2010年12月27日 (月) | 編集 |
最近書く書くと言って書かない、公約違反が多いですね。
どうも予定が読めないというか、急な用事が入りがちで。ということで書ける時にサクサク。
天皇杯準々決勝 ×4
天皇杯の会場って、完全にランダムなのかと思ったら、ここに来てはどちらかのホームに。
熊谷がFC東京の"ホーム"だというのは、いかにも相対的ですが。(笑)
ガンバ大阪○2-1●浦和レッズ(万博)
でもほんとに今年のレッズって、宇賀神とサヌのチームでしたよね。
数字的には立派に得点王争いしていたエジミウソンも、体調がいい時期にはさすがの活躍を見せていたポンテも、色んなポジションで地味にチームの崩壊を食い止めていた柏木も、申し訳ないけど全くもって強い印象は残っていない。
それだけチームに、大きな偏りがあったというか欠落したものがあったというか。それをともかくも埋めてくれる、2人の存在感が目立つというかかけがえが無いというか。
サヌはともかく、宇賀神なんて、個人としては別に好きじゃないですけどね、僕は。レッズ以外だったら、わざわざ使いたいような選手ではない。でもレッズでなら使う、使わざるを得ない。
受け気味に戦うガンバって、アクションの時と同じかそれ以上に強いというところもあるんですけど、でも他のチーム(レッズ・アント・グラ)のようにいつの間にかそっちに落ち着いたり、それで無双化したりとかは、決してしないのが不思議というか面白いですよね(笑)。今更監督が無理にモチベートしたりは、してないだろうと思うんですけど。勝ちたくないわけも、勿論。
まあ守りが"強い"わけではないというのも、あるか。仮に徹したとしても。
清水エスパルス○1-1(PK5-4)●モンテディオ山形(アウトソーシング)
エスパルスのモチベーションが心配されましたが、全く普段着の戦いというか、プレッシャーに負けたシーズン終盤よりも、むしろいい状態というか。ヨンセンもまだちゃんといるし。(笑)
逆にやっぱり、まだタイトルを争うような柄というか、段階のチームではなかったということかも、知れないですね。解放されて、せいせいした。本来の位置に戻った。虚脱するのではなくて。
いや、今年かい?とは、実際思ってはいたんですけどね。小野を獲ったり、3トップに変えたりとか、激しく動いていたシーズン前の段階で。挙句タイトル逸で解任かいとツッコミを入れたいところですが、どうもあれはそういう次元ではない、予定の行動のようですから実際にはあんまり。
しかし兵働って、もうちょっと注目されてもいいと思うんですけどね、現状日本代表でも、決して厚いポジションではないですし。・・・・そう言えば元高校得点王大前は、いつの間にか"MF"っぽい感じの、プレーヤーに(笑)。まあ潰しが利いてるだけ、立派ですが。最近のコは上手いね。
拮抗してるようでポコンと穴が開く、かつその穴を突きかけては結局両者決め切れない、妙な試合でした。
別に気が抜けてるようには、見えなかったですけど。田代にとうとう決められて、一瞬ヤバいかなと思われた清水の同点ゴールも、"取られたら取り返す"というよりも、"取られた分は返した"という感じで(笑)、それ決めるなら他にも決まるのあったじゃない?と言いたくはなりますが、先行されて無心・必死になった結果だとすれば、やっぱりそれは、修行が足りないということかも。(笑)
田代も外し方がなあ。岡崎なんかは、それも含めて"芸"っぽいところもあるんだけど。(笑)
まあドイツでそれで済むかは、ともかくとして。
アビスパ福岡●2-3○FC東京(熊谷陸)
なぜか勝ちましたが、FCはかなり酷い試合。一応仕切り直しで結束を固めて、挙句優勝して来季はACLだか宇宙の彼方だかへ行ってしまえと、歪んだ期待・応援の仕方をしていましたが(笑)、全くもって甲斐が無い。つくもんついてるのかという感じ。
