東京緑、代表、アイドル、二次元、女子バレ
『劇場版 艦これ』 & 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/3D版』
2016年12月05日 (月) | 編集 |
11月で切れる株主優待券を二枚もらったので、慌ただしくダブル・ヘッダーで見て来ました。
まあ『艦これ』の方は、前々から騒いでいたように(笑)、元々見に行くつもりではあったんですけどね。

多分7年ぶりくらいの映画館での鑑賞で、次もそれくらいになるだろうと思うので(笑)、せっかくだから感想を書き留めておきます。
いや、実際二本とも良かったし。






まず『劇場版 艦これ』
TV版絶賛、かつ珍しく絵的映像的なクオリティにいたく感銘を受けていたので、劇場版が出来ると聴いてほんとに珍しく、「大画面で見たい!」という健全欲望が沸きました。(笑)

ふむ。期待通りでした。
「大画面」については、別にどっちでもいいかなという感じでしたが。"TVと同じように"、楽しめたという感じ。同じように綺麗だった。
基本"迫力"には、余り反応しないタチ。小は大を兼ねるというか、"小"で感じないものは"大"でも感じないというか、"大"でのみ感じるものは、それは幻というか単に雰囲気で誤魔化されてるだけというか。
"大"を"生"(なま)とかに置き換えても、いいと思いますが。

まあそんなことは、どうでもいいんです。(笑)
相変わらずの、謎の官能性と、冴え冴えとしたかつ染み入るような情緒に、没入しました堪能しました。
「官能性」と言っても、別に"艦娘"(かんむす)たちアニメ的美少女が、露出度の高い制服を着ていたり戦闘でそれがボロボロになるからとか、そういうことでもないんですよね。そうではなくて、映像全体が、何かのたうつように終始官能的な印象。声の無い声が聞こえるというか。ベースの印象を形成しているのは、多分、独特の暗く彩色された海の色波の動きなんでしょうが。

そこにおいて艦娘たちの"肌"は、むしろ「覚醒」要因というか、"素肌"の清冽さで官能の暗い海にを点しているような、そういう印象。
まあ彼女たちの存在や奮闘ぶり自体が、"戦争状況"においてそのように機能している、"健気"要素であると、そうざっくりアナロジー出来なくもないですが。

・・・深海棲艦たちは、もっとストレートに暗く"官能的"ですけどね。

深海棲艦1.jpg深海棲艦2.jpg


特にそれまで無言無表情だった彼女(?)たちが、艦娘にやられて一瞬"恐怖"の表情を浮かべるところとかは、かなり"イケナイ"感じだと思います。(笑)
やってるのが"正義"側だというのがね、何とも。「残虐」感があるというか。

ただし作品全体の中では、そういうシーンは少し"切り離された"印象ですが。
分かり易い「二重構造」ではない。
それがまた、世界観の得体の知れなさというか"謎"感を与えて、そそるという。(官能をではなくて(笑))

今作ではその世界観についての"種明かし"がなされるわけですが、それ自体はまあ、そうなるだろうなというか、納得はするけど若干の予定調和感というか。少し気は抜けた感じ。
だから"ピーク"は、その直前の、"深海棲艦"化した「如月」が助けに来る場面ですかね。来るだろうなとは思ってたけど、それでもゾクゾクしました。"深海棲艦"特有の「無表情」も、狙い通り効いていたと思います。

その後は何か、"賢者モード"で見ていました。(笑)
ティッシュティッシュ。


追加の感想としては。
ご存知この『艦これ』という作品は、帝国海軍の実在の艦艇たちを美少女に擬人化した「艦娘」たちの活躍(?)を描く、広い(かなり広い(笑))意味の擬似戦記ものというか、ミリタリー趣味ものなわけですが。(Wiki)

僕もそういうものに特に詳しいわけではないですが、その"擬人化"の奇想天外かつ意外に忠実なディテールや、「作戦」展開やそれにまつわる議論・言葉遣いの妙な真剣味や「本格」感、あるいは彼女たち"帝国海軍"が展開している「南方」の風土感や施設のデザインなど、単にオタク趣味コレクター趣味とも、また"考証の正確性"とも少し次元の違う、独特の"入り込み"方"掴み"方を感じさせられて、それがまた僕が気が付くと真剣に見てしまう、そういう一因なわけですが。

「魂」を感じるというか。あるいは「深海」の存在を。わだつみの声が聞こえるというか。(笑)
それは方向としては、"戦争の悲惨さ"みたいなそういうタイプのものではなくて、基本的にはやはり"ミリタリー趣味"ではあるわけなんでしょうが、ただそれを突き抜けて、何かはっとさせるほど純粋に、素朴に、「自分たちの過去」への愛情、慈しみ、そうしたものを感じさせる。

