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東京V-札幌(’16)
2016年02月29日 (月) | 編集 |
いい意味での保守化。

J2第1節 東京V ○1-0● 札幌 (味の素)

ある意味での底力。


・てか・・・
シーズン始まったの、知ってるんだろうか。
・いつ抵抗が始まるのかと思ってたのに、最後まで始まらなかった。
・とても昇格を至上命題として掲げているチームとは思えない。
"北海道"とか言い出してボケたか?
大らかになっちゃったとか。(笑)
・"北海道コンサドーレ札幌"という、名前もダサい。並びが機械的。
検索ワードじゃないんだからさ。(笑)
・"ザスパクサツ"はまだ、「苦悩」の跡が見えて、理解出来るけど。
・こうして見ると、"市原・千葉"は、さらっと上手くやってるよね。
・ある意味では「市原」と「札幌」の、そもそもの知名度の差というのも、逆にあるかも知れない。
・"札幌"は"北海道"に匹敵する、ビッグワードだから。
・いずれにしても、「広域化」は好きじゃない。
・あえてホーム"タウン"にこだわった、Jリーグの基本理念の解釈改憲という感じで。
・それでいいなら、むしろ最初から都道府県単位にした方が、「郷土愛」は集めやすいというのは、J開始当初からの僕の主張ですが。
・ちなみに"東京"が曖昧なのは、別にヴェルディのせいではない。(笑)
・まあ"曖昧"であること自体に、苦労はしてると思いますが。

・さて試合。
・時期(正に笑)"尚早"とはいえNYC3試合がさんざんな内容で、その後の練習試合の評判も至ってかんばしくなかった2016冨樫ヴェルディですが。
・実際に開幕して現れた姿は、何やら綺麗に、"2015"ヴェルディのグレードアップバージョンという感じで、多くの人が大きく予想を裏切られたことと思います。
・出来が良かった、というか非常に"落ち着き"を感じさせる出来だったということが一つと。
・スタイル的に、年頭から試していた4-1-2-3なり3-4-2-1なり、とにかく全面改革型の(開幕に向けての)クオリティアップではなく。
・去年型に新加入選手等の味を素直に加えた感じの、真っ当と言えばこれ以上無い真っ当な感じで。
・じゃあそれまでのは何だったんだというか、逆に"慌てて"元に戻してどうしてこんな「予定通り」感が出せるのかという、何とも嬉しいんだけど納得の行かない感じ。(笑)
・戦術的にはともかく、マネージメント的には、冨樫監督というのは確かに何か、マジックを時々見せてくれる人らしいということを、再確認させられました。
・一方で去年後半から今年念頭にかけてのドタバタを見ると、それはそんなに"意識的"なチーム作りの手腕というものではないことも、窺えるわけですが。
・もう少し無意識ないし環境依存な形で、何か堅固な美点・利点を冨樫監督が保持していて、それがどういう形でチームに反映されるか、あるいは反映されないかという、そういう感じでチームの(近)未来を予測すべきなのかなという。
・まあ出来ませんけどね、そんなの(笑)。分析官泣かせですね。(笑)
・なるべく具体的な形で、そのパターンやメカニズムを、言語化して行きたいとは、思っていますが。(笑)
・それにしても、この日の試合の出来は、予想出来なかった。
・札幌の方の出来の問題はあったと言え。
・元々去年からヴェルディの"出来"は、そんなに相手に左右されるタイプのものではなく、その"空気の読"まなさがある意味力であり、爽やかさであり、限界でもあったわけですが。
・多分その体質は今年も変わらなくて、要はいかにヴェルディ自身が気持ち良くやれるか、そこにかかってる感じにはなるだろうと。
・気持ち良くやった時には、思わぬ力も発揮するだろうと。
・そして考え出すと、その力は減衰して行くだろうと(笑)、そんな感じでしょうか。

・具体的な話に移ると。
・システム的には、基本はドウグラス1トップの4-2-3-1なのかな?そしてサイドハーフ杉本の動き方によっては、2トップ的にもなるという。
・ドウグラスは良くも悪くもサイドに流れる傾向があるし、杉本はどこのポジションでも90分猛プレスは変わらないので、結果的に去年の4-4-2プレッシングサッカーとそんなに違和感の無いスタイルになっていたというか、プレーの入りが出来ていたというか。
・まあ少し微妙なバランスではありますが。
・要はドウグラスが入った分、プレスの強度(ないしは闇雲さ)が少し弱まってその分攻撃の変化は増えたという、何か非常に綺麗な、去年版からの"加算減算"
予定通りにしか見えんという。(笑)
・まあその"微妙"さがどの程度まで通用するものなのか、強い相手にバランスを維持出来るものなのか、それはこれから見てみないと分からないですけど。
・ただある意味での「完成度」というか、「模範解答」感は既に無くは無かった気がします。
・真っ当だ(笑)。ふざけんなよ。(なんか腹立つ笑)
・でもまあ、よく考えられた、あるいは仕込まれた感じの、機能性ではあったと思います。
・"去年の延長"とはいえ、高木次男をトップ下に置いている(トップ下を作っている)のは意外と大きな変化ですし、またそれがなかなか機能した、少なくとも去年の所在なげな感じは無く、前方進出のタイミングをきちっと測られている感じは、いったいいつ練習したんだろうと不思議な感じではあります。(笑)
・プレシーズン全体、煙幕だったのかというくらいに。(笑)
・これが新加入選手なら分かるんですけど、去年から既にいて(かつ過去にもいて)、そして機能"しない"という「実績」を持っている(?)選手なわけでね。
・やってみたら機能したとかいう、そういう単純なプロセスは考え難いんですが。
・一つはやっぱり、ドウグラスの存在でしょうけどね。
・"三男・杉本"的な、命懸けプレス一直線で帰って来ない感じと比べて、関係性は作り易いでしょう、トップ下(ないしは二列目)として。
・ただ逆にそういう注文は去年は出さなかったのかな、なんだかんだ、途中から入った遠慮みたいなものはあったのかなという、そんな感じですが。
・だって元々話の通じないメンツではないわけですからねえ。
・それくらい去年は、最後まで乗り切れない感じはありました。それが一つの、チームとしての"敗因"でもあったでしょうし。
・僕自身も、ちょっと誤算でした。もう少しやると思っていた。
・前回の在籍時のプレーも勿論ですし、ちょっとだけ参加したロンドン五輪チームですら、もう少し即効性のある形で、チームに関与していた記憶がありましたし。
・去年のヴェルディがいっとき持っていた勢いが、逆に乗り難さをもたらしていたとか、あるいはやっぱり、本人のコンディション不良や近況からの自信喪失などもあったんでしょうかね。
・ともかく今年は、もう少し期待してもいいようですね。
・楽しみ。まだ不信感はありますが。(笑)

・一方ドウグラスは何というか、プレシーズンでは"諸刃の剣"感(しかも危険部分の方大き目)ぷんぷんしていた「上手さ」「柔らかさ」という特徴が、びっくりするくらいチームにフィットして、ほとんどいい面しか出ていなかった感じ。
・まあよく使ったなという感じはしますね。アラン軸にする方が、随分確実には、プレシーズンでは見えましたけど。
・ただそれはドウグラスに"賭け"たというよりも、ドウグラスにこのようにプレーさせるというはっきりしたイメージを持って監督が使って、それにドウグラスが応えたと、そういうことだと思います。
・後知恵で考えると、ドウグラスはかなり能力の高い、しかしやや古典的というか純ブラジル的な性格の強いFWで、いきなり4-1-2-3なんかに放り込まれてどう動いていいか分からなかった、簡単に言ってしまうとそういうことかなと。簡単過ぎますか。(笑)
・ただそういう意味での適応性は無いけれど、しかし頭が悪いわけではない、むしろ賢い、自分なりのプレーヴィジョンは持っている、だからこそ4-4-2的にある程度任せる形で、調整は自分でやらせる感じで使った方が上手く行くと、そういう印象は受けますね。
・こなしていたタスク自体は、この試合も決して単純ではなかったと思うんですけど、驚くほどスムーズというか、融通性を見せていた。
・"駒"としての注文は(アラン)よりつくけれど、自由にやらせる価値は十分にある選手というか。
・やはり"ブルーノ"枠ではあるんでしょうけど(笑)、今回は成功するかもという。
・まあやはりここらへんも、強い相手とやった時にどうかという話にはなるでしょうね。
・個人的"調整"では追い付かず、"戦術"の方の必要性がクローズアップされたりしたら、沈んで行くかも知れない。
・この試合では効いていたさほど好きではないらしいポストプレー、高さなども、より厳しい相手に通用するものなのかどうか。
・"意志"を持ってやっていないプレーというのは、踏ん張りが利かないものですから。
・まあピンポイント的に使っても、既にしてブルーノよりはやってくれそうな感じはありますが。
・ともかく、いい選手ではあるよう。
・あるレベルでは、既に"無敵"感もある、万能選手というか。