リラックスするわけでも、気合いが入るわけでも、開き直るわけでも何でもなく、ただただシーズン終盤の悪い状態のまま流れ込んで、別に3週間空いても問題無いじゃんピクシーという。(笑)
こんなに立派に、チーム状態を"維持"しているチームもいる。
さすがにオフを挟めば全く同じということはないんでしょうが、"緊急"状態が解けた後の大熊監督の手腕にもかなりの不安が既に見えますし、これは「期待」していいんじゃないかという。J2同志諸君よ。(笑)
"逆転"の壮絶さを見ても、やはり選手の基本スペックは全く低くないわけですが、ちょっとやそっとじゃ、このチームの散漫さは変わらない気がしますね。なまじ顔ぶれも変わらないわけですし。
こうして見ると、桐蔭組の粛清というのは、いずれにしても必要だったんだろうなあと、結果としては思わざるを得ないところはあります。フロントやラモスが正しかったとかいうことを、言いたいわけではないですが。
出て行き方で誰が○で誰が×だなんて話が未だにたまに出ますけど、どうでもいいんでねそんなことは。はっきり言えば、どいつもこいつもガンでしたよ、あの時点では。林だろうが米山だろうが。そうじゃなかったのは、むしろ戸田くらいのもんでしょう、一番評判の悪い。(笑)
とにかく、"期待"してます、強い方の東京様。今年の友は来年の敵。(笑)
一方で福岡の力尽き方は、いかにも"J1"の壁に跳ね返される"J2"という感じで、それはそれで不安に見えましたが。このままだと思い出受験の公算は高そうですが、まあ何とかするしかないですね、仙台のように。
鹿島アントラーズ○2-1●名古屋グランパス(カシマ)
"貫禄"の強豪対決ですが、妙にオープンな清々しい試合に。(笑)
それぞれのメンバー落ちが、ポジティヴに影響したか。
この大会もう一つ応援しているのは鹿島で、それはやはり、何としても鹿島には、ACLに行って欲しいから。
落とし前を付けて来て欲しいというか。(笑)
・・・・まあ、その為には、別にガンバを応援(勝ち抜けして4位鹿島の繰り上がり)してもいいんだなと後で気が付いたというか、ガンバの試合を見ててそっちの方が簡単そうだなと思ったというか。(笑)
何と言うかガンバはすっかり、"天皇杯"になるとスイッチが切り替わる、体になってるように見えます。(笑)
よっ、カップ屋さん。
まあとにかく、"マルキのチーム"の限界が、どういう形でかは知りませんが、マルキがいなくなることで強制的に取っ払われるという可能性は、実際あるわけで。何か別のものを出すだけの、底力も余力も、今ならまたあると思いますし。
でも一人ある程度スーパーな選手は、欲しいところですけどね。新たなシンボルという意味でも。
元々地味なチームカラーなのに(失礼笑)、残存戦力だけでは少なからずパッとしないし。
名古屋はいかにも"足し算"のチームというか、戦力が落ちたら落ちた分、きれいにそのままスケールダウンする感じで、まあ分かり易いというかロジカルというか、ピクシーって多分、相当に頭がいいんだろうなという。普通の意味でね。
例えばオシムとの違いは"業"のあるかないか、それによる哲学や独創性の生まれる、必然性というか。
ピクシーはほとんど完全に、見えるものとロジックだけで、少なくとも意識的には、自分を支えて動かせる人なんだろうと。ある種呑気というか、"腕ずく"みたいなもんだと思いますけどね。"頭"ずくというか。
それがファンタジスタなわけですから、"ファンタジー"にも注意して解析すれば、ロジカルな部分がかなり大きいということだろうと思いますが。誰もあんまり、真面目に研究しないだけで。(笑)
まあ実際ファンタジスタって、単純な人も多いような気はしますけどね(ジーコとか?(笑))。その単純さによる"ショートカット"が、"裏の裏"みたいな感じで、意"表"を突くみたいな。
お後がよろしい?
