ヴェルディ等サッカー、漫画、アイドル 他
現状認識あれこれ。/栃木-東京V(’18)、東京V-甲府(’18)、水戸-東京V(’18)
2018年10月15日 (月) | 編集 |
特にサボった記憶も無いんですけど、知らない内に3試合溜めてしまいました。

J2第35節 東京V 〇1-0● 栃木(グリスタ)
J2第36節 東京V ●0-1〇 甲府(味スタ)
J2第37節 東京V 〇1-0● 水戸(ケーズデンキ)

なんか気が抜けてるんですかね。


栃木戦 〇1-0

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪
MF 内田、渡辺皓(→アラン)、梶川
FW 佐藤優(→林陵)、ドウグラス、泉澤(→李)

・待望の渡辺皓太帰還
・の、はずでしたが、前節の潮音の"帰還"に比べても、効果のはっきりしない結果に。
・チーム全体の出来が相当に低調だったので、皓太一人の責任を問うような内容ではなかったとは思いますが。
・ただ離脱前の圧倒的な"皓太のチーム"感と比べると、あれこんなんだったっけかなという印象は否めず。
・特別コンディションが悪いようにも見えないので、いない間に美化し過ぎたかとも思ったりはしましたが。(笑)
・自分自身の主張に従えば、"自分の"チームでない時の皓太がプレーに余り絡めないのはいつものことなので、それがその通りに出ただけと言えばそうなんですが。
・一方で「先発で出れば大丈夫じゃね?」とも言っていたその楽観的な期待は裏切られた形。
・なんすかねえ、しはらく都会に出ていて帰って来た彼氏と地元の彼女(ヴェルディ)が別に喧嘩するわけでもないんだけどなんかしっくり来ないみたいな、そんな双方"お見合い"感。(笑)
・縁が薄くなっちゃった感。
・彼氏彼女と違っておいそれと"別れる"わけにもいかないので、もう一回関係の作り直しですね。
・かつての「関係」が素晴らし過ぎたのと、例えば試合で不調でレギュラー落ちしたみたいな、そういう必然的な"プロセス"を踏んで距離が出来たわけでもないので、意外となんか、面倒な事態だなと。
・厳しいことを言えば、"蜜月"ではあっても本当に意志的に"掌握"していたわけではない、皓太のチーム関与の仕方が甘かったと言えば甘かったんだとは思いますが。
・潮音ないしゲームメイカータイプでは多分こういうことは起きづらいだろうし、皓太と同タイプで言っても例えば北澤が代表から帰って来て、戸惑い気味にプレーしてるのとか見たこと無いですから。(笑)
・そういう意味でね。アツアツではあってもフワッとした愛でしかなかったという。(笑)
・互いのどこに惹かれていたか、実はあんまりよく分かっていなかった。(笑)
・という気持ちの悪い比喩はこれくらいにして、DAZN実況で語られていた皓太の(帰還後)「なぜ先発で出られないのか全然分からない」という発言。
・その時点では「へええ皓太もそんなこと言うようになったんだ、やっぱり代表含めて自信つけたんだな」と素直にポジティブに受け取っていたんですが。
・実際の試合でのプレーを見た後では、一転して"驕り"(おごり)の発言に聞こえて来て。(笑)
・まあ驕りというかね、要は"無心"の状態を脱したということだと思いますが。
・ロティーナの指導に無心に従っていた状態から、代表で同年代の選手たちの未熟なプレーと比較の機会を得て、あれ、俺凄いんじゃね?と。
・ただその"凄さ"が恐らくは下部組織時代も含めて専らコーチングへの順応という形で獲得して来たものだっただけに、芽生えた"自意識"の収まりどころがはっきりしないという、そういう状態かなと。
・てっきりその段階は一応通過済みなのかなと思っていたんですが、思ったよりもまだプリミティブな学習段階にいたらしい。
・最終的にはやっぱり、"考える"ところに皓太の個性は無いような気はするんですが。
・それが皓太の現代性というか。(参考「タスク化・人工知能化する個人戦術――考えないサッカーの時代へ」)
・以上、次の試合での再びの不発も含めた、感想になりますが。
・とにかくこの試合に関しては、今まで通り優平を使った方が多分良かったなと、思わせる場面があちこちに。
・皓太がいない間に優平がチームと築いた関係歩んだ"歴史"の堅固さを、再認識させられたというか。
・遠距離恋愛は難しいですね。(笑)

