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”snoozer”2007年12月号 『日本のロック/ポップ・アルバム究極の150枚』
2014年12月08日 (月) | 編集 |
snoozer (スヌーザー) 2007年 12月号 [雑誌]snoozer (スヌーザー) 2007年 12月号 [雑誌]
(2007/10/18)
不明

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著作権的にどうなのかという疑問も無くはないですが、粛々と"結果"だけ紹介しておこうかと。
なんか読むと製作過程も相当バタバタしてたような感じですが、当初100枚の予定が150枚になったということですし、かつそこそこの順位のアルバムでも結構ネガティブなレビューがついていたりもするので、"ベスト"な150枚というよりもシーンの概観上有益必須な150枚と、そういうニュアンスで見た方がいいみたいですね。

では誌面の構成に従って、150位から順番に。

150位~101位

150 ニューキー・パイクス『ニューキー・パイクス』 ('91)
149 銀杏BOYZ『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』 ('05)
148 たま『さんだる』 ('90)
147 audio avtive『Apollo Choco』 ('97)
146 8otto『we do viberation』 ('06)
145 ミッシェル・ガン・エレファント『Chicken Zombies』 ('97)
144 ムーン・ライダーズ『カメラ=万年筆』 ('80)
143 奥田民生『股旅』 ('98)
142 イエロー・マジック・オーケストラ『BGM』 ('81)
141 鈴木慶一とムーンライダーズ『火の玉ボーイ』 ('78)

140 S.O.B『LEAVE ME ALONE+DON'T BE SWINDLE』 ('88+'87)
139 渋さ知らず『渋さ道』 ('93)
138 dip『WAITING FOR THE LIGHT』 ('94)
137 UA『11』 ('98)
136 EGO-RAPPIN'『満ち汐のロマンス』 ('01)
135 突然段ボール『抑止音力』 ('91)
134 スーパーカー『スリーアウトチェンジ』 ('98)
133 さかな『my dear』 ('96)
132 バックドロップボム『MICROMAXIMUM』 ('99)
131 フリッパーズギター『カメラ・トーク』 ('90)

130 矢野顕子『ごはんができたよ』 ('80)
129 いとうせいこう『MESS/AGE』 ('89)
128 ハイ スタンダード『メイキング・ザ・ロード』 ('99)
127 上田正樹とSOUTH TO SOUTH『この熱い魂を伝えたいんや』 ('75)
126 ギターウルフ『狼惑星』 ('97)
125 P-MODEL『IN A MODEL ROOM』 ('79)
124 RCサクセション『カバーズ』 ('88)
123 早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』 ('69)
122 髭(HIGE)『Chaos In Apple』 ('07)
121 Nav katze『うわのそら』 ('94)

120 ナイアガラ トライアングル『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』 ('76)
119 ザゼン・ボーイズ『ZAZEN BOYS Ⅱ』 ('04)
118 ジョニー・ルイス&チャー『FREE SPIRIT』 ('79)
117 フリッパーズ・ギター『ヘッド博士の世界塔』 ('91)
116 椎名林檎『勝訴ストリップ』 ('00)
115 大瀧詠一『大瀧詠一』 ('72)
114 岡林信康『わたしを断罪せよ』 ('89)
113 ゆらゆら帝国『Sweet Spot』 ('05)
112 シロップ16g『HELL-SEE』 ('03)
111 坂本龍一『B2-UNIT』 ('86)

110 ブンブンサテライツ『ON』 ('06)
109 南正人『回帰線』 ('71)
108 国府達矢『ロック転生』 ('03)
107 くるり『アンテナ』 ('04)
106 遠藤賢司『満足できるかな』 ('71)
105 スピッツ『スピッツ』 ('91)
104 サディスティック・ミカ・バンド『黒船』 ('74)
103 RCサクセション『OK』 ('83)
102 シュガー・ベイブ『SONGS』 ('75)
101 電気グルーブ『A(エース)』 ('97)



100位~51位

100 頭脳警察『頭脳警察セカンド』 ('72)
99 サザンオールスターズ『タイニイ・バブルス』 ('80)
98 想い出波止場『水中JOE』 ('91)
97 ザ・グルーヴァーズ『No.18』 ('91)
96 ゼルダ『カルナヴァル』 ('83)
95 ハルメンズ『ハルメンズの近代体操』 ('80)
94 キミドリ『キミドリ』 ('93)
93 非常階段『蔵六の奇病』 ('82)
92 ズボンズ『Let It Bomb』 ('98)
91 ピチカート・ファイブ『女性上位時代』 ('91)

90 泉谷しげる『黄金狂時代』 ('74)
89 川本真琴『川本真琴』 ('97)
88 RCサクセション『EP LP』 ('81)
87 佐野元春『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』 ('89)
86 スチャダラパー『5th ホイール 2 ザ・コーチ』 ('95)
85 ECD『ECD』 ('92)
84 レイ・ハラカミ『red curb』 ('01)
83 暴力温泉芸者『OTIS』 ('96)
82 細野晴臣『泰安洋行』 ('76)
81 ザ・ハイロウズ『ロブスター』 ('98)

