ヴェルディ、代表、漫画、アニメ、女子バレー 他
レアンドロと泉澤とロシアW杯/福岡-東京V(’18)、東京V-新潟(’18)、京都-東京V(’18)
2018年07月31日 (火) | 編集 |
とりあえずはレアンドロと泉澤の"デビュー"というハイライトを持った、この3連戦。

J2第24節 東京V △0-0△ 福岡(レベルファイブ)
J2第25節 東京V 〇4-3● 新潟(味スタ)
J2第26節 東京V 〇1-0● 京都(西京極)

どちらも概ね、期待通りは期待通り。


福岡戦

GK 上福元
DF 井林、畠中、平、奈良輪
MF 内田、渡辺皓、梶川
FW 泉澤(→林昇)、ドウグラス(→レアンドロ)、李(→林陵)


新潟戦

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、畠中、田村
MF 内田、渡辺皓(→レアンドロ)、梶川
FW 佐藤優(→アラン)、ドウグラス、泉澤(→藤本)


・まずはレアンドロ。(が出場した2戦)
・もっと"ストライカー"、ないし単騎でグイグイ行くプレーをイメージしていたんですが、コンディション的理由もあるのか思いの外"チーム"プレイヤーでした。
・ドウグラスよりも"ポストプレイヤー"の性格が強いし、"ゲームメイク"の意識も高め。
・過去に在籍した選手で似ていると思ったのは・・・
・2006年途中にフロンタから移籍して来た、"マルクス"とかかな?
・CF(ポストプレイヤー)とトップ下の、中間的なプレイスタイル。
・マルクスよりは"FW"だし強さもあるなので、"エジムンド"という比喩も候補には上がるんですが。
・エジムンドはポストプレーは、一切しないので。
・とにかく一番の印象は「大幅改良型マルクス」で、それこそ2006年にいてくれたら随分力になったてくれただろうなという感じ。
・または「ポストプレーの出来るエジムンド」。
・それだけつまり"属人"的チーム作りの誘惑にもかられるスタイル&能力で、レアンドロありきの。"3トップの一角"に組み込むというよりも。
・ロティーナのチーム作りの流れ的には、微妙に難しいところも当面は感じられました。
・ただそれはどちらかというと嬉しい悲鳴というか能力の幅が期待以上だったことへの戸惑いという感じで。
"値の張る棒や置物"が来るのではないかという危惧は、少なくとも杞憂だった感じ。
・いやあさすがにいい選手ですね。
・来る前は恐らく、ドウグラスとの棲み分けをどうするんだろうというのが一番懸念されたことだと思いますが。
・ドウグラスよりも"中央"にいるイメージがかなり強いので、例えば2トップでドウグラスはサイドに流れる(得意な)プレーを中心にみたいな組み合わせ方は、出来そうに思います。
・勿論この2試合でやったように、レアンドロがトップ下に入るという形も、当然あり。
・とはいえアランも入れての"ブラジル人3人同時起用"は、賑やかで楽しくはあるけれどさすがにロティーナのチームカラーからは外れる感じなので。
・3試合目は外れてしまったレアンドロのコンディションの上昇を睨みながら、しばらくは起用法の試行錯誤は続くんでしょうね。
・まあカルロス・マルティネスを獲った時のことを考えると、ロティーナは必ずしも3人同時に使うことはイメージせずに獲得にGOを出している可能性もなくはないのかなと思いますが。
・しかしこのレアンドロをスーパーサブにとどめるのはいかにも勿体ないですし、さりとてドウグラスを外すとかあり得ないですし、いっそレアンドロがフルに出来るコンディションにならない方がチーム編成的には簡単だなとか倒錯したことも考えてしまったりはしますが。(笑)
・どうしたもんですかね。例えば3トップの2枚をレアンドロとドウグラスにして、その分残り一枚は"汗かき"タイプでその候補の一人としてアランとか。
・それだと特に藤本の居場所が無くなるっぽいですが、潮音がフィットしない現状ならインサイドで使うことを考えても悪くはない。
・勿論2トップにしてしまえば簡単は簡単なんですけど。レアンドロを前で使うにせよトップ下で使うにせよ。
・泉澤のことも考えると、やっぱり3トップでレアンドロドウグラス同時起用はいびつかなあ。
・でも何とかせっかく獲ったレアンドロを活かし切りたいなあ。

