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金沢-東京V(’15)
2015年03月16日 (月) | 編集 |
二年目の欲、かな?

J2第2節 金沢 ○3-0● 東京V (西部緑地)

なかなかの惨敗。


・むしろ大敗、ならぬ"退廃"と書きたいような内容でしたが。
「引いた相手を崩せずに・・・」、というよりも、相手が(セレッソとは違って)はっきりした戦いをして来たことで、こちらのはっきり"してない"部分が盛大に露わになった試合という感じ。
・"はめられた"という次元にすら達してない。
・...あ、上の"部分"は単なる慣用表現ね、別に「全体」の中の「部分」という意味ではない
・駄目だったのは全部だし。根本というか。
・一言で言えば、キャンプからこっちの、今年のここまでのチーム作り全体が、かなり甘い見込みに基づいてなされて来てしまった、そのことが明らかになった試合かなと。
・体力作り以外は、限りなく無駄に近い感じというか。(笑)
・さ、やり直しやり直し。
・別に"ポテンシャル"の見込み自体には修正の必要は無いし、"失敗"というよりは"空白"なので、むしろ伸びしろはでっかいぞという感じ。(笑)
・勿論、その"ポテンシャル"の範囲内ではありますが。
・頭の整理一つで、案外すぐすっきりするような気もしないではなく。

・思いっ切り遡れば、これです。

就任当初妙に「自由」と選手への信頼を強調していたので、切羽詰まった状況のチームの監督として、それはいったいなんなんだろうと疑問にも思っていた
(『’14.9月のヴェルディ』)

・この第一印象にあった"ロマン派"の部分が、去年は"代打"監督という立場で抑えられていたのが、今年は改めて前に出て来てしまったと、そういうことかと。
・中心・象徴は勿論、就任以来ここだけは頑なに守り続けている、中後の重用
・心中というか。(笑)
・その重用に応えて、中後は中後なりにはまずまずのプレーを中後にしては(笑)続けていて、それは中後が抜けたこの試合の、玉突き事故的なバランスの崩壊が、逆に浮き彫りにはしてしまったわけですが。
・重用の効能の最大値、価値に疑問はあるものの、"中心"として回っていたこと自体は、間違いは無いらしいという。
・まあ中後自身については、これだけ故障の多くてプロ入り以来通年稼働の実績の無い、しかもベテランの域に差し掛かった選手に依存する危険性という、常識的な指摘で話は終わらせたいですけど。
・他にいないと思ったら、"危険性"はあってもアギーレだって遠藤を使ったわけですし。(笑)
・それ自体は監督の決断というか。
・別に"中後を使わなければ勝てる"という、チームでもないですし。

・問題にしたいのは、その中後の現実の効能の判定と、もう一つは"中後"的嗜好の、更なる拡大の方。
・つまり、「中後」が「中後」で終わってないということですけど。
・問題が。
・後者の方から言うと、例の"謎ブラジル人3人"体制。
・"当たるも八卦で安いブラジル人を買って来る"、それ自体、その強化戦術自体は、別にいいわけですけど。
・ただ「3人」というところに、微妙にバブル脳というか(笑)、"栄光再現"的な(逆に)負け犬臭を嗅がないわけでは、加入の時点でもなかったんですよね。
・"様式美"主義というか。(笑)
・単に機械的に枠一杯買って来たわけではないだろうと。
・絞って2人とかなら随分とリアリティは増すし、逆に(既存選手と合わせて)4人以上なら、"当たるも八卦"のドライ感が増して、これもこれでリアルではある。
・以上はあくまで直感的な印象ですし、またいずれにしろ獲得そのものの責任(?)は新GMの方にあるわけですが。職分という意味では。
・ただ実際の試合での使い方を見ても、印象は同じというか、単に獲っただけではなくて"3人使う"、もっと言えば"並べる"イメージが監督の方にも、予めある(あった)ような気がします。
・イメージ。もっと言えば、"見栄"
・もう少しマイルドに言えば(笑)、憧れ
・その分メンバー編成の吟味に、甘いところが見受けられる。
・機能性よりも雰囲気重視というか。
・ジーコ的というか、さすが(?)ラモスの舎弟というか。
・そしてその"出発点"が「中後」だろうと、僕は思うわけですが。
・中後をフルに使う、それも例えば二列目に上げるなり守備職人と組ませて、攻撃に専念させるというわけではなく。
・逆に"ピルロシステム"的に、割り切ってその配球能力を最大限に活かすよう、工夫するわけでもなく。
・物凄くフラットに"ボランチ"として、まるで遠藤がそこにいるかのように、むしろ遠藤を使う時だってもう少し各監督気を遣ってるよなと思わせるような、ただ"置"いといて任せるという感じで。
・そんなに凄い選手だと考えてるのか、それとも特に何も考えてないのか(笑)、正直よく分からないというか去年からかなり困惑し続けてるわけですが。
・特に鈴木惇との比較においては。
・福岡でレギュラーでないらしいのが、なんか辛いわあ。(笑)
・去年もし三浦体制が一年を全うしていたら、今頃J1にいるのがむしろ自然な選手だと思うんですけどね。
・それはともかく、その中後の曖昧な重用、それを抱えながら何とかハーフシーズン、続投を勝ち取るような戦績で終えたことで。
・味をしめたわけでもないんでしょうが、今年は更にたがが緩んだというか、"中後"的曖昧さが全体に及んでいるというか。
・これは三竿の起用も含めてですけど、まあまあいい選手が何となく並んでるだけで、どう機能させようというのがあんまり見えない。
前年20位のチームにしては、優雅というか。(笑)
・一方で気になるのは、前シーズン、チーム内で最も高いサッカーIQを示した選手ではないかと僕が思っている澤井直人が、二試合でまだ全く出場機会が与えられていないこと。
・故障とかって話あります?
・2chが止まっちゃって(注・止まってはいないか(笑)。落ちたり規制したりで面倒になって廃れてるだけで)、ますます情弱化が進んでるのでマジに知らないんですけど。
・そうでないという前提で、印象だけで言えば、ラモス体制でなかなか廣山が使われなかったのを、つい連想しちゃいますが。
・それで言えば、中後の位置は名波の位置か?
・格だけゲームメーカー。
・まあ使う価値自体はありますよ、中後はね。使い過ぎなければ。
・そこは誤解の無いように。
・故障以前に既に試合中に動けなかった名波と、一緒にするわけには。
・ただねという。

・"後者"だけで随分説明に手間取ってしまいましたが、次に"前者"。
・中後がいいとか悪いとかいう端的な問題は別にして、その"中後"の鎮座まします中盤が、要するにどうなってるのか。
・中後が三竿が、ブルーノがということではなく、チーム全体の中で中盤が。
・相対的に見ると、去年からメンバーが継続していてかつ他チームからも注目される素材の揃った"ダブルアンザイ"の両SBは、今のヴェルディのストロングポイントと言っていいだろうと思います。
・ところがどうもこの2試合、その"ストロングポイント"が上手く活かされているように見えない。
・右の安西はオーバーラップのタイミングが見出せなくて苦労してるし、左の安在は安在で、ゲームメイク補助みたいな仕事ばっかりで、あんまりサイドバックとして働けていない。
・意図的なものならいいんですけどねえ、どうもそう見えない。
・単に中盤の弱さから、仕方なくやってるような。
平本が下がりっ放しなのも、一つにはそういうことでしょうし。
・仮に安在や平本に元々ある程度そういう役割が期待されていたとしても、実態はそれ以上だと思います。
・増して安西を活かさ"ない"なんて戦術が、あるとは思えないですし。
・一言で言えば、中盤が弱い
・中後を使っても使わなくてもいいけど、その使った結果の中盤が弱い。
・この試合に関しては、中後システムの更に中後抜き(笑)で、どっちを指摘したらいいのだろうというくらいに、駄目でした。
・"代役"のプルーノが駄目だったとも言えるし、とはいえそれなりにプレー関与は多かったわけですから、そもそも放埓な構造だったのが、ブルーノの独走によって強調されたというようにも見えました。
・これはだから、中後を使うか使わないかという問題ではなくて、チームの実態を観察して、誰をどこをどのように活かすのか機能させるのか、その為にどのような編成をするのかという、根本&全体的な問題だと思います。
・そういうのを無しに、何となく"小スター"選手を並べて悦に入っているように見える。
・あるいは「両サイドバック」や「中後」や「3外国人」や、あるいは「"ホープ"三竿」や「"大黒柱"平本」というそれぞれのトピックを別々に考えて、特に取捨選択をせずに足しているというか。
"11人"を作り上げて動かすことについての、真剣味が余り感じられない。
・サポのシーズン前想定メンバーレベルというか。

・まあそれだけ自信があったのかも知れません、今年のメンバーに。
・あるいは手応えが。プレシーズンに。
・そこらへんは当事者の感覚ですが。
・それがやってみて外れることはままあるわけですから、これから反省して"真剣"味(笑)を見せてくれば、それで構わないわけですが。
・悪いメンバーではないですよ、繰り返しますが。
・ただ"強い"メンバーでは、もっとない。(笑)
・"躍進"には少々手品がいるレベル。
・少なくとも戦略が。
・ちょっと正攻法過ぎますね、控え目に言っても。
・まあ"自分"のチームを初めて本格的に持って、夢を見たかったのかも知れませんが。
・満足したら、さっさと醒めてもらいたいです。
そろそろ"チーム作り"を。(おい(笑))
・という感じの、新昇格金沢に比べても、相当にJ2の現実に追い付いてない感じの、ぼんやりしたチーム状態に見えました。

・ブルーノは悪くないけど、自由を与えたり頼ったり出来るほどの選手ではないですね。
・今の段階で重責を担わせるのは、かえって本人に気の毒というか。
・選手層の厚いチームなら、毎試合後半に少しずつ使いながら、馴らしていくような使い方が望ましいレベルというか。
・それと何でしょうね、馴れる馴れないというのとは別に、なんか基本的なプレータイミングが、いつも少しずつずれている感じ。
・"ブラジル"的なねちっこさが余り無くて、むしろヴェルディの"ブラジル"に、溶け込めてないというか。
ブラジル人ですけど。(笑)
・アランは面白そう。
・シュートのタイミングと思い切りに、センスを感じます。
・チーム内の位置としては、正に(去年までの)"常盤"の後釜という感じ。
・常盤よりは、芸域は広いだろうと期待しますが。
・まあ狭くても、点取ってくれればいいですけど。
・平本がおじいちゃんの分、期待は大きいです。
・前線に"風"を。
・"疾風"杉本までの、繋ぎにというか。
・ウェズレイは・・・"井林のパックアップ"というのが、妥当な選手に見えますが。
・タイプ的にもね。
・そういうつもりで獲ったんじゃないのかなあ。
・まさかとは思うけど、"DFラインに外国人を"という注文が先にあって、獲れる範囲でてきとうに獲っただけでは・・・
・どう見ても"ジョンピルの後釜"ではないしね。
・他にいないのかねえ。
・まあ一応強さはあるようだから、面倒を見る井林が総合的なCBに成長する為の、いい負荷になる可能性はあるかも知れません。
・ていうかそうならないと厳しいでしょう、DFラインは。
・このウェズレイが、実力でレギュラーを取っているのであるならば。(そうなのかなあ)


ブラジル人や中後を外せとは言いませんが、こだわらずに一回フラットに、チームを見直してみて欲しいですね。
その結果純戦力として見直された彼らなら、それなりに有用ではあるはず。
ありきの今だと、足りないところばかりが目につきますが。

何と言うか・・・何よりも監督を"育てる"1年になりそうだなと、いう予感。
色々含めて、始まったばかり。
ないしは、早く始めて!という感じ。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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