なでしこ五輪予選敗退

負けちゃいましたね。

●1-3 オーストラリア
△1-1 韓国
●1-2 中国
○6-1 ベトナム
○1-0 北朝鮮

ショック・・・はショックですけど。さすがに。
ただ"なぜ負けた!"というよりも"とうとう負けたか"という感じで。とうとう"その日"が来たかという。


言い換えると今回負けたのが不思議なのではなくて、栄光のドイツW杯以降、ここまで"勝てて"来たことの方が「不思議」なチームだったので。どちらかというと。
逆にじゃあ、どうなったら負けるんだろうという感じもあったんですが、実際に負けてみると特に"劇的"なわけでもなく。(笑)
ただただ緩んだというか、煮崩れしたというか、そういう感じでした。

まあまあ強かった(でもまあまあだと思います)オーストラリアに押し切られた後、巻き返しを期した韓国戦で1点リードしたあたりまでは、まだまた今回も帳尻合わせるのかな?"スロースターター"ということで収まるのかなというイメージもなくはなかったんですが、あそこで追い付かれたことで、力尽きたというか登って行く最後の契機を逸したという感じでした。
次の中国戦はもう抜け殻、クソ弱い中国の注文通りに、ずるずると敗戦。

まあ韓国も北朝鮮もたいがいでしたし、放送席の煽りに反して、凄くレベルの低いアジア予選だったと思います。
それすら勝ち抜けない、"抜け殻"チームだったというか。
負けて悔いなし。悪い意味で。(笑)
何人かの今もいる"偉大"な選手たちの顔を思い浮かべると、胸は痛みますけどね。それでも五輪で、プレーさせてやりたかったと。
ちなみにその("偉大"な)中に、大儀見は入っていません


基本的な言いたいことは・・・結局過去に書いたここらの文章で、言い尽くしている感じ。

 『W杯前、なでしこ総括』(’15.5.29)
 『東アジア杯、なでしこの方のまとめ』(’15.8.13)

特に付け加えることは無いですね。書くことが無いというか。
それだけつまり、新味も進歩も無いチーム。それで勝って来たのが、不思議というか凄いというか。
まあ"凄い"というのは、満更皮肉でもないわけですけど。
そういう「強豪」型のチームであり、あえて言えば非日本型の、"強豪国"仕様の監督さんであったと。
それで持たせていた部分と、無理がたたってボロボロになった部分と、功罪半ばよりそりゃ功の方が多いんでしょうけど。

ただそういう"トータル"の評価で落ち着けないくらい、一つ一つの仕事のクオリティは低かった。ドイツW杯以降の。特に何もしてないというか。しかし"トータル"では何とかする。昔のドイツ代表みたいですね(笑)。クリンスマン(監督)が出て来る前あたりの。
ゲルマン魂はもういいよというか(笑)。もたないよというか。
もたなかったというか。

まあ男子で言えばジーコや、今形を変えて同じことをやろうとしてる(そして多分失敗する)ハリルホジッチよりは、まず間違いなく優秀な監督さんだとは思います。結果を残す。
そういう何というか、"サッカー的"な「コミョニケーション」能力の低い監督。
建前型というか、原理原則型というか。"なぜ出来ない!!"型というか。
別な意味のコミュニケーション能力はあるんでしょうけど。腹芸というか。それでもたせてきた。


沢山コメント、総括記事が上がって来てるので、いくつか書き留めておきましょうか。


エース大儀見、完敗認める「レベル上がっていない」 (日刊)

今大会から背番号10を背負ったエースFW大儀見は完敗を認めた上で持論を展開した。「他の国のレベルは上がっているのに、自分たちは上がっていない。メディアも含めて、認めていかないといけない。改善しないと成長した姿は見せられない」と語気を強めた。

上がっていないのはその通りですね。核心というか。
ただその"上がる"方向性自体がどうなってるのか、「大儀見」が基準なのかそれでいいのか、そういうつもりで言ってるのか、他の選手はどう思ってるのか。
要は大儀見という大砲を中心に据えることで、どんどんチームは悪くなっている、"レベル"が下がっているというのが、一貫した僕の見立てなんですけど。足りないものを足したつもりが、あったものが無くなってしまったというか。大儀見という大砲、大儀見という"助っ人外国人"
しかも本当に独力では、大してさく裂しない。ドログバにはなれないドログバというか。
まあ大儀見が悪いわけではないですけどね。使い方の問題で。ただ僕は嫌いです。(笑)
10番とか、何の冗談かと思いましたよ。とことんチームの現状を見誤ってる(監督の)選択というか。

それでもまあ、大儀見は大儀見なわけですけど・・・

岩渕 2戦連発ならず「これが今の実力…」 (スポニチ)

