2017年09月13日 (水) | 編集 |
何だかんだ、一種の"季節"ものとして、お茶の間(笑)は盛り上がってた感はありますね。
地上波の力は偉大だ。
これが今年の代表の最終戦です。
5月から約5ヶ月間フルに拘束というと、サッカー的には随分長い気がしますが、実際の印象としてはこんなものかという感じ。見かけの試合数は多くても、仕上げるには結構ギリギリかなあという。
まあ必要とされるコンビの緻密さも、だいぶサッカーより細かい感じですし。
ちなみに大会の位置づけとしては、"旦那"である日本が主催する、コンフェデレーション杯的な大会です。
サッカーのそれが本番(W杯)の前年に行われるのに対して、こちらは逆に(五輪の)翌年に毎回開催されています。当然チーム完成度は各国余り期待出来ないので、"世界大会"としての地位は低め。
メンバー
ちょうど石井優が古賀(レフト)の、堀川が石井里(ライト)の、そのまま代替という形。
なお古賀はアジア大会中に悪くした膝が癒えずとのこと。
戦績(5位)
こんな規模の大会で"5位"とかいう順位はそんなに誰も気にしないと思いますから、それよりも"毎晩"それなりに盛り上がりどころのある試合が出来たのが、対外的お茶の間的には安堵と、もうすっかり「内部」の人の気分。(笑)
日テレ(地上波)の番組作りの方は、相変わらず寒かったですけどね。こういうのはいい加減何とかならないのか、逆にああいう演出や構成が、実際問題どの層どの世代に刺さっているのか、誰かちゃんと研究して欲しい気がします。そこまで日本人馬鹿か?
試合前の煽りVとかは、バレーファンには評判悪いですけど、初めて見る人には十分新鮮なので、あれはあれでいいと思うんですよ。でも試合中の"ゲスト"のコメントとかは、誰にとっても地獄でしょう。"澤穂希"とか、番宣ですらないし、ほんと誰得案件。どこかに"やれ"という人がいるんですかねえ。
解説の専門性とかは、サッカーでも解決されていない問題なので、まあとりあえずしょうがないかなという。
"質問に対する答え"ですらない場合が多いのは、かつての「名選手」の姿として、悲しいものがありますが。(迫田のことじゃないですよ。竹下も、大林も含めてです)
ただこれは究極的には、「日本人の言語行動」の問題だと僕は思っているので、いちスポーツ解説者を責めてもしょうがないという部分も、多々あるようには思います。
だいぶ余談になってしまいました。
感想
[全体]
・なるほどねえという感じ。
・"ミドル中心"のバレーというのは、こんな感じになるのかと。
・WGPの段階では、「確かに前チームよりミドルの得点は増えているけど、要はサイドが取っていた分の配分が変わっただけ」という印象で、余り何か積極的な像は結べなかったんですが。
・その後のアジア大会で合流した大ベテラン荒木絵里香のさすがにプロフェッショナルなプレーに引っ張られて、かつサイドの3枠の内の2枠に新鍋・内瀬戸という守備的な選手が固定されたことで。
・かなり腰を据えて、"ミドル中心"のチームスタイルというのは、固まって来た印象です。
・常に実力への疑問が絶えない"キャプテン"岩坂も、まあまあ点を取るようになって来ましたし、島村と奥村も出た時にはコンスタントに活躍していましたし。
・最初は見慣れなかった(笑)日本のブロックが決まることも、十分に"日常"の風景にはなって来ました。
・いや、ほんと、前チームではたまに日本のブロックが決まると、思わず二度見する感じでしたからね。(笑)
・やれば出来るもんなんだなという。
