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ちょっとだけ楽しくなって来た(笑)。/西野ジャパンパラグアイ戦
2018年06月13日 (水) | 編集 |
また随分綺麗に選手を使い切りましたね。

国際親善試合 日本代表 〇4-2● パラグアイ代表 (チボリ・シュタディオン)

こういうの好き。サッカーが"遊び"だということを、思い出させてくれる。


・前の試合から10人入れ替えて、途中出場も含めてほぼ満遍なく連れて来た選手を使って見せた西野監督。
・都並さんは"煙幕かも"という意味のことをおっしゃってましたが、僕はそれよりももっと、決められた「3試合」を使い切ることについてのトータル的な"美意識"のようなものの方をより強く感じました。
・アトランタの時から思ってたことですが、西野さんは選手を"組み合わせ"ること、"組み合わせ"を考えることが好きなんですよね。
・それは必要性というより、美意識的に好きなんです、多分。
・逆に機能集約的にチームを作ろうとすると、一気に不細工になってバランスが取れなくなる。
・アトランタで言えば白井をマンマーカーに使った時とか中田を右サイドで使ってみた時とか、負けこそしなかったけど実にかっこ悪いチームになった。"泥臭い"んじゃなくて、ただ単に"かっこ悪い"(笑)。本人も本当はやりたくないんでしょう。
・つまり好きこそものの上手なれの逆。
・ガンバ時代初期の"マグロンサッカー"も、何かちょっと異様な不細工さだった。
・とにかく本来はでことぼこを綺麗に組み合わせて、ストレスの少ないバランスの取れたチームを、何よりも作りたい人。
・そしてその中で個々人が躍動する。
・それが全てと言えば全て。
・やはり"ダンディ"西野?(笑)

・という、恐らく最初からあっただろうと僕は思う"プラン"を、ある意味後押ししたかも知れないのが、前の試合の「本田のチーム」壊滅的な出来かなと。
・そうは絶対言わないでしょうけど。(笑)
・でもあのチームがもう少し上手く行っていたら、本番間近で全く別のチームを、こうもあからさまに組めたかどうか。
・完全に「本田抜きの」試合を、出来たかどうか。
・とにかく"本田のいない"快適さを、何か存分に堪能出来た90分間だったと思います。
・宇佐美が出なければ、もっと良かった。
・この二人はなんか共通した、"サッカーより自分が大事"感がどうも信用出来ない。
・自分の成功・失敗ばかり気にかけてる感というか。
・何か絡むと流れが止まるんですよね。
・そこだけ空気が重いというか。
・使うなら相当役割を限定して、使いたい。
・まあ宇佐美は"使わない"、本田は"トップ下では使わない"という縛りを守れば、そこまで無茶苦茶なチームにはならないっぽいなと、一つ安心出来た感はありました。
・結果は同じ"3連敗"かも知れませんけど。(笑)
・それ自体はまあ、仕方の無いこと。相手のあることですから。
・宇佐美は・・・2トップ時の片割れとか、それくらい?
・とにかくチームの中心部分に、関わらせては駄目。

・一言で言えば、"本田"という憑き物が落ちて、ようやく「スタートライン」に立った試合と、そういう印象でした。
・メンバー編成がフラットになり、個々の組み合わせの可能性と楽しみを、ようやく選手たちが虚心に感じられるようになった試合というか。
・憑き物が"落ちて"本田を外したのか、外してみたら"落ちた"のか、どちらかというと後者だと思いますが。
・監督も選手も、"試合中に"色々と「感じる」ことがあったんじゃないですかね。
・岡崎は勿論、ピークは過ぎたとはいえそれなりにやる香川を見ていると、「日本人の癖に鈍重」(でも攻撃の中心選手)という本田の特性が、いかに例外的なものかだからこそ(他に)絶対的な能力が無いと使いづらい選手なのか、改めて認識させられたようなところがあります。
・まあ"調子の悪い本田"の弊害というのは、ザック時代から既に言われていましたけどね。
・本田はいい選手ですけど、"存在感"も含めると悪い選手。(しばしば)
・だいたい「ビッグ3」とか言いますけど、釜本まで遡らなくても、カズやヒデに比べたら全然"ビッグ"というほどじゃないですからね相対的に。
・好きなように外して好きなように使えばいいだけの選手。(たち)
・勿論それぞれにいい選手ですけど。
・まあとにかく、色々と不幸な面の多かった、この10年程かなと。
・本田圭佑と日本サッカー(代表)との関係というか。
・...ただ一応言っておきますけど、回顧ついでに。
・本田が代表で台頭して来た当時は、むしろ今猛烈に叩いている「海外サッカーベース」タイプの人たち(中身はまた代替わりしているでしょうが(笑))こそが、特に中村俊輔との比較で随分持ち上げていたものだったんですよ。
・その"ビッグマウス"も専らポジティブにのみ受け止められていました。
「日本サッカー下げ」のいい道具というか。
・...そうですよね、「本田△」って、いい意味だったんですから。そう考えるとそんな昔ではない。
・僕は最初から身体が強いだけでそんな大した選手ではないと思っていて、そう書いていましたが。
"キック馬鹿一代"とか書いたのが、一部でウケてましたね。
・あの世界に拡散されたブレ球フリーキックが決まるまでは、本当に問題にしていませんでした。
・その後確かに上手くはなって、"キック"だけじゃなくてドリブルやパスも、それなりのレベルでするようになって見直したは見直しましたけどね。
・ただ俊輔も含めた、シドニー世代の名手たちと比べる気には、どうにもならなかった。
・他の良さがあったはありましたけど。

・と、たかだか一試合で随分決着がついた感を出してしまっていますが。(笑)
・どうでしょうね、西野監督はこの試合を踏まえて、ちゃんと本田を"オプション"化出来るのか。
・本田自体の試合中の表情は、何か諦めたようというか事態が決定的に変化してしまったことを、"悟った"ような顔をしていた気がしましたが。
・まあちょいちょい最近はそういうことは言ってましたけどね、分かりつつ最後まであがいてみていたというか。
・ちなみに引退後の彼の身の振り方については、僕は代理人になるのがいいんじゃないかと思っています。
・得意の弁舌を駆使して、自分の選手たちを持ち上げたり"被害者"に仕立てて見せたり、思う存分活躍すればいいだろうと。
・あんまりまともな育成やら強化やらに関わって、一周遅れの自己啓発本みたいな変な影響力を及ぼし続けて欲しくないなあという。
・ウチの小林祐希も中島翔哉も、絶対影響受けてますけどね。(笑)
・どうもこう、一言で言って"ルサンチマンの強いタイプの大阪人"で。橋下元知事を彷彿とさせるというか。
・どんなにまともなことを言っても、根本の動機に暗いものを感じるというか。
・ただのいち選手ならこんなこと言わなくても済むのにとは思いますが、でもそうやって自分を煽り立てて大きく見せて、それでようやく「本田圭佑」だったんでしょうから、しょうがないんでしょうね。
・カズにもヒデにも、そういう部分が皆無ということはないんですけど、やっぱり限度というものが。
・なるほど、いずれは知事か。そうかも。それならば"前職・代理人"じゃマズいか。(笑)

・試合に戻ってその"組み合わせ"ですが、「香川・乾」の懐かしの"セレッソ"コンビや、柴崎-乾の"スペイン"ラインとかは、意識して組み合わせた温存していたものなんですかね。(笑)
・単純に香川と乾のコンディション待ちや、ファーストチョイスが大島だった結果という気もしますが。
・岡崎もまあ、そうか。コンディション待ち。
・本来は香川はドルトムント全盛期を考えれば、大迫のようなポストマンの"陰"に置いた方が良さそうですし、逆に岡崎1トップなら後ろは本田の方が、自然な感じはしますけどね。
・とにかく結構"福"の多かった"残り物"だったと思います。むしろ前の試合の選手たちが可哀想というか。(笑)
・岡崎&香川のチェイシングチームも、出来上がってみるとなるほどなという感じですし、"半MF"の1トップ岡崎を"半FW"のサイドMF武藤がサポートするというのも、理屈では良さそうですし。
・一方で原口は、なかなかこのチームで活きるイメージが湧かないなという感じ。
・やっぱりこう、"4-3-3専用兵器"みたいなところはありますよね。
・WBでもサイドMFでも、どうも窮屈そうというからしさを出すタイミングが難しいというか。
・2トップというのも、浦和時代には持っていたはずの「ストライカーの魂」を失って久しい現在では、ちょっとハマらない感じですし。
・原口なりの"進化"の結果とは言え、ちょっと寂しい。
・あそこで香川へのパスしか考えていないようなのは、駄目だろう。
・まあ終盤のチェイスorスクランブル要員ですかね、一応高さも無いわけではないし。
・2トップそのものは、それがいい悪いというよりも、香川がトップ下じゃなくなる間延びの方が、気になりましたかね。
・というか2トップにするならクロスの本数を増やさないと余り意味が無いわけですが、"確実にクロスを送り込む日本代表"とか、ぶっちゃけほぼ記憶に無い。
・相馬名良橋まで遡らないと。(笑)
・とりあえず今日の形に大迫をどう組み込むのかというのが、"スタメン"の問題としては考慮要素ですかね。
・下手するとパワープレー要員かも知れませんが。

