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皓太の"穴"と泉澤の"谷"/東京V-大分(’18)、天皇杯浦和戦(’18)、千葉-東京V(’18)
2018年08月27日 (月) | 編集 |
とりあえず"負ける時は連敗"のパターンは阻止。

J2第29節 東京V △0-0△ 大分(味スタ)
 天皇杯R16 東京V ●0-1〇 浦和(熊谷陸)
J2第30節 東京V 〇3-2● 千葉(フクアリ)

なんか天皇杯で、気分転換出来たようなところもあります(笑)。格上とやるのは楽しいですね。


大分戦 △0-0

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪
MF 内田、佐藤優(→アラン)、梶川
FW 藤本、ドウグラス、泉澤(→李)

・面白いと言えば面白いし、面白くないと言えば面白くない試合。
・お互い秩序だったサッカーをしながら、事故を避けるように避けるようにプレーして、めでたく90分間避け切りました、それではごきげんようとお別れ。(笑)
・いっそ最初からやらなければ良かったんじゃないかという、そんな気がしないでもない読後感。(笑)
・反スポーツ的というか、非スポーツ的というか。

・とは言うものの、ヴェルディ的には主力中の主力渡辺皓太をU-21に取られ、かつDFの二本柱の一本畠中をFマリノスに取られた後の、緊急兼新体制の初戦という結構ハードな試合で。
・相手がたまたま大分だったから、存外静かな試合にはなりましたが。
・まあ"無事に済む"のは目標と言えば目標でもあった試合なのかも知れません。
・逆に変化が大き過ぎて、"山形戦の敗戦"とか"連敗危機"とかは、忘れてしまっていたところもあったかも。(笑)

・まず畠中の穴ですが、うーん思ったよりも大きいかもしれないなというそういう印象。
・代わりの平も十分にレギュラークラスの力は持っているわけですが、右利きのカバーリングタイプの畠中と左利きのストッパータイプの平というタイプの違いは歴然とあって、終始なんかカクカクした感じのDFライン運用にはなっていたと思います。
・最近めきめきとフィードの質を上げていた畠中に対して、平の"左足フィード"だって元々大きな武器・特徴であったわけですが。
・守備の方で頭を取られて、&畠中との"出し方"の違いの問題もあって、チーム戦術の一部としてそれが安定的に出るようになるまでは、少し時間がかかりそうだなという印象でした。

・一方の渡辺皓太の穴。
・DAZNのスタメン表では梶川右の佐藤優左となっていたので、あらら梶川に皓太の役割させるの?と思いましたが。
・実際には皓太のところに佐藤優がそのまま入る形。役割もどうやらそのまま。
・その"役割"についてですが、某客員教授"羊"氏いわく

・なるほど。この試合というだけではなくて、ロティーナヴェルディの3センターの役割分担についての、去年から微妙にもやもやしていた部分がすっきりするような解説でした。
・一見同タイプにも見える皓太と梶川の役割は同じなのか、同じならばなぜ梶川は「皓太の代わり」として起用・投入されることが無いのか、あるいは「梶川の代わり」としてなぜ(明らかにタイプの違う)潮音がちょいちょい使われるのか。
・中盤本職の皓太に対して、他のシステムではむしろ"FW"的に使われることも多い梶川のプレー特徴が、尚更二人の"前後"関係を分かり難くしていたと思いますが。
・アッレグリ"論文"についてはこちらなどが分かり易いでしょうが、より"通俗"的な理解としては、皓太≒ガットゥーゾ梶川≒セードルフと例えてみるのが、二人の"非対称"性の理解としては一番簡単でいいかなと。
・内田がピルロかどうかはともかくとして。
・4-3-3(アッレグリ)と4-3-1-2(アンチェロッティ)の違いはありますが、3センター一般の役割分担例としては。
・より"上下動"を求められる右サイドと、より"ゲームメイク・ボールキープ補助"を求められる左サイドと。
・だから"セードルフ"役としての潮音も、諦められないという。
・ちなみにこういう役割分担についての、僕の最も古い記憶は、ジェフのオランダ人監督フェルシュライエン('97-'98)の何かのインタビュー記事。
・既にかなり"定説"的なメソッドとしてこの左右分担が解説されていて、「左右対称じゃないのか、なんか気持ち悪い」と思った記憶があります。(笑)
・その4-3-3で"練習"して、その論理的延長として3-4-3があるんだみたいな話もされてましたね、確か。
・ジェフもそうなる予定だった。(笑)
・とにかくまあ、今後は基本的にそういうイメージで、ヴェルディの3センターも見て行けばいいらしいという、そういう話でした。