勿論別に、駄洒落で言ってるわけではないです。(笑)
すぐ準決勝ですね。
頑張れFC東京&鹿島。(笑)
どうも予定が読めないというか、急な用事が入りがちで。ということで書ける時にサクサク。
天皇杯準々決勝 ×4
天皇杯の会場って、完全にランダムなのかと思ったら、ここに来てはどちらかのホームに。
熊谷がFC東京の"ホーム"だというのは、いかにも相対的ですが。(笑)
ガンバ大阪○2-1●浦和レッズ(万博)
でもほんとに今年のレッズって、宇賀神とサヌのチームでしたよね。
数字的には立派に得点王争いしていたエジミウソンも、体調がいい時期にはさすがの活躍を見せていたポンテも、色んなポジションで地味にチームの崩壊を食い止めていた柏木も、申し訳ないけど全くもって強い印象は残っていない。
それだけチームに、大きな偏りがあったというか欠落したものがあったというか。それをともかくも埋めてくれる、2人の存在感が目立つというかかけがえが無いというか。
サヌはともかく、宇賀神なんて、個人としては別に好きじゃないですけどね、僕は。レッズ以外だったら、わざわざ使いたいような選手ではない。でもレッズでなら使う、使わざるを得ない。
受け気味に戦うガンバって、アクションの時と同じかそれ以上に強いというところもあるんですけど、でも他のチーム(レッズ・アント・グラ)のようにいつの間にかそっちに落ち着いたり、それで無双化したりとかは、決してしないのが不思議というか面白いですよね(笑)。今更監督が無理にモチベートしたりは、してないだろうと思うんですけど。勝ちたくないわけも、勿論。
まあ守りが"強い"わけではないというのも、あるか。仮に徹したとしても。
清水エスパルス○1-1(PK5-4)●モンテディオ山形(アウトソーシング)
エスパルスのモチベーションが心配されましたが、全く普段着の戦いというか、プレッシャーに負けたシーズン終盤よりも、むしろいい状態というか。ヨンセンもまだちゃんといるし。(笑)
逆にやっぱり、まだタイトルを争うような柄というか、段階のチームではなかったということかも、知れないですね。解放されて、せいせいした。本来の位置に戻った。虚脱するのではなくて。
いや、今年かい?とは、実際思ってはいたんですけどね。小野を獲ったり、3トップに変えたりとか、激しく動いていたシーズン前の段階で。挙句タイトル逸で解任かいとツッコミを入れたいところですが、どうもあれはそういう次元ではない、予定の行動のようですから実際にはあんまり。
しかし兵働って、もうちょっと注目されてもいいと思うんですけどね、現状日本代表でも、決して厚いポジションではないですし。・・・・そう言えば元高校得点王大前は、いつの間にか"MF"っぽい感じの、プレーヤーに(笑)。まあ潰しが利いてるだけ、立派ですが。最近のコは上手いね。
拮抗してるようでポコンと穴が開く、かつその穴を突きかけては結局両者決め切れない、妙な試合でした。
別に気が抜けてるようには、見えなかったですけど。田代にとうとう決められて、一瞬ヤバいかなと思われた清水の同点ゴールも、"取られたら取り返す"というよりも、"取られた分は返した"という感じで(笑)、それ決めるなら他にも決まるのあったじゃない?と言いたくはなりますが、先行されて無心・必死になった結果だとすれば、やっぱりそれは、修行が足りないということかも。(笑)
田代も外し方がなあ。岡崎なんかは、それも含めて"芸"っぽいところもあるんだけど。(笑)
まあドイツでそれで済むかは、ともかくとして。
アビスパ福岡●2-3○FC東京(熊谷陸)
なぜか勝ちましたが、FCはかなり酷い試合。一応仕切り直しで結束を固めて、挙句優勝して来季はACLだか宇宙の彼方だかへ行ってしまえと、歪んだ期待・応援の仕方をしていましたが(笑)、全くもって甲斐が無い。つくもんついてるのかという感じ。
リラックスするわけでも、気合いが入るわけでも、開き直るわけでも何でもなく、ただただシーズン終盤の悪い状態のまま流れ込んで、別に3週間空いても問題無いじゃんピクシーという。(笑)
こんなに立派に、チーム状態を"維持"しているチームもいる。
さすがにオフを挟めば全く同じということはないんでしょうが、"緊急"状態が解けた後の大熊監督の手腕にもかなりの不安が既に見えますし、これは「期待」していいんじゃないかという。J2同志諸君よ。(笑)
"逆転"の壮絶さを見ても、やはり選手の基本スペックは全く低くないわけですが、ちょっとやそっとじゃ、このチームの散漫さは変わらない気がしますね。なまじ顔ぶれも変わらないわけですし。
こうして見ると、桐蔭組の粛清というのは、いずれにしても必要だったんだろうなあと、結果としては思わざるを得ないところはあります。フロントやラモスが正しかったとかいうことを、言いたいわけではないですが。
出て行き方で誰が○で誰が×だなんて話が未だにたまに出ますけど、どうでもいいんでねそんなことは。はっきり言えば、どいつもこいつもガンでしたよ、あの時点では。林だろうが米山だろうが。そうじゃなかったのは、むしろ戸田くらいのもんでしょう、一番評判の悪い。(笑)
とにかく、"期待"してます、強い方の東京様。今年の友は来年の敵。(笑)
一方で福岡の力尽き方は、いかにも"J1"の壁に跳ね返される"J2"という感じで、それはそれで不安に見えましたが。このままだと思い出受験の公算は高そうですが、まあ何とかするしかないですね、仙台のように。
鹿島アントラーズ○2-1●名古屋グランパス(カシマ)
"貫禄"の強豪対決ですが、妙にオープンな清々しい試合に。(笑)
それぞれのメンバー落ちが、ポジティヴに影響したか。
この大会もう一つ応援しているのは鹿島で、それはやはり、何としても鹿島には、ACLに行って欲しいから。
落とし前を付けて来て欲しいというか。(笑)
・・・・まあ、その為には、別にガンバを応援(勝ち抜けして4位鹿島の繰り上がり)してもいいんだなと後で気が付いたというか、ガンバの試合を見ててそっちの方が簡単そうだなと思ったというか。(笑)
何と言うかガンバはすっかり、"天皇杯"になるとスイッチが切り替わる、体になってるように見えます。(笑)
よっ、カップ屋さん。
まあとにかく、"マルキのチーム"の限界が、どういう形でかは知りませんが、マルキがいなくなることで強制的に取っ払われるという可能性は、実際あるわけで。何か別のものを出すだけの、底力も余力も、今ならまたあると思いますし。
でも一人ある程度スーパーな選手は、欲しいところですけどね。新たなシンボルという意味でも。
元々地味なチームカラーなのに(失礼笑)、残存戦力だけでは少なからずパッとしないし。
名古屋はいかにも"足し算"のチームというか、戦力が落ちたら落ちた分、きれいにそのままスケールダウンする感じで、まあ分かり易いというかロジカルというか、ピクシーって多分、相当に頭がいいんだろうなという。普通の意味でね。
例えばオシムとの違いは"業"のあるかないか、それによる哲学や独創性の生まれる、必然性というか。
ピクシーはほとんど完全に、見えるものとロジックだけで、少なくとも意識的には、自分を支えて動かせる人なんだろうと。ある種呑気というか、"腕ずく"みたいなもんだと思いますけどね。"頭"ずくというか。
それがファンタジスタなわけですから、"ファンタジー"にも注意して解析すれば、ロジカルな部分がかなり大きいということだろうと思いますが。誰もあんまり、真面目に研究しないだけで。(笑)
まあ実際ファンタジスタって、単純な人も多いような気はしますけどね(ジーコとか?(笑))。その単純さによる"ショートカット"が、"裏の裏"みたいな感じで、意"表"を突くみたいな。
お後がよろしい?
勿論別に、駄洒落で言ってるわけではないです。(笑)
すぐ準決勝ですね。
頑張れFC東京&鹿島。(笑)
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この記事へのコメント
いつも見ております。
というか降格決まって、どのサッカー関連も、もちろん青赤なサイトもうんざりでしたが、唯一見ることができたのがこちらのサイトでした。なぜなんでしょう?身も蓋もない的確な目線が一番優しく感じるのは?
とにもかくにもありがとうございます。おっしゃるとおりウチは本質が変わらない限りそうとうヤバいです。その危機感のなさ、仲良しクラブ体質が招いた必然の結果だったんだなぁ、と。
ピクシーのファンタジスタ論、なるほど!です。
このへんもうちょっと掘ってほしいです。
それにしても森下悠里さんがエライことなってるのには驚きました。素晴らしいですね。
というか降格決まって、どのサッカー関連も、もちろん青赤なサイトもうんざりでしたが、唯一見ることができたのがこちらのサイトでした。なぜなんでしょう?身も蓋もない的確な目線が一番優しく感じるのは?
