東京緑、代表、アイドル、二次元、女子バレ
パトレイバーアンソロジー(TV&OVA版)
2014年04月08日 (火) | 編集 |
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(2010/09/24)
冨永みーな、古川登志夫 他

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こういう埒もない企画というのは、だから思い付いた時に書いておかないと気恥ずかしくて仕方がないわけですよね。(笑)
実写版劇場公開に合わせて、ファミリー劇場でやっていた一挙放送を見ての。
僕のベストorもしパトレイバーを見たことが無い人に向けて編集ディスクを作るとしたら、というラインアップ。

・・・・ていうかこれ、実在していたんですよね。"VHS"時代に(笑)。実際に作った。
つまりそれから10数年たっても、それぞれの話の僕の評価が変わらなかったということで、手前味噌ながら正に"不朽の"名作だなという、そういう話。
あるいは僕の感覚が、10数年前で止まっている?(笑)
まあどっちでもいいんですけど、とにかくこれでつまんないと言われたら、それはもう"誤解"ではないので仕方がないという、そういうラインアップ。パトレイバーは基本的に一話完結のシナリオ"コンテスト"みたいな性格もある作品なので、回によっては"これで判断して欲しくない"という場合も、あるわけですが。

というわけで、それぞれの回について、その担当ライター名を付記してあります。
メイン&シリーズ構成の伊藤和典さんが勿論一番多いですが、TVシリーズに先立つ初期OVA&映画版時代の中心人物だった押井守を筆頭に、他にも結構色んな人が書いています。
ただそれはそれとして言っておきたいのは、僕にとってのパトレイバーは同時に吉永尚之監督の作り出す、かっちりまったりじっくりした世界観、その説得力あってのものなで、名作とされる劇場版二作も含めてぶっちゃけ押井守主導のプロジェクトの方はあんまりどうでもいいんですよね。あれは要はパトレイバーの"ふんどし"を使ってるだけの、"押井"のものなので。
・・・・勿論ゆうきまさみによる漫画版はまた別です。さすが本尊だけあって、TVアニメ版よりは少しハードな、でも共通のは感じます。言うなれば押井版は枝葉、と言って失礼なら"花"です。あだ花?狂い咲き?(笑)

"編集ディスク"(テープ)は、大きく二つに分けられていて、一つは多分最初はこれが目的だったんでしょう(笑)が、"グリフォン"に至る"シャフト"社の例の連中の陰謀蠢く、一連のストーリーをまとめたもの。
もう一つはそれを除いた一話完結の"日常"ストーリーの中から、好きなもの重要なもの"これがパトレイバーだ"というものをを選抜したもの。
実際に編集した形で見たことはありますけど、"グリフォン"はいてもいなくてもどっちでもいいというか、抜いちゃっても意外と成り立つというか。とにかくややこの二つではテンションが異なるので、"パトレイバー"に浸りたい時はグリフォンはむしろ邪魔で(笑)、勿論グリフォンの続きを見たい時は日常ストーリーが邪魔になるわけで、この二つは別々に見た方がいいようなところはあると思います。今思うと変わった作品ですね。ここまで独立した二重構造というのは、他にあんまり例を知らない。

では以下に具体的なラインアップを。
「・・・・」で誘導してあるのが"シャフト"関係のエピソードで、それを抜いたものがまた別にまとめてあるわけですね。そうイメージして見て下さい。(パトレイバーWki)

TV版より
#1 イングラム起動(伊藤和典)
#2 香貫花が来た(伊藤)
#3 こちら特車二課(押井守)
#4 魔の山へ行けっ!(伊藤)
#5 暴走レイバーX10(星山博之
#6 ザ・タワーSOS(木村直人)
・・・・#7 栄光の97式改
・・・・#10 イヴの罠
・・・・#11 イヴの戦慄
#14 あんたの勝ち!(押井)
#19 ジオフロントの影(いづぶちゆたか
・・・・#20 黒い胎動
・・・・#21 亡霊(ファントム)ふたたび
#24 さらば香貫花(伊藤)
#26 私が熊耳武緒です(横手美智子)
・・・・#28 怪しいふたり
・・・・#30 グリフォン参上!
・・・・#31 雨の惨劇(並木敏
・・・・#32 再会
・・・・#33 シャフトの犬たち
・・・・#34 城門の戦い
・・・・#35 グリフォン堕つ!
#36 野明の冒険(並木
#37 安心売ります(並木
#38 地下迷宮物件(押井)
#39 量産機計画(並木
#41 テロリストを救え(並木
#42 帰ってきた男たち(横手)
#45 職業選択の自由(横手)
#46 その名はゼロ(伊藤)
#47 コンディション・グリーン(伊藤) 
18/35

新OVA版より
・・・・#1 グリフォン復活
・・・・#3 逆襲のシャフト!
・・・・#5 史上最大の決戦
・・・・#7 GAME OVER
#9 VS(横手、伊藤)
#11 雨の日に来たゴマ(伊藤)
#12 二人の軽井沢(有栖ひばり、伊藤)
#13 ダンジョン再び(押井)
#14 雪のロンド(いづぶち
#16 第二小隊異状なし(伊藤) 
6/12

最後についているちっちゃい分数(笑)は、非シャフトの日常系エピソードから、どれくらいの割合でピックアップされてるかを表しています。選ぶ時は単に一つ一つ好きか嫌いかでやってるだけでしたが、結果的にはほぼ綺麗に半分ピックアップしたような形になってますね。
まあそれくらいには絞れないと"編集"する意義自体が疑われますから(笑)、まあ概ね穏当な結果かなという。
尚"シャフト"編は、『雨の惨劇』以外は全て伊藤和典脚本です。

