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J1シーズン改革について思うことまとめ ~特にJ2サポの視点から
2013年09月14日 (土) | 編集 |
概要。

Jリーグ 15年から2ステージ制&ポストシーズンを実施 (スポニチ)

JリーグはJ1・J2合同実行委員会を開き、15年から2ステージ制とポストシーズン大会の実施を決めた。17日の理事会で正式決定する。
大会は両ステージの1、2位がスーパーステージに進出、一発勝負のトーナメント方式で優勝チームが年間最多勝ち点チームとチャンピオンシップを行い日本一を決める。

初見の時はスルーしてましたけど、"スーパーステージ"って一発勝負なんですね。それは酷い!!余りにもリーグ戦の結果の軽視だ!!という感想と、逆に「年間」の結果に対して「ステージ」の結果を分相応に貶めた(?)、バランス感覚のつもりなのかなという感想と、両方ありますね。
それにしてもステージ優勝軽いですね。プレーオフというよりも最初から「敗者復活戦」くらいの"上がって来い"感がありますね、スーパーステージは。一応「勝者」のはずなんですけどね。(笑)
それならばむしろ最初から、「年間最多勝ち点チーム」"以外"の4チームとしてしまった方が、"挑戦者決定戦"としてすっきりするし、チャンピオンシップ消滅の危機も、勿論回避出来ますね。

といった細目論はともかくとして。
とりあえずこれはみんな読んだ方がいいでしょうね。

[インタビュー]Jリーグはなぜいま改革を進めるのか ~中西大介 Jリーグ競技・事務統括本部長に話を聞く (エルゴラ)

・・・・読みましたか?(笑)
では本論に。


まず僕の基本的な立場としては、リーグ/シーズン方式改革そのものは、是非ともやって欲しいという立場です。それだけ現状には全く満足していないという、"グループ"です。
特にこれだけ"変える""変える"と煽られて、結局変わらなかったら逆にフラストレーションでそれきっかけでJリーグから離れかねないくらいの、何というかこれはJ首脳の思うツボかという。(笑)

それにしても具体的に出て来た案はたいがいだなとは思いますが、"元の"方式自体に愛が無いので、怒るまではいかないですね、馬鹿馬鹿しいと思うだけで。
僕自身の案/見たい方式は勿論ありますが、後述するように余りにも根本的に違うというか別な方向の話なので、それを提案することが、このエントリーの目的ではありません。


で、僕が見るに、今回の"改革"の性格として言挙げされるべきだと思われるのは、まずは記事タイトル(↑)に既にあるように、これはあくまで

・J1の改革だ

ということですね。
当たり前?でもJ2常連のクラブのファンとしては、外せない視点ですよ。
基本ほとんど関係無いから、好きにしてくれという。特に上がる当ても無いし。
それはあんまりとしても(笑)、ただ毎度「Jリーグ」というタイトルでJ1限定の話をされるのは、いい加減にしろとは言いませんが神経に障るのは、避けられないですね。"Jリーグ杯"を筆頭に。

そして僻(ひが)みついでに言うと、僕は去年のJ2の"昇格プレーオフ"(という「邪道」)について、事前にも事後にも外野から肯定的な意見が余りにも多いのに衝撃を受けていて、それで免疫が出来ているから今回のことについてもそんなに感情は動かない、とも言えるし、その"肯定"傾向の中にどうせJ2だろ、盛り上がってないんだろ?駄目もとだろ」という侮りを多分に感じた部分があって、それが今回(その"実績"を踏まえて)J1に飛び火したから急に騒いでるだけだろうが、ざまあみろという部分が無くも無いという。
その流れで言うならば、これは(J2サポというより)僕個人ですが僕の目から見てJ1が盛り上がってるようには見えないので、「駄目もとじゃん」という気持ちは、少なくとも今回の案が確定するまではありました。


話が荒れて来たので次へ行くと(笑)、しかし上の"J2サポの僻み"というのは必ずし本質から逸れたものではないとも思っていて、つまり今回の改革を推し進めたJ首脳の視点自体が、正にそういう"地べた"から遠く離れた、Jリーグの最も「上」の部分、「上澄み」の部分、または「外づら」の部分をいかに華やかにするか綺麗に飾るかという、そういう関心を主たるものとしているように見えるからです。
「Jリーグに世間の関心を呼ぶ」こと、その必要性や益自体は、誰も特には反対しないでしょう。あるいは

