄く感じるわけですね。
"JFA的"と言ってもいい。(笑)
・それは恐らく攻撃のリズム感というかタイミング感というか、プロセスや経由ルートが違っても、共通して表れている何かそういうものだろうと思いますが。
・タンタンタターンと、ここでこういう感じでスピードアップするよね、うん分かる分かるこれ知ってる。(笑)
・何と"共通"するかと言えば、もうほんとに散々コスったネタでいい加減嫌なんですが(笑)、起源としては1999-2001年の西村U-20や2002年の小野トゥーロンU-21の、恐らくは初めて時の代表監督に丸投げではなく"日本"として作ろうとしたJFA"スタイル"。
・具体的には1トップ2シャドーの形を軸に縦に入れたボールに2シャドー+周りの数人が関与して、日本人選手の細かいスキルとアジリティを活かして高速ワンツーや切れ込みで一気に集団的にゴールに迫るスタイル。(参考。これも毎度お馴染み。(笑))
・その際に脈づいているリズム感が、グループベース(西村小野)個人ベース(森保)という違いはあっても、結局凄く似てるんですよね。
・それは単にここ15,6年、日本人の身体特性生理特性が大きくは変わっていないということを意味しているのかも知れませんが、とにかく結果的に、「日本人の得意な」、昔から最初から得意としていた攻撃の仕方を、大きく言えば森保ジャパンもやっているということ。
・それで成功しているというか。
・ちなみに西村小野ジャパンの直接的な成果自体は、それを引き継いだ山本昌邦によって壊されてしまい、"1トップ2シャドー"の基本形も特にその後の日本の年代別代表サッカーに引き継がれはしませんでしたが。
・ある種の"ツボ"として定期的に、特に攻撃が上手く行っている時には顔を出すリズム感として生き続けているように僕には見えますし、また第二次岡田ジャパン(の前期)や西野ジャパンにおいても、賛否ありつつ顔を出しているものだと思います。
・森保ジャパンの場合は特に、1トップ+複数シャドーが中央狭目に寄って行くスタイル、それが所謂左右"ハーフスペース"へのポジショニングという効果もあるんだという指摘にはなるほどと思いましたが、とくにかく形的にも、オリジナルJFAスタイルに似通っているところがあるのも大きいのかも知れません。
・例えば高速パス交換のリズム時代はトルシエジャパンも持っていましたが、トルシエの場合は中央を経由しつつサイドへサイドへ展開して行く攻撃の仕方が、何より特徴だったので。
・俊輔や三都主をサイドから解放する為に少しだけ1トップ2シャドーもやりましたけど、何かぎこちないというかかえってスピードダウンしていた印象。絡みが遅いので、"1トップ"のゴール前の薄さの方が目立ってしまっていたというか。

・それはともかく森保ジャパンが実現している攻撃の面白さは、つまり"縦に速い"以下略のハリルホジッチ式というか「外来」志向、所謂"世界の潮流"に合わせる系のフォームと、「日本」的JFA的身体性、やり易さ自然性が、同時に実現していること。
・両方満たせればそれに越したことは無い、みんな幸せと、言うは易く行うは難し、しかしそれが妙にあっさり実現している。
・森保監督の"絵に描いた餅"は、何と食える!しかも結構美味しい!(笑)
・真面目な話、逆に言うとこれが、これが満たされなかったことが、ハリルホジッチの攻撃がなかなか成功しなかった身に付かなかった、いつまでたっても「翻訳」調であり続けた、大きな理由でもあると思います。
・所詮生理に裏打ちされない直観に落とせない論理なんて、現実では無力(非力)なわけで。
・言葉にすると同じようなこと(縦に速く云々)をやっているのに、片やハリルホジッチのそれは違和感満点で、逆に森保監督のそれは親しみ深い、"ドメスティック"ですらあるという、面白さ。
・観念は観念、行為は行為、言葉は言葉、意味内容は意味内容ということですか。それらは必ずしもいつも同じようには、"ペア"にはならない。
・観念だけで押し通しても、感性の橋渡しが不在の現実の中身は、いつまでたっても充実はしない。
・...待てよ、ひょっとして山本昌邦の"ダイレクト""15秒攻撃"(参考)というある意味の「正論」が機能しなかった、オリジナルJFAサッカーに対して破壊的に作用したのも、構図としては同じなのではないか、ハリルホジッチは山本昌邦の再来なのではないかないし山本昌邦はハリルホジッチの先触れなのではないか。
・どうでしょうこの新説。気に入ったら是非広めて下さい。(笑)
・まああえて言う必要は無いですが、意外と本気と言えば本気です。
・"違和感"二大巨頭。