80 ブランキー・ジェット・シティ『C.B.Jim』 ('93)
79 不失者『不失者』 ('91)
78 吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ『スウィング・バック・ウィズ・ザ・スウィンギン・バッパーズ』 ('83)
77 ニューエスト・モデル『クロスブリード・パーク』 ('90)
76 フラワー・トラベリン・バンド『SATORI』 ('71)
75 ナーヴ・カッツェ『Switch Complete.1986-1987』 ('91)
74 少年ナイフ『Let's Knife』 ('92)
73 久保田麻琴と夕焼け楽団『ハワイ・チャンプルー』 ('75)
72 プラスチックス『ウェルカム・プラスチックス』 ('80)
71 ケン・イシイ『ガーデン・オン・ザ・パーム』 ('94)

70 あぶらだこ『あぶらだこ』 ('86)
69 カーネーション『天国と地獄』 ('92)
68 ザ・スターリン『TRASH』 ('81)
67 ユニコーン『ヒゲとボイン』 ('91)
66 EP-4『昭和大敵・リンガ・フランガ1』 ('83)
65 RCサクセション『BLUE』 ('81)
64 こだま和文『クワイエット・レゲエ』 ('92)
63 ボ・ガンボス『ボ&ガンボ』 ('89)
62 フィッシュマンズ『オレンジ』 ('94)
61 ジャックス『ジャックスの世界』 ('68)

60 ヤン富田『MUSIC FOR ASTRO AGE』 ('92)
59 髭(HIGE)『Thank You, Beatles』 ('05)
58 shing02『緑黄色人種』 ('99)
57 筋肉少女帯『エリーゼのために』 ('92)
56 近田春夫とビブラストーン『ENTROPY PRODUCTIONS』 ('91)
55 ストラグル・フォー・プライド『YOU BARK WE BITE』 ('08)
54 DJクラッシュ『ストリクトリー・ターンテイブライズド』 ('94)
53 小沢健二『LIFE』 ('94)
52 RCサクセション『ラプソディー』 ('80)
51 PANTA & HAL『TKO NIGHT LIGHT』 ('80)

タイニイ・バブルスタイニイ・バブルス
(1998/04/22)
サザンオールスターズ
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ちなみにくだん『タイニイ・バブルス』のレビューは。

「国民的バンドとして生きることに完全に腹を括る遥か昔、ロックがいまだTV中心の芸能の一部でしかなかった時代の困難さと向き合いながら、サザン・ロックもラグタイムも歌謡曲もルーツ・レゲエも飲み込みながら、かろうじて同時代性と音楽的な輝きを感じさせる最後の、そして唯一の傑作。」

とのことで、なんか期待以上に僕の言いたいことと同じで安心。(笑)
"かろうじて""唯一の"の綱渡り感が、何とも言えないです。切ないというか。



50位~1位

50 戸川純『玉姫様』 ('84)
49 くるり『TEAM ROCK』 ('01)
48 ザ・タイマーズ『ザ・タイマーズ』 ('89)
47 the ピーズ『グレイテスト・ヒッツVOL.1』 ('88)
46 SAKANA『BLIND MOON』 ('00)
45 中村一義『金字塔』 ('97)
44 東京No.1ソウルセット『Jr.』 ('96)
43 憂歌団『生聞59分』 ('77)
42 三上寛『ひらく夢などあるじゃなし』 ('72)
41 ゆらゆら帝国『空洞です』 ('07)

40 サニーデイ・サービス『サニーデイ・サービス』 ('97)
39 山下達郎『SPACY』 ('77)
38 電気グルーヴ『オレンジ』 ('96)
37 ナンバーガールズ『SAPPUKEI』 ('00)
36 曽我部恵一BAND『LIVE』 ('05)
35 Phew『Phew』 ('81)
34 ザ・ブルーハーブ『STILLING STILL DREAMING』 ('99)
33 エレファント・カシマシ『浮世の夢』 ('89)
32 はっぴぃえんど『風街ろまん』 ('71)
31 七尾旅人『雨に撃たえば...! disc 2』 ('99)

30 スーパーカー『JUMP UP』 ('99)
29 七尾旅人『911FANTASIA』 ('07)
28 小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』 ('93)
27 くるり『ワルツを踊れ Tanz Waltzer』 ('07)
26 遠藤賢司『東京ワッショイ』 ('79)
25 荒井由実『ひこうき雲』 ('73)
24 井上陽水『氷の世界』 ('73)
23 ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド『海賊:LIVE FIGHTING 80'S』 ('80)
22 スピッツ『名前をつけてやる』 ('91)
21 INU『メシ喰うな』 ('81)

