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Vリーグ初生観戦 in とどろきアリーナ
2017年11月22日 (水) | 編集 |
行って参りました先週末。
デンソー-上尾NEC久光のダブルヘッダー。(Vリーグの標準的な興行形態)
場所はNECのホーム、川崎市のとどろきアリーナ、要するにフロンタの等々力競技場と同敷地の体育館なんですが、等々力自体随分行ってないので少し迷いました。会場にはBリーグのブレイブサンダーズら、他の川崎市をホームとするスポーツ団体のマスコットも勢揃いして盛り上げていましたが、ふろん太くんは格が違うからか、来てくれてませんでした(笑)。まあいいですけど。


(1)会場に入って

持ち物チェックは無し。というか会場での飲食自体禁止らしいということを後で知ったんですが、気付かずにばくばく食ってました(笑)。すいません。どうりで寒いのに外で食ってる人が多いなとは思いましたが。
席に着いた第一印象。わっ、近い。2階スタンド席でしたけど、どこの席とかあんまり関係無いなという感じの、満足の距離感。体育館スポーツのいいところでしょうか。その分応援団の鳴り物・・・というか打ち込み(?)の電子音は、かなり耳障りでしたけど。
デンソー上尾両チームの選手たちが入って来ると、ますます近いというか狭い(笑)。コート半面だと随分狭いところで練習しているなという感じに。面白かったのはスパイクや特にサーブ練習は、相手コートに打ち込まないと練習にならないので、これから対戦する敵チームの選手が互いにそのサーブを受けて、練習を"手伝って"いたところ(笑)。そんなことしてたんだ。

(2)研究

そもそもなぜ出不精でテレビっ子の僕が、DAZNで見られる試合をわざわざ生観戦に訪れたかと言うとそれは目的があって、テキストやモニター画面ではどうしてもピンと来ない、「要するにバレー選手は試合中どういう動きをしているのか」を肉眼と全体視野で体感的に確認する為でした。
特にサーブレシーブ関係。サーブレシーブのフォーメーションや、それとの比較でサーブ権がある側の動き、あるいは(サーブレシーブを担当するWSである)レセプションアタッカーの色々な場合の動き。

この日4チームを見てだいたい分かったので、経験者には当たり前のことかも知れませんが知らない奴はここらへんから引っかかるんだよということの確認含めて(笑)、まとめておきます。

・サーブレシーブフォーメーション

4チームともリベロ+WS2人の3人体制。たいていリベロが真ん中でしたけど、違う場合もあったかな?

問題となるのはそれ以外の選手の位置取りで、まずサーブレシーブを担当しない残り一人のWS(通称"打ち屋")は、前衛ローテーションの時は勿論前衛ネット際でスパイクに備えていますが、後衛の時はどうするかというと、上の"3人"が作るレシーブ"ライン"の真後ろが定位置となります。これは要するにせっかくサーブレシーブを"免除"してスパイクに専念させたいのに、サーブで狙える位置にいたらその配慮が台無しになるからで、それでレシーブ担当者の真後ろに「隠れる」わけですね。たいていは打ち屋の方がレシーバーより身長が高いので、見た目少しせこく見えますけど(笑)。後はあれですかね、打ち屋はたいていバックアタックを打てるので、その為の助走をあらかじめ取るという、そういう含みもあっての"最後尾"なんですかね。
ちなみに"前衛"の時も半端な位置にいると狙われてしまいますが、ネット際まで行ってしまうと"近過ぎる直接フリーキック"みたいなもので、サーブで狙うのはかなり困難になるので大丈夫なわけです。

次にもう一人の重要な"サーブレシーブ免除者"("レシーブの次"の"トス"の担当者な為)のセッターですが、こちらも前衛の時は、それこそネットに張り付くような位置にいるのが通例です。問題は後衛の時で、これは2パターンあって一つは打ち屋と同じく、レシーブラインの後ろに隠れるパターン。そしてもう一つは、"ライン"よりはにいるんだけど、その代わりに誰か他の選手がマンツーマンの壁としてガードしているパターン。ガード役はレセプションアタッカーの一人であることがほとんどでしたが、担当外の前衛MBがやっている時もあった気が。(狙われたらどうするんだろう?MBが受けるのかな)

