2009年06月18日 (木) | 編集 |
どっちもどっち。体の分、オーストラリアの方が強いけど。
南アフリカW杯アジア最終予選 日本代表 ●1-2○ オーストラリア代表(メルボルン)
W杯ほんとに出るの?
そもそものことを言うと、なんでオーストラリアは日本にライバル意識なんて燃やしてるんだろう。韓国は一つで十分なのに。
何と言うか、非常にローカルで不毛な「熱戦」だったと思います。別に出場権もかかってないのに。
大きな怪我は無かったようで良かった。別に岡田ジャパンの為ではなく、選手個々の今後の人生の為に。
見たかったのは、むしろ本大会の出場”資格”を互いに確認・証明する、「演武」のような試合でした。
まあ両者あれしか出来ないというなら、それはそれで演武だったのかも知れないですけど。(笑)
アジア代表なんか応援せんぞ俺は。出場枠なんて要らねえ。
アジアに4つも5つも出場枠があるんじゃ、結局オリンピックと大して変わらん悪平等じゃないか。バラ撒きと限定と、方向が逆なだけで。(サッカー限定の話ね。従来形式の)
かと言ってアジアどうしでどんなに”厳しい”戦いをしたって町内のケンカチャンピオンを決めるだけなわけで、ヨーロッパか南米にでも入れてもらうしかないわけですけどね。
とりあえず岡田を切って、2010年・・・・ではなく、11年コパアメリカまでを目標とする新監督を据えよう。(笑)
ちゃんと次も招かれるように。
少しだけ冷静になると、これは前も言ったと思いますが、レベルの話は別にして、多分アングロサクソンorゲルマン的な”固くて””重い”身体能力を前面に出したサッカーというのは、現状日本人が一番苦手とするタイプだとは思うんですよね。南米的上手さとか、ヨーロッパでも緻密なタイプとか、あるいはアフリカの柔軟なタイプの身体能力と比べても。
簡単に言えば、噛み合わなさ過ぎてドロドロになるということですけど。そしてパワーで押し切られる。
慣れの問題も含めてね。(アフリカは年代別代表で結構慣れてる)
同じ負けるにしても、ほとんどサッカーらしくならない。
で、それは隠れた要因としてひっそり念頭に置くとしても、それにしても”巨人”対策として、岡田ジャパンの”小人”サッカーは有効じゃないと思います。・・・・え、前言撤回にも程がある?まあ、待って下さいな。(笑)
つまりまずそもそもの、ラグビーの大西ジャパンをヒントにした岡田監督の”小人”作戦そのものは、狙いとしてはありだと思います。その考えは変わらない。
ただ問題は、大西鐡之祐と岡田武史では、それぞれの当該競技の監督としての、腕がかなり違うということです。・・・・多分ね。実際に大西さんを見たことがあるわけじゃないですが。実績や客観的状況からの推測として。少なくとも岡田監督は、同時代の国内的にすら、ナンバー1でも先進的でもない。
いい担い手や周辺状況に恵まれずに歴史に埋もれた「真理」なんて、ジャンルを問わず沢山ありますから。
言い訳がましく聞こえるかも知れませんが、僕の直観としてはそうです。
岡田監督が自分の「方法」を突き詰められているとも、上手く運用で来ているとも、僕には全く思えません。
だからまあ、その宿題は宿題として今後も検討するとして。
とにかく”徹底されない奇策”や”集中出来てない捨て身”なんて、ただの自殺なわけで。錐行の陣で敵中突破しようとしている時に、隊列がバラバラでノロノロやってたら。押し包まれてなぶり殺しですから。(笑)
でまあ何が言いたいかというと、その場合は常識が優先する、ちゃんと距離と間合いを取って、バランス良く対した方が、”巨人”対策としても、相対的には有効だということです。例えそれが常識的な範囲での有効性しか得られないとしても、「一発逆転」は望めないとしても。
振り出しに戻ったような話ですが、それがオーストラリアとの2戦で、僕が感じたこと。
「今の」岡田ジャパンの事情・問題というのもありますけどね。
つまりせめてもの”完成度”や”徹底度”という意味では、前回対戦時のチームの方がまだ遥かに高かった。「限界」はあったとしても。
その「限界」と取り組んだ一つの結果として、ここ最近の”憲剛仕様”みたいなものがあるわけですが、現状いかにも付け焼刃でした。ていうか・・・・そもそもあの位置に憲剛が物理的にいるという以上の実体が、この試合のそれにあったのか(笑)。何をしようとしてたんだ。
元々ね、原理主義的な(それまでの)岡田サッカーがあって、それに対するバランス要素として憲剛個人のプレイスタイルを放り込んでみたという、それだけのものと言えばそうだったわけで。それがメンバー落ち等で元のチームの輪郭自体があやふやなところに、二次的要素としてのトップ下憲剛だけがいても。
まあ一応は、ニュースタイルの確立過程で、主力総欠けになってしまった止むを無い試合と、言えることは言えるわけですけど。裁判の答弁としては、多分それで通るでしょう(笑)。信じてはいませんけど。
やはり引き続いて、原チームの崩壊が進んでいる気がするというのが一つと、もう一つはその原チームにも起きたこと、”とりあえず”並べてみたのかと思っていた選手の並びが、次の瞬間には戦術そのものにすり替わって、監督の思考がそれ以上深められて/進んでいるように見えないという、同じことが起きかかっているような、そんな感じがします。
毎度代替選手をいっさい用意できないのも、ある選手(たち)を使って実現した機能を、分析・帰納して一般原理化して把握することが出来ないから、つまり、そもそもどう”代替”して欲しいのかという要求が出せないからではないかと。
”アイデアマン”なんですかね、岡田さんは。良い悪い両方の意味で。思いついて始めたところで、終わり。
確かに思いつくんですけどね。そこまでは悪くないんですけど。
一応個別の話もしておきますか。
まず”右MF”松井ですが、松井個人的な比較で言えば、悪くなかったと思います。少なくとも”縦”への駆動力を期待される左よりは。まあゲームメイクが出来ないので、俊輔の代わりは出来ませんが。”ボールキープ”の部分だけの代役(笑)。その為のドリブルテクニック。それでも本田圭よりはマシかと。「代役」としては。
岡田監督の代役用意能力を考えれば、これでも貴重な存在になり得る可能性は、感じました。・・・・少なくとも憲剛(システム)がこの先機能するならばというのが、前提ですけど。松井単独では、どうもならん。
既にどうもならない感じになってるのが、玉田ですかね。当たり前っちゃ当たり前なんですけど、スタイルチェンジの一番の被害者。でもなぜか起用の優先順位は固定。混雑整理役としての必要性が大きく落ちているので、師匠性ばかりがクローズアップされるという、悲しい状態。
玉田がどうというのもそうですが、「惰性」で使ってる感じがとにかく嫌ですね。せっかく新風を入れたんだから、駄目元でもいいから一回はチャラにして他の選手、他の起用法をやってみればいいのに。差し当たって考え付くのは、憲剛の縦パスを決める選手か、または”ジェラード”憲剛にミドルを打たせてやれる選手でしょうけど。
阿部は・・・・適性もそうなんだけど、この人って”いい”時以外、”悪い”んだよね。「職人」だけど「堅実」じゃない。物凄く責任感があって真面目なんだけど、逆にちゃんとチーム(クラブだろうが代表だろうが)内での地位が保証されてないと、結構だらしない。「自分」としてはプレー出来ないというか。
そういう意味では、海外行ってみるべき選手ですよね。ただし、仮にそこで成功しても、単に「そのチーム」でいいプレーをしているだけなんてことにも、なるかも知れませんが(笑)。実に”チーム”プレイヤー。
各年代代表に選ばれ続けて、オシムに指導を受けてフィンケに指導を受けて、でも結局”いぶし銀”という印象しか無いのはある意味特異体質。
ボランチ・コンビとかは・・・・もうしょうがない。2人が帰って来るのを待つしか。岡田監督に解決求めるのは、現実性無さ過ぎ。
ああもう。本格的にやんなって来た。
南アフリカW杯アジア最終予選 日本代表 ●1-2○ オーストラリア代表(メルボルン)
W杯ほんとに出るの?