・そのドウグラスに与えられた"自由""調整"に関連する形で、ああ冨樫監督だなあと思わせたのが、船山・高木純という、新加入選手二人で組ませたドイスボランチ。
・三竿放出&中後コンディション不良で、例えば田村中心に堅く行くといった選択をせずに、総合力は高いけど専門家ではない二人を組ませるという、"色気"の出し方。
・ほんとこのポジションについては、就任以来一貫して、こだわりがありますね。(笑)
・決して狭義の「機能」性ではなく、むしろここ"から"何かを生み出すという、そういうイメージでキャスティングをする。
・こりゃ逆に澤井が使われることとかは、ほぼ無さそうですね。
・むしろ南の方が可能性がありそうというか。
・ユーティリティ性にある程度の実績のある高木純はともかく、プレシーズンでも重用されていた船山は、今いち僕的にはよく分からない感じで見ていたんですが。
・攻撃の専門職としてはそれほどのインパクトは無いというか、わざわざ生え抜き差し置いて獲得・起用するような選手なのかなという感じもありましたし。
・ただその"半端さ"加減というか能力バランスに、冨樫監督的にはピンと来るものがあったんでしょう、4-1-2-3のインサイドでもウィングでも、この日のようなボランチとしても、予定していたかはともかく使えるようなイメージは。
・ほんとまあ、そこそこの上手さとそこそこの守備力とそこそこの体力という感じで、掴みづらい選手ではあるんですけど。(笑)
・ただこの日のプレーには、僕も可能性を感じなくはなかったです。
・さすがに中野より、"百戦錬磨"感はありますし。
・元々怪我がちの中後に変わって、中心になる可能性も無くは無いかなという。
・"より楽しみのある安田晃大"?(笑)
・まあ適当に言ってますが。(笑)
・結構ここらへんはほんと、感性ですよねえ、冨樫監督の。基準が分かるようで分からない。
・まあ上手く行けばそれでいいですけど。
・いずれにしも、"ボランチ"というよりは"セントラルMF"的なんでしょうね、今年もヴェルディのここのポジションは。
・そういう難しさはあるけど、人材起用の幅の可能性もある。
・バルセロナ的と言えばバルセロナ的?(笑)

・まああんまり一試合でどうこう言うべきではないでしょうけど、とりあえず現状としては、プレシーズンの試行錯誤がストレートに生きているわけではないけれど。
"雨降って地固まる"的というか、色々やったことで僕が危惧していたような選手の頭の煮詰まりもそれなりに解消して。
・思いもかけず前向きに、フレッシュに、「去年+α」という一番ひねりの無い(笑)チーム作りに取り組めている、そういう状態なのかなと。
・そしてそれに応える選手のクオリティも、それなりに揃っているという。
"当初の計画"とはどうも思えないんですけど(笑)、感性の人である冨樫監督が、上手いタイミングでチームの軌道修正に成功したと、そういう結果ではあるかなと。
・勿論ね、いざとなったら去年ベースに戻すことを頭に置きながら色々試すと、この程度のヴィジョンはあったとは思いますけど。無いわけないというか。
・ただ戻す前提でやっていたというよりは、やっぱり色々やってみて駄目だから戻してみたら思った以上に上手く行ったという、そういう"幸運"状態ではあるかと思います。
・ともかくスタートです。ここからどう戦って行くか展開して行くか、"感性"で行き詰った時に冨樫監督の"理性"はどういう仕事をするのか、あるいは感性の新たな運用が出来るのか。
・そこらへんに失敗したのが、去年の失速だったと思いますから。
・まあなかなかね、一つの環境で一人の監督が出来ることは、冨樫監督に限らず限られているとは思いますけど。
・生え抜きの"地の利"も活かして、なるべく大きな花を咲かせてもらいたいもの。
謎のマネージメント力の、要所要所での解放にも、期待しつつ。(笑)


なでしこ前に、ちょっと急いで書きました。(笑)
忙しいわ!
この後中一日日程だと?


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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