・この試合のもう一つのハイライトは、泉澤の天井知らずの切れっぷり。
・ドリブルにしろシュートにしろ、やろうとしたことはほぼ100%出来ていたんじゃないでしょうか。
・売りは"ゼロヒャク"ですが、実態は"ヒャクヒャク"というか。百発百中。(笑)
・ほとんどメッシかよという感じのプレー。
・逆にこんな選手が、何でガンバで出番を得られずにJ2に貸し出されなくてはならないんだという話ではありますが。
・多分それは、"切れ"過ぎるというか、この前も言ったゼロヒャクの"ゼロ"の部分というか。
・余りにもチーム状態・状況とある種関係無く発動してしまうので、組み込み難いというそういうことなのかなと。
・いくらJ1でも、泉澤クラスの"戦力外"がゴロゴロいるとは、考え難いというか考えたくないというか。(笑)
・どちらかというと泉澤のプレーの特殊性が理由と、考えたい。
・何度も言うように、ロティーナはそんなに"繋がり"の濃密なチームを作る監督ではないので、その弱点はカバーしないけれど"合って"はいるのかも知れませんね。
・とにかくなんか、フィールド上に爆弾がうろうろしているような感じで、終始ドキドキします。
・相手にもたまに、申し訳ない気持ちに。(笑)
・"チーム力"という感じではないんですよね、泉澤が作り出すものは。


天皇杯浦和戦 ●0-1

GK 柴崎
DF 林昇、若狭、永田、香川
MF 森俊(→菅嶋)、橋本、潮音(→森田)、李
FW 林陵、アラン(→ドウグラス)

直近のリーグ戦から3人(槙野、橋岡、菊池)代わっただけの浦和に対して、総とっかえの完全Bチームのヴェルディが格上に大健闘の惜敗と、スタッツ的にはそう見えますが。
・実際見ている感じとしてはあんまりそういうんでもなかったですね。
・"健闘"に盛り上がる程浦和に何か怖さがあったわけではないですし、"惜敗"を悔しがるほどヴェルディの出来が良かったわけでもない。
・決定力というかゴール前の精度・個人力で辛うじて上回っていた浦和が1-0で際どく勝利というのは、順当と言えば順当なんですが。
・でも逆の結果でも全然おかしくはなかったですし、一方でリードされたヴェルディがそんなに必死に勝ちに行こうとしていたわけでもない。(笑)
・逆に"ヴェルディが1点リード"していれば、さすがに少し試合の圧も高まったのかも知れませんが。
・まあ相変わらずの塩試合量産工場のロティーナヴェルディということではあるのかも知れない、大分戦に続いて。メンバーが違っても。
・ただまた一方で、全く違うメンバーと全く違うシステム(4-4-2)で、ほぼフルメンバーのJ1チームに対してこれだけ("塩"に出来るくらい)安定した戦いが出来るのは、凄いことではあるんだと思いますが。
・にしても浦和弱かった気がするんだけどなあ、どうなんだろうなあ。
・出来ればこの試合勝って、別のチームともやってみたかった気はしますね。
・今すぐ(ないし来年)J1に上がったとして、これくらいの試合は安定して出来るその証明を見たと、思っていいのかどうか。
・多分出来るんじゃないかとは思うんですけどね、少なくともこれからJ2を勝ち抜いてそこにたどり着く"見込み"よりは、だいぶ高そうというか。(笑)
・"位"ではむしろ勝ってた気がするくらいだけど結局は負けてるというところが、そのまんまJ2での"勝ち抜き"に苦労している現状を表しているという言い方は、ちょっと悲観的過ぎるかもしれませんか。
・(安定した戦いで)"質の高さは証明"出来る。でもそれだけみたいな。