チームも敗戦。「結果が全て。これが今のなでしこの実力」と、振り返った。

いやいや、あんたが"なでしこ"を語るんじゃないよ。代表するんじゃないよ。
そんな位置とちゃうやろ。
自分のことだけ、今は語ってろ。
まあ悪気も深い意味も無いんでしょうけど、もし今後もこの人を中心に据えるつもりならば、こういうあえて何とは言いませんが雑さや抜け加減は、非常に不安ですね。無駄な真面目さというか。
何と言うか、香川柳沢の悪い所を併せ持った選手という感じ(笑)。ブレイン的にはね。
何となく分かるのは、偉大な先行者が近くにい過ぎる辛さ。"カズ"の物言いだけ真似していた"城"とか、見よう見真似で"本田"の同志ぶってた"香川"とか。
それにしても、好かんですね、こういう選手は。
特にこの人の場合、"勘違い"して"はしゃいで"もくれないので。もう少し楽しそうにプレーしてくれよというか。その人相の悪さは何だというか。レッドブルもまさか授けた翼を、そんな不景気に使われるとは思わなかったろうというか。
ただ今回の"ストライカー"に特化した感じの存在感は、偶然かも知れませんがそんなに悪くはないかなという。ドリブルに華が無いので、むしろ"凝縮"して使った方がいいだろうというか、上手く行かなくても被害が少ないだろうというか。
こういう連携力の無い選手を、チームの中心部分で使ってはいけません。


中堅世代からリーダー出てこい 元女子代表がなでしこ再建へ提言 (スポニチ)

なでしこは今まで通りのサッカーに若手を加えて変化を付けようとしたが、ベテランの考えと、若手のアイデアがかみ合わず、意図を持った攻撃があまりできなかった。


無謀ぶっつけ策に新戦力の良さ消す常連組 (日刊)

ある有望株が足元の技術を評価されて代表に抜てきされても、常連組は、あえて特長を消すように長いパスを出し、走らせ続けたことがあった。その若手は「ボールがもらえない」と肩をすぼめて帰っていった。確立されたスタイルは、佐々木の意図も反映されないほど硬直化していた。

"ベテラン"と"若手"がかみ合わないのはずーっとそうなわけですが、それが"ベテラン"の問題なのかというと、そうなのかなという。
"ベテラン"自体が、監督によって、ドイツW杯で頂点を極めたマジカルなパスサッカーからパワー型ロング型への仕様変更をずーっと強いられ続けていて、その課題と格闘し続けていて、その流れで"若手"にもそれを要求していただけではないかという。(そういうことがあるとすれば)
そもそもその"若手"を呼ぶのは監督なわけですから、本来なら新たな選手は新たな方向性に合った選手であるのが筋なわけですが、必ずしもそうではなかったという、特に攻撃の選手は。
そこで対応力のあるなしの、差が出たという感じ?"ベテラン"と"若手"の。スタイルのというより。

まあこっちでも書きましたが、佐々木監督と"若手"の相性は、ほんとに悪かった。それはそもそも各世代の試合を見れば、すぐに分かることではありますが。
フル代表だけ、文体が違うというか。監督の体質が。
現象としては、加茂監督がアトランタ世代を、ジーコ監督がアテネ世代を拾い上げられなかった組み込めなかったのと、同じようなことだったと思います(どっかで書いた気がする)。監督のサッカー観の古さないし保守性が、"新世代"の突破力を容れることが出来なかったという。
まあチームの主(ぬし)は監督なので、容れられないものを無理に容れても仕方が無いんですけど、ただ問題は選り好み出来る程の選手層がまだ日本女子には無かったことで、例えば男子で言えばだいたいザック以降ならそもそも呼ばれなかっただろう"代表クラス"(なだけ)の選手も、呼ばざるを得なくてそれで尚更ギャップが際立ってしまったという。
しかもそれでも例えば加茂監督はバルセロナ世代と、トルシエならシドニー世代との蜜月が存在してそれを元にチームを作っていたわけですが、佐々木監督の場合はそもそもの既存選手との間でスタイルをめぐってのストラグルがあって、その煽りを後続選手は、また更に受けてしまったという。

・・・ええ余談ですが(笑)、ではジーコにはどんな"蜜月"があったかというと、'76年と'80年、つまり4年間の各五輪世代の最終年で、年齢的に五輪時には乗り遅れてしまった選手たちを、なぜかよく拾っていたと思います。
 '76 楢崎、茶野、福西、久保
 '80 加地、玉田、巻
他にも誰かいたような。
理由はよく分かりませんが(笑)、何となく大物感というか、遅れて来た大物タイプの"素材"感が、好みにあったのかなと。エリートになり切れてない、"粗削り"感というか。
ファルカンが"当たったらでかい"系の珍妙な招集をしたのとも、似てるかも知れません。ブラジル人の好む、日本人?(笑)
まあ4年期の最後は不利なので、開花するのは微妙に遅れますよね、どうしても。後になって分かる実力からすると。
楢崎にしろ憲剛にしろ、遠藤だってそう。
逆に巻とかそもそも"何世代"なんだという感じで、変に末永く&便利に使われたりする。我那覇('80)も凄い今更感だった。(笑)