・その泉澤ですが・・・と書きかけて、ある別のアングルを思いついたので本格的には後述ということにしたいですが。
・とりあえず普通に動けるコンディションで、逆に何でガンバを出された、今年はリーグで3試合しか出ていないんだろうという感じでした。
・まあ色々あるんでしょうねJ1だとまた。(てきとう)
・とにかく早速の切れ味で、早くも"マニア"を生み出しつつある模様。(笑)
・ロティーナも完全に先発候補として考えているようで、同じく左サイドを得意としている後ろの奈良輪との関係性を盛大に試行錯誤している様子が(twitterで)話題になりましたが。(笑)
・泉澤に関してはそこまで右と左の違いは、よく知らないのもあって僕は感じませんでしたけどね。
・逆に右でのプレーももう少し見てみたかったというか。
・まあでもこうして見ると、「センター」の外国人は一人で、その左右を"様々"な選手であれこれするというのが、ロティーナの基本的なチームイメージではあるんでしょうね。
・そうなるとレアンドロとドウグラス同時起用は、やはり難しいか。


京都戦

GK 上福元
DF 田村(→平)、井林、畠中、奈良輪
MF 内田、渡辺皓(→泉澤)、井上潮(→梶川)
FW 藤本、ドウグラス、アラン


・こと用兵面については、レアンドロと泉澤の組み込みを、「泉澤右」と「泉澤左」の2パターンで試した同工異曲の"練習"試合という感の強かった前の2試合に対して。
・一転して不思議な感じの、この試合のスタメン。
・久しぶりのドウグラス・アラン揃い踏みに加えて、ここに来て突然の、藤本と潮音の同時起用
・見回しての印象としては・・・
ザ・ロティーナの"夢スタメン"
・何で?どこにそんな(藤本潮音を同時起用出来るような)当てが?
・感じとしては、「レアンドロ・泉澤」という、戦力バランスを一変させるような大型補強とそのお試しを経て。
・逆に既存戦力を見直してみたくなったというか一回頭を整理してみたくなったというか、そんな感じかなあと。(笑)
・「レアンドロ・泉澤」抜きだとどうなるのか、あるいはそれを純然たる"上積み"要因だとした場合、どういうチームになるのか。
・その"理想"的な状態を、ともかく並べてみたくなったというか。(笑)
・意図はともかく、上手く行ったか行かないかと言えば、それはまあ、上手くは行かないですよね、割りと簡単に予想がつくように。
藤本自身の"ダイナミズム"不足も若干問題となって来たタイミングでの、"問題児"井上潮音との共存では。
・"理想"スタメンだけあって、ある意味役割分担の意識付けそのものは、ここまでの2,3試合に比べればしっかりしていた感じで。
・左サイドで軽くためをを作りつつゲームコントロールという仕事は、"無難"にこなしていたと言えばこなしていた。
・ただそれがチームの役に積極的に立っていたかと言えばそれは疑問で、あくまで"言いつけ"には従っ(え)ていたというレベル。
・逆サイドの藤本の方も、決勝ゴール自体は見事でしたけど、それ以外はどうもさっぱり。
・"夢"はまだ"夢"でしかないというか、二人合わせて一人分の仕事もしていたかどうかというか。(笑)
・藤本はともかく、最終的にはこの"スタメン"が機能する為には、潮音がむしろ「絶対」的なプレーを出来るようにならないと駄目だと思います。
・梶川なりヨンジンなりが作り出すダイナミズムを、収支で上回ることはないだろうというか。
・「絶対」と言ってもそんなに大げさではなくて、ロティーナが来る"前"にやれていたプレーということでとりあえずはいいんですけど。
ロティーナ"前"の潮音ロティーナ"後"の皓太が合わされば、ほんと最強なんですけどね。
・でも潮音がロティーナ"後"に活躍出来ないのも皓太がロティーナ"前"に活躍出来なかったのも、それぞれに理由のあることだと思うので、なかなかそう単純に足し算は成立しない。
・まあこの問題は、いずれまた論じる機会があると思いますが。
・現状の潮音に対して何か言うとすれば・・・そうですね、最低限「パス&ゴー」の意識を、もう少し持つべきだと思います。
・仮にロティーナには言われていなくても。(言われていないんじゃないかと疑っていますが)
・体力的な負担は増すかもしれませんが、むしろ「ゴー」が加わることによって"自由"にプレー出来る局面・タイミングは増えるのではないかと、見てて思いますが。ロティーナから"解放"されるというか。