どういう時にどちらのパターンなのかははっきりとは分からないんですが、例えばレシーブラインを高く取っている上尾の場合は全てラインの"後ろ"にいるパターンでしたが、対してより低くラインを作っていたデンソーは"前"パターンだったので、要するに打ち屋と違ってあんまり後ろからスタートしてしまうとセッターの場合はトス態勢を早く作る上で支障があるので、低いラインのチームはセッターは"前"スタートなのかなと推測しますが。
ちなみに"ガード"役のレシーバーは、デンソーだと鍋谷、NECだと古賀の両代表選手で、要は最も中心的なWSなんでしょうが、当然攻撃でも中心にならないといけない立場なわけで、なかなか負担は大きいだろうなという感じです。

WS3人(レシーブする人2人としない人1人)、セッター、(後衛MBの代わりとしての)リベロと来て、残る一人の前衛MBは、勿論前の方でサーブを避けています。が、具体的な位置は結構まちまちで、前衛(にいる時の)セッターの前にいる場合後ろにいる場合、大きく分けるとこの2パターンですかね。後者を主に採用していたのはNECで、これはNECの代名詞の「シンクロ攻撃」をする為に、なるべく他の(サーブレシーブ時後ろに寄っている)チームメイトと近い位置から一斉にスタートする為なのかなとか思ってみましたが、正直分かりません。他のチームでも"後ろ"にいる時はありましたから。

とりあえず以上が、サーブレシーブ時の各選手の基本的な位置取りです。

・サーブ権のある時

これはだいたいローテーション通りみたいで、サーブ番の人を含む後衛の3人が、そのまま後衛に残って後は前というのが基本。ただたまに前衛ローテのレセプションアタッカーが、後衛かそれに近い位置まで最初から下りて来ていることがあって、これは何らか相手の切り返しのレセプションアタックに対する備え、ディグの準備かと思われますが、どういう時にそうするのかは未確認。単純に相手の前衛が強い時か、もしくは味方のサーバーが弱い時か。(笑)
サーバーと後衛の誰かを除く3,4人が一直線に並んでサーブを待つのが通例なのは、攻撃時左右中央のどの位置から誰が攻撃しようとしているのか、直前までバレないようにする為でしょうね。
ちなみに今回は主に「前後」の注意ばかりしていたので、「左右」についてまでは手が回りませんでした。またの機会。

・レセプションアタッカーの動き

大変な仕事ですよほんとに(笑)。最も"スター"の多いポジションですけど全く楽じゃない。
実際一番能力・総合力の高い選手がやるポジションで、それゆえスターも生まれるんでしょうけど。

個別には多分、"バックアタック"というプレーをどれくらい得意としているかによって、動きは少し変わって来るだろうと思います。
今回見ていて一番特徴的だったのは、デンソーの看板スター鍋谷選手。まず後衛ローテ(サーブがいいのでサーブ番から始まることが多い)では、勿論サーブレシーブにがっつり入って、上で言ったようにセッターが下りて来た時にはそのガード役もやります。バックアタックも得意技で、常に準備しています。
次に前衛ローテでも、サーブレシーブ時には同じように下がってレシーブに備えます。サーブ権がある時はさすがに前衛に張ることが多いですが、時には下がり気味にディグに備える(?)こともあります。
まとめて言うと、6種類のローテ×サーブ側と被サーブ側の12パターンの内、前衛の3ローテ×サーブ権のある時を除いた9パターン、ディグに下がるケースを更に加えれば下手すると10/12の割合で、ほとんどの時間を「後衛」(的)ポジションで暮らして(笑)いるわけですよね。改めて見ると凄い割合というか、意外と地味なポジションだなというか。もう"後ろ"の人じゃんという。
その割にテレビによく映るのは、つまり前衛でスパイクを打つ時(の少なくとも半分)は"後ろ"から駆け付けているわけで、その分の運動量も必要になってほんと大変。だからスパイクが決まらないからと言っていじめるのはこれからはやめましょう。(笑)

