ヴェルディ、代表、二次元、女子バレー 他
’10.4月期アニメ スタッフノート
2010年05月02日 (日) | 編集 |
地味に豊作な気がします。気が付くと楽しめるものが多い。
数が多いので、最初にざっと分類して一覧。

(面白い)
おおきく振りかぶって ~夏の大会編~
いちばんうしろの大魔王
Angel Beats!
WORKING!!


(見れる)
HEROMAN
メジャー6
荒川アンダーザブリッジ
閃光のナイトレイド
四畳半神話大系


(面白いということもないけど興味本位で)
最強武将伝 ~三国演義
GIANT KILLING


以下本編(スタッフノート)は、放送開始順に。


『HEROMAN』 (テレ東18:00 4/1(木)) Wiki

原作 - スタン・リー
監督 - 難波日登志
シリーズ構成・脚本 - 大和屋暁

てっきりアメコミ"風"に日本人が描いているんだろうと思ったら、普通にアメコミが原作でした。(笑)
スパイダーマン、ハルク、X-メンの人・・・・て、偉く大物みたいですが、正直事情がよく分かりません。日本と同じ意味で、"作者"なのか。だとすれば凄いですけど。
で、僕がなぜ日本人作だろうと疑わなかったかは、この"HEROMAN"という、ベタを遥かに通り越した臆面もないタイトルに、アメコミヒーローものというジャンル自体に対する距離を置いた批評性を感じたから。
実際そういう内容ではあるんですけどね、「ヒーローとは何ぞや」という。

ただ結果としては・・・・むしろ熱血ヒーローものとしての、素直な燃焼感というか、"爽やかさ"が際立つ作品。主人公の美少年(というかかわいい坊や)ぶりも相まって。
監督は'60年生まれの大ベテランさんですが、僕が見たことがある過去の監督作品としては『グラップラー刃牙』くらいで、まあなんか、渋い"裏方"さんという感じ。この作品の演出も、変な作家性みたいなものは微塵も感じられなくて、で、それが作品には合っていると思います。
シリーズ構成・脚本は、『ソウルイーター』『銀魂』の大和屋さんで、すっかり手堅い"テレ東夕方6:00の熱血ヒーローもの担当"の人。(笑)
悪い意味じゃないです。

『おおきく振りかぶって ~夏の大会編~』 (TBS 25:39 4/1(木)) Wiki

・・・・1期と同じ
マンネリとは言いませんが、少し緩いというか、緊張感に欠ける感じはしないでもありません。
OP・ED曲の選択も、余りにも意外性が無いし。(これに関しては『のだめ』あたりを見習って、もう少し頑張って欲しかった。定番シリーズならではの遊び心というか)
まあ基本の面白さ自体は、鉄板なんですが。

『いちばんうしろの大魔王』 (MX 25:30 4/2(金)) Wiki

原作 - 水城正太郎
監督 - 渡部高志
シリーズ構成 - 吉岡たかを

ただのエロ寄りの萌えアニメかと思いましたが、下らなさにハマってしまいました。(笑)
特に例えばハルヒで言えば長門さんに当たる無表情キャラ、"リラダン"ころね(人造人間)の冗談好き設定は、最初は「意外性が早過ぎて締まりが無い」と反発したんですが、面白過ぎてすぐそんなクレームは忘れてしまいました。(笑)
・・・・"面白い"というか、欲望の発露が酷く直截的というか。存在としてはあれですね、一種の視聴者代表ですねあれは。メタな感じ。

原作は当然のようにラノベ。監督は『スレイヤーズ』『シャナ』の渡部さん。
"お約束"を撮らせたら天下一品の人ではあります。ただなんか、それを更に追い越して、最近のラノベ原作もののアニメの漂わせる"乾き"っぷりというのが・・・・。そろそろ実際に読んでみるか、想像してるだけじゃなくて。(笑)
構成はベテランで、『一騎当千』『セキレイ』『クイーンズブレイド』とエロエロに攻めるかと思えば、同時にNHKの『メジャー』シリーズや『川の光』の人でもあるという。節操無いというかタフというか。多作の仕事人のようです。

