2017年07月12日 (水) | 編集 |
最近すっかりバレーボールづいている(ただし女子限定)僕ですが、いよいよ生まれて初めてリアルタイムでちゃんと見る女子バレーの全日本チーム、"中田(久美)ジャパン"の門出の日を迎えました。
本格的(?)に評論をするようになるのはまだまだ先になると思いますが、後でヨソのサイトを当てにしないでも経過が追えるように、最低限自分用のメモだけは取って行くようにします。
とりあえずバレーボールに特に詳しくないだろう、大部分の読者の為に基本的なことを言っておくと、バレーボールの数多(笑)ある"世界大会"の中で今回の「ワールドグランプリ(WGP)」というのは、毎年(!)必ずあるレギュラーの世界大会で、その分格はそんなに高くなくて各国モチベーションや位置づけはそれぞれですが、今回は最大の世界大会(リオ)五輪の翌年ということで、ほとんどのチームは"新体制"の、日本のように初戦かもしくは初期段階の試金石と、それくらいの感じで臨んでいるようです。(バレーボール・ワールドグランプリWiki)
ちなみに男子の同様の大会は「ワールド"リーグ"」と言って、こちらは最近までTBSの深夜でやってましたね。
なお"オランダラウンド"というのは予選ラウンドの一つで、4チーム総当たり3試合の予選ラウンドが、開催地を替えて(だから"グランプリ")3回行われます。次は日本("GP")です。
試合ごとの細かいメンバー編成は省略しますが、ラウンドごとに一定の範囲でチェンジが出来る、今ラウンドの招集・登録メンバーはこの14人。
では結果。
7/7 日本 〇3-2● タイ
7/8 日本 ●1-3〇 ドミニカ
7/9 日本 〇3-2● オランダ
[総評]
・タイ戦、ドミニカ戦は、事前に危惧していたことがほとんど当たってしまったような内容で暗澹たる気分になりましたが、最強の敵と目された地元オランダに対して、どん詰まりの0-2からまさかの大逆転勝利。
・ほぼ何の予感も無く突然メンバーが噛み合い始めて、チームが"出来て"行く瞬間というものを、ついに(サッカーだけでなく)バレーでも目撃出来たのかなと、結構感動しました。
・こういう体験やUp&Downを、最低でも1五輪サイクルきちっと経験しないと、いくら知識だけかき集めても"本物"(のファン)にはなれないんだろうなと、ある種覚悟を新たにした感じです。(笑)
・このラウンドの中田監督の起用法は、かなり意識しての、"機械的"と言ってもいいくらいのターンオーバーが基本方針だったように見えるので。
・その言わばラウンド"最後"の順列組み合わせでいきなり立ち上がった機能性は、偶然とまでは言いませんが中田監督自身も、かなり驚いたのではないかと推測しています。
・全体の傾向としては、国内最長身クラスのMB岩坂をキャプテンに指名して特に中心に据えようとしているらしい中田監督の意図とは違って、奥村・島村・鍋谷の個人としての"速さ""小回り"が利くことでようやくチームがチームの態をなして来たと、今のところはそうまとめられるかと思います。
・一方で中田監督が"戦術"として志向している"速さ"に関しては、こちらは今のところそんなにはっきりした特徴としては、見て取れないように思います。
[個別評]
・国際試合の経験不足が心配された新エース候補の堀川は、とりあえず所属チーム(東レ)と同じようにはプレー出来ているように見えて、一応安心しました。
・こちらも経験薄から一躍正セッター的な活躍を見せている冨永ですが、トス質は平凡に見えますし、加えてサーブの緩さが到底全日本に必要なレベルに達していないように見えて、不満というかまだ何とも言えないというのが、正直なところです。
・高さ不足が不安視もされていたMB奥村は、堀川よりもっと積極的な意味で"国内リーグ並み"の活躍を見せていて、嬉しい驚きでした。
・知性と技術は、日本のこのポジションの選手の中でも出色のものに見えますし。
・前眞鍋政権時代からしばしば選出はされていましたが、一方で"ザ・補欠"というイメージも定着していた鍋谷が、「二流の自分に出来るプレー」を突き詰め続けた結果いつの間にか"先頭"に躍り出た感じは、どことなくヴェルディの安在を思い出すところがあります。(笑)
・このままエースになるとはそれでもなかなか思えないですが、一方で"天才"木村沙織が選手生活の後半に果たしていた"万能接着剤"の役割なら誰よりもこなせそうな感じもあって、そういう形でなら、主力になって行く可能性もあるかなと。
・守備面では当分、元"木村の相棒"新鍋に頼るところは、まだまだ大きいでしょうが。
・本来は石井優と古賀が、木村&新鍋の後継として期待されているわけですが、石井はメンタル的に、古賀はタイプ的に、どうもそういう方向に完成して行くイメージが現状持ち難い。
・石井里沙はいつどこで使われても同じような茫洋としたプレーぶりですが、それが強みとして効いて来る可能性は、今後無くは無いかなと。(笑)
・ベンチでは"強心臓"を見せていたリベロ小幡が、コートでは一転ドタバタしていたのは、やる気が余り過ぎた結果と、今のところは好意的に解釈しておきます。
こんなところですかね、この3試合の範囲では。
次日本ラウンドは、すぐ今週末の金・土・日に行われます。
日本開催なので"張り切って"地上波でやるわけですが、サッカーファン的には他のラウンド同様DAZNでやってくれた方がむしろ分かり易くでいいくらいなので、余計なことを、天下に恥を晒すことにならなければいいがという感じです。(笑)
本格的(?)に評論をするようになるのはまだまだ先になると思いますが、後でヨソのサイトを当てにしないでも経過が追えるように、最低限自分用のメモだけは取って行くようにします。
とりあえずバレーボールに特に詳しくないだろう、大部分の読者の為に基本的なことを言っておくと、バレーボールの数多(笑)ある"世界大会"の中で今回の「ワールドグランプリ(WGP)」というのは、毎年(!)必ずあるレギュラーの世界大会で、その分格はそんなに高くなくて各国モチベーションや位置づけはそれぞれですが、今回は最大の世界大会(リオ)五輪の翌年ということで、ほとんどのチームは"新体制"の、日本のように初戦かもしくは初期段階の試金石と、それくらいの感じで臨んでいるようです。(バレーボール・ワールドグランプリWiki)
ちなみに男子の同様の大会は「ワールド"リーグ"」と言って、こちらは最近までTBSの深夜でやってましたね。
なお"オランダラウンド"というのは予選ラウンドの一つで、4チーム総当たり3試合の予選ラウンドが、開催地を替えて(だから"グランプリ")3回行われます。次は日本("GP")です。
試合ごとの細かいメンバー編成は省略しますが、ラウンドごとに一定の範囲でチェンジが出来る、今ラウンドの招集・登録メンバーはこの14人。
ポジションの細かい説明とかはしませんが、上からとりあえず"スパイクを打つ人""クイックを打つ人""トスを上げる人""守備だけする人"です。(笑)WS(ウィングスパイカー)
古賀紗理那、新鍋理沙、石井優希、鍋谷友理枝、石井里沙、堀川真理
MB(ミドルブロッカー)
岩坂名奈、島村春世、奥村麻衣、松本亜弥華
S(セッター)
宮下遥、冨永こよみ
L(リベロ)
小幡真子、井上琴絵
では結果。
7/7 日本 〇3-2● タイ
7/8 日本 ●1-3〇 ドミニカ
7/9 日本 〇3-2● オランダ
[総評]
・タイ戦、ドミニカ戦は、事前に危惧していたことがほとんど当たってしまったような内容で暗澹たる気分になりましたが、最強の敵と目された地元オランダに対して、どん詰まりの0-2からまさかの大逆転勝利。
・ほぼ何の予感も無く突然メンバーが噛み合い始めて、チームが"出来て"行く瞬間というものを、ついに(サッカーだけでなく)バレーでも目撃出来たのかなと、結構感動しました。
・こういう体験やUp&Downを、最低でも1五輪サイクルきちっと経験しないと、いくら知識だけかき集めても"本物"(のファン)にはなれないんだろうなと、ある種覚悟を新たにした感じです。(笑)
・このラウンドの中田監督の起用法は、かなり意識しての、"機械的"と言ってもいいくらいのターンオーバーが基本方針だったように見えるので。
・その言わばラウンド"最後"の順列組み合わせでいきなり立ち上がった機能性は、偶然とまでは言いませんが中田監督自身も、かなり驚いたのではないかと推測しています。
・全体の傾向としては、国内最長身クラスのMB岩坂をキャプテンに指名して特に中心に据えようとしているらしい中田監督の意図とは違って、奥村・島村・鍋谷の個人としての"速さ""小回り"が利くことでようやくチームがチームの態をなして来たと、今のところはそうまとめられるかと思います。
・一方で中田監督が"戦術"として志向している"速さ"に関しては、こちらは今のところそんなにはっきりした特徴としては、見て取れないように思います。
[個別評]
・国際試合の経験不足が心配された新エース候補の堀川は、とりあえず所属チーム(東レ)と同じようにはプレー出来ているように見えて、一応安心しました。
・こちらも経験薄から一躍正セッター的な活躍を見せている冨永ですが、トス質は平凡に見えますし、加えてサーブの緩さが到底全日本に必要なレベルに達していないように見えて、不満というかまだ何とも言えないというのが、正直なところです。
・高さ不足が不安視もされていたMB奥村は、堀川よりもっと積極的な意味で"国内リーグ並み"の活躍を見せていて、嬉しい驚きでした。
・知性と技術は、日本のこのポジションの選手の中でも出色のものに見えますし。
・前眞鍋政権時代からしばしば選出はされていましたが、一方で"ザ・補欠"というイメージも定着していた鍋谷が、「二流の自分に出来るプレー」を突き詰め続けた結果いつの間にか"先頭"に躍り出た感じは、どことなくヴェルディの安在を思い出すところがあります。(笑)
・このままエースになるとはそれでもなかなか思えないですが、一方で"天才"木村沙織が選手生活の後半に果たしていた"万能接着剤"の役割なら誰よりもこなせそうな感じもあって、そういう形でなら、主力になって行く可能性もあるかなと。
・守備面では当分、元"木村の相棒"新鍋に頼るところは、まだまだ大きいでしょうが。
・本来は石井優と古賀が、木村&新鍋の後継として期待されているわけですが、石井はメンタル的に、古賀はタイプ的に、どうもそういう方向に完成して行くイメージが現状持ち難い。
・石井里沙はいつどこで使われても同じような茫洋としたプレーぶりですが、それが強みとして効いて来る可能性は、今後無くは無いかなと。(笑)
・ベンチでは"強心臓"を見せていたリベロ小幡が、コートでは一転ドタバタしていたのは、やる気が余り過ぎた結果と、今のところは好意的に解釈しておきます。
こんなところですかね、この3試合の範囲では。
次日本ラウンドは、すぐ今週末の金・土・日に行われます。
地上波でやるセルビアとブラジルは世界でも最強クラスで、現状かなりの苦戦が予想されています。7/14(金) タイ戦 (19]00 BS1中継)
7/15(土) セルビア戦 (15:00 フジテレビ中継)
7/16(日) ブラジル戦 (13:05 NHK総合中継)
日本開催なので"張り切って"地上波でやるわけですが、サッカーファン的には他のラウンド同様DAZNでやってくれた方がむしろ分かり易くでいいくらいなので、余計なことを、天下に恥を晒すことにならなければいいがという感じです。(笑)
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