W杯2次予選シンガポール戦

なんか色々と詰まった試合。

ロシアW杯アジア2次予選 日本代表 △0-0△ シンガポール代表 (埼玉スタジアム2002)

面白いは面白かった。


"トレーダー分岐点"、という感じ。(銀河鉄道999)
・いや、別に深い意味は無いです。(笑)
・各方向それぞれの戦術や、日本代表の各世代の選手たちの現状が、様々に入り混じって交差しながら表現された、パノラマチックな試合というか。
・その"パノラマ"の壮大さや開放感躍動感は、やはりハリルホジッチという監督の存在感によってもたらされたもので、例えばザッケローニだともっとスタティックなものや最初からある程度色というか偏りの決まったものに、どうしてもなったろうと思います。
・ハリルホジッチというのはとにかくほとんど無限に状況の"超越"を目指す人で、"閉じる"必要が出て来るまで一切閉じない、むしろ最後の最後まで閉じない可能性も低くないだろうなという、そういう人。
・多分。(笑)
・だから彼について言われている"戦術的バリエーション"というのも、あらかじめ用意された「引き出し」の状況への当てはめということではなくて、持っている選手や相手関係などの目の前の状況を絶えず"超越"する動きの中で、結果としてもたらされるもの。
・「色々ある」のではなくて「固定しない」ことの方が、本質に近い。
・超越すべき状況が見当たらなければ、結果として固定されることもあるのかも知れない。
・いや、それでもじっとはしていられないのかな?(笑)
・"固定"を本質とするジーコやザッケローニとは、根本的に違うというか。
・ちなみに前任のアギーレは「引き出し」派であって、ただその"引き出し"方がいかにも軽いというか、ハリルホジッチ的に言えば(超越すべき)"状況"の取り組みがいちいち浅いので。
・"色々"やったようで"何もやってない"ような、そんな感じになっていたと思います。
・求めていた求められていたのは、そういうことではなかった。
・つまりブラジルW杯に至る日本代表が、状況と遊離した(超越したのではなく(笑))「自分たちのサッカー」の袋小路にはまり込んでしまったことへの反省としては。
・色々と出来るということも確かに現象としては必要だろうけど、それ以前に"状況"を見定めてそれに反応・対応すること、その訓練と習慣を身に付けることこそが求められたのであって。
・その厳しさが。
・その"見定め"が曖昧では手ぬるいのでは、呼んだ意味があまり無いというか、パターンが少し増えても同じ次元で少し武器が増えるだけというか、4年間の達成目標としてはいかにもパッとしないというか。
・岡田監督なら(でも)2ヵ月でやるぞというか。(笑)
・ちなみに今言った"状況"は上でハリルホジッチについて言った"状況"よりは、だいぶ狭いものですけどね。
・その一部というか。純戦略的なものというか。