・話戻してではなぜ森保監督はそんなことが出来るか、そんないいとこどりの総合(ジンテーゼ)が可能なのかですが。
2003年まで現役選手だった森保さんが、1999-2002年の年代別代表チームを、見ていたかもしれませんが直接的に関わっているわけはないですし、またコーチとして西野ジャパンの"日本的"アタックのある程度の成功を目撃していた森保さんがその活用を考えているのは確かなようですが(上記"バル"対談)、でもそんな付け焼き刃というか試行錯誤的なものには、どうも実際の森保ジャパンのそれは僕には見えません。何か"一気に"実現している感じ。
・付言すると2002年トゥーロンを率いた小野剛氏は、その後すぐに広島の監督に就任していますが、残念ながら(笑)森保さんは入れ替わりに仙台に移籍してしまっています。広島という縁で何らか接点はあるかもしれませんが、直接的な指導は受けていないはず。
・西野ジャパン以前にも指導者として、ハリルホジッチジャパンの足りないところや改善法について、当然考えてはいたと思いますが、ただ"練りに練った新戦術"を披露しているという感じは、これもやっぱりしない。
・やはりどちらかというと、"その場"というか一発というか。
・結局まあだから最初に言ったように、「全部」という森保監督の姿勢が、それを可能にしているんだろうというのが、とりあえずの僕の答えです。
・その場にある「全部」を、それが何であろうと極力全て受け入れる包み込む、その先取り的覚悟。
・戦術的蓄積から選手の特性から状況的必然性から、"手持ちの材料全て"、とも言えるし逆に"あるものでやる"とも言えるし。
・とにかく何も否定せず全て活かして、全ての必要性を満たす。
・否定否定で入ったハリルホジッチとは対照的に。(「あの人駄目出ししかしない」by乾inダウンタウンなう(笑))
・現実問題として本当に全てを受け入れられるか全てを満たせるかは、また別でしょうが、とにかく前提的姿勢としてそういうものが強くある。
・だから「世界」と「日本」の見かけ上の(ないしある観点のみからの)対立に惑わされずに、今様ダイレクトサッカーと日本人選手の特質(のある部分)を、あっさり結びつけることが出来た。
・"違い"ではなく"共通性"の方に注目したというか。

・言い方としては"バル"の両氏は「バランス」を好んで使っているようですが、僕はどうもそれだとザッケローニがとろうとして失敗したあれ(笑)や、サンドニ後のトルシエが"とる"ことには成功したけれどなんか凄くつまらないものになってしまったあれとかを思い出すので、あんまり使いたくないですね。単に"中を取る"のとは別でしょというか。
・また今の二つの例でもあるように、"中を取った"ある特定のスタイルというニュアンスも、付きまとう気がします。
・「全方位」なら、まあいいかな?でもなんか右顧左眄している情けない感じも(笑)。それが"使い分け"になるともっと駄目というか、あらかじめ「分断」された"メニュー"の存在を感じさせるので、もっと嫌。それではハリルホジッチのジレンマに戻るだけというか。
・メニューはあってもいいけど、それは一回「全部」受け入れた後で自分で作るべきというか。
・その一つの成果が、例えば今森保ジャパンがやっている攻撃なわけですが。和洋瞬間接着の。(笑)
・だからもう、とにかく「全部」・・・と、森保さん自身が言ったわけではないですが、「発信していただきたい」という言い方の強さには、単に使い分けますよという以上の何か決意が覚悟が、やはり感じられる気がします。
・分断分裂をあらかじめ断固拒否する。

・関連して俄かに強く思ったのは。
・監督森保一が最初に広島でミシャ式改で名を上げた成功したのは、本当に単なる偶然なんだろうなということ。
・言い換えるとミシャ式(改)があったから森保監督の成功があったのではなくて、広島でペトロビッチのチームを引き継ぐという状況に"たまたま"置かれた森保監督が、そこにある「全部」から最も効率の良いものとして選び出した作り出したのが、あのサッカーだったのだろうと。
・全ては環境のなせる業でしかなくて、森保さん自体には何の偏りもこだわりも最初から無い、本当に何でもいい、全てOKの人なのではないか、建前でもかっこつけでもなく。
・そういう意味で、稀有な/珍しい人なのかも。
・勿論"縁"(えん)は"縁"なので、関わったチーム関わった監督からは、とりあえず「特定」の影響は受けてはいるでしょうけどね。ただ基本が圧倒的なニュートラル。底無しのというか。(笑)
・とにかくその森保監督が今、日本(代表)という"環境"に従って行っている作り出しているのが、今目の前にあるサッカー。
・それを党派性で推し測るのは、まるで無意味というか、森保監督に笑われそうというか。

