2017年03月27日 (月) | 編集 |
J2第4節 東京V ○2-0● 山口 (維新公園)
J2第5節 東京V ○1-0● 岐阜(味スタ)
勝ってるものは、運でも使え。("立ってるものは、親でも使え")
・相変わらずリカロド徳島と、並べながら見ています。
・ファンエス千葉は、毛色もだいぶ違うし、どうやら今年も"道楽"要員。(?)
・●○○○○のヴェルディと○●○○○の徳島、試合内容的にもほんと並走状態。
・開幕で当たった時は、完成度にショッキングな差を付けられているように見えた徳島ですが、その後は徳島なりの問題点というか、リカルド・ロドリゲス監督のいい悪いとは別の際立った"特性"が、日を追うごとに見えて来るようになりました。
・ひと言で言うと、物凄い"せっかち"さんなんですね、リカロドさんは。(笑)
・その都度その都度、"100%"を、"ファイナル"アンサーを求めて行く。
・組織の完成度にしろ、布陣の最適性にしろ、交代の効果にしろ。
・その狂おしい推進力故に、開幕時点での異様な完成度も可能だったわけでしょうが、かといってそこからはじっくりとはならない。(笑)
・変える/変えない、動く/動かないという選択肢があれば、必ずと言っていいほど後者を選んで行く。
・それは傍目で見てると冷や冷やしたり(変えなくていいのに)もったいないなという気持ちにもさせられるものですが、別に"迷って"のことではないので、案外チームの安定性は失われない。
・簡単に言えば理想が高いということであって、それをそんなスピード感でやれば、所詮J2中位チームという条件下では、戦術と選手の能力のギャップがあちこちで生まれそうなものではありますが。
・これも意外と、ほとんど遅れずに今のところ徳島の選手たちは、ついて行っているように見えます。"一体感"に、ほころびは見えない。
・リカロドさんの本当の要求"水準"に徳島の選手たちが達しているとは思えませんが、足りなくても足りないなりに、選手たちは意欲的に忠実に従っていて、上手く行かないことはあっても"混乱"したりしている様子は特に無い。
・ここらへんの"把握"力というのは、恐らくは方法論的なものというよりはリカロドさんの個人的な才能・感覚なんだろうと僕は思っています。
・"出来てしまう"から、ある種の"天然"だから、ここまで「せっかち」でやれているやれて来たのではないかと。(笑)
・まあ面白い人ですね(笑)。こういう人のチーム作りが、1年というスパンでどのように転がって行くのか、興味深いです。
・せいぜい大破とかはしないように、ヴェルディの次くらいに、頑張ってもらいたいです。(笑)
・一方のロティーナさん。
・こちらはまあ、年の功なのか何なのか(笑)、比べると随分のんびりゆったりやってるように見えます。(笑)
・"要求水準"そのものが、その都度その都度適宜微調整されているというか、最初から82%くらいで回るように設計されているというか。
・例え一つ一つは82%でも、それで"達成"された成果を基に次の"要求"は決まって行くので、気が付くと全体のレベルはほぼほぼ順調に上がって行くという感じ。
・前回はそこらへんを、"折り込み済みの妥協"というようなタームで描写してみたわけですが。
・改めて、今度はいい意味で、「中庸」主義的な手法として、性格づけてもいいかも知れません。
・相変わらず直接的な完成度、ないし瞬間強度は徳島の方が上には感じますが。
・しかし総合的な戦闘力としては、何とも言えないところがあるかと思います。
・突撃する徳島を、"包み"込めればヴェルディの勝ちみたいな。(笑)
・徳島(リカロド)に無くてヴェルディ(ロティーナ)にあるのは、組織と選手の"協働"感ですかね。
・逆に言うと選手の能力のフィードバックを細かく細かくやっているから、ロティーナのチーム作りは"漸進"的な印象になる。
・リカロドさんは、とにかく"引っ張って"行く感じですけど。
・"82%"でおっけーだから、"協働"の余裕も出来るとも、言えるかも知れません。タマゴニワトリ。(笑)
・そうですね、同じゲーム支配でも、ヴェルディの支配は「余裕」、徳島の支配は「完璧」という印象。比較すればですが。
・「快楽」対「美」というか。(笑)
・「余裕」には突然化けの皮が剥がれる危険が、「完璧」には隠れた脆さが、潜んでいたりする。
・お互い現状、「守備の堅さ」が大きな特徴になっているわけですが。
