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ポジショナルの"二段階"性/徳島-東京V(’18)、東京V-岐阜(’18)
2018年04月10日 (火) | 編集 |
本当は昨日書く予定だったんですけどね。(笑)

J2第7節 東京V 〇4-0● 徳島(鳴門大塚)
J2第8節 東京V △0-0△ 岐阜(味の素)

今だになかなか、"ヴェルディ"脳に切り替えられなくて困ります(笑)。田嶋ーー!


・"圧勝"の徳島戦ですが。
・基本的には徳島が勝手にこけただけなのでは?というのは、次の試合も見れば多くの人が思うことではないかと思います。
・ヴェルディはいつも通り。いつも通りにしか出来ないというか。
・そのヴェルディの"不動"ぶりに、常に"過動"気味の徳島が勝手にけつまずいて、次々と死体の山を築いて行ったというか。
鳴門の渦の如き勢いで!(別に上手くない)
・こういうのを毎試合狙って出来ると、それこそ(16/17の)"コンテチェルシー"なんですけどね。(笑)

・徳島の"過動"という話をもう少しすると。
・リカロド徳島もベースにしているであろう所謂現代的な"ポジショナル"プレーというのは。
・まず配置の段階での効率性優位性を徹底的に追究して、ある意味選手が誰でも、あるいはそこに"いるだけ"である程度「強い」状態を作る。
・その上に更に選手のクオリティや頑張りが乗っかる、それらに頼るのではなくむしろ"駄目押し"的に、相手からすれば"泣きっ面に蜂"的にそれらが迫って来るという、感覚的に言えばそういう「二段階」な戦い方・チーム作りになっているのが、一つの大きな特徴と言えると思います。
・勿論こうした特徴は多くの従来の"強い"チームに共通して見られる特徴ではありますが、それがより鮮やかにくっきりと、特に「一段階」目を強く意識させるような形で現れるという点が、"画期"感の源かなと。
・頑張っている相手にやられるのはある意味当然なんだけど、頑張り"以前"にやられている感じが、やられる側からすると非常に不愉快というか、絶望感があるというか。(笑)

・そして去年旋風を巻き起こした徳島の強さも、正にその内蔵する"効率"の助けを大いに得てはいたわけですけど、一方で実は「二段階」感はあんまり無いというか、どこか一気呵成に、相手が"困る"のも待たずに(笑)自ら答えに殺到する感じの、ある意味では"従来型"の強いチームみたいなところがあったと思うんですよね。
・"お手本"のように丁寧に「一段階」目をなぞるロティーナヴェルディや、見た目は徳島と同様に激しくスピーディではあっても、実際には「一段階目」の嫌味なくらいの巧みさでプレミア各チームを次々と諦めの境地に追い込んだ、いい時のペップ・シティに比べると。
・そして日本における"ポジショナル"ブームの最初の例示として使われたのが主に(イタリア的守備型の)コンテチェルシーであったことが象徴するように、あるいは"旧"ポジショナルの伝道者李国秀が、大熊FC東京を筆頭とする運動量依存型のチームを毛嫌いしていたように。
・基本的には「省力」型の戦術思想なんだと、言っていい部分があるんだと思います、"ポジショナル"プレーというのは。
・実際にどうプレーするかは結局それぞれの監督次第ではあるでしょうが(それは今後の"普及"によりますますそうなるでしょう)、少なくとも「省力」を「可能」にする戦術思想。
・その上で"更に"上乗せとして"頑張り"が、あったりなかったり(笑)するという、そういう「二段階」。
・頑張らないのが偉いわけではないけれど、なるべく"頑張らない"で勝つというのが、ある意味の理想。
・別な言い方をすると、いかに「一段階」目を"効か"せるか、一段階目の果実を十分に味わった上で、その後改めて「二段階」目に進むというのが、思想的には正統かと。
・そういう意味で、リカロド徳島の慌ただしさというのは、ちょっとお人好し過ぎるというか、無駄が多いというか、猫にポジショナルというか、分かってやってるのかなと、釈然としない部分が時々あったりします。
・そんな凄いことしなくても、もっと簡単に勝てるのにというか、ちゃんと相手が"困る"のを見届けてから動けば、もっと楽なのにというか。
・あえて言えば、"邪道"。

・まあ"正邪"はどうでもいいというか、僕が言うべきことではないのかも知れないですけど。(笑)
・ただ実際にリカロド徳島が、他サポや普段はJ1や海外リーグウォッチャーの人も巻き込んだ多くのファンを生むような、見方によってはJ史上最高レベルのクオリティを実現しながら。
・その割に戦績が上がらない、去年はJ2プレーオフ圏外で今年もここまで強いのか弱いのか分からない戦いを続けているように見えるのには。
・そういう内的な齟齬や不均衡が、瞬間的には鮮やかに見えても中長期的には問題になっている、チームに安定を許さない、そういうところがあるのではないかなと。
・どんなレベルでも、"無駄"は"消耗"を生むんですよね。体は知っている。(笑)
・まあ何というか本当は修理・調整が必要な個所があるのを、機関士(監督)がとにかく圧倒的な量の石炭(情熱)を放り込み続けて遮二無二走らせ続けている機関車みたいな(笑)、そんなイメージも無くは無いんですよね僕は。
・某千葉のチームのように脱線するまでは行かないんだけど、キーキーは結構言っている感じ。(笑)
・今年は特に、失点の仕方がちょいちょいおかしいように見えます。
・他にも例えば山崎凌吾という選手がいて、凄くいい選手だとは思うんですけど。
・この選手の"存在感"が余りよろしくないというか、散々コレクティブ目指しておいて結局山崎がいるといないとでは別チーム、具体的には山崎のフィジカルとキープ力が無いと、結局チームが落ち着かない、"回転"の軸が見出せないみたいな、そんなところがあるように思います。
・いなくても全然駄目ということではないんですけど、"入って"みると、"足りな"かったことが如実に分かりますよね。
・勿論どんなチームもああいう選手がいたら、重宝するとは思いますが。
・ただ逆に言うと"頼り"方としてはスーパー徳島もそこらのチームも同じになっているというか、戦術は高級でも低級(?)でも、問題と答えが回り回って同じというか。
・そういう少しがっかり感が、たまにあります。
・それも結局だから、新しい理論ででも意外と"普通"のチームを作っているからではないかという。
・僕もファンはファンなんですけどね、徳島の。ただいくら何でも負け過ぎ。(勝てな過ぎ)
・実際のところは広義の"マネジメント"の部分の問題だと思うので、例えばリカロドのソフトを違うタイプの監督が運用したら、今度こそ手が付けられない強いチームが出来上がるんじゃないかと、思ったりはするんですけど。
・"戦術"に問題があるというよりもね。
・まあそうならなくて、ライバルチームのファンとしては幸いですけど。(笑)