・そもそもよく考えると、前任監督のスタイルを引き継ぐなんてこと自体が、限りなく不可能に近いことなのは、ある程度以上サッカーを見ている人ならば分かることだと思います。
・それが元"コーチ"だろうと"弟子"だろうと、時に"息子"だろうと。(笑)
・その時点で凄いと言えば凄い。普通じゃないというか。
・普通じゃない寛容性と、それによって生まれるそこにあるメカニズムに対する曇りの無い目と。
・勿論単に受動的受容的なだけではなくて、例えば現A代表で言えば、南野のようなハリルは積極的に使わなかった選手を重点的に使うことで、"メカニズム"の促進に成功しているわけです。
・ある意味ハリルより徹底して集中した選手起用というか。
・とにかく何というか、ちょっとしたコロンブスの卵が割れる風景を見せられているような気分になる、現時点の森保サッカー。
・単純で効果的な解決。
・メカニズムの"実体"が見えているから、そして日本人選手の能力を肯定しているから、こういうことが出来るんだろうなという。
・"常識"という傲慢や思想の直輸入という横着にとどまっていたハリルには思いつけない解決、ではありますが、僕自身"ハリル"を見ながら今のようなチームをイメージ出来たかというと出来なかったですから、あんまり偉そうなことは言えない。
・僕も僕なりに、ハリルに"洗脳"されていたんですかね。(笑)
・まあどこまで行くのか行けるのか、「全部」とは言っても単純に"満遍なく"ということではないので、具体的必要性が無ければハリルには無かったけれど森保さんのレパートリーにはあるだろう例えば"ポゼッション"なども、どのような姿で現れて来るのか、その時になってみないと分からない気がしますが。
・勝てるなら別に、今のスタイル一本でも一向に構わないとは思いますが。幸い現時点で既に十分に、僕の"愛国心"も満足しているわけですし。(笑)


・・・いやあ、どうなんですかねえ、"凄い"監督なのか"変わり者"なのか(笑)。今回の煽りを後で後悔することになるのか。
ただ"学ぶ"必要は沢山あるけれど一方で直接の"真似"の色々と難しい日本という国の監督としては、相当得難い人材を半ば偶然/幸運で手に入れてしまったのかもしれないという、そういう予感は無くは無いですね。別に協会が"勝った"訳ではないと思いますけど、でも我々は勝つかも知れない。
まあ偶然は大事ですよ。オフトもトルシエも、実際偶然です(笑)。事が起こる時というのはそんなもの。
見届けたいです。まあ僕ほど風呂敷を広げないまでも、おおかたみんな"見届けたい"気にはなって来たようで、良かったですね、本当に。


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縦に、早く?/森保ジャパン(A)パナマ戦
2018年10月13日 (土) | 編集 |
更に言えば、"中へ"

キリンチャレンジカップ2018 日本代表 〇3-0● パナマ代表(デンカビッグスワン)

そんなに面白くはないけれど、意外と面白い。


連続3-0
・まだ2試合ですけど。(笑)
・でもまあその結果もうなずける、しっかりした試合はしていると思います。
・少なくとも"落ちて来た"ものは、きっちり拾えるような。

・南野のパートナーが前の試合の小林悠から大迫に代わったことで。
・ぱっと見の"4-2-3-1"感が強まったこの日のスタメンでしたが。
・途中からの川又&北川のダブル長身FW投入の屈託の無さ(戦術変更感の無さ)を見ると。
・多少のニュアンスの違いはあっても基本的な認識としては、"4-4-2"という理解で統一・一貫されているんじゃないかなという、そういう感じがします。

・更に前回の最後にちらっと言った、「4-4-2ではあるけれど2列目の動き方が"2シャドー"っぽい」という特徴は。
・この日はより明確になって継続されているという、そういう気がしました。
・実況席では「中に絞ってSBの上がりを引き出す為だ」という理由付けがされていましたが。
・それはまた後の問題で、まず何よりも関心が持たれているのは、"中央"での意図的に密集を作るような攻撃の仕方そのものの方だと思います。
・勿論SBの方も重要はとても重要で、2列目がシャドーというかFW的な働きをする関係上、SBの方は単に攻め上がって使われるだけではなく、"使う"方の動き、あるいは中の密集を"包む"ような逆にMF的な能力があった方がいいのかなと。
・最終的な"調整""収拾"役というか。
・そういう意味では室屋あたりの動きは、悪くは無かったですけど、ちょっと僕には単調に思えて。
・それこそ内田篤人みたいな選手がいてくれたらベストなのではないかなと、少なくともどちらかのサイドには。

・とにかくそういう攻撃陣の構成と、そして今や隠れも無い青山敏弘の"特別"扱い(別に批判しているわけではない)によって生まれている攻撃の特徴としては。
・割りと常に一本のパスで裏を狙っているような、「縦に」「早い」攻撃。
・急ぐ気持ちは伝わっては来るけどスムーズさに欠けて結局大して早くならなかったハリルホジッチ時代にも実現されていなかった、妙に効率的な「縦に」「早い」攻撃。
・プラス"中央"寄りなので、尚更"ダイレクト"なわけですけど。
・サイドはあくまでそのフォロー。
・原口が左サイドに戻されたのは、だからかなり意図的なものですよね。
・縦に引っ張ってクロスではなく、中に切れ込んで一気にシュートまで行けと。
・実際そういプレーも多かったですけど。
・クラブも含めて久しぶりに"攻撃"の選手としての原口がこの試合にはいて、本人もさぞかし楽しかったのではないか(笑)と思いますが。