とにもかくにもありがとうございます。おっしゃるとおりウチは本質が変わらない限りそうとうヤバいです。その危機感のなさ、仲良しクラブ体質が招いた必然の結果だったんだなぁ、と。
ピクシーのファンタジスタ論、なるほど!です。
このへんもうちょっと掘ってほしいです。
それにしても森下悠里さんがエライことなってるのには驚きました。素晴らしいですね。
2010/12/28(Tue) 04:37 | URL | 33 #-[ 編集]
>仲良しクラブ体質
降格させた責任を感じて、愛するチームを俺たちで上げようと、ほとんど移籍もせずに意気込んでいること自体に嘘は無いと思うんですけどね。でもだったらそれなりのものを見せてくれよという。
結局何か、グループとして現実を捉え損ねたまま、気持ちと綺麗な言葉だけがくるくる回って、気が付くと同じようなところにいつも着地するという感じです。
「国民性」などというものもあるように、集団も同質のメンバーで長く続くと、あたかも個人のように固有の"性格"と傾向を持って来て、それは容易に"自分"では変えられないものだと思います。
それを変えるには、王が強権を振るうか、メンバーそのものを変えるか。どっちもやらないようなので、なかなか難しいだろうなという。
>ピクシーのファンタジスタ論
僕も思い付いたばかりというか、ピクシーや、それから喋り出した(笑)林健太郎の妙なシンプルさを見ていて、最近感じていることでしかないんですけどね。・・・・なんか建前が本音みたいな人で、ちょっとびっくりしました。これで何であんな、玄妙なプレーをという。
一般に"天才"というのは、細々とした人間味をうっちゃった、何かの「原理」や「機能」そのものの化身みたいに見えることはよくあって、あるいは上で「腕ずく」「頭ずく」と言っているように、能力の際立って高い人というのは、その能力の発露の物凄いスピードに身を任せて凡人的なディテールはすっ飛ばすというか、行動が走り過ぎて「内面」が生じる暇が無いというか。(笑)
「内面」というのはそれ自体一種の淀みであるか、あるいはそこまで言わなくても隙間や立ち止まる余裕の中で、ようやく育めるものというか。
・・・・うーん、聞きたいこととは、ちょっと違いますかね(笑)。自分で何を説明してるのか、よく分からなくなって来ました。(笑)
今のはつまり、"背景"的な話ですね、天才の思考のある種の単純さの。ある意味"考え"てはいないんですよね、普通の人と同じようには。"色々"なものが見えるようなヌルいスピードでは、動いていない。
別な言い方をすると、天才は個人ではないんです。人ではないというか。(笑)
降格させた責任を感じて、愛するチームを俺たちで上げようと、ほとんど移籍もせずに意気込んでいること自体に嘘は無いと思うんですけどね。でもだったらそれなりのものを見せてくれよという。
結局何か、グループとして現実を捉え損ねたまま、気持ちと綺麗な言葉だけがくるくる回って、気が付くと同じようなところにいつも着地するという感じです。
「国民性」などというものもあるように、集団も同質のメンバーで長く続くと、あたかも個人のように固有の"性格"と傾向を持って来て、それは容易に"自分"では変えられないものだと思います。
それを変えるには、王が強権を振るうか、メンバーそのものを変えるか。どっちもやらないようなので、なかなか難しいだろうなという。
>ピクシーのファンタジスタ論
僕も思い付いたばかりというか、ピクシーや、それから喋り出した(笑)林健太郎の妙なシンプルさを見ていて、最近感じていることでしかないんですけどね。・・・・なんか建前が本音みたいな人で、ちょっとびっくりしました。これで何であんな、玄妙なプレーをという。
一般に"天才"というのは、細々とした人間味をうっちゃった、何かの「原理」や「機能」そのものの化身みたいに見えることはよくあって、あるいは上で「腕ずく」「頭ずく」と言っているように、能力の際立って高い人というのは、その能力の発露の物凄いスピードに身を任せて凡人的なディテールはすっ飛ばすというか、行動が走り過ぎて「内面」が生じる暇が無いというか。(笑)
「内面」というのはそれ自体一種の淀みであるか、あるいはそこまで言わなくても隙間や立ち止まる余裕の中で、ようやく育めるものというか。
・・・・うーん、聞きたいこととは、ちょっと違いますかね(笑)。自分で何を説明してるのか、よく分からなくなって来ました。(笑)
今のはつまり、"背景"的な話ですね、天才の思考のある種の単純さの。ある意味"考え"てはいないんですよね、普通の人と同じようには。"色々"なものが見えるようなヌルいスピードでは、動いていない。
別な言い方をすると、天才は個人ではないんです。人ではないというか。(笑)
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