・それらミドルの活躍を可能にしている一つが、あるいはそれと一致しているのが、中田監督の掲げる「レセプションアタック重視」「Aパス主義」という方針であると思われるわけですが。
・これについてはかなり前提を説明しないと面白い話にはならないので、今はやめておきます。
・とりあえず"レセプションアタック"というのはサーブレシーブからの攻撃、また"Aパス"というのはそれを可能にする、セッターがトスを上げやすい精度の高いサーブレシーブのことです。
・とにかく中田監督は精密なコンビプレーによるミドルブロッカーの攻撃を中心に据えていて、ウィングスパイカーもそちらを優先したレシーブ力重視の人選(新鍋・内瀬戸)になっていると、現象としてはそういうことです。
・対して前監督の眞鍋氏は、人材的に世界的劣位にあるミドルの機能についてはある程度諦めていて。
・相対的に人材豊富だったウィングスパイカーの方に比重を置いたバレーを主に行い、最も極端な時にはミドルブロッカーを0人にしてウィングスパイカーを5人使う戦術を取ったりしました。(残り一人はセッター)
・僕がリアルタイムで見始めた2015WC当時には既にそういう極端なことはやめていて、ポジション配分としては今の中田ジャパンとも変わらない標準型になっていましたが。
・しかし比重はやはりウィングスパイカーの方に置かれていて、上で言ったようにブロックは滅多に決まらなかったですし、"活躍"として印象に残っているのは、ウィングスパイカー兼用の変わり種ミドルの山口舞選手のが専ら。(笑)
・ちなみに国内のVプレミアでも少なくとも僕が見た過去2シーズンでは、ほぼ全チームがサイド中心のゲーム構成をしていて、日立のジャクソン選手のような強力な外国人ミドルもいたりはするんですが、ろくに使われずに要するに各チームがウィングスパイカーの打ち合いで勝負している感じ。
・だからこれだけ常にミドルを意識している日本人チームというのは僕は初めて見たので、何はともあれ新鮮というか、新しい経験ではありました。
・ただ・・・何というか、落ち着かないですね(笑)。割りと。
・それなりの戦績を上げて、ブロックを含めた守備の安定があっても。
・それは結局、ミドルがコンスタントに活躍するのと裏腹にウィングスパイカーの得点力が不安定だからで。
・何度か書いているようにミドルの攻撃は一般に決定率は高いんですが、ピンポイントのコンビネーションを必要とするので発動条件が厳しい。
・対してサイドからのスパイクは、雑でいいということは無いですが(笑)ミドルの攻撃に比べると、要は上げとけばいいので基本的にいつでも出来る。打数自体も圧倒的に多い。
・だからサイドに強い選手がいると、割りとどんな状況でも「いつでも決められる」イメージが持てるので、心理的にとりあえず安定するんですよね。
・少なくとも長岡と古賀が軽快に決めまくった、僕の原体験でもある2015WCの時はそうでした。
・対して今回のチームは、固定の新鍋と内瀬戸はそれぞれに上手い選手ですが、パワーや高さには欠けるのでアバウトにドカンというわけにはいかなくて、ミドル並みに結構繊細に、針の穴を通すようと言えば聞こえはいいですが(笑)要するにおっかなびっくり決まるコースやタイミングを探す感じの打ち方になって、解放感が無い。
・守備のタスクの優先度も高くて、特に新鍋は打数自体も少ない。
・唯一今回比較的スパイクに専念出来る"裏レフト"と呼ばれるポジションには、石井優希や野本梨佳が入りましたが、どちらも安定した活躍は出来ませんでした。
・というわけで守備に攻撃に手堅い割りには、どうも安心感が無いというか何とかなるだろうという余裕の無いチームになって、疲れたというか勝っても勝利感が薄いというか。
・イメージ的体感的には、そういう感じです。
・「ウィングスパイカーが豪快なスパイクで取る点」と、「ミドルブロッカーが緻密なコンビネーションで取る点」は、イコールではないんだなと、そういう感想というかそれが分かったというか。
・慣れれば安心出来るんでしょうか。(笑)
・戦術的には、いつもそうですが多事争論(?)で。
・とりわけ「バックアタックが無い(攻撃枚数が少ない)ので特にS4ローテが回らない」問題と、中国がやって来た「ショートサーブによるAパス(ミドル)封じ」は、誰が見ても大きな問題でしたね。
・まあそこらへんの細かい話は、いずれ。
・...今のチーム構成でも裏レフトに世界的エースがいれば、ある意味チームの形としては"完成"とも言えるわけですけど、残念ながらその当ては無いので。
・構成をいじるのかそのままいる人材で何とかかんとかやって行くのか。
・監督も考えているところだろうと思いますが。
・基本的に今のミドル中心のチーム構成は、中田監督が"好んで"やっていることだと思いますが。
・ただ幸か不幸か(笑)現世代の日本の女子バレーは、どうも"空前"に近い著しいサイドの人材不足状態のようなので、結果的な合理性は十分にあると言えるというか、そうなってしまっているというか。(笑)
・勿論他の選択肢もあるとは思いますが。
・ミドル中心だからと言って、別に急に「ミドルブロッカーが人材豊富になった」わけではないという悲しさ。
・まだしもコンビネーションで誤魔化しが利くポジションだという、そういう相対の話。
・そりゃ荒木にも頼るかと、納得しないわけでもない、そういうとりあえずの一年目でした。
地上波の力は偉大だ。
これが今年の代表の最終戦です。
5月から約5ヶ月間フルに拘束というと、サッカー的には随分長い気がしますが、実際の印象としてはこんなものかという感じ。見かけの試合数は多くても、仕上げるには結構ギリギリかなあという。
まあ必要とされるコンビの緻密さも、だいぶサッカーより細かい感じですし。
ちなみに大会の位置づけとしては、"旦那"である日本が主催する、コンフェデレーション杯的な大会です。
サッカーのそれが本番(W杯)の前年に行われるのに対して、こちらは逆に(五輪の)翌年に毎回開催されています。当然チーム完成度は各国余り期待出来ないので、"世界大会"としての地位は低め。
メンバー
アジア選手権メンバーから、古賀紗理那と石井里沙の両WSが抜けて、石井優希と堀川真理が復帰。WS 新鍋理沙、石井優希、鍋谷友理枝、内瀬戸真実、堀川真理、野本梨佳
MB 岩坂名奈、荒木絵里香、島村春世、奥村麻依
S 冨永こよみ、佐藤美弥 L 小幡真子、井上琴絵
ちょうど石井優が古賀(レフト)の、堀川が石井里(ライト)の、そのまま代替という形。
なお古賀はアジア大会中に悪くした膝が癒えずとのこと。
戦績(5位)
アジア選手権の内容からはもっと酷いことになるかなとも恐れていたので、まあまあ格好がついた方かなと。9/5 〇3-0 韓国
9/6 ●1-3 ロシア
9/8 〇3-2 ブラジル
9/9 ●2-3 アメリカ
9/10 ●1-3 中国
こんな規模の大会で"5位"とかいう順位はそんなに誰も気にしないと思いますから、それよりも"毎晩"それなりに盛り上がりどころのある試合が出来たのが、対外的お茶の間的には安堵と、もうすっかり「内部」の人の気分。(笑)
日テレ(地上波)の番組作りの方は、相変わらず寒かったですけどね。こういうのはいい加減何とかならないのか、逆にああいう演出や構成が、実際問題どの層どの世代に刺さっているのか、誰かちゃんと研究して欲しい気がします。そこまで日本人馬鹿か?
