ヴェルディ、代表、二次元、女子バレー 他
アニ20
2009年08月14日 (金) | 編集 |
『アニ10』より。

今更ですが、「アニ10はなんでショートレビューやらないんですか」(ロック物のように)という(拍手)コメントをもらったので、そう言えばそうだなと。でまあ、どうせなら絞り切れないついでに、ずらずら挙げた中から放送中or通して見てないものを除いた20作品を、ダダダーッと。

各2行ずつ。年代順に。さくさくと。では。


『まんが日本昔ばなし』 (’75)
動きの少ない絵も、演者2人だけ(市原悦子、常田富士男)による声も、ギリギリに簡素化された所謂”象徴的”な表現でいかにも芸術的ではあるんですが、同時に圧倒的に親しみ易い、「TVアニメ」でもあるという。

『ガンバの冒険』 (’75)
出崎統監督の個人的資質でもあるんでしょうが、この”ネズミ”と”イタチ”による「冒険ファンタジー」の、”人間関係”の濃密さや感情表現の妙なリアルさや、そこから来る敵(イタチ)の怖さたるや。昔の人って・・・・

『ベルサイユのばら』 (’79)
その出崎監督の代表作(13話以降)。華麗さや少女趣味と、骨太の史劇であることが稀有なバランスで両立。両方のツボを、同時に押されるというか。オスカルとアンドレの××だけは、キモいですけど。(笑)

『戦闘メカザブングル』 (’82)
1st、イデオンの後に富野監督が手掛けた西部劇&コメディ風の作品。道具立てが地味な分、”混沌”を活写する戦闘描写の天才性が純度高く表現され、また掛け合い的な軽妙な話法も、むしろその後の本領かと。

『機動戦士Zガンダム』 (’85)
2行では語れません(笑)。いつかゆっくり書きたいんですけど。「続編」であることが、富野監督の意識的狙いや本来の偏りや限界を越えさせた、作ろうとしても作れないバランスの、一つのキャリア最高作だろうと。

『機動警察パトレイバー』 (’89)
繰り返しますが吉永監督&伊藤脚本(&勿論ゆうき原作)のが、僕のパトレイバー。一言で言うと伝統的人間観/人間関係と、それに伴う伝統的作劇技術への、”オタク”世代によるほとんど唯一成功した捉え直し。

『楽しいムーミン一家』 (’90)
ファンタジーの底力。ほんわかしているようで、それぞれのキャラが”それぞれ”に生きている、仲良しのようで決して交わらない、その棲み分け感というか、神の視点というか。フローレンの”女”ぶりの描写とか。(笑)

『恐竜惑星』 (’93)
猿の惑星+ET+スタトレ?ジュラシックパークとは言わない(笑)。”恐竜人類”というアイデアの新鮮さとリアリティと、その”人類”の(バルカン人的な)「理性」特化型の”進化”の示唆性と。そして、「モ・エ」。傑作。

『こどものおもちゃ』 (’96)
シリーズ構成高橋良輔?!。なんちゅう意外性。大地監督らしい、けたたましいギャグとトークの切れ味と、その陰で進行する各種コミュニケーション問題の扱いと、キャラの描写と。まとめてとにかく、達人な作品。

『少女革命ウテナ』 (’97)
かしらかしら?ご存じかしら?ご存じじゃなくてもいいわよ。あんまり解説したくない(笑)。無理に薦めるものでは。各種の(悪)趣味の、本気度の高さとクオリティ。よく分からないなりの、「革命」の不思議な切実性。


これで10本。特にまとまりはなし。(笑)


後半行ってみよう。


『コジコジ』 (’97)
基本的にはムーミンと同じ。それに”シュール”の生理的快感(もしくは不快感(笑))とコジコジの批評性が加わる。より露骨な”それぞれ”の異種性と、それを淡々と受容した世界と。冷たいようであり、優しいようであり。

『彼氏彼女の事情』 (’98)
エヴァでやや不器用に描いた少年少女&現代人のコミュニケーション問題を、優れた台本(原作)を得てより洗練整理された形で表現することに成功した作品。進行に安定感があるので、演出のギミックも素直に楽しい。

『今日からマ王!』(シリーズ) (’04~)
基本コメディの”剣と魔法”であり、幾分BL入った美少(青)年ものでもあるんですが、その人間ドラマの本格感や、抑制の利いた演出の容易に捉え難いバランス感覚には感嘆。ヴォルフラムが好き(笑)。あれぞ恋愛。

『蟲師』 (’05)
この前書いたばっかり。今回の文脈で言うなら、ムーミンやコジコジも伝えている透徹したかつソフトな共生感覚を、より人間視点で、”人間ドラマ”として描いた作品と位置付けられるか。「生」の落とし所はいずこに。

『灼眼のシャナ』(シリーズ) (’05~)
正しいアニメの愛し方。喜びとしてのオタク。美少女バトル、魔法、萌え、ツンデレ、それら記号を「記号」であることを一切否定せずに、記号に溺れる悦びを満喫しながら、しかし清々しく、いっそ豪快に表現し切った快作。

『電脳コイル』 (’07)
1回まとめて書きましたね。こちらも。ストーリー的に一回で把握しづらいところもあるので、その後の再放送も見た方が良かったのかも知れませんが、何かしら”緊張”を要求する作品なので、何となくスルーしています。

『みなみけ』(1st) (’07)
3rd”おかえり”も十分に面白いんですが、一応監督が変われば別作品と言うべきですし、それと「保坂先輩」の描写の嫌悪愛情のバランスが、1stに及んでないと思うので。2nd”おかわり”は駄作。単に乱暴で不快。

『げんしけん2』 (’07)
”1”がつまらないということでもないんですが、プッシュは”2”。これも参照。むしろ原作よりも優れていると思います。カルチャーとしてのオタクと僕との距離感は微妙ですが、何にせよ切ない内容と、切ない描写。

『のらみみ』(シリーズ) (’08~)
一見するとムーミン/コジコジラインのようですが、これはむしろ、「人間社会」そのものの、「戯画化」ではないかと。しかし達者だよね。昔の日本映画みたいというか。内容的にも。たまに腹立つけど(笑)、降参です。

『ヒャッコ』 (’08)
爽やかなエゴイズム。みんな、それぞれで、いていいんだ。要は何やってもいいんですよ、執着しなければ。お釈迦さんのおっしゃる通り(笑)。虎子と兄姉との少し重めの関係だけは、色々とありそうでしたがアニメでは。


以上めでたく20本。
うーむ、やっぱ書いて良かったな。多分。


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