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代表オランダ&ベルギー戦
2013年11月20日 (水) | 編集 |
現在地はどこなのか。

親善試合 オランダ代表 △2-2△ 日本代表 (ゲンク)
親善試合 ベルギー代表 ●2-3○ 日本代表 (ブリュッセル)

ちょっとよく分からないというか、それ以前に"移動"中なのかどうか自体が、謎のチーム。


・2試合とも普通に良かったと思いますが、ただそれは(駄目だった時と比べて)"課題が克服"されたからどうだとかいうよりも、要は単なる"好不調"の問題と、そのように感じられます。
・いくつか変化はあってもそれは(少なくとも主観的には)"微調整"の範疇で、良くも悪くも居座ってる(笑)場所はそれこそアジアカップ以来ずーっと同じで、そこを動く気はさらさら無いというか、必要性の可能性が、頭をよぎってもいないというか。
・何とも鷹揚というか尊大(笑)というか、まるでセレソンのようというか、今回対戦した相手で言えばベルギーよりは遥かにオランダに近い、既に"成し遂げた"立場のチーム(国)の立ち位置という感じ。
・それは最初は"猫だまし"接近スタイルで、次には"なりふり構わず"墨守急攻で絶えず相手関係を意識して変化した岡田ジャパンは勿論のこと、「日本化」を口にしたオシムとの比較においても、極端に「強者(きょうじゃ)」の戦いであると、そう言えると思います。
・別な言い方をすると、日本代表が"日本代表"であるという特殊性個別性を、ほとんど意識しない戦いというか。
・確かに日本人選手の、特に国際経験&実績という意味での近年の進境は著しいものはありますが、そうはいっても日本代表はまだ何ほどのことを成し遂げたわけではないし、色々あるトップクラスとの「差」がそれほど劇的確実に縮まったようにも見えない。
・だから今回のこのチームが繰り広げている戦いの特徴は、日本代表が「日本代表」であることよりも遥かに、「ザッケローニのチーム」であることに、より多くを負っているのだと、そのように僕は感じます。
・(オシムと比べても?)サッカー強国イタリアの出身であるザッケローニ、ということと、「尊大」「鷹揚」であるかどうかはともかくとして(笑)、「不器用」「愚直」ではあるザッケローニという、二つの個性の合わせ技というか。
・....ウディネーゼで名を挙げた時は"挑戦者"だったはずなので、そういう回路が元々ザッケローニの中に無かったとも、思えないんですけどね。
・その後のビッククラブ歴任でその気になって(笑)性格が変わったか、あるいはちょっと嫌な言い方ですが、他国あるいは日本という格下の国にイタリアをある種"代表"して赴任して来た時に、"本国では食い詰め者でも植民地では選民"的な例のあれで、いきなり潜在していた"強者"性"成功者"性への憧れが、全開になって表れて来たか。
・まあそういうこと自体は、普通にありそうなことですけどね。別にザックじゃなくても、それこそ東南アジアに招かれた日本人指導者とかでも、好むと好まざるとにかかわらず、やや過剰に「日本人」として振る舞わざるを得なくなったりする部分は。期待と自負と、若干の虚栄との、導くままに。
・せめて3-4-3という具体的個人的な手がかりでも前面に出していれば、また違う「個(人)性」の表れ方があり得ただろうと思いますが、基本引き継ぎの無色の4-2-3-1チームでここまで来てしまったことで、そういう形でしかアイデンティティが形成できなかったというか、そういう方向にアイデンティティが固まることになったというか。
・そのザッケローニの"構え"に、追い付けたり追い付けなかったりが、まことに微妙な我が日本代表。
・次に、そして本番で、どの"目"が出るのか、全くもって、予断は許さないと思います。(笑)
・まあ"追い付けない"と分かっていたジーコ・ジャパンに比べたら、遥かに期待希望は持てるわけですけど。
・コンディション調整さえ失敗しなければ、まずあんなことにはならないだろうとは、現状でも計算は出来ると思います。