(ロシアW杯と泉澤?)
本日の主題のようなおまけのような。

ロシアW杯でも"優等生"ベルギー代表あたりを筆頭に、ロティーナヴェルディ同様のポジショナルプレーの原則に多かれ少なかれ基づいていると思しきチームがいくつも見られましたが、そうした"世界"的水準のチームとヴェルディとの間にどんな違いがあるのかヴェルディに無くて彼らにあるものがあるとすれば何なのか、注意して見ていたところ一番僕が感じたのは、「一人一人の仕事量の違い」でした。
似た原則に基づいて似たような流れのプレーは出て来るわけですが、そのワンプレーの際に一人一人がこなしている仕事の種類・数、"配慮"の範囲が、感覚的に言って倍くらい違う。そして一人一人が"倍"の仕事をこなすことによって、ある意味"ポジション"的区分けを越えた仕事の"重複"が起こり、各"継ぎ目"の間の「のりしろ」が濃くなり結びつきが堅固になり、それが全体としてチームの厚みや関連性の有機性を増している、そういう印象でした。

同じく"整理整頓"されたプレーをしながら、それがしばしば"分断"や"空白"や"希薄"を発生させてしまっているロティーナヴェルディに対して、"掛け算"的迫力で活動している世界のトップチーム。
まあ別にW杯を見なくても、シティの試合を見ればそれは感じるは感じるんですけど(笑)、ただいかんせんペップは特別過ぎるので、確信するにはもう少し別の例も必要だったという話。(笑)

こういう違いが生まれる理由としては、一つにはやはり、個々の選手の能力の違いというものは、どうしてもあるわけでしょうが。
"原則"を踏まえつつ、出来るプレーあるいは"余裕を持って"出来るプレーの範囲の違いが、実際の仕事の幅の違いをもたらしている。

関連して言うとすれば、以前言ったようにそもそもポジショナルプレーというのは「原則」であって「戦術」ではない、つまりプレーの細目を指示するものではない、

 「原則」と「戦術」 ~コンテ、ロティーナ、リカルド・ロドリゲス、そしてペップ

だから"監督によるゲームメイク"という観点で言うと、直接的というよりは間接的遠隔的という性格を持っている、

 続・"監督がゲームを作る"ということについて

まとめて言い換えると、実は「選手の能力差が出易い」プレーモデルだと、原理的には言っていいような気がします。"普遍的な教養"という要素はありつつも、ある意味トップオブトップ用というか。
それに従えば"やり易い"状況は作れるけど、やるのは選手というか。

だからべるぎーとべるでぃー(笑)に上のような違いが生まれるのは、当然と言えば当然というか。(笑)


