東京VがエースFWフッキ(21)放出の方針を固めたことが17日までに明らかになった。荻原敏雄社長(72)は妻の出産のため、18日にブラジルに一時帰国すると説明したが、チームはフッキをコントロール出来ず、田中尚雅強化本部長(52)が放出の準備を進めていた。この日も1ゴールを決めるなど、4月に川崎から移籍し活躍してきたが、わずか3か月でチームを去ることになった。今後は海外を中心に移籍先を探す。
フッキやっぱり退団!パリSG移籍へ(スポニチ)
破格の移籍金5億円とJ初の5年契約で4月に東京Vに加入したばかりのブラジル人FWフッキ(21)が、4カ月足らずで退団することが17日、決定的となった。
(中略)
一方でフランス1部の名門、パリSGが移籍金400万ユーロ(約6億7000万円)の破格オファーを出したことが判明。テオ氏は「パリSG?いいねえ。期待しよう」と笑顔を見せ、交渉が進んでいることを示唆した。
退団フッキがファンに別れ…東京V(報知)
東京Vが放出の方針を固めたエースFWフッキ(21)が18日、成田空港発の航空機で母国・ブラジルへ向け出発した。(中略)
フッキは空港に詰めかけたサポーターに対し「代理人は移籍させたくなかったんだけど、クラブ側が他のチームを、ということになっていたので、こういうこと(退団)になった」と説明した。すでに複数のクラブが興味を示し、欧州の名門クラブと移籍交渉中。
エースFWの退団に、ラモス瑠偉常務(51)は「得点王になる可能性があったのに残念」と厳しい表情。
・・・・スポニチの記事の中にある、「当初25日だった婚約者イランさん(27)の出産予定が早まりそうなことから帰国を申し出たフッキ」というのが、何か非常に心憎く示唆的だなあと思ったりしますが(笑)、それはともかく。
浦和戦の2つの得点シーンの、フッキ(とディエゴ)のプレーには、ちょっと感動しました。
単にねじ伏せてるのでもなく、無理矢理突っかけてるのでもなく、全身をぶつけて粘り強く、集中力と場の細かい動静を最後の瞬間まで見切り続ける一種の”知性”と、今季はほとんど見せていなかった本気のフッキがそこにいました。
馬鹿力だけでは、”日本一のスウィーパー”阿部先生はコケません。
ではいつもは手を抜いているのかと言うと・・・・うーん、本気じゃない、ベストを尽くしてない、いい加減なのは確かでしょうが、ただそれは出せる環境が整っていないという、そっちの方で。
いや、”弁護”してるのとは違うんですよ?環境がどうだろうと、あるいは自分で環境に働きかけて、常に自分が”本気”に近いものを出せる状況を作っていくのが本当にいい選手、コンスタントに実力を発揮する信頼度の高い選手ですから。
ただ彼は常に燃えようとはしているわけです。本気を出そうとはしているわけです。誰よりも出したくてウズウズしていて、その誰よりも発火性の高い”ウズウズ”が、彼のパワーであり魅力であるわけですから。
しかしその闇雲さ、スイートスポットの狭さと、Jリーグの日常という環境が、彼にその機会をなかなか与えてくれない。”体当たり”を受け止めてもらって始めて、彼の心技体は自然に整合し、そこに彼なりの「知性」も働いて”本気”が実現するのですよね。
だが悲しいかなJリーグはあんまりそういうリーグではないわけです。勿論JリーグもJリーグなりに燃えるし、本気を出そうとはしますが、それと彼の本気の”形”の重なりはあまり大きくはない。
ここは情熱の国ではないのです。オタクとわひさびの国なのです(笑)。少なくとも日本人にとってサッカーは常に”学習”の対象であって、賢さと真面目さと要領を自慢し合う競技であって、これからも多分そうでしょう。
たまたまこの日は、東京ヴェルディと浦和レッズという、屈指の横着と怪力を誇る2チームの対決(笑)だったから、また埼スタという特殊な空間だったから、ほろ酔いの殴り合いみたいな試合になって、束の間彼は彼らしくいられて、全てを出すことが出来ました。
また’07のJ2では、完全に”ねじ伏せる”ことで、ややいびつではありますがそれなりの本気度が保証されていました。
だから今後J1でも”ねじ伏せる”体制を作り上げられればそれなりに満足出来る環境は作れるかもしれませんが、それには彼の放埓さと問題を整理して割り切る強さの欠如が、やはり問題になって来るだろうと。
ならばいっそ・・・・やはり・・・・と、思わないではいられません。良いフッキを見たことで、逆に。
どっちが移籍を望んでるかマジかガセかとかとは、まあ別の話としてね。
フランスねえ。むしろトルコとか、どう?(笑)。燃えるぜ。ミニブラジルだし。
審判がどうとかは、あれも嘘ではないんでしょうが、本当は関係無いんだと思います。ブラジル人の”言葉”なんて、たいていは本体ではない。なんか、嫌なんでしょう。端的に。
行きな行きな、この際だから。それで駄目なら、今度こそ反省するだろうし。(しないかな?)