『Angel Beats!』 (TBS 26:30 4/2(金)) Wiki

原作・脚本 - 麻枝准
監督 - 岸誠二

初回は駄目だこりゃと思ったんですが、回を追うごとに面白くなって来ました。
要はシリアス展開に説得力が無くてでも馬鹿馬鹿しいパートは面白いということで、正直キャラたちが深刻な顔して告白する生前の不幸エピソードには、全く心を動かされませんそれ自体が設定上のキーなので、こういう見方もどうかという感じですが(笑)、そういう"言葉"では表現されていないレベルでの、作者の抱えてるらしい何かには興味を引かれるという感じ。

というわけで自ら脚本も書く原作者の麻枝さんですが・・・・変な人だな。
本職は恋愛シミュレーション系ゲームのシナリオライター?(アニメにもなった『Kanon』『AIR』『CLANNAD』)
・・・・恋愛"アドヴェンチャー"だそうですけど(麻枝Wiki)、やったことないのでちょっと。
でも作詞作曲家としても評価が高くて、現在はそれがメインとか。今作中でも学内バンドが、大きな役割を果たしているようです。
監督は『瀬戸の花嫁』『サンレッド』の人。なるほど、どうりでシュールなパートには勢いがある。

なんか褒め方が難しいんですけど(笑)、ドラマパートのボロが一定範囲に収まれば、十分に楽しめる作品だと思います。瞬間的にはかなり。
「神(天使)への反逆」「"救"われると消滅してしまう」という設定はなかなか面白いんですけど、力量的に扱い切れるのかが問題。でもなんか好きです。舌足らずだけど、何か哀しい。哀しみが伝わって来るというか。
それとのコントラストで、EDの"一人一人増えて行く"描写が、変にじんと来ます。

『メジャー6』 (NHK教育 18:00 4/3(土)) Wiki

原作 - 満田拓也
監督 - 福島利規
シリーズ構成 - 土屋理敬

既に第6シーズンと随分優遇されている気がしますが、特に何ともコメントの難しい、普通のNHKアニメ。
後のジャイキリもそうですが、要するに「野球」への興味があるから、見ていられる作品というか。
なんかこう、僕の子供時代とか、ウィークデイの19時台には必ずアニメが二本立てでやっていた、そういう時代感の、捻りの無い"アニメ化"作品。褒めても貶してもいません(笑)。でも対象視聴者がよく分からない作品ではあります。

監督は・・・・『メジャー』の人。今のところそうとしか。(笑)
構成の人もそうで、同時に監督とは過去作でも一緒で、どうりで安定し切った印象の作品になるわけだという。

『最強武将伝 ~三国演義』 (テレ東 9:30 4/4(日)) Wiki

日中合作で日本版は"豪華声優陣"が声を当てているリキの入った作品・・・・のはずなんですが、ショボい(笑)。古い。
見るからに実際の製作は中国側主導だろうと推測されるわけですが(参考)、でも逆にその古さショボさが、僕にとっては見所になっています。
何かというと、要するに現在僕たちが見る「日本」的な、あるいは「日本」化(?)されていないアニメの姿というのを、見ることが出来るからですね。
作画については、やはり(昔の)ディズニーっぽいと感じます。そしてある意味それ以上に新鮮というかエキゾチックなのは、とにかく話がサクサクと進む演出に起伏が無くて単調なことで、つまり逆にいかに今の日本の平均的アニメが、凝っているというかひねくれているというか、クドい(笑)かということで。・・・・まあ、それが好きなわけですけど、基本的には。ただしその言わば"作家"主義に、力量が追い付いていない時はいらつくという。

まあ話の筋はよく知っているわけで、あんまりゆっくりやられても辛いので、好都合ではあります。
日本側の"監督"としてクレジットされている大賀俊二は『ガンバの冒険』『ベルばら』の出崎監督の忠実な弟子らしいですが、あんまりその意向が反映されているようには。

『WORKING!!』 (MX 23:00 4/4(日)) Wiki

原作 - 高津カリノ
監督・シリーズ構成 - 平池芳正

原作は漫画

WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)
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ですが、なんかアニメの方のくっきりはっきりした絵とは違った淡いタッチの絵で、意外でした。
それでも作品としては結局"優しい"感じに仕上がっているのは、さすが『スケッチブック』の平池監督というところか。

