2018年12月26日 (水) | 編集 |

メリークリスマス言いそびれましたね。
その内クリスマス"後夜"とかも、商業化されないですかね。
または"翌朝""後朝"(あとぎぬ)、英語だと"モーニングアフター"。凄い講談社っぽい。(笑)
『インハンド』
犯人の"行動予測"を語る時の切れ味は、むしろ医者的というか外科的な感じで、初めてこの人の"医学ものの名手"としての資質が「エンタメ」文体に上手く乗っかった感じがしました。
善とか悪とか"影響"とかではなく、それが真理なら論文は出せという叱咤も、迫力がありました。そこを曲げると逆に科学や学的知性の社会通念への"抵抗"力も失われてしまうので、基本的にはそれでいいと思います。その後学界や社会がそれをどう処理するかは、また別の検討課題だろうと。
『ストーカー浄化団』
犯人の強さが、なんか"プロ"のストーカーというかプロの"オタク"という感じで面白かったです。
でもさすがにあれは、何かの戦闘訓練を受けた経験がある感じですかね。
『ふたりソロキャンプ』
今回も本当に、"どちらの気持ちもよく分かる"描写で、どうやら二人とも幸せになれそうで良かったです。
それはそれとして"ソロ"キャンプの楽しみの描写を見ていると、これ要するに「引きこもり」の楽しさだよなという感じがしました。"大自然の下"での引きこもり。
ちなみに一つの部屋で二人で引きこもる楽しさというのも、あると思います。気の合う友達となら。つまりは"ふたりソロキャンプ"。
『創世のタイガ』
なんかテクニカルな話で面白かった。
『めしにしましょう』
そろそろ終わりかなと思ってましたが、まだ続くのか。
よくネタが尽きないというか、不安定なまま安定しているなというか。
『妻に恋する66の方法』
嬉しいのはよく分かりますけど、しかし子供が読んで面白いものかなあ、福満さんの漫画。
あのゾンビ捕まえる話とか?

『天国大魔境』
1位かあ。
どうも設定が多過ぎて、途中から入った僕は未だに呑み込めてない部分が多いんですよね。
多分その"設定"の凝り具合が、"1位"の要因なんでしょうけど。
『ブルーピリオド』
こっちの4位は当然という感じ。
"芸大受験"という題材そのものも確かにユニークではありますが、そこから予想される「美術」と「青春」の普通の足し算を遥かに上回る作品になっているのは、これはもう作者自身の凄さだと思います。
部分的に似た作品は、過去に結構あった気かするんですけど、なんかぶっち切ってますねこれは。
『おおきく振りかぶって』
「投げられない球にうなずくのは怖い」というのは分かる気がします。
"わがまま"と"盲従"との間にある感覚というか、レンにも出来るタイプの自己主張というか。"怖い"という感覚を上手く組み込んでいるのがミソ。
『はしっこアンサンブル』
工業高校の超少数派女子ならではの結束が、なんかいいです。(笑)
"カースト"形成以前の人間関係というか。
大学の非チャラ系サークル内の女子関係なども似たところはありますが、ただ大学の場合は学力である程度選別がされているので、最初から似たタイプが集まっていてそこが少し違う。
『猫が西向きゃ』
"悪友"登場で『蟲師』感が強くなりましたけど(笑)、楽しくていいです。
『プ~ねこ』
書くこと無いけど本当に安定して面白い。
単行本買おうかなあとも思いますけど、アニメが面白かったので本当はそっちが希望。
『マージナル・オペレーション』
これこそランク入りしてないんですかね、相当凄いと思いますが。
単なるハードボイルドになってないところが好き。"浦沢直樹"で終わってないところというか。
何度も言いますけど、"スタイル"意識が優位過ぎる漫画って、ほんと興味ないんですよね。分かり易いんで人気は出ますが。
『イサック』
これも不思議な作品ですよね。
「歴史劇」+「ハードボイルド」で"終わり"そうなところですけど、何か常に余白というかはまらないところがある。他の真刈原作ものと比べても。
『フラジャイル』
"完璧主義"は破綻を招くけれど、完璧主義を完璧に排してしまうのも別の完璧主義で、AllからNothingに転じてしまって必要な"あがき"の芽も摘んでしまうという話。(分かり難い?)
何にせよ物事を綺麗に(ポジティブにもネガティブにも)処理しようとし過ぎると、必ず現実から裏切られるというそういうこと。(多分)
『大上さん、だだ漏れです。』
これも相変わらず設定が呑み込めないまま(どっちがどういう体質?)読んでますけど、さほど不便は感じてません。(笑)
まあ感情が分かればそれで。
『波よ聞いてくれ』
そうか、ラジオDJの話だったのか。教団潜入のところから読んだので知らなかった。(笑)
むしろこっちが面白い感じ。
『来世は他人がいい』
なるほど、"女友達"の部分もカバー出来る"恋人"なのねあの男は。
それでこれから女友達に嫉妬される。
凄く良さの説明が難しい作品ですけど、遠からずドラマ化されそうですね。
『ソフトメタルヴァンパイア』
終了。
この人は絵の柔軟性をもう少し何とかしないと、この先幅が広がりづらいと思います。
この作品も、どうも僕は最後まで違和感がありました。
イブニングの格闘技漫画で世に出た時は、"硬さ"がむしろ味になってたんですけど、ただそこから成長してない感じ。
『青野くんに触りたいから死にたい』
これも設定は少し難解なんですけど、ストーリー自体がゆっくり設定を説明するように出来上がっているので、読み易いですね。
がっちりした初期設定に頼る作品は、閉鎖的になりがち。
『概念ドロボウ』
ヒロインは凄いのか結局狂言回しでしかないのか、今もってよく分からないところがあります。
まあ6:4くらいの配分かな?(笑)
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