2017年11月29日 (水) | 編集 |

渡邊理佐さん。

時にこの世の"底"の更に底を刺し貫いて見ているかに感じられる、謎の諦念、いわゆる"少女"的な神秘性。
("欅坂46:推しメン診断")
欅坂そのものを取り上げた時につけたコメントですが、基本的にはこれで言いたいことは、言い尽くしている感じですがさて。
「"少女"的な神秘性」とは何か。
少女は神秘なのか、少女だけが神秘なのか。
処女と少女と娼婦に淑女。ハウメニーいい顔。
あえて分析的に言うならば、「子供」らしい残酷な率直さを保ちつつ、同時に「大人」の世界にも通ずる、場合によっては大人すら操作可能な"容貌"や"肉体"というリソースを意図せずとも持ってしまっている存在としての、ある種圧倒的な優位性。
二重の権力性というか。
それゆえにとどまることが出来る身も蓋もない"真実"の世界と、その世界の住人を眩しく見ている僕たちが感じる(彼女たちの)「全能」感「全知」感。
そこらへんがまあ、「神秘」性の源かなと。
そういう意味では一過性のものなのでしょうが、中には大人になってもその神秘性を失わない特別な子もいる、あるいはその"時期"に成し遂げた(初期型の)「完成」の意味や意義を深くくみ取って、その後もモデルとして保持し続けることの出来るコもいるように見えます。
その場合はつまり、彼女は根っからの「美少女」であって、"時期"を限定しない、「美少女」という"ジョブ"を生きるキャラなわけですね。
一般に「美少年」より「美少女」の方が、その"美"が深く人格に根を下ろしているように僕には見えるんですけど、単に僕が男で美少年に興味が無いからなのかどうか。(笑)
あれですね、イッテQで"活躍"している手越祐也なんかは、本当に根っからの"美少年"で、ある種「美少女」的な美少年という感じがするかも。"美"が深く人格に根を下ろしていて、どんなに"汚れ"てもそれが抜けない。ちょっと奇妙な例かも知れませんが。(笑)
渡邊理佐さん自身に話を戻すと、実際問題彼女には、独特の"精神年齢"の高さがあるように感じます。
ツンとした容貌や極端に寡黙でぶっきらぼうな普段の応対からは少し意外な、ある種底無しの面倒見の良さがあるらしい

のは周知のことですし、『欅って、書けない?』の土田晃之を始めとする各番組MCによる("クール"という)レッテル貼りや時にやや性急な"まとめ"に対して、一瞬違うんだけどなという"反論"の気配を表情に上らせながらも自分なりに処理してその場はその線で収めるみたいな挙動も、よく見ると頻繁にありますし。
基本、"赦す"コですよね。
偽善やぶりっ子(原田葵などの(笑))には厳しいですけど、それもまた結局"赦す"前提という感じ。
口数の少なさからどうしてもバラエティでは"拾われる"立場にはなりがちですが、単なる"天然"や"素"のコではないのは、二つの欅坂ドラマ(『誰が徳山大五郎を殺したか?』、『残酷な観客たち』)
でのよくコントロールされた演技を見れば分かると思います。
どちらも基本、「当て書き」に近い"ザ・渡邊理佐"みたいな役ではあるわけですが、それだけにその一見"素"のような役柄から、二重写しのように"演技"を立ち昇らせている様子には何やら天性のものを感じるというか、やるなあこのコと思いました。逆に普段どれくらい「演技」しているのかなあという疑念も。(笑)
平手友梨奈とかはほんと「役柄」と「本人」の区別がつかなくて、あれはあれで不思議ですけどね。"空っぽの器"過ぎるだろうというか。
"演技"と言えばもう一つ、『KEYABINGO!2』 #10「欅坂46 ドッキリ祭り」
での、(僕の中では(笑))伝説の演技。
例えばここの
KEYABINGO!2 #10 欅坂46 ドッキリ祭り
http://nogizaka46n46.net/archives/5039
12:15あたりからですが、設定としては
1."仕掛け人"渡邉理佐がターゲット志田愛佳に「欅坂を辞めようかと思っている」と相談を持ち掛ける。
2.実はそれを知っていた"真の仕掛人"志田愛佳が、「私も辞めようと思っていた」とより具体的な内容のドッキリを仕掛け、渡邉理佐の「動揺」を見ようという、本来はそういう企画。
見どころ(笑)としては、まず
1.最初のドッキリの時点で、渡邊理佐のネタのフリ方が異様にリアル。実話を基にしているらしいですけど、それにしても怖いくらい。
2.対して志田愛佳も十分に入魂の"演技"でそれに応えているんですけど、その「本物」(という設定)の告白に対して、動揺するはずの渡邉理佐が、小ゆるぎもせずに「辞めよう辞めよう」と最初の設定のトーンのままどんどん辞める話を進めて行ってしまって、"真の仕掛人"のはずの志田愛佳が事態を把握出来ずにひびりまくるという、そういう不思議な光景。
その渡邊理佐の"不動心"はネタばらし後も変わらなくて、「辞める時を想像して感情が入った」と言うだけなんですけど。
何と言いますかね、最初の「少女の神秘性」の話に戻るかもしれませんが、要するに彼女は"真実"の世界、どっちが真の仕掛人かとかどこまでがネタかというような些末な"事実"の世界ではなくて、真実の世界に生きている、あるいはいつでもその"世界"に没入する準備が出来ているので、いったんそこに入ってしまえばいつか来る「辞める時」とその時の「感情」という"真実"だけが問題になるので、仕掛け上の勝ち負けとか先手後手とかいう設定は関係無くなってしまうという、そういう感じでしょうか。
上のプロセスのどこまでが「演技」なのか「演技力」の問題なのかは何とも言えないところがありますが(笑)、ある種の演技の"才能"の持ち主だろうことは、想像出来ますね。(笑)
それは普段の振る舞いにおいても、場に合わせつつも自分は"真実"を生きている、演技しているようで演技していないような、そういう生活を送っているのではないかというそういう感じ。
やはり何というか、「この世の"底"の更に底」が、一瞬垣間見えるような気にさせる、そういうコではあると思います。
しかも可愛い!(急に言うな)
まあ、勝てませんよ、美少女には。
勝ちたいとも、あんまり思わないし。
甘美に敗北していきたいですね。(笑)
こんなところでいいですかね。
ファッション系の写真

の時は、割りとリラックスしているというか多分"精神年齢"により近い扱いだからかも知れませんが、逆に少し平凡な感じもして、さてどうなのかなというところもあります。どうすんでしょうね、今後。本当にあっさり辞めそうな感じもしないではないですが。
欅坂の仲間や後輩たちの為に、というのが、案外一番のモチベーションになりそうなタイプかもという。

・・・うっひやー、これは綺麗。
やっぱり"大人"の渡邉理佐も、何らか見て行きたい気持ちはありますね。
1998年7月27日生まれの現在19才。獅子座のO型。
身長163cm。
以上。
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