ただ一方で「監督」の差・違いというものも、やはりあると思われて。
例えば"ベルギー代表"の選手たちをまとめてごっそりヴェルディに連れて来れば、当然大幅に強くはなるでしょうし(ロベルト・マルティネスの)"ベルギー代表"に似たチームは作れるでしょう。でもそれでも特に時間と共に、"ロティーナのチーム"の特徴や弱点や限界は出て来るだろうと思いますし、それでもってJ1昇格を逃す・・・とまでは言いませんけど逃す可能性はあるかなと思います。(無いかな?(笑))

まあそんな馬鹿な想定をしなくても、ロティーナに課せられたのはW杯ベスト4ではなくてたかだか(?)J1昇格なわけで、その為にベルギー代表級の選手11人が必要なんてことはないはずなので、現在のヴェルディが抱えている問題を、"選手"の能力だけに帰して納得するのは、やはりちょっと難しいと思います。

簡単に言えば、これまでも似たようなことは言って来たように、ロティーナ自身のサッカーの見方、引いては世界の把握の仕方が"整理整頓"に偏している、形式的静態的に過ぎるところがあるから、ヴェルディのサッカーも継ぎ目だらけの"のりしろレス"なものになりがちだというのが僕の認識なわけですが、そんなヴェルディの中でも"のりしろ"を濃くすることの出来る選手はいて、それが例えば梶川であり、去年の安西であり、更に加えるとすればドウグラスだろうと思います。ドウグラスがいるといないとでは別チームになってしまうのはそのせいでもあると思いますし、去年後半の安西の"右サイドの「全て」をカバーしてしまう"戦術兵器ぶりは、記憶に鮮明でしょう。
梶川については一つ思うところがあって、梶川が出ればほとんど必ずいいプレーをしてチームの状況を改善してくれるのに、どうしても絶対的レギュラーになれないのは、それは彼のプレーが基本的にロティーナのサッカー観をはみ出しているからではないかというのが僕の仮説です。はみ出しているがゆえにロティーナのチームの弱点を補うことは出来るんだけれど、はみ出しているがゆえにロティーナの「理想」「構想」にも居場所を確保し切れないという。

ちなみに同じ"運動量豊富"なタイプでも、渡辺皓太奈良輪は、より純度が高く"ロティーナの操り人形"(悪口ではない(笑))であって、すっぽり構想に収まれる。そういう違いがあると思います。
じゃあ安西はどうかというと"収まって"いたわけではなくて、安西の大活躍した後半のチームが一種の"緊急シフト"であったのは、思い返せばすぐ分かると思います。ドウグラスはまあ、恒常的に"戦術兵器"だから、外せない。

他に田村なんかは意外と"のりしろ"の作れる選手だと思いますが、いかんせんお年ですし絶対能力的にもそんなに多くは望めない。実はジェフ時代の菅嶋は中盤でよくのりしろを作っていた選手だったと思いますが、ロティーナからは顧みられていない。(というか全然違う使われ方をしている)


だいぶ話が流れましたが、そこで泉澤。彼はどうなのか。
結論的に言うと、"のりしろ"の選手ではないですね。安西の代わりにはなれないといか。
いみじくも得意技が"ゼロヒャク"(ゼロ状態から一気にヒャクへ加速出来る)だというように、むしろそれ以前との繋がりを"絶つ""脱出する"プレーが持ち味。"繋げる"安西とは違う。

だから駄目ということでは勿論ないですが、"そういう"選手だと理解してロティーナが獲得したのかなあ、どうなのかなあというのは、興味あります。増してそういう選手を、「安西の幻を追う」今年の作業(笑)の一環として求めたのか求めてしまったのかという。
つまり自分のサッカーの、(僕の言うところの)"弱点"に、自覚的なのかどうかという話ですが。偉そうですいません。

まあ基本的には、獲れる選手の中からいい選手を獲っただけでしょうけどね。安西と比べるまでもなく、高井や森俊の足りなさが明らかな中で。


以上です。
全然試合評じゃなくて申し訳ありません。(笑)
いい機会だと思って書いちゃいました。


スポンサーサイト



テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック