ヴェルディ、代表、漫画、アニメ、女子バレー 他
Kindle Unlimited 読み放題漫画単行本たちの感想(第一回?)
2019年12月03日 (火) | 編集 |
8インチタブレットで電子書籍(つうか漫画)を読むコツを掴んで、ほぼ疲れずに無限に読めるようになったので、KIndleの書籍読み放題サービス"Unlimited"一か月無料体験に申し込みました。
まだ二週間くらいですけど、その間に読んだ面白かったものを紹介。あくまで"無料体験"の範囲なので、Amazonアカウントがあれば誰でも確認可能ですし。

ほぼ読んだ順に。


『霊能者ですがガンになりました』 小林薫



からの・・・

『強制除霊師・斎』シリーズ 小林薫




実在の"強制除霊師"斎(いつき)さんのガンとの闘病を描いた漫画をまず読んで、そこでのいつきさんのパーソナリティが魅力的だったのでそもそもの"強制除霊師"シリーズも読んでみたという流れ。
後者の表紙はおどろおどろしくて正直前者が無ければ手を出さなかったと思いますが、内容はどちらも凄くさっぱりきっぱりしていて読み易いです。あえて言えば、生者も死者も、さっぱりきっぱりして余計なトラブルを引き起こさないようにしましょう!という作品。(笑)
前者は特に、お坊ちゃま&理系馬鹿で患者対応が全くなってない主治医に憤慨しつつ、しかしある意味彼の幼稚ではあるけれど嘘のない"合理性"をさっぱりきっぱり(笑)認めてあげるあたりが面白いですかね。


『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』 荒いママレ




という流れでもう一つ医療系。
「薬剤師」というレア&日陰の題材を用いつつ、作りとしては「医療」ものとして求められる"医療現場あるある""患者への想い""医学的問題解決過程の知的快感"といった要素をすっきり完璧に典型的に描いた、ある種"模範的"な作品。まあたくまず素直に作ったという感じですけど。とにかく満足度は高いです。
勿論「薬剤師」という題材も興味深いというか、"医療従事者"の世界の中でどういう位置にいるのか、これを読んで初めて知ることは多かったです。例えば"救急医療"の時にどう振る舞うのかとか。



『ナナのリテラシー』 鈴木みそ



『限界集落(ギリギリ)温泉』 鈴木みそ




どちらも広義の"コンサル"業についての漫画。
前者は名物変人凄腕コンサルが社長を務める会社に職業体験に来た天才女子高生が、いきなりの実地でコンサル業務の何たるかを急ピッチで学び、社員化→独立へと至る過程を追った漫画。(と一応紹介しておこう)
飛び切り優秀な女子高生"ナナ"がストレートに出して来る「正解」や「合理的提案」を、"グル"(導師)たるおっさんコンサルがずらして包んで視点を転回して「大人の正解」にたどり着かせるストーリー構造はオーソドックスと言えばオーソドックスですが、その過程で二人が特に暑苦しく(or白々しく)ぶつかったりせずにあくまで論理的に淡々とナナが"成長"していくところが特徴的で面白いところであり、あるいは作者はもう少し長いシリーズにするつもりだったのに打ち切られたらしい、人気が出切らなかった原因でもあるのかも知れません。
ポテンシャルとしては"名作"級のものを感じますけどね。モーニングの"三田紀房"(『ドラゴン桜』)枠は、今度この人にあげて欲しいというか。(笑)
『限界集落(ギリギリ)温泉』はこの人のそれ以前のヒット作で、タイトル通り限界集落の村おこし"コンサル"の顛末を描いたもの。こちらはアイドル&オタクカルチャーの通り一遍でない理解と、それを村おこしの原動力として手段化する工夫のあれこれが面白いです。
二つに共通しているのは書籍/漫画を筆頭とする"コンテンツ"産業の未来、それをどのようにコンサル(笑)して行けば生存可能なのかという、作者の根本の関心。今のところは、「個別にはやりようがあるけれど基本的にコンテンツで食うのはもう無理だ」という結論のようですけど。(笑)


『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』 佐倉色



関連して、新人漫画家の受難を通して、「出版」&「編集」(者)業界の宿痾的不合理を問題提起したルポ漫画。
読んでいると"職業倫理"全般の問題として、「ニッポンもう駄目じゃね」という気にさせられますが、一応この作者がかなり"不運"な目にあったケースではあるようです。
漫画としては、内容の割に凄く読み易いです。それ自体"罠"でもあるんですが作者が編集に酷い対応をされる都度何とか踏ん張って感情的にならないようにするので、決してヒステリックでも攻撃的でもありません。(それが逆に切ない(笑)。狂った世界では先に狂った方が強い。(笑))



『サポルト! 木更津女子サポ応援記』 高田桂




ヴェルディサポとしてもお馴染みの高田桂さんによる女子高生サポーター漫画。(対象クラブのホームタウンは木更津ですが、中身はまあまあヴェルディ(笑))
全くの一般人から行きがかりでゴール裏に放り込まれ、そこからスタジアム観戦や声出し応援の楽しさを一つ一つ発見して行くヒロインの姿を中心に、"サポーター"カルチャーを肯定的勧誘的(笑)に紹介しているストーリー。(1巻)
ぶっちゃけ基本安楽椅子観戦(探偵みたいに言うな)の僕が共感し易い内容とは言えないわけですが、不思議に"入って"来ました。ヒロインたちがその"瞬間""瞬間"に感じた事自体は、確かな手応えで伝わって来たというか。(勧誘はされませんけど(笑))
「素直」に描いている(から伝わって来る)という印象と、一方でそれ自体としてはシンプルな設定を、とことん自分の中に落とし込んでから描いている(から伝わって来る)という印象と、両方のある作品でした。
・・・余計な一言ですけど、ジャイキリもこれくらいやってくれれば認めるのになとか。(笑)
その中で最も「批評」的かも知れないのはイギリスからの帰国子女のサポ仲間の存在で、彼女の口にする「地元」(のチームを応援すること)に対するイギリスと日本の感じ方の違いという視点が、この後発展したりすると面白いですけどでもそれだと理屈っぽくなり過ぎるかなとも。(笑)
ま、続きは続きで。面白かったです。


『男の星座』 作・梶原一騎、画・原田久仁信



これも"スポーツ"もの?
梶原一騎の遺作で、梶原漫画の格闘技世界を自伝的に改めてトレースしたというか『大甲子園』したというか、そういう作品。
中心は力道山と大山倍達で、『空手バカ一代』とは結構違う"真実の"大山倍達と、そして何より今までスポット的にしか描かれることの少なかった力道山のプロレスラー人生を、かなり包括的にきちっと描いているところが見どころかなと。
・・・ぶっちゃけ普通の人にとっての「力道山」は、「相撲取り→空手チョップ(シャープ兄弟)→疑惑の木村政彦戦→チンピラに刺殺」くらいで終わっちゃうと思いますが、その"木村政彦"と"刺殺"の「間」に詰まっている実はここが本体の"プロレスラー力道山"の活躍・苦闘がたっぷり描かれています。正直僕も、今更初めて力道山に尊敬の念を抱いた感じでした。そもそもそんなちゃんとした技術(中身)のある格闘家だとも知らなかったですし。