・ただ効率的ではあっても結構見え見えというか一本調子なところはあるので。
・パナマも中央固めて青山にマークを付けてと、割りとすぐに対処して来ましたが。
・それもあって、サイドバックには"細工"の能力が必要になるのではないかと、上で言ったわけですけど。
・ただ思い返してみると森保サンフも、佐藤寿人らを使った見え見えと言えば見え見えな縦に早い攻撃を。
・なんやかやと結局は成功させてタイトルを獲得していたので。
・そこらへんは森保監督は割り切っているというか勝算があるというか、少なくともいくつかの"対処"返しのパターンは持っているのではないかと、推測は出来ますが。
・何でいつも同じパターンでやられるかなあと、当時僕は専らJ1チームのだらしなさの方に、腹を立てていたものでしたが。(笑)
・あるいはこの試合の伊東と川又による2点目と3点目を見ると。
・"対処"されてそれほど綺麗には決まらなくてなっても、それでも決定機には"縦"の志向がきっちり埋め込まれているチームならではの殺到力集中力が感じられたので。
・単に"パターン"という以上の有効性というか教育力を、森保監督の指導は持っているのかなと、割りと感心しながら見ていました。
・なんだかんだ、勝てるチームを作れる監督なんでしょうかねやっぱり。
・そんな凄いことをやっているようには見えないんですけど、機能性が凄く確実というか。
・ていうか多分、"一遍"には出さない監督なのではないかなと。
・あれが駄目ならこれ、これが駄目ならあれと、その都度その都度、新技(笑)を出して来るタイプ。
・"体系"を提示するというよりも。
・でもある程度は包括的な"見込み"も自分なりに持っていて、慌てるということは余り無い。
・力むということが無くてあらゆることが常に"程々"で、それが森保監督なりの"強靭"さというか。
・選手の招集と起用も、ほんと偏りが無いというか抜けが無いですよね、下の世代も含めて。
・毎回"方針"は微妙に違うんですけど、どの場合もそれがちゃんと"森保ジャパン"に見えるという。
・最後までベストメンバーを決めないまま、しかしちゃっかりその都度"ベストメンバー"を構成出来るのではないかという、そういう感じ。
・後はだから、(青山がいても)"青山"抜きで「森保ジャパン」が構成出来れば、もう隙は無いか。

・なんか褒め称えているようですけどそこまで手応えがあるわけでも実際には無く。(笑)
・自分の書いたことを読んで"そうなのかあ""そうなるのかあ"と自分で騙されたような気分になっているという。
・こんな感じでどこまで行けるんですかね、アジア楽々勝ち抜けだけでも、割りと凄い気はしますが最近の前任者たちの苦労を見ると。
・とりあえずアジアカップか。ただこの大会は、ザッケローニも割りと"ふんわり"した感じで楽々勝った大会なので、やはり本番はW杯予選の方か。
・まあまだ随分先ですけどね。

・あと何だっけ、そう"4-4-2""3-4-2-1"問題。
・今日の試合の印象を踏まえて新たに言うなら。
・要はそんなに"組み立て"に神経質になる、趣向を凝らす必要は無いサッカーに見えるので。
・前回言った「後ろの守備」面に加えて「組み立て要員」としても、アンダーチームの"3"バックは無用の長物と言えそうで。
・つまりCBは二人で十分、そこで余計な一枚を使わされていたアンダーチームはその分の苦労を他のポジションでしていた、それがフル代表とのスムーズさの差を生んでいる、そんな理由付け・比較は可能なように思いますが。
・勿論まだ情報不足ではありますが。少なくともフル代表による3-4-2-1を見るまでは。(その前にアンダー代表の4-4-2か)
・今日のところはそういう感じです。

・しかしまあ、急遽呼ばれた選手(川又&北川)も、随分あっさりと馴染んでプレーしている感じでしたね。
・そもそも"歴"にまだ差のない新チームとはいえ。
・やっぱり大したものなんじゃないのかなと、そういう感じはします。
・新規選手がプレーに迷わない細部の確実さと、同時に馴染みやすいシンプルさが、両立している感じ。
・パナマもいいチームでしたけどね。コンビネーションの質も、さすがW杯に出たメンバーという感じで、基本的には日本より上だったと思います。
・ただそれを越える"チーム"力を、既に森保ジャパンは持っていたような。
・言いつつやっぱりほんとかよという気はしているんですが。(笑)
・こんな楽でいいの?というか。(笑)


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なんだなんだ?(笑)/森保ジャパン(A)コスタリカ戦
2018年09月12日 (水) | 編集 |
若干お馴染みとなっていた"退屈"を覚悟して迎えた初戦でしたが。

キリンチャレンジカップ2018 日本代表 〇3-0● コスタリカ代表(吹田)

色々と意外な試合に。(笑)


・大きなくくりとしての"森保ジャパン"で言うと。
・U-20の最初の大会では3-4-2-1と併用していた4-4-2を。
次の大会ではいきなり封印して3-4-2-1に一本化してしまって、そのことに見ていて余り必然性を感じなかった、むしろ4-4-2の時の方が良くすら見えたので。
・当時は疑問を呈していたものでした。
・要は"森保サンフ"の型に当てはめて行っているだけではないかと、柔軟性とリアリズムに定評があったはずが意外と"自分たちのサッカー"なのか、評判倒れなのか代表監督の座に舞い上がっているのかと、資質に疑問を感じるポイントにもなってしまっていました。
・その後久しぶりに自ら指揮したU-21のアジア大会でも、3-4-2-1を貫いていたのはご存知の通り、そしてそれが特に成功しているとまでは見えなくても、一応"年上相手に準優勝"までは行ったというのも、残った事実。
・だから今回のフル代表としてのデビュー戦で、いきなり4-4-2が戻って来たのは、かなり意外でした。
相当意外でした。(笑)
・それが上々の機能の仕方をしたことについては・・・どうかな?
・"4-4-2の方が良かった"とかつて思ったのは確かですが、いかんせん去年の話ですしカテゴリーも違いますし、直接の比較はちょっと難しい。
・U-20の時は要するに、タイや北朝鮮のU-23という(当時)余り歯ごたえの無い相手に、CBを3人も置いていても手持無沙汰なだけじゃんという、割りと端的な理由が大きかったですし。
・機能的に、"ミシャ式"がどうというよりも単純な3バックでしかなかったのもあって。
・だからシステム論としての3-4-2-1と4-4-2の本気の比較は、多分同じフル代表での3-4-2-1を見てからでないとするべきではないと思いますが。
・とりあえず"4-4-2が悪いわけではない"という僕の印象が、大間違いではなかったことは証明されたと勝手にいい気分になって、今日のところは済ませたいと思います。(笑)

・それにしても、意外は意外でしたね。
・突然どうしたというか、増してチリ戦が中止になって、9月シリーズのたった一つ残った試合でこっちをぶつけて来るとは。
・併用とか途中で変更とかならともかく。
・考えられるのは、「専業のサイドバックの不足」とかですかねえ、あの時のメンバーないし"東京五輪世代"の。
・ただそれだって、上で言ったように基本相手は大したことが無かったので(その次のU-23の大会を含めて)、だからやらせてやれないことは無かったと思うんですが。
・やはりどちらかというと、意図的に3-4-2-1に絞った(ないし4-4-2を捨てた)という側面が大きかった気がします。
・立ち上げたばかりでやることが多くて、考えるのがめんどくさかったのかな?案外その程度の理由かもしれませんが。(笑)
「東京五輪世代の人材」の問題だとすると、それは今後もちょっと、"問題"になりそうですけどね。
・システム的な選択肢が狭められるというのと、一つの大きな売りである"フル代表との共通性"が損なわれるというのと。
・始まったばかりで、これ以上のことは現時点では見定められませんが。
・...ただ一つ言っておくと、今まで見た限りでは、森保さんの「3-4-2-1」と「4-4-2」は、一つの"可変"のプロセスの一部というよりも、それぞれ別のシステムという感触が強いんですよね。
・結果的に使い分け自体は出来たとしても、"システム"論としては多分それぞれにすべきことになるのではないかと、その結果"どちらか"に決めることになるという可能性も含めてと、そういう感じです。