試合前の煽りVとかは、バレーファンには評判悪いですけど、初めて見る人には十分新鮮なので、あれはあれでいいと思うんですよ。でも試合中の"ゲスト"のコメントとかは、誰にとっても地獄でしょう。"澤穂希"とか、番宣ですらないし、ほんと誰得案件。どこかに"やれ"という人がいるんですかねえ。
解説の専門性とかは、サッカーでも解決されていない問題なので、まあとりあえずしょうがないかなという。
"質問に対する答え"ですらない場合が多いのは、かつての「名選手」の姿として、悲しいものがありますが。(迫田のことじゃないですよ。竹下も、大林も含めてです)
ただこれは究極的には、「日本人の言語行動」の問題だと僕は思っているので、いちスポーツ解説者を責めてもしょうがないという部分も、多々あるようには思います。
だいぶ余談になってしまいました。
感想
[全体]
・なるほどねえという感じ。
・"ミドル中心"のバレーというのは、こんな感じになるのかと。
・WGPの段階では、「確かに前チームよりミドルの得点は増えているけど、要はサイドが取っていた分の配分が変わっただけ」という印象で、余り何か積極的な像は結べなかったんですが。
・その後のアジア大会で合流した大ベテラン荒木絵里香のさすがにプロフェッショナルなプレーに引っ張られて、かつサイドの3枠の内の2枠に新鍋・内瀬戸という守備的な選手が固定されたことで。
・かなり腰を据えて、"ミドル中心"のチームスタイルというのは、固まって来た印象です。
・常に実力への疑問が絶えない"キャプテン"岩坂も、まあまあ点を取るようになって来ましたし、島村と奥村も出た時にはコンスタントに活躍していましたし。
・最初は見慣れなかった(笑)日本のブロックが決まることも、十分に"日常"の風景にはなって来ました。
・いや、ほんと、前チームではたまに日本のブロックが決まると、思わず二度見する感じでしたからね。(笑)
・やれば出来るもんなんだなという。
・それらミドルの活躍を可能にしている一つが、あるいはそれと一致しているのが、中田監督の掲げる「レセプションアタック重視」「Aパス主義」という方針であると思われるわけですが。
・これについてはかなり前提を説明しないと面白い話にはならないので、今はやめておきます。
・とりあえず"レセプションアタック"というのはサーブレシーブからの攻撃、また"Aパス"というのはそれを可能にする、セッターがトスを上げやすい精度の高いサーブレシーブのことです。
・とにかく中田監督は精密なコンビプレーによるミドルブロッカーの攻撃を中心に据えていて、ウィングスパイカーもそちらを優先したレシーブ力重視の人選(新鍋・内瀬戸)になっていると、現象としてはそういうことです。
・対して前監督の眞鍋氏は、人材的に世界的劣位にあるミドルの機能についてはある程度諦めていて。
・相対的に人材豊富だったウィングスパイカーの方に比重を置いたバレーを主に行い、最も極端な時にはミドルブロッカーを0人にしてウィングスパイカーを5人使う戦術を取ったりしました。(残り一人はセッター)
・僕がリアルタイムで見始めた2015WC当時には既にそういう極端なことはやめていて、ポジション配分としては今の中田ジャパンとも変わらない標準型になっていましたが。
・しかし比重はやはりウィングスパイカーの方に置かれていて、上で言ったようにブロックは滅多に決まらなかったですし、"活躍"として印象に残っているのは、ウィングスパイカー兼用の変わり種ミドルの山口舞選手のが専ら。(笑)
・ちなみに国内のVプレミアでも少なくとも僕が見た過去2シーズンでは、ほぼ全チームがサイド中心のゲーム構成をしていて、日立のジャクソン選手のような強力な外国人ミドルもいたりはするんですが、ろくに使われずに要するに各チームがウィングスパイカーの打ち合いで勝負している感じ。
・だからこれだけ常にミドルを意識している日本人チームというのは僕は初めて見たので、何はともあれ新鮮というか、新しい経験ではありました。
・ただ・・・何というか、落ち着かないですね(笑)。割りと。
・それなりの戦績を上げて、ブロックを含めた守備の安定があっても。
・それは結局、ミドルがコンスタントに活躍するのと裏腹にウィングスパイカーの得点力が不安定だからで。