こういう素っ頓狂なキャラものというのは、上手く作ると「みんなそれぞれに、生きていていいんだ」という質の良い"メッセージ"作品になり得ると思いますが、これももう少しで、その域に達しそうかなという。・・・・まだ少し、奇矯さが前面に出過ぎていると思いますけどね。原作の問題かアニメ化の仕方の問題か。
一人一人は結構洒落にならないくらい我がままというか、自分本位で動いている感じですが、意外と救っているのは、一見一番"我がまま"な女店長さんかと。この人だけが、自分が我がままだと認めているというか(笑)。それによって、みんなも許されている。許していいのか?!という気もしますが。(笑)

まあでも、こういう奇天烈パラダイス作品は、基本的に好きです。『ヒャッコ』とかね。

『GIANT KILLING』 (NHKBS2 23:00 4/4(日)) Wiki

原作 - ツジトモ
原作・原案 - 綱本将也
監督 - 紅優
シリーズ構成 - 川瀬敏文

原作は今更。監督は・・・・『ゼロの使い魔』『モノクロームファクター』の人。と、言われてもね。(笑)
無名なのはともかくとして、結構映像的にリキが入っている作品だと思うんですが、過去作で特にそういう印象は無かった(仕上がりを想像出来ない)ので、やはり"NHK"という製作環境が与える自由ということを、考えざるを得ません。
構成の川瀬さんという人は、サンライズ出身のベテランの、むしろ監督として活躍して来た人。とは言えそんなにメジャーではなくて、僕が見た記憶があるのは『しおんの王』くらい。多分『ひぐらし』『うみねこ』のシリーズ構成者という方が通りはいいでしょうが、個人的には逆に期待感が萎みます。(笑)

アニメの仕上がりは、原作同様悪くは無いけど引っかかりも無いという感じ。職人的な作りではないのにそうだというのは、あんまり褒めてるとは言い難い。
達海の吹き替えがちょっと嫌かなあ。賢い感じが勝ち過ぎて、「型破り」よりも「偉そう」、「説教臭い」の方が、強調されてしまっている気がします。

まあ"アニメ化"としては、成功している部類だと思います。面白くはないけど。見続けて行くかも微妙。みんなと共通の、話のタネというだけで。

『荒川アンダーザブリッジ』 (テレ東 25:30 4/4(日)) Wiki

原作 - 中村光
監督 - 新房昭之
シリーズディレクター - 宮本幸裕
シリーズ構成 - 赤尾でこ

新房監督と神谷浩史という組み合わせだけで、多少もう勘弁という気持ちになるところが無いわけではありませんが。(笑)
まあ普通に見て、適役なのは間違いありませんが。
"シリーズディレクター"として宮本幸裕という新房門下生がクレジットされていますが、中がどうなってるとかは、見ててもさっぱり分かりませんね。至って典型的な、新房作品にしか見えません。

構成の人は・・・・また変わってるなあ。
主にアニメ関係の歌手で作詞家で、ラジオパーソナリティで、ついでに脚本家?(笑)
単に"業界"で頑張ってる、アニメ大好きの何でも屋なのか、それとも視野の広い切れ者の、潜在プロデューサー体質なのか。
出来上がりの方は、「中村光」の作品を「新房昭之」監督がアニメ化したということから想像出来る、正にそのまんまの作品で、あんまりそれ以上言うことはないです。普通に期待通りには、楽しめますけどね。

『閃光のナイトレイド』 (テレ東 25:30 4/5(月)) Wiki

監督 - 松本淳
助監督 - ヤマトナオミチ
脚本 - 大西信之

オリジナルアニメ発信プロジェクト、「アニメノチカラ」第二弾。
第二次大戦中の大陸中国を舞台に、日本の超能力特務機関の活躍をスタイリッシュに描く、最近の話題で言えば『Darker Than Black』と歴史萌えの合わせ技?
パッと聞きほどのキワモノではありませんが、多少寒いところはどうしてもついて回ります。でもまあ、シーズンに一本くらいはシリアスなのも見たいので(笑)、多分見ると思います。