・それはそれとして、それにしてもの"躍動"した初戦でしたね。
・弱敵相手にグダグダしていたアジア大会のU-21と同じ監督のチームとは、思えないくらいに。
・そのことに"4-4-2"がどう貢献していたかについては、上で言ったようにペンディングですが。
・中島、堂安、遠藤らの鮮やかなプレーふりを素直に評価するならば、とりあえずは"U-21チームに比べた選手の質の高さ"という、当たり前と言えば当たり前のことは、言っておかないとならないでしょう。
・ただそのことの"位置付け"には、少し"当たり前"でなく考えを巡らせたいところがあって。
・つまりアジア大会の総括の時に書いた選手の問題とやり方の問題の領域をまだ見定めている最中」という問題。
・あれは"僕"がまだ迷っているという(笑)単純な側面と、もう一つは森保さんのチーム自体にうっすら感じる二つの領域の独特な共同性の予感という、二つの意味があったんですけど。
・この試合を見て、そしてアジア大会とのギャップを見て、かなり拙速ですが降りて来た一応の結論としては。
・チームの根幹や骨組みを選手の能力に依存してしまうような"属人"性は無い、そこについてはちゃんと監督が提供する。
・しかし提供した"骨組み"によって具体的にどういうチームが出来るかについては、かなり属人的。
・それが森保さんのチームなのかなと。
・「最後は選手」という意味ではどんな監督のチームだってそうには違いないわけですが、その「幅」というか(選手による)「伸びしろ」が、森保さんの場合は極端に大きい。気持ちいいくらいに大きい、潔く大きい。(笑)
・"素直"に大きい。"素直"に伸びる。(笑)
・それがこの日の「日本代表」が見せた、妙なノーストレスな安定感と爽やかさ(笑)の、背後にあるものではないかと。
・つまり大きく言えば"選手の能力を素直に活かす"タイプの監督ではあるんですけど、その"活かし"方が物凄く優しい(笑)、"任せる"のではなくふわふわ"包み込む"ような感じ、その包み込む"布団"として、システムも戦術もあるという、そういう感じ。
・それによって選手が"化け"たりとかあるいは戦術自体が難局を打開したりはしないので、そういう意味で選手の能力が低い(足りない)と本当にそれだけのチームになってしまうわけですけど。
・ただ能力分は確実に伸びるし、そのことについての安定感・信頼性も物凄く高い。
・"良く"見える時は凄く"良く"見える、そういう監督かなと。
・だからU-21は結局選手の能力が足りなかったんだと、言い切ってしまうのは少し残念というか、チームの将来の為にも言いたくない部分もありますが。
・ただ海外組含めたベストメンバーが揃った時には、確実にチーム力が上がるのは、想像出来ますね。

・後はまあ、「4-4-2」「3-4-2-1」問題かな。
・その違いが想定より大きければ、"やり方"の比重の評価も変わる(大きくなる)し、U-21の低空飛行の免罪も可能。(笑)
・それにはやはり、この日と似たようなメンバーでの、フル代表版3-4-2-1を、是非見てみたいという話になりますが。
・まあ監督の"実績"があるのは3-4-2-1の方なんで、現時点で既に少しおかしな話にはなってるんですけど。
・実は4-4-2の方が上手なんてことが、あるのか。
・その森保版4-4-2について少し言うと。
・上では「3-4-2-1は4-4-2は別個のシステムに見える」と言いましたが
・ただ一方で4-4-2の、特に前の方の攻撃の距離感とか間合いには、3-4-2-1的なものつまり"2シャドー"的な感覚が見て取れないことは無いので。
・全く連続性が無いわけではないというか、3-4-2-1での"経験"が活きていないわけではないと、そういうことは言えそうに思います。
・とまあなんか、想定外の"躍動"にびっくりして、つじつま合わせに走り回った感じの記事になりましたが。(笑)
・別にそれだけで書いているわけでもないので(笑)、感じた一つ一つをこれからのんびり検証していくというか、今舌足らず(?)に言っていることを上手く回収する全体像を、せいぜい見つけて行きたいと思います。
・いつものように。(笑)


それにしても、青山本気で使う気なんですかね。
歳も歳だというのと、U-21ではああいう形で"キープレイヤー"を想定するようなチーム作りをしていなかった気がするので。ボランチはあくまで、"コンビ"として考えていたというか。
たまたま監督との個人的繋がりもあって、青山が目立っただけなのかな。
ちょっとそこは違和感がありました。良くないタイプの"属人"の臭いというか。


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最後の最後に"チーム"になった?/森保ジャパンアジア大会決勝トーナメント(と皓太)
2018年09月04日 (火) | 編集 |
韓国戦はいい試合でしたね。

アジア大会2018決勝T1回戦 日本U-21 〇1-0● マレーシアU-23(PATRIOT)
アジア大会2018準々決勝 日本U-21 〇2-1● サウジアラビアU-21(PAKANSARI)
アジア大会2018準決勝 日本U-21 〇1-0● UAEU-23(PAKANSARI)
アジア大会2018決勝 日本U-21 ●0-0(延長1-2)〇 韓国U-23(PAKANSARI)

久しぶりに「国際試合」の緊張感を満喫しました。"防戦一方"もまた楽し。(笑)