・後ろの方はいい悪いというよりも、割りと単純なターンオーバーではあったんでしょうが。
・今日の植田をいいと見るなら、無理やり吉田麻と組ませるよりは昌子のままの方がいいような気もしますが、なかなかそれも難しそうな決断。
・まあ山口と長谷部の比較も含めて、"どっちでもいいなら若い方"という考え方も、あるかも知れません。


・と、"サッカー"よりもむしろ"チーム"に興味があるふしのある僕としては、何であれ「動き」出したチームを見るのは楽しいは楽しいんですけど。
・しかし具体的にこのチームが置かれた状況として、それがどれほど本番で有効である見込みがあるかというと、それはやっぱりなかなか厳しくは見えます。
・どちらかというと結局、"強いチーム"のやり方だと思いますし。
・半年後に迫ったアジア予選に向けて産声を上げた的なチームなら、これくらいでちょうどいいのかも知れないですけど。(笑)
・ほんと振り出し。
・せめて「2014年ブラジルW杯に向けてアルベルト・ザッケローニが作り上げるチーム」ならね、こんな感じのメンバー・スタイルでも、それなりに期待は持てますけど。
4年遅いなあ。
・ちなみに『通訳日記』



を、今読み始めたところです(笑)。僕も4年遅い。
・とにかくバランスのチームなので、守りか攻めか、出来れば両方ですけど、とにかくどちらかが通用すれば、何かが起きるかもしれないと思いますが。
・今のところは、攻めの方がまだ可能性はあるのかな。
・でも守れないと勝てないしなあ。(笑)
・普通は守りだよなあ。
・そうね、だから"守れたら"何とかなるかもと、そう言った方がいいかな?
・1週間後かあ。何とまあ。


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テーマ:サッカー日本代表
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
>本田と日本サッカーの関係

カズや中田の時代にあった、Jリーグを成功
させてサッカーを人気のスポーツにする、日本代表という存在を世界のステージ上げる、そこで勝つ、海外クラブで活躍するというような大義(というか新しい扉)が手近なところで見つからなくなった時代に台頭したのがある種不幸だったかもしれませんね。
2018/06/15(Fri) 21:12 | URL  | あかさたな #T5cQRYBo[ 編集]
まあ終わりは後味悪いですけど、それも結果論的なところもあって
南アあたりからの日本代表の1つのピークってのは本田香川(+長友もか?)の成長曲線と同期するところが大きかったように思うので、それはそれとして評価しなくちゃいけないのかなと思いますね
今はなかなか冷静には難しいでしょうけど
2018/06/15(Fri) 22:39 | URL  | 匿名 #-[ 編集]
>あかさたなさん

大義が無いから自分自身を大義化した?(笑)
そういう面、つまり「日本」や「グループ」で上がって行けた時代から、風潮的にもこれからは「個人」だという感じになった時代に、本田自身の資質が変なはまり方をしてしまったというところはあるでしょうね。乱世の姦雄?(笑)。でも治世の能臣ぶりの方が、少し足りなかった。

>匿名さん

一人の選手として評価すべきところはすべきというのはその通りで、僕も一応注文は付けつつ(笑)しているつもりなんですが、ただ結果論だとは思いませんね。最初から「こいつはいかがわしい」とは、バリバリに思ってました。ここらへんは、世代の違いにもよるかも知れません。本田"以前"の選手たちの良さ偉さをリアルタイムで知っている世代と、それらを一種の「旧勢力」と見ている面の大きかった世代と。
後者の世代が"新しい"つもりで本田を持ち上げたら、間も無く物凄く古くなったというか年齢以上の本質的な問題が見えて来たというか。ここらへんが、本田の毀誉褒貶の一つ構造ではないかと。
2018/06/16(Sat) 14:29 | URL  | アト #/HoiMy2E[ 編集]
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