そもそものことを言うと、なんでオーストラリアは日本にライバル意識なんて燃やしてるんだろう。韓国は一つで十分なのに。
何と言うか、非常にローカルで不毛な「熱戦」だったと思います。別に出場権もかかってないのに。
大きな怪我は無かったようで良かった。別に岡田ジャパンの為ではなく、選手個々の今後の人生の為に。
見たかったのは、むしろ本大会の出場”資格”を互いに確認・証明する、「演武」のような試合でした。
まあ両者あれしか出来ないというなら、それはそれで演武だったのかも知れないですけど。(笑)
アジア代表なんか応援せんぞ俺は。出場枠なんて要らねえ。
アジアに4つも5つも出場枠があるんじゃ、結局オリンピックと大して変わらん悪平等じゃないか。バラ撒きと限定と、方向が逆なだけで。(サッカー限定の話ね。従来形式の)
かと言ってアジアどうしでどんなに”厳しい”戦いをしたって町内のケンカチャンピオンを決めるだけなわけで、ヨーロッパか南米にでも入れてもらうしかないわけですけどね。
とりあえず岡田を切って、2010年・・・・ではなく、11年コパアメリカまでを目標とする新監督を据えよう。(笑)
ちゃんと次も招かれるように。
少しだけ冷静になると、これは前も言ったと思いますが、レベルの話は別にして、多分アングロサクソンorゲルマン的な”固くて””重い”身体能力を前面に出したサッカーというのは、現状日本人が一番苦手とするタイプだとは思うんですよね。南米的上手さとか、ヨーロッパでも緻密なタイプとか、あるいはアフリカの柔軟なタイプの身体能力と比べても。
簡単に言えば、噛み合わなさ過ぎてドロドロになるということですけど。そしてパワーで押し切られる。
慣れの問題も含めてね。(アフリカは年代別代表で結構慣れてる)
同じ負けるにしても、ほとんどサッカーらしくならない。
で、それは隠れた要因としてひっそり念頭に置くとしても、それにしても”巨人”対策として、岡田ジャパンの”小人”サッカーは有効じゃないと思います。・・・・え、前言撤回にも程がある?まあ、待って下さいな。(笑)
つまりまずそもそもの、ラグビーの大西ジャパンをヒントにした岡田監督の”小人”作戦そのものは、狙いとしてはありだと思います。その考えは変わらない。
ただ問題は、大西鐡之祐と岡田武史では、それぞれの当該競技の監督としての、腕がかなり違うということです。・・・・多分ね。実際に大西さんを見たことがあるわけじゃないですが。実績や客観的状況からの推測として。少なくとも岡田監督は、同時代の国内的にすら、ナンバー1でも先進的でもない。
いい担い手や周辺状況に恵まれずに歴史に埋もれた「真理」なんて、ジャンルを問わず沢山ありますから。
言い訳がましく聞こえるかも知れませんが、僕の直観としてはそうです。
岡田監督が自分の「方法」を突き詰められているとも、上手く運用で来ているとも、僕には全く思えません。
だからまあ、その宿題は宿題として今後も検討するとして。
とにかく”徹底されない奇策”や”集中出来てない捨て身”なんて、ただの自殺なわけで。錐行の陣で敵中突破しようとしている時に、隊列がバラバラでノロノロやってたら。押し包まれてなぶり殺しですから。(笑)
でまあ何が言いたいかというと、その場合は常識が優先する、ちゃんと距離と間合いを取って、バランス良く対した方が、”巨人”対策としても、相対的には有効だということです。例えそれが常識的な範囲での有効性しか得られないとしても、「一発逆転」は望めないとしても。
振り出しに戻ったような話ですが、それがオーストラリアとの2戦で、僕が感じたこと。
「今の」岡田ジャパンの事情・問題というのもありますけどね。
つまりせめてもの”完成度”や”徹底度”という意味では、前回対戦時のチームの方がまだ遥かに高かった。「限界」はあったとしても。
その「限界」と取り組んだ一つの結果として、ここ最近の”憲剛仕様”みたいなものがあるわけですが、現状いかにも付け焼刃でした。ていうか・・・・そもそもあの位置に憲剛が物理的にいるという以上の実体が、この試合のそれにあったのか(笑)。何をしようとしてたんだ。
元々ね、原理主義的な(それまでの)岡田サッカーがあって、それに対するバランス要素として憲剛個人のプレイスタイルを放り込んでみたという、それだけのものと言えばそうだったわけで。それがメンバー落ち等で元のチームの輪郭自体があやふやなところに、二次的要素としてのトップ下憲剛だけがいても。
まあ一応は、ニュースタイルの確立過程で、主力総欠けになってしまった止むを無い試合と、言えることは言えるわけですけど。裁判の答弁としては、多分それで通るでしょう(笑)。信じてはいませんけど。
やはり引き続いて、原チームの崩壊が進んでいる気がするというのが一つと、もう一つはその原チームにも起きたこと、”とりあえず”並べてみたのかと思っていた選手の並びが、次の瞬間には戦術そのものにすり替わって、監督の思考がそれ以上深められて/進んでいるように見えないという、同じことが起きかかっているような、そんな感じがします。
毎度代替選手をいっさい用意できないのも、ある選手(たち)を使って実現した機能を、分析・帰納して一般原理化して把握することが出来ないから、つまり、そもそもどう”代替”して欲しいのかという要求が出せないからではないかと。
”アイデアマン”なんですかね、岡田さんは。良い悪い両方の意味で。思いついて始めたところで、終わり。
確かに思いつくんですけどね。そこまでは悪くないんですけど。
一応個別の話もしておきますか。
まず”右MF”松井ですが、松井個人的な比較で言えば、悪くなかったと思います。少なくとも”縦”への駆動力を期待される左よりは。まあゲームメイクが出来ないので、俊輔の代わりは出来ませんが。”ボールキープ”の部分だけの代役(笑)。その為のドリブルテクニック。それでも本田圭よりはマシかと。「代役」としては。
岡田監督の代役用意能力を考えれば、これでも貴重な存在になり得る可能性は、感じました。・・・・少なくとも憲剛(システム)がこの先機能するならばというのが、前提ですけど。松井単独では、どうもならん。
既にどうもならない感じになってるのが、玉田ですかね。当たり前っちゃ当たり前なんですけど、スタイルチェンジの一番の被害者。でもなぜか起用の優先順位は固定。混雑整理役としての必要性が大きく落ちているので、師匠性ばかりがクローズアップされるという、悲しい状態。
玉田がどうというのもそうですが、「惰性」で使ってる感じがとにかく嫌ですね。せっかく新風を入れたんだから、駄目元でもいいから一回はチャラにして他の選手、他の起用法をやってみればいいのに。差し当たって考え付くのは、憲剛の縦パスを決める選手か、または”ジェラード”憲剛にミドルを打たせてやれる選手でしょうけど。
阿部は・・・・適性もそうなんだけど、この人って”いい”時以外、”悪い”んだよね。「職人」だけど「堅実」じゃない。物凄く責任感があって真面目なんだけど、逆にちゃんとチーム(クラブだろうが代表だろうが)内での地位が保証されてないと、結構だらしない。「自分」としてはプレー出来ないというか。
そういう意味では、海外行ってみるべき選手ですよね。ただし、仮にそこで成功しても、単に「そのチーム」でいいプレーをしているだけなんてことにも、なるかも知れませんが(笑)。実に”チーム”プレイヤー。
各年代代表に選ばれ続けて、オシムに指導を受けてフィンケに指導を受けて、でも結局”いぶし銀”という印象しか無いのはある意味特異体質。
ボランチ・コンビとかは・・・・もうしょうがない。2人が帰って来るのを待つしか。岡田監督に解決求めるのは、現実性無さ過ぎ。
ああもう。本格的にやんなって来た。
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