20 ザ・ブルーハーツ『ザ・ブルーハーツ』 ('87)
19 ミッシェル・ガン・エレファント『ギヤ・ブルーズ』 ('98)
18 RCサクセション『シングル・マン』 ('76)
17 P-MODEL『パースペクティヴ』 ('82)
16 佐野元春『ヴィジターズ』 ('84)
15 裸のラリーズ『'77 LIVE』 ('91)
14 山口富士夫『ひまつぶし』 ('74)
13 スチャダラパー『WILD FANCY ALLIANCE』 ('93)
12 フリクション『軋轢』 ('80)
11 暗黒大陸じゃがたら『南蛮渡来』 ('82)

10 ソウル・フラワー・ユニオン『エレクトロ・アジール・バップ』 ('96)
9 コーネリアス『ファンタズマ』 ('97)
8 ローザ・ルクセンブルグ『ぷりぷり』 ('86)
7 岡村靖幸『早熟』 ('90)
6 ボアダムス『SUPER ARE』 ('98)
5 中村一義『太陽』 ('98)
4 村八分『ライヴ』 ('73)
3 フィッシュマンズ『空中キャンプ』 ('96)
2 ローザ・ルクセンブルグ『ローザ・ルクセンブルグⅡ』 ('86)
1 RCサクセション『楽しい夕に』 ('72)

ふう。
ということです。

まあ同じ編集部とはいえ選者も6人いるし、"150枚"に統一性を見出すのはどだい無理だとは思いますが、ただBOØWYはともかくバービーボーズも入っていないとなると、(雑誌の出自の)roockin' onなどと比べても、"芸能"っぽさにはかなり厳しめの選出基準なのかなと。サザンの評価にも、関係のある話かもしれませんが。
それ以外だと気になるのは・・・ルースターズが入っとらん。マジでか。なぜだ。決定的なアルバムが無いからか。でもそれならボ・ガンボスも同じだろう(特集中にもそのことは複数回書いてある)。更に言うなら(どんと繋がりで)、ローザ・ルクセンブルクだって。1枚目は"ポテンシャル"だけで作品になり切ってないし、二枚目は完成度は高いけどその分俗っぽくて下らないし(それも書いてある)、その中間があれば、「傑作」だったのかも知れないけど。
まあルースターズにスタイルというほどのスタイルが無いと言えば、そうなんですけどね。物凄くかっこいい、洋楽のコピーバンドというか。オリジナル楽曲による。(笑)
それ以外はまあ、僕の知識でどうこう言うことはありません。名前すら聞いたことの無いバンドも、少なからずありますし。"順位"よりも、「入るか入らないか」の方に、意味のあるランキングに思えますし。
それにしてもローザの2ndが2位?マジでか。ほとんどただのハード・ロックじゃんあんなの。聴かせた友達の反応見りゃ分かる。"日本のロック"とかかけらも興味の無い連中に、人気だったぞ?

とりあえず(笑)こんなとこで。
アマゾンから届き次第、この特集のきっかけとなったという、某誌の"八方美人的"なベスト100とやらの方も、紹介したいと思います。

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テーマ:邦楽
ジャンル:音楽
コメント
この記事へのコメント
昔、どっかの媒体でデーモン閣下が
「"上"の嗜好(編集長とか)でロックバンドのカテゴライズ/定義が決まっちゃう」
「ALFEEと聖飢魔ⅡとTUBEと何とかは認めてもらえない」
って言ってたの思い出しました。


2014/12/10(Wed) 08:03 | URL  | K2 #-[ 編集]
まあ今回みたいなのは正にその"嗜好"を示すこと自体が目的なので、偏ってるのは別に構わないというか、当然なんじゃないでしょうか。
その"偏り"の一貫性について文中で僕は少し疑問を持ったわけですが、その後読み込んでだいたいは理解できたような気がします。
多分後で書きます。(笑)
2014/12/10(Wed) 10:03 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
おおっ!snoozer!03年頃までは定期購読してました。
98年12月号では「ブルーハーツのいない時代」という特集で山崎洋一郎さんと対談してまして「新しいロック史を俺達snoozerで定義しよう!というか啓蒙しよう!」という姿勢は好きでした。けど段々飽きて来るんですよね(笑)
2014/12/13(Sat) 07:33 | URL  | 庄七堂 #3/2tU3w2[ 編集]
"タナソウ"という名前は僕がロッキング・オンを読んでいた末期に記憶はあるんですが、どういう人だったのかは全く覚えてないんですよね。まあ"若手バンド"も"若手ライター"も、どれも同じに見えるような状態になったから、離れたというそういうことではあるわけでして。
今回改めて書いていることを読むと、結構理解出来るというか自分と似てる部分も感じたりしました。いくつか興味を覚えたバンドもありましたし、リストを基に、追い追い再発見でもやってみようかなと、そんな気ではいます。(笑)
2014/12/13(Sat) 22:16 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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