漫画としてはまあ、"梶原一騎"です(笑)。1985年の作品ですし。そういうものとして、十分読み易いですけど。


とりあえず以上です。
"後半"二週間分をまたやるのか、あるいは有料(笑)会員として継続するのか、そこらへんは未定で。


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テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
今週のモーニング(’19.12.5)
2019年12月05日 (木) | 編集 |
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表紙やだあ、女の子可愛くない。(笑)
まあ今はコミックDAYSで読んでるので、レジに持ってかないでいいからいいんですけど。(笑)


『グラゼニ ~パ・リーグ編~』

スプリットってこんな細かいコントロール効くんですね。スライダーレベル?
僕はフォークボール世代なんで分からないんですが。(笑)

『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』

いいっすねえ、先輩後輩
悪い例もうんざりするほどあるんでしょうけど、それでもやっぱり萌えます。
封建的人間関係の魅力。(笑)

『相談役 島耕作』

まあにわかはにわかですけどね。
日常化するにはまた別の理由・状況が必要。
特に国際試合・代表戦と、国内リーグは別と考えないと。
やはり"日本"が絡むとどうしてもみんな5割増しで燃える。

『紛争でしたら八田まで』

これで終わりなのかなと思ったらやっぱり終わりではなかった。
「民族分けるしかない」というそれ以前の解決策も、大胆と言えば大胆なんですけど。
"分離主義"は差別の一種とされているので。(必ずしもそうとは僕は思いませんが)

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

こちらは結構、"あっさり"目の解決。
それだけ法律的には綱渡りだということでしょうけど。
ただ賠償金はもう少し取れた気がしますけどね、あおり運転ドクターの様子からすると。10万も20万も一緒でしょう?あの人にとっては。(でも貧乏人には大きな違い)
法廷の判断の相場以上だと、後で問題になるんですかね。でも民事なんだから当事者が納得してればそれでいいんじゃないのかな、少なくとも一定の範囲なら。

『本がある部屋』

タイトルで想像してたのとだいぶ違う。(笑)
まあ新人が描きたがる"状況"ですよね。

『アイターン』

まさか続くんですかね。"組長と僕"の話。
まさかね。(笑)



テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
Kindle Unlimited 読み放題漫画単行本たちの感想 (第ニ回)
2019年12月10日 (火) | 編集 |
間隔置かずに第二弾。(前回)
それだけ読んでるということですけど。まだ無料期間一週間あるけど、またやるのかな。(笑)
"レビューの評価の高い"順に検索して行って、それがちょうど100ページ目までというのが今回分。


今回もほぼ読んだ順。

まずは"かっぴー"作3作品。




『原作版 左ききのエレン』(既刊16巻。14巻からシーズン2)

ちょうどドラマをやっているのは全然知りませんでした。(未見)
少しややこしいですが本人作画によるこの"原作版"web漫画がまずあり、その好評を承けて作画を別の人がやったジャンプ+連載の"リメイク版"が描かれ、それの重版出来を待って(本人談笑)シーズン2が開始され、そこにドラマも挟まるというそういう流れのよう。

そういう予備知識は無しに読み始めましたが、まず度肝を抜かれたのは絵ですね。

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上は最初の3ページですが(なか見検索より)、天才画家と代理店のデザイナーを主人公とするらしい要は"絵""美術"を題材とする漫画を、上手い下手は置いておいて(ま、下手なんでしょうけど当面(笑))この絵柄で描いてしまうという思い切りというか意識の澄明さに圧倒されました。
実際内容もその通りで、美術をめぐる、それを中心とする"才能"をめぐる(副題「天才になれなかった全ての人へ」)、更にそれを取り巻く広告代理店&ファッション業界の"先端"的で"華麗"かつハードでハイソサエティなビジネスの世界という、抽象的で極度に知的で関係するあらゆる人の自意識の暴風雨が渦巻いているような題材を、恐ろしく明確にさっぱりと、尋常じゃない読み易さで読ませる力量というか"デザイン"力に驚きました。相当鬱陶しい題材なはずですけど、スパッスパッという感じで読めます。かと言って単に"読み易さ"に主眼が置かれているわけではなくて、才能とは何かビジネス・仕事とは何かという"テーマ"の追求自体にはド直球の厳しさのある作品。(というかそれが目的。"文体"の問題は付随的)

余りに全てがピタッとハマっているので、何だろうこれは、単に天才という事なのだろうか(でも副題からすると天才"ではない"という自意識で描かれているっぽい)、仮に天才だとしても、これは自分が正に描きたい自分自身の中核に近い素材を新人が怖いもの知らずの勢いで描いた(絵からはそう想像しますよね(笑))、その"時期"だから生まれる特別なバランスなのではないかとか、色々考えながら読んでいましたが。(その時点では7巻まで)




『アイとアイザワ』(全2巻)

で、てっきりUnlimitedでは7巻までしか読めないと勘違いしていたエレンの続きは放っておいて(実際は全部読めます)、何の気なしに手に取ったこの作品。

視界に入る情報を瞬時に記憶する“カメラアイ”の持ち主である女子高生・アイ。彼女は人工知能の研究機関・NIAIが開発するAI「アイザワ」に恋に落ちてしまう。そこから始まる人類の存亡を賭けた恋と戦いの冒険譚。

という話ですが、読み終わるまでそのかっぴーの原作作品(作画は別)だとは全く気づきも連想もしなくてびっくり。
これはこれで間違いなく優れた作品で、題材としてはある意味よくある"AIと意識/意識・自我とは何か""そのAIの人類への反乱"的なあれですが、それを巧みな設定とクリアな思考・説明で、類似他作品と比べても抜群といっていいレベルの徹底性と網羅性と精度で、しかも全2巻というかなり狭いスペースで一通り描写し切っている非常に優秀な・・・何というか"脚本"で、言われてみればさすがかっぴー氏(笑)という気にはなるんですが。
ただ面白いか面白くないかというと、さほど面白くない。面白くないというか・・・興奮しない。頭でっかちというのとは違うんですけど、知性だけで読んでしまう感じ。通り過ぎるというか。





『金子金子(きんこ)の家計簿』

こちらはかっぴー氏本人作画による、僕もそうと知った上で(笑)読んだ作品。
面白い。文句なく面白い。
"お金"をめぐる、現代おしゃれ人種群像的なギャグ漫画であり、また『左きき』の"ビジネス"パートだけ少し持って来たような、実際に代理店業界で働いていた作者のある意味最も得意というか、ホーム的な内容を気楽に描いた作品のようですが。
これだよねという。この"スパッと"感。この説明尽くして余り無しの、"そういうものとしてそこにある"感じが、かっぴーだよねという。
今度は"新人の勢い"的なニュアンスはまるでないので、要はそういう人なんでしょう。
内容は全然違うけれど、『左きき』の時にあった生理的快感・興奮が、この作品にもあります。

それを可能にしているのは・・・結局"絵"かなという。つまり『アイとアイザワ』との比較で言えば。
上手いとか下手とかではなくて、"本人の絵"であることが大事。原作者・脚本家単独としての可能性は、『アイとアイザワ』においてもある意味十分過ぎる程見えるわけですけど、それはそれとして&それにも関わらず、"かっぴー"が本領を発揮する為にはやはりかっぴーの絵が必要で、つまりかっぴーはなんだかんだ「漫画家」であると、「アーティスト」であると、知性だけではなく生理の表現が必要な人であると、そういう話。

・・・突飛なようですが(笑)、なんかジミヘンとか連想しちゃったんですけどね。ジミ・ヘンドリックス。
曲がいいとかスタイルが革新的とか、色々な褒められ方はするけれど、結局"ジミヘンがああいう風にギターを弾く"ことによって、初めて成立する芸術という意味で。
それを取っちゃうと、つまらないとは言わないけれど、単なる知的なものになるという。分析的というか。
曲だけだと批評、ギターも弾き出すといきなり"爆発する天才"になるという。

なんか変な事言ってますけど、それだけ表現としての"一体感"があるという話ですね、前提として。
ジミヘンで言えば曲と演奏の、かっぴーで言えば内容と絵の。"知的"な内容を単に"知的"で終わらせない。"生き物"として動かす。
かっぴーの絵はジミヘンのギターであると。ないしがっぴージミヘン説。左ききだけに!(お後がよろしい?)

ジミヘン知らないとかいう人は、別にいいです(笑)。ほんとただの比喩なんで。どちらかというと、分からなくて当然の(笑)。まあ絵ある場合と無い場合との違いを、見比べてみるのは、実際面白いと思いますよ。



他にもまだまだ傑作群。





『やれたかも委員会』 吉田貴司

これはなんか、ドラマになってたのを知ってた気がします。見てはいませんが。
あの時違うように振る舞っていれば言っていれば、やれたのかな?という、男子永遠のテーマ(女子もでしょうけどやはり切実さでは(笑))・心残りを、男二人女一人という構成の"委員会"がやれたやれなかったで多数決で判定してくれるという、そういうシチュエーションの一話完結シリーズ作品。

面白いのはこの"委員会"の構成で、最初は出るエピソード出るエピソード、ことごとく男二人が"やれる"判定で女一人が"やれたとは言えない"判定なのに首をひねって、もっと紛れさせないのかなケースバイケースじゃないのかなと構成の単純さに疑問を持ちましたが、その内気付いたのはこれは単に"対立"ということではなくて、"男の視点"の「限界」を示す意図的な構成なのだなと。
つまり男が特に男に甘い判定をしなくても、男"なり"に客観性を持とうと努力したとしても、精一杯出来て2/3、約7割なのだと。"男としての"100%の裏に、"女"の30%常に残るのだと、そういうことを示しているのではないかなと。
まあ単純に女審査員の説明する「やれたとは言えない」理由になるほどと思ってしまうことも多いわけですが(笑)、仮にそんなに説得力が無かったとしても、"構造"としてそうなのだという話。
男は男でしかない。残念ながら。あるいは幸いに。(笑)

面白かったです。が!一巻でお腹一杯になってしまったので、二巻以降は読んでいません。
一巻の範囲で、十分に僕の青春に蹴りはつきました。(笑)





『セイバーキャッツ』 山本貴嗣

人類が宇宙中に植民している時代における「中国武術」の価値を問うたアクションSF。
なんのこっちゃという感じですが(笑)、でもかなりマジな作品です。(笑)
中国武術の"考証"は大本気だし、人類文明の発展・拡大の果てに残る(中国)武術の改めての価値という問いもマジです。
まあ答えは言いませんが。(笑)
ストーリーとしては割と普通ですが、随所で武術に伴う中国哲学が深みを添えていて、面白かったです。



『中国少数民族いまむかし: 西江・元陽をめぐる旅』 まえだなをこ

タイトル通りですが、色々かわゆいです。ゆったり旅エッセイ漫画。絵が綺麗。
"少数民族の素朴な美少女"のイメージの喚起力たるや。(笑)



『ギフト』 ナガテユカ

実行犯としての女子高生解体人を含む、アンチヒーロー臓器売買業者の話。
テーマとしての「生命の(本当の)価値」や民主主義的道徳の意味の問い直しは、深いような浅いような、納得するところも無いこともないけれど・・・くらいですが、絵と筋運びが上手なので内容の割りにストレスなく読めます。



『Let's Go なまけもの』 押川雲太朗

元雀ゴロでその時代に稼いだ数十億でのんびり暮らす"なまけもの"おじさんと、ド天然のポジティブ馬鹿のお嬢で、負けても負けても自分が麻雀が下手だと全く気が付かずに高レートの麻雀に飛び込んで行く困った女の子との友情と恋?「麻雀の強さ」の描写・考察が、かなり分かり易くて面白いです。





『編プロ☆ガール (主任がゆく!スペシャル)』 川崎昌平

だだでさえの出版不況の中、出版社の下請けで更に過酷な環境で働く編集プロダクションの社員たちの出版業界残酷物語。・・・のはずなんですけど、最終的にはそれでも"働く"って素晴らしい"本"て素晴らしいという話に着地してびっくりという内容。(笑)
別にブラック労働を肯定しているというわけではなくて、"業界"の構造的問題は当然指摘するんですが、ただそれはそれとして「本」が好きである、そして編集プロダクションで働くのは大変だし金にならないけど、面白いか面白くないかと言えば結局面白いという、そういうことみたいですね。
二周くらい回って感動に行き着く本です。(笑)

漫画に添えて、その回の内容についての解説がいちいち設けられていて、それも面白いです。



『野宮警部補は許さない』 宵田佳

警察の内部監察の予備みたいな部署の話。
そこを仕切る、あえて出世コースから外れて来たとんでもなく性格の曲がったイケメン(元)エリート警部補と、それに振り回される新人熱血女性警察職員の話。
設定としては色々とありそうな、"アニメ化前提"みたいな感じもしないわけではない(笑)作品ですが、その警部補の"性格の悪さ"の描写やそれと密着した捜査テクニックの"謎解き"的な面白さが、「機能」的にとても高くて読ませます。"内部監察"に伴う「善悪」の感覚も、なかなか繊細で面白いです。単純な正義感ではないけれど、一周回ってなるほどそういう風に"断罪"するのかと、やっぱり悪いことは悪いよねという、そういう心地よさもあります。
ある意味理想的な「警察」ストーリーかもという。アニメ化・・・しそうだなあ(笑)。色々狙いが正確な作品。


沢山読みましたね。
レビュー評価もろ上位よりも、その少し下くらいに、僕が面白いと思うものが集中しているということかも。
さあ"100ページ"以下はどうなっているでしょうか。(笑)


テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
今号のイブニング(’19.12.10) & 今週のモーニング(’19.12.12)
2019年12月13日 (金) | 編集 |
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『賊軍 土方歳三』

今のところ特にそそるところがないですね。
やりつくされているストーリーですしホモホモしいのも食傷気味ですし、早速次あたりで何か引っかかるものが無いと、切りかなという構え。

『水溜まりに浮かぶ島』

いきなり「両サイド」からの交互ストーリーで、読み返さないと何のことだか分かりませんでした。
でもだからといって"一挙掲載"だと、意外性の方のインパクトが薄れるのでこうしたんでしょうね。

『インハンド』

なんか主人公の設定というか特技が、際限なく増えていく感じも。(笑)

『ふたりソロキャンプ』

尻までデカい。
段々巨大化というか、"受け師"(ハチワンダイバー)さん化している感じ。(笑)
もうヤらないのが不自然なくらいの二人ですけど、ヤったらヤったらコンビニのエロ漫画的な肉感になりそう。(笑)

『幕末イグニッション』

終わってしまった。
剣術描写の本格感(だけ?)は良かったので、いつか別の形でもっと活きることを願ってます。
漫画的には余りに単調でした、今回は。



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合併号なんですね。
覚えとかないと、当日がっかりしますからね。(笑)


『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』

最高の回でした。
キャラで遊ぶのは本当に上手いですねこの人。(笑)
桃ちゃん破壊力あり過ぎ。愛しい。(笑)

『相談役 島耕作』

MC入れるのはいいんですけど、そのMCのセンスが悪いとかえってひいちゃうんですよね。
JのスタジアムDJとかも正直・・・。帰りたくなることの方が多いです。
"コンテンツ"産業なんで、そこまで詰めないと「やった」とは言えないと思います。島耕作くらいしか騙せない。(笑)

『ドラゴン桜2』

ネガティブワード禁止というのは、なんか芸が無い気が。
それをどのように言うかが、腕の見せ所では。
どうも今回の「生徒」たちは、素直過ぎて人形のように感じます。

『未熟なふたりでございますが』

あれ?面白いですねこれ。
「私はどうだ」爆笑。(笑)
"ツンデレ"とか"コミュ障"とかの「カテゴリー」のあわい活きたスペースを、ちゃんと衝けてる感じの作品。

『紛争でしたら八田まで』

一件一件割と淡白なんですね。
嫌いじゃないけどあんまり続くと、単調に感じるかも。爆発ポイントが無いというか。

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

ああ、ドタキャン問題ですか今回は。
"店と客"問題全般ですが、本当に「人間性」が問われるゾーンだと思います。
"自律"が必要なゾーンというか。これが駄目な奴は、本当に友達でいたくない。
大変ですよ、商売してる人。


テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
Kindle Unlimited 読み放題漫画単行本たちの感想 (第三回)
2019年12月17日 (火) | 編集 |
第一回第二回
無料体験期間中としては、これが最後
掘っても掘っても出て来ます。(笑)
期間中他の事が全部おろそかになっていたので、いったん離れていずれ常客として帰って来る予定。


今回もほぼ読んだ順。




『オーレ!』 能田達規

ここで登場の能田サッカー漫画
JFL降格寸前のおんぼろJ2クラブを、嫌々出向して来た市役所職員(のち球団職員)が立て直す話。
こういうストーリーに付き物のお馴染みのメニューを一揃い忠実に揃えつつ、その一つ一つに"あるある"に留まらないディテールの力強さと創意のある傑作。
ただ"傑作"であればあるほど、主人公の"仕事"が優れていればいる程、そもそもその仕事自体に"行きがかり"や"こだわり"以上のどんな意味があるのか、零細"プロ"スポーツチームの価値なんてものを「情」(じょう)や「洗脳」以外でどのように第三者に認めさせられるのかという根本的な疑問も湧いて来なくはなく、だから作者もまず自治体職員の立場からの「町おこし」という目的を公的に軸に据え、そしてある意味蛇足にも思える「世界的クラブ」までの出世という慌ただしいエピローグを付け加えたのかなと。
つまり本来それくらいの目標が無いと、一般的には存在価値が無い、税金投入や出資を依頼する名分は無いものなのではと。そうでなければ、本当に出したい人だけが金を出して細々と続けるのが分相応なのではないかと、スポーツチームなんてと、そこまで言っては"読み"過ぎかもしれませんが。
まあ他の作品を読んでないので、想像です。




『カナヤゴ』 日笠優

少女刀鍛冶師の話。
漫画としては、"素直に描いた"という以上のものではない部分はありますが、それだけに逆に、「日本刀」「刀鍛冶」の世界そのものの凄みが、"素直"に伝わって来ます。
以前こんなの



も読んだことがありますが、(日本)刀鍛冶の世界ってほんと独特の"神"(しん)の入った迫力があって、伝統的に神職と深い関係があるのも納得が行きます。日本が「神国」である可能性を、束の間考えさせるというか。(笑)




『癒やしのエステ風俗嬢』 犬原みーたん

"風俗"(嬢)ものというジャンルには独特の難しさがあって、最低限人の興味は惹けるし(だから僕も読んだ(笑))分かり易い"裏表"があるからドラマは作り易いし、ある程度のものにはすぐ出来る。でもそれ以上のものにするのは逆に難しくて、そもそも求められているのかも怪しい。
そんな中でこの作品は、恐らくは作者自身のセンス・感性によるのでしょう、現代的な風俗嬢が直面する様々な葛藤や、もう一つの軸であるヒロインとその元カウンセラーとの間の洗脳的ストーカー的な"恋愛"関係(とそこからの解放)を、単に取材しました勉強しましたという以上のはっとさせる洞察力やリアリティで描いていて、ある種"不意打ち"的なインパクトにしばしば見舞われました。「実録」ではないけれど「迫真」というか。
今のところ同種の作品しか見当たりませんが明らかに才能のある作家さんで、ヒロインが風俗を嫌になったからではなく、風俗嬢生活を通して得られた成長によって風俗の枠に収まり切らなくなって卒業して行ったように、作者自身もいずれこういうジャンルを"卒業"して行くんだろうなと、そんな予感に駆られた読後感でした。





『麻酔科医ハナ』 なかお白亜

こちらはまあ、「麻酔科医」という珍しい世界が覗けるという以上の取り柄は特に無い作品。(笑)
でもそれだけでも、読む価値はあると思います、読み難いところもありませんし。