・まあBチームは所詮Bチームでしたけどね。
・林昇の右"サイドバック"は攻守にいかにも無理がある感じでしたし、右MF森俊の戦術理解の低さもあからさまで、右サイドは結構壊滅気味。
・2トップも機能していたとは言い難く、動きの少ない林陵平ではいつも3人でカバーしているスペースを持て余している感じでしたし、その理由の一つでもありますがアランも何か、ボールを当てる的(まち)収め役としてしか働いていない感じで、ほとんど相手に直接的脅威は与えられていなかったと思います。
・多分そういう"役割分担"ではあるんだと思いますけどね、今年前半に2トップをやっていた当時を思い返しても。
・縦並び気味で、下がって来てボールを収める係と前で一人で色々やる選手と。
・それがドウグラスならまだ何とかなっても、林ではちょっと厳しい。
・いずれにしても4-4-2とは言っても、"2トップのコンビネーションで攻める"ブラジル的なそれでは全然ない。
・そして2センターないしドイスボランチの、橋本と潮音は。
・橋本の方はさすがだったと思います、スタミナ以外の面で、内田に特に劣る部分は見当たらない。
・アンカーに入ると、多少カバー範囲では差が出るのかなあ。
・ただ潮音は・・・。一応"活躍"らしきことはしましたが・・・。
・あれで"良かった"というのは、むしろ潮音を元々評価していない人なのではないかという。
・そりゃ最近の3センターのプレーよりは"良かった"かも知れませんけど、現状2センター専用選手の潮音としては、あれぐらいはやれないと本当に話にならない。
・というか"あれくらい"やっても、僕から見るとやっぱり"話にならない"のは同じですが。
・潮音の良さであるプレーの先見性、組み立ての能動性は、相変わらず大きく失われたままです。
・どこにでもいる技巧派MFというか、ひ弱な配り屋というか。
・デザイン的にも凡庸だし、クオリティ的にも平凡。
・こんなの潮音じゃないし、潮音である必要も無い。
・それこそトップに上がって来た最初の頃の水準にすら、達していないと思います。僕がこんな選手のファンになるはずがない。
・"壊れ"てますねえ。この先良くなる可能性よりも、悪くなる可能性の方が遥かに高いと思います。
・酷かったと言えば、菅嶋も酷かった。
・自分のいいところというか、そもそも自分に"いいところ"があるのかどうかすら分からなくなってる感じの、魂の抜けたプレー。
・監督からの注意事項だけが、頭にあるような。
・こちらもジェフ時代はおろか、"出される"前のヴェルディでのデビュー当時のプレーにすら、及ばないプレーだと思います。
・まあとにかく合わない選手とはとことん合わないんでしょう、ロティーナは。
・決して"強圧的"な指導をしているわけではなくて、そもそものロティーナのサッカー観("感"に近い)自体が、特殊に狭いんだと思います。そこらの日本人監督に比べてもね。
・その狭さが逆に理論的な安定性に、繋がっている部分はあるんでしょうけど。
"ポジショナル"以前のロティーナってどうだったんでしょうね、キャリアはもっと長いわけで。
・興味はある、ただ"見たく"は余りない(笑)、観客的には。

・...というような必ずしもスムーズでない状態のヴェルディにこの戦いというのは、やっぱりレッズ弱いんじゃねえ疑惑再燃。(笑)
・多分本気にはさせられなかったんでしょうけど、スコア的にも。
・でも柴崎相手に1点ですからね、言ったって。滅茶滅茶不安でしたよ、こっちは。(笑)
・特に上福元を見慣れてしまうと、"エデルソンの後のブラボ"みたいなもので、ギャップにめまいがします(笑)。とても平常心では見られません。
・"陽性"の(かつ安定した)キーパーというのは諸刃の剣ですね。特殊な依存性がある。
・後は・・・香川勇気選手のヴェルディデビューか。
・よく分かんなかったですけど、とにかく元気で攻撃的なサイドバックっぽい。
・今回は利き足の左でしたけど、右で(林昇以上に)もやれてくれると、チーム的にはありがたいのかな?


千葉戦 〇3-2

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪
MF 内田、佐藤優(→李)、梶川
FW 藤本、ドウグラス(→林陵)、泉澤(→アラン)

・近年では一番"安心"して見られたジェフ戦でした。
・その理由は簡単で、泉澤の存在。
・今回はこっちにも、"札束"はあるんだぜと。殴られたら殴り返すぜと。(笑)
・真面目な話、今夏の「レアンドロ」と「泉澤」という補強は、なんか凄く"ジェフ千葉"っぽいですよね(笑)、JR東日本ぽい。
・いつもは向こうがやることというか。(笑)
・たまにはいいですねこういうのも。あんまり変な癖ついても困りますけど。
・シーズン開幕前の戦力分析を、無意味にするようなタイプの補強というか。
・なんだかんだやっぱりジェフの「札束」感というのはプレッシャーでしたからね、ちまちま戦術で勝ってても、結局どうせ・・・みたいな。(笑)
・真面目な話、状況はどうあれ泉澤のところで一つアドバンテージを取れるのは分かっているので、どこかしらに最低限の安心感は、常に持っていられました。
・やっぱ大きいねえ、こういうのは。それで"チーム"になってくれると、もっといいんでしょうけど。
・いや、むしろ"遊離"してるのがいいのか?

・試合はツインタワー&4トップで力ずくで押して来る千葉のやり方と。
・大分戦でもそうでしたが皓太のいない中盤への不安をベタ引き気味の入りで解消しようとするロティーナのやり方が変に"マッチ"して。
・序盤は結構一方的な展開から、"タワー"のヘッドのこぼれを狙い通り決めて、千葉が先制。
・ただヴェルディが重心を前に移して攻めに転じてからは、千葉のスペース管理の甘さをある意味公式通りの角度をつけた攻撃で面白いように攻略して、いずれもほぼどフリーからのファインゴール3発で逆転。
・その後矢田の個人技で1点返されるも、結果的には快勝楽勝に近い内容でフクアリ初勝利を挙げました。
・皓太の代役の佐藤優は大分戦に引き続いて若干"上下"の位置取りに未だ迷ってる感はありましたが、泉澤の方はこの試合も存分に"違い"を見せて、得点も演出しました。
・これでいいのかもっとやって欲しいのか、今一つ僕もよく分からないんですけど。(笑)
・もっと自分で点を取ることにこだわれば、J2なら量産出来るような気もしないではないですが、多分そういう選手ではないんでしょうね。
・周りがどうだろうとレベルがどうだろうと、自己完結的に"綺麗"にプレーする選手。

・この2試合で少し思ったのは、"守備に特徴がある"と言われまくるロティーナですが、一方ではっきりしたカウンターサッカーのイメージは、余り持っていないのかなと。
・むしろトルシエが(サンドニでやられて)"引いちゃった"時のような、何か覚束ない引き方。
・"押し込まれる"時にはむしろいいところの出易い人だと思うんですが、自分から引くのはまた違うのか、とても"反撃"出来そうな雰囲気が引いた状態には無かったですね。(笑)
・やっぱり「ポジショナル」以前のロティーナを、見てみるべきなのか。それでこそ本質が分かるというか。


以上。
ちなみに「泉澤の"谷"」というのは、泉澤のプレーが敵及び味方(笑)との間に作り出す独特の"ギャップ"、"ディスコミュニケーション"を表現してみたものです。
泉の谷。泉谷。不気味の谷。
まあてきとうです(笑)。面白い選手ですね。味が無いのが味というか。(笑)


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テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
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