ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
G大阪-C大阪(’11)、鹿島-大宮(’11)
2011年03月08日 (火) | 編集 |
契約はJ2ライブですが、無料開放デーで沢山見られました。


J1第1節 G大阪 ○2-1● C大阪(万博)

何か随分と差があったような。


別に嫌いではないですしどちらかと言えば応援はしていたんですが、ただ去年のセレッソ3位という最終成績そのものには、名古屋の楽勝と並んでJ1どうなのよ?と思っていたのは確か。
この試合も割りと普通に、上位(ガンバ)と中位(セレッソ)の試合に見えてはしまいましたね。
家長が抜けてどうというよりも、何か基本の内圧が違う感じ。勝つのが当たり前のチームと、そうでないチームの。

キム・ボギョンのプレーが、セレッソに合ってるのか"3シャドー"に合ってるのかという、そういう問題もあるかも知れません。能力自体は高くても。
どうも変にそこらへんに重心が偏ってしまうという、そういう感じもありました。存在感がアダというか。


メンバー。(公式)

GK
松井謙弥、キム・ジンヒョン、丹野研太、荻野賢次郎
DF
扇原貴宏、茂庭照幸、藤本康太、上本大海
金聖基、夛田凌輔、尾亦弘友希、高橋祐太郎
MF
中後雅喜、山口螢、乾貴士ピンパォンマルチネス、清武弘嗣、丸橋祐介
キムボギョン、酒本憲幸、高橋大輔倉田秋、黒木聖仁、村田和哉、野口直人
FW
播戸竜二、小松塁、永井龍、杉本健勇


太字がスタメン。難しい字や、変な名前が多い気が。(笑)
そこそこの外国人1トップの下にとっかえひっかえ3シャドーというのは、チーム構成としては分かり易いというか、引き抜きに対応準備万端というか(笑)。だからこそ、香川・家長らが順ぐりに抜けても、さほどぐら付かないわけでしょうけど。
外国人枠の埋め方含めて、補強の仕方にテンプレがありそう。
このままクルピ長期政権でも続いたら、"軽量級の鹿島"みたいな感じに、なりそうですけどね。
・・・・まあ、鹿島の外国人て、意外と当たり外れがあるというか、誰だっけみたいな人も多いですけどね。

ガンバの外国人FWも、当たり外れは別にして、今誰がいるのかいい加減注意を払うのがめんどくさくなるレベル。この春の新色は?みたいな情報というか。(笑)
ていうかサッカー界に"アドリアーノ"多過ぎ。それからJリーグの"アレックス"も。通し番号付けてくれ。

ともかくガンバ貫禄の勝利でしたが、どんなに華麗にパスを回して見せても、どうも"懐かしい"というか、興奮と言うよりも安らぎを感じさせる存在。
ガンバの試合を見てると、Jリーグに帰って来たなあと、何か無性に感じます。(笑)

セレッソはでも真面目に、今年大丈夫でしょうかね。
一年目の熱狂が去って、我に返ってしかし"遺産"のACLはのしかかって。(まあ負ければいいんですけど)
さすがに乾まで抜けたら、修復が間に合わないんじゃないかなと。

そうなったらなったで、逆にキムボギョンを前面に押し立てて、金崎がいた頃の大分みたいな感じで、やり過ごす気もしますが。



J1第1節 鹿島 △3-3△ 大宮(カシマ)

ほんとに喜んでていいのかな、大宮。どうも危なっかしい。


"大宮の健闘"トーンで各方面塗り潰されていますが、まともに鹿島が決めていたら、大惨敗だった気も。余りに外し過ぎた鹿島と、余りに鮮やかに決め(過ぎ)た大宮と。得点内容としては、冷静に見ればそういうことになると思います。

藤本主悦のトップ下には、清水の小野に続いて正直"今更"感も漂ってはいたんですが、意外や意外、ちゃんと攻撃は活性化されて、確かに"攻撃的"なチームにはなっていました。
そこへ華を添える上田やチョンスのビューティフルゴールですから、盛り上がるのは当然なんですが・・・・。
ちょっと守備が甘くなり過ぎ、というよりも、"持ち味"がどこかへ行き過ぎというか。

例えば数年前樋口監督が"攻撃的"な、"アクション"のチームを作ろうと試みた時は、そうそう上手くは行かないだろうとは思いつつも、正にそれが監督のやりたいことというか、それをやる為に監督の座に就いたというような自然さを感じて、応援と言う程の関心は無くとも、ま、頑張りやお手並み拝見という感じで、特に違和感無く見られたものでした。
ただ今回の鈴木監督は・・・・。基本"緊急避難"であった就任の経緯にしても、本人のパーソナリティにしても、どうもそこから飛躍したというか、取って付けたような印象も今年の"プロジェクト"からは受けて、単に成功不成功というよりも、曲がりなりにもJ1で大宮が築いて来た強味というか厚みというか、そういうものを根底から取り逃がしてしまうという、そういう危険を少し感じます。

