ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
岡田インタビュー(補)
2009年02月11日 (水) | 編集 |
本編

オーストラリア戦直前ですが、思い出せる限りの注目(?)発言を。


オーストラリア戦について

アジアでは少し抜けたレベルの相手だが、特別なことはしない。
むしろ正にこういう相手(ただし最低限だが)を倒す為にやって来たサッカーだ。そのままぶつける。


”世界を驚かす”ことについて

「W杯ベスト4」というのは、集まるたびに言っている。
5,6人(?)は本気になって来ているようで、これがどんどん増えて行けば現実的な可能性になる。
(個人的には、特に遠藤の”本気”度はかなり高いように、インタビュー映像を見てて感じましたが)


岡田サッカーの攻撃の性格付け

以下は”塊”エントリーでの、sameさんと僕の質疑応答ですが。

same
例えば、UAE戦以降、岡田ジャパンはクロスの入れ方、シュートまでの持って行き方を”決め撃ち””面倒見ている”方向性に進んだわけですが、これは、”組織的”の部類ではないんでしょうか?

これはですね、一種の補助線ですね。「個人」の「自由」を発揮させる為の。主体はあくまで個人の方にあるんです。盲滅法暴れてる子供に、さあ、こんな感じで、思いっ切りやってごらん!ということです。背中を押した後は、また後ろでニコニコしているんですよ。(笑)
いずれにしても局面の話で、チーム構想そのものとは少し違うと思います。


sameさんの疑問は当然で、正直僕の答えはちょっとお座なりな気がしますが・・・・。(笑)

で、岡田さん本人ですが、どの試合についてのコメントだったか覚えてないんですが(カタール戦かなあ)、とにかくそこらへんの近辺の試合での日本代表の、ボールを左右に激しく振る得意の攻撃の”成功”の映像の後で、「パターンがはまった」ではなく、「(自分が引き出そうとしている)本能的反応、即興性が、上手く発揮されて連鎖した」というニュアンスで語っていました。(文言覚えてなくてすいません)
・・・・だからまあ、結論としては僕の理解で正しいと、簡単に言ってしまえばそうなんですが。


おまけ。「淵黙雷声」

”雷が轟くように聞こえる沈黙”みたいな意味で、弟子に「悟りの方法」を尋ねられた時にお釈迦様が返した反応だそうです。
充電行脚中(笑)の岡田監督が、永平寺(曹洞宗)の坊さんに示された言葉で、これを岡田監督は「色々考えるよりとにかく行動だ」と、そういう意味に解していました。
えらい雑駁な感じはしますし(笑)、ここらへんは前回問題にした、今回の岡田監督の理/思考の過度の軽視ともちょっと繋がるような気がしますがそれはともかく。
この言葉、岡田監督の近年のお気に入りのようで、自らの講演などでも語っています。

参考記事
岡田武史 ~淵黙雷声~(藤井まな@世田谷の政治を志す)
淵黙雷声(contact zone)


そうそう、最初のブログにも載ってますが、そう言えば岡田監督は、「選手を”教える”なんておこがましい」ということも、言ってましたね。「彼らor今の選手たちは、既に十分にサッカーについては知っている。こちらはそれを上手く引き出すだけだ」と。
原則論としては分からんでもないんですけど、実地でやるにはちょっと原則論過ぎて、やっぱりちょっと、ジーコとかの臭いがして来るところはありますね。・・・・再び前回の話と関連付ければ、「教え過ぎない」という戒めが、「教える」ことの禁忌にまで行ってしまいそうな。

ちなみに岡田監督がマリノス退任後しばらくサッカーから離れていたのは、海外も含めてサッカー界を眺めていても、自分のそれまでの限界を突破させてくれそうな、そういうヒントが見当たらなかったからだそうです。
それで心理学やら、スポーツ科学やら、仏教やら(笑)、空手やらと色々と回ったと。勿論その中に、”ラグビー”もあったわけでしょうけどね。

だからつまり、別にサッカーから気持ちが離れていたということではないと、そういう話でしたが。


まあこんなもんかな。思い出したらまた足すかも知れません。
とりあえず今夜ですね。全てが空しく聞こえるような結果に、ならないといいですけど。(笑)


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