・一方のヴェルディは・・・
・圧勝の徳島戦と、すっかりお馴染み塩漬け試合の岐阜戦と、何が違うのかと言われてもあんまりよく分からない。
・まあおんなじですよね、やってることは。
・更に言うと、「開幕当初の高揚感が去った後の長い低温安定状態」・・・が、来かかっている感じも、去年と同じというか。
・結局こうなるのかなあという。中身は違うけれど徳島と同様に。
・まあ監督同じですからねえ、お互い。しょうがないと言えばしょうがないというか、同じ人間がやることが、そうそう変わることは無いというか。
・"中身"としてはこちらの場合、"王道"の王道たる部分、「省力」型の省力型たる部分が、少し強く出過ぎている感じかと。
・馬鹿正直にというか。
・「省力」と言ってもイタリア等の守備型のチーム・国が"駆け引き"の中でずるく立ち回っているのではなくて、無駄や無謀を「真面目に」排除しているだけなので、メリハリが無いというか狙いが出難いんですよね。
・別な言い方をすると、「利害」ではなくて「モラル」として選手は無駄と無謀を排除するよう求められているので、どうしても状況無関係に"抑制"一本のプレーになりがち。
・結果良くも悪くも、"何も起こらない"試合になる。
・だから上では「王道の王道たる部分」と、"ポジショナル"に因を求める言い方をしましたが、実際にはそれ以前にロティーナ個人のパーソナリティの方に、本当の源はあるんだと思います。
・それが自分の"性分"に合う理論として、ポジショナルを見出していると、そういう順番かと。
・だから同じ大きくは"王道"でも、やっぱりコンテとは、出方が変わって来る。
・李国秀の場合も、勿論同じですね。時代的にも、理論が先行していたはずはないですし。
・ただそうは言っても「王道」の強みは、ちゃんと出ていると思います。そこらへんはまあ今度は、「理論」の問題。目的合理性というか。一貫性の強みというか。
・ただちょっと、"足りない"だけでね。(笑)
・"二段階"ということで言うなら、「一」と「二」が少し離れ過ぎている、徳島とは逆に。
・まあそこらへんは多分、付き合っていくしかないんだと思いますが。監督の"体質"として。

・それはそれとして、今年は結構、システム的には割りと忙しく動かしていますね、去年に比べて。
・4-3-3藤本システムがあり、3-5-2潮音&こうたシステムがあり、岐阜戦では(徳島戦の途中?)今度はまた4バックという認識でいいのかな?
・機能性としてはどうも、段々下がっているように見えるんですけど。(笑)
・特に最後のはいただけないかなあ、3センター特に潮音のハマらない感じが結構露骨な気が。
・プレシーズンでもやっていたはずなんですけどね。(4の3センター)
・その時はそこそこだったのか、それとも駄目だったから、藤本システム(潮音out梶川in)になったのか。
・うーん、何で変えたんですかねえ、相手関係はあるとは言え、ロティーナはハリルあたりに比べれは、相当程度「基本形」固定派なはずなんですけど。
・一応可能性は感じた3での潮音こうたを、もっと成熟させるのが優先なのではないかと僕は思ったんですが、ただ何度も言うようにプレシーズンでは4の潮音こうたの方を基本にしていたので、"なし崩し"の3ではなくて"本来"の方に戻したということなのか、むしろ。
・はっきり言って4の3センターだと、どうしても"梶川&こうた"の方の機能性の印象が鮮烈なので、それでぱっとしないように見えるというところはあると思いますが、でも逆に潮音&こうたが本当に駄目なら梶川を戻すはずなので、そうはしていない(少なくとも先発では)ということは「去年に戻す」つもりではないと、一応そう考えていいと思うんですが。
・一応"圧勝"した後なだけに、変えるには変えるなりのポジティブな理由があるはずだと思うので、考えてしまいます。
・3の右WBでかなり機能していた林昇をわざわざFWにずらしてまでですからね、何か狙ってのことだとは思うんですけど。
・ちょっとなんか、結果(成果)も含めて、納得しづらい感じでした。
・まあ次以降を見れば、また見えて来る意図があるんだろうなと、期待してはいますが。

・で、こうやって色々と変えつつ、でも大きな流れとしては去年と同じ感じになりつつあるというのが、何というか。(笑)
"業"(ごう)というか。(笑)
・まあまだ始まったばっかりですけど。
アラン離脱ですとお?それはまた。
・そうなってみると、結局カルロス・マルティネスを信用していない自分を再発見したりしますが。(笑)
高井はいくつか面白いプレーがありましたけど、そもそも"面白い"タイプのスタイルの選手のようなので、面白いだけでは何とも言えないかなと。
・どれくらい役に立つか。
・とりあえずは、アランの代わりのドリブラー?


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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