・この試合の結果及び経過が思うようにならなかったことについて、言わば上で言う「引き出し」主義的な「バリエーション」主義的な観点から戦術的批判の声が多く上がっているようですが。
・そういうわけで僕は俄かにそれに乗っかる気はありません。
・テレ朝解説の松木安太郎氏(微妙な距離感(笑))が、一言一言注文を積み重ねて行く内にどんどん内容が「本田トップ下によるザック・ジャパン的ポゼッション待望」に近付いて行くのが、意図してないのなら面白いし、意図してるのなら"ほんとはハリルホジッチなんて気に食わない"という本音の吐露で、それはそれで面白かったという感じ。(笑)
・まあたまにBSスカパーの"オヤジ対談"とか見ても、オヤジはポゼッション好きですよね。(笑)
・所謂"攻撃的サッカー"好きというか、"いいサッカー"好きというか。
・それでブラジルの本田たちを批判出来るのかというか。そんな甘い本音を見え隠れさせながら。
・ちなみに僕もオヤジですが、J開幕以来ずーっとアンチ"ヴェルディらしさ"のヴェルディ・ファンでしたから、一応批判出来るはず(笑)。(ちなみに今はぐっと優しくなりました(笑))
・まあ好みの問題とは別に、ずーっと弱者だったのがようやく正攻法出来るようになったのだからという、そういう世代的なこだわりはあるんでしょうけど。
日本リーグサッカーに戻るのは嫌というか。(笑)
・話戻してこの日のハリルジャパンですが。
・そもそもそんなに駄目だったか?というか、"攻めあぐね"というほどのレベルだったか?という疑問もあります。
・過去の"日本代表"の幾多の"アジアでの苦戦"と比べても。
・十分チャンス作れてたじゃんというか。
・これで「戦術的に間違っていた」のであれば、逆に凄いわというくらいで。凄い実力だ。
・シンガポールはよくやっていたとは思うけど、それでもこのまま凌げるかもなんて、最終盤に来るまでは思ってもいなかったのではないかという。
・途中まで野次馬でシンガポール贔屓やっていた僕も、まあ時間の問題だなと悲観していたくらいで。(笑)
・まあさすがにある時間帯以降は、焦りは見えましたけど。それはしょうがない。
・試合後のハリルホジッチの第一声「サッカー人生で初めてのことでコメントが難しい」は。
・一瞬何を言い出すのかと思いましたがまあ、決定力不足というかシュートが入らなかったことを言っていたようで。
本当に驚いていたという部分とパフォーマンスの部分が入り混じった、なんか面白いバランスのコメントだなと思いました。(笑)
・ナチュラルパフォーマンスというか。
・あんまり相手関係がどうという感じではなかったですが、"日本人選手"ということも含めて、「アジアの常識」はこれから多少なりとも学ばなくてはいけないんでしょうね。学んでいる最中というか。
・ただあんまり、"対策"という次元で解決して行く感じの人ではない。
・低いレベルに合わせて。
・それやり出したら多分、自分自身がモチベーションを失いそうというか。
・もっと多分、引っくるめて飲み込んで行くような反応をするはず。
・...ただ後で「こういう試合ならPKがほしかった。ずる賢いイタリア人なら、3回はPKをもらっていた。ナイーブな部分を向上させないと」と言っていたらしいのは、少し気になります。
・どのみち言ってどうにかなるようなものではないと思いますが、そういう細かい話はまあいいよ、後でという感じ。個人的には。
・まあどさくさで色々言った内の一つではないかと思いますが。
・本当にびっくりしていたのかも。(笑)

・でまあ、ハリルホジッチにほんとに望むものというか、今やっている作業の意味や重要性・力点という話ですが。
・"ダイレクト"や"カウンター"そのものをやっているわけではないわけですよね。
究極の完璧な速攻スタイルを完成させて、それで世界を制せんとしているわけでは。
・まあ結果的にそうなる可能性が無いわけではないですが。(笑)
・なったらなったで凄いですけど。(笑)
・そうではなくて、日本代表/日本サッカーに欠けていた常識、バルサ/スペイン代表やブラジル代表ですら持っていて実践している、なるべく速く、なるべく直接的に、ゴールへ向かえるなら向かうという基本的な習慣。
・そしてそのことから逆算というか、自動的に整理されるその他選択肢の優先順位や取捨選択。
・そしてその"自動"性がもたらす効率と確実性。それに基盤を置いた思考の余裕と融通性。
・その習得の不可欠の第一歩として、ハリルホジッチによる叱咤と意識づけはあると。
・ハリルホジッチがそう考えているかはともかくとして、吸収する日本側の意義としては、そういうことだと思います。
・今のは所謂チーム戦術的な話ですが、守備や攻撃の、もっと局面の話でも同じだと思います。
・というか同じ意識の元に、それらは統一的に(ハリルホジッチの中で)保持されているはず。
・要するに「正面」と「搦め手」「変化」との関係が、あちこちでぐちゃぐちゃというかかなり思い付きでなされているわけですよね、日本サッカーは。
・何が起きるか分からない(笑)。エキサイティングJ!
・まあ茶番と言いたくなる時も少なくないですが。
・だから逆に基本の効率性を押さえているだけのチームが、あっさり勝ってしまうことが多いという。
・まあ"基本"と言っても絶対の正解があるわけでは勿論ないわけですけど。
・しかし整理する意識があるのとないとでは、基準があるのと無いのとでは、大違い
・特に当てが無いのなら、ここは分かり易い効率・常識に従っておくべきというか。
・例えばオシムなら、オシムの基準があったんだと思います。
・オシムの"パスサッカー"もハリルホジッチの"ダイレクト"も、目的意識合理意識としては、基本的に同じもののはずというか。
・オシムはオシムなりに、"こうやるのが理に適っている"、自然だとあのサッカーをやっていて、ハリルホジッチはハリルホジッチなりに自然な優先順位のサッカーをやっている。
・内容は違うけれど、その秩序意識とそこから生まれる緊張感は同じというか。
・例えばブラジルの日本代表には、それは無かったというか。
・まあオシムはかなり独特ですから、とりあえずの先生としては、ハリルホジッチの方がいいと思います。(笑)
・"今欠けているもの"を考えてもね。
・最終的にはともかく、当分の間「日本化」はしないで欲しいというか。(笑)