監督は『ペルソナ』の人で、なるほど"スタイリッシュアクション"にはぴったりな人。
助監のヤマトナオミチという人の過去は、『ARIA』『00(ダブルオー)』『グインサーガ』となんか滅茶苦茶ですが、原作のファンの広がりを考えればそれなりのプロジェクトだったろうグインの助監に引っ張られているところからすると、それなりに将来を嘱望されている若手なのかなという。
脚本の大西という人は特撮メインで活動しているらしいですが、アニメだと正に『Darker~』と『ペルソナ』で、なぜ呼ばれたかは分かり易いですね。

最後に前作の『ソ・ラ・ノ・オ・ト』と併せたここまでの「アニメノチカラ」枠の印象ですが、フジの「ノイタミナ」と比べると作家の顔が見えないというか、"オリジナル"である必然性が全く見えなくて、ちょっと企画倒れかなという。枠があるから、かき集めて作「らせて」みましたという、そういう感じ。本末転倒。
誰か暇してる大家(たいか)でも呼んでみたら?富野さんとか。(ないない)

『四畳半神話大系』 (フジ 24:45 4/22(木)) Wiki

原作 - 森見登美彦
監督 - 湯浅政明
シリーズ構成 - 上田誠

この度二本立てに拡大された、そのノイタミナの新作。(しかし前夜祭番組はしょぼかった)
原作は小説。特に"ラノベ"ではないようです。(笑)
監督は高名なアニメーターの人のようで、監督作としては『マインドゲーム』が有名なようです・・・・て、俺これ見たぞ?テレビで。つまんなかったぞ?(笑)
まあ僕は総じて、"絵描き"さんには冷たいから。

構成の人は劇作家で、脚本家としては『踊る~』で有名な本広監督と縁がある(「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン」)らしいですが、見てないので何とも。
凝った映像と演劇的な内向的な台本(ほん)。ノイタミナの一つの王道的作品ではあります。
とりあえず明石さんは普通に惚れます。ああいう"世間の軽佻浮薄に惑わされずに本質を見る、見てくれる癖のある美少女"というのは、いかにも童貞妄想的な設定ではあるんでしょうけどね。でも素敵だ。(笑)


・・・・はあはあはあ、疲れた。とりあえず"Wikiリンク集"としてでも、評価してやって下さい。(笑)
ちなみにノイタミナのもう一本、『さらい屋五葉』は問答無用のつまらなさで轟沈。OP曲だけ好きで、聴いてますけど。
「原作の弱点をわざわざ強調した作品」と一応言ってはおきますけど、基本的に原作見てアニメ見るという順番自体が間違ってるので、アニメから入って楽しんでる人の邪魔をする気はありません。でもなあ、所詮雰囲気ものなのに、ああもクソ丁寧に説明を先行させちゃうとなあ。

月一の『刀語』は、毎回それなりに楽しんでいます。そもそもの原作の仕込みが、基本的に優秀なんでしょうが。
ただとがめが"美少女"にはどうしても見えなくて、その周辺のネタは乗れてません。(笑)


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コメント
この記事へのコメント
自分はただのエロ寄りの萌えアニメが大好きなのでそのつもりで原作も読みましたが、アニメのほうが完成度高いような気がします。原作は主人公が少しめんどくさい感じの男です。話の展開がグダグダな部分もありますし。アニメは はしょりすぎて展開速すぎますが、グダグダよりはいいです
2010/05/02(Sun) 03:38 | URL  | 次郎 #Xdo40I/I[ 編集]
すいません、いちばんうしろの大魔王の話です
(↑パスワード設定しなかったのか編集できませんでした)
2010/05/02(Sun) 03:41 | URL  | 次郎 #3xs9owas[ 編集]
原作は読んでませんが、確かにアニメはやけくそみたいな勢いがありますね。逆にそうじゃないと多分、リラダンのツッコミは小賢しくorご都合主義過ぎに聞こえるんじゃないかなという気もします。
2010/05/03(Mon) 00:20 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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