・何度か書いているようにミドルの攻撃は一般に決定率は高いんですが、ピンポイントのコンビネーションを必要とするので発動条件が厳しい。
・対してサイドからのスパイクは、雑でいいということは無いですが(笑)ミドルの攻撃に比べると、要は上げとけばいいので基本的にいつでも出来る。打数自体も圧倒的に多い。
・だからサイドに強い選手がいると、割りとどんな状況でも「いつでも決められる」イメージが持てるので、心理的にとりあえず安定するんですよね。
・少なくとも長岡と古賀が軽快に決めまくった、僕の原体験でもある2015WCの時はそうでした。
・対して今回のチームは、固定の新鍋と内瀬戸はそれぞれに上手い選手ですが、パワーや高さには欠けるのでアバウトにドカンというわけにはいかなくて、ミドル並みに結構繊細に、針の穴を通すようと言えば聞こえはいいですが(笑)要するにおっかなびっくり決まるコースやタイミングを探す感じの打ち方になって、解放感が無い。
・守備のタスクの優先度も高くて、特に新鍋は打数自体も少ない。
・唯一今回比較的スパイクに専念出来る"裏レフト"と呼ばれるポジションには、石井優希や野本梨佳が入りましたが、どちらも安定した活躍は出来ませんでした。
・というわけで守備に攻撃に手堅い割りには、どうも安心感が無いというか何とかなるだろうという余裕の無いチームになって、疲れたというか勝っても勝利感が薄いというか。
・イメージ的体感的には、そういう感じです。
・「ウィングスパイカーが豪快なスパイクで取る点」と、「ミドルブロッカーが緻密なコンビネーションで取る点」は、イコールではないんだなと、そういう感想というかそれが分かったというか。
・慣れれば安心出来るんでしょうか。(笑)
・戦術的には、いつもそうですが多事争論(?)で。
・とりわけ「バックアタックが無い(攻撃枚数が少ない)ので特にS4ローテが回らない」問題と、中国がやって来た「ショートサーブによるAパス(ミドル)封じ」は、誰が見ても大きな問題でしたね。
・まあそこらへんの細かい話は、いずれ。
・...今のチーム構成でも裏レフトに世界的エースがいれば、ある意味チームの形としては"完成"とも言えるわけですけど、残念ながらその当ては無いので。
・構成をいじるのかそのままいる人材で何とかかんとかやって行くのか。
・監督も考えているところだろうと思いますが。
・基本的に今のミドル中心のチーム構成は、中田監督が"好んで"やっていることだと思いますが。
・ただ幸か不幸か(笑)現世代の日本の女子バレーは、どうも"空前"に近い著しいサイドの人材不足状態のようなので、結果的な合理性は十分にあると言えるというか、そうなってしまっているというか。(笑)
・勿論他の選択肢もあるとは思いますが。
・ミドル中心だからと言って、別に急に「ミドルブロッカーが人材豊富になった」わけではないという悲しさ。
・まだしもコンビネーションで誤魔化しが利くポジションだという、そういう相対の話。
・そりゃ荒木にも頼るかと、納得しないわけでもない、そういうとりあえずの一年目でした。
[個人]
・唯一先発で出た中国戦はそれなりのプレーをしたと思いますが、途中出場時のセッター佐藤美弥の露骨なキョドりぶりは、さすがにちょっと、使い難い選手だなあという印象は残しましたね。
・その一点だけでも、とりあえず宮下という選択肢は依然必要だろうなというか。
・どのみち既存の日本のセッター陣に「個人」として多くの期待をかけるのは多分間違いで、むしろチームへの馴染み度、中田監督への対応性の方が、今後も問題になって行くだろうなと。
・そういう意味で、冨永は不器用なりによくやったと思います。
・冨永と佐藤の比較とか、誰が"上手い"かなんて話をしても多分しょうがないというか。
・出たての小幡が余りにドタバタしていたので印象がボヤけていましたが。
・井上琴絵(リベロ)の方も、ディグはともかくレセプションだと、意外と落ち着きが無いというかこっちはこっちで瞬発系の選手なんだなという。
・だからと言って小幡のレセプションがいいようにも、見えないですけど。
・まあ何せあの筋肉といちいち動物的な動きですからね、琴絵さんは。(笑)

言われてみれば、そういうタイプかという。
・多分今大会で一番、ブレイクした選手じゃないですかね、人気的に。
・つくあだ名がいちいちおかしいんですよね、僕が見た中では「筋肉ゆるキャラ」とか、「恐竜の赤ちゃん」とか。(笑)
