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映画『ジョン・レノン、ニューヨーク』
2014年12月30日 (火) | 編集 |
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ジョン・レノン、オノ・ヨーコ 他

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BSプレミアムでやってたのを録画視聴。
正直アーティスティックなセミ・ドキュメンタリーとかかなとか思って気が重かったけど、とても良かった。

・・・いや、"アーティスティックなセミ・ドキュメンタリー"でないことはないんですけどね。やたらと見易かった。音楽的にも快適。監督分かってるなあという感じ。
マイケル・エプスタイン監督。ググってもこの作品以外出て来ませんが。音楽の方の関係者なのかな。
ブライアン・エプスタインと、何か関係が?


主に70年代の、ソロのジョンがニュー・ヨークで暮らしていた時代を、オノ・ヨーコとの関係を中心に追った作品。
と言っても余りそそらなそうというか、"オノ・ヨーコ"という時点で拒否反応が出る人が多いと思いますが、そういうのが一つ一つ"ほぐれ"て行く感じの作品。
「擁護」とか、そういう単純なことではなくてね。

言葉としては当たり前ですが、"人間"としてのジョンやヨーコが、凄く自然に入って来る感じ。
多分「ニュー・ヨーク」という、一見迂遠なテーマ設定が、良かったんだろうなという。
ジョンがニュー・ヨークという町を、どのように愛したか。
"ロンドン"でも"リバプール"でも、"ロサンゼルス"でもなくてね。
ニュー・ヨークという町に、どのように救われたか。
その"愛"と"救い"に重なる形で、オノ・ヨーコもいるというか。

そうして生活者としてのジョンが、ジョンとヨーコの関係が、要するに"本人たちの問題"として還元されて、そのフラットさを基盤として、ソロのジョンの音楽活動や政治活動も描かれているという。
なるほど、そういう文脈で、そういう流れで一つ一つの作品や活動が生まれて行ったのかと、非常に納得感が高いというか、それを支持するとか信じるとかではなくて、そういうことはあるよねという感じで、時代も境遇も違う僕にも、認められるというか。


そして改めて、いい曲が多いよなと。凄いよなと。"政治性"への忌避感が取れてみると。
ちょいちょい挿入されるレコーディング&セッションシーンでの、ジョンのギターと声が鳴った瞬間の、世界が震える感じとジョンが何かを瞬時に"掴む"感じと。
やっぱ別格よねという。

つまり「人間」ジョン・レノンと、「天才」ジョン・レノンを、両方余すところなく、味わえる作品という感じ。
ヨーコの曲(歌)も、悪くない感じに聴こえましたけどね。
作中でジョンが、(当時売り出し中の"ニュー・ウェイヴ"ユニットの)B-52'sのケイト・ピアソンのヴォーカルを聴いて、"ヨーコが歌ってるのかと思ったよ""時代が追い付いたんだね(笑)"と楽しそうに語っていたのが印象的。

まあでも、ジョンのアルバムでは、出来ればジョンの声だけ聴きたいですけどね。(笑)
おかしかったのはジョンが『ダブル・ファンタジー』

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での"カップルによるヴォーカル・アルバム"というアイデアを誰かに先越されないか焦っていて、でもヨーコが「そんな(気持ち悪い)こと誰もやらないのにね」と笑ってるシーン。
ヨーコの方は、割りと常に正気というか、まともというか。(笑)


まあでも、やっぱり凄いねジョン・レノンは。
日本で近いものを持ってるとすれば、やはり清志郎くらいか。あの"掴む"感じは。
そこに例えば桑田佳祐などの、メロディーのヴァリエーションでも加えれば何とか。
清志郎ベースで、7:3くらいのフュージョンが出来れば。(笑)
忌野清志佳祐くらい。(笑)

まあフュージョンはともかく、桑田佳祐ではなくて忌野清志郎みたいな才能が、"サザンオールスターズ""引き受けて"くれていたら、もっと凄いものが、つまりビートルズに近いものが、出来たのかもなあとか、ちょっと思います。
ソロのジョンを見てると、むしろこの人が"ビートルズ"にいたのは不思議なところがありますからね。あのタイミングだから、実現したことというか。
だから清志郎が"国民バンド"サザンをやっても、不思議でないと言えば不思議ではない。不思議ですけど。(笑)
まあ誰か"ポール"が、上手く助けてくれればね。


とにかく最後まで退屈しない、いい映画でした。
最後はやっぱり、"射殺"シークエンスです。
犯人が何を奪ったのか。偶像?虚名?
いいや、そんなものではない。れっきとした人生と、確かにあった"前途"だ。
そう感じさせる内容になっています。

「人間」と「天才」を、そいつは殺したと。
"そいつ"なのか、"勢力"なのか、知りませんが。(笑)
まあとにかく、ソロ時代のジョンを、もっとちゃんと聴いてみようかなと、そういう気にはさせられました。

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テーマ:The Beatles(ビートルズ)
ジャンル:音楽
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