2011年06月08日 (水) | 編集 |
なんか試合中に進歩してたような感じはします。
キリン杯2011 日本代表 △0-0△ チェコ代表(日産)
ただそれはそれとして、ザックの精神状態が心配。
"3-4-3"、"システム"問題整理。
問題は3-4-3そのものや、"3-4-3"と"4-2-3-1"のシステム的な比較ではないと思うんですよね。
というか実は、あの"4-2-3-1"はシステムではないんですよ。
・・・・より正確に言うと、システムというほどではないところが、4-2-3-1の、4-2-3-1ザックジャパンの、良さだったということ。
つまりおさらいですが、あのチームの良さというのは、ザックの"戦術"や"システム"がハマったところにあるわけではなくて、むしろ戦術という程の戦術が、システムという程のシステムが実状として「無い」(または薄い)ことによって、現代表選手たち各々の個力や自発性がいい感じに発揮されたという、その結果的なバランスが良かったわけです。
4-2-3-1そのものも、特に"1"のところに少なからぬ困難を抱えつつも、トータルとして各ポジションで現代表選手が割りとストレス無くプレー出来ることが多かったという、そういう程度での機能性だったわけです。4-2-3-1だから特に強かったとか、4-2-3-1によって何か普段以上の力が引き出されたとか、そういうことではない。
その意味であれ自体に、更に詰めるところ整えるところは少なからずある(必要性がどの程度あるかどうかは別として)という、その状態で"引き出し"だか何だか知りませんが、別なやり方に色気を出すというのがそもそもの根本的な気に入らないところなわけですが、それはそれとして一方今回の"3-4-3"の場合は、正に"3-4-3ならではの""でなくてはならない"機能性を目指しているわけで、そこのところが決定的に違っている。チーム作りの実態として。
だからどちらのシステムがいいかという並列的な比較ではなくて、「システムにこだわる(3-4-3)」か「こだわらない(4-2-3-1)」かという、そういう比較なんですよ、ザックの意識というより結果的な問題ですが。
3-4-3で日本代表が躍動しなかったとしても、それは3-4-3だからというよりは、今まで比較的自由にやってたのが、今回はシステムに"はめ込まれた"から、それにより窮屈さが生じたという、本質的にはそういうことだと思います。
それ自体は仮に慣れの問題と言えたとしても、より大きな問題としてはそれにより選手のメンタルやアティテュードが変わってしまうことで。"上手く"行ったとしてもね。・・・・いつもの日本代表に戻ってしまうというか。(笑)
システムの特殊性も鑑みると、下手するとトルシエ時代に。スクールボーイに。まあそこまで行く前に、選手が反乱しそうですが。
つまり上手く行くか行かないかという以前の段階で、問題があるということ。
ただ監督としては常に何かを、出来るならば"100%"を目指すわけなので、こんな消極的定義で"4-2-3-1"の時は良かったと言われても満足は出来ないでしょうけど。(笑)
あるいは3-4-3で慣れ親しんだ後に、改めて自発性が発揮されれば更に上に行けるという可能性も、論理的には当然想定すべきかも知れない。そこで初めて、"システム"そのものの問題になり得るというか。
更にあるいは、4-2-3-1の時のある種のアバウトさから類推すれば、3-4-3でも基本さえマスターすれば、それ以上の縛りは、ザックからはもたらされないのかも知れない。そういう可能性は真面目にあると思います。
ともかく選手たちが口々に表明している違和感というのも、システムの比較というよりは「なんでこんなことやらなくちゃいけないの?」という、そういう、ジーコの時にも岡田"接近""一人+1km"の時にすら発せられなかったタイプの、かなり身も蓋も無い疑問のように見えます。どうしたの監督?、という。(笑)
更に言うならばですが。
例えばオシムのそれや、そこまで大仰な例を挙げなくても例えばネルシーニョなどのそれと比べても、ザックの"3"と"4"、今のところ二つの"システム"との間には、ほとんど関連性が感じられないというか、理論的一貫性や連続性が感じられないというか、はっきり言えば少し「素人」的な"システム"選択の次元に見えるところもあるんですね。
一貫した機能性で選手が動ける状態であって初めて、「システムにこだわらない」という上等なことが言えるわけで。それこそ、この前のバルサじゃないですが。
・・・・まあ、「こだわらない」と言ってるのはザックではなくて、本田や日本人ブロガーとかですけど。(笑)
各々が頑張らなくてはいけないという本田のは、原則論過ぎてちょっと今回一貫して、浮いてる感じはします。どうせやるならギリギリまではそのシステムの基本に従った動きをしてみないと、そもそもやる意味が無いですし。
と、いうとっ散らかった中で、この試合始まった時はこりゃ酷えという感じだった3-4-3ザックジャパンですが、何となくやりながら感じは掴んで、少なくともどこらへんでボールを取ってどこらへんでキープをして、どのタイミングで攻めにかかるかという位のイメージは、割りと共有し始めていたようには見えましたけどね。
まあ攻め手の少ないチェコが、時間と共に押し込まれたのか持たせたのかよく分かりませんが、日本代表のボールキープを大枠として"許し"たようなのも、影響しているでしょうけど。ただ少なくとも、"練習"にはなったと思います。それが、収穫?
まあまずは必要性や位置づけを、選手を筆頭とする大部分の日本人に、説明or納得させないと駄目だと思いますけどね。
"本田不在時用システム"・・・・はまあ、いち押しにするわけには行かないでしょうから、とりあえずはやはり、格上相手のショートカウンター用?それに適しているというのは、機能してない状態でも割りとすんなりイメージ出来ますから。
「超攻撃的」は、このまま唱え続けても念仏か、もしくは笑い話化する可能性が高い。それすら特には、ザックは言ってませんけど。どうもかなり前提にずれがあるかというか、この前言ったように"セリエA的常識"とこちらのずれが、ザックに十分に気付かれないまま存在しているように感じますが。
今までザックがくれた数々の"賛辞"の中にも、既にそういうものは見え隠れしていたと思いますけどね。(笑)
そこか?褒めるところ、的な。
・・・・それにしてもこれとか苦しい。何でそんな必死なの?という。
やりたいからやってるだけだ、としか、僕には見えませんけどね。
そして多分、選手たちもそう感じてるのではないかという。その違和感。
やりたいからやるのが悪いとは言わないけど、流れを間違えると上手く行くものも行かない。
むしろ就任最初からとか、アジア杯惨敗後からとかなら、それなりに前向きに取り組めるんでしょうけど。
とりあえず封印するらしいですけどね。何だかなあ。
"いざとなったら3-4-3に"という切り札を、拙速的に無駄遣いしちゃった感じもあって、どうにもケチがついたなあという。
今度は逆に、4-2-3-1に"こだわる"羽目になりそうというか、次からは変に"システム"を意識しちゃいそうで心配。
それはそれとして、李で行きましょう、李で。
とにかく潰しが利いていいよ。
前田が"いい"かとか"悪い"かとか、考えるだけで負担。そんな価値(オッズ)無いし。よっぽどの高さや強さが無い限り、やはりスピードですよスピード、日本代表(日本人選手)の場合は。
ああ、でもCBは・・・・。まあいいや。(笑)
もうちょっとだけ、軸をオーソドックス/本職方向にずらした方がいいような気はしますけどね。
そんなにMFタイプを使う効果も上がってませんし。
今野は代表でも暗いな。大丈夫か?(笑)
にしても遠藤かけがえない。困った。
キリン杯2011 日本代表 △0-0△ チェコ代表(日産)
ただそれはそれとして、ザックの精神状態が心配。
"3-4-3"、"システム"問題整理。
問題は3-4-3そのものや、"3-4-3"と"4-2-3-1"のシステム的な比較ではないと思うんですよね。
というか実は、あの"4-2-3-1"はシステムではないんですよ。
・・・・より正確に言うと、システムというほどではないところが、4-2-3-1の、4-2-3-1ザックジャパンの、良さだったということ。
つまりおさらいですが、あのチームの良さというのは、ザックの"戦術"や"システム"がハマったところにあるわけではなくて、むしろ戦術という程の戦術が、システムという程のシステムが実状として「無い」(または薄い)ことによって、現代表選手たち各々の個力や自発性がいい感じに発揮されたという、その結果的なバランスが良かったわけです。
4-2-3-1そのものも、特に"1"のところに少なからぬ困難を抱えつつも、トータルとして各ポジションで現代表選手が割りとストレス無くプレー出来ることが多かったという、そういう程度での機能性だったわけです。4-2-3-1だから特に強かったとか、4-2-3-1によって何か普段以上の力が引き出されたとか、そういうことではない。
その意味であれ自体に、更に詰めるところ整えるところは少なからずある(必要性がどの程度あるかどうかは別として)という、その状態で"引き出し"だか何だか知りませんが、別なやり方に色気を出すというのがそもそもの根本的な気に入らないところなわけですが、それはそれとして一方今回の"3-4-3"の場合は、正に"3-4-3ならではの""でなくてはならない"機能性を目指しているわけで、そこのところが決定的に違っている。チーム作りの実態として。
だからどちらのシステムがいいかという並列的な比較ではなくて、「システムにこだわる(3-4-3)」か「こだわらない(4-2-3-1)」かという、そういう比較なんですよ、ザックの意識というより結果的な問題ですが。
3-4-3で日本代表が躍動しなかったとしても、それは3-4-3だからというよりは、今まで比較的自由にやってたのが、今回はシステムに"はめ込まれた"から、それにより窮屈さが生じたという、本質的にはそういうことだと思います。
それ自体は仮に慣れの問題と言えたとしても、より大きな問題としてはそれにより選手のメンタルやアティテュードが変わってしまうことで。"上手く"行ったとしてもね。・・・・いつもの日本代表に戻ってしまうというか。(笑)
システムの特殊性も鑑みると、下手するとトルシエ時代に。スクールボーイに。まあそこまで行く前に、選手が反乱しそうですが。
つまり上手く行くか行かないかという以前の段階で、問題があるということ。