・ほぼ悪口なんだけど、愛を感じる。(笑)
・確かにゆるキャラみたいな顔してるけども!恐竜の赤ちゃんみたいな無垢な笑顔だけれども!(笑)

・レセプションは結局才能みたいなので、とりあえずトスをもっと丁寧に上げて欲しいかなあ。
・ブレイクと言えば内瀬戸もまあ、プチブレイク。
・大したブレイクでもないですし、元々代表の常連だったので新味は無いですが。
・ただ使われ続ける中で、スパイクの打ち方に余裕が出て来たのは、見ていて面白かったです。
・簡単に言うと、一本一本を必死に決めに行くのではなく、2,3本を"セット"で考える余裕が途中から出て来たんですよね。
・典型的には、最初の一本は初めからリバウンド狙いで軽ーく、それを拾った二本目はクロスインナー厳しめに、それをブロックで弾かれてもある意味それは折り込み済みで、三本目は二本目を餌に外側にブロックアウト狙い、それで決める的な。
・使われ続けている余裕でもあるし、低身長(171cm)ゆえにブロックの高さにはどうせ敵わない前提の開き直りでもあるし、いずれにしても"成熟"したプレーですね。ある意味中田監督の求めているものでもあると思います。
・こうやって(代表で)一人前になって行くのかあと、そのプロセスを見たような気にはなりましたが。
・同じキャリア組で、石井優希も別に悪かったとは僕は思わないんですけどね。
・WGP、アジア選手権と欠場が続いて久しぶりに見たのもあって、やっぱり野本なり鍋谷なりと比べると、プレーの幅が広いというか遊びがあるなと。
・その割に野本に比べても出場機会が与えられなかったのは、噂になっている「中田戦術への不適応・非従順」("速さ"と"枚数"問題)なんてことが、あったりするのかしないのか。
・依然理想としては、石井優が内瀬戸のポジション(レセプションもするレフト)でハマってくれることだとは思うんですけどね、日本の選手層的には。
・まだまだ期待しないわけには、いかない選手ではあります。
・対して野本は、ちょっとがっかりしましたね。
・日本人としては真に"パワー"のある選手で、大器なのは間違い無いと思うんですが。
・"粗い"だけならともかく、思い切りが悪いのは。
・ちょっとでもトスが乱れると、逃げ逃げ逃げというのが、目立ちましたね今大会は。
・石井優は"神経質"ですが、野本はもっと単純に、"ヘタレ"という印象。負け犬根性というか。
・元々そうなのか、久光での日陰暮らしのせいなのか。
・笑顔は"ひまわり"的なんですけどね(笑)。要は人がいいのかなあ。
・何とか変身してもらいたいもの。上で言ったように、"裏レフト"にかかる期待は大きいだけに。
・堀川はまだそれ以上に高いレベルでの成功体験不足、鍋谷はいつもの鍋谷。
・鍋谷の速さは実際凄いんですけどね、いかんせんテンション頼みなので。
・島村は去年あたりは所属のNECでもレギュラーの座を失っていたくらいなんですが、すっかり自信を取り戻した感じですね。
・奥村は出番は少なかったですが、出た時のブロードの切れは相変わらず、いや相手が強くなってますます光るものがあったと思います。
・あれは数少ない、日本人ではワールドクラスと言える武器かなと。
・ブロックセンスも健在でしたが、後はクイックかなあ、あれはまだいかにも非力。本人も自信無げ。
・基本"遠慮"深い感じはしますね。そこらへんはやっぱり、経験の問題が大きいか。
こんなところで。
Vプレミアリーグは10/21に開幕します。
特にどこを応援しているわけではないので、気楽に"お勉強"にいそしもうと思っていますが、でも近江・鳥越の守備の要が抜けてしまった昨季の覇者NECは、だいぶ心配ですね。それで古賀に調子を崩されても、困るわけで。
戦術的にも中田カラーの久光製薬と対照的と言われているので、"比較"出来るくらいには元気でいてもらわないと、勉強にもならない。
Vの試合については基本書く予定は無いので、次あたりからいよいよ"戦術"研究編を始めたいと思っています。
まあどうせDAZNでタダで見られるわけなので、皆さんも見てみて下さい。
"お気に入り"は必ず見つかると思います。(笑)
なんやかやみんな可愛いですよ。
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