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読書日記(’14.3.21) ~広瀬武夫、"朝鮮"の選民思想、他
2014年03月21日 (金) | 編集 |
こっちの方にも割りといいネタが入ったし、惰性回避の為にも『剣の思想』は一回休み。


魁偉(かいい)なり-広瀬武夫伝魁偉(かいい)なり-広瀬武夫伝
(2010/11/23)
東郷 隆

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僕は知らなかったですが、日露戦争で華々しく戦死して"軍神"の名を冠せられた海軍将校の、ノンフィクション風小説(?)と対談で構成された変則的伝記本。(広瀬武夫Wiki)

以下、その"対談"部分から。
「」内が作者の東郷さんで、---部分は対談相手の担当編集者です。

「よくいる、九州人の大人物然とした人ってああいう感じです。みんな若者にまかせちゃう。つまり、それが大人(たいじん)の風というもんで・・・・・・。いろいろ説明して細かく指導していくというタイプは、大物ではないという観念になっちゃうんですね」

---腹芸を重んじて、説明責任を負わないという・・・・・・。

「そういうものが大人なんであるという観念が、その当時からあるのかもしれません。(中略)
現場の独断専行というのがよく許されちゃうというのは、その後の歴史の中でも見られます。」

(p.135)

やり玉に挙がっているのは、かの日露の"英雄"東郷平八郎元帥です。(笑)
曖昧な態度で、しばしば部下の独走を許していたという。(そしてそうした"文化"が、太平洋戦争にまで続いたと)
こういう"上司(官)"像って、日本/東洋のものなのかと思ってたら、"九州"限定なの?(笑)
確かに西郷とかかなりコスかったみたいだけど。物事をはっきり言わないし約束も曖昧な、超日和見主義者。まああの人基本「諜報」関係者ですからね。綺麗なわけはないんですけど。
まあ何というか、別に現代のサッカーでも広い意味でそういう"リーダーシップ"の型はあり得るとは思いますが、確かに先にそっちの("大人"の)イメージの方が強く確立していると、そうで"あらねばならない"変なプレッシャーや、あるいはそうしたイメージに"逃げ込む"人も、出て来てしまってそれは余りいいことではないでしょうね。


---つきあい酒なんてとんでもないということで、周りも嫌がるでしょうし。

「この人がみんなで集まって酒を飲んだという話は本当にない。」

(p.141)

実はこの"軍神"さんは大の甘党で(笑)、お酒はほとんど飲まなかったらしいんですけど。
そうはいっても軍人どうしの男の付き合い、飲みを避けるなんて出来るものなのかなと意外な感じですが、そう言えばこの作者は以前にも、昭和になる前の日本軍は割りと大らかで自由だったということを、書いてましたね。
とにかくそういう意味では、現代のサラリーマンの方が大変?(笑)


「間違ってはいけないのは、ロシア海軍とかロシア陸軍の将校というのは貴族階級だという観念がよくあるでしょう、あれは違うんです。(中略)本当の高級貴族は、ほかに使い道のない人が、売官で位を買うことも多いんですがよっぽどのことがないと軍隊には行かない。(中略)つまり、軍隊は貴族の中の使い物にならないぼんぼんが行く場所であるという観念です。
(中略)
例えば、江戸時代のお金を持っている商人が、「うちの三男坊、ばかだから、にでもするか」というひどい、理由で下級の御家人株を買うでしょう。あれに似た観念として末期の帝国ロシア軍があると思う。
(中略)
世界的に文化は同じでしょう。」

(p.210)

まあ全部説明しちゃってますけど。(笑)
「文化は同じ」感が面白かったという話。


---大概ロシアが勝つと思ってるわけですからね、世界中。

九対一ってすごい差で。欧米で戦時債券を募集してるでしょう。そうすると、オッズというものがついてしまう、そういう社会なんですよ。
(中略)
日本の、戦時債券を買う外国人って、言ってしまえばみんな博打打ちなんです。」

(p.225)

戦時債券。戦争遂行資金を調達する為の、国が発行する債券ですね。
今の国債はほぼ日本国内でしか持たれてませんが、当時はばんばん外国人に買われていて、それが後々(勝った後も)また大きな問題になったとか。
"九対一"というのは、W杯における日本優勝のオッズに比べればかなりマシではありますが(笑)、この場合はロシア一国が相手なので、やはり屈辱的ではあるかも。
まあ競走馬的な感じかな?ロシアで堅く儲けるか、日本で一発狙うか。欧米の競馬では結構、"マッチレース"ってやったみたいですしね。
ちなみにこの場合、ロシア戦債も同じマーケットで売ってるのかな。そうだとすると、ほんと他人の命でひと山狙う、酷い風景ですけど。(笑)
ロシアを売って日本を買う。または日本を売ってロシアを買う。


「同じころに長崎の島原あたりでは、食えないからって、村々からからゆきさんになって海外へ出て行く。
(中略)
ああいうからゆきさんみたいな人々が大量にバルチック艦隊の通過する場所を通報していく。」

(p.263)

ほええ。
売られてもなお故郷を。
そもそも"家族を助ける"為に身売りしたわけですから、当たり前と言えば当たり前なんですが。
まあ"在留邦人"の情報は大事ですよねという、そういう「一般」的な話でもあります。(笑)

別に"傑作"という類の本ではないですが、色々と興味深かったです。



韓国とキリスト教 (中公新書)韓国とキリスト教 (中公新書)
(2012/07/24)
浅見 雅一

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植民地時代に韓国人が抗日意識だけを機軸としてキリスト教会に集結していたというのであれば、戦後「抗日」が意味をなさなくなった時点で、国教化されていなかったキリスト教は民族宗教として瓦解の危機にさらされるはずである。
 この疑問に対する答えは、キリスト教会の教えのなかにある。韓国教会は、イスラエルの民が神から選ばれたとする「選民思想」韓国人に当てはめた。(中略)
初期の段階で、朝鮮の奇蹟的成長に感激した外国人宣教師たちは Chosen (朝鮮)の表記に神から選ばれた人々、すなわち「選民」の意味を与えていた。一九一九年の三・一独立運動以前に『選民』という雑誌が発刊されている。
(p.153-154)

ネタじゃねえの?という感じですが、どうにもほんとらしい。
・・・・分かりましたか?チョウセンの"Chosen"と、チョズン(選ばれた)の"chosen"のダジャレです。
ふざけんなよという感じですが、これが通用しちゃったようですねえ、恐ろしい。
モーゼは英語使ってたのか、知らなかったよ。
まあ自尊心のよりどころを打ち砕かれた人(民族)は、何にでも飛びつくという話ではあります。
迷える若者が新興カルトにはまるように、韓国人はキリスト教にハマった?(これも後にそれぞれプチカルト化するようですが)

韓国の大統領交代がいちいち"粛清"の嵐になるのも、よく言われる地域閥とは別にそれぞれの所属(キリスト)教会・教団の違い(これらはまたしばしば"地域"とリンクはしているわけですが)による部分も大きいと、そんなことも書いてありました。
といって別に殊更韓国・韓国キリスト教をdisってる類の本ではなく(中公新書ですし)、韓国人学者との共著による、あくまで真面目な研究本です。韓国キリスト教の歴史自体が、そもそも少し異様なんですね。


韓国の主張に呆れる欧米各国 (Record China)

韓国の国際常識をわきまえぬ嘘つきぶりに呆れた欧米各国ではOINK(Only in Korea)」という言葉が存在する(「OINK」は英語圏では“豚の鳴き声”の表現でもある)。
韓国が言い張る嘘の1つが、様々な物の発祥を「韓国発祥」と言い張るウリジナル”。韓国が自国起源を主張しているのは「相撲」から「歌舞伎」「寿司」「秋田犬」まで幅広い。そうした主張の多くに嘘が隠れている。
(中略)
何でもウリ(「我々の」の意)のもの」としてしまう傾向は、テレビのパクリ番組の多さからも見て取れる。(中略)「韓国のテレビ界にはかつて『釜山に出張する』という隠語があった。昔は釜山に行くと福岡の電波が受信できたので、『日本の番組を真似る』という意味の隠語です。パクリが半ば公然と行なわれていたことがよくわかる」(前出の在韓国ジャーナリスト)
(中略)
1998年まで韓国では日本の大衆文化流入を禁止していたため、韓国人は本気で「韓国オリジナルの作品だ」と信じていた。

まあテレビ番組はともかくとして、各"文化"についてはなんか本気で韓国起源を主張している風がしばしば見られて、何だろうあの確信の強さはと不思議だったんですが、根底に「選民」思想があるのだとすれば、うなずけなくはないですね。
神は宇宙の次に韓国を作って、諸文化はそこから生まれたという。(笑)

パクりの問題について言うと、僕は1980年頃に韓国にホームステイに行ったことがあるんですが、そこの子供たちが見ている/読んでいるアニメや漫画を、ああこれ面白いよね的に何の"民族意識"無しに(笑)言ったら向こうも民族意識無しに何で知ってるの?と確かに本気でびっくりしていて、やおら子供部屋から大量の漫画(ペラペラの小冊子みたいなの)を抱えて出て来て、これは?これは?これも日本の?と質問攻めにあったという思い出があります。
ライディーンとか、タイムボカンとか、確かあしたのジョーとか、色々ありました。
子供たちは素直にその"事実"を受け入れて、日本てすげえんだなと感心してくれましたけどね。(笑)
下の子はちょっと悔しがって、でもサッカーは下手だと余計なひと言を。(笑)

"OINK"についてはまあ、分かってくれたならそれでいいですよ。欧米がね。
日本が正しいとは言わないけど、韓国が間違ってるのはたいてい確か(笑)ですから。
分かってくれればそれで。


おまけ。

狼と香辛料〈17〉Epilogue (電撃文庫)狼と香辛料〈17〉Epilogue (電撃文庫)
(2011/07/08)
支倉 凍砂
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有名な言葉に、表情は誤魔化せても横顔は誤魔化せない、というものがある。
(P.210「狼と灰色の笑顔」)

かもしんない。
油断大敵。(笑)
"横顔の心理学"とか、面白そう。表れてるのは意識なのか無意識なのか。その中間か。
こちらのアニメの続編は無いんですかね。
映画化も可能な素材だと思いますが。それで外国人に見せてもというか。


どうも"連休"感無い。


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