鍋谷ほどは後ろに重心はかかっていないようですが、鍋谷よりスピードの無い古賀はもっと大変な面もありますね。比べると久光の石井は古賀よりはスピードがありますし、レセプションの第一責任者は新鍋の方なので、少なくとも久光での負担はこの二人よりは軽いとは言えるかも。

・・・帰ってから別会場の試合をDAZNで見ていて気が付きましたが、以上のようなことは別に中継でも分からないことは無いんですよね。ただ"そういうものだ"と思って見ないと目に留まりにくいし、モニター画面だとどうしても全体の流れを見てしまうので、なかなかこういう見方は僕はしづらい。だから行ってみて良かったのは確かです。

(3)彼女たちの"肉体"

何だこのタイトルは。まあ聞いて下さい。(笑)

第一試合のデンソー-上尾戦のほとんどの時間を"(2)"のような観察に費やして、いい加減脳がくたびれて眠くなって来たところでNEC久光の選手たちが登場。
目が覚めました。なんだこれは。肉体の放つオーラが、第一試合の選手たちとは違うぞ、失礼ながら。
最初は"デカい"なと思ったんですけど、所詮日本人同士ですからそんなに身長は変わらないですし、NECなんかはむしろVリーグの中でも低い方ですし。だからそうじゃなくて、"存在感"が大きいんですよね。
思い当たるのはVリーグはJリーグなどとは違ってそれぞれの選手たちは("契約"含む)「社員」であって、移籍の自由というのは基本的に無い。だから久光やNECのような名門・強豪チームが高校や大学のエリート選手を上から刈って行って、その残りがデンソーや上尾のようなセカンドランクチームに集まるという"階層"構造が、かなり固定されているんですね。エリートはエリート非エリートは非エリートというのが、割りとはっきりと分かれている世界。
チーム成績自体は戦術や助っ人外国人の当たり外れである程度逆転可能なんですが、選手の"筋目"の印象はあんまり変わらない。強豪チームで出番が無くてもやっぱりエリートはエリートですし、久光の野本のように万年控えでもいきなり代表に選ばれて普通に一線で活躍するようなことも起きる。
つまりそういう"本物"のエリートの肉体の充実感や"素材"感を、現在"無敵"の久光の選手からは勿論ですが、経験の無い若手中心で下位に沈んでいるNECの選手たちにも感じたと、デンソーや上尾の選手たちとの"差"としてと、そういうことかなと。

173cmしかないNECの高卒ルーキー"荒谷栞"選手なんかも、すっごく大きく見えましたね。肉体の放射するパワーがもう。ワッ、こっち来た!という感じです。(笑)
ひょっとしたら"勝ち組"の自信とか成功体験の厚みとか、精神的な方なのかも知れませんけどね。
とにかく現状の成績は別にして、"集団"としてのパワーが一目で違いました。優位の"群れ"はどっちなのか!という、動物界的な何か。(笑)

"肉体"ということで他に言うならば、全日本の主力を争っているNECの古賀選手と久光の石井野本両選手は、登録上は揃って"180cm"となっています。でもその中でも野本選手は、一際大きく/高く見えますね。足が長いせいでしょうか。マジ長くてびびりましたけど。(笑)
ジャンプ力も含めた最高到達点は実際一番高いんですけど、打ち方も担いで"打ち下ろす"感じで、日本人離れしてますね。あれでもう少しタイミングの幅が広いと本当に外国人アタッカー的に使えると思うんですけど、意外と狭いのが残念ですね。それが"ピンポイント"バレーの久光にいるせいだとしたら、"バリエーション"バレーのNECにでも移籍したら変わるかも知れません。関係者の方御一考を(笑)。(ていうか貸して?(笑))

古賀もなんだかんだ高いですけど、なんかにょきっという感じで"男装の麗人"風。タキシードや燕尾服が似合いそう。見ててなぜ貧乳好きの僕が古賀の貧乳には反応しないか分かりました(笑)。男っぽいからですね。
石井は二人に比べると少し小さく見えますが、筋肉のバランスというか使い方の美しさは一番。ほんと美しい体だと思います。


試合は第一第二セットともデュースにまでもつれる競った展開もありながらも、地力の差を見せて結果的にはストレート3-0で久光の勝利。ただ同じ0-3でも開幕で当たった時よりはだいぶNECも状態が上がっていましたし、彼女たちの"肉体"の充実感(笑)もあって濃厚で楽しい時間でした。チケットを取ったのは開幕前だったので、その後の両チームの"状態"を見てこのカードにしたのは失敗だったかなとも思っていましたが、なんだかんださすがの"看板"カードで、結果的にこの日で良かったなと思いました。

久光は補助アタッカーの新鍋は別としても、石井・野本の"二門"があるのはやはり強い。どちらかを抑えてもどちらかにはやられる。一方でNECは、最大火力のはずの"打ち屋"が168cmの柳田であるのがいかにも迫力不足。特に今回"フォーメーション"に注目して見ていた時に、デンソーの元代表常連石田や上尾の外国人ケニア、そして勿論久光の野本と同様の"待遇"でレシーブラインの「後ろ」にスタンバる柳田の頼りない姿を見ながら、もったいぶりやがってそれほどの選手かよとイラッとする瞬間があったのは事実。(笑)
ただ実際にはその柳田を主戦とした同様の国産メンバーで昨シーズン(のレギュラーラウンド)は久光を抑えて優勝しているわけで、何がそこまで違うのかを一言ではっきり説明するのは難しいです。サーブレシーブも言うほど崩れていないですし、この日はサーブも走っていましたし。柳田も勝負所での完封は目立ったとは言えそれなりに点は取ってますし、一方で古賀が47.4%の18得点という大当たりに近い出来だったわけで、昨季のNECなら逆に3-0で勝ってもおかしくはなかったと思います。まあその分、もう一つ二つ噛み合って来れば、昨季に近い強さが戻って来る希望も感じはしましたが。

まあでもとにかく、楽しかったですね。一言で言って。こう言ってはなんですが・・・Jリーグでは残念ながら感じたことの無い"スポーツの生観戦の楽しさ"を満喫してしまいました。なぜそうなのかは要研究ですが(多分単なる相性)、今までJリーグに僕が感じていた不満が、気のせいではなかったことが確認出来しまいました。僕にも"ライブ"を楽しむ気持ち自体はちゃんとあったんだ。(笑)
帰ってDAZNで見ててもなんか物足りなくて、早速今季残りのVリーグの観戦計画を練っているところ。(笑)
・・・こう俄かに前のめりになるのには一つ事情もありまして、つまり"プロ"でない悲しさと女子特有の選手寿命の短さから、VリーガーはJリーガーに比べると、恐ろしくあっさりと引退してしまうんですよね。だから見たいと思った時はすぐに見ないと、永遠に見られなくなる可能性が非常に高い。

とにかくなるべく今季中に全チーム見られるよう、日程表とにらめっこ中です。(笑)
JTだけはレギュラーラウンドは無理だなあ、F6待ちだなあ。


こんな感じです。
ああ、そうそう、今回もう一つ多分分かったのは、「相撲女子」の気持ち。(笑)
つまりサッカー選手の場合は、「肉体」とは言ってもあくまで"筋肉"なわけですよ。よっぽどサボってない限り(笑)。でも(女子)バレー選手の場合は、下半身を中心に、相撲程ではないですけどそこに更に"脂肪"という要素が加わる。それがオツなんですよね。「筋肉」の"収束"的な美しさとはまた違った独特の"放散"的な美しさが、筋肉と脂肪のコンビネーションにはある。勿論鍛えている前提ですけど。

いやあほんと、美しいなあスポーツ選手の体は、バレー選手の体はと、改めて感じ入ってしまいました。
結局それかよ!という感じですが、それかも知れません。(笑)
いいですよねえ、生観戦。(どの口が言う)
まあおかげでJリーグに通う人の気持ちも間接的には想像が出来るようになったということで、良しとして下さい。(笑)

以上。


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テーマ:バレーボール
ジャンル:スポーツ
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