"最後にチームになった"とは言いましたが。
・チームとして何か変えた、それまでと違ったことをしたかというと、そんなことはないと思います。
我らが渡辺皓太を筆頭に、ハードスケジュールにも関わらずなんだかんだとメンバーは固定していましたし、やってることは大会通じて全く変わらなかったと言えば変わらなかったと、言っていいのではないかと。
・ただそれがガチンコ韓国の"適切"な圧力と向かい合うことで、ぼんやりしていたチームが"リアル"になったというか、それぞれの選手がそれぞれの配置でそこにいることの意味がよりこちらに"刺さって"来るようになったというか、そんな感じ。
・ようやく人形に"魂"が入ったというか。
・それまでのチームも十分に"苦戦"はしてましたし、一方で勝ち抜けの決まっていたベトナム戦を除いては最終的には90分勝利で切り抜けるという"底力"も見せてはいたわけですが。
・いかんせん相手のレベルが低いのとその結果でもありますが言ったってそんな必死に勝ちに行くような大会ではないという前提もどうしてもあって、「弱さ」も「強さ」も余りリアルなものとしては刺さって来なかったというか「 」つきのものにとどまっていたというか、どこか遠い出来事のように感じられたというか。
・それが韓国戦になって変わった、もう一段どころか二段はギアが上がった感じで・・・正確には強制的に上げられたというか、韓国に。(笑)
・結果"強く"なったわけでは決してないんですが、一方でそこまで"弱く"はない、酷いチームではない、危機感に応えて格上韓国の猛烈な圧力に耐える力を試合中に結集するだけのベースとポテンシャルがあることは示せたわけで。
・おかげで試合は楽しかった。ほぼ一方的ではあっても。
・"攻められ"慣れというのはよくありますけど、"ボールを取られる"ことにすら慣れて行くというのは、何か変な快感がありました。(笑)
・これで終わりだと思うだろ?終わらねえんだなあ、まだまだ負けられるんだよ、下には下があるんだよ、へへへ。(笑)
・実際メンタル的に追い込まれていたのは、明らかに韓国の方だったと思いますしね。
・残念ながら、その特殊な集中力は、90分終わって"仕切り直し"たことによって、途切れてしまいましたけど。
・まあしゃあない。韓国が勝つこと自体は、妥当は妥当。「引き分け」で勝ち点1取れた(?)だけで上等。(笑)
・こちらも90分で決めるチャンスはありましたが、それで試合が"動いた"後の方が、むしろ怖かったような気もしますし。(笑)
・ロシアのベルギー戦ではないですが。(笑)

・本当はベトナムにやられた時に、目覚めるべきなのかも知れないですけどね。
・ただやはり遥か格下意識がぬぐえなくて、現実感が無いというか"たまたま"感が強かったというか。
・つまり「修正」も戦術的「対応」も、まずチームがチームになって現実感を獲得してからでないと、なかなか基準を厳密に取りづらいので。一般論になってしまうというか。
・だからそっちが先決。
・それにはやはり、「韓国」が必要だった。
・というわけでここがスタートラインだと思います。
・この試合の"記憶"をベースに、今後チームは育って行くのだろうと。見ている僕らにとっても。
・正直やり方が"いい"のか"悪い"のかは、まだ何とも言えません。特に"いい"ところは正直見えませんが(笑)、さりとて全然駄目ということも無い。
・とりあえず本当に限界が見えるまでは、選手を取り換えながら色々見て行くしかないんだろうなという。
・言い換えれば選手の問題とやり方の問題の領域を、まだ見定めている最中というか。
・「広島」のイメージよりはアクションぽいのかなとは思いますが、ただ1トップにポストタイプよりスピードタイプを起用しているのは意図的なようなので、そういう意味ではカウンターのイメージもやはり強そうですし。
・6:4くらいなのかなあ、現状。割りと単純に"足して"るような感じがしますけど、戦術的に"複合"させているというよりも。
・目指せいいとこ取りというか。その割には混乱はしていないので、まあいいかというそういう評価。


・さて今日の渡辺皓太。(笑)
・ほぼ出ずっぱりで走り回りにも関わらず最後まで精度の落ちないプレーで評価を高め、また酷使を心配しながら見ていたヴェルディサポにヴェルディでのプレー以上"タフネス"の印象を新たに加えた今大会だったと思いますが。
・その裏で僕の目に留まったのは、意外と"無駄走り"はしないんだな、"がむしゃら"ではないんだなという、そういうマイペースのプレーぶり。
・ヴェルディではそれこそ90分間途切れなく、いつ見ても死ぬんじゃないかという勢いで(笑)走っている印象なので、比べるとこのチームでは"流して"いるないし"ウェイト"状態でいるように見える瞬間もちょいちょいあって。
・チーム内"がむしゃら"感ナンバー1の座は、恐らくは岩崎あたりに譲るのではないかと思います。(笑)
・実際の"走行距離"はともかくとして。
・そんなに自ら好んで"走っている"感じではない。それを売りにするというか。
・必要だから走る。必要な時だけ走る。"求め"られた時だけ走るという、そういう感じ。
・それはそういうスタイルの選手、"使い分け"する選手、あるいはコンディションを顧慮して今回はてきとうに抜いたとかいうよりも。
・またより広く「判断」「思考」としてそうやっているというよりも。
・皓太に"セット"されている「プログラム」が、状況への反応としてそこまで常には発動していない、オンになっていない、その結果としての姿であるように僕には見えました。
・逆になぜヴェルディではほぼ常に"オン"であるかというと、それはロティーナがそれだけ秩序だったチームを整備している、"プログラム"の発動条件を満たすような特定的「状況」が連続するようにチームを作っている結果で。
・おかげでスイッチを押されっ放しの皓太は休む暇も無いという(笑)、ひょっとするとアジア大会のチームの方が皓太にとっては楽な可能性もあるという(笑)、そういう感じ。
・ある程度部屋を綺麗にしておかないと、ルンバも上手く掃除が出来ないみたいな、そういう話ですが。(笑)
・とどうしても"ロボット"的なイメージで語ってしまう(笑)、僕にとっての皓太ですが。
・とにかく森保ジャパンの(ロティーナヴェルディと比べての)"未整備"さが皓太に"手持無沙汰"の時間を作り、結果として意外と休み時間も与えていた気がしますが。
・逆に言うと皓太が走り疲れるくらいのチームになったら、森保ジャパン(U)も一つレベルが上がったことになるかもしれないというか。(笑)
・それだけの"仕事"を皓太に与えられれば。
・まあ前回ベトナム戦で皓太の"挙動"、妙なマイペース感に注意を向けた時は、まだ「無駄走り」の印象もあったので、少なくとも皓太とチームの関係性自体は大会が進むにつれて調整されていったのかも知れませんが。
・より無駄なことはしなくなったというか。
・とにかく皓太というのはそういう選手なので、もっと整備"されない"、具体的にはロティーナが来る前のヴェルディのようなチームだと、結構豪快に"消える"んですよね。だからサポ間の評価もそこまで高くなかった。最近のプレーしか知らない人には、想像しづらいかも知れませんが。
・本当の意味で"自ら"仕事を探したり作り出す選手ではない。
・あくまで"プログラミング"で動く、ただそのプログラムの品質や種類が恐らくはこれまでの日本の育成には無いレベルのものなので、発動条件が整っている場合には信じられないような精度で作動する。"完璧"な選手に見える。
・ある意味"考えない"強さ、自動化された動きの強みが出るというか。
・"判断"自体が、実はプログラミングで自動化されているというか。
・トータルで見るとそういう選手に見えます。
・まあもっと素直に「成長」している部分も、あるんだろうとは思いますが。

・余談ですが、こういう"プログラミング"感というのは実は皓太の一つ下の藤本寛也にも少しあって(時に型にはまった"完璧"なプレーをする)、でもその前の井上潮音三竿健斗には感じられない。彼らはもっと、良くも悪くも"考えて"プレーしている感じがする。
・それが個人の資質の問題なのか、育成のやり方の違いなのか、興味のあるところではありますが。
・...前に調べた時のデータによると、三竿と潮音の時のユース監督は冨樫さんですね。皓太は1年の途中まで冨樫さん(途中でトップ監督に)で、翌年からは藤吉監督。
・藤吉監督が何か特別新しい指導をしていたという話は界隈では特に聴きませんが、まあ見てないんで何とも言えません。
・次の森田晃樹くんとかはどうなんでしょうね。


・他の選手についても言うと、まず先ほども登場した岩崎選手。
・各年代代表でその都度ある種の"活性化"能力を評価・重宝されていた選手ですが、一方で余り"上手い"という印象は他の選手に比べても無くて、活躍する割りにはレギュラー盤石とかにはならない少し気の毒な印象の選手でした。
・今回のチームでも最初はそういう位置からのスタートだったと思いますが、得点も重ねてレギュラーに定着して、試合を追うごとに"上手い"プレーが増えて来て判断の無駄も無くなって来て、正直驚かされたというか認識を新たにしたというか。
・まあ"置いておく"と役に立つ選手なので、どうしてもそういう使い方をしたくなる選手ではあるんですが、とにかく化けたなあ伸びたなあという印象だったので、今後は今までとは違う存在感の選手になって行くかも知れませんね。
・それから皓太のメインパートナーだった松本選手。
・上手い選手いい選手、なんかおしゃれな選手だなという印象でしたが、一方で"ボランチ"としてはまだまだというか、いい時はいいんですけどいるべき時にいるべき場所にいないこともままあって、そのおかげで皓太が休憩タイムに突入していたところもあったと思います。(笑)
・もっと皓太を休ませないようにプレー出来るようになったら、よりいいコンビになるのではないかと思います。
・あとは最後だけ活躍した三好選手かな?
・フロンタでデビューした当時は割りと優等生的な印象だった気がしますが、久しぶりに見たらもっと凄くあくが強いというか、"左足"の技量一本を頼みにバッサバサ切って行く"侍"ないし"業師"という感じのプレーで、なんか面白かったです。(笑)
・上手いは上手いですねほんとに。彼自身の成長過程の中で今どういう状態なのかは、普段のプレーを知らないので分かりませんが。
・まあDFラインの高さ上手さも含めて、なんだかんだいい選手は揃っているようには見えましたね。本当の同年代で試合をする機会が少ないので、判断のつかない部分もありますが。
・ポゼッションにもカウンターにも、とりあえずは対応出来るように見えますし。
・今のところそれなりに期待感はあります。
・大会前よりは高まったというか。(笑)

以上。
帰って来た皓太はもう一試合くらい休みかな?出来れば休ませたいですけど。


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