『B(べー)ブラームス20歳の旅路』 留守key

後の大作曲家ブラームスの青春時代を、史実を基に想像して描いたストーリー。(のよう)
音楽的な素養はしっかりある作者で色々興味深くはあるんですが、作品としては明らかに分量と設定が合ってなくて、未完成以下というかこれで評価しろと言われてもなという感じ。
むしろ一番面白いのは、折々に挿入される当時の音楽事情についての解説文の方かも。



『流水さんの霊能者行脚』 流水りんこ

第一回で取り上げた霊能者斎(いつき)&小林薫ペアの周辺人脈の人による霊能物で、世界観的な共通性が多いので、補完的に読むと面白いです。あっちが面白かった人は是非。



『KIMURA~木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか~』 作・増田俊也、画・原田久仁信

こちらも第一回で取り上げた梶原一騎の自伝的昭和格闘技界漫画『男の星座』を、作者(増田俊也)自ら"引き継ぐ"つもりと公言して書かれている作品。元はノンフィクション本。
ただこちらの主人公はあちらではやや引き立て役的だった柔道家木村政彦の方で、読んだところまででは最終的に力道山とどういう感じになるのかはまだ不明。ともかく木村政彦がいかに不世出の実績を誇る柔道家なのかと、そしてこれは意外でしたが"神経質な天才柔道家"とかではなくてむしろ豪放磊落な大馬鹿タイプであった様子がたっぷり描かれます。基本「力」の柔道なんですよね、意外。




『ちゃんと描いてますからっ!』 星里もちる

父親が漫画家なんだけれど、ネームを切るところまでしかやらないので、幼い時から作業に慣れ親しんでいる上は中学生の娘たちが(密かに)絵を描いて仕上げて連載をこなしている一家の話。(笑)
まあ別に虐待とかではなくて、単に駄目なお父さんの話なんですが、背景には恐らく「絵を描くのめんどくさい!!」という漫画家としての作者の血の叫びがあるんだろうと思います。(笑)
それが切実だから、嫌な感じを受ける話にはならないというか。
漫画家の日常みたいなものも当然見れて、楽しい作品。




『牌賊!オカルティ』 片山まさゆき

麻雀における"デジタル"(純粋確率)派と"オカルト"派(「ツキ」「流れ」「経験則」等)の対立を描いた作品。
直接的には、隆盛しているデジタル派に対するオカルト派の逆襲を描いているわけですが。
勿論体裁はギャグ漫画ですし、意外と淡々とストーリーは推移するんですが、型通りの「デジタル」に対する作者の深く静かな怒りというかやり切れなさみたいなものが感じられなくはないです。
サッカー界では、そもそもちゃんとデジタルにやれるチームの方が圧倒的に少数なので("プロ"でも)、今のところはほぼ理論的な遊戯のレベルに留まっている議論だと思いますが。
何にせよ毎度この人の麻雀漫画には、独特の迫力がありますね。デジタルな実力があった上でのオカルトというか。




『コンビニいちばん!!【完全版】』 作・末田雄一郎、画・人見恵史

今回一番驚いた作品、ですかね。
大手コンビニ・チェーンのエリア別巡回指導員の世界を描いた作品で、まあ業界物としてコンビニあるあるにでも触れられたらいいかなくらいの感じで読み始めたんですが、"仕事漫画"として出色の出来で、堪能しました。
面白かったのは「ストーリー」と「キャラ」の構造で、基本的には"ケーススタディ"として主人公が担当各店舗の"問題解決"に当たる一話完結型のストーリーなわけですが、ただ定期的に出張や新規開店などはあるものの職務形態上主人公は担当エリア内を"巡回"しているわけで、結果的に同じ店舗、同じ店長なりアルバイトなりが、それぞれ違うタイプの"例"として何度も出て来るんですね。つまり「解決」はしてもやり捨てにはならなくて、"その後"がちゃんとある。店舗とそれを取り巻く人間関係が、それ自体一つの"キャラ"として成長していくわけです。

例えば探偵もので、特別な依頼人なり被害者なりが、主人公に救われたのち助手としてレギュラーに繰り上がるみたいなケースはよくあると思いますが、この作品の場合はそういうことがあちこちで日常的に起こって、「一話完結問題解決」型にしては異例の分厚いストーリー&キャラ構造を形成している。多分それは狙ったものではなくて主人公の職業形態から結果的に生じたものだと思いますが、それをやりこなせる原作者の確かな技量もあって、非常に読み応えがあります。例えば最初の"問題解決"が内在させていた別の問題やその解決のその後の影響なども結果的にフォローされることになって、「仕事」の描写としてなかなか無い本格的なものになっている。
繰り返しますがこうした特徴は必ずしも計画的なものではなく偶発的なものだと思うんですが、ストーリー作りの一般的技法としても面白いものだと思うので、是非他ジャンルの他の作家さんもやってみたらいいと思います。(笑)

作者自身コンビニ店長体験を持っていて、勿論"業界"ものとしても十分過ぎる面白さ。
時代的には「ビデオ」と「プリクラ」と「ブラウン管テレビ」の時代ですけど、特に古さは感じませんでした。




『トリック・スター』 作・末田雄一郎、画・高梨みどり

というわけで同じ原作者のものを、探してみたのがこれ。
改めて見てみると実はかなり売れっ子の原作者(末田雄一郎Wiki)のようで、モーニングの『駅員ジョニー』あたりは見覚えもあるんですけど(他『蒼太の包丁』など)、割りと泥臭い作品が多くて食指が動かない中、これは"アイスホッケー"という素材が興味深くて読んでみました。
面白いです。これも泥臭いは泥臭いんですけど、セリフの切れ味というか冗談のセンスが訳の分からない突き抜け方をしていて、スポーツ選手の世界という事もあって、ひょっとして「頭のいい脳筋」みたいなものが存在するのかな、存在するとこんな感じなのかなこういうスポーツ選手って結構いたりするのかなと、想像したりしました。
ま、基本的には原作者のセンスだとは思うんですけど。ほんと硬軟自在というか、それこそデジタルオカルト(アナログ)両方強い感じの人で、底が見えません。いずれ片っ端から読んでみたい感じですが。
ストーリーとしては、アイスホッケーのプロ化問題を背景とした話で、結構意図的にJリーグをめぐるあれこれを陰画にしている感じで(オリジナルは94年)、それはそれとして書く目的だったのかなという感じ。二巻しかないので慌ただしくはありますが。


以上。
ではまた。(笑)


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2019年10月-12月の森保ジャパンメモ ~代表どうでしょう(?)
2019年12月19日 (木) | 編集 |
まだ28日にU-22のジャマイカ戦とやらが残っているそうですが、さすがに押し詰まり過ぎているのでここらで一回締め。


10/10 2次予選モンゴル代表戦 〇6-0 (得点者 : 南野、吉田麻、長友、永井謙、遠藤航、鎌田)
10/15 2次予選タジキスタン代表戦 〇3-0 (得点者 : 南野、南野、浅野)