・では攻撃はどうかというと、ヴェルディの場合は、攻撃に"手を付ける"以前に、守備での安心感が攻撃時の余裕やスムーズさとして、既にそれなりの効果を生んでいると思います。
・自然連動の余裕というか。
・沢山点を取れるかは別にして、ここぞという時の狙った点を、狙った通りに取り得る"準備状態"が、結構出来ている。
・これは"勝てる"チームの一つの特徴だと思いますけどね。
・徳島はもっと、"パターン"アタックですね。ここでもあくまで「完成度」。
・ただそれについてもリカロドさんは、貪欲に絶え間なくパターンを"開発"していくような構えを見せていて、そんなにすぐ行き詰まる感じでもない。
・その為の手駒がどれくらい足りてるのか、少し疑問なところはありますが。
・ヴェルディの"タレント"が勝つか、徳島の"パターン"が勝つか。最終到達点はいかに。(笑)
・さて試合。
・山口戦は、言われるほど完勝でもなかったように、僕には見えました。
・いや、結果として危なげは余りありませんでしたが、ヴェルディが山口に戦術的に勝利した、ポゼッションにこだわるチームを罠にはめた的な、そういう試合では。
・ヴェルディが良かったというよりも、山口が悪かった、サイクルの"底"にあったというかちょうど自信喪失・混乱状態にあった、そういう面が大きかったような。
・ヴェルディの2得点も結構唐突というか"ツイ"てる感じのセットプレーによるもので、勝ってる時勝つ時はこんなもんだよなと、まだまだ記憶に新しい(笑)2年前の5連勝の当時を思い返しても、そういう感慨の方が強いですが。
・上野監督の攻撃を作り上げる能力は日本人監督では随一のもので、次はこんな簡単じゃない可能性が高いよと、次節岐阜戦の内容などを見ても、色々"締めて"おきたい感じです。
・"こんな"山口で、ラッキーでしたよ。
・岐阜戦に関しては、これははっきり言って、「守り切れた」とは言えない試合だと思います。
・2度3度と完全に"破られ"ていて、先に失点しなかったのは平均値を越えた幸運の助けによるものだろうと。
・毎試合双方に必ずある、"誤差の範囲"ではなかろうというか。
・なぜ破られたのか。一つの可能性は岐阜の攻撃の絶対値が、ヴェルディの守備の絶対値を単純に上回ったから。
・守り方が間違っていたわけではないけれど、それまでの相手に通用していた強度では、通用しないものを岐阜が見せたから。
・結果だけ見ると、そう見えます。
・だからこそ山口についても、「"本物"の山口だったらあれで済んだとは思えないよ、"勝った"と思うのはまだ早いよ」と、僕は思うわけですが。
・岐阜相手にそれが起きるとは正直僕も予想してたとは言えませんが(笑)、ただいずれにしても今後強い相手とやる時、そして勿論J1に上がった時には、必ず問題となる事柄ですね。
・戦術が"正しい"だけでは、勝てない。
・もう一つはまあ、そのこととも関係しますが、(クリーンシートの)3連勝で、油断があったかもなということです。
・それによって、微妙に甘くなって、こちらの強度自体が下がっていた。
・それならばむしろ、"修正"は比較的簡単ではあるわけですけど。
・とにかく結果零封でも、"やられた"試合と、守備陣は認識しておくべきかなと。
・まああえて言えば、"82%"手法だと、相手なりになる傾向はあるわけでしょうけどね。
・「監督の頭の中の理想」を直接実現する、リカロド徳島的な手法と違って。
・まああくまであえてです。
・それに相手なりなら、それこそこれから"漸進的"に、アジャストして行けばいいわけですし。
・でも若干"怪しい"(笑)連勝継続を踏まえて、次の試合は結構大事かも知れませんね。
・ここでもう一回持ち直せば、更に行けるかも。自信が本物になるかもというか。
・次は・・・岡山か。なるほどね。そんで湘南か。なるほど。
・ほんとに大事だな。(今更)
・とりあえず湘南戦を、「楽しみ」な状態で迎えられるようにしたいですね。
・潮音の故障は残念ではありますけど、さすがに繰り返してるので、諦めは早くなっています。(笑)
・ただし今季開幕前の故障からの復帰については、若干ロティーナが急ぎ過ぎ使い過ぎの印象があったので、潮音自身の問題とは別に、そこらへんは今後の教訓としていただければなと思います。
J2第5節 東京V ○1-0● 岐阜(味スタ)
勝ってるものは、運でも使え。("立ってるものは、親でも使え")
・相変わらずリカロド徳島と、並べながら見ています。
・ファンエス千葉は、毛色もだいぶ違うし、どうやら今年も"道楽"要員。(?)
・●○○○○のヴェルディと○●○○○の徳島、試合内容的にもほんと並走状態。
・開幕で当たった時は、完成度にショッキングな差を付けられているように見えた徳島ですが、その後は徳島なりの問題点というか、リカルド・ロドリゲス監督のいい悪いとは別の際立った"特性"が、日を追うごとに見えて来るようになりました。
・ひと言で言うと、物凄い"せっかち"さんなんですね、リカロドさんは。(笑)
・その都度その都度、"100%"を、"ファイナル"アンサーを求めて行く。
・組織の完成度にしろ、布陣の最適性にしろ、交代の効果にしろ。
・その狂おしい推進力故に、開幕時点での異様な完成度も可能だったわけでしょうが、かといってそこからはじっくりとはならない。(笑)
・変える/変えない、動く/動かないという選択肢があれば、必ずと言っていいほど後者を選んで行く。
・それは傍目で見てると冷や冷やしたり(変えなくていいのに)もったいないなという気持ちにもさせられるものですが、別に"迷って"のことではないので、案外チームの安定性は失われない。
・簡単に言えば理想が高いということであって、それをそんなスピード感でやれば、所詮J2中位チームという条件下では、戦術と選手の能力のギャップがあちこちで生まれそうなものではありますが。
・これも意外と、ほとんど遅れずに今のところ徳島の選手たちは、ついて行っているように見えます。"一体感"に、ほころびは見えない。
・リカロドさんの本当の要求"水準"に徳島の選手たちが達しているとは思えませんが、足りなくても足りないなりに、選手たちは意欲的に忠実に従っていて、上手く行かないことはあっても"混乱"したりしている様子は特に無い。
・ここらへんの"把握"力というのは、恐らくは方法論的なものというよりはリカロドさんの個人的な才能・感覚なんだろうと僕は思っています。
・"出来てしまう"から、ある種の"天然"だから、ここまで「せっかち」でやれているやれて来たのではないかと。(笑)
・まあ面白い人ですね(笑)。こういう人のチーム作りが、1年というスパンでどのように転がって行くのか、興味深いです。
・せいぜい大破とかはしないように、ヴェルディの次くらいに、頑張ってもらいたいです。(笑)
・一方のロティーナさん。
・こちらはまあ、年の功なのか何なのか(笑)、比べると随分のんびりゆったりやってるように見えます。(笑)
・"要求水準"そのものが、その都度その都度適宜微調整されているというか、最初から82%くらいで回るように設計されているというか。
・例え一つ一つは82%でも、それで"達成"された成果を基に次の"要求"は決まって行くので、気が付くと全体のレベルはほぼほぼ順調に上がって行くという感じ。
・前回はそこらへんを、"折り込み済みの妥協"というようなタームで描写してみたわけですが。
・改めて、今度はいい意味で、「中庸」主義的な手法として、性格づけてもいいかも知れません。
・相変わらず直接的な完成度、ないし瞬間強度は徳島の方が上には感じますが。
・しかし総合的な戦闘力としては、何とも言えないところがあるかと思います。
・突撃する徳島を、"包み"込めればヴェルディの勝ちみたいな。(笑)
・徳島(リカロド)に無くてヴェルディ(ロティーナ)にあるのは、組織と選手の"協働"感ですかね。
・逆に言うと選手の能力のフィードバックを細かく細かくやっているから、ロティーナのチーム作りは"漸進"的な印象になる。
・リカロドさんは、とにかく"引っ張って"行く感じですけど。
・"82%"でおっけーだから、"協働"の余裕も出来るとも、言えるかも知れません。タマゴニワトリ。(笑)
・そうですね、同じゲーム支配でも、ヴェルディの支配は「余裕」、徳島の支配は「完璧」という印象。比較すればですが。
・「快楽」対「美」というか。(笑)
・「余裕」には突然化けの皮が剥がれる危険が、「完璧」には隠れた脆さが、潜んでいたりする。
・お互い現状、「守備の堅さ」が大きな特徴になっているわけですが。
・では攻撃はどうかというと、ヴェルディの場合は、攻撃に"手を付ける"以前に、守備での安心感が攻撃時の余裕やスムーズさとして、既にそれなりの効果を生んでいると思います。
・自然連動の余裕というか。
・沢山点を取れるかは別にして、ここぞという時の狙った点を、狙った通りに取り得る"準備状態"が、結構出来ている。
・これは"勝てる"チームの一つの特徴だと思いますけどね。
・徳島はもっと、"パターン"アタックですね。ここでもあくまで「完成度」。
・ただそれについてもリカロドさんは、貪欲に絶え間なくパターンを"開発"していくような構えを見せていて、そんなにすぐ行き詰まる感じでもない。
・その為の手駒がどれくらい足りてるのか、少し疑問なところはありますが。
・ヴェルディの"タレント"が勝つか、徳島の"パターン"が勝つか。最終到達点はいかに。(笑)
・さて試合。
・山口戦は、言われるほど完勝でもなかったように、僕には見えました。
・いや、結果として危なげは余りありませんでしたが、ヴェルディが山口に戦術的に勝利した、ポゼッションにこだわるチームを罠にはめた的な、そういう試合では。
・ヴェルディが良かったというよりも、山口が悪かった、サイクルの"底"にあったというかちょうど自信喪失・混乱状態にあった、そういう面が大きかったような。
・ヴェルディの2得点も結構唐突というか"ツイ"てる感じのセットプレーによるもので、勝ってる時勝つ時はこんなもんだよなと、まだまだ記憶に新しい(笑)2年前の5連勝の当時を思い返しても、そういう感慨の方が強いですが。
・上野監督の攻撃を作り上げる能力は日本人監督では随一のもので、次はこんな簡単じゃない可能性が高いよと、次節岐阜戦の内容などを見ても、色々"締めて"おきたい感じです。
・"こんな"山口で、ラッキーでしたよ。
・岐阜戦に関しては、これははっきり言って、「守り切れた」とは言えない試合だと思います。
・2度3度と完全に"破られ"ていて、先に失点しなかったのは平均値を越えた幸運の助けによるものだろうと。
・毎試合双方に必ずある、"誤差の範囲"ではなかろうというか。
・なぜ破られたのか。一つの可能性は岐阜の攻撃の絶対値が、ヴェルディの守備の絶対値を単純に上回ったから。
・守り方が間違っていたわけではないけれど、それまでの相手に通用していた強度では、通用しないものを岐阜が見せたから。
・結果だけ見ると、そう見えます。
・だからこそ山口についても、「"本物"の山口だったらあれで済んだとは思えないよ、"勝った"と思うのはまだ早いよ」と、僕は思うわけですが。
・岐阜相手にそれが起きるとは正直僕も予想してたとは言えませんが(笑)、ただいずれにしても今後強い相手とやる時、そして勿論J1に上がった時には、必ず問題となる事柄ですね。
・戦術が"正しい"だけでは、勝てない。
・もう一つはまあ、そのこととも関係しますが、(クリーンシートの)3連勝で、油断があったかもなということです。
・それによって、微妙に甘くなって、こちらの強度自体が下がっていた。
・それならばむしろ、"修正"は比較的簡単ではあるわけですけど。
・とにかく結果零封でも、"やられた"試合と、守備陣は認識しておくべきかなと。
・まああえて言えば、"82%"手法だと、相手なりになる傾向はあるわけでしょうけどね。
・「監督の頭の中の理想」を直接実現する、リカロド徳島的な手法と違って。
・まああくまであえてです。
・それに相手なりなら、それこそこれから"漸進的"に、アジャストして行けばいいわけですし。
・でも若干"怪しい"(笑)連勝継続を踏まえて、次の試合は結構大事かも知れませんね。
・ここでもう一回持ち直せば、更に行けるかも。自信が本物になるかもというか。
・次は・・・岡山か。なるほどね。そんで湘南か。なるほど。
・ほんとに大事だな。(今更)
・とりあえず湘南戦を、「楽しみ」な状態で迎えられるようにしたいですね。
・潮音の故障は残念ではありますけど、さすがに繰り返してるので、諦めは早くなっています。(笑)
・ただし今季開幕前の故障からの復帰については、若干ロティーナが急ぎ過ぎ使い過ぎの印象があったので、潮音自身の問題とは別に、そこらへんは今後の教訓としていただければなと思います。
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