パトレイバーは勿論、誰のものかと言えばゆうきまさみ伊藤和典のもので基本的にそのフォーマットに従って他のライターは書いているわけですが(押井守は除く)、その中でも並木敏さんの回の充実が際立っていると思います。上で言ったシャフト編唯一の例外回『雨の惨劇』や、パトレイバー"思想"の根幹に関わる回『量産機計画』を任されている点から見ると、実際に当時一番伊藤さんから信頼されていたのではないかなと推測されますが。

並木さんの名前を僕が他にクレジットで見たことがあるのは『イデオン』の設定制作とかいう地味な仕事だけで、改めて見てみてもそんなにメインどころで活躍している作品は無いので、勿体ないなあという。
『ボトムズ』の"文芸担当"ってどういう職掌なんだろう。見る限り"脚本"を書いているわけではないようですけど。
実に"書ける"人だと思いますね。いかにも"知将"然とした(笑)伊藤和典さんに対して、もう一歩踏み込んだ厚みを感じる、"知勇兼備の名将"という印象。直江兼続?(笑)
・・・・あれ?でもこっちだと『陽当たり良好』と『タッチ』のシリーズ構成となっている。そうなの?ちゃんと見たことないや俺。ていうか今MXで『タッチ』始まったとこじゃん。いきなり見逃してるけど。(笑)
なるほど、『タッチ』は後半だけというパターンね。あるある。『陽当たり良好』は連名か。いずれにしても地味ですね。信頼はされてるけど、補助役以上のものは期待されていないというか。(笑)
そういう性分の人なんでしょうね。
なんかこう、基本知的でクールなんですけど、じわじわ品良く"情感"を高めて来る人というか。見方によっては名手伊藤和典の上位互換で、そういう憧れや羨望を、密かに伊藤さんは感じていたのではないかと妄想。(笑)
ま、「人間が描ける」というやつ?
・・・・しかし吉永監督なんかもその後あんまり活躍の機会に恵まれてないですし、僕の好みって少し渋過ぎるんですかね。フンだ、死ね、アニヲタども!(笑)。違いの分からん奴らめ。

その他ではメカデザインのいづぶちさんが、二回だけ書いてますが二回とも良くて、とてもデザイナーの余技とは言えないレベル。宮崎・庵野両巨匠含めて(笑)、基本ヴィジュアル畑(系?)の人の書く本は僕は信用していないというか肌に合わないんですけど、この人のはいいな。
後に一本立ちして現在も活躍している伊藤和典の愛弟子(?)横手美智子さんは、当時はどちらかというと似て非なるパトレイバー"もどき"を連発して僕の不興を買っていた印象しかなかったんですが(笑)、今見ると『職業選択の自由』や『帰ってきた男たち』のような外せない傑作エピソードも書いていて、段々成長はしていたんだなという。


最初に言ったように基本、昔見た時とは特に印象は変わらなかった(思い出補正も無し!ちなみに映画版はあり!(笑))んですが、あえて今回付け加えるべき感慨としては、僕はやっぱりアメドラ的な一話完結のきっちりしたクオリティのシナリオの作り出す、繰り返しの"日常"感というか、正に「世界」感自体が好きなんだなということ。
そういう好みは今でも、近年気に入るTVアニメのほとんどが"ストーリー"ものというよりは"日常"系"ギャグ"or"萌え"系のそれであるというところに現れていると思いますが、それをもっと(一応)シリアスな形で実現して見せた稀有な作品が、パトレイバーであるということで。

そういう意味では日本のTVアニメ総体としては余り典型的でない作品であって、それきっかけに子供時代以来(笑)久しぶりにアニメを見るという習慣を取り戻した僕は不幸なのかも知れませんが、でもこれが無かったら多分エヴァンゲリオンあたりに呆れて離れて行ってそれっきりだったと思いますから、やっぱり良かったのかなという。エヴァ好きではあるけれど雑食でもあった、これを紹介してくれたアニヲタの友達に感謝。
僕が何にそんなに感動していたのかは、今いちよく分からなかったみたいでしたけど。(笑)

まあ難しいんですよ、アメドラ的な作り方というのは。日本では。
ちなみに神山健治はTV攻殻で特に演出面でそれをやろうとしてでもそんなに上手く行かなくて(失敗はしていないけど意図は伝わっていない)、あるいは実は三谷幸喜も「舞台」とはまた別に「アメドラ」趣味をTVドラマで何回かやろうとはしてはいて、でもこれもどうも上手く行かなかったと僕は見ていますが。"コロンボ"(古畑)は一応成功しましたが、でもあれは典型的はアメドラスタイルではない

やはり大げさに情緒的にやってこそ、日本人にはウケるというか。(笑)
まあ"アダルト"な作品ですよね、パトレイバーは、贔屓目抜きで。抑制的というか。これは実写・アニメ問わず、日本では珍しいレベルの。一言で言って、"趣味が良い"。それでいて"地味"にはならないギリギリのラインを、上手く渡り切ったというか。


いやあ、性懲りもなく"最終回"は泣いてしまいました。(笑)
特に新OVA版の"本当の"最終回はきつい。
この後このボール跳ねるんだよなあという、そのイメージが早い段階から、涙腺を攻撃し始める。(笑)
やめて川井さん、今その音楽。
ああ、終わらないでくれ、この日常、この世界

という。(笑)
実写版はまあ、気が向いたら見るという感じです。別にメカ萌えしてるわけじゃないし、俺。


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