2018年06月25日 (月) | 編集 |
とりあえずここまでは"アトランタ"越え。でもグループリーグ3連勝を逃したのが微妙に悔しい。(調子乗り)
ロシアW杯2018Gリーグ 日本代表 △2-2△ セネガル代表(エカテリンブルグ)
でもまだW杯優勝の可能性は残ってる。(だって残ってるし)
・"アトランタ越え"というのはつまり、第2戦ナイジェリアに"負けた"ところを、今回は引き分けたということですセネガルに、一応念の為。(笑)
・ただし次は前回も(ハンガリーに)勝っているので、"越え"るとなるととにかくグループリーグ突破しかないですね、ポーランド戦そのものは結果はともかくとして。
・とにかくまあ、良かった勝ち点取れて。
・内容も悪くない。
・いやあ、面白いものですね。
・ありていに言って、ガンバ後の神戸と名古屋でのパットしないキャリアを経て。
・すっかり"終わった"監督だと思ってました正直僕も。
・元々何の"トレンド"にも乗ってなかった監督ですし、結果が出なければはいそれまでよということでもあるし。
・更に言うと神戸と名古屋での、別にガンバの時のように"攻撃サッカーでJを席巻"しないまでも、迷走していた両チームに何らかのベースをベテラン監督として築き上げる、例えば長谷川健太監督なら出来るようなそういう仕事を、どうも西野監督がこなせないようなのを見て。
・そもそものメソッド的にも、確立されたものは特に無いんだなガンバの時は人材豊富な選手たちとの共同作業が上手く行っていただけなんだなと、割りとそう最終評価を下してしまったようなところがあります。(ありました)
・実は字義通りにはその評価は今でも変更の必要が無いような気はしないでもないんですが。
・それはそれとしてここまでの西野監督を見て思うのは、ああ、本人の中では全然そんなことは無かったんだな、全然バリバリ現役で、"終わって"なかったんだなということ。
・確かに就任時点では自ら"ブランク"のことを口にしてはいましたが、それは本当にそれだけの意味で。
・そういう意味でやる気はあった、そもそも。
・何で受けるんだろうと思っていたところもありましたが。
・むしろ受けるだろう、だって「代表監督」だぜえと、それくらいの勢いなのかも。(笑)
・この前(スイス戦の後)は記者にキレてましたしね(笑)。そういう意味でも現役。(笑)
・世間的評価は上だろう岡田監督とかの方が、むしろ"終わり"については強く意識している感はあり。
・それはまああの人が、それなりに"トレンド"を意識する人だからでもあるでしょう。
・西野さんは多分、ほぼ意識していない。
・するにしても、最初から自分の文脈の中に取り込んでしまっている感じ。
・どんなけにたたましい「革命」も、永遠に続く「日常」の中で考えるというか。
・自然に。
・だからこその"現役"感。ふてぶてしいほどの。結果的に。
・伊達に百戦錬磨ではない、早い時期にアトランタ絡みで辛酸を舐めたわけではない根性が据わってるという言い方も出来ますが。
・ああなんか、結構、かなり、変わってる人かもなという。(笑)
・"巧まない"からこその、"変"。
・西野七瀬的な?(笑)

・最近ますます可愛いですね。
・芸能活動自体はより積極的になっているのに、それが全く鼻について来ない、珍しい人。
・まあ人柄の力と言うしかないですね。
・西野監督もまあ、ある意味そういう妙な人間力が。(笑)
・あるような無いような。(笑)
・とにかく外野が何を言おうと、本人が"終わってない"と心から感じられるのならそれは"終わってない"ということなので。
・そしてその確信の力は、必ず対峙している選手たちに伝わるので。
・最初は疑っていただろう選手たちも、もうそういう不安は特に無くやっているように見えます。
・...いやあ、終わってる監督は本当に終わってるんですよ、どんな実績があろうと戦術があろうと。
・京都に来た時のオフト監督('98)とか加茂監督('99)とか酷かったですからね。"抜け殻"感が。
・京都の人材に問題はあったとはいえ、さすがにもう少しやるのかと僕は思ってましたし、呼んだ京都も思ってたでしょう。
・どっちも京都というところに、現在まで続くこのクラブの"闇"を感じなくもないですがそれはともかく。(笑)
・呼んで来る選手がまたシーラスとかなあ、"大物"ではあるんだけどあるんだけど・・・という。(笑)
・半端に金だけあるクラブには、本当に見てて息苦しいことが起きますね。
・神戸も今回こそは、殻を破れるのかどうなのか。
・少なくとももし同じお金を使えるのなら、僕なら違う使い方はしたいですが。
・ともあれ「アトランタ」から続く西野監督の物語は、まだまだ終わらないようで。
・ほんとに"続いて"るらしいし。
・いやはやお見それしました。
・さて試合ですが。
・2点は取られましたけど、1戦目で見られた守備の方々(ほうぼう)の連携のずれはかなり解消されて、ますます安心して見られるようになっていたと思います。
・"守備が堅固"というよりもチームバランスが良くなった全体の連携がスムーズになったという感じで、大きなミスや相手のビッグプレーが無ければ、そんなに慌てるようなことにはならないだろうというとりあえずの予測・安心感が得られるようになっているという。
・それによって観客としても、試合を安心して集中して見られるようになって、普通に楽しいサッカー観戦というか。(笑)
・怖い選手はいくらでもいますけど、それはそれとしてそんなに大きな1対1の劣勢も感じないし。
・言ってみれば、「国力」の差みたいなものは。
・極端に言うと、"W杯である"ことを忘れる瞬間さえあるという。
・西野監督自身が、「日常」のサッカー自分のサッカーをやっているというのが、また大きいと思いますけど。
・これが「答え」だというなら凄いですけどね。どこのサッカー大国だよというかほとんどブラジルかよというか。
・最近はブラジルだって、もっと"緊張"して代表戦やってる気がするぞという。(笑)
・こういう"過不足ない日本代表"というのは、それこそ4年前にザッケローニが達成した可能性のあるものだとは思いますが。
・「アジア杯優勝」の後の、転がり方次第ではね。
・一つ目の可能性がそれ、二つ目がそれのかなり欧州ナイズ版、三つ目が3-4-3かなと思いますが、しかし結果として出来上がったのは、「過」と「不足」のいびつな結合体としての日本代表でした。
・つまりここまでの西野監督は、公平に言ってザッケローニより上手くやっている(一つのやり方について)と言えると思いますが。
・それが出来た理由としては
1.本田が凋落して大きな邪魔にならなくなった。
2.短期間なので集中して一つのことが出来ている。
3.西野監督の(ザッケローニには無い)鈍感力
と、大きくはこの三つが挙げられるかなと。
・仮に"続投"した場合は、やはり"2"が大きな問題になる可能性があるでしょうけど。
・ザッケローニも早く成果が出過ぎて、間が持たなくて困ったみたいなところがあったと思いますし。
・余計なことを考える時間があったというか。(笑)
・ただ今読んでいる『通訳日記』によれば、ザックは明らかに意識的に、早い時期に"香川"ではなく"本田"を中心として選んでいるので。
・そういう意味では、やはり"責任"も大きい。
・トップ下に香川を選択するだけで、色々な問題を回避出来た可能性は小さくないかなと。
・大迫あたりは既に台頭していましたしね。人材は十分にいたと言えばいた。
・香川を「デルピエロ」と言っているので、本田を「ジダン」と考えていたのかも知れないですけどね。それで両方活かそうと。(ユベントス式に)
・まあ分からなくはない。
・とにかく西野監督は、よくやってるとしか言いようが無い。
・特に凄いことをやっていないのが凄い。(笑)
・それで済むならね。(笑)
・お互い仲良く取り合った2点は。
・ほとんど同じ形で、サイドからサイドへの振り回しが上手く行った形、そのクオリティがお互い高かったという感じ。
・まあ原口のあれは、うん。反省ではありますが。(笑)
・セネガルにはいくつか個人能力での"チート"はありましたけど、日本の1点目の時の長友の機転と敏捷性だって、なかなかのもの。
・柴崎→長友→乾と、正に前回言った"ラテントリオ"のコンビネーションによる得点で、痛快と言えば痛快。
・ただなんか"大発見"のように言ってますが、これもまあ、よくあると言えばよくある仕掛けなんですよね。
・例えばオフトは、"都並-ラモス-カズ"のヴェルディトリオで左サイドを攻略しようとしていましたし、それこそザッケローニだって、長友-遠藤保-(本田)-香川の"必殺"の左サイドコンビネーションを強く意識しながら、チーム作りを行った。
・それが"強"過ぎたというのがしつこいですがザッケローニの問題で、西野監督が節度を利かせられているのは・・・やっぱりこれもしつこいですが、本田が絡んで来過ぎないのが大きいわけでしょう。
・そういう意味では"2018年"だから出来ているという面は否定出来なくて、他の人材含めて西野監督は恵まれていると言える可能性はあるでしょうが。
・そもそもが「仕掛け」よりはバランスを重視する、少し"意識"レベルの低いところに立脚してチームを作っている効能もある気がしますし。
・あるいは西野監督なら、"2014年の本田圭佑"も、抑えられた可能性はあるかなとちょっと思います。
・それは一つには西野監督の個性もありますけど。
・もう一つはこれはハリルを見てても思うんですが、むしろ外国人監督の方が本田に騙され易いんじゃないんですかね。
・あの一見"欧州"風のコミュニケーション術に。
・"プレゼンテーションしてくれる"ありがたさにほだされるというか。
・日本人の目で見れば、"違和感"は違和感でしかない。
・同じ日本人として、彼の"背伸び"もリアルに分かりますし。
・北京の反町監督も、チーム自体は残念でしたが、別に本田に騙されてのことではない。終始一貫、ちゃんと"限定"付きで使っていた。
・岡田監督の場合は何か、"助っ人外国人"のように使っていた気がしますが(笑)、それもまた「限定」と言えば限定。
・能力はあっても、"信頼"してはいけないタイプの人というのはいるんですよね。
・使うのはいいですけどね、その能力を。
・何事もともかく位置づけが大事と、これも陳腐な結論ですが。
・そう言えばハリルは、宇佐美も好きでしたね、特に初期は。
・宇佐美を好きな人本田を好きな人、いずれも視点が「日本」に立脚していない人という共通性を、見てて感じるんですが。
・彼らの「我」に妙な幻想を抱くというか。("日本"へのアンチとして)
・まあいいですけど。そういうアプローチが上手く行く時だって、あるでしょうから。
・とはいえともかく同点ゴールおめでとう、ありがとう、本田。(笑)
・嬉しかったでしょうね。良かった良かった。
・落ち着きもさすがでした、かなり早い段階から「これはモろたで」という厚かましい落ち着きが感じられて、ここらへんは本田ならではというか、頼もしいところ。(笑)
・その得点力にハリルが期待したのも当然。
・だからまあ、使い方なわけですが。
・ただそれ以外のプレーは相変わらず不安というか、他の選手のように集中出来ていない、"無心"になれていない、それにより流れを乱す怖さというのが、やはりあります。
・そういう意味で、香川に代えて入れてすぐに、岡崎も入れて2トップにした、本田をサイドに回した采配は良かったと思います。
・予定通りなのか見ていてやばいと思ったのか、流れ的にはどっちとも言えない感じがするんですが。
・"サイド"で本田が守備をサボるのは確かに怖いんですが、それ以上に"トップ下"でチームを滞らせる壊す怖さの方が、僕は勝りますね。
・"時計の針を戻される"感じというか。
・結果も出してますけど、次からどう使うのか。
・くれぐれも信頼し過ぎないように、お願いします。(笑)
・基本は勿論、香川で。
・宇佐美出した時は、当然冷や冷やしました。(笑)
・セネガル代表は初めて見た日韓W杯以来、実は余りアフリカらしくないと感じる「直線的」に「強い」感じがやはり印象的。
・グニャグニャした訳の分からなさは薄いですけど、そういう"アフリカ"は実際はそんなに日本は苦手ではないと思うんですよね。
・やはりガンと来る強さの方が怖くて、ブラジルが苦手なのは上手さに加えてそれがあるから。"重さ"というか。
・セネガルもだからもう少し"パワー"感があればやばかったのかなと思いますが、そういう意味ではコロンビアの方が嫌だったですかね。
・それと日本と同様"後進国"なので、何となく考えてることが分かる。(笑)
・やり方が綺麗というか。
・南米でもエクアドルとかはそういう感じですけど、コロンビアになるとかなり分からなくなる。
・アルゼンチンは基本性格として綺麗なので、そんなに怖くない。論理的というか。
・そう言えば2002年の時は、"次回"はこれくらいの"組織と個人"のバランスがいいかもなあと、率いていたメツ監督に注目していた記憶が。
・まあ知識も限られていたので。(笑)
・当時はあとアメリカ代表などで結果を残していた、ボラ・ミルティノビッチなんかも随分待望論がありましたね。むしろハリルホジッチに近いとかいう、今ではそういう評価も聞きますが。
・次はポーランドか。
・ゲルマン寄りのスラブ?上手さより強さ重さが勝って来ると、ちょっと怖いかも。
・まあ分かんないです(笑)。結局やってみないと。(笑)
勝って欲しいです。出来る限り、どこまでも。
ロシアW杯2018Gリーグ 日本代表 △2-2△ セネガル代表(エカテリンブルグ)
でもまだW杯優勝の可能性は残ってる。(だって残ってるし)
・"アトランタ越え"というのはつまり、第2戦ナイジェリアに"負けた"ところを、今回は引き分けたということですセネガルに、一応念の為。(笑)
・ただし次は前回も(ハンガリーに)勝っているので、"越え"るとなるととにかくグループリーグ突破しかないですね、ポーランド戦そのものは結果はともかくとして。
・とにかくまあ、良かった勝ち点取れて。
・内容も悪くない。
・いやあ、面白いものですね。
・ありていに言って、ガンバ後の神戸と名古屋でのパットしないキャリアを経て。
・すっかり"終わった"監督だと思ってました正直僕も。
・元々何の"トレンド"にも乗ってなかった監督ですし、結果が出なければはいそれまでよということでもあるし。
・更に言うと神戸と名古屋での、別にガンバの時のように"攻撃サッカーでJを席巻"しないまでも、迷走していた両チームに何らかのベースをベテラン監督として築き上げる、例えば長谷川健太監督なら出来るようなそういう仕事を、どうも西野監督がこなせないようなのを見て。
・そもそものメソッド的にも、確立されたものは特に無いんだなガンバの時は人材豊富な選手たちとの共同作業が上手く行っていただけなんだなと、割りとそう最終評価を下してしまったようなところがあります。(ありました)
・実は字義通りにはその評価は今でも変更の必要が無いような気はしないでもないんですが。
・それはそれとしてここまでの西野監督を見て思うのは、ああ、本人の中では全然そんなことは無かったんだな、全然バリバリ現役で、"終わって"なかったんだなということ。
・確かに就任時点では自ら"ブランク"のことを口にしてはいましたが、それは本当にそれだけの意味で。
・そういう意味でやる気はあった、そもそも。
・何で受けるんだろうと思っていたところもありましたが。
・むしろ受けるだろう、だって「代表監督」だぜえと、それくらいの勢いなのかも。(笑)
・この前(スイス戦の後)は記者にキレてましたしね(笑)。そういう意味でも現役。(笑)
・世間的評価は上だろう岡田監督とかの方が、むしろ"終わり"については強く意識している感はあり。
・それはまああの人が、それなりに"トレンド"を意識する人だからでもあるでしょう。
・西野さんは多分、ほぼ意識していない。
・するにしても、最初から自分の文脈の中に取り込んでしまっている感じ。
・どんなけにたたましい「革命」も、永遠に続く「日常」の中で考えるというか。
・自然に。
・だからこその"現役"感。ふてぶてしいほどの。結果的に。
・伊達に百戦錬磨ではない、早い時期にアトランタ絡みで辛酸を舐めたわけではない根性が据わってるという言い方も出来ますが。
・ああなんか、結構、かなり、変わってる人かもなという。(笑)
・"巧まない"からこその、"変"。
・西野七瀬的な?(笑)

・最近ますます可愛いですね。
・芸能活動自体はより積極的になっているのに、それが全く鼻について来ない、珍しい人。
・まあ人柄の力と言うしかないですね。
・西野監督もまあ、ある意味そういう妙な人間力が。(笑)
・あるような無いような。(笑)
・とにかく外野が何を言おうと、本人が"終わってない"と心から感じられるのならそれは"終わってない"ということなので。
・そしてその確信の力は、必ず対峙している選手たちに伝わるので。
・最初は疑っていただろう選手たちも、もうそういう不安は特に無くやっているように見えます。
・...いやあ、終わってる監督は本当に終わってるんですよ、どんな実績があろうと戦術があろうと。
・京都に来た時のオフト監督('98)とか加茂監督('99)とか酷かったですからね。"抜け殻"感が。
・京都の人材に問題はあったとはいえ、さすがにもう少しやるのかと僕は思ってましたし、呼んだ京都も思ってたでしょう。
・どっちも京都というところに、現在まで続くこのクラブの"闇"を感じなくもないですがそれはともかく。(笑)
・呼んで来る選手がまたシーラスとかなあ、"大物"ではあるんだけどあるんだけど・・・という。(笑)
・半端に金だけあるクラブには、本当に見てて息苦しいことが起きますね。
・神戸も今回こそは、殻を破れるのかどうなのか。
・少なくとももし同じお金を使えるのなら、僕なら違う使い方はしたいですが。
・ともあれ「アトランタ」から続く西野監督の物語は、まだまだ終わらないようで。
・ほんとに"続いて"るらしいし。
・いやはやお見それしました。
・さて試合ですが。
・2点は取られましたけど、1戦目で見られた守備の方々(ほうぼう)の連携のずれはかなり解消されて、ますます安心して見られるようになっていたと思います。
・"守備が堅固"というよりもチームバランスが良くなった全体の連携がスムーズになったという感じで、大きなミスや相手のビッグプレーが無ければ、そんなに慌てるようなことにはならないだろうというとりあえずの予測・安心感が得られるようになっているという。
・それによって観客としても、試合を安心して集中して見られるようになって、普通に楽しいサッカー観戦というか。(笑)
・怖い選手はいくらでもいますけど、それはそれとしてそんなに大きな1対1の劣勢も感じないし。
・言ってみれば、「国力」の差みたいなものは。
・極端に言うと、"W杯である"ことを忘れる瞬間さえあるという。
・西野監督自身が、「日常」のサッカー自分のサッカーをやっているというのが、また大きいと思いますけど。
・これが「答え」だというなら凄いですけどね。どこのサッカー大国だよというかほとんどブラジルかよというか。
・最近はブラジルだって、もっと"緊張"して代表戦やってる気がするぞという。(笑)
・こういう"過不足ない日本代表"というのは、それこそ4年前にザッケローニが達成した可能性のあるものだとは思いますが。
・「アジア杯優勝」の後の、転がり方次第ではね。
・一つ目の可能性がそれ、二つ目がそれのかなり欧州ナイズ版、三つ目が3-4-3かなと思いますが、しかし結果として出来上がったのは、「過」と「不足」のいびつな結合体としての日本代表でした。
・つまりここまでの西野監督は、公平に言ってザッケローニより上手くやっている(一つのやり方について)と言えると思いますが。
・それが出来た理由としては
1.本田が凋落して大きな邪魔にならなくなった。
2.短期間なので集中して一つのことが出来ている。
3.西野監督の(ザッケローニには無い)鈍感力
と、大きくはこの三つが挙げられるかなと。
・仮に"続投"した場合は、やはり"2"が大きな問題になる可能性があるでしょうけど。
・ザッケローニも早く成果が出過ぎて、間が持たなくて困ったみたいなところがあったと思いますし。
・余計なことを考える時間があったというか。(笑)
・ただ今読んでいる『通訳日記』によれば、ザックは明らかに意識的に、早い時期に"香川"ではなく"本田"を中心として選んでいるので。
・そういう意味では、やはり"責任"も大きい。
・トップ下に香川を選択するだけで、色々な問題を回避出来た可能性は小さくないかなと。
・大迫あたりは既に台頭していましたしね。人材は十分にいたと言えばいた。
・香川を「デルピエロ」と言っているので、本田を「ジダン」と考えていたのかも知れないですけどね。それで両方活かそうと。(ユベントス式に)
・まあ分からなくはない。
・とにかく西野監督は、よくやってるとしか言いようが無い。
・特に凄いことをやっていないのが凄い。(笑)
・それで済むならね。(笑)
・お互い仲良く取り合った2点は。
・ほとんど同じ形で、サイドからサイドへの振り回しが上手く行った形、そのクオリティがお互い高かったという感じ。
・まあ原口のあれは、うん。反省ではありますが。(笑)
・セネガルにはいくつか個人能力での"チート"はありましたけど、日本の1点目の時の長友の機転と敏捷性だって、なかなかのもの。
・柴崎→長友→乾と、正に前回言った"ラテントリオ"のコンビネーションによる得点で、痛快と言えば痛快。
・ただなんか"大発見"のように言ってますが、これもまあ、よくあると言えばよくある仕掛けなんですよね。
・例えばオフトは、"都並-ラモス-カズ"のヴェルディトリオで左サイドを攻略しようとしていましたし、それこそザッケローニだって、長友-遠藤保-(本田)-香川の"必殺"の左サイドコンビネーションを強く意識しながら、チーム作りを行った。
・それが"強"過ぎたというのがしつこいですがザッケローニの問題で、西野監督が節度を利かせられているのは・・・やっぱりこれもしつこいですが、本田が絡んで来過ぎないのが大きいわけでしょう。
・そういう意味では"2018年"だから出来ているという面は否定出来なくて、他の人材含めて西野監督は恵まれていると言える可能性はあるでしょうが。
・そもそもが「仕掛け」よりはバランスを重視する、少し"意識"レベルの低いところに立脚してチームを作っている効能もある気がしますし。
・あるいは西野監督なら、"2014年の本田圭佑"も、抑えられた可能性はあるかなとちょっと思います。
・それは一つには西野監督の個性もありますけど。
・もう一つはこれはハリルを見てても思うんですが、むしろ外国人監督の方が本田に騙され易いんじゃないんですかね。
・あの一見"欧州"風のコミュニケーション術に。
・"プレゼンテーションしてくれる"ありがたさにほだされるというか。
・日本人の目で見れば、"違和感"は違和感でしかない。
・同じ日本人として、彼の"背伸び"もリアルに分かりますし。
・北京の反町監督も、チーム自体は残念でしたが、別に本田に騙されてのことではない。終始一貫、ちゃんと"限定"付きで使っていた。
・岡田監督の場合は何か、"助っ人外国人"のように使っていた気がしますが(笑)、それもまた「限定」と言えば限定。
・能力はあっても、"信頼"してはいけないタイプの人というのはいるんですよね。
・使うのはいいですけどね、その能力を。
・何事もともかく位置づけが大事と、これも陳腐な結論ですが。
・そう言えばハリルは、宇佐美も好きでしたね、特に初期は。
・宇佐美を好きな人本田を好きな人、いずれも視点が「日本」に立脚していない人という共通性を、見てて感じるんですが。
・彼らの「我」に妙な幻想を抱くというか。("日本"へのアンチとして)
・まあいいですけど。そういうアプローチが上手く行く時だって、あるでしょうから。
・とはいえともかく同点ゴールおめでとう、ありがとう、本田。(笑)
・嬉しかったでしょうね。良かった良かった。
・落ち着きもさすがでした、かなり早い段階から「これはモろたで」という厚かましい落ち着きが感じられて、ここらへんは本田ならではというか、頼もしいところ。(笑)
・その得点力にハリルが期待したのも当然。
・だからまあ、使い方なわけですが。
・ただそれ以外のプレーは相変わらず不安というか、他の選手のように集中出来ていない、"無心"になれていない、それにより流れを乱す怖さというのが、やはりあります。
・そういう意味で、香川に代えて入れてすぐに、岡崎も入れて2トップにした、本田をサイドに回した采配は良かったと思います。
・予定通りなのか見ていてやばいと思ったのか、流れ的にはどっちとも言えない感じがするんですが。
・"サイド"で本田が守備をサボるのは確かに怖いんですが、それ以上に"トップ下"でチームを滞らせる壊す怖さの方が、僕は勝りますね。
・"時計の針を戻される"感じというか。
・結果も出してますけど、次からどう使うのか。
・くれぐれも信頼し過ぎないように、お願いします。(笑)
・基本は勿論、香川で。
・宇佐美出した時は、当然冷や冷やしました。(笑)
・セネガル代表は初めて見た日韓W杯以来、実は余りアフリカらしくないと感じる「直線的」に「強い」感じがやはり印象的。
・グニャグニャした訳の分からなさは薄いですけど、そういう"アフリカ"は実際はそんなに日本は苦手ではないと思うんですよね。
・やはりガンと来る強さの方が怖くて、ブラジルが苦手なのは上手さに加えてそれがあるから。"重さ"というか。
・セネガルもだからもう少し"パワー"感があればやばかったのかなと思いますが、そういう意味ではコロンビアの方が嫌だったですかね。
・それと日本と同様"後進国"なので、何となく考えてることが分かる。(笑)
・やり方が綺麗というか。
・南米でもエクアドルとかはそういう感じですけど、コロンビアになるとかなり分からなくなる。
・アルゼンチンは基本性格として綺麗なので、そんなに怖くない。論理的というか。
・そう言えば2002年の時は、"次回"はこれくらいの"組織と個人"のバランスがいいかもなあと、率いていたメツ監督に注目していた記憶が。
・まあ知識も限られていたので。(笑)
・当時はあとアメリカ代表などで結果を残していた、ボラ・ミルティノビッチなんかも随分待望論がありましたね。むしろハリルホジッチに近いとかいう、今ではそういう評価も聞きますが。
・次はポーランドか。
・ゲルマン寄りのスラブ?上手さより強さ重さが勝って来ると、ちょっと怖いかも。
・まあ分かんないです(笑)。結局やってみないと。(笑)
勝って欲しいです。出来る限り、どこまでも。
スポンサーサイト
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。
>過不足ない日本代表
>「過」「不足」の歪な結合
相変わらず、物凄い表現の力、恐れ入ります。
4年前の「攻撃サッカー」には自己欺瞞的な弱さを感じましたが、今回は芯の通った簡素堅牢さを感じます。おっしゃる通り、等身大の日本代表がちゃんと鍛えて戦ってる感じがして、楽しいです。優勝したときのなでしこを見ているような。
>過不足ない日本代表
>「過」「不足」の歪な結合
相変わらず、物凄い表現の力、恐れ入ります。
4年前の「攻撃サッカー」には自己欺瞞的な弱さを感じましたが、今回は芯の通った簡素堅牢さを感じます。おっしゃる通り、等身大の日本代表がちゃんと鍛えて戦ってる感じがして、楽しいです。優勝したときのなでしこを見ているような。
2018/06/25(Mon) 21:56 | URL | やまかん #gVkHvQYE[ 編集]
>2018年の
逆に香川もフル出場を義務付けられたエースから降りられて良かったんでしょうか。
逆に香川もフル出場を義務付けられたエースから降りられて良かったんでしょうか。
2018/06/26(Tue) 07:04 | URL | あかさたな #T5cQRYBo[ 編集]
>やまかんさん
お久しぶりです。だいたい4年に一回くらいお目にかかる感じですかね。(笑)
あの時のなでしこほどの徹底した機能性には及ばないと思いますが、逆に"徹底"されない余白の部分に何か良さがあるような気もします。こんな感じで行けるのなら、後に続く人も楽でしょうしね。(笑)
"行ける"のかについては、最後まで半信半疑が続きそうですが。
>あかさたなさん
香川自身は別にエースでもフル出場でも構わないんじゃないんですかね、ドルトムントでのプレーを見ても。コンディションは別にして。
純粋に"本田"と絡むことによる余計なプレッシャーと、後は「トップ下」しか出来ないという限定性が問題だっただけで、それ以外は普通の(かなり)いい選手だと思います。
お久しぶりです。だいたい4年に一回くらいお目にかかる感じですかね。(笑)
あの時のなでしこほどの徹底した機能性には及ばないと思いますが、逆に"徹底"されない余白の部分に何か良さがあるような気もします。こんな感じで行けるのなら、後に続く人も楽でしょうしね。(笑)
"行ける"のかについては、最後まで半信半疑が続きそうですが。
>あかさたなさん
香川自身は別にエースでもフル出場でも構わないんじゃないんですかね、ドルトムントでのプレーを見ても。コンディションは別にして。
純粋に"本田"と絡むことによる余計なプレッシャーと、後は「トップ下」しか出来ないという限定性が問題だっただけで、それ以外は普通の(かなり)いい選手だと思います。
2018/06/26(Tue) 10:57 | URL | アト #/HoiMy2E[ 編集]
| ホーム |