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岡山-東京V(’10)
2010年05月16日 (日) | 編集 |
すっかり安定。

J2第13節 東京V ○1-0● 岡山(kankoスタジアム)

それだけにダブル退場には、勘弁してくれよという感じでしたが。あー勝って良かった。


いや、ほんとね、何があったのか知らないけど、チャラでいいよチャラでと。(笑)
11人で続行しようよと。出場停止とかは後でつけて。
それくらい、ノーマルなら負ける気がしなかったということで。

"強い"というより、「安定」しているという感じですが。
『自分たちのサッカーをやる』という言い方が、濃いリアリティをもって響くような。
別に"手堅い"タイプのサッカーをやっているわけでもないんですね、ほんとに自信というか、手応えというか、後は・・・・"純真"かな、やっぱり(笑)。それゆえの迷いの無さ。

全体に学生スポーツを見ているような感覚はありますけどね。
高校サッカー・・・・いや、むしろ野球の方かな。何となくですけど。
強豪校には、ベストを尽くしつつ粛々と美しく力負けしそうというか(笑)。サッカーはまぎれが大きいですからね。
川勝監督が"法政"モードでやってるのかも知れないですけど、とにかくまとまりがいい。"分"を弁えているというか。
しかし!!、一人一人はなかなかに華麗だという。

とにかく、"好チーム"。
実際問題、「ユース」出身者が確実に主力を形成しているわけで、それがつまりは「学校」と言えば、学校なわけですけど。(笑)
ほんとは最初の降格時、'06年の時点で、こういう"身の丈"「再出発」チームが作れれば、良かったんですけど。その上で、たまには日テレのプレゼントもあってという感じで。監督があの人ではね。

東京移転時の、訳も分からずボールプレイヤー(三浦・永井・小倉+前園)ばかり集めて"讀賣サッカー"再現を狙った(らしい)第二次松木体制もそうだし、どうもヴェルディ本流がリキ入れる"再出発"とか"原点回帰"って、とんちんかんなんですよね。基本ベクトルが、引き締めより膨張だし。(笑)

それに対して「傍流」の李さんの"桐蔭・駒澤"学校、そして今回の、事前にはかなり正体不明だった(笑)川勝さんの法政・緑ユース合同"学校"は、随分と潔く感じられますが。石崎さんに松田さんに、そして勿論レオンに、結局僕は外様か傍流にしか好感が持てないという(笑)。いい加減にしろという感じですが。
・・・・ちなみに李さんが当初子飼い以外をほぼ排除する形になったのは、基本的には単に、当時残っていた既存選手のクオリティが足らなかっただけなんじゃないかと思います。それこそあの時河野がいれば、普通に使ったでしょう。後に「平本・飯尾」は、ちゃんと抜擢しているわけですし。土屋に出て行かれた(あれはちょっとショックだった)のも、計算外だったという話ですし。
そういう意味では、特に今とやっていることは変わらないような。


と、いう流れで、ちょっと雑談。
李さんが在日の人なのは隠れもないことで、それに対して聞き苦しい当てこすりを言う輩もたまに見かけるわけですが、それはそれとしてそのことが、李さんの"傍流"ぶり、ハンコツ&ヘンクツぶり(笑)の背景になっていることは、これもまた特に悪意も無く、想像の範囲ですよね。

で、この李さんと並べて川勝さんを、僕は就任の話が出た時点から何度か、「讀賣内異端」「二大変人」的扱いをしていて、それ自体は単に感覚的なものだったんですけど。
ところがこの前、京極夏彦のこの本

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で、聖徳太子のプレーンとして活躍したという大物渡来人秦河勝(はたのかわかつ)(Wiki)の話を少し読んで、今更ながら"川勝"さんの背景について考えたというか、想像力を刺激されたというか。

川勝氏
川勝氏は聖徳太子の侍臣として、また山城国の開発者としても知られる秦河勝の後裔といい、豊前光照のとき川勝を称するようになったという。川勝氏は桑田郡・船井郡に所領を有して代々足利氏に仕えていたという。
(武家家伝_川勝氏)


いずれ自称ではあるでしょうし、語るも古い話ではあるんですが(笑)、ただ珍しい姓で逆にそれ以外の起源というのも考え難いですし。
ちなみに川勝さん自身も、きっちり山城国(笑)(京都)の出身です。(Wiki)
・・・・ああ、東芝で石崎さんの後輩なんだ。こんなところで繋がっていたとは。

在日の李さんに"渡来"系(笑)の川勝さん。傍流のゆえん。ただし、"本流"は本流で、ブラジルですけど。(笑)
実際に遺伝的系譜的ににどうなってるかとかは知りようもないですが、ただ川勝さん(及び李さん)の、どこか"引いた"感じ、最初から「俺は別だから仲間ではないから」みたいなどこか醒めた、時にそれが傲慢に見えたりもする独特の喋りやたたずまいに、少なくともそういう"系譜"の意識みたいなものは、背景にあってもおかしくないかなと。

それと現会長の"背景"とを絡めたりすると、途端に話が生臭くなるというか、またぞろ陰謀論の類が蠢き出すので、これくらいにしておきますが。(笑)


平本の成長ぶりは、実に目覚ましいですね。
自分のプレーが"見えている"感じは、これまでにないもの。
この試合なら例えば少し攻め込まれている時間帯の、受けたボールを単独ドリブルで突っかけて、結果"取られる"プレー。
取られたから失敗なのかも知れませんが、しかしそれは必ずしも「成功」を目指したものではなくて、むしろ取られること前提でその"取られる"タイミングをちゃんと計算しての、その間にどのようにチームの態勢が立て直せるかを大まかにイメージしながらの、そういう"チャレンジ"であるように見える。

さすがにこのまま突破するのは難しいだろうなと、自分の現在のドリブル力はきっちり見切っていての、さりとて相手にする方からすれば厄介で面倒には違わない、対応しないわけにはいかない程度には確実にある"威力"も、厭らしく計算して。
「責任感」、だよなあ、あれは。そこから来る、プレーヴィジョン。最も平本に、似つかわしくない言葉のようですが。(笑)

それにしても、「そう言えば河野いないんだっけ」という試合ではありました。
それだけつまり、高木次男がよくやっていたということですが。そろそろ失礼なので、名前覚えましょうか(笑)。善朗クンね。
勿論河野のようにはプレー出来るわけはありませんが、別の楽しさで存在を忘れさせてくれた。
J2下位チームから2人も次世代代表にピックアップした、僕のチョイスが身贔屓ではないということ(笑)を、改めて確信させてくれましたが。

とりあえずこの2人に免じて、誰か投資してくれまいか。貴重な生態系(下部組織の環境と伝統)の保存に、ご協力を。
そういう飛び切り出来のいい弟の存在から、健康的にしか刺激を受けていない感じの、長男の人のいい感じも悪くない。(笑)
素直だよね、彼は。とりあえず。


現場の当たり外れって、上の方の動きとはしばしば無関係に生まれるもので、そこらへんが切ないところ。
このチームの明日はどこに。
喜山も元気なようで何より。


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