・それはともかくチームは・・・
・何すかね、この粘りの無さとテンションの低さは。
・"引いた相手を崩せない"も勿論そうなんですけど、それ以上に気になったのは相手の攻勢の時に簡単に攻め込まれ過ぎること。
・プレスとか守備とかいうよりも、"中盤"の弱さというかクッションの無さという感じ。
・まとめて有機的なボールキープが出来なくなっているという問題?
・皓太はその"原因"というよりも、チーム全体の強度の低さに巻き込まれた印象の方が強い。
・「OFF」と「強」しかスイッチが無いようなところのある選手なので(笑)、"弱"でのプレーの仕方が分からない。
・ただ前節までの"途中投入"にしろ今節の先発にしろ、チーム側の期待としては正にそのスイッチを入れて欲しいプレー強度を上げて欲しいというのが主なものであったはずなので。
・結果として期待外れだったには違いない。
・いっそDAZNの試合前予想が勘違いしていたように、「3トップの右」で使った方が、良かったような気もしないではないです。最初は。
・そこでまず比較的単純な仕事でチームに"入れ"て、その後また中盤に。
・まあ結果論ですけど。僕もそこまで慎重に考えていたわけでは、実際に無い。(笑)
・とにかく見事なまでに、"林の一発"だけの試合でした。ありがたや。
年一(ねんいち)声が出ました僕も。(笑)


甲府戦 ●0-1

GK 上福元
DF 田村、井林、平、奈良輪(→林陵)
MF 内田、渡辺皓、佐藤優
FW 藤本(→泉澤)、ドウグラス、アラン(→李)

・前半0-0で終わった時点で、凄く負けそうだなと。
・普段試合中は基本オフライン(DAZN以外は)なんですが、ライブじゃなかったのでそんなつぶやきなども。
・攻勢の時間帯の形は悪くなかったですし、前節ほどはっきりした綻びも見えなかったんですが、それだけに逆に全体的な淡白さというか"勝つ気"の無さをあからさまに感じてしまいました。
何となくやってるよねという。それで負ける"機会"を座して待ってるというか。
・後半に入っての皓太の退場も、"原因"というよりは"とどめ""象徴"みたいな印象でした。
・何でこんなことになってるのか。

・メンバーは前節から皓太据え置きで、一方梶川がベンチからも外れて代わりに優平がパートナーに。
・何かいかにも梶川が悪かった風ですが、多分そこまでの意味は無くてそれなりに厚い選手層の中でのポジションごとの取捨選択の結果、ある意味たまたまそうなった感じではないかと思いますが。(怪我とかでなければ)
・今節は藤本の代表出向前の最後の出場機会試合でもありましたし、そこにレアンドロのベンチ復帰も重なって。
・皓太についてはまあ、やはり何としても慣らす時間を与えたい、戻って来てくれという、そういう思いがあったことでしょうし。
・それにしてもまあシーズンも終盤に来て、中盤から前のメンバーがえらく固まらない印象はありますね。
・DFラインについては選択肢もそんなに無いので、逆に試合ごとの変更意図はかなりはっきりしているように思いますが。
・対して前の方は何か、色々やってどれか当たってくれというか、"苦慮"している感じが非常に。(笑)
・ただ少しやり過ぎて、いつも"暫定"感が漂って、それでプレーが軽くなってるみたいなところはあるのかも知れません。
・でも少し前まではそれが(ロティーナが)"必死に勝ちに行っている"姿にも見えていた、そうチームに影響していたようにも思うので・・・
・難しい。"チームは生き物だ"という言い方で逃げるしか。(笑)
・まあロティーナヴェルディのプレー強度の低さというか時間かけても余り"煮詰まらない"感じというのは、一試合二試合の選手起用の結果ではないですよね。
・web版footballistaの陵平インタビューでは、「モチベーター」ロティーナが強く推されていて、ええっ?という感じでしたが。

『どちらかと言うとモチベーションを上げる言葉とかがうまくて。(中略)戦術的なことよりは自分たちのチームの姿勢とかメンタル面とか、そういう話をよくしますね。その話し方がすごくうまい。言葉でチームをまとめる力がある、すごいモチベーターだと思います。ヴェルディはコーチのイバンがトレーニングを主に見る、どちらかと言うと海外スタイルなんです。』(林)

