ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
’10.10月期アニメ : スタッフノート
2010年10月19日 (火) | 編集 |
二巡しましたが、今期はそれなりに、僕が見られるものがありそう。
7月期は、結局『屍鬼』しか見てませんでした。

以下、始まった順に。


『バクマン。』 (10/2(土)) Wiki

監督 カサヰケンイチ、秋田谷典昭
シリーズ構成 吉田玲子

監督は二人いますが、別に交代でやっているわけではなくて、初監督らしい秋田谷氏を、カサヰ師匠(『ハチクロ』)がスーパーバイズしている感じですかね、クレジットから推測すると。
構成の吉田玲子さんは・・・・、わあ、けいおんの人か。
そういう意味では"大物"なんでしょうけど、けいおん自体好きじゃなかったので、微妙。
他に『マリア様がみてる』『黒神』『我が家のお稲荷様』『ロミジュリ』『獣王星』などが近作。
売れっ子なのは間違いないですが、ことごとく微妙。(笑)
まあなんか、凄く女性的というか、狙いはともかく詰めが甘い、優し過ぎるという印象を受けた、作品ばかりです。

作品としては、とりあえず物凄く良く出来た"アニメ化"、だと思います。
キャラデザの忠実さなども含めて、ほとんど「漫画が動いている」という印象。
原作の良さそのままに、楽しいです。


『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 (10/3(日)) Wiki

監督 神戸洋行
シリーズ構成 倉田英之

神戸洋行って・・・・。そうだ、やっぱり『キスダム』の副監督だった人だ。
作風違い過ぎ(笑)。まああれは製作状況が無茶苦茶で有名だったので、とにかく借りられた"猫の手"だったのかなとか。
基本的には徹頭徹尾絵描きさんで、"演出"やり出してもやっぱり原画とかの方が多くて、"監督"経験も数えるほどと、そういう人ですね。その割には"絵"的にとんがった感じはなくて、むしろ万事手堅くて安心して見られる感じなのは、少し不思議。
要はあんまり、エゴが無い人なのかなという。
構成の人の代表作は、『R.O.D』『かんなぎ』、それから今期同時にやっている、『神のみぞ知るセカイ』とか。
相変わらず、働く時は同時並行的に一気に働かせる、不思議なアニメ脚本の世界。
打ち合わせをまとめてやってるとか、何かの経済合理性でもあるんでしょうか。

作中の、"未成年がエロゲをやっている描写"が一部で問題になってしまった滑り出しの作品ですが、内容は結構面白いと思います。
てっきりクソ妹萌え作品かと、一話のオープニングに普通に騙されてしまいましたが、どうしてどうして、妙に"人間が描けている"(笑)作品かと。まあ主に、原作の力なんでしょうけどね。
「愚兄」という設定のはずの兄貴が、結果としてちょっと出来過ぎな感じはしますが、「賢妹」の方の強く出てる時と弱さを見せる部分はそれぞれに説得力があって(特に後者)、単なる類型としての"ツンデレ"的描写からは一歩も二歩も抜け出している感じ。全体としては、「妹萌え」というよりも「兄妹愛」、なんですかね、より伝統的な。

平野綾の演技には最初イラッと来ましたが、それも含めて正にそういう「演技」にちゃんとなっているので、すぐに好きになりました。
ものによっては、『平野綾』でしかない場合がありますからね、この人は。

(訂正)
超間違いです。
妹役は"平野綾"ではなくて、"竹達彩奈"さんという方だそうです。
良かった、"嫌い"という結論のままじゃなくて。(笑)
・・・・従って、後で出て来る『それでも町は・・・』についてのコメントも、一部無効になりますね。
どうも失礼しました。



『心霊探偵 八雲』 (10/3(日)) Wiki

監督 黒川智之
シリーズ構成 川崎ヒロユキ

実写版も少し見て、悪くはないなと思った記憶はあるけどそれ以上見ようとは思わなかった作品。
監督は・・・・初監督なのかな?よく分からないですが、とにかく真下耕一の弟子っぽい人で、『ツバサクロニクル』や『エル・カザド』などで絵コンテ・演出を担当。構成の川崎ヒロユキさんも、"真下組"の人ですね。

アニメ版もまあ何というか、"悪くはない"、というそういう感じ。良いとまでは思わないけど。
多分原作のスペック通りなんでしょう。
基本的に僕はホラー系(?)のフィクションに全く興味が無いので、その僕が見てられるくらいだからやはり"悪くはない"んだと思います。(笑)


『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ2』 (10/3(日))

アメリカのクリエーターなんて言われても分からないので、クレジット等は省略。
ただクォリティは"1"に引き続き、超絶的。それだけは言っておきたい。

アメリカお得意の3DCGものですが、その映像の"クォリティ"だけの話ではなく、普通の意味での演出と脚本のクォリティが、もうなんちゅうか神仙に近い達人の領域というか。よく分からなくてすいません。(笑)
目に見える"特徴"のようなものは、別に無いんですよね。だから普通に見てしまうとほんとに普通なんでしょうけど。それは要するに、(あからさまな"特徴"として表れるような)低レベルのエゴの存在が許されないような、洗練のされ方をしているということで。日本ので似てるとすれば神山健治作品でしょうけど、でもちょっとレベルが2つ3つ違う感じ。
まあ神山健治自身の手本もそうだと僕は睨んでますが、注がれているノウハウとしては、これは「映画」のものではなくて「TVドラマ」のものだと思いますね、アメリカの映像劇界の中でも。逆に映画版(実写版)のスター・ウォーズシリーズは、僕は全く面白く感じませんし。

とりあえず、相変わらずライトセーバーアクション気持ちいい。あとアソーカかわいい。


『もっと To LOVEる』 (10/5(火)) Wiki

続編作品ですが、前作は見ていません。

シャナI'veサウンドLoveの僕としては、OP



だけで結構もう満足なんですが(笑)、本編も悪くないですね。
設定もストーリーもまだ余り理解してませんけど、ともかく嫌味の無い、安心して乗れる萌え&エロアニメ。
一期に一本は、やっぱりそういうのがあると嬉しいなあ。

監督 大槻敦史
シリーズ構成 山田靖智

監督は『かのこん』と『れでぃ×ぱと』の人、つっても知らないですけど。
構成も・・・・知らない作品ばかりだなあ。『雪使いシュガー』とかは、何となく見た記憶があるか。
ライターの一人としてですが、『スレイヤーズ』シリーズにずっと参加していた人というのが、目を引く経歴かな。
そこから強引に『シャナ』に繋げて(監督が共通)も・・・・意味無いか。(笑)

KOTOKOさん(↑)の自分の声を、楽器(道具)みたいに押し引きする独特の歌い方好きです。耳こそばゆい。(笑)
同時に『シャナ』1stの再放送もMXで始まったので、大喜びしている僕です。
まあシャナのメインは、KOTOKOさんではなく、川田まみさんの方ですけどね。こちらはもうちょっと、情緒的というかロマンチックというか。


『神のみぞ知るセカイ』 (10/6(水)) Wiki

監督 高柳滋仁
シリーズ構成 倉田英之

監督は『かなめも』と『ギャラクシーエンジェル』の人。・・・・はい、知りません。(笑)
構成は上で言ったように、『僕の妹が・・・・』の人ですね。

そう言えば二作とも、"ゲーム"がモチーフですね。片やエロゲー、片や恋愛SLG。
どう違うのか、一般人の僕にはよく分かりませんが。(笑)
PCエンジン時代に、ときメモをちょっとやっただけの人です。

でも結構面白いと思います。"現実というクソゲー"という認識は、割りとなるほどと思いました。(笑)
またその"クソ"じゃない方の"ゲーム"で学習した「口説き」スキルを現実の女の子に使う描写が、意外と説得力実効性を感じさせるのが、なかなかだなと。
・・・・いや、実際に効くかどうかではなくて(笑)、作品内でそこそこ説得力を持たせているのが、技術的にね。
まあ映像としてはアニメ以外の何物でもないわけで、そこで"実際に"効いたあと盛り上がられても、視聴者のリアリティとしては結構複雑な感じですけどね。むしろ実写でやるべき作品ではないかと。


『探偵オペラ ミルキィホームズ』 (11/7(木)) Wiki

4人組の美少女(幼女?)探偵が主人公。
見た目いかにもチープな低頭身キャラアニメですが、意外と楽しい。(笑)
基本、類型ながら、これもどちらかというと職人芸的な、キャラの描き分けの安定感が光ります。
腕白食いしん坊のネロと、ずっこけリーダーのシャーロックが好きです。(笑)
見つけちゃダメなのです。

監督 森脇真琴
助監督 池端隆史
シリーズ構成 ふでやすかずゆき

監督は・・・・ああ、女の人か。まあ言われてみればいかにもという、女の子世界ですが。
代表作は、『おねがいマイメロディ』シリーズ。
助監督は『げんしけん(1st)』『ぽてまよ』『大正野球娘』と、それなりに実績のある人で、"アシスタント"ではなくて"サポート"の方でしょうね。
構成は『怪物王女』と『仮面のメイドガイ』の人。まあ、悪くはなかったか。

書くことが無いので、関連して、再びKOTOKOさんの快唱を。(笑)



ならば受けて立とうぉう。


『それでも町は廻っている』 (10/7(木)) Wiki

『俺の妹・・・・』平野綾と同様に、これも主演女優(小見川千明)の為にあるようなところのある作品。
ウゼエ(笑)。でもそれが味。
ちなみにデビュー作『ソウルイーター』も、絶賛同時再放送中。今期はサービスいいなあ。