ただ監督としては常に何かを、出来るならば"100%"を目指すわけなので、こんな消極的定義で"4-2-3-1"の時は良かったと言われても満足は出来ないでしょうけど。(笑)
あるいは3-4-3で慣れ親しんだ後に、改めて自発性が発揮されれば更に上に行けるという可能性も、論理的には当然想定すべきかも知れない。そこで初めて、"システム"そのものの問題になり得るというか。
更にあるいは、4-2-3-1の時のある種のアバウトさから類推すれば、3-4-3でも基本さえマスターすれば、それ以上の縛りは、ザックからはもたらされないのかも知れない。そういう可能性は真面目にあると思います。
ともかく選手たちが口々に表明している違和感というのも、システムの比較というよりは「なんでこんなことやらなくちゃいけないの?」という、そういう、ジーコの時にも岡田"接近""一人+1km"の時にすら発せられなかったタイプの、かなり身も蓋も無い疑問のように見えます。どうしたの監督?、という。(笑)
更に言うならばですが。
例えばオシムのそれや、そこまで大仰な例を挙げなくても例えばネルシーニョなどのそれと比べても、ザックの"3"と"4"、今のところ二つの"システム"との間には、ほとんど関連性が感じられないというか、理論的一貫性や連続性が感じられないというか、はっきり言えば少し「素人」的な"システム"選択の次元に見えるところもあるんですね。
一貫した機能性で選手が動ける状態であって初めて、「システムにこだわらない」という上等なことが言えるわけで。それこそ、この前のバルサじゃないですが。
・・・・まあ、「こだわらない」と言ってるのはザックではなくて、本田や日本人ブロガーとかですけど。(笑)
各々が頑張らなくてはいけないという本田のは、原則論過ぎてちょっと今回一貫して、浮いてる感じはします。どうせやるならギリギリまではそのシステムの基本に従った動きをしてみないと、そもそもやる意味が無いですし。
と、いうとっ散らかった中で、この試合始まった時はこりゃ酷えという感じだった3-4-3ザックジャパンですが、何となくやりながら感じは掴んで、少なくともどこらへんでボールを取ってどこらへんでキープをして、どのタイミングで攻めにかかるかという位のイメージは、割りと共有し始めていたようには見えましたけどね。
まあ攻め手の少ないチェコが、時間と共に押し込まれたのか持たせたのかよく分かりませんが、日本代表のボールキープを大枠として"許し"たようなのも、影響しているでしょうけど。ただ少なくとも、"練習"にはなったと思います。それが、収穫?
まあまずは必要性や位置づけを、選手を筆頭とする大部分の日本人に、説明or納得させないと駄目だと思いますけどね。
"本田不在時用システム"・・・・はまあ、いち押しにするわけには行かないでしょうから、とりあえずはやはり、格上相手のショートカウンター用?それに適しているというのは、機能してない状態でも割りとすんなりイメージ出来ますから。
「超攻撃的」は、このまま唱え続けても念仏か、もしくは笑い話化する可能性が高い。それすら特には、ザックは言ってませんけど。どうもかなり前提にずれがあるかというか、この前言ったように"セリエA的常識"とこちらのずれが、ザックに十分に気付かれないまま存在しているように感じますが。
今までザックがくれた数々の"賛辞"の中にも、既にそういうものは見え隠れしていたと思いますけどね。(笑)
そこか?褒めるところ、的な。
・・・・それにしてもこれとか苦しい。何でそんな必死なの?という。
「日本人はスピードに優れたサイドMFとFWが多く生まれる。
他の国だったらおそらく3―4―3はトライしなかっただろう」とまで言い切った。
やりたいからやってるだけだ、としか、僕には見えませんけどね。
そして多分、選手たちもそう感じてるのではないかという。その違和感。
やりたいからやるのが悪いとは言わないけど、流れを間違えると上手く行くものも行かない。
むしろ就任最初からとか、アジア杯惨敗後からとかなら、それなりに前向きに取り組めるんでしょうけど。
とりあえず封印するらしいですけどね。何だかなあ。
"いざとなったら3-4-3に"という切り札を、拙速的に無駄遣いしちゃった感じもあって、どうにもケチがついたなあという。
今度は逆に、4-2-3-1に"こだわる"羽目になりそうというか、次からは変に"システム"を意識しちゃいそうで心配。
それはそれとして、李で行きましょう、李で。
とにかく潰しが利いていいよ。
前田が"いい"かとか"悪い"かとか、考えるだけで負担。そんな価値(オッズ)無いし。よっぽどの高さや強さが無い限り、やはりスピードですよスピード、日本代表(日本人選手)の場合は。
ああ、でもCBは・・・・。まあいいや。(笑)
もうちょっとだけ、軸をオーソドックス/本職方向にずらした方がいいような気はしますけどね。
そんなにMFタイプを使う効果も上がってませんし。
今野は代表でも暗いな。大丈夫か?(笑)
にしても遠藤かけがえない。困った。
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