11/14 2次予選キルギス代表戦 〇2-0 (得点者 : 南野、原口)
(11/17 キリンチャレンジカップ2019U-22コロンビア代表戦 ●0-2)
11/19 キリンチャレンジカップ2019ベネズエラ代表戦 ●1-4 (得点者 : 山口蛍)

12/10 E-1中国代表戦 〇2-1 (得点者 : 鈴木武蔵、三浦弦)
12/14 E-1香港代表戦 〇5-0 (得点者 : 菅、田川 、小川航、小川航、小川航)
12/18 E-1韓国代表戦 ●0-1
(12/28 キリンチャレンジカップ2019U-22ジャマイカ代表戦 〇9-0)


・締めっていうか。
・いやあ、どうしたもんでしょうね(笑)、代表
「森保ジャパン」をということではなくて、「サッカー日本代表」というコンテンツをということですが。

・前に僕は"代表監督"の仕事について、「"4年後"という締め切りに間に合わせる義務はあるが、"4年間"楽しませる義務は無い」という意味の事を、基本的には同情的に(笑)言いましたが。
・とはいえこうも延々どうでもいい試合を、ある種"予定通り"に見せられると。
・やっぱり考えてしまうところはありますね。
・つまりその具体的中身や好みはともかくとして、何らかの意味で「日本最高水準のサッカー」を見せるという、期待感というか幻想というか、はったりは必要なのではないかという。
・やっぱり。(笑)
・結果その意図自体は失敗するかもしれないしそもそも幻想ではあるのかも知れないですけど、そのカテゴリー自体が避け難く持つ"定義"に近い性格として。
・...まあ『恋愛』みたいなものでね(笑)。十中八九幻想だし十中八九裏切られて終わるんだけど、でも出発点では幻想的期待が、"超越"的なものが得られるというイメージが、どうしても必要という。
"結婚"生活のとある4年間に必ずしも幻想は要らないかもしれないけど、"恋愛"中の4年には必要というか。
・後付けですが、「結婚」=サポートクラブ、「恋愛」=ナショナルチームと、一応そう当てはめてみると、話はまとまりますか。(笑)

・勿論「代表チーム」の第一の定義は、その国籍の選手のみが集まって国を代表して他国の代表と戦うそのこと自体にあるわけですが。
・そして今でも何%かの人は、それだけで結構満足出来るんだと思います。
・例えばE-1香港戦の解説をしていた闘莉王さん(笑)は、その前の女子と男子の小川航基とで続けてハットトリック選手が出て来たことにほくほくして、「今日はサッカーが好きな人にはたまらない日ですね」と、かなり本気のモードでコメントしていましたが、例えばああいうタイプ。
・まあ健全ちゃあ健全なんですけど。
・共感はちょっと難しかったです、僕は。
・やはりどうしても、相手関係や内容は考えてしまいますね。
・「日本代表」や「代表戦」という名前だけでは、なかなか厳しい。
・それが例えばヴェルディの試合とかになると、結果だけで"ほくほく"出来る人の%は、ぐっと、かなり増えるわけですけど。2019年でも。
・それがつまり、カテゴリーの違い。

・その「結果」への依存の話としてやはりどうしても気になるのは。
・日本代表が置かれている環境の問題で。それぞれお馴染みの話ではありますが。
・そもそも滅多に強い相手、結果が出る事自体に精神的高揚を得られるような相手と出来ないという"アジアのレベル"の問題。
・それから日程の問題。
・まあ僕はヨーロッパ人ではないので実際には想像で言っているんですが、「欧州選手権」という、それ自体十分に権威があり"結果"に価値や高揚を見出せる大会が、しかもほぼW杯への4年の中間年にきちっとあるという環境の整ったヨーロッパ。
・それに対して「アジアカップ」自体におよそ権威も魅力もここまでのところ存在せず、しかもそれがW杯明けすぐのようなおざなりな日程で置かれているアジア。
・つまり何が言いたいかというと、それぞれの国それぞれの時期に様々な事情はあれど、ヨーロッパの場合、(2年程の)"目先の結果"を追うだけでも、とりあえず代表チームというコンテンツは格好がつき易いわけですよ。構造的に。
・それなりの相手とそれなりの時期に戦える、黙っていても。それを目標にするだけで、とりあえずはいける。
・対してアジアの場合、大陸選手権がレベル的にも日程的にもゴミである以上、本当に「4年間」を、W杯からW杯までの間を、自力で充実させないといけない。格好がつかない。(笑)
・だから尚更、構造的にはヨーロッパの代表以上に、「内容」が問題となってしまうわけです。
・それ自体は誰が監督でも同じだし、どんな監督でも多分苦しい。
・せめてW杯予選くらいはきちんとイベント化してもらいたいものなわけですが、何でか2022年の大会の予選を2019年にやらされてるし。(笑)
・きついすよね、実際気持ちの持って行き方は、相手が弱いとは言え。

・という感じでふとオフト以降の代表チームの"日程"を振り返ってみると。
・まずオフトはそもそも割りと間際の就任だったので、緩む暇も無くそういう意味では問題は無かった。
・続く4年間については、これはなんだかんだ川淵会長の勘の良さな気がしないでもないですが、「4年間」を見越してファルカンや加茂の"お試し"期間を設けて、計画ではそこにオフトも再度加わる予定だったらしいですが、とにかくその後改めて"本採用"した監督とラストの恐らく2年強くらいを過ごす予定だったようで。
・実際にもファルカン→加茂→岡田と予定通りと予定外と含めて(笑)上手くリレーされて、プロセス自体に退屈や弛緩の要素はほとんど無かったと思います。
・次のトルシエは4年間フルにはやったものの、大成功した"統一"チームを年代別チームの活躍を前半の焦点に上手く充てられた回せたことで、これも大きな問題は無かった。
・初めて"4年間の退屈"が目に見えて問題になったのはだからジーコ時代で、内容的にも森保ジャパンの"先輩"みたいなところがあるかと思いますが。(笑)
・まあアジアカップの"劇的勝利"(という消耗戦)がなかなか印象的だったのと、元々4-4-2信者だっただけに(本番では戻りましたが)3-5-2への変更のインパクトが結構あったので、苦しみつつ(どちらかというと我々が(笑))も何とか時間を潰して完走。
・続くオシムは「"内容"で退屈させない4年間」を与えられた、今のところ唯一の可能性のあった監督かなと思いますが、健康上の理由で岡田監督に途中交代、まあいずれにしても"4年間"としては盛り沢山でした。
・次のザックは・・・どう見たらいいんでしょうね。かなり早々に"やることが無くなって"いたようには思いますが、監督と選手の独特の関係によって、試合内容自体にその都度大きな毀誉褒貶があったので、それを追っている内になんだかんだ過ぎてしまった感じ。
・本田"監督"のおかげというか。(笑)
・直近は勿論、アギーレのスキャンダル、ハリルホジッチの大手術とその予後不良、西野監督の応急手当の予想外の"成功"と、(メロ)ドラマに満ちた4年間でした。
・そして現森保ジャパン。
・統一チームということで本来なら"トルシエジャパン"の成功例を踏まえたかったところですが、どうもそうはならずに今のところは"ジーコジャパンの再来"の道を、どちらかというと辿っているように見えます。
・...ということを問題にしたいわけでは今回は別に無いんですが、ただむしろ"五輪"用チームの方が、"統一"されてしまったことによって歴代チームほどのヴィヴィッドな注目を浴びづらい感じになっているように思えて、意外なデメリットというかデメリットしかまだ出ていないというか。
・実際はほとんど森保監督が指揮していない(&システムも違う)ので「統一」はされていないんだけど、「一緒くた」にはされているという。(笑)

・じゃあどうするのかという話ですが。
・分かり易いところではやはり、アジアカップをW杯の中間年にやってくれと、言いたくはなりますよね、言いたくは。
・ただなったところでどうなるのかと言われると、それも微妙。
・"目標"としてユーロ並みの便宜が生まれるのか。目に見えて。
・ちなみに南米は概ね"W杯翌年"のアジアカップ型、アフリカはそもそも2年に1度なんて参考外。
・そしてそういうイレギュラー(ユーロとの比較で)な方式にも関わらず、W杯とはまた別の"情熱"が、それぞれの地域では注がれているっぽい。
・対してアジアの場合は、そもそも"アジア王者"自体に魅力が無い。「あの程度の奴らには負けたくない」という、ネガティブな情熱しかないというか。(笑)
・それでもまあ、中間年にやってくれれば、強化の目安には一応なるかな。
・監督査定の目安にはなるし、同時に監督にとっての時間的余裕にもなる。(2年ならば)
・一方で五輪との重なりが生じて、それが欧州各国の五輪への関心の低さの一因でもあるんでしょうが、日本もまあ、もういいんじゃない?という感じはしますけどね、五輪は。気合入れるのは東京を最後に。
・今回"トルシエ方式の再現"がどうやら無理だという事が判明してしまったことによって、五輪チームがフル代表の強化にどの程度繋がりを持てるかは、今後も多分、ランダムというか運任せというか、そういう感じになるでしょうし。(つまりトルシエ以降の五輪チームが皆そうだったように)
・単純に、若い方は五輪に行って、年取った(笑)方はアジアカップに行くという、分かり易い風景にはなりますか。

・でまあ、それは"アジア"の問題ですが、日本としては、協会としてはどうすべきなのか。
・結局はだから、"自衛"するしかない、アジアカップの日程が半端なままでも、そして多分整えられてもそんなに大差ない可能性が高いのだから、"4年間"の間のもたせ方を自力で考えるしかないだろうと思います。
・僕自身は、チームなんて(残り)2年あれば余裕で作れるはずだから、最初の2年はお試しで十分、若手かJリーガーメインでいいんじゃないかということを以前言ったと思いますが。
・そういう、場合によっては物議を醸すかもしれない(暗黙の"ベストメンバー"規定?)極端なやり方を別にすれば、協会として出来るのは・・・
・川淵"監督お試し"方式は、当時の川淵氏の剛腕とプロデュースセンスがあってのことだと思いますから、なかなか難しいところはあるかも。
・当時でさえ、「随分傲慢というか横着な態度だな」と思ってはいましたし。(笑)
・ただ当時その対象となっていたオフトにしろファルカンにしろ加茂にしろ、監督として国際的実績がそれほどあったわけではないので、"試用期間"扱いし易かったというところはあると思います。
・そして状況は違いますが今後どれくらいの実績者を日本代表監督なんぞに呼べるのかに、少なからぬ疑問・不安が現在囁かれているわけで。
・だったらいっそ、最初から"試用でいい"レベルの人材でやってみるという考えは無くはない。
・ないけれど・・・まあストレートには無理でしょうね。そもそも"試用"はいいとして、それでいったん契約切った監督をやっぱりあんたが良かったとまた呼び戻すという段取りが、どうにも非現実的。(当時の川淵氏には見込みがあったのだろうか)
・現実的には一人一人の契約期間を短くして、上手く行ったら延長駄目なら次の人という、そういう感じになりますかね。それくらいならまあ。
・今のは小細工と言えば小細工みたいな話ですけど、それこそアジアカップがきっちり中間年にあるのなら、「二年契約」というのはむしろ"常態"になり得ますけどね。契約条件としても出し易いし。
・とにかくもう、"ユーロ"のような目ぼしい区切りが無いままに、4年間という広大な"スペース"を一人の監督にとにかく埋めてと委ねるのは、基本的にどんな監督でもきついと思いますし、見ている方もきつい。高い確率で「とにかく代えて」という気分になること請け合いで、通常の"監督の当たり外れ"の振れ幅では吸収出来ないレベルの話だと思います。
・むしろ暢気に「当たり外れ」を楽しめるような状況が欲しいと(笑)、そんな風に思う今日この頃。

・で、それはそれとして、あんまり言いたくないんですが・・・
・やっぱり多分、「戦術」的というか、「実験」的というか、欧州トップモードを追いかける系の監督の方が、いいはいいでしょうね。
・それが強いとか日本人に合ってるとかそういうことではなくて(笑)、"間がもつ"という一点において。
・何らか"夢のサッカー"である必要が、コンテンツの性格として必要。
・"恋愛"なので。(笑)
・大雑把でいいんですよ。あるいは多少上っ面でも(笑)。どのみち何が正解かなんて分かるはずがないし、こうしている間にもヨーロッパは勝手に変わって行くんでしょうし。
・そして勿論、駄目なら代えればいいんだし。(結局そこら辺の融通性かなあ)
・最後に「まとめる」のは、「間に合わせる」のは、多分もう出来る国になっている。岡田でも西野でも、勿論森保でも。
・それまではだから、遊びましょうという(笑)。"恋"でもしましょうという。その中で、運命の相手に会えるかも知れないし。(笑)
・会えないなら会えないで、もう代表に"本気"で夢を見る時代はほとんどの人にとっては終わっているはずですから、それはそれで。
・本気ではない、でも夢の"におい"くらいは欲しいという、そういうお年頃。(笑)
・その為には"まとめる"だけの構想のチームでは、ちょっと。少なくとも4年間は。

・以上"森保ジャパン"の良し悪しとか"田嶋体制"がどうだとかいう次元からは少し離れて、「サッカー日本代表」というコンテンツの持続可能性という観点から、ここのところ考えている、考えざるを得ないことでした。
・まあ"戦術"とかも、要は「最初の二年くらいはお試し、実験」ということが習慣付けば、更に言えば「国民的合意」になって行けば、自ずとある程度定まることだと思いますが。
・あえて"ヨーロッパ"とかと指定しなくても。あるいは"会長"が替わっても。(笑)