総監督 新房昭之
副監督 龍輪直征
シリーズ構成 高山カツヒコ

総監督新房昭之・・・・ですが、あんまり臭いがしないので、実際にやってるのは"副監督"表記の人なんでしょう。
作品歴はモロに弟子で、軒並み"副監督"なのはまあそういう習慣のチームということか。
構成は『バカとテストと召喚獣』『あそびにいくヨ!』『夏のあらし』『ef』の人。

ちょっと悪ふざけが鼻につく瞬間もありますが、そこは小見川ちゃんが勢いで救ってるというか、塗り潰してるというか。(笑)
「二言目には乳か!!」(注・ヒロイン貧乳)が好きでした。
少し真面目に言うと、"バカ"なコの気持ちみたいなものが切々と描かれている作品だと、そういう言い方は出来ると思います。


とりあえず以上。

ノイタミナ『海月姫』は、見ないような気がします。一応初回は見ましたが。
東村節はどうも、食傷気味で。
『荒川UB』(2)も、まあなんか別に見なくても分かる感じで、"2"はいいよ、"2"はという。

あとなんかあったっけ。
そうそう、『体育倉庫』は面白いよねと、それだけ言っておきますか。
フジはああいうの上手いよね。


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コメント
この記事へのコメント
トピ主様。たびたびのご回答感謝です。
サッカー、マンガのみならずアニメにもお詳しいとわ。
とりあえず新作の初回をレビューしてから、次週以降引き続いて視聴されるという習慣とお見受けしますが。

お詳しいついでに、最近少しだけ見たアニメが、このレビュー中の作品に該当するような気がするので、質問させていただきます。
・高校生くらいの兄と中学生くらいの妹
・妹は読モの稼ぎを萌え系ゲーム購入に充当
・兄貴が就寝中に妹がビンタで叩き起こす
どうも『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 のレビュー内容と合致するようなのですが?

>現チームの中身(選手等)が、どの程度温存された形になるのか

水増し騒動の大宮や買収問題に揺れる某球団みたいな状況だと、選手のモチベーションが下がって成績に影響しますが、
問題を抱えるという共通点はあっても、緑が妙に頑張っていられるのが不思議です。
どのような理由があると思われますでしょうか?
これだけ頑張っていられるのなら、選手丸抱えでどこかを乗っ取れると思います。

ご存知でしょうが、京都サンガはカズとラモスが在籍していたこともあって、緑は同じ東京でもガス屋さんよりなじみがあります。
最近はアジアで勝てない内弁慶から仕入れることが多いですけど。
はぁ~、黒部と松井と朴がいた頃が懐かしい。

>圧倒的に後者ですね、アイデンティティの核は

なるほど。そういえば元々が讀賣"日本"FCでしたね。国号を冠する誇りと重みがありました。

2ちゃん風にいえば、
日本>>>東京>>>(越えられない壁)>>>川崎
でしょうか。

スペインリーグには"エスパニョール"とかいうクラブがありますけど、Jはそういうのがありませんね。あってもよいと思いますが。

上記の比較図のうち国号を"ヴェルディ"に置き換えて、その名は国号と同じ意味を持つということでしょうか、ものすごく大げさですが。

いっそ"日本ヴェルディ"と名乗っていただくとか?
元"キャプテン"とか前"犬公方"あたりが反対しそうですが、それくらいの例外を認めて敬意を払ってもらってもいいと思います。
2010/10/19(Tue) 14:51 | URL  | howoohooh #-[ 編集]
こんばんは。
待ってましたのレビューですw

>>『俺の妹・・・・』の平野綾
竹達ですよね?
何か意図があって書いておられたらすいません・・・。
2010/10/19(Tue) 20:45 | URL  | ユウ・シゲン #-[ 編集]
>howoohoohさん

"合致"してますが、僕の方で"合致"しない部分があったようです。
マンガは全然詳しくないですよ(マジで)。アニメの方は、作品数自体が知れてるので、ここ数年で平均よりは詳しくなったかなという、そういうレベルです。
緑の頑張りは、僕にもかなりの驚きで、正直勉強させていただいてますという感じで、あんまり上手いことは言えません。
東京<Vというのは、特にどういう地域意識があるというよりも、これといって無いので消去法で"V"しか残らないという、そういう感じかと。

>ユウ・シゲンさん

うーん、いきなりHNで見ると、カイ・シデンかイカリ・ゲンドウかという感じが、一瞬しますね。誰?という。(笑)
何か意図が・・・・あればいいんですけど、駄目です。言い逃れ出来ません。単なる間違いです。(笑)
ご指摘ありがとうございました。

"待って"・・・・る人がいてくれたんですね。意外です。(笑)
正直アニメに関しては、どうも世間との、"ディスコミュニケーション"に近いギャップをちょいちょい感じてしまって、もうやめようかなとも思ってたんですけど。
"珍しい"のも需要の一種とは言え、限度というものがなあ。頑張ります。(笑)
2010/10/19(Tue) 21:51 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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