背伸びというか、建前的というか。
残留番長だけやっててもしょうがないからそろそろ一発というのも、去年の(鈴木監督の)ベースに加えてそれ以上をというのも、論理的には分かるんですけどね。なんちゅうか、の卵を産むガチョウ(銅かよ(笑))を、むざむざ殺してしまう懸念というか。
振り返れば張外龍監督の時点で既にチーム改革の意思ははっきり見えていたわけで、何かぶれているということでないというのは分かるんですけど。ただ張監督の場合も正にその為に雇われた監督ですし、手腕的にもある意味いちかばちかというか(笑)、"あれ"しか出来ない監督だからあれというのは、分かり易いというか諦めがつくというか。

鈴木監督の場合は、なまじ堅実にやればかなりの精度でそれが出来るわけで、その監督を擁してわざわざこんな尻の軽いチームを作るというのはどうなんだろうという、サッカーの神様に罰せられないかという。(笑)
新潟の時も"攻撃的な"チームを作っていた?まあ、そう、なのかなあ。どうも僕は、鈴木監督にしろ反町監督にしろ、余りに論理性が前面に出る監督の「攻撃的」なチームというのは、ピンと来ないというか信用出来ないというか。いつまでたっても必要な飛躍のエネルギーが得られなくて、"解放"の瞬間が訪れなくて、かえってイライラするというか肩が凝るというか。
やるとすれば、一時のさんくらいに、本当にそれ用の戦術を用意するのでもないと。(そして論理性はその徹底化に用いる)
単に「攻撃的」⇔「守備的」の数直線の範囲内で(常識の)、"攻撃"に寄るという程度では。

やっぱり"攻撃"性の基本にあるのは、狂気というかロマンというか、馬鹿(笑)というか不条理というか。
だからと言って、大木監督が好きということではないんですけど。(笑)
でも安間さんは好きかも。日曜日のJAGショーのインタビューも、面白かった。
城福さんの場合は、核には実は狂的な部分があるのが、普通の"理論派"日本人監督とは、違うところですけどね。でもちょいちょい、自分の理屈に自分が縛られてしまうところがある。

まあ確かに(この前も言ったように)ヨングン、上田、ラファエルと、縦の軸にはかなり有望な素材が揃っていますし、やってやれないことはないとは思いますが。ただやり切る程の選手層は無い気もしますし、鈴木監督の資質と上手く折り合わせて、普通のチーム+αとかで落ち着けば、残留争いに巻き込まれないという、もう一つの(ですよね?)目標の方は、さほど問題無く達成は出来そうですけど。
ただ余り狂奔すると、"戦後"の処理が難しい。"鈴木監督よりいい監督"というのも、そんなに簡単には見つからないでしょうし。(張監督ならともかく(笑))

ま、この試合はたまたま点が取れた&ドラマチックな展開になったから、"狂奔"しているように見えただけかも知れませんけどね。


鹿島の方は・・・・ゼロックスと同じですかね、印象は。
やたらなんか、ゴール前だけ鋭いというか、ゴールが近くなった時だけ集中するというか。(外したけど(笑))
特有の進退の美しさみたいなものは、どっか行ってしまったというか、端折られてるというか。狙いというわけでもないんでしょうけど。
1年を10日で過ごすなんとやらとか。(ほとんど関係無いっす(笑))

局面のコンビネーションは、実に美しいですけどね。ヴェルディのそれとは違って、より"粘性"というか、バクチ性を感じない、堅実なサーカス。(笑)
小笠原がついに時代の主役になれなかったのは、残念ですね。何でこう、シドニー世代にあそこまでパサー系の人材が集中してしまったんだろうと恨めしいですが、多分偶然ということでも無いんでしょうから、仕方無いですね。
比べるとドリブラーやアタッカーは、"無駄"が出てもあんまり惜しい感じがしないのは(笑)、所詮消耗品というか、使われる立場だからでしょうか。

逆に本山は、稀少価値も含めて、シドニー世代の中で特異な輝き方が出来たか。
二人が元気な内に、ちゃんと次のチームに移れるのか。まあ、普通は無理ですけど。
野沢じゃ年齢的にも能力的にも、何か中途半端ですしね。
柴崎クンは間に合うのか、そもそもそこまでの素材なのか。
せめて青木あたりが大成していてくれたら、上手く保険になってくれるんでしょうけど。


おお。なんかちゃんとした分(文?)量になったな。


スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
今シーズンは割と
過渡期のチームが多いですよね。
鹿島みたいな世代交代から、
清水みたいに自ら過渡期になったクラブ、
横浜みたく“仮性”も含めて、
当然 甲府もですけど
2011/03/09(Wed) 07:41 | URL  | KKGT-R #-[ 編集]
"多い"のかどうかはよく分からないというか、そこまで考えてはいなかったですが、印象的な例が目につくのは確かかもです。
海外も含めて、主力級の選手の移動がダイナミックになって来たのも、理由かも知れません。反面"成熟"するチームが少ない気がするというのと、鹿島・ガンバの二大"成熟"チームがだらだらと「過渡」していて、気が付くと随分上が薄くなってるなという、感じもします。

変わらないのは・・・・一部の名古屋と二部のFC東京ですかね。(笑)
だからといってあんまりすんなり勝たせたいとも、思いませんが。でも案外そういうつまらないオチという可能性も、十分だという。

・・・・緑も自ら"過渡"しそうで、今ちょっと怖いところです。(笑)
2011/03/10(Thu) 00:42 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック