東京緑、代表、アイドル、二次元、女子バレ
W杯前、なでしこ総括
2015年05月29日 (金) | 編集 |
"なでしこの4年間"というか。

キリンチャレンジカップ2015 日本女子代表 ○1-0● イタリア女子代表 (南長野)

イタリアの11番が可愛かった(笑)。澤さん優しくして!とか思ってた。(笑)


・試合としてはまあ、良くも悪くもないというか、"このメンバー"の健在は、とりあえず確認出来た試合ではあったんじゃないでしょうか。
・若手の"台頭"はともかくとして、色んなメンバーで試合してた分、「再集合」のフレッシュ感も無くは無かったと思いますし。
・"勝ちにこだわった"割には、やや甘い試合ではありましたが。(笑)
・まあさすがに、ここで真剣になる理由も無いし。

・改めて、さほど長くもない、なでしこのWikiを眺めてみたんですけどね。
鈴木良平('86)→鈴木保('89)→宮内聡(97)→上田栄治('02)→大橋浩司('04)→佐々木則夫('08)
・僕の感覚より佐々木則夫監督の就任時期が早かったので、少し議論の前提が揺らいでしまいましたが(笑)、まあ気にせず感じたことを書いてみることにします。

・女子サッカーには昔から興味があった・・・わけでもなくて。(笑)
・テレビでやってれば何となく見はしてましたが、その都度身体能力やキック力の男子に対する劣位から、なんかやけにフィールドが広く感じるなあというのが平均的な感想で。
・つまりはあくまで二級ジャンルとしてしか見ていなかったというのが、正直なところです。
・(男子の)高校サッカーとどっちか、的な。
・デビュー当時の大野のファイアーぶりとか凄いなとは思ってましたけど。サッカーやってもしょうがないから、格闘技やってくんないかなとか。(笑)
・澤の"女ラモス"という触れ込みにも、まあ上手いけど晩年のラモスだよねというか、加茂ジャパンの頃のという。目立つけど、あんまりいい影響与えているように見えないというか。(いつも故障抱えていた印象だったし)

・それが変わったのが、記憶では大橋監督になってから。
・上田監督の頃から、"頑張ってるなあ"とは思ってましたが、感銘受けるまでは行かなかった。
ガンちゃん(荒川恵理子)とか好きでしたけど。(笑)
・とにかく大橋監督になって、上の言い方で言えば、急にフィールドが狭く感じるようになった。
・男子並みに、あるいは時に男子以上に。
・その究極の形が、前回W杯で優勝をもたらした、明らかに男子以上の精緻なパスサッカーの完成なわけですが。
・それがなぜ起きたかまでは、プロセスをつぶさに見ていたわけではない僕には分かりませんが。
・体感的な時期としてはそう。
・聞くところによると、相当に戦術マニアックな方らしいですが大橋監督は。
・それがいい方に出たのか。
・とにかく大きく「今のチーム」を作ったのは、大橋監督であるというのが、僕の認識。

・対して佐々木監督はどうかと言うと。
・マスコミ対応や選手への言葉の一つ一つを聞いても分かるように。
・非常にメッセージ力があるというか、統率力のある監督という印象。
・だから大橋監督が作り上げたチームを佐々木監督がまとめて仕上げた結果が'11年のW杯優勝だ!というのが、僕の考える基本的な理解の線なんですが。
・それにしては'08年の「就任」から'11年の「結実」までの時間が、少し長過ぎるなと。(笑)
・そこが難点。(笑)
・3年もあれば、十分にチーム一つ"作"れますからね。
・まあ佐々木監督は大橋監督時代のコーチだったそうですから、"引き継いだ"という想定自体にはそんなに無理は無いでしょうが。
・でも逆にそれ以前から、"作"る方にも参加していたという可能性も出て来る。
・改めて経歴を見ると、トップのコーチになる前はアンダーの監督やってたんですよね。
・とすると僕が思うよりも、育成タイプ、"コーチ"タイプの監督なのか。"マネージャー"一本というよりも。

・こんなことを思うのは、悩むのは、W杯後の佐々木監督のチーム作りが、いかにも硬直的というか苦しげに見えたからで。
・はっきり言えば、不満でした。
・佐々木監督だから駄目だ、というよりも、とりあえず他の監督で風を通して、いざとなったらまた"仕上げ"に佐々木監督を呼べはいいのではとか、そんなことも言ってましたね。
・本人もかなり去就に迷ってましたし、その間に下のカテゴリーの女性監督が結果出したりしてましたし。
・そういう芽を応援したい、気持ちも含めて。
・迷うくらいなら、こんな失うものばかり多くなっちゃった監督に、わざわざやらす必要はという。

・大きなテーマとしては、「戦術の進化」「世代交代」ということがあったわけですが。
・まず前者については、そもそもマネージャータイプの(と思っていた)佐々木監督にやらすべき仕事なのか、という問題がありました。
・また大橋監督を呼べとは言いませんが。(笑)
・"サー"は大人しく総監督でもやっててくれというか。(笑)
・まあその認識が正しいのかどうかは、そんなに自信は無いですけど。確証というか。
・とにかく幾多の先人が「完成」させたパスサッカーを、最後に立ち会っただけの(笑)人が不器用に思い付きでいじってる的な、かなり悪意のこもった見方をしたりもしなかったわけではないです。
・それと鶏と卵的に重なって来るだろうこととして。
・そもそも佐々木監督は(なでしこの)パス・サッカーが好きではないのではないのか、なでしこが研究されることに対応してとか、世界の趨勢とか色々理由付けてるだけで、単に自分の体質の方向に(ダイレクト志向に)チームを壊してるだけではないのか。
・そんな風に思う時も。
・パスサッカーの"達人"たちを使い回して。
・川澄と安藤が追いまくってその勢いのままに高速パス回しでゴールを陥れる、あの基本形を失ってしまっては。
・変化・幅以前に、そもそもなでしこが恐れられる理由も失ってしまうのではないかという。
・まあW杯でも永里(大儀見)に代わって川澄が常時出るようになるまでは、そこまで徹底していたわけでもなかったのかも知れないですけどね。
・最初から永里を押し立てたパワーサッカーへの志向は、あったのかも知れない。
・近年の大儀見の充実ぶり自体は"レジェンド"クラスだとは思いますが、じゃあそれによってなでしこが強くなった(or強さを維持した)のかというと、単に大儀見がいないと駄目なチームになっただけではないのかと、そのことは強く思います。
・川澄はFWで見たいなあというのも含めて。
・川澄のランをチームの繫ぎ・穴埋めに便利遣いしか出来ないようでは、基本的にサッカー観が硬いのではないかという、そういう疑いはやはり。
・とにかく失ったものと得たものとのバランスが、大いに不満な4年間ではありました。
・それが佐々木監督の志向と人材の不適合の問題なのか、それともそもそも"戦術家"としての佐々木監督が稀薄・不適ということなのか、それはどっちかよく分かりませんが。

・そしてもう一つ、後者世代交代の問題。
・これについては佐々木監督の能力というよりも、置かれた位置が、難しさを作り出していたかなという。
・作ったにしろ仕上げたにしろ(笑)、"あの"チームと共にある監督が、"あの"チームを基準にメンバーを入れ替えろ世代交代しろというのは、なかなかに難しいことで。
・いつもいつも中田英寿のようなバケモノが下の世代にいて、自然に中心が刷新されるような、そんな上手い話があるわけではなく。
・たいていはどちらともつかない中から、監督は選択をして行かなければならない。
・どうしたって前のチームの方が良くは見えますし、実際"その"チームにおいては"前の"選手の方が機能し易いわけです。
・増してあのスーパーチームですから。
・最初から"上"から目線で、若手に「台頭」しろといっても、そう簡単に出来ることではない。なまなかな能力では。
・だからたいていは、新世代の方に元々軸のある監督、アンダーの監督とか、あるいは外からやって来て空気を読まない(笑)外国人監督とかが、世代交代をスムーズに成功させるわけです。
・"文脈"の中にいる人には、なかなか難しい。
・そういう意味でも、佐々木監督は一回外れる必要はあったのではないか。
・まあ多分、そのことは佐々木監督自身も考えてはいたでしょう。
・俺が必要と考えるこの改革に、果たして当の俺は相応しいのかと。
・それも含めて悩んで、結局自分でやることにしたんだろうとは思います。
・成功したとは、言えないと思いますが。
・若手の頑張り不足、は、まああるんでしょう、当然。
・僕も俄かに「あの選手を絶対入れろ」というような選手は、思い当たりません。
・ただね、"上から"見てるだけでは分からない能力というのは、どうしてもあるんですよね。
・一回若手の方に、目線を合わせてやらないと。
・彼らはそれぞれの世代では「若手」ではなくて「中心選手」なわけですから。
・それぞれ天才でありヒーローであるというか。
・そうであってこそ、出せる力というものがある。
・それまでの"飛び級"とは、ちょっと一緒にしてはいけない困難が、この最後の"飛び級"にはあると思います。
・それを助ける力には、少なくとも佐々木監督はなれなかった
・最後まで"あのチーム"のイメージから、誰よりも自分自身が抜け出せなかった。

・というわけで、(持ち味のサッカーを)壊しつつ(チームの硬直を)壊せなかった、厳しく言えば、それがW杯優勝後の佐々木監督の4年間であったと、僕は思うわけです。
・他の監督ならもっと上手く行ったのかどうかは分からないけれど、その可能性の検討すら、有意義に出来なかった中身の薄い4年間だったなと。
・あんまりいいこと無かったなと。(笑)
・それで勝てば(好成績なら)いいですけど、惨敗したりすると、かなり虚しい感じにはなるかなと。
・まあそれでも、4年間の(いいとこ)現状維持でも、それなりにやれる力は現メンバーは持ってるとは思いますが。
・そういう意味ではやはりなでしこは、女子サッカーの世界では「強豪」国というか「名門」国というか。
・凄いことではありますが。
・恐るべきプロ集団でもありますし。
・ちょっと男子が比べられるレベルではない。
・こんな感じのダラダラした"進歩"状態でも、昔のドイツ代表とかイタリア代表とか、結局優勝しちゃったりしますよね。(笑)
・それをこのスタイルでやれたら凄いですけど。
・応援はしてますよ。
・しないはずはないです、彼女たちの姿を見て。
・我らが英雄たち。
・なるべく監督は映さないで。(笑)


こんな総括。


スポンサーサイト
テーマ:なでしこジャパン
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック