2015年08月27日 (木) | 編集 |
2試合続くとさすがに気分が良くない。
J2第30節 東京V ●0-1○ 愛媛 (味スタ)
同じパターンでの擁護は出来ないというか。(笑)
・かなり久しぶりの味スタ観戦。
・なのでなるべくテレビでは分かり難いところ感じ難いところを中心に、見るようにしていました。
・テーマその1は、三竿のプレー。
・あの微妙に地味な"大型新人"は、要するに何をしているのか。
・結論的に言うと..."ボランチ"ではないよね、この人。
・守備的でも攻撃的でもないというか。
・守備も攻撃も、特にしてないというか。あえては。
・では何かと言えば..."セントラルMF"?それで説明になるかどうかは、よく分からないけど。
・要するにやってることは、ポジション取って、受けて渡して受けて渡して。また(別の)ポジション取って、受けて渡して受けて渡して。
・それをほとんど同じペースで、テンションで、90分やってるような感じの選手。
・そしてそれをやる位置によって、最初に取るポジションによって、そのプレーに"守備"のニュアンスが強くなったり"攻撃"のニュアンスが強くなったりする。
・別に守ろうとしているわけでも、攻めようとしているわけでもない。(笑)
・まああれでも血の通った人間ですから(笑)、そう言い切ってしまうと、言い過ぎにはなるかも知れないけど。
・でも特に両軍得点の動かなかった前半は、ルンバか何かを見ている気分になったのは確か。(笑)
・いやあ、大したものだと言うのと、なるほどこれは、テレビだと分かり難いはずだというのと。
・球離れの良さもあって、いつも画面を一瞬横切るだけみたいな印象のプレーになりがちという。
・特にアップにする場合は、基本カメラマン(orスイッチャー)は選手の"意図"を(感じて)映すわけで。
・その"意図"が、ある意味この選手には存在しない。
・普通の次元では。
・映し難いし、「映像作品」として、印象に残り難い。
・逆にだから、例えば今すぐバルサにでも放り込まれても、基本的に同じようにプレー出来るのではないかという。
・またバルサの選手は、こういうプレーの確実性の上に、更にそれ以上のプレーを一糸乱れず連携して行っていると、そういうことなんだろうなというのと。
・日本だとやっぱり、そこらへんをある意味一人でやっていたのが、"N-BOX"の時の名波かなという。
・そういう意味も含めての、"セントラルMF"ということ。"ボランチ"ではないということ。
・で、そういう選手の現在のヴェルディでの役割ですが。
・実はハナから"セントラルMF"なのではないかという。
・別に今更"発見"するまでもなく。(笑)
・つまり、相方の中後も含めてということですが。
・最初から"セントラルMF"的感覚で使っているから、"ボランチ"としてはやや腰の軽い印象の強かった中後を軸に据えることにも、それほど躊躇を感じなかった。
・あるいは高卒新人の三竿も、プレイスタイル的適合性から、特別の"決断"抜きですんなりレギュラーに据えられた。
・それらの選択にそれ相応のリスクを感じていなかったわけではないでしょうけど。
・ただそのリスクは、"ボランチ/守備的MF"に誰を使うかという、そういう文脈のリスクではなかったということ。
・その1つの証左になるかも知れないのが、この間言った「安田が二人の代わりをかなり務められるようになっていた」という観察で。
・つまり安田のプレイスタイルも、どう見ても"ボランチ"よりは"セントラルMF"にかなり近い(むしろそのもの?)ものなわけで。
・そう考えると当然の話だなという。
・そこに更に、コメント欄での庄七堂さんの(冨樫監督は)「3-4-3の達者な使い手だった」という証言(笑)なども加えれば。
・ここらへんの"ポジション"についての、冨樫監督の意外とハイカラな感覚なども想像出来るわけで。
・「ヴェルディ」「4-4-2」の見た目だけで納得してちゃいけないらしいなという。
・ただし、三竿の個人的"非ボランチ"性格というのは、そういうチームコンセプトのレベルを更に越える彼ならではのものだとも思いますが。
・とにかく三竿のプレイぶりから、冨樫ヴェルディのチームコンセプトの今まで余り気付いてなかった一端が見えた気がした、そういう試合でした。
・テーマその2。ポゼッションなのかカウンターなのか。
・まあ"カウンター"とあえて言っちゃうとあれですが、要はどの程度意図的に"ポゼッション"なのかなこのチームはという、そういう関心です。
・"ヴェルディ"だから球回しが上手いという、そういう付いて回るレベルはレベルとして。
・こちらも結論から言うと、結構"ポゼッション"だなというのが、改めての観察の結果。
・確かに今季のヴェルディについては、激しいブレスと切り替えの早さ、そこからのショートカウンターが、実際の得点シーンチャンスシーンとしても、目につくわけですが。
・しかし決して"カウンター"のチームではない、それがメインの狙いではない、例えばドルトムントみたいなチームと比較してと、そう思います。
・つまりドルトムントなどの場合、その"形"にハメる為に全てがセットされてるようなところがあるわけですが、そういうことではないだろうと。
・あくまでポゼッション、ボールを意図的に保持して運んで、そこからのプレーというのが、まずは前提として共有されているイメージに見えます。
・とにかくボールの"運び"方が、かなり意図的なんですよね。
・単に奪ってなだれ込むのではなくて。
・この試合は、恐らくは前節で連勝&お祭り(笑)が終了した後で、仕切り直してまずは落ち着こうと、一つ一つのプレーを丁寧にやろうと、そういう意識づけがされていたのではないかと想像するんですが。
・ここのところと比べてさほど立ち上がりからのプレスが積極的ではなくて、しかしかといって勿論引くわけではなく、ラインも高いままで。
・それ自体に少し危なさを序盤から感じていたんですが、その分その状態でのボールの保持力運搬力というものが、はっきりと表現された試合になっていたと思います。
・圧力はかける、でもそれは追い回して混乱させるというよりは、落ち着いてキープしながらじわじわとという感じ。
・結局やや"落ち着き"過ぎなところがあって(笑)、落ち着いてる見かけの割りにはやけにあっさりラインを突破されてチャンスを作られる場面が数回あって、あっぶねえなあ、やっぱりもっとはっきり追わないときついんじゃないかなあと、そういう不安を感じてはいたんですが。
・とにかく鬼プレスの勢い抜きでも圧力をかける形がある、ボールを運ぶ形があるということが、よく分かる試合ではあったと思います。
・具体的には、張り出し気味の両翼で交互に起点を作るみたいな形ですが。
・前線が追うにしても、そことの関係であくまでタイミングを計りながら、"狙い"を定めてという感じ。
・"狙い"過ぎて消極的になった、自分たちの仕掛けのタイミングや感覚を、徐々に失って行ったというのが、最終的なこの試合だったと思いますが。
・段々"考え過ぎ"の状態になってしまっていましたね。
・「李ヴェルディ」っぽいというか。(笑)
・まあ冨樫さんは"マネージャー"として当時を経験しているので、そういうDNAも持ってるのかも知れませんが。(笑)
・真面目にだから、ああいう厳密さというか、"整然"志向みたいなものは、持っている気がしますね。
・それと果敢なトランジション志向的なものとの、絶妙のバランスというか。
・今のところ。
・この試合はちょっと、その"バランス"が。(笑)
・見てて思ったのは、だからハイプレスにしてもショートカウンターにしても。
・それ自体としてある、あるいは(毎回ではありますが)偶然的な"流れ"としてあるというよりも。
・実はポゼス後の「攻撃パターン」の一つとして、セットで認識されているのではないのかなということ。
・つまり僕が感じていた
「動機の内発性」みたいなものも。
・それらが"義務"や"守備"や"労働"ではなく、楽しい楽しい(笑)「攻撃」のパターンの一つとして、認識されているからなのではないかということですが。
・よりクリエイティヴというか。
・だからこそ、"狙い過ぎ"ということも起きるわけですが。
・この試合も勿論追ってはいましたけど、それはどらかというとボールロストのリカバリーという、やや消極的なものがメインで。
・積極的につつく、敵の構えを混乱させる、そういう部分は序盤から足りなかったと思います。
・徳島と比べても、そんなに愛媛(の守備)が難敵には僕には見えなかったんですが。
・ヴェルディの消極性によって時間が経つにつれて相手は自信を深め、こちらは"考え過ぎ"の状態に嵌りという、そういう展開になってしまった。
・余りに膠着し切って、永井が出て来ても何の可能性も感じられなかったですね。
・杉本と大輔両方外しちゃったのも、ちょっと悪手だったかなあと。
・別に二人の"出来"が個人的に悪かったわけではないので、(永井で)変化をつけるにしても、一人は走れる選手を残しておくべきだったかと。
・平本ではねえ・・・
・では誰を外すのかというと、この試合なら善朗さん。(笑)
・これがまあ、もう一つの話題というか。
・つまり上で言ったように、ヴェルデイはチームとしての"形"で、ボールを運んでるわけです。
・"組織"で、というか。
・だから二列目が「南」と「澤井」でも、問題無くポゼッションが出来るわけです。
・逆に言うと特定のパサーや"司令塔"的な選手の能力でやっているわけではないので、つまりその意味では善朗氏の能力は、現状特に二列目では過剰というか不要不急というか。
・むしろ南や澤井の前へ出る力、動きの方が相対的に有用性がある。
・だからパートタイムやFWとしてしか使われないんだなあということが、この試合を見てて分かったというか感じたというか。
・正直どうも、善朗のところで仕掛けのタイミングは曖昧化していたように見えました。
・これでチームが善朗にフィットしてくれば、また別の形も生まれるんでしょうけど。
・現状はどうも、セットプレー要員としてのプラスを加味しても、余り先発で(中盤で)使うメリットは薄いかなあと。
・使うならやはりFWか、1トップ下か。
・とにかくある程度チーム組織から"エクストラ"な形で。
・ここらへんに関して振り返ると、ではプルーノを重用していた時はどうだったのかという話にもなるかと思うんですが。
・あの時もまあ僕は、"エクストラ"で使えと、言ってはいましたけどね。(笑)
・ただそれはプルーノのリズムがどうもチーム的に独特過ぎるという、そういう理由が主でした。
・今の観点で言うと、だからブルーノという"個人"が外れたことによって、チームの"組織"が活き出したというか。
・今日の昇格争いするようなレベルのチームへの成長が始まったと、そういうことかなあと。
・後知恵ですが。(笑)
・冨樫監督の基本的な狙いは、多分当時も今も同じなんでしょう。
・ただ一方でブルーノ的個人との融合という色気も持っていて同時にやろうとしていたのが。
・どっかで腹括って(あるいは行きがかりで)よりシンプルなチーム作りをするようになった、その結果今日の状態に至るというか。
・まあ勿論欲しいですけどね。善朗も。ブルーノだって。(笑)
・ただ使い方は注意という、そういう話。
・そこらへん、永井は誤解の余地が無いから楽だなあ。(笑)
・エクストラに決まってますからね。(笑)
・ていうか実はエクストラ"不足"でないこともないんですけどね。
・杉本がプレス職人化している現状では。
・こうして膠着してみると、気にかかるというか。
・まあとにかく、途中からは何も予感が無くて、しんどい試合でした。
・徳島戦と同じスコア、大きくは同じ展開ですけど、さすがに"頑張った"とは言い辛いなあ。
・観客が6800人と結構入ったのが、救いというか期待通りというか。
・"練馬"の日だけではないでしょう。
・これくらいがアベレージになってくれると、いいんでしょうね。(出来ればボトム(笑))
・ちょっと"アピール"試合としては、厳しかったですけど。
J2第30節 東京V ●0-1○ 愛媛 (味スタ)
同じパターンでの擁護は出来ないというか。(笑)
・かなり久しぶりの味スタ観戦。
・なのでなるべくテレビでは分かり難いところ感じ難いところを中心に、見るようにしていました。
・テーマその1は、三竿のプレー。
・あの微妙に地味な"大型新人"は、要するに何をしているのか。
・結論的に言うと..."ボランチ"ではないよね、この人。
・守備的でも攻撃的でもないというか。
・守備も攻撃も、特にしてないというか。あえては。
・では何かと言えば..."セントラルMF"?それで説明になるかどうかは、よく分からないけど。
・要するにやってることは、ポジション取って、受けて渡して受けて渡して。また(別の)ポジション取って、受けて渡して受けて渡して。
・それをほとんど同じペースで、テンションで、90分やってるような感じの選手。
・そしてそれをやる位置によって、最初に取るポジションによって、そのプレーに"守備"のニュアンスが強くなったり"攻撃"のニュアンスが強くなったりする。
・別に守ろうとしているわけでも、攻めようとしているわけでもない。(笑)
・まああれでも血の通った人間ですから(笑)、そう言い切ってしまうと、言い過ぎにはなるかも知れないけど。
・でも特に両軍得点の動かなかった前半は、ルンバか何かを見ている気分になったのは確か。(笑)
・いやあ、大したものだと言うのと、なるほどこれは、テレビだと分かり難いはずだというのと。
・球離れの良さもあって、いつも画面を一瞬横切るだけみたいな印象のプレーになりがちという。
・特にアップにする場合は、基本カメラマン(orスイッチャー)は選手の"意図"を(感じて)映すわけで。
・その"意図"が、ある意味この選手には存在しない。
・普通の次元では。
・映し難いし、「映像作品」として、印象に残り難い。
・逆にだから、例えば今すぐバルサにでも放り込まれても、基本的に同じようにプレー出来るのではないかという。
・またバルサの選手は、こういうプレーの確実性の上に、更にそれ以上のプレーを一糸乱れず連携して行っていると、そういうことなんだろうなというのと。
・日本だとやっぱり、そこらへんをある意味一人でやっていたのが、"N-BOX"の時の名波かなという。
・そういう意味も含めての、"セントラルMF"ということ。"ボランチ"ではないということ。
・で、そういう選手の現在のヴェルディでの役割ですが。
・実はハナから"セントラルMF"なのではないかという。
・別に今更"発見"するまでもなく。(笑)
・つまり、相方の中後も含めてということですが。
・最初から"セントラルMF"的感覚で使っているから、"ボランチ"としてはやや腰の軽い印象の強かった中後を軸に据えることにも、それほど躊躇を感じなかった。
・あるいは高卒新人の三竿も、プレイスタイル的適合性から、特別の"決断"抜きですんなりレギュラーに据えられた。
・それらの選択にそれ相応のリスクを感じていなかったわけではないでしょうけど。
・ただそのリスクは、"ボランチ/守備的MF"に誰を使うかという、そういう文脈のリスクではなかったということ。
・その1つの証左になるかも知れないのが、この間言った「安田が二人の代わりをかなり務められるようになっていた」という観察で。
・つまり安田のプレイスタイルも、どう見ても"ボランチ"よりは"セントラルMF"にかなり近い(むしろそのもの?)ものなわけで。
・そう考えると当然の話だなという。
・そこに更に、コメント欄での庄七堂さんの(冨樫監督は)「3-4-3の達者な使い手だった」という証言(笑)なども加えれば。
・ここらへんの"ポジション"についての、冨樫監督の意外とハイカラな感覚なども想像出来るわけで。
・「ヴェルディ」「4-4-2」の見た目だけで納得してちゃいけないらしいなという。
・ただし、三竿の個人的"非ボランチ"性格というのは、そういうチームコンセプトのレベルを更に越える彼ならではのものだとも思いますが。
・とにかく三竿のプレイぶりから、冨樫ヴェルディのチームコンセプトの今まで余り気付いてなかった一端が見えた気がした、そういう試合でした。
・テーマその2。ポゼッションなのかカウンターなのか。
・まあ"カウンター"とあえて言っちゃうとあれですが、要はどの程度意図的に"ポゼッション"なのかなこのチームはという、そういう関心です。
・"ヴェルディ"だから球回しが上手いという、そういう付いて回るレベルはレベルとして。
・こちらも結論から言うと、結構"ポゼッション"だなというのが、改めての観察の結果。
・確かに今季のヴェルディについては、激しいブレスと切り替えの早さ、そこからのショートカウンターが、実際の得点シーンチャンスシーンとしても、目につくわけですが。
・しかし決して"カウンター"のチームではない、それがメインの狙いではない、例えばドルトムントみたいなチームと比較してと、そう思います。
・つまりドルトムントなどの場合、その"形"にハメる為に全てがセットされてるようなところがあるわけですが、そういうことではないだろうと。
・あくまでポゼッション、ボールを意図的に保持して運んで、そこからのプレーというのが、まずは前提として共有されているイメージに見えます。
・とにかくボールの"運び"方が、かなり意図的なんですよね。
・単に奪ってなだれ込むのではなくて。
・この試合は、恐らくは前節で連勝&お祭り(笑)が終了した後で、仕切り直してまずは落ち着こうと、一つ一つのプレーを丁寧にやろうと、そういう意識づけがされていたのではないかと想像するんですが。
・ここのところと比べてさほど立ち上がりからのプレスが積極的ではなくて、しかしかといって勿論引くわけではなく、ラインも高いままで。
・それ自体に少し危なさを序盤から感じていたんですが、その分その状態でのボールの保持力運搬力というものが、はっきりと表現された試合になっていたと思います。
・圧力はかける、でもそれは追い回して混乱させるというよりは、落ち着いてキープしながらじわじわとという感じ。
・結局やや"落ち着き"過ぎなところがあって(笑)、落ち着いてる見かけの割りにはやけにあっさりラインを突破されてチャンスを作られる場面が数回あって、あっぶねえなあ、やっぱりもっとはっきり追わないときついんじゃないかなあと、そういう不安を感じてはいたんですが。
・とにかく鬼プレスの勢い抜きでも圧力をかける形がある、ボールを運ぶ形があるということが、よく分かる試合ではあったと思います。
・具体的には、張り出し気味の両翼で交互に起点を作るみたいな形ですが。
・前線が追うにしても、そことの関係であくまでタイミングを計りながら、"狙い"を定めてという感じ。
・"狙い"過ぎて消極的になった、自分たちの仕掛けのタイミングや感覚を、徐々に失って行ったというのが、最終的なこの試合だったと思いますが。
・段々"考え過ぎ"の状態になってしまっていましたね。
・「李ヴェルディ」っぽいというか。(笑)
・まあ冨樫さんは"マネージャー"として当時を経験しているので、そういうDNAも持ってるのかも知れませんが。(笑)
・真面目にだから、ああいう厳密さというか、"整然"志向みたいなものは、持っている気がしますね。
・それと果敢なトランジション志向的なものとの、絶妙のバランスというか。
・今のところ。
・この試合はちょっと、その"バランス"が。(笑)
・見てて思ったのは、だからハイプレスにしてもショートカウンターにしても。
・それ自体としてある、あるいは(毎回ではありますが)偶然的な"流れ"としてあるというよりも。
・実はポゼス後の「攻撃パターン」の一つとして、セットで認識されているのではないのかなということ。
・つまり僕が感じていた
"がむしゃら"というよりは"元気"という感じなんだよね、ヴェルディのチェイシングは。
動機の内発性が強いというか。
— アト (@atosann) 2015, 8月 8
「動機の内発性」みたいなものも。
・それらが"義務"や"守備"や"労働"ではなく、楽しい楽しい(笑)「攻撃」のパターンの一つとして、認識されているからなのではないかということですが。
・よりクリエイティヴというか。
・だからこそ、"狙い過ぎ"ということも起きるわけですが。
・この試合も勿論追ってはいましたけど、それはどらかというとボールロストのリカバリーという、やや消極的なものがメインで。
・積極的につつく、敵の構えを混乱させる、そういう部分は序盤から足りなかったと思います。
・徳島と比べても、そんなに愛媛(の守備)が難敵には僕には見えなかったんですが。
・ヴェルディの消極性によって時間が経つにつれて相手は自信を深め、こちらは"考え過ぎ"の状態に嵌りという、そういう展開になってしまった。
・余りに膠着し切って、永井が出て来ても何の可能性も感じられなかったですね。
・杉本と大輔両方外しちゃったのも、ちょっと悪手だったかなあと。
・別に二人の"出来"が個人的に悪かったわけではないので、(永井で)変化をつけるにしても、一人は走れる選手を残しておくべきだったかと。
・平本ではねえ・・・
・では誰を外すのかというと、この試合なら善朗さん。(笑)
・これがまあ、もう一つの話題というか。
・つまり上で言ったように、ヴェルデイはチームとしての"形"で、ボールを運んでるわけです。
・"組織"で、というか。
・だから二列目が「南」と「澤井」でも、問題無くポゼッションが出来るわけです。
・逆に言うと特定のパサーや"司令塔"的な選手の能力でやっているわけではないので、つまりその意味では善朗氏の能力は、現状特に二列目では過剰というか不要不急というか。
・むしろ南や澤井の前へ出る力、動きの方が相対的に有用性がある。
・だからパートタイムやFWとしてしか使われないんだなあということが、この試合を見てて分かったというか感じたというか。
・正直どうも、善朗のところで仕掛けのタイミングは曖昧化していたように見えました。
・これでチームが善朗にフィットしてくれば、また別の形も生まれるんでしょうけど。
・現状はどうも、セットプレー要員としてのプラスを加味しても、余り先発で(中盤で)使うメリットは薄いかなあと。
・使うならやはりFWか、1トップ下か。
・とにかくある程度チーム組織から"エクストラ"な形で。
・ここらへんに関して振り返ると、ではプルーノを重用していた時はどうだったのかという話にもなるかと思うんですが。
・あの時もまあ僕は、"エクストラ"で使えと、言ってはいましたけどね。(笑)
・ただそれはプルーノのリズムがどうもチーム的に独特過ぎるという、そういう理由が主でした。
・今の観点で言うと、だからブルーノという"個人"が外れたことによって、チームの"組織"が活き出したというか。
・今日の昇格争いするようなレベルのチームへの成長が始まったと、そういうことかなあと。
・後知恵ですが。(笑)
・冨樫監督の基本的な狙いは、多分当時も今も同じなんでしょう。
・ただ一方でブルーノ的個人との融合という色気も持っていて同時にやろうとしていたのが。
・どっかで腹括って(あるいは行きがかりで)よりシンプルなチーム作りをするようになった、その結果今日の状態に至るというか。
・まあ勿論欲しいですけどね。善朗も。ブルーノだって。(笑)
・ただ使い方は注意という、そういう話。
・そこらへん、永井は誤解の余地が無いから楽だなあ。(笑)
・エクストラに決まってますからね。(笑)
・ていうか実はエクストラ"不足"でないこともないんですけどね。
・杉本がプレス職人化している現状では。
・こうして膠着してみると、気にかかるというか。
・まあとにかく、途中からは何も予感が無くて、しんどい試合でした。
・徳島戦と同じスコア、大きくは同じ展開ですけど、さすがに"頑張った"とは言い辛いなあ。
・観客が6800人と結構入ったのが、救いというか期待通りというか。
・"練馬"の日だけではないでしょう。
・これくらいがアベレージになってくれると、いいんでしょうね。(出来ればボトム(笑))
・ちょっと"アピール"試合としては、厳しかったですけど。
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