離脱していった層の理由は、リーグとクラブが考えるべきこと。
われわれリーグに責任があるのは、『新規のお客さんが来にくくなっている』ということです。
(中略)
いま2万席あるスタジアムに1万5千人が入っているとします。そこから5千人を増やすのはクラブの努力です。でも、7万人のキャパシティーに2万人入っているスタジアムを将来的に7万人にするのは、クラブの努力だけでは無理だ、と考えています。Jリーグとしてメディアに取り上げてもらう努力を進めていかないと、7万人には増えないと考えています。
(インタビュー p.3)

こうした箇所に見られる"クラブとJリーグの役割分担"という視点も、思考の進め方としては、そう悪いものではないと思います。

ただ・・・・特に後半部分ですけど、「2万人を7万人に」という例示は、J2サポからするといったいどこのおとぎの国の話だという感じになりますし(笑)、それはJ1常連クラブのサポでも、少なくとも半分くらいはそうなんじゃないかと思います。"7万人入らない"ことが、言うところのJリーグの「危機」の本体なのか?という。
たまたま👄から出た一つの数字でしかないのかも知れないけれど、それにしてもその数字が真っ先に出て来るものなのかねという。例えば「コンスタントに4万人集める」とかだったら、かなりの人が自然に納得する数字だと思いますが。
どうも何というか、同じ"Jリーグのキャパを広げる"という目標でも、それが「体力をつける」「実力をつける」とかではなくて、「華やかさを増す」「見栄えを良くする」というニュアンスが強過ぎるように感じるんですけどね。「体力」「実力」の一部手段としての「華やかさ」「見栄え」ではなくて、目的化しているというか。

上で"Jリーグ(のキャパ)"と言いましたが、当然「7万人」問題は、J2を対象とはしていないわけで。
彼らが考えている「危機」の中に、J1リーグの伸び悩みは入っていても、J2クラブの存続可能性は入っていないんだなという。
言い換えると1万5千人はどのクラブも自力で(コンスタントに)集められて当たり前、集めろと言っているわけですよね。それが全くの嘘だとは言わないですけど、例えばJリーグ全体への関心を高めることが、その"1万5千人"にも寄与する、だから関心を集めることが必要なんだというようなタイプの関心の方向性は、感じられない。"見られて"ないというか、見てるのは結局一番高い部分だけなんだなという。
まあJ2をある程度以上日常的に注視していたら、いきなり「7万」なんて数字は出て来ないでしょうからね。

というわけでまとめとしては、これは

・Jリーグの最上部についての話だ

ということ。最上部をいかに無理にでも延長するか積み上げるかという話で、下部や全体をバランス良く強くする話ではないということ。
そう言えば並行してちょいちょい、「プレミアリーグ」の話が出て来てましたからね。さもあらんという。

・・・・これは完全に感覚的な話ですけどね、要はこういう感じで上ばっかりて見てるから、ああいう上っ面の、見苦しい、"為にする"ようなプランを本気で押し出して来るんだろうなという。見えるところだけ、"その"瞬間だけ派手になればそれでいいという。ちょっと引いた視点があれば、まず美意識的に無理だろうと思うんですけど。

話戻して要は「危機」の把握の仕方、中心の置き所が既に一般サポと違ったんだなあ、それで話が噛み合わなかったんだなあと、それが分かったのが上のインタビューのある意味"収穫"でした。
J2サポならまず何と言っても、そもそもクラブが存続できるのか、存続の心配をしないで、あるいは選手が余りにも情けない給料に甘んじざるを得ないことや来年の保証が真っ暗なことにに哀れや負い目を感じないで、日々の勝った負けたに専念したいなと、それが望みでしょう。J1で(今よりも)華やかなスポットを浴びる、制度的には保証されている可能性すら、場合によっては特に望まないくらい。
J1サポならやはり例の"4万人"くらいが目標・・・・と一応は言えるかも知れませんが、実際には2万人でもコンスタントなら十分、むしろ適正サイズだと、それ自体には「危機」感は感じられていなくて、だからこそかなり全員一致に近いような雰囲気で、一連の改革に反対意見も出るという。必要のないもの("7万人")の為に、今あるものを壊したくないという。
では何が「危機」かと言えば、世間の関心が薄れて新規参入者が減ることによって、「2万人」(または「1万5千人」)が維持できない、そういう可能性ですかね。その為に何か変えなくてはいけないかも知れないけど、でもそれは2万人を7万人にすることとは、少し違う。勿論現状維持によって現状が維持されるとは限らないのは確かですが、少なくともそういう(理解出来る)プレゼンテーションの仕方は、されていない。

