2006年03月28日 (火) | 編集 |

今朝発売のイブニングの巻頭新連載。かなり期待できそうなので宣伝しておきます。
始まったばかりで情報が無いんですが、とりあえず『青木幸子』でググってみたらこんなのが出て来けど関係なさそうだな。
かすってるんですけどね、漫画関係の本の著者だし、心理学者らしいし(つまり動物行動学と)。イブニングのコメントからすると新人に近いキャリアの漫画家さんらしいですが、詳しくないので知ってる人いたら教えて下さい。
さて内容ですが、タイトル通り動物園の飼育係の話です。
そんでもって主人公が女の子で新人、おまけにちょい暗めのメガネっ娘と来れば、いかにも「ドジでノロマな亀のハートフル奮闘ストーリー」が展開されそうで実際そういう要素も一つの軸にはしてあるわけですが、いやいやどうして、とてもそんな小市民的な枠組に収まるようなシロモノではありません。展開次第によってはひどいことになりそうです。
・・・・”ひどい”というのはどういうことかというと、それこそデビルマンとか幽遊白書とか寄生獣とか、何でもいいですがとにかく人間/ヒューマニズムの”外”の視点(この作品の場合は動物/生物)を持ち込んで、とことんまで人間の世界・社会を相対化して切り刻むような、読んでると死にたくなるような(笑)そんなタイプの作品に。
とりあえず初回においては、主人公の上司である曲者の名物園長さんが都会の雑踏を見ながら口にする、
「人 人人人。大型の哺乳類がこの密度で暮らすのは無理ですよ」
というつぶやきが琴線に触れました。人も動物。『現代社会』に欠けているのは”人間性”ではなく、むしろバランスの取れた”動物性”。まずは猫を飼って学習を開始しましょう。
まあそんな大げさなところまでは行かなくても、一つの特異な「世界観」を提示して掘り下げるものには確実になりそうです。割りと最近流行っているというか世間の需要/受容が高まっている気がしますが、もやしもんなり蟲師なり。見えるものが違うと何が変わるのか。
具体的にはこの主人公は『温度を視認できる』という、人間赤外線暗視鏡のような特異な目の持ち主で、逆にその感度を”落とす”為に眼鏡をかけるという変わり種のメガネっ娘(笑)。
その眼鏡を外すと「アホ口あけてボケラーとしてる」という何気ない会話などにも、その裏に面白げな科学的タネの気配を感じましたが。
まだよく分かりませんけど、とりあえずおすすめ。せっかくの新連載なので、第一回から読める環境にある人は忘れずにどうぞ。
・・・・ちなみに上の写真は、作品に取材協力している多摩動物公園の一風景。深い意味はありません。
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