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『滅びし古代文明の正体』より
2013年03月09日 (土) | 編集 |
以前発作的騒いでいた(笑)ヒストリーチャンネルの『滅びし古代文明の正体』が再放送してくれので、録画して再見しました。
全体としては、文明論というより災害論、どのような自然災害がどのような規模で襲い、人類の文明を滅ぼしてしまう現実的可能性があるのか、その”滅ぼした”例として、近年次々に発見されている「四大文明」を更に年代的に遡る高度な古代文明の(遺跡の)数々が取り上げられているという、そういう構成。・・・・つまり現に(つい最近まで)痕跡も残さず滅びているのだから、我々の現代文明であっても数万年後にそのような存在になってしまう可能性はあるよというそういう話。

ただ”歴史”興味の立場からは話が逆で、(そのように)巨大な自然災害が跡形もなく発達した文明を滅ぼしてしまう可能性があるのだから、現代の我々にも全く知られていない/なかったような古いor謎の文明がまだまだ存在していた可能性も現実的なものとしてあるよ、ひいては「人類史」のアウトラインを引く作業自体が、未だどの程度の確度で達成されているのか、実は見当もつかない部分があるよという、そういう話になります。
アンチ”四大文明”史観というか(笑)。メソポタミア史観というか。

ともかくこのプログラムの特に前編で取り上げられている(後編は災害と気候変動研究に充てられている)”プレ四大文明”の話(事例)が単純に面白い&初耳だったので、番組に従って年代順にまとめてみました。


トルコのギョベクリテペの遺跡(紀元前9000年/約1万1000年前

・その地域には住まない種類を含む、動物のレリーフを施した石が無数に出土。
・直径9m~30mの楕円形の巨大建造物が20以上。
・建物の内部には石灰岩を四角く削ったT字型の巨大な支柱が何本も存在。
・柱に使われた石は一つあたり15トンから、最大60トンまで。
・都市の性格は不明。聖地か?
・2000年近く存続。
・紀元前7000年頃、意図的に埋められ捨てられた。
・氷河期の終わりの気候変動期に相当。
・同時期に北アメリカに大型の隕石が衝突。
・ノアの箱舟と関係?(アララト山から数百キロに立地)


シリアのテルカラメル遺跡(~紀元前8000年/少なくとも1万年前

・テルハモウカル(↓)の西数百キロ。
・直径4m高さ6mの石の塔の土台5基が出土。
・ギョベクリテペ(↑)と同一の文化圏と推測。
・施設の目的・性格は不明。
南のメソポタミアの攻撃により滅亡?


ブルガリアのヴァルナ遺跡(紀元前4500年頃/6500年前

・墓地
・金を中心に銅・宝石などの、豪華で精巧な副葬品が、1万5000点以上出土。
・それらが特に一定の墓に集中していた為、大きな身分の差の存在する組織化された社会だったと推測。
・従来の研究では、紀元前1000年頃に至っても見られなかった特徴。
・交易都市として栄え(メソポタミアの1500年前)、フランス・スペイン地域と銅製の武器を取引。
・紀元前4100年頃、気候変動(気温上昇)と共に消滅。


シリアのテルハモウカル遺跡(紀元前4000年頃/6000年以上前

・商業が栄え、役所もある町。
・労働が分担され、司法機関も行政機関も整備。
・広さ約1平方キロ。
・城門つきの巨大な城壁に囲まれる。
・紀元前3500年頃、度重なる外敵の襲来により衰退、消滅?
南のウルク(メソポタミア)が勝利


・・・・(参考)メソポタミア文明(約5500年前


オマーンの「ムバール」(紀元前3000年/約5000年前

・砂漠のキャラバンの拠点都市兼要塞
・8本の物見塔を備えた高さ9mの城壁に囲まれている。
・”高い柱を持つ都”byコーラン
・地下水脈の浸食により、町全体が陥没したと推測


・・・・(参考)クレタ島のミノア文明(紀元前2500~1600年/4500年前

・・・・(参考)古代エジプト文明(紀元前2000年/約4000年前


Wikiによるとそもそも「(世界)四大文明」という言い方自体が、アジアローカルのマイナーな概念だとなっていますが、アメリカ製作のこの番組中でも、呼称自体は”定説”の代名詞として、普通に使われていました。
いずれにしても問題の中心は、”メソポタミア最古/起源説”の方だと思いますけどね。
あるいはそれを中心とする、(ある程度の)一系列的な人類発展史観というか。単独起源説というか。

その問題意識からここで挙げられている事例を見ると、地理的に近接したシリアの二文明(都市)が、かなり直接的に”後発の”メソポタミア文明に滅亡させられたと推測されていることから、何やら「歴史は勝者(メソポタミア)が作る」というセオリーの、最たるものまたは最古の例でも見るような心持ちがしますが。(笑)

まあとにかく、衛星写真等の新技術の援護を受けて、続々発見されているこれらの古代文明の存在が指し示すことは、要するによく分からない(笑)ということですね。もはや。”四大文明”亡き後。
パンドラの箱が開いてしまったというか、この先どこでどれだけ(更に)古い文明が見つかったとしても、驚くには値しないというか。

そこでもう一回、”高度な人類文明を完全に破壊し得る自然災害の脅威”という話に戻って来て、つまりこれほど起源が混沌としているのはそれだけ”滅亡””消滅”がありふれているからで、だから「人類文明」は繰り返し勃興し繰り返し消滅したと考える方が自然なので、「起源」という言い方自体にどれほど意味があるのか、かなりあやしいところがあるということ。

そもそも「新しい」とか「古い」とかいう尺度が通用するのは、対象となる事象がある程度一つの流れの中でそれなりの関連性を持って存在している時に限られるわけで。それぞれが独立して興亡した文明を比べた時に、二万年前が二千年前より古いと、言えるのか言う意味があるのか。
そういう意味では、やっぱりメソポタミアが最古なのかも知れない。その子孫たる(であるならば)我々にとっては。


まあサッカーの”歴史”でもたまにありますよね、ベルリンの奇跡の時の何々という選手のこういう技術は、今の選手のそれよりも上だった的な言い方が。(笑)
それはそうなのかも知れない事実なのかも知れない、でも現在の選手や指導者がそれを目撃・記憶したり体感・伝達したり出来ない限り、今のサッカーはその”系統”上には無い、それは実は我々の”歴史”ではないと、そう言ってもいい可能性がある。敬意は敬意として。民族の誇りは誇りとして。

勿論”科学”的超時代的に、肉体的な共通性や共通基盤、場合によっては「進化」を指摘することも可能かも知れないですけど、それはまた別の話。
実際どれくらいの世代まで、今やっている「日本人選手の進歩」という類の論を、続けることが出来るんだろうなあと、たまに思うことはあります。日本リーグ後期あたりを起点とする。メディア化という点では、”ベルリン”よりはかなり有利ではあるでしょうけど。

ま、それは余談。(笑)


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