僕自身はやはり底辺のヤバさ、底辺が底辺過ぎるということに関心の中心はあって、その底辺を助けるためにJ全体のスケールアップを図る、その為のショーケースとして華やかなor分かり易い盛り上がりを作る、露出を増やす、そういう文脈なら理解は出来るんですけどね。現状では結局"そこ"だけ盛り上げる、そこでのささやかな増収("10億円")が直接的に還元されるかされないかみたいなちんまりした話で、勝手にやればという反応には、どうしてもなります。
"J1"及びその頂点部分自体への危機感もあるにはあるんですが、それはどうやら今回は書けないので、後日に回します。



・で、どうなるのか

どんなやり方も、やってみなければ分からないところは多分にあるわけですが、それでもある程度予測できるor予測しておくべき事柄も、一方ではあって。どういう展望を、そもそも持っているのかという。
あるいはいずれ個人の好みで議論は百出するだろう制度のディテールとは別に、その基本的な性格の部分というか。

何が言いたいかというと、"ポストシーズン"瞬間の盛り上がり/増収を、全体に還元するイメージなのか、それともシーズン方式の変化によって、日常の試合の注目度・観客数の増加を目指すのかという。
"2ステージ"が主に話題の中心だった時には、まだしも後者のニュアンスが強めに感じられて(実効性はともかく)賛成もし易い可能性があったと思うんですが、出来上がった物の余りの"ステージ覇者"の暫定感は、大きく前者の意味合いを強めて、逆に「不健康」感を増していると思います。
ポストシーズンが"本番"のリーグ戦なんて、あり得るんだろうか。それはリーグ戦なんだろうか。
あるいは「代表の人気がJリーグの人気に還元されない」という悩みと同様に、「ポストシーズンの盛り上がりがレギュラーシーズンの盛り上がりに繋がらない」という、そういう事態になりはしないか。今のシステムだと。
・・・・真面目な話、"Jの優勝争い"が見たければ、スーパーステージ開始後で十分なわけでね。そうして勝ち上がって行くのを見て行けば、それなりに楽しめるだけの馴染みは、意外とすぐ出来るもので。・・・・我々の例えばオリンピックの他競技を見る態度でも、思い出してみればいいですが。
"ポストシーズンだけ見る"という、"スーパー"ライト層の存在を、可能にするだけではないかという。そういう人が、その時に余計に金を落とす可能性がどれくらい?という。どうせコアなファンで、その時だけは"7万人"埋めるこ自体は出来るでしょうし。それで増収にはなっても、開拓にはならない。
そんなイメージが、僕などは涌きますが。

まだしも"復古"型の2ステージの方が、"リーグ戦"の強化には、繋がる可能性があったんじゃないかと思うくらいですが。単純二倍濃縮で。または二期作で。(笑)
現状だと、「ステージ優勝」の喜び・誇りが余りに薄くて、ほんとに予選でしかないというか、"リーグ戦"は消滅したも同然というか。いいとこ現J2の、「2位までに入りたいけど6位でもいいや」的な、変にのんびりした態度が、J1でも蔓延するだけなんじゃないかという。年間1位がベストだけど、2ndステージ2位でもいいや。(笑)

大東チェアマンは「年間1位に配慮した。04年までやってきたものとは違い、逆行するものではない」と強調。

そうなんですよね。結局"配慮"した挙句の折衷案なんですよね。そういう意味では"善意"なわけですが。
でもその結果として、単にみんなが満遍なく不満な形になってしまったという。(笑)

まあ"善意"とは言いましたが、根本にあるのは首脳部の"見栄"、自らの「所有」物を外部に対して華やかに見せたいという、そういう「権力者」特有の心情だろうと、僕得意の邪推としてはそうなりますが。
権力者どうしのパーティで目立てれば、普段のことなんか知らんという。


どうも最初の予定よりかなり批判的になってしまいましたが(笑)、僕自身はあくまで変化賛成派です。
ただその"変化"の目指すところがだいぶ違うらしいというのと、具体案にどうにも美点が見出せないということで。

僕の"関心"とそれに基づいた"具体案"については、正直余り書きたくないんですが(笑)後日書きたいと思います。
かなり現状全否定的なのでね。勿論"地域密着"レベルで反対ということでは、ないんですが。
それ以上は全部反対に近い。(笑)


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