話戻して。

なでしこ佐々木監督「俺をバカにしている」 ロンドン五輪後に求心力急降下 (スポニチ)

転落の始まりは、4年前にさかのぼる。12年ロンドン五輪。選手も指揮官も、そのメンバーで戦う最後の大会と信じ、死力を尽くして戦った。初の銀メダル獲得に沸いたが、その直後に状況は暗転。同五輪で勇退するはずの佐々木監督が一転、残留となった。そこから不協和音が流れ始めた。
(中略)
女心の分かるモチベーターだった指揮官の求心力は急降下。かつて「ノリさん」と慕われた指揮官は「選手が“ノリオ”と呼ぶ。リスペクトがない」「俺をバカにしている」などと話し、冷戦状態に陥っていた。

確かにモチベーターであり、腕力と腹芸でチームを"もたせる"名マネージャーだとは思うんですが、ちょっとやり過ぎたというか、誤魔化せる限界を越えたというか。
長く"やり過ぎた"というのも勿論ですが、フィックス力を恃みにして、傲慢になり過ぎたという感じ。一線を越えた。
去就を長々と引っ張ったのは、ほんと嫌な感じでした、僕も。全ては佐々木則夫個人の腹の内か!という。決定権は全部そっちか。「任期」が長いのではなくて、その空白というか曖昧な余白が長かったわけでね。他の人にいつでも替わり得るという、最低限の緊張感が失われていた。

と、当時僕は怒っていたわけですが・・・(笑)


協会が招いた“冬”監督に甘え続けた8年 (日刊)

ロンドン五輪で銀メダルに輝いた監督の佐々木は、日本協会との契約が満了し“無職”になっていた。長期政権を懸念した協会が体制刷新を図ったものの、功労者を宙に浮かせた上に、後任も決められない事態に陥った。(中略)
組閣人事など条件面で破談し、続投の意思がなかった佐々木に、あわてて頭を下げた。

ふうむ。佐々木監督も被害者か。
まあ選手からすると、同じことですけどね。
実際に接して"命令"して来るのは、佐々木監督なわけですし。(笑)
大仁とか相手にしてもしょうがないし。
とにかく、元々のある意味の強引というか、感情的説得力を武器にしたやり方との、悪い相乗効果が・・・と言いたいところですが、それでもその(ロンドン五輪)後のW杯で準優勝ですからね。そのストレスすら武器になったのかもと、思うところはあります。
ただそれは歴史を共有していない新しい選手には到底無理な話だし、勿論戦術的停滞の温存にも繋がっただろうし。

・・・それにしても、各紙力の入った連載記事を出してますね。(笑)
クオリティは概ね高めだと思いますが、そんなに準備していたのかという。負けると思ってたのかよという。(笑)


最後に、宮間が若手に煙たがれてるという記事がどこかにありましたがそういうことがあるとすれば。
本来(?)ならば、こそがかつての中田ヒデ的に、"浮いて"もおかしくなかったわけですよね、タイプは違いますが、実績的に。
しかしその澤に宮間が選手として"食らい付いた"おかげで、澤はチームから離れずに済んだ、それがまたこのチームの厚みに繋がったと、そう思います。(ヒデにはそういう存在がいなかった)
ただその分、澤が受けるはずの敬遠感を、宮間が受けてしまった、あるいは自分が頑張った分、他人への要求が厳しくなった、そういう可能性はあるかなあと。
とにかくなんか、悲しい話です、もしそれがほんとなら。
しかしまあ、澤がいて宮間がいて川澄がいてと、凄いチームですね。いくつ"極"があるんだという。
"層"というか。
川澄のサバサバ感は、なんか怖い(笑)。ブログはきゃぴきゃぴしてるけど。(笑)
鮫ちゃんとかも、地味に鋭いと思うし。

まあほとんど不世出だと思うので、こういう"精神力""人間力"の部分は下手に受け継ごうとせずに、純サッカー的に年代別代表の延長的にチームを作り直した方が、間違いは少ないかなと。
その場合結局、男子と同様の弱さも持ってしまうかも知れませんが。
そこでも何か別のものが出て来たら、改めて日本の女子は凄いと、感心しようと思います。(笑)


そして明治の元勲たちは去った、という感じ。
そういう「奇跡」的な、"多士済々"感。
・・・去るのかな?(笑)


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