今月のモーニング2(’19.12月) & 今号のイブニング(’19.12.24)
2019年12月24日 (火) | 編集 |
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メリクリイブ(の昼間)。


『ゴールデンゴールド』

こちらから(金運を)操作出来る系は初めてですよね確か。(競馬のエピソード)
"操作"というか、少なくとも関与。

『とんがり帽子のアトリエ』

ようやく先生が"本調子"になって、ほっとしました。
変な「師弟対決」とか見たくない。
仲良くして欲しい。(笑)

『ブラックガルド』

なかなか設定の全体像が見えて来ませんが、いずれにしても暗い話。
今の所全て暗い。(笑)

『iメンター』

うーん、"意外性"があるようなそれも含めて予定調和のような。
ある種今時最大公約数的ディストピア

『アニメタ!』

復活。
びっくりするほど変わってない。(笑)
特に"休載"していた自覚は無いようですね。(笑)

『代闘士ハイコの事件簿』

凄く面白いということは無かったですが、しばらく読めそうな感じを受けたファーストエピソード。

『狭い世界のアイデンティティー』

ちょっと待て(笑)。元気玉?(笑)
バトルが何かの"比喩"のレベルを逸脱してしまった印象ですが、最後だからこれでいけるのか。

『1122』

結局夫婦って何?というか、夫婦にセックスは必要か、いやむしろ「すべき」なのかどうかという根本の問いはほっとかれたまま、実務レベルで決着しそう。
この二人の問題としては、それなりに納得感はありますが。

『僕はまだ野球を知らない』

"野球のトレーニングの合理化"をガンガンに描いた後で、その前提としての"根性指導への批判"が最後の最後にバタバタと描かれた感じ。
当然の前提ではあるのかもしれないですけど、それが無いと逆に「合理化」の方の「非人間性」(特に他校との協力パートが好きじゃなかった)に焦点が行くところがあって、少し分かり難かったかなと。

『ひとりでしにたい』

自炊より安い定食屋ってあるのかな。
多分「米」と「肉」をちゃんと食べちゃうと、高くなるんですよね。(自炊の方が)
とにかくカレー沢氏の描く"新世代"に僕は結構当てはまりつつその生活をむしろ"享楽的"と受け止めていたので、逆にカレー沢氏が意外と熱いというか、"旧世代"であることが分かった感じ。(笑)

『天地創造デザイン部』

虫まで行くとちょっと気持ち悪いというか、むしろあれは"宇宙"からの飛来物であって地球の"創造"物とは違う感じがするので、"部"署違いという感じ。



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『賊軍 土方歳三』

うーん、特に"仕掛け"は無さそうですね。ただの新選組。
もう読まないかも。

『水溜まりに浮かぶ島』

一方こっちはこっちで逆に"仕掛け"が鬱陶しいので、もう読まないかも。(なんやねん)

『創世のタイガ』

早くも殺されるか殺されないかが問題になっていて、レイプの方はスルーになってるのが違和感。そんなにみんな"適応"してたっけ、この時代この状況に。
陰謀の方は、どうやら白人至上主義の何かのようですね。ネアンてそうだったっけ。(または陰謀者の思い込みか)

『ストーカー浄化団』

結局今回は、"ストーカー浄化"の方はついでだったようで。
"ホスト"の世界を描くのが目的。

『少女ファイト』

うーんそこまでリベロで差が出てるのって、少なくとも春高以上のレベルでは見た事が無いのでピンと来ない。
キューバ人留学生とかとでもしてくれないと。(笑)

『ふたりソロキャンプ』

もう"食"って"ヤ"るという感じの漫画に。(ヤってないけど(笑))

『インハンド』

義眼見せろって随分無遠慮な感じの友達ですが、この人の作品の世界だと多分普通なんでしょうね。(笑)
多分そんなに"キャラづけ"のつもりはない。(笑)

『めしのあとはやせましょう』

さすがに居直りが不愉快というか、やっぱり企画として成立してない感。
もう読まないかな。(今回はこればっかり)


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今月のアフタヌーン(’19.12月) & 今週のモーニング(’19.12.26)
2019年12月27日 (金) | 編集 |
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『波よ聞いてくれ』

今更"東日本"?かと思ったら、なるほど架空の地震なのか。

『ブルーピリオド』

間に『左ききのエレン』を読んでしまったので、多少何を読んでもデジャブ感は出て来てしまうところはあるんですが。
中では"「先生のアドバイス」への批判"という視点は、面白かったかも今回。
受験絵画を捨てろとか簡単に言うなという。

『ああっ就活の女神さまっ』

僕も感覚的に、ようAIに無責任に質問出来んわというところはあるかも。
機械であっても機械でなくても、両方の観点で。
"動物好き"でもあるんでね(笑)。声なき声の魂には敏感。

『来世は他人がいい』

吉乃ってそんな怖いコなの?
途中から読んだのでそもそもを知らない。

『おおきく振りかぶって』

いかにもありそうだけど無いという事にしている漫画なのかと思ってました(笑)、モモカンを"女"として見る展開は。

『プ~ねこ』

"風刺"回?(笑)
一回きりならいいです。いつもは嫌。

『フラジャイル』

結局"M&A"なんてものをまともな経済手法として認めてしまったのが、間違いの元という感じも。
"誰か"が儲けるだけで富は"増え"ない。

『猫が西向きゃ』

面白い裏切りのはずでしたけど、描写が分かり難くて残念。
考えオチ過ぎる。

『マージナル・オペレーション』

ふうむ。
誰かに"頼まれ"て子供たちの世話をしているのか。
まだ設定の全貌が。(笑)

『イサック』

"商人"のキャラも女大将(?)の単純さも、どっちも好き。
イサックの登場人物にはいちいち可愛げがあると思います。



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『きのう何食べた?』

今いちシロさんがそこまで怒る理由がよく分からなかったですが。
多少照れ屋(ていうか普通の人)ではあっても、特に普段塩な人とも見えなかったですし。
噂されて困る程の何かがあるとは。

『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』

今週も爆笑回。
車内コントが余りに生き生きしてましたが、これはこれであるあるというか実体験なんでしょうか。

『紛争でしたら八田まで』

相変わらず少し描写が割愛され過ぎていて、時々ついて行けません。
"よそ者""西欧文化"忌避の話と"黄色"差別が同時に来るってどういう状況?これから説明されるの?

『カバチ!!! –カバチタレ!3–』

しつこいですが、"お店や"さんの話はほんと胸が痛い
いい客になってあげてよ。
まあ今回の幹事が大変なのは分かりますが。
ただテーマとしてはやはり、ある種の"要領の良さ"を肯定するかしないかというアングル見たいですけどね。主に旧世代(と自認する側)からの。

『飼ってない猫』

さすがに短いわ。(笑)
ほんとに"好評"で急遽だったんでしょうね。(笑)


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