ヴェルディ、代表、グラドル、漫画、アニメ、等
’08.4月期地上波アニメ:初期感想(後)
2008年04月19日 (土) | 編集 |
スタッフ編(前編)。KYでどうも。


『ブラスレイター』

謎の機械生命体に襲われて再起不能の重傷を負った元花形バイクレーサーが、機械生命体と融合して逆に爆発的な能力を手に入れて、人類と機械生命体との間で揺れながらそれと戦う的な話。・・・・ああ、仮面ライダーか!(笑)。今気が付いた。

売り物であろう3DCGによる格闘&バイクシーンはなかなかかっこいいですが、それとそれ以外の普通のシーンとの兼ね合いがあんまり。一応”硬質なデザイン”ということで統一されているのは分かるんですが、なんというか「本当はハリウッドみたいに全部3DCGでやりたいのに、事情があって仕方なくそうでないところが残っている」みたいな感じに見えてしまうんですよね。(例えば『RD』が相乗効果的にor包括的に”海”感を盛り上げているのに対して。)
”近未来のドイツ”を舞台にしたバタくさい世界観・人物描写も、SF的グローバリズムというよりは単なる”異国情緒””憧れ”で、要するにこの人(監督)は日本が日本であること、あるいは日本アニメが日本アニメであることに不満や劣等感しか持ってないんだろうな、単なるあちらの文化との階層的な構造でしか見れてないんだろうなという、そういう感じ。

だったらこんなところで威張ってないで、アメリカ行ってアメリカ基準で戦って下さい。
僕は作り手の姿勢として、こういうのは美しくないと思います。


『マクロスF』

マクロス関連作品として続けて。
こちらはもっと酷い。3Dシーンの後で2Dシーンを見ると、ほとんどタイムスリップしたような凄まじい劣化感を感じます。とても見てられない。どっちかに統一してくれるならともかく。
そもそもは独自の美意識(板野↑にはそれ自体はある)が全く無いのが問題なんでしょうけどね。3Dの戦闘シーンは”板野サーカス”を新しい技術で安直に再現したような感じだし、2Dの絵の感覚はオリジナルマクロス(’82)かマクロス7(’94)の感じそのままだし。”新作”というより熱心なファンによる”二次創作”という感じ。
ドラマ部分もマクロス特有のギリギリの馬鹿馬鹿しい痛々しいセンスを、忠実にフォローしようとしたら”ギリギリ”を踏み越えてしまったみたいな。まあ何と言うか、色々含めて河森監督は天才だよな、逆にと思わされる作品。個人的なセンスで成り立っていたものを、形だけ真似てもしょうがないという、よくある話。

うん、今度『アクエリオン』についても書こう。


『図書館戦争』

2回目見ましたが1回目よりは印象アップ。やはり設定のユニークさと、それを実現する(図書業務や戦闘の)変に豊かなディテールは結構魅力。
ただ演出や脚本の変な緩みが好きじゃないですね。感じとしては原作由来かなと思うんですが。具体的には主人公のボケやズッコケやノリツッコミみたいなのがクドい。分かり切っていていらいらする。

ていうかね、図書の検閲をめぐって(国の機構自体は崩れていないのに)日々公的・準公的機関が武力闘争を繰り広げるという馬鹿馬鹿しい設定は、むしろとことんシリアスに抑制的にやった方が、言わばシラを切り通した方が面白みが出るんじゃないかなと思うんですが。
馬鹿馬鹿しい話をズッコケながらやって、しかも別にギャグ/ナンセンスでもないという、全体としては真面目な話だという、なんか凄く落ち着かないです。どう見ればいいんだ。どういう方向に騙されてあげればいいんだ。

そこらへんも含めて、「笠原」(女)と「堂上」(男)のツンデレ師弟のやり取りを見ていると、『パトレイバー』の野明(のあ)と遊馬(あすま)の関係を思い出すと同時に、パトレイバーのバランスの稀有さを再認識したりもします。「見えないよ〜遊馬あ〜」(いや、なんか急に言いたく。”グリフォン”編より。)


『隠の王』

上二つに引き続いて(?)、ギャグシーンのハシャギ過ぎにうんざり気味。
とにかく忍術ウンチクをもっとがんがん出して下さい。(出るのか?)
アニメスタッフ側の問題が大きいのかなとも思えるので、もうちょっと我慢して見てみますが。


『あまつき』

一種のタイムスリップもの。
現代と江戸を対比することで、現代的な徳目や諸観念の意味を改めて考える/訴える的な趣旨はまあ分かります。その中で「何ににも関わりたくない」「リアリティを感じられない」主人公(現代の高校生)が変質したり成長したりするんでしょう。・・・・ちなみに『隠の王』の主人公もこれですね。流行りなんでしょうか。
ただどうも話をまとめ過ぎというか、説明過多というか、”見せて”納得させろよと白ける部分が。


どちらかと言えば不作な気もしますが、まあこんなもんか。出来れば「毎日1本」くらいの割合で見る作品があると、生活に潤いがあっていいです。(笑)
ちなみに3ヶ月ものかと思われた『ペルソナ』はまだ続いていて、絵が好きなので何となく見ています。


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