例え本当にそうだとしても、"悲惨"や"間違い"という紋切型で固定して捨て置かれる、そのことへの哀れというか心残りというか。
そんなに「意図」的なものは感じないんですけどね、"作者"のことは知りませんが、何か「思想」があって描いているというよりも、もっと集合的な何かに"描かされている"ような、そんな印象を与える作品。

だからこそこれだけ(ゲームが)ヒットした、"艦娘"たちが愛された、というか。
その冠された艦艇たちの、「名」と共に。


やはり何というか、方向性としては逆に近いかも知れませんが、僕が最近今更国家神道」及び戦時体制について調べているように、日本人には知らなければいけない埋められなければいけない「過去」が、「空白」が、存在している、存在しているということを現代の日本人が心の底で感じていると、大げさに言えばそういう印象です。

それに導かれて『艦これ』も僕の"研究"もあり(笑)、僕は『艦これ』を愛していると、そうまとめておきます。(笑)



続いては『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/3D版』

ファンタスティック・ビースト1.jpgファンタスティック・ビースト3.jpgファンタスティック・ビースト2.jpg


『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』といくらでも選択肢がある中で、なぜこれを"もう一本"に選んだかというと・・・"3D"ですね。(笑)
上で言ったように、次いつ映画館なんか行くか分からないので、この機会を逃さずにとりあえず体験しておこうと。
次また7年後とかだったら、今度は"4D"になってるかも知れないですし。(ならんと思う)

まあハリポタはそもそも好きですし。信頼してますし。ハーマイオニーがいないという、不安はありましたが。(笑)
上の"代わり"のおねえさんは、一見いかにも色気の無い感じですが、それが逆説的な色気というか、"文化系こじらせ"ガールというか、それはそれで可愛げがあって、良かったです。
基本的にはでも、「正義感が強い」タイプですね、ハーマイオニーと同じく。それが作者の好みなんでしょう。(笑)

ま、いい意味で、大人版ハリポタです。シリーズが好きな人は、期待を大きく裏切られることは無いと思います。


さて問題の"3D"ですが。
予想以上でした。正直期待以上。

「建物」とか「文字」とか「CGモンスター」とか、そういう"仕掛け"の部分は生理的に驚きはしても、ああそうねというところではあるんですが。
「人間」「人物」が3次元で見えるというのは、2次元とはかなり質の違う経験に感じました。
当たり前ですが、"実在感"が全然違う。見終わってから早速、「AV 3D」で、検索かけてしまったくらい。(笑)
残念ながら、まだまだ一般化は遠そうですけど(笑)、ハード/ソフト両面で。
"ポルノ映画"なら本格的なのがあるらしいですけど、みんなで見るもんでもなあ(笑)。せいぜいデートで使うとかくらいしか。

それはともかくとして(笑)、でもほんとに結構、画期的かも知れないと思いました。
現行の「3D映画」がそのまま発展してそうなるかはともかくとして、いずれはとってかわるかもしれない、新たな"主流"になるかもしれないと、そう思わされました。
分かり易く言って、現在存在する"問題点""障害"が解消されれば、はっきり言って「2D映画が優る」点というのは特に思いつかないということです。2Dでも別にいいけど、3Dであるに越したことはないというか。まあ「固定電話」と「携帯電話」みたいなものというか。それくらい"必然的"な、技術革新に感じられました。
「モノクロ」と「カラー」なら、今でも「モノクロ」の方が美しいと感じる部分が僕はあったりしますが、「カラー」どうしなら、断然3Dの方がいいです。
まあ「映画館に出かける」という"体験"の、特別性という意味でもね。行くのが当たり前の人には、ピンと来ないかも知れませんが。

実際この先も、いい3D映画があったら見に行こうかなと、僕は思ってるところで。眼鏡も買ってしまったし。(笑)
VRゲームとかも、俄然興味出て来てしまったかなあ。自分でも意外ですが。


ま、繰り返しますが、映画としても良かったです。
やっぱりこの人(J・K・ローリング)は凄いですね。
「典型」「紋切型」を駆使しつつ、でも"様式美"に収まらない活力を、常に作品に与えている。
それは多分、それら「典型」の起源・おおもとについての、独特の/この人一流の理解・直観があるからだろうと思いますが。
"後発""模倣"だけど、"古く"はない。"オリジナル"に等しい「使用権」を、その手に握っている。"流派"の正当継承者なのかダライ・ラマ的な転生者なのか、理由はよく分かりませんが。(笑)

とにかく"全てが既に表現し尽くされている現代"という罠を、悠々とすり抜ける特権的な人だと思います。
ただ・・・タイトルはダサい気がします、今回(笑)。分かり難いしピンと来ない。
まあ小説ではなくて「脚本」として関わってるので、決めたのは別の人かも知れませんが。


今日はそういう話。(笑)
なお、3DAVの機材等持っている人がいたら、密かに連絡してくれても怒りませんよ?(笑)


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テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画
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