・チーム作りそのものに関しては、なるべく多くの偶然や"微調整"の効果が、今後も利をもたらして欲しいものだなと、いうところだと思いますが。
・今回のようにね。
・ザックに(長期的な)「当初の計画」が存在していたこと自体は、多少の後付けの可能性を含めても(笑)別に信じてもいいと思いますが、それにしても今回の選手起用・入れ替えはハマりました。
・このタイミングでここまで大きく柔軟にメンバーをいじって来ると、予想出来た人はほとんどいなかったと思いますし、特に初戦のオランダ戦では、"座して虐殺"の悪い予感に選手も含めて多くの人が囚われていたでしょうから、"メンバー"自体の解放感が半端無かったと思います。
・極端に言えば、仮にこれで惨敗しても、それなりに"経験""試験"としてのメリハリはつくなという。
・変えりゃあいいというものではないけれど、信じてもいない"固定"メンバーでむざむざやられるのは、やはり神経的に相当辛い。受け入れ辛いというか。
・実際どういうつもりだったのかは、現時点では本当によく分からないんですけど。
ここらへんの記事とかを見ると、今回かなりコンディションを重視するという傾向はあったようですから、単純に遠藤と香川がよほど状態悪く見えたのか。
・それにしても、今更川島と西川入れ替えるか?(笑)
・やはりそれ以前に、"入れ替える"という基本方針は、あったように思います。「当初の計画」
・遠藤の"スーパーサブ"起用については、所属のガンバでのFW(トップ脇?)起用が、なにがしかヒントにはなってたんだろうと、想像出来ますかね。
・代わりに使われた山口蛍については、何と言うか"コロンブスの卵"ですらない、誰もがまずは考えるだろう、当たり前のボランチの組み合わせが、こんなに安心感を生むかねという。
・岡田ジャパン以来の「長谷部・遠藤」コンビの、長さそのものからも来る"閉塞感"の打破という要素は、あったにしても。
・ただそれも、山口蛍個人の能力があってこそという部分は、大きいと思います。
・細貝(や古くは本田拓)では能力の幅が狭過ぎるし、高橋秀人でもまだ偏りはある。(青山は最初から違う)
・何と言うか改めて、長谷部も遠藤も実は"本職""専門家"ではないという今更な事実を、実感させてくれるプレーというか。
・念の為に言うと、岡田監督がその"本職ではない"二人でボランチを構成したのは、「接近」以来の超攻撃的スタイルの文脈内のことであって、リスキーではあっても決して単に無謀・安易ではなかったんですよね。
・ただその"変則"を前例として固定してしまったザック・ジャパンの場合は、流れで仕方ない部分はあったにせよ、やはり"考えなし"のそしりを受けてしかるべき部分は、その惰性が長引くにつれてあったと思います。
・結果その二人になることはあり得たとしても、深く考えた/あえて選んだ結果のものには見えなかったというか。
・山口と組んだ二人がそれぞれに示した"解放感"が、それまでの無理と誤魔化しの何よりの証明というか。
・その山口のプレーは、実はそこまでチームとして噛み合った溶け込んだものでもなかったようにも思うんですが(笑)、それ以上に"自分で仕事を見つけられる"山口の特性が発揮されたという面が大きくて、やや危ういながらもオランダ相手に、立派に中盤を機能させる支えにはなっていたと思います。
・浮いてる時は結構浮いてましたけどね、繰り返しますが(笑)。いつまでもあれでは、まずいだろうとは思いますが。
・でもまあ、これまで細貝が"沈んで"いたのに比べれば、浮いててもプラスな分遥かにマシというか。(笑)
・チームに新しい化学反応の可能性を要求する、前向き(上向き?)な浮き方というか。
・とにかく今後の馴化に、更なる期待という感じです。

・一戦目の香川・遠藤、二戦目の遠藤の途中投入でのプレーは、とにかく痛快でした。
・香川については、途中投入という気楽さが、多分ザックジャパンで初めて"トップ下"としての可能性、あるいはドルトムント時代に見せていただろう、"インテンシティ"の申し子的な特性を発揮させていたと思いますし。
・遠藤については・・・・何というか・・・・
・やはりミスディレクション(参考)は時間限定の方が効くなという(笑)。(言ってやった言ってやった)
保仁(ヤット)のサッカ。(語呂悪い)

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・まあそれは半分冗談ですけど、劣った身体能力で受けに回って広範な責務を負わされるのではなく、状況を"見"て能動的にプレーする余裕を与えられた遠藤の、勘所を見定める能力は"国際"レベルとかそういう次元ではなくて、オランダもベルギーも無い、純粋に一人の天才として凄かったなという。
・遠藤が"黒子"だとすると、"キセキの世代"は誰か。
・ジーコの"黄金"の四人(ヒデ、シンジ、シュンスケ、イナ)+あと誰?三都主?小笠原?本山?
・まあいいや。(笑)
・サッカーは4人で(中盤)組めるけど、バスケは5人じゃないと落ち着きが悪いからな。
・カガミは誰よ。"遅れて来た"憲剛?(なんか違うな)
・福西・・・・は、当たってそうだけど、なんか嫌だ。(笑)
・まあいい。(笑)

・更にここに来ての大迫と柿谷の"揃い踏み"には、何と言うかザックの引きの強さみたいなものを感じなくはないですね。
・"アジアカップ"に続くこれが第二の"ピーク"で、何とか次のピークが本番に来ないかなという。
・大迫なんてさあ、"ローテーション"対象選手でしかなかったんじゃないの?
・劣勢が予想されるオランダ戦の方で(ポゼッション向きの)大迫を先発させたのは、状態の問題なのか守備力を買ったのか。(その割にはあんまり守備してなかった気もしますが(笑))
・ただ大迫の(得点場面での)プレー自体は、掛け値なしに凄かったと思います。
・何が良かったと言って、本田ら常連組が作り出す容赦ない本気の攻撃のスピード感・リズム感に、全く気後れないどころかむしろ"食い"気味に乗っかっていけていたところ。
・これが落ちたり選ばれたりの選手かという。
・柿谷の"センス"とはまた別の、大迫のサッカー人生"FW"人生の、若いなりに厚みのようなものを感じましたね。
・高いレベルでのプレー慣れというか。
・まあ真面目に、FWとしての"厚み"の差が現状柿谷とあるのは、仕方のないところですよ。
・これから本番に向けて、柿谷に差を詰めて欲しいところというか。
・それにしても、やや空回り気味でもあったこれまで(の大迫)から考えても驚きを禁じ得ない、今回の溶け込みぶりでした。
・何があったんでしょうか。
・間違いなく、本田さんの"テスト"には合格したでしょうね。(笑)
・改めて思うに、豊田にしろ勿論川又にしろ、それからマイクにしろ、やはり本田らと"合わせる"という意味での日常のプレーの裏打ちという点では、厳しいところがあるのかなという。クラブで最低限ポゼッション型でやってないと、難しいというか。
・これでもし本番までに大迫と柿谷の二人がきちっと国際水準の(代表)FWとして仕上がったとすれば、途中疑問もあった本田らの"頑固"なプレーも、テストとしての正当性があったという評価になりますかね。多分に結果論ですが。
・まあとにかく今は、全てが上手く転がってくれることを願うのみ。
・チーム自体が、あんまり意図的に"転が"そうとしているようには見えないだけに。
・むしろ"不動心"が売りです。(笑)

・あえて言うのはあれですが、長谷部キャプテンも言ってるから言うと(笑)、オランダは大した"オランダ"ではなかった。やはり。
・人口の関係でそこまで選手層の厚い国でもないですし、ブラジルのようなわけには、どうしても。
・次どんな"オランダ"かは、やってみないと分からない。結局。
・ベルギーは・・・・やはり"ベルギー"だったかなという。
・"史上最強"とか、FIFAランク5位とか、どんなんだろうと一応は身構えましたが。
・所詮"ダークホース"仲間というか(笑)、そう簡単に序列は引っ繰り返らないなという。
・その分物凄くいい試合になりましたね。お互いの純真さがぶつかって。
・キリンラガーもよく回った。(笑)
・後半寝ちゃって、録画で確認。(笑)
・まあでも緊張感ありました。どう見ても公式戦。
・面白かったです。つくづくUEFAに入りたい。
・こんぐらいの力関係のチームと、もっとやりたいというか。
・強い弱いで言えば、実は韓国代表の方が、よっぽど"対戦相手"としては強敵な気はしますけど。
・"徹せ"られればオーストラリア代表だって。
・ただ楽しさという点でなあ、どうもアジアは。
・ACLの苦しさは、それなりに"味"だとは思いますが。
・代表戦は余りそそらない。
・中東が本気になってる時とかは結構面白いと思うんですけど、連中何せ根気が無いから。(笑)
・結局いつもの韓国。ブー。
・多分北中米カリブ海地区の国とかなら、この気持ち分かってくれるんでしょうけどね。(笑)
・何で今回メキシコがプレーオフ回ってるのかは、よく分かりませんが。
・結局「地区」としての人工性・でっちあげ性が、盛り上がりの欠如に繋がっている感じも、しないではない。
・双方とも。
・まあ雑談。(笑)


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コメント
この記事へのコメント
ザックの思考に追い付かせようとしたシステムの内訳がトルシエのそれだった。

つまり日本人はもう学習済みで、先に進みたいと、NOをつきつけた。ザックは気づくのが遅すぎただけ。90分プレスし続けるのか?プラティニ時代の華麗なパスワークはあれどフィニッシュしないサッカーをするのか?どうせなら本家イタリアカテナチオ4‐1‐4‐1を持ち込んで…ってアフリカ大会で岡ちゃんがやってしまってたね…。サッカーシステムの最新モードへの取り組みの思考、実は日本人はそれほどおくれてはいないのだよ、諸君。
2014/05/31(Sat) 02:24 | URL  | どり #-[ 編集]
古い記事にわざわざどうも。

「トルシエ」というのはちょっとにわかにはピンと来切らないんですけど、「もう学習済み」のことを押し付けられてそこにギャップが出来たというのは分かる気がします。
・・・・既にフランス人にパスワークを教わっていた国の選手たちに、その部分で今更イタリア人が教えられることは無いと、そういうことですかね。
本当に"イタリア"な監督なら、狭いながらも学ぶことはあったんでしょうけど、そういう意味でも不徹底な監督ですから。そもそも持ってないのか、一応持ってるんだけど本領でもないし、言うことを聞かせる迫力が足りないのか。

興味があるとすれば、どの程度、いつ頃まで、"教える"モードでいたのか、今もそうなのか、それとももう取りまとめ担当と割り切ってる諦めてるのか、ということですかね。
2014/05/31(Sat) 05:40 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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