ヴェルディ、代表、二次元、女子バレー 他
横浜FM-東京V(’08)
2008年11月30日 (日) | 編集 |
どっちつかず。ぎくしゃく。燃えないチーム。

J1第33節 東京V ●0-2○ 横浜FM(日産)

ここまで追い詰められても一向に何かが整理されたり単純化される気配が無いのは、この監督は腹の括り方を知らないのか括る腹が無いのか。Don’t think,feel!


真面目ないい人なのは分かるんですけどね。でもそれが、いつまでもこの人の現実との”出会い”を妨げている。
いっそ”オレ流宣言”でもしてもらいたいくらいなんですが、無理だよなあ。
ちゃんとしようちゃんとしようと、間断なく神経を尖らせてはいるんですが、残念ながら世界はそもそも”ちゃんと”してないので。だからこっちが、秩序を与えてあげないといけない。しのごの言う隙を与えずに。
行儀よくしてれば何かもらえるのは、大人が秩序を肩代わりしてくれている子供の間だけです。
・・・・余計なことを言いました(笑)。坊や哲に。(だからそれが余計)

何ていいますかね、「前」向きも、「後ろ」向きも、”現”実からの逃避であるには変わりないんだよなという。
いち選手としては、柱谷哲二の常に変わらない純粋な、ある種不自然なファイティングスピリットは、諦めや沈滞に”自然”に流れるチームの空気に、再度の浮上や活性化のきっかけを与える貴重なもので、だから立派なキャプテンだったわけですけど。いち要素としては、それで良かった。
でも監督というのは、もっと全体的包括的な仕事なので。むしろ純粋でないもの、曖昧なもの汚いもの、それらを含めた要するに「全て」を一手に、最終的に引き受ける仕事なわけで。それが”マネージ”するということなので。
それらを踏まえて、むしろいかに効果的な大嘘をついて、それによって事態を単純化してあたかも秩序が存在するかのような錯覚を、安心感を、「子供」たちに与えるかという。(笑)

そんな秩序の”嘘”はいずれ何かのきっかけで破れるものなわけですが、そこで慌てず騒がず、次のもっと素敵な嘘をつく(笑)、そういう面が監督という仕事の中にはある。そこらへんを例えばかの魔法使いオジーは分かっていたと思いますが、ちょっと分かり過ぎていたというかまず自分を騙せずに嘘がバレバレというところがあって、それで一つ一つの嘘の寿命が短いというか、魔法の解け方が極端過ぎるというか。もうちょっと野暮な真実を混ぜないと、嘘の強度が足りなくなる。

・・・・ああ、また変なポエムを書いてしまった。(笑)
とにかく上手な嘘、現実を知るからこそつける嘘のつき方を知らない柱谷監督のチームは、それだけでは足りないことが分かり切っているいくつかの”ホントウ” の断片だけを手に、気持ち良くまくし立てる相手の嘘に立ち向かわなければいけないわけですが。嘘も糞も、俺が世界だと吠えるフッキや、一点の個人的な真実の元にとりあえず現実を方向付けて構成する腕力を持ったディエゴ抜きでは特に。
なかなか辛いよね。嘘はいけません!て、そりゃそうだけどさあ、母さん。


試合ですが。(笑)
「前半は自分が下がってボランチに付いて、大黒君の1トップだった」という平本の証言からしても、基本的にはこの試合は低目に構えて、リスクをかけずにロングボール中心でという、そういうことだったんでしょう、多分。
いや、別に多分ではないんでしょうけど(笑)、結局なんか、あんまりそういう風には見えなかったんですよね。単に普通にやって、でもそれが及び腰で半端なようにしか。「守備的に行く」と割り切ったチームならではの、安定感もすっきり感も、さっぱり。しかもそれで特に、守備力が上がってるようにも見えなかったですし。

松田の先制ゴールは、確かにその前の福西と富澤の対処のマズさが大きな原因でしたが、でもそれまでも後半にギアを上げて来たFマリの攻撃に、さんざんヴァイタルでの無抵抗さは曝されていたわけですし。時間の問題と言えば時間の問題だったような。
だから前半良かったように見えたのも単に相手関係というか、そもそもそんなに守備でやられて来たチームでもないわけですし。むしろ「消極性」「凝固」というこの試合の構えの本質が、いざ相手に動きが出て来た時に守備の意識の強化を越えて、対応の鈍さを生んでいたように見えました。

つまりは前節札幌戦で無理やり”攻撃的”に行って、それで攻撃力は上がらずに守備に穴を開けただけになったのと同じように、この試合は守備を意識させてそれで守備力が上がるのではなく、単に全体としての動きの積極性や反応の俊敏性を失わせただけという、そういう感じ。
内容的にはこれも前節「”攻撃的”だから上がれ上がれ」と馬鹿正直に行ったように、この試合では「”守備的”だから下がれ抑えろ」と、結果的に度を越えたエスコート守備を推奨したような形になっている。
”反転してカウンター”みたいな意識も、恐ろしく感じられなかったし。

要するにあえてやろうとしたことは全て上手く行かないというか(笑)、いざやると常に意識過剰でそればっかりになってしまうというか、単にやり方を知らないというか考えが足りないというか。
例えば常識的に選手を配置して自然に任せた場合は、今年のウチの守備陣の能力は決して低くないのでそれがデフォルトの”守備力”として、なんだかんだここまでチームを支えて来た。攻撃は一般的に常識だけでは足りないものですが、そこをフッキやディエゴの非常識(な能力)で補いつつ、まあ何とかやって来た。

