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連敗しないで良かった。/熊本-東京V(’17)、東京V-岡山(’17)
2017年07月10日 (月) | 編集 |
J2第21節 東京V ●0-4〇 熊本(えがおS)
J2第22節 東京V △1-1△ 岡山(味の素)

という感じ。何はともあれ。


・凄く悪いというわけでもないんですけどね。
・概ね底は割れて、後は運任せみたいな感じにはなってるかも。
・ねじを巻き続けないと、すぐ惰性というか。

熊本戦
大敗
・"崩壊"というよりも、仕様の"バイタル使われ放題"を、きっちりないしある程度意識して突かれて、かつ点も取られたその結果という感じ。
・いつこういう試合になってもおかしくはないんだけど、それにしても不調&得点力不足にあえぐ熊本にここまでやられたのには、若干の運の悪さはあったかなと。
・後はやっぱり"仕様"ということで、分かっていても止められない、止める術が具体的に無いという。
アンビョンジュンのように、そのスペースを"一瞬"突くというよりは、"そこ"で踏ん張られて起点を作られ続けたのは、割りと初めてかなあ。
・アンビョンジュンレベルがごろごろいるだろうJ1とか、想像するだに恐ろしいですね。(笑)
・クラシカルで受け身なゾーンディフェンスという「基本仕様」に加えて言うならば、ボランチがあくまでリンクマンで、意識的に"潰す"感じの役割が存在していないのが、回ってる時はいいんですけど回っていない、攻撃に"リンク"出来ていない時は。
・結局何もやっていないような感じになって、そこがねという。
・内田よりも皓太の方にその役割を担わすというのが意外とありかも知れないという気はしますが、今はそこまで意識付けられてはいなくて、"カヴァーに走るけど間に合わない"みたいな割りと痛々しい情景が度々。
・剥き出しの「犯人」感というか。(笑)
・まあ体が小さい上に頭も器用な選手ではないので、ある程度役割は決めてしまった方がいいような気はしますが、それは多分ロティーナのやり方ではない。
・代わりに(?)ロティーナが"決める"のがスカウティングゲームプランなわけですけど、それが外れた時当たっても崩れた時になす術が無いというのが、最近よく言われることで。
・この試合もまあ、その"計算違い"のまま最後まで行ってしまった、そういう一例ではあるかも。
・ちょっと前に言った、「ロティーナは選手をプレーし易くはするかもしれないけど、成長はさせない」という僕の憶断は、そこらへんにも関係しているのかなと。


岡山戦
・少し奇妙な試合でした。
「両チームコーナーから1点ずつ取り合っての引き分け」という結果からは、およそ想像の難しい、「堅く」ない試合。(笑)
・むしろ"外し合い"でしたね。ポストぶつけ合いというか。(笑)
・どちらかというと岡山の攻撃にはヴェルディの守備の緩さが、ヴェルディの攻撃にはヴェルディの攻撃のコンビネーション自体のクオリティの高さが、主に関与していた印象。
・そういう意味では、ヴェルディの独り相撲かも。
・実際岡山はなんか、随分印象の弱いチームになったなあという。
・ちょっと前までは、"ミニ松本"みたいな果敢な攻守と、しかし松本とは違うテクニック濃度の高さで、それなりに魅力的なチームだったと思うんですけど。
・今はなんか、"ゾーン"や"コンパクト"が目的化しているというか、"動き"の予感を感じさせない大人しいチームに。
・矢島が抜けたのが、そこまで影響しているとも思えないんですが。
・正直「岡山の矢島」は、代表で程目立った存在ではなかった気がしますし。
・どちらかというとやはり、3年目長澤政権の"熟成"の行方が、なかなか難しい方に行っているのかなという、そういう印象。
・とにかくヴェルディは、そんなに悪くはなかったと思います。
・特に攻撃は、相変わらず好調をキープしているというか、自信めいたものが育ちつつあるというか。
・一方で守備は、悪い意味で"安定"しているというか、"やられ慣れ"しているというか。(笑)
・元々何かを凄く頑張るような守り方ではないので、いつも通り守っていつも通り時々やられる感じに。
・何度も言っているように守り方自体はもうこれで固定なんでしょうから、後は全体的にもっとテンション上げて頑張るしかなくて、ベンチからもそういうニュアンスの指示が飛んでいるようなんですが。
・なかなか思うように、ねじが巻けないみたいですね。
・そういうのは結局、曲がりなりにもここまでやって来た"蓄積"及び"惰性"の力が、なかなか当事者には覆せない感じになってるんでしょうが。
・難しいですね。
・他の監督なら多分、"猛プレス"指令とか、出すようなタイミング。(笑)
・でもロティーナはそういう思い付きというか、その場の空気でみたいなことはしない人。

・この試合のDAZN解説は、待ってましたの(?)「スペイン博士」幸谷秀巳さんでしたが。
・その幸谷さんが言うにはやはり、スペイン時代のロティーナも、「基本的なシンプルなことを教え込んで、最後までそれでやらせる」"静"の監督だったそうで。
・「どのチームでもそう」だったそうですから、ヴェルディでもやはりそうでしょう。
・だから今(までに)見えているものが全てで、そしてその今の純粋延長上に、"未来"もあると考えるべきで。
・まあ、諦めが肝心(笑)というか、出て来る結果を受け入れるしかないというか。(笑)
・その幸谷さんが言っていたことでもう一つ面白かったのは、(ロティーナ)ヴェルディの攻撃の特徴を、「楽しそうに」攻撃することだと言っていて。
・幸谷さんにしては随分感覚的な表現ですが、これは多分、褒めてるけなしているというよりも「方法論」の話で。
・要するに基本自由に、"個人技の組み合わせ"で攻撃はやらせるということですよね。
・だから"楽しそうに"やっている時が、上手く行っている時。何の説明にもなっていませんが。(笑)
・例えば3トップの組み合わせにしても、あるような無いような感じですしね、今年のチームのは。
・"ポストと2シャドー"でもないし、"CFWと両ウィング"でもないし。
・あくまで今チームにいる"3人"を、曖昧と言えば曖昧に並べているだけで、ある機能性から逆算して誰かを"抜擢"しているわけでもない。
・中野を抜擢したのはあくまで「中野」個人としての能力・資質ですし、レギュラー3トップの一角が「梶川」から「アラン」に開幕早々変わった時も、特段の"戦術変更"のストレスがあったわけではないですし。
・例の"ウィングバックの左右交換"についても、「戦術的手当てをせずに攻撃の変化をもたらす為の施策だ」というのが、幸谷さんの説明。
・要は"戦術"ではなくて"個人技の組み合わせ"を変えるのであって、個人個人が「楽しくやる」ことの結果としてチーム(の攻撃)があるというイメージだと。
・そんな感じの説明でした。
・いったいロティーナは、「固い」のか「柔らかい」のかどっちなんだという感じですが。(笑)
・これは多分、僕が言ったもう一つ、「強迫観念の無い人」としてのロティーナという性格が、関係しているのかなと。
・整理し易いところ(守備)は整理するけど、整理し難いところ(攻撃)は無理に整理しない。
・自分の影響力について、妙な野望は持たない、無理押ししない、深追いしない。
・出来そうなことだけ、手を付ける。
・"手を付け"ている守備についても、そんなに深追いはしていない、守り"切れ"るように詰めてはいないですし。
・逆に攻撃についても出来ることは、分かり易いいくつかのパターン化については、手を付けているようで。
・またはコーチにお任せ?
・なんかほんとに、万事"程々"の人ですよね。「(偉大なる)凡将」だと言ったのは、悪口じゃないんですって。(笑)
・そういうタイプの人なんですよ、ほんとに。
・だからこちら側も、なるべく誇大妄想や強迫観念を避けながら見るべきなんですが。
・ただどちらかというと"サッカーの監督"という業界の相場としては、「誇大妄想」や「強迫観念」を持つ方向に傾斜しているので。
・"ニュートラル"なロティーナは、だからといって"真ん中"にいるわけではないんですよね。
・かなり右寄り、ただし決して極右(ジーコのような)には行かないタイプの、右。
・サンプルとしては、結構珍しい感じもしますね。むしろジェフのエスナイデルさんとかの方が、一見奇天烈なようですが(笑)"似た"人を探すのは、簡単そう。
・それこそ"ヨハン・クライフ"とかいう本尊も、ちゃんといる(た)わけですし。(笑)
・そういう"宗派"は存在しているというか。
・人としては常識人だけど、サッカーの監督としては実は非常識かもしれない、ロティーナさん。(笑)
・意外とだから、気を付けないと評価を間違い易い。
・まあいいですけど。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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