2008年08月27日 (水) | 編集 |

オフィシャル
さくさくとまずはイブニング。
『とろける鉄工所』巻頭
いやあ、売れて来たんですねとろ鉄。
ある種の人、業界人やリラックスしたタイプの漫画好きの人は、絶対好きですよねこういうの。
それでもここまで盛り上がって来たきっかけは、やっぱり女性キャラの良さだと思いますけど。『僕の小規模な生活』の”妻”などと同様。現実感のある女の人はエロいですよね。現実的な女はウザいけど。(難しい?)
しかしそこまでの金持ちだったのか、担当。新造艦買うって・・・・
もう一つの僕の最近のお気に入りのモーニング『シマシマ』は、余り派手に売れて欲しくはないんですが、いかにもドラマ化されそうな素材ではあります。
『ヤング島耕作』
ふたコマ目の"ホラー"に悪意は無いのか。まあ、無いんでしょうね。凛々しくて綺麗だとか思ってるんでしょう。
こういう人が家で待ってる人生て、なんか会社と家と、「仕事」を二部構成でこなしているようで、いつ脱ぐんだろう、いつ切るんだろうという感じですが、弘兼氏にとって"世界"や"現実"は、それで全て、事足れりなんでしょう。
僕などからすると、始まってすらもいない人生に見えますけど。賑やかしの前説で終わる。
『喰いタン』
お店屋さんの話が多いだけに、見ようによっては「夫婦百態」漫画みたいなところもあるこの漫画。
結構説得されるというか、素直に頑張れよとか応援している自分がいたりして、気持ちが悪いです。(笑)
まあそれもベタをベタと感じさせない(感じるんだけど気にならない)、寺沢さんの手腕あってのことでしょうけど。
『GOLD DASH』
相変わらず驚異のノーストレス漫画で、成り立ってるのが不思議な感じですが、同様のノーストレス漫画モーニング『ライスショルダー』との共通点としては、主人公がどっしり地に足据えて、全く"頭で"考えないタイプだということか。にしても最近の読後感の何も無さは凄過ぎるぞ(笑)。読んでる間は気持ちいいんだけど。
『もやしもん』
なんで及川は知らないんでしたっけ?たまたま?もう全然覚えていません。(笑)
売れた漫画というのは、"連載"の緊張感が無くなりがちですよね。作者のタイム感だけで描いているというか。悪いとまでは言いませんけど。
『警視正椎名啓介』
民事不介入でも、通りすがりの大人として、ぎりぎりのラインで睨みを利かせるのは、多分全然ありだと思います。
特に"交番"システムを取っている以上。その本来の狙いとの関係として言っても。
『餓狼伝』
うおお、機動隊の戦い方、楽しみだ。健闘してくれよ。無理かなあ。
『ZOOKEEPER』
孤立した動物は、人間に近くなるような気がしますけどね。逆かな。群れ/種として行動している間は、本能の支配力が強くなるというか。"本能"の退潮分がきちんと"判断"に置き換えられれば、そこで「理解」や「友情」が育まれる可能性が出て来るわけですけど。
青木さんの、恐らく普段抑制されている本来の美意識爆発のトガレ王子。魔王かな。(笑)
『とろける鉄工所』巻末
ああ、奥さん、抱きたい。抱いてあげたい。(笑)
みんなの心の声。
続いて先週出た月刊モーニング2。

オフィシャル
『ファンタジウム』
シュメンドリックの持つ「運命」を、「構造」と置き換えれば。
そして"自分自身"をもまた、「実体」や「要素」ではなく、構造として把握すれば。現代的な問題設定と、話は通る気がするんですけど。
注意すべきは「構造」と言うといかにも儚いというか相対的というか、空っぽな気がしてそれを「自分」だと思うのは嫌かも知れないですけど、「構造」の強固さには様々な段階があって、事実上当面不動という構造もあるということ。仮に100年不動の構造ならば、人の身にはそれは実体とほぼ同等なわけで。
ただし確かに思考は時空間を越えますが、その場合も本当に不動だと、困るのは「自分」自身。未熟な思考から来る願いが、うっかり叶ってしまうと後でまずいことになったりしますし(笑)。何の話だ。
最終的にはその「構造」自体を、自分でいじれる手応えが掴めれば、相対性むしろ大歓迎なわけなんですけどね。
諸行無常、俺ハッピー。
森さん、宣伝部の女の子、加賀谷さんの奥さん、この人の描く女の人は、不可避的に美し過ぎて、記号的意味としては混乱気味。「普通の登場人物」に見えない。(笑)
『変ゼミ』
ガーーーン。巻頭の単行本宣伝文を読んで初めて気づいたんですが、今の今まで作者を"TARGO"さんだと思ってました。正解は"TAGRO"、ターゴじゃなくてタグロ。どうりで検索で出て来なかったわけだ・・・・
うーむ単純にウザいぞ元ヤン娘。俺のコムギちゃんはどうした。
『刻刻』
どこまでもダーク。
偽善や誤魔化し抜きでズバズバ、なのに、それに伴うはずの爽快感が無い。
多分まだ作者の(馬鹿な)世間に対する恨みが熟成し切っていないか、「自分」が「真実」を知っているという、増上漫の真っ最中か。
『いったりきたり』
前作から半信半疑で読み続けて来ましたが、どうも本物くさいなこの人。
"等身大の女の実感"一本かと思ってたら、まさかこういうタイプの、しかも男を描けるとは。
アキバに対する距離感も適切。くくらず知ったかぶらず、分かるものは分かるし、分からないものは分からない。認められるものは認めるし、認められないものは認められない。
最後の「でもちょっと良かった(ぐふ)」というのは、実にこう、女の「声」を聞いた気分になります。
『荒呼吸』
なるほどね、漫画の人じゃないのか。
一つ、この人の自然体の謎が解けましたね。
店員さんが女の人なら、僕は喜んでビギナー質問を投げかけちゃいます。(笑)
他人にニャンニャン世話されるのは好きです。家族とかは嫌ですが。
『ポテン生活』
悪くないんですよね、常に。『俺ハエ』よりは、タフに長持ちしそう。
『The Drifters』
好きですが、キャラと勢いのみの可能性があるので、今後を見てみないと。
こんなんでも二つ書くと疲れます。(笑)
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