それを見ている僕も含めた多くの人は、それじゃそこまでだからもっとやれとか、あれが足りないとかここをこうしたらどうかとか色々言って来たわけですが、間違いだったかも知れない(笑)。無理な注文をしていたどころか、”自然に”出来ていたことまで出来なくなるような、そういう危険を冒させようとしていたのかも知れない。それくらい、この監督は、出来ることが少ない。気の毒なくらいに。真っ当な批判も、単なる弱い者いじめになるくらいに。

まあ「そこまで」では足りないのは事実でしたし、フッキもディエゴもいない現状では、”自然”以上の何かを企てなくては今まで通りすら期待できないのは明らかなわけですが。実際”自然”にやった最初の神戸戦は、見るも無残だったわけですけど。
だからと言って今更どうすることもな。これだけ何も出来ないのでは。難度としては、柱谷監督が上手くやれる可能性としては、実は(更なるはっきりした)引きこもりカウンターよりも遮二無二プレッシングの方が高いんじゃないかと思うんですが、フロンタ相手に今それをやるというのも無いでしょうし。”千葉が勝った”という事実でも事前にあればと一瞬思いましたが(笑)、最終節は当然同時刻開催でした。ちゃんちゃん。

まあ最終節は、僕がこの一年間、密かに(?)城福さんのチームを応援し続けていたという、陰徳の効力に期待するしか。言っちゃったら陰徳じゃないですけど。(笑)
フロンタの状況がどうだろうと、これだけ戦いの準備が出来ていないチームが、一人前以上に出来ているチームと勝負になる道理が無いので。札幌も、Fマリも、特に強くはないし途中までは何とかなるような気配も見えなくはないんですが、長い長い90分間という時間の中で、どう展開しようとこちらが先にボロを出さない、俄かに編んだ織物が解け始めないということはどうあっても期待出来そうな感じは無くて。現実に不本意な方向に結果が傾いた瞬間に、思うことは常に、「あ、やっぱり?」ということで。目標とのスコア差は紙一重でも、”惜しかった”とはとても言う気になれない。あっちにあった最低限が、こっちには無かった。


しかしまあ、他にも色々あるけれど、毎度柱谷監督の河野の使い方は萎えますな。正に”萎え”るような使い方しか出来ないから、「毎度」は使わないんでしょうけど(笑)。悲しい合理性。
何でしょうねえ、”ドリブラー”は”MF”でしか使っちゃいけないという、そういう規則でもあるんですかね柱谷世界では。見てるとなんか原始的な設定の、サッカー・シミュレーションゲームでもやっているような気分になるんですが。FWで使えばいいじゃんというのもそうだし、”MF”ったって色々あるわけで、特にあれだけ特徴のはっきりした、かつ若い選手を、毎度混沌の中にただ放り出すだけじゃあ。しかも別に本当に海のものとも山のものとも知れない選手ではなくて、少なくともシーズン序盤にはいくつか”出来る”形は見せているわけで、それを参考にすればいいだけなはずなんですけどね。とことん・・・・いや、もういい。

この試合の場合は特に、(福西に続いて)菅原を外してボランチのいない状態にしてしまって、攻守の最低限のバランスも、増して”ドリブラー”の発射に必要なカタパルトも丸っきり無い状態にしてしまっている。さすがに柴崎か富澤でも回したのかと期待しましたが、全然そういう様子は無かったですし。
まあ要はパニック、または前節で「交代が消極的」と批判されたのを、じゃあと馬鹿正直&形式的に、”攻撃的選手起用”をやってみたという、それだけなんでしょうけど。

とにかく、駄目だ!ということですね。教養も無ければ自分の考えもない。”思考の墓場”という意味での常識と、固定観念のみで構成されている人。爽やかないい人、ではあるんですけどねえ。この地位になければ。
こんな人が例えば今の久さん程度にはモノになるのならば、行く末を見てみたいという興味はありますけど。同じ資質が、別なアングルなら違う表れをするのか。ただ当分は、勘弁してもらいたい。


どうですかね。真面目に”ニュートラル”であることが、単に空白という以上の積極的なポリシーとしてあるんじゃないかと、そんな感じもしなくはないんですけどね。ポリシーというより・・・・道徳観ですね、信念というか。
だから攻撃的であれ守備的であれ、いかなる形態であれ極端なものや割り切ったもの、つまりは人工的で卑しいものは、気が進まない、本意ではない。だから頭も働かないor思考を発達させて来なかった。やるにしても躊躇いがちで、取ってつけたようで、そんな監督の迷いも確実にチームに反映される。

基本的にはやっぱり、単に必要な能力や知識が足りないんだとは思いますが、こういう側面も同時にあるんじゃないかなと。擁護なのかなんだかよく分かりませんが。(笑)


しかし2点目取られたのは痛かったな。鹿島は磐田から1点しか取ってくれないし、負け続けてでも得失点差で降格回避という、残留と柱谷監督退任を両立させるシナリオが大ピンチに。(笑)
しょうがない、入れ替え戦活躍でディエゴ機嫌良く残留という、そっちのシナリオの方を優先させるか。

いずれ世迷言。でもこれもまあ方便ということで、最後まで踊り続ける為の。
もう少し。ともかくも。


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