・繰り返しますがだから、速攻で勝つのが目的ではないし、速攻が万能であるかどうかが"ハリルホジッチ"の成否であるというのも、違うと思います。
・あくまで全体と優先順位の中での問題であって。
・と同時に、「速攻で駄目だからポゼッション」とかいうのも、安易に言うべきではないというか(そちらに)行って欲しくないというか。
・まずは速攻のディテールやニュアンス、日本人選手との兼ね合いを、突き詰めて追求すべきというか。
・そうでないと、きちっとした「優先順位」も出て来ない。
・ましてや目下の苦手分野なわけですから、簡単に弱音を吐いて自己正当化に走るべきではないというか。(笑)
・全てのプレーの強度をきちんと追求する中で、初めて限界と最適化形態も見えて来るだろうという。
・そして"強度の追求"をするのなら、まず分かり易い「直接的」なプレーの方からやって行くのが自然であって。
「押しても駄目なら引いてみる」のは正しいですが、まずちゃんと押してみないとねというか。
・ザックジャパンを懐かしがっている場合ではないという。
・まだまだやれることはあるはず...というか、そもそもそんなに"やれなかった"とは思ってないわけですけどね、僕は。
・まあハリル自身も上のコメントを見ると、少し運用に失敗したかなくらいに思ってるようですけど。(「私が少しプレッシャーをかけすぎたのかもしれない」)
・まあ今年中は東アジア杯と2次予選ですから、短気を起こさずに、ザックが付き合ってくれなかった"共同作業"に、じっくり付き合ってもらいたいなと望んでいます。
・そこですよね、ザックへの不満は最終的に。
・"失敗の原因"でもあるでしょうけど。
・ザックジャパンが結果的に辿り着いた形(かたち?)に、ある種の"日本代表"の「慣性」があるのも、確かだと思いますか。
・「ハリルホジッチジャパン」がどれくらいそっち寄りに落ち着くのか、どのようなバランスで融合するのか。
・見ものであるし予断を許さないとも思いますが。
・なるべく厳しくやってもらって、より次元の高い、「自分たちのサッカー」を作って行きたいなと。(笑)
・それがまあ、僕のハリルホジッチの"使い"方ですけど。
・まあ別に速攻一本なら一本でもいいですけどね(笑)。それはそれでまた見もの。

・勿論僕はハリルホジッチが何を考えているか、特に就任時点でどのようなプラン・将来像を描いていたのかは分かりませんが。
・どれくらい、"スタイル"の人なのかも含めて。
・ただここまで見ているだけでも、この人の観察力と思考のオープンさは、信用していいと思っています。
・共同作業に足る相手だろうと。
・そういう意味での、"支持"です。
"使う"という前提での。(笑)
・"スタイル"として"好き"なわけでは特に無い。だからここぞと何か言っている人の気持ちも分からないではないんですが。
・でも下品なのでやめましょう。日本が足りないところだらけなのは、間違い無いのだから。
・ハリルが下がっても日本は上がらない。


・だいぶ書いちゃいましたが、個別の話も。
柴崎がいいと思います。実にいい。
青森山田時代から通じて一番いいというか。
・青森山田でも、鹿島でも(勿論アギーレジャパンでも)、悪くはないんだけど何か手持無沙汰な印象を、僕は受けていました。
・触発され切ってないというか。
・これくらい厳しい規律とプレッシャーがあった方がむしろ生き生きとする、根っからの優等生なのかなという。
・将来は公務員ミドルとか打つのかなという。(いや、冗談(笑))
・いや、長谷部はもっと自由だったぞ、昔は。
・"ファンタジスタ"とまではいかなかったけど、溌剌とはしていた。
・変われば変わるもの。
・とにかくアギーレの時は上手いけど別に柴崎じゃなくてもいいよなと思いながら見てましたが、ハリルのチームでは代わりのいない選手になるかもなという。
・"いない"のはいないで困るわけですが(笑)、まあそれはそれ。
・とにかく速い展開に強いですね、この選手は。
・選択肢の少ない状況にというか。
・そう考えると長谷部・柴崎・そして香川という今の3人は、てきとうに有名人3人ぶっこんだようでいて、意外と代わりがいないのかもなという。
・融通性という意味で。
・"決定力"以前にそこが問題になったりして。
・そういえば細貝は全く呼ばれなくなっちゃいましたねえ。
・やはり融通性が?
・一方でこの試合は"柴崎の代わり"に入った原口。"も"というか。
・外野は色々と不可解とか言ってましたが、やはりこの人の中盤起用は、面白いと思います。
・交代直後の一発だけで終わりましたが(笑)、真ん中からパワフルにこじ開けて行く打開力は、今までの日本代表に無かったものというか、実際「香川+パワー」的なイメージで、ハリルホジッチに真面目に検討しているのではないかなと感じました。
・例えばそこらへんが物足りなかったから、ザッケローニも香川ではなくて本田を、終始トップ下に据えたのではないかとか。
・でも本田ではいかにもモビリティに問題がありますから、その点原口ならという。
・まあまだイメージの段階ですけど。
・宇佐美はまあまあ。
・少なくとも一試合分は、"日本代表のホームグラウンド化"は進んだのかなという。(笑)
・地味に問題かもと最近感じてるのは、"岡崎の決定力"で。
・あれだけ決めている人にと思うかも知れないですけど、一方で結構外してるんですよね、序盤の本当に点が欲しい時に。
最初の何回かのチャンスはというか。
・"岡崎なら決めてくれる"という信頼感は、薄れつつあるというか。
・当てにしてる分、ダメージがあるというか。
・駄目押し点より先制点を。(笑)
・まあなんか、ずっと居心地悪そうにはしている気がします、この人も。代表チームに。
・これはアギーレ時代から。
・一方で責任感はあるから、それによる過緊張でという、ややそういう印象の最近。
・スカッとした感じが。
・微妙にあんまり言いたくないけど(笑)、槙野は定着しそうですね。
・この人もある意味柴崎同様、このチームのテンションが合っている気がします。
・普段はトゥーマッチでも。(笑)
・その向こうっ気の強さは確かにカナダワールドユースチームでは頼もしかった記憶がありますから、舞台が大きい方がいいみたいなところはあるんでしょうね。
・速さと強さと高さの融合の次元の高さは、元々日本最高クラスの素材でしたから、めでたいはめでたい。
・少し気持ちも悪いけど。(笑)
・なんかね。生理的に"強"過ぎて。(笑)
・まあそれは。
・トルシエとかも、重用したのかな。
・戸田あたりと共に。
・割りとそんな感じの存在感。

しかし"次"が東アジア杯かあ。
拍子抜けというか、色々"持ち越し"というか。
まあ時間は取れていいですけど。
こういう少し"韓国"みたいなチーム(笑)で韓国とやるのは、興味深いと言えば興味深い。


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