・ピンと来ないなあ。おじいちゃんが孫に甘い顔をしていい気持ちにさせる、そういう"モチベート"じゃないの?とか。(笑)
"腐る"選手を出さないという方の手腕は、確かにある気がしますし。
・ただピンポイントでまとめたり駆り立てる方は・・・疑問。
・イバンとの"分業"が行き過ぎてサッカーの内容と関係が薄くなってるとか、色々と悪い想像もしてしまいますが。
・まあ分かんないですね。紙ボリスタにも分析記事が載っているらしいので、今日明日にも読んでみようと思いますが。
・字小さくて辛いんですよね、紙のは。(笑)
・話戻して"この日"の布陣ということで言えば。
・佐藤優平の良いところと悪いところの、両方が目立った試合だったかなと。
・既に言ったように"ポジショナル学校"の屈指の優等生なのは間違いのないところで、だからこそ梶川を外して優平などというこの日の選択もあり得たわけでしょうが。
・ただ山形時代には"長髪のチャラ男アタッカー"という印象が主だった(僕だけ?(笑))ように、基本的にはひらめきの選手なので潤滑油までは出来てもベースを作るには、余り向いていない。
・梶川や潮音の作り出す、プレーの連続性や文脈性とは、性格の違うプレーというか。
・皓太が盤石ならそれでも何とかなったかも知れませんが、逆に皓太を気遣いながらやがては皓太が"いなくなって"しまった状況では、頑張るんだけれど空回りという場面が時間を追うごとに増えて行った印象でした。
・一つ一つは必ずしも悪いプレーではないんですけど、全体の中での機能としてはどうも不安定。
・結論としては"無い"かなという、この組み合わせは。少なくとも今は。


水戸戦 〇1-0

GK 上福元
DF 奈良輪、井林、平、香川
MF 内田、梶川、佐藤優(→潮音)
FW 李(→アラン)、ドウグラス、泉澤(→林陵)

・悪くなかったと思います。
・ここ数試合の中では一番"締まった"感じの印象のプレー。
"負け"効果かなあという気は凄くしますけど、前節の。
・なんだかんだ・・・おお7試合ぶりの負けだったか、天皇杯を除けば。
・実際的には"勝ち点"で考えるべきなのかもしれませんが、やっぱり"負け"ってショックですよね(笑)、そんなに負けないチームではありますし。
・とにかくこれくらいが最低レベルでお願いしたいですね、時期も時期ですし。
・梶川が戻ってそこに関しては安定感が出て、そして本来の担当の"ひらめき"に専念した優平がいい仕事をして、チーム状態への疑心を除けば比較的順当勝ちという内容ではあったと思います。
・やれば出来るじゃんというか。
・ただ凄く良かったというわけでも課題が解決されたわけでもなくて、意外と書くことが無いので一つ現在の状態の整理にスペースを割いてみると。

1.皓太の代表選出での長期間の離脱決定を承けて、"皓太のいない"状態への適応を強いられた。
2.基本的にそれは、後ろを重くして、皓太が担っていた縦断的な連携機能をある程度諦めた、"前後分断"的な状態への妥協という形であった。
3.その中で代わりの選手たちの台頭や能力の発見もあり、戦術的にはややいびつなからもそれなりに戦える状態にはたどり着いた。
4.人材的にも戦術的にもやや"軸"を失った状態下で、ロティーナの選手起用試合運用はこれまでにない"なりふり構わない"様相を呈し始め、それはよく働くこともあったが疲弊や"変化"の陳腐化という傾向も見て取れなくはない。
5.また"前後分断"に悪い意味で慣れてしまった選手たちが、攻守におけるポゼッションや繋ぎの感覚や根気を失ってしまったという印象も。(新説)
6.渡辺皓太は戻って来たが、戻って来ていない。


・状況的にはこんなところでしょうか。
・"5"は新説というほどではないかも知れませんが、あえて言挙げしたことは無かった内容だと思います。
・「昇格争いのプレッシャー」という別の"根本的"な要因については、ちょっと僕にはよく分からないです。取り立てては感じていないというか。
・他チームとの相対で、特に弱いという認識も。(ただし"この1試合"には余り強くないのは確か)
・やはり"チーム作り"の混沌の海に溺れているという方の印象が、僕は強い。
・それはそれとして、この現状を承けての直近のロティーナの考えをどう見るかと言えば。
・ここ2試合の皓太の先発起用には、離脱前の"原状"回復への望みはやはり感じますが。
・一方で最新水戸戦でもひときわ趣向を凝らした、いつにも増してフォーメーションの確定に諸説が出る(笑)やり方をしているように。
・はずれたたがを嵌め直す気は無いというか、遮二無二勝つんだという決意は高レベルで維持されているように感じます。
・それとチームがあんまり連動していない感じがするのがなんですが、とはいえ監督が進もうとする方向に進むしかないので。
・残り5試合頑張りましょうと、まとめとしてはそうとしかならないですねはい。
・多少の混乱は蹴散らす勢いで、一つ。(笑)
・アラン覇気出してくれー。(突然)


スポンサーサイト



